JP2789600B2 - 周波数推定方式 - Google Patents

周波数推定方式

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は周波数推定方式に関し、特に広帯域雑音にう
ずもれたライン・スペクトラム信号から、正確なライン
・スペクトラムの周波数及び位相をディジタル演算によ
り推定する方式に関する。
〔従来の技術〕
従来、広帯域雑音にうずもれたライン・スペクトラム
成分を含むディジタル・サンプルされた信号列から周波
数推定を行う方式として、田部井,上田らによる「信学
論(A)J70-A,No.5,pp.798-805,(1987-5):FFTを用い
た高精度周波数決定法」に記載されたものがある。
このものは、ウィンド操作を用いる方式である。すな
わち、この方式は、入力信号列に対し、ウィンド操作を
行い、FFT(Fast Fourier Transform)により、周波数
領域に変換している。そして、振幅スペクトラムの絶対
値の最も大きいサンプルXm、そのときの周波数fm、及び
隣接するサンプルXm-1又はXm+1との比r,sを求める。こ
れは、次のようにして行う。すなわち、Xm,Xm-1,Xm+1
用いて、次に、XmとXm-1及びXmとXm+1の比r,sを次式に
より求める。
上記Xmとfmと上記式(1)の結果を用いて、次式の様
に周波数と位相を補間し、周波数推定値2、及び位相
推定値 を求める。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかし、このものにあっては、次のようなS/Nの劣化
や構成面での難点がある。
すなわち、上述した従来の方式は、ハミング・ウィン
ドを用いているが、この場合4dBのS/N劣化を生じる欠点
があり、また、ハード・ウェアも複雑化する欠点があ
る。多数のライン・スペクトラムの存在が予想される場
合は、サイドローブ特性の改善のためにウィンド操作は
必須であるが、1本のスペクトラムしか存在しない場
合、ウィンド操作は、かならずしも必要でなく、また、
上述のようにウィンド操作はハード・ウェアが複雑とな
る。これらのことから、復調器などの応用において低い
S/N状態で、しかも限られた数のサンプルから、正確に
リアルタイムで周波数推定を行う必要のある場合、出来
る限り損失の少ない方式で、これらの要求を満たす方式
が実現できれば望ましい。
本発明の目的は、かかる点に着目し、損失が少なく、
かつ少ないデータ数で能率の良い推定が可能であり、し
かもハード・ウェアの簡略化が可能な周波数推定方式を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の周波数推定方式は、 複素サンプル・データブロックに対し、周波数変換及
びディスクリート・フーリエ変換を行う手段と、 各ディスクリート・フーリエ変換においてブロックを
2つに分割して前記フーリエ変換に係る積算値を求め、
これらの値を用いて各々のピークを求める手段と、 前記求められたピークの積算値を選択し、選択された
2つの積算値の複素平面状の各々の角度に基づく2つの
時間的角度変化量から周波数推定値を求め、前記2つの
角度からデータブロックの特定時間の位相推定値を求め
る手段とを備えたことを特徴としている。
〔作用〕
周波数及び位相の推定に際し、複素サンプルに対し周
波数変換を行い、さらにディスクリート・フーリエ変換
(DFT;Discriete Fourier Transform)を行う。ディス
クリート・フーリエ変換においては各サンプルに対し、
1ブロックは2個以上に区分され、各区分ごとの積算が
なされる。
本発明では、従来のようなS/N劣化を生ずるウィンド
操作は必要とされず、周波数変換後のディスクリート・
フーリエ変換は、少ないデータ数に対し能率の良い推定
を可能とし、また、従来のFFTの複雑なシーケンス制御
の必要性も排除される。
〔実施例〕
次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例に係る周波数推定方式を説
明するためのブロック図である。
第1図に示す如く、本実施例方式では、複素乗算器1
と、ローカル発振器2と、A/Dコンバータ3,4と、タイミ
ング発生回路5と、DFTブロックB1〜BNと、演算処理回
路10とを用いる。
ローカル発振器2の出力が印加される複素乗算器1に
入力信号が供給され、演算処理回路10から得られる出力
を用いて周波数及び位相 を推定する。
複素乗算器1の出力が供給されるA/Dコンバータ3,4に
は、タイミング発生回路5の出力が印加されており、そ
れらの出力はそれぞれDFTブロックB1〜BNに供給される
ようになっている。
各DFTブロックB1〜BNは、ローテータ6と、アキムレ
ータ8と、メモリ9と、角度指定ROM7から成っており、
各A/Dコンバータ3,4の出力はそれぞれのローテータ6に
供給され、また、それぞれの角度指定ROMには、タイミ
ング発生回路5の出力が印加されるようになっている。
各ローテータ6及び角度指定ROM7は、これによって、
各A/Dコンバータ3,4からの出力の複素乗算を行う。
演算処理回路10には、各DFTブロックB1〜BNのメモリ
9からの出力が入力されるようになっている。
第1図に示した構成の装置によって、複素サンプル・
データブロックに対し、周波数変換及びDFT、すなわち
ディスクリート・フーリエ変換を行う機能を有し、各デ
ィスクリート・フーリエ変換においてブロックを2個以
上に分割して前記フーリエ変換に係る積算値を求め、こ
れらの値を用いて、演算により周波数推定値及び位相推
定値を得る周波数推定方式を実現するようにしている。
更に、第1図を参照して具体的に説明すると、以下に
述べるように、周波数の決定にあたり、L個の複素サン
プルに対しN回の周波数変換を行い、さらにこれらに対
しDFTを行う。DFTにおいては、各サンプルに対し、回転
因子を乗じた後、1ブロックをM個に区分し、各区分ご
との積算を行う。そして、この様にして得られたL・N
・M個のデータに対し、演算処理により周波数及び位相
値の推定値を求める。
第1図において、今、入力信号が供給されると、入力
信号は複素乗算器1により直交復調される。その出力は
2組のA/Dコンバータ3,4によりディジタル変換され、L
サンプルのブロックにされる。ディジタル変換された複
素出力は、ローテータ6及び角度指定ROM7により複素乗
算される。さらにこの複素乗算結果は、アキムレータ8
により、本実施例では次式に従い前半,後半に分けて積
算され、メモリ9にストアされる。
ただし、xnは入力サンプルを示す。
ここで、上記式(5),(6)において、Aを1とす
ると、XFk+XBkはDFTの式となるが、DFTは|Xk|,|Xk+1
|の中間における落ち込みが約4dBとなり、感度偏差が
大きくなるため、A=0.5を用いる。この場合、1ブロ
ックのデータは2L個のXF,XBに変換される。これらの結
果はメモリ9にストアされ、さらに演算処理回路10に入
力される。演算処理回路10ではXFk+XBkの絶対値を求
め、さらに絶対値が最大となるkを求め、その時のkの
値をmとする。その時のXFm,XBm及びfmより、次式に基
づき、周波数及び位相 を推定する。
以上のようにして、周波数及び位相の推定値を求める
ことができる。本方式は、広帯域雑音にうずもれたライ
ン・スペクトラム信号から、正確なライン・スペクトラ
ムの周波数及び位相をディジタル演算により推定する場
合に用いて適している。
本実施例では、前、後のブロックに区分されているた
め、通常のFFTは用いることができないが、復調器のよ
うに比較的低いS/N、短いブロック長(最大256程度)の
場合、ローテータをROMで構成することができ、DFTを用
いることによりFFTの複雑なシーケンス制御が必要なく
なるため、ウィンド操作によるものに比べてこの点でも
ハード・ウェアの複雑化が避けられ、特に復調器などへ
の応用において効果的である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、ウィンド操作
を必要とせず、これによる損失を防ぐことができる。又
通常のDFTに比べ周波数変換後のDFTを行うことにより、
フィルタ特性の谷を減少させ、少ないデータ数に対し能
率の良い推定が可能となる。
更に、DFTを用いることによりFFTの複雑なシーケンス
制御も必要なくなるため、全体としてはハード・ウェア
の簡略化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す図である。 1……複素乗算器 2……ローカル発振器 3,4……A/Dコンバータ 5……タイミング発生回路 6……ローテータ 7……角度指定ROM 8……アキムレータ 9……メモリ 10……演算処理回路 B1〜BN……ディスクリート・フーリエ変換ブロック
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01R 23/02 G01R 23/16 G01R 25/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複素サンプル・データブロックに対し、周
    波数変換及びディスクリート・フーリエ変換を行う手段
    と、 各ディスクリート・フーリエ変換においてブロックを2
    つに分割して前記フーリエ変換に係る積算値を求め、こ
    れらの値を用いて各々のピークを求める手段と、 前記求められたピークの積算値を選択し、選択された2
    つの積算値の複素平面状の各々の角度に基づく2つの時
    間的角度変化量から周波数推定値を求め、前記2つの角
    度からデータブロックの特定時間の位相推定値を求める
    手段とを備えたことを特徴とする周波数推定方式。
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JP2002040066A (ja) * 2000-07-26 2002-02-06 Furuno Electric Co Ltd 信号周波数算出方法および信号処理装置
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田部井,上田,"FFTを用いた高精度周波数決定法",電子情報通信学会論文誌A,昭和62年5月,Vol.J70−A,No.5,P.798−805

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