JP2789337B2 - ファクシミリ装置の伝送方式 - Google Patents

ファクシミリ装置の伝送方式

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JP2789337B2
JP2789337B2 JP63226434A JP22643488A JP2789337B2 JP 2789337 B2 JP2789337 B2 JP 2789337B2 JP 63226434 A JP63226434 A JP 63226434A JP 22643488 A JP22643488 A JP 22643488A JP 2789337 B2 JP2789337 B2 JP 2789337B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ファクシミリ装置に関する。
[従来の技術] ファクシミリ通信において、画情報の伝送エラーが発
生した場合に、画情報の再送信を行なうCCITT勧告のエ
ラーコレクションモード(以下、ECMという。)が知ら
れている。
第9図は、このECMで画情報を伝送する部分の伝送制
御手順の一例を示したものである。すなわち、送信側
は、受信側でのモデムトレーニングが成功してCFR信号
を受信すると、1ブロックの画情報を送信する。この1
ブロックの画情報は、最大256フレームの画情報フレー
ムに同期用のフラグおよびRCP信号が付加されて構成さ
れている。そして、この後、PPS・NULL,PPS・EOMなどの
PPS信号により、送出した画情報フレーム数を受信側に
通知する。
受信側は、送信された上記データフレームとPPS信号
とを受信し、その画情報に伝送エラーがあった場合、PP
R信号により、エラーフレームの位置を送信側に通知す
る。
次いで、送信側は、そのエラーフレームの画情報によ
り1ブロックの画情報を構成して、同様に再送信する。
この再送信において、伝送エラーがあると、同様に再
送を繰り返すが、通常、PPR信号を4回受信すると、CTC
信号によりモデムのデータ伝送速度のシフトダウンを通
知し、受信側からCTR信号を受信すると、シフトダウン
したデータ伝送速度でさらに画情報を再送する。
ここで、受信側が伝送エラーなく画情報を受信する
と、MCF信号を送出し、送信側は次のブロックの送信な
どに移行する。
ところで、回線品質が悪い場合、上記のように3回再
送信を実行しても送信が不成功で、データ伝送速度をシ
フトダウンして始めて送信が成功するという場合が考え
られる。
ここで、例えば、データ伝送速度が9600bpsにセット
され、このとき回線状態が悪く、送信した画情報フレー
ムの内の2/3がエラーになる状態で、画情報をNフレー
ム送信する場合を考える。
この場合、9600bpsにおいて、1回目にNフレーム送
出されて、その後、それぞれ送出したフレームの2/3づ
つが3回再送されるので、9600bpsにおいて、再送する
フレーム数の合計Ntは、 Nt=N(2/3+4/9+8/27)=1.4N …(1) となる。ここで、1フレーム内のデータ量をXビットと
すると、伝送時間T1は、 T1=(1.4N・X)/9600=0.0001458・N・X…(2) となる。次に、7200bpsにシフトダウンして再送すると
きのフレーム数は16N/81であるから、その伝送時間T
2は、 T2=(16N・X/81)/7200=0.0000274N・X …(3) となる。ここで、伝送エラーなく送信が成功したとする
と、伝送時間の合計Ttは、 Tt=T1+T2=0.0001732N・X …(4) となる。いま、例えば、フレーム数NがN=100、デー
タ量XがX=2048とすると、伝送時間の合計Ttは、Tt=
35.47(秒)となる。
[発明が解決しようとする課題] このように、従来は、回線状態が悪く、伝送エラーが
発生しやすい場合、無駄な再送信処理を3回実行するの
で、その分通信時間が長くなっていた。
ところで、データ伝送速度をシフトダウンする場合、
受信側が、PPR信号送出した後、CTC信号を受信して、CT
R信号の送出完了まで、通常、約3秒間かかる。また、
受信側は、PPR信号送出後、送信側から、CTC信号を受信
する場合と、画情報を受信する場合とがあるが、受信側
のモデムに、両者を同時に受信する機能がない場合があ
る。
そのような装置では、モデムを、まずCCITT勧告V.29
規格等に対応する画情報の受信状態に設定し、一定時間
画情報が受信されない場合、次に、V.21規格等に対応す
る手順信号受信状態に設定して、再送されるCTC信号を
受信するようにしている。この場合には、上記3秒の上
に、さらに約4.5秒かかっていた。
このように、従来のECMによるファクシミリ通信は、
画情報再送の繰り返しやデータ伝送速度のシフトダウン
制御に時間がかかり、通信時間が長くなるという不具合
があった。
本発明は、上記の不具合を改善し、通信時間が短縮さ
れるファクシミリ装置の伝送方式を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] このために本発明は、1つの方法として、送信側は、
送信した画情報のフレーム数と、再送要求された画情報
のフレーム数とに基づいて、回線品質の良否を判定する
手段を備え、受信側より再送要求を受けて、回線品質が
悪いと判定した場合、画情報を伝送するモデムのデータ
伝送速度をシフトダウンするまでは、画情報送出のため
の所定のデータフレーム上には、画情報をセットしない
で送出すると共に、上記データ伝送速度をシフトダウン
した後、上記データフレーム上に上記再送要求に従った
所定の画情報をセットして送出するようにしている。
また、他の方法として、データ伝送速度のシフトダウ
ンを行なう際に、送信側から受信側にシフトダウンを通
知するCTC信号、および受信側から送信側への応答であ
るCTR信号の伝送を行なわないようにしている。このた
めに、シフトダウンを行なうか否かの判定を、送受信側
双方で行なうようにしたり、あるいは、受信側のみで行
なって、シフトダウンするデータ伝送速度を、再送要求
信号にセットして送信側に通知するようにしたりしてい
る。
[作用] 回線状態が悪く再送処理を繰り返す場合には、データ
伝送速度をシフトダウンするまでは、データフレーム上
に画情報をセットしないで送出するので、データの伝送
時間が短縮されて全体の通信時間も短縮されるようにな
る。
また、データ伝送速度のシフトダウンを行なう際に、
シフトダウンを通知する手順信号およびその応答信号の
伝送を行なわないようにしたので、同様に通信時間が短
縮されるようになる。
[実施例] 以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施例を詳
細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係るファクシミリ装置
のブロック構成図を示したものである。図において、ス
キャナ1は原稿画像を読み取って画情報を取り出すもの
で、プロッタ2は画情報を記録紙に記録するものであ
る。
符号化復号化部3は、送信する画情報の符号化および
受信した画情報の復号化を行なうものである。画像メモ
リ4は、送受信する画情報を一時記憶するものである。
綱制御装置5は、回線の捕捉,発信先電話番号である選
択信号の送出,着信の検出などにより、所定の発呼動作
および着信動作を行なうものである。
モデム6は、画情報を変復調して伝送すると共に、伝
送制御手順における各種手順信号を伝送するものであ
る。通信制御部7は、これら網制御装置5とモデム6を
制御して、CCITT勧告の通常のG3規格およびECMによる所
定の伝送制御手順により、ファクシミリ伝送を実行する
ものである。
操作表示部8は、装置の動作状態を表示すると共に、
このファクシミリ装置に所定の送受信処理を実行させる
ための各種操作を行なうものである。
システムメモリ9は、送受信処理において必要な各種
情報を記憶するものである。システム制御部10は、マイ
クロコンピュータシステムから構成され、上記各部を制
御してこのファクシミリ装置の所定の動作を実行するも
のである。
本実施例のファクシミリ装置は、以上の構成で、画像
送信のための所定の設定操作が行われると、設定された
宛先に発呼する。いま、相手先がECM機能を有している
ものとすると、相手先が応答した後、両者の間で、ECM
による所定の手順が実行される。
第2図は、受信側となる相手先ファクシミリ装置がモ
デムトレーニングを終了し、CFR信号を送出する時点以
降の伝送制御手順の一例を示している。また、第3図
は、第2図に対応する画情報の送信手順を示したもので
ある。
すなわち、送信側となるこのファクシミリ装置は、CF
R信号を受信すると、同期用に構成されたフラグと画情
報フレームとRCP信号とで構成される所定の1ブロック
の画情報を送信する(処理21)。この1ブロックの画情
報フレームは、最大256フレームであり、この後、PPS・
NULL,PPS・EOMなどのPPS信号により、送出した画情報フ
レーム数を受信側に通知する(処理22)。
受信側は、上記データフレームとPPS信号とを受信
し、画情報の各フレームごとに、伝送エラーをチェック
する。そして、伝送エラーを検知すると、PPR信号によ
り、エラーフレームの位置を送信側に通知する。
ところで、いま、画情報のデータ伝送速度は、前記モ
デムトレーニングにおいて一定値に設定されており、一
定条件でシフトダウンさせるようにしている。また、送
信側は、各データ伝送速度において、受信するPPR信号
の回数をカウントする機能を有している。
ここで、上記PPR信号を受信すると(処理23のY)、
その受信回数をチェックする(処理24)。その受信回数
が同一データ伝送速度において、4回目以下であると
(処理24のN)、次に、そのPPR信号の前に画情報を送
出しているかどうか判定する(処理25)。いま、前記処
理21で1ブロックの画情報を送出している。この場合
(処理25のY)、送出した上記1ブロックの画情報の総
フレーム数Nと、上記PPR信号で再送要求されたエラー
フレーム数N′とにより、伝送データの誤り率EをE=
N′/Nとして算出する(処理26)。
次いで、その誤り率Eと予め設定されている上限値Es
とを比較する(処理27)。この上限値Esは、回線品質が
非常に悪くデータ伝送速度のシフトダウンが必要と考え
られるときの伝送データの誤り率に設定されている。
いま、このように回線品質が悪いものとすると、上記
誤り率Eが上限値Esを越える。この場合(処理27の
Y)、第2図に示すように、画情報フレームをセットせ
ず同期用フラグとRCP信号のみのデータフレームを再送
出する(処理28)。そして、PPS信号により、送出した
フレーム数がゼロであることを通知する(処理22へ)。
この場合、受信側は、要求した画情報が送出されない
ので、再びPPR信号を送出する。
送信側は、そのPPR信号を受信しても、画情報を送出
してない場合には(処理25のN)、前記と同様に、同期
用フラグとRCP信号のみ再送する(処理28)。
これにより、この後、再度PPR信号を受信し、上記動
作を繰り返すようになる。ここで、このPPR信号を4回
目に受信したとき(処理24のY)、第2図に示すよう
に、CTC信号を送出する一方、画情報のデータ伝送速度
を1段階シフトダウンするようにんん6を制御する。こ
れにより、受信側のモデムも対応するデータ伝送速度に
シフトダダウンされ、受信側からCTR信号が送出される
(処理29)。
ここで、送信側は、最初に受信したPPR信号により再
送要求された画情報フレームを前記フラグとRCP信号と
共に送出すると共に(処理30)、上記と同様にPPS信号
を送出する(処理22へ)。
これにより、画情報は、1段階低いデータ伝送速度で
再送出されるので、伝送データのエラーが減少、あるい
はなくなる。
いま、受信側は、伝送エラーなく画情報を受信しれた
とすると、MCF信号を送出する。送信側は、そのMCF信号
を受信すると(処理23のN)、続いて、次のブロックの
画情報の送信、あるいは通信終了のための所定の伝送制
御手順を実行する。
一方、以上の動作は、回線品質が非常に悪い場合であ
るが、回線品質が良好なときには、前記誤り率Eが前記
上限値Es以下になる。この場合(処理27のN)、第9図
に示した従来例と同様に、要求された画情報を通常のデ
ータフレームで再送出する(処理31)。そして、その再
送で伝送エラーなく送信されると、MCF信号が返送され
(処理23のN)、上記と同様に、所定の次の動作に移行
する。
以上のように、本実施例では、画情報送出後、受信側
より再送要求を受けたとき、送出したフレーム数と再送
要求されたフレーム数とにより、伝送データの誤り率E
を判定している。そして、その誤り率Eが上限値Esを越
えている場合、そのデータ伝送速度においては、フラグ
とRCP信号のみ送出して画情報の再送は行なわず、再送
手順のみ実行し、データ伝送速度のシフトダウン実行
後、通常どおり画情報を再送するようにしている。
ここで、前述と同様に、例えば、データ伝送速度が96
00bpsにセットされ、このとき回線状態が悪く、送信し
た画情報フレームの内の2/3がエラーになる状態で、画
情報をNフレーム送信する場合を考える。
この場合、7200bpsにシフトダウンしてから実際に画
情報の再送を行なうので、2N/3フレームまとめておこな
うので、その伝送時間T3は、 T3=(2・N・X/3)/7200=0.00009259N・X …(5) となる。
いま、例えば、フレーム数NがN=100、データ量X
がX=2048とすると、伝送時間T3は、T3=18.96とな
る。前述したように、上記と同一条件で、従来の伝送時
間の合計Ttは、Tt=35.47であったので、この場合、約1
7秒短縮されるようになる。
このように回線品質が悪い場合には、画情報の伝送時
間が短縮されるので、全体の通信時間も短縮されるよう
になる。
一方、再送要求を受けたとき、回線品質が比較的良好
な場合、誤り率Eが上限値Es以下になり、この場合、従
来どおりの再送処理により、正しい画情報の伝送が行な
える。
また、本実施例での伝送制御は、CCITTの勧告のECMに
準拠しているので、受信側には、従来のファクシミリ装
置をそのまま使用することできる。
なお、上述の実施例では、データの誤り率Eが制限値
Esを越えると、そのデータ伝送速度では、必ず画情報を
セットしないデータフレームを再送するようにしたが、
特定のデータ伝送速度のときのみ画情報をセットしない
ようにしたり、最低速度では通常どおり再送するなど、
任意に送信条件を設定することができる。
さて、上述の実施例では、データ伝送速度のシフトダ
ウンを行なう場合、送信側はCTC信号を送出して、受信
側はCTR信号により応答しているが、次に、CTC,CTR信号
を使用しないで、ファクシミリ通信を行なうようにした
他の実施例を説明する。
第4図は、この場合の送信側における画情報の送信手
順、第5図は受信側における画情報の受信手順をそれぞ
れ示したものである。なお、第4図において、第3図と
同一符号は同一処理を示している。
すなわち、送信側は、前記と同様に、まず、1ブロッ
クの画情報を送信し(処理21)、次いで、PPS信号によ
りフレーム数を通知する(処理22)。そして、PPR信号
を受信すると(処理23のY)、送信した総フレーム数N
に対するエラーフレーム数N′の割合である誤り率Eを
算出する(処理26)。次に、その誤り率Eと予め設定さ
れている上限値Esとを比較する(処理27)。
そして、誤り率Eが上限値Es以下の場合には(処理27
のN)、いま設定されているデータ伝送速度のままで、
要求された画情報を再送出する(処理31)。
また、誤り率Eが上限値Esを越えた場合には(処理27
のY)、画情報のデータ伝送速度を1段階シフトダウン
するようにんん6を制御した後(処理32)、所定の画情
報を再送出する(処理31)。
一方、受信側は、第4図に示すように、まず、前記送
信側からの1ブロックの画情報を受信する(処理40)。
そして、エラーフレームを検出した場合(処理41の
Y)、PPR信号を送出して再送要求する(処理42)。
次に、1ブロックで受信した画情報フレームの総数N
に対するエラーフレーム数N′の割合である誤り率E
を、送信側と同様に算出する(処理43)。従って、ここ
で算出される誤り率Eは、送信側で算出される誤り率E
と同一値になる。
次いで、その誤り率Eと予め設定されている上限値Es
とを比較する(処理44)。この上限値Esも送信側で設定
されているものと同一値が設定されている。
そして、誤り率Eが上限値Es以下の場合には(処理44
のN)、いま、設定されているデータ転送速度で、再送
される画情報を受信する(処理45)。
また、誤り率Eが上限値Esを越えた場合には(処理44
のY)、画情報のデータ伝送速度を1段階シフトダウン
するようにんん6を制御した後(処理32)、その画情報
を受信する(処理45)。
以上のように、本実施例では、送信側と受信側とで、
同一の計算を行なうことにより、シフトタウンするか否
かを決定するようにしている。
これにより、例えば、いま、第6図に示すように、96
00bpsのデータ伝送速度で、画情報を1ブロック再送し
たとき、回線状態が悪くて伝送エラーが多発したとす
る。この場合、送受信側双方で、んん6のシフトタウン
制御が同時に実行され、次の画情報の再送は、7200bps
のデータ伝送速度で実行されるようになる。
従って、第2図あるいは第4図で説明した伝送制御手
順のように、CTC信号やCTR信号を送受する必要がなくな
ることにより、その信号の伝送に要する前述した3秒あ
るいは4.5秒という通信時間が短縮されるようになる。
さて、次に、シフトダウンの要否の判定を受信側のみ
で行なうようにした本発明のさらに別の実施例を説明す
る。
第7図は、この場合の受信側の画情報受信手順を示し
たもので、図中、第4図と同一符号は同一処理を示して
いる。
この場合、画情報を1ブロック受信し(処理40)、エ
ラーフレームがあった場合(処理41のY)、誤り率Eを
算出して(処理42)、その誤り率Eと制限値Esとを比較
する(処理44)。
ところで、第8図は、本実施例におけるPPR信号のフ
レーム構成を示したものである。このPPR信号の1フレ
ームは、従来と同様に、2つのフラグシーケンスFの間
に、アドレスフィールドAF、コントロールフィールドC
F、ファクシミリコントロールフィールドFCF、ファクシ
ミリインフォメーションフィールドFIF、フレームチェ
ックシーケンスFCFが配設されて形成されている。
そして、ファクシミリインフォメーションフィールド
FIFには、エラーフレーム情報がセットされる。このエ
ラーフレーム情報は、例えば、1ブロックが256フレー
ム構成の場合、256ビット分、つまり32バイトで構成さ
れる。また、このほかに、本実施例では、データ伝送速
度を示す1バイトのデータがセットされるようになって
いる。このデータは、例えば、16進表記で“00"の場合9
600bps、“01"が7200bps、“02"が4800bps、“03"が240
0というように、各データ伝送速度が示される。
受信側では、前記誤り率Eと制限値Esとを比較して
(処理44)、誤り率Eが制限値Es以下であれば(処理44
のN)、その時点で設定されているデータ伝送速度をPP
R信号にセットして送出する(処理47)。
また、誤り率Eが制限値Esを越えている場合(処理44
のY)、モデムを1段階低いデータ伝送速度に制御する
と共に(処理46)、そのシフトダウンするデータ伝送速
度をPPR信号にセットして送出する(処理48)。
一方、送信側は、本実施例では、このPPR信号を受信
して、セットされているデータ伝送速度を読み取り、モ
デムをそのデータ伝送速度に制御する。そして、そのデ
ータ伝送速度で画情報の再送を実行する。受信側は、再
送されるその画情報を受信する(処理45)。
以上のように、本実施例では、受信側のみでシフトダ
ウンの要否を判定すると共に、設定するデータ伝送速度
を、PPR信号により送信側に通知することにより、CTC信
号やCTR信号を送受を不要にしている。これにより、前
述の実施例と同様に、通信時間が短縮されるようにな
る。
なお、以上の各実施例では、誤り率Eと一定の制限値
Esとを単純に比較することにより、再送情報に画情報を
セットするかどうか判定したり、データ伝送速度をシフ
トダウンするかどうか判定したりするようにしたが、こ
の場合、さらにそのときのデータ伝送速度や再送回数等
を考慮して他の演算方法により、上記判定を行なうよう
にしてもよい。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、1つの方法として、
送信側は、受信側より再送要求を受けると、送信した画
情報のフレーム数と、再送要求された画情報のフレーム
数とに基づいて、回線品質の良否を判定し、回線品質が
悪いと判定した場合、画情報を伝送するモデムのデータ
伝送速度をシフトダウンするまでは、所定のデータフレ
ーム上には画情報をセットしないで送出すると共に、上
記シフトダンウンをした後、上記データフレーム上に上
記再送要求に従った所定の画情報をセットして送出する
ようにしたので、回線品質が悪い場合、データの伝送時
間が短縮され、全体の通信時間も短縮されるようにな
る。
また、他の方法として、データ伝送速度のシフトダウ
ンを行なう際に、シフトダウンを通知する手順信号およ
びその応答信号の伝送を行なわないようにしたので、、
同様に、通信時間が短縮されるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るファクシミリ装置のブ
ロック構成図、第2図は伝送制御手順の一例を示す説明
図、第3図は画情報の送信手順の動作フローチャート、
第4図は本発明の他の実施例における画情報の受信手順
の動作フローチャート、第5図はその実施例における画
情報の送信手順の動作フローチャート、第6図はその実
施例における伝送制御手順の一部を示す説明図、第7図
は本発明のさらに別の実施例における画情報の受信手順
の動作フローチャート、第8図はその実施例におけるPP
S信号のフレーム構成図、第9図は従来の伝送制御手順
の一例を示す説明図である。 1……スキャナ、2……プロッタ、3……符号化復号化
部、4……画像メモリ、5……網制御装置、6……モデ
ム、7……通信制御部、8……操作表示部、9……シス
テムメモリ、10……システム制御部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CCITTのエラーコレクションモードに準拠
    して画情報を伝送するファクシミリ装置の伝送方式にお
    いて、送信側は、送信した画情報のフレーム数と、再送
    要求された画情報のフレーム数とに基づいて、回線品質
    の良否を判定する手段を備え、受信側より再送要求を受
    けて、回線品質が悪いと判定した場合、画情報を伝送す
    るモデムのデータ伝送速度をシフトダウンするまでは、
    画情報を伝送するデータフレームに画情報をセットしな
    いで送出する一方、上記データ伝送速度をシフトダウン
    した後、上記データフレーム上に上記再送要求に従った
    画情報をセットして再送出することを特徴とするファク
    シミリ装置の伝送方式。
  2. 【請求項2】CCITTのエラーコレクションモードに準拠
    して画情報を伝送するファクシミリ装置の伝送方式にお
    いて、送信側および受信側には、画情報の再送および再
    受信動作を実行する前に、データ伝送速度のシフトダウ
    ンを行なうか否かを同一条件に基づいて判定するシフト
    ダウン判定手段をそれぞれ備えると共に、送信側には、
    上記シフトダウンを行なう場合に、受信側に上記シフト
    ダウンを通知する手順信号を送出しないで、上記シフト
    ダウンしたデータ伝送速度で画情報を再送する画情報再
    送手段を備える一方、受信側には、上記手順信号を受信
    した場合の応答信号を送出しないで、再送される上記画
    情報を受信する画情報受信手段を備えたことを特徴とす
    るファクシミリ装置の伝送方式。
  3. 【請求項3】CCITTのエラーコレクションモードに準拠
    して画情報を伝送するファクシミリ装置の伝送方式にお
    いて、受信側には、1ブロックの画情報を受信して伝送
    エラーを検知した場合、データ伝送速度のシフトダウン
    を行なうか否かを一定条件に基づいて判定するシフトダ
    ウン判定手段と、上記シフトダウンを行なう場合、送信
    側に再送要求を通知する手順信号に、次に設定するデー
    タ伝送速度を示す情報をセットして送出する手順信号送
    出手段と、送信側から上記データ伝送速度で再送される
    画情報を受信する画像受信手段とを備える一方、送信側
    には、上記手順信号にセットされた情報に従ったデータ
    伝送速度で画情報を再送する画情報再送手段を備えたこ
    とを特徴とするファクシミリ装置の伝送方式。
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JP2950209B2 (ja) * 1995-08-21 1999-09-20 日本電気株式会社 ファクシミリ装置およびファクシミリ通信方法
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