JP2788863B2 - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JP2788863B2
JP2788863B2 JP7009406A JP940695A JP2788863B2 JP 2788863 B2 JP2788863 B2 JP 2788863B2 JP 7009406 A JP7009406 A JP 7009406A JP 940695 A JP940695 A JP 940695A JP 2788863 B2 JP2788863 B2 JP 2788863B2
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喜市 上村
敬仁 横山
弘明 土居
健次 合田
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HAAMAN KK
SHINKO TETSUKU KK
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HAAMAN KK
SHINKO TETSUKU KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料ガスと燃焼用空気
との混合気を燃焼する炎口が一端面に形成され、かつ、
この炎口に連通する混合室と、この混合室に燃料ガスお
よび燃焼用空気を導入する導入口とが形成された偏平な
燃焼部を、互いに間隔を隔てて複数個並設するととも
に、これら燃焼部間に整流板を配設してある燃焼装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】このような構造の燃焼装置としては、上
述の偏平な燃焼部同士の間から二次空気を供給する形式
の燃焼装置や、偏平な燃焼部同士の間から一次空気混合
率の大きい淡混合気を吐出させて燃焼させる、いわゆる
濃淡燃焼装置など、種々の形式の燃焼装置が存在する。
そして、この種の燃焼装置においては、一般に燃焼部間
に配設の整流板を燃焼部に組み付け固定するのであり、
従来においては、この整流板をスポット溶接によって燃
焼部に接合固定していたのが通例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、スポット溶
接による接合では、どうしても作業工程が複雑となり、
燃焼装置のコストアップを招く結果となっていた。ま
た、その接合箇所を含めて燃焼部や整流板は、燃焼装置
の使用時にかなりの高温となるため、熱による膨張と収
縮の繰り返しによって接合箇所が外れるという欠点があ
った。また、音なりを生ずるという欠点もあった。特
に、整流板を複数枚配設する構造のものにあっては、ス
ポット溶接による接合では信頼性が低く、接合箇所の外
れ、位置のズレなどが一層顕著となる欠点があった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点を解決
するもので、その目的は、燃焼部への整流板の組み付け
作業の工程が、スポット溶接ほど複雑でなく、しかも、
組み付けた状態においては、容易に外れることもなく、
整流板をその組み付け位置へ正しく組み付けることので
きる燃焼装置の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明による燃焼装置の第1の特徴構成は、燃料ガ
スと燃焼用空気との混合気を燃焼する炎口が一端面に形
成され、かつ、この炎口に連通する混合室と、この混合
室に燃料ガスおよび燃焼用空気を導入する導入口とが形
成された偏平な燃焼部を、互いに間隔を隔てて複数個並
設するとともに、これら燃焼部間に整流板を配設してあ
る燃焼装置であって、前記燃焼部を形成する部材と前記
整流板とのいずれか一方に組み付け用の突片を、他方に
前記突片と係合する係合部を設け、前記突片と係合部と
によって前記整流板を前記燃焼部に組み付けるように構
成してある点にある。
【0006】第2の特徴構成は、前記係合部が貫通孔
で、この貫通孔内に前記突片を挿入して組み付けるよう
に構成してある点にある。
【0007】第3の特徴構成は、前記燃焼部を形成する
部材が板状体からなり、この板状体を張り合わせて前記
混合室や導入口を形成するとともに、この偏平な燃焼部
の長手方向の両端部において、前記板状体から一体的に
前記突片を突設してある点にある。
【0008】第4の特徴構成は、前記整流板が少なくと
も2枚あり、前記燃焼部に近接する内側整流板に前記突
片を挿入するための突片用貫通孔を形成し、かつ、前記
突片に爪片用貫通孔を形成して、前記内側整流板の外側
に位置する外側整流板から一体的に前記爪片用貫通孔に
挿入可能な爪片を突設してある点にある。
【0009】第5の特徴構成は、前記炎口が濃混合気を
燃焼する濃用炎口で、前記燃焼部が濃燃焼部であり、前
記濃用炎口同士の間が淡混合気を燃焼する淡用炎口に、
また、前記濃燃焼部同士の間が淡混合気を形成する淡用
混合室に構成されていて、この淡用混合室に燃料ガスま
たは混合気を噴出する噴出口を有する淡用ガス導通路
と、この淡用ガス導通路に燃料ガスを供給する淡用導入
口とを、前記濃燃焼部を形成する板状体から一体的に形
成してある点にある。
【0010】
【作用】本発明の第1の特徴構成によれば、炎口や混合
室などを有する燃焼部を形成する部材と整流板とのいず
れか一方に組み付け用の突片を、他方に前記突片と係合
する係合部を設けて、この突片と係合部とによって整流
板を燃焼部に組み付けるように構成するものであるか
ら、スポット溶接による接合に比べて作業工程が単純
で、燃焼装置のコストダウンを図ることができる。ま
た、突片と係合部とによって組み付けるものであるか
ら、燃焼部や整流板が膨張や収縮を繰り返しても、その
膨張や収縮の状態を考慮して突片や係合部の形状を決め
さえすれば、組み付けの外れを確実に防止でき、音なり
などを未然に防ぐことができるとともに、整流板をその
組み付け位置へ正しく組み付けることも可能となる。
【0011】第2の特徴構成によれば、前記係合部が貫
通孔からなり、この貫通孔内に前記突片を挿入して組み
付けるものであるから、例えば前記係合部を切り欠き段
部などから構成する場合に比して、組み付け作業が多少
複雑にはなるが、その組み付けはより一層確実なものと
なる。
【0012】第3の特徴構成によれば、前記燃焼部を形
成する部材が板状体からなり、この板状体を張り合わせ
て混合室や導入口を形成するとともに、この板状体から
一体的に前記突片を突設するものであるから、板状体に
よって燃焼部を形成する際に、組み付けのための突片を
も一挙に形成することができる。しかも、この突片は偏
平な燃焼部の長手方向の両端部に形成するものであるか
ら、例えば長手方向の中間部に形成する場合のように、
この取り付け用の突片が燃焼用空気や混合気流通の抵抗
になるようなことがない。
【0013】第4の特徴構成によれば、前記整流板が少
なくとも2枚あり、前記燃焼部に近接する内側整流板に
前記突片を挿入するための突片用貫通孔を形成し、か
つ、前記突片に爪片用貫通孔を形成して、前記内側整流
板の外側に位置する外側整流板から一体的に前記爪片用
貫通孔に挿入可能な爪片を突設するものであるから、ま
ず、内側整流板の突片用貫通孔に燃焼部から突出する突
片を挿通し、その後、この突片の爪片用貫通孔に外側整
流板の爪片を挿入することにより、この爪片が内側整流
板の抜け止めとして作用し、殊更、突片を折り曲げたり
しなくとも、内側整流板の抜け落ちを防止することがで
きる。このことは、整流板を3枚以上配設する場合にお
いても同様で、燃焼部側の突片に対して内側整流板の突
片用貫通孔を順次挿通し、最外側の整流板の爪片を突片
の爪片用貫通孔に挿入することにより、複数枚の内側整
流板の抜け落ちを一挙に防止することができる。
【0014】第5の特徴構成によれば、前記炎口が濃混
合気を燃焼する濃用炎口で、前記燃焼部が濃燃焼部であ
り、前記濃用炎口同士の間が淡混合気を燃焼する淡用炎
口に、また、前記濃燃焼部同士の間が淡混合気を形成す
る淡用混合室に構成されていて、この淡用混合室に燃料
ガスまたは混合気を噴出する噴出口を有する淡用ガス導
通路と、この淡用ガス導通路に燃料ガスを供給する淡用
導入口とを、前記濃燃焼部を形成する板状体から一体的
に形成するものであるから、この燃焼装置をしてNOx
発生の少ない、いわゆる濃淡燃焼装置とすることがで
き、しかも、濃燃焼部を形成する板状体によって淡燃焼
部をも形成することができ、この板状体の兼用化によっ
て部材の節約と構造の簡略化を図り得るのである。
【0015】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明の第1の
特徴構成によれば、突片と係合部とによって整流板を燃
焼部に組み付けるものであるから、従来のスポット溶接
による接合に比べて、作業工程の単純化によるコストダ
ウンが可能で、しかも、組み付けた後においては、組み
付け外れと音なりなどを未然に防ぐことができ、かつ、
整流板をその組み付け位置へ正しく組み付けることも可
能となる。
【0016】第2の特徴構成によれば、前記係合部を貫
通孔とし、貫通孔と突片とで組み付けるものであるか
ら、係合部を切り欠き段部などから構成する場合に比し
て多少組み付け作業が複雑になるものの組み付けはより
確実なものとなり、組み付け外れを一層確実に防止でき
る。
【0017】第3の特徴構成によれば、燃焼部を形成す
る板状体によって、燃焼部形成の際に突片をも一挙に形
成することができるとともに、この取り付け用突片が燃
焼用空気や混合気流通の抵抗になるようなことを防止で
きる。
【0018】第4の特徴構成によれば、内側整流板の突
片用貫通孔に燃焼部から突出する突片を挿通し、その
後、外側整流板の爪片を突片の爪片用貫通孔に挿入する
ことにより、この爪片を内側整流板の抜け止めとして作
用させることができ、整流板が3枚以上ある場合におい
ても、最外側の整流板の爪片によって複数枚の内側整流
板の抜け落ちを一挙に防止することができる。
【0019】第5の特徴構成によれば、燃焼装置を濃淡
燃焼装置にしてNOxの発生を極力抑制でき、しかも、
濃燃焼部を形成する板状体によって淡燃焼部をも形成す
ることができ、板状体の兼用化による部材の節約と構造
の簡略化を図り得る。
【0020】
【実施例】本発明の燃焼装置は、例えば給湯装置のバー
ナユニットなどに使用するもので、本燃焼装置を濃淡燃
焼装置に適用した実施例を図面に基づいて説明する。図
1から図3に示すように、バーナケース1に内装の箱状
枠体2の内部に、偏平状の濃燃焼部としての濃燃焼用バ
ーナ3が所定間隔を置いて多数並設されて収納されてい
る。このバーナケース1の下方には、燃焼用空気を供給
するためのファン4が位置され、このファン4の吐出口
4aがバーナケース1の底部に開口されて、このバーナ
ケース1の底部と箱状枠体2の底部との間に空気室5が
形成されている。
【0021】前記濃燃焼用バーナ3は、一次空気混合率
の小さい濃混合気を上方に吐出させる偏平な濃用炎口6
と、この濃用炎口6に連通する濃用混合室7と、この濃
用混合室7に濃混合気生成用の燃料ガスと燃焼用空気と
を導入する濃用導入口8などから構成されている。そし
て、この濃燃焼用バーナ3は、1枚の金属製の板状体か
ら形成され、板状体が濃用炎口6の部分で折曲されて張
り合わされ、前記濃用混合室7や濃用導入口8を形成す
るとともに、濃用混合室7の下方には、後述する淡燃焼
用バーナ9の淡用ガス導通路10と、この淡用ガス導通
路10に燃料ガスと燃焼用空気とを導入する断面形状楕
円形の淡用導入口11が、同じ板状体で一体的に形成さ
れて周囲がスポット溶接で接合されている。
【0022】このようにして形成した偏平な濃燃焼用バ
ーナ3を所定間隔を置いて箱状枠体2内に並設収納する
ことで、隣合う濃燃焼用バーナ3同士の間には偏平な間
隔空間ができ、この間隔空間が淡燃焼部としての淡燃焼
用バーナ9の形成に利用されている。具体的には、濃燃
焼用バーナ3の濃用炎口6同士の間は、一次空気混合率
の大きい淡混合気を上方に吐出させる淡用炎口12に構
成され、この淡用炎口12に連通する下方の間隔空間が
淡用混合室13として構成されていて、この淡用混合室
13内に前記淡用ガス導通路10に形成の複数個の噴出
口14から混合気を噴出するように構成されている。
【0023】前記淡燃焼用バーナ9の各淡用炎口12に
は、図3から明らかなように、その長手方向に沿って淡
混合気を整流して吐出するための整流板15,16が、
2枚づつ組となって2組、つまり合計4枚配設されてい
て、左側に配設の2枚の整流板15,16は左側の濃燃
焼用バーナ3に、右側に配設の2枚の整流板15,16
は右側の濃燃焼用バーナ3にそれぞれ組み付け固定され
ている。
【0024】この整流板15,16の組み付け構造につ
いて説明すると、2枚の整流板15,16のうち、濃燃
焼用バーナ3に近接する内側整流板15には、図4や図
5に示すように、その長手方向の両端部に後述する突片
17に挿通可能なスリット状の係合部としての突片用貫
通孔18が刻設されている。他方、濃燃焼用バーナ3の
方には、この偏平な濃燃焼用バーナ3の長手方向の両端
部において、濃燃焼用バーナ3を形成する板状体から一
体的に前記突片用貫通孔18内に挿通可能な突片17が
左右に突設され、かつ、この突片17には、後述する爪
片19が挿通可能な爪片用貫通孔20が刻設されてい
る。そして、外側整流板16には、その長手方向の両端
部に前記爪片用貫通孔20に挿入可能な爪片19が一体
的に突出されている。
【0025】したがって、まず、図5の(ロ)に示すよ
うに、濃燃焼用バーナ3側の突片17に内側整流板15
の突片用貫通孔18を外嵌する。もし、整流板15が1
枚だけであれば、この状態で突片17の先端を折曲する
ことで、濃燃焼用バーナ3に整流板15を組み付けるこ
とができ、その場合には、爪片用貫通孔20は不要とな
る。本実施例においては、上述のようにして突片17に
内側整流板15の突片用貫通孔18を外嵌し、さらに、
図5の(ハ)に示すように、この突片17に形成の爪片
用貫通孔20に外側整流板16の爪片19を挿入するの
である。すると、外側整流板16の爪片19が内側整流
板15の抜け止めとして作用し、かつ、外側整流板16
は爪片用貫通孔20に対する爪片19の挿入で濃燃焼用
バーナ3に組み付くので、殊更、突片17の先端を折曲
しなくとも、内側整流板15と外側整流板16とを濃燃
焼用バーナ3に組み付けることができる。
【0026】この場合、外側整流板16の方にも内側整
流板15と同じ突片用貫通孔18を刻設して、内側整流
板15と同様に突片17に外嵌し、その後、突片17の
先端を折曲して組み付けるように構成することもでき、
整流板が3枚以上ある場合も同様である。逆に、整流板
が3枚以上ある場合に、最外側の整流板にのみ爪片19
を突設し、他の整流板には突片用貫通孔18を設けてお
いて、各整流板の突片用貫通孔18を濃燃焼用バーナ3
の突片17に順次外嵌し、最後に最外側の整流板の爪片
19を突片17の爪片用貫通孔20に挿入して組み付け
るように構成することもできる。
【0027】このように、従来、スポット溶接で接合し
ていた整流板15,16を、突片17と突片用貫通孔1
8との係合、あるいは、爪片19と爪片用貫通孔20と
の係合で組み付けるように構成することで、作業工程を
単純化して燃焼装置のコストダウンなどを図ることがで
きる。本実施例においては、整流板15,16の組み付
け以外に、箱状枠体2の組み付けにも爪片と貫通孔とに
よる組み付け手段が採用されている。すなわち、図2に
示すように、前記箱状枠体2は、上面から見て一辺が開
放したコの字形の本体枠21と、この本体枠21に組み
付け固定される前板22とからなり、本体枠21側に
は、この本体枠21から一体的に突設された複数の爪片
21aが、前板22側には、前記爪片21aが挿通でき
るスリット状の貫通孔22aが刻設されていて、各貫通
孔22a内に各爪片21aを挿通し、各爪片21aの先
端を折曲することで、前板22が本体枠21に組み付け
られている。
【0028】前記濃燃焼用バーナ3の濃用導入口8と淡
燃焼用バーナ9の淡用導入口11とは、同一方向に向け
て近接して開口され、その開口部近くには、濃用燃料ガ
スを分配供給する濃用ガスヘッダ23と淡用燃料ガスを
分配供給する淡用ガスヘッダ24とが位置されている。
これら両ヘッダ23,24は、濃用ガスヘッダ23を上
にして上下に配置されていて、上方の濃用ガスヘッダ2
3には多数の濃用ガスノズル25が、下方の淡用ガスヘ
ッダ24には淡用ガスノズル26がそれぞれ取り付けら
れている。
【0029】各濃用ガスノズル25は各濃用導入口8に
臨んでいて、この濃用ガスノズル25からの燃料ガスの
吹き込みによって、空気室5の燃焼用空気をエゼクタ作
用により所定の割合で濃用導入口8に吸引し、濃用混合
室7の通過過程で混合して濃混合気を生成し、この濃混
合気を濃用炎口6から吐出させる。同様に、各淡用ガス
ノズル26は各淡用導入口11に臨んでいて、この淡用
ガスノズル26からの燃料ガスの吹き込みで、空気室5
の燃焼用空気をエゼクタ作用により所定の割合で淡用導
入口11に吸引し、淡用ガス導通路10の通過過程で予
め混合し、その混合気を淡用ガス導通路10の噴出口1
4から淡用混合室13に噴出させる。そして、この淡用
混合室13において、噴出口14からの混合気と空気室
5からの燃焼用空気とを混合して淡混合気を生成し、こ
の淡混合気を淡用炎口12から吐出させるのである。
【0030】このようにして生成した淡混合気を淡用炎
口12から吐出させて燃焼させるとともに、これら淡用
炎口12に隣接する濃用炎口6から、一次空気混合率が
小さくて単独で安定した燃焼の可能な濃混合気を吐出さ
せて燃焼させることにより、この濃混合気の燃焼炎によ
る保炎作用で、淡混合気を安定的に継続燃焼させること
ができ、燃焼装置全体としてNOxの発生を極力抑えな
がら安定した燃焼が可能となるのである。
【0031】そして、前記濃用ガスヘッダ23には濃用
ガス供給路27が、淡用ガスヘッダ24には淡用ガス供
給路28が、それぞれ連通接続されていて、これら両供
給路27,28の分岐箇所より上流側のメインガス供給
路29には、供給する燃料ガスの総量を調整するメイン
ガス量調整弁Vが介装されている。このメインガス量調
整弁Vは、燃焼装置への燃料ガスの供給量を変えて火力
を調整するためのもので、このメインガス量調整弁Vで
も調整できないような弱い火力を必要とする際には、複
数個ある濃燃焼用バーナ3と淡燃焼用バーナ9のうち、
一部の淡燃焼用バーナ9とその両側に位置する一部の濃
燃焼用バーナ3のみを燃焼させるのである。
【0032】〔別実施例〕上述の実施例は、本発明の燃
焼装置を濃淡燃焼装置に適用した例であるが、濃淡燃焼
装置以外にも、例えば、互いに間隔を置いて並設した燃
焼用バーナの間隔空間から燃焼用の二次空気のみを供給
するように構成した燃焼装置など、種々の燃焼装置にも
適用することができる。
【0033】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃焼装置の右側面視断面図
【図2】燃焼装置の一部切り欠き斜視図
【図3】燃焼装置の正面視拡大断面図
【図4】濃燃焼部の斜視図
【図5】整流板の取り付け構造を示す要部の斜視図
【符号の説明】
3 濃燃焼部 6 濃用炎口 7 混合室 8 導入口 10 淡用ガス導通路 11 淡用導入口 12 淡用炎口 13 淡用混合室 14 噴出口 15 内側整流板 16 外側整流板 17 突片 18 係合部としての突片用貫通孔 19 爪片 20 爪片用貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土居 弘明 大阪府大阪市港区南市岡1丁目1番52号 株式会社ハーマン内 (72)発明者 合田 健次 大阪府東大阪市若江東町6丁目9番47号 新光テック株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−200628(JP,A) 特開 平7−151317(JP,A) 特開 平6−185708(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24H 9/18 302 F23C 11/00 329 F23D 14/08 F23D 14/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料ガスと燃焼用空気との混合気を燃焼
    する炎口(6)が一端面に形成され、かつ、この炎口
    (6)に連通する混合室(7)と、この混合室(7)に
    燃料ガスおよび燃焼用空気を導入する導入口(8)とが
    形成された偏平な燃焼部(3)を、互いに間隔を隔てて
    複数個並設するとともに、これら燃焼部(3)間に整流
    板(15)を配設してある燃焼装置であって、 前記燃焼部(3)を形成する部材と前記整流板(15)
    とのいずれか一方に組み付け用の突片(17)を、他方
    に前記突片(17)と係合する係合部(18)を設け、
    前記突片(17)と係合部(18)とによって前記整流
    板(15)を前記燃焼部(3)に組み付けるように構成
    してある燃焼装置。
  2. 【請求項2】 前記係合部(18)が貫通孔で、この貫
    通孔(18)内に前記突片(17)を挿入して組み付け
    るように構成してある請求項1記載の燃焼装置。
  3. 【請求項3】 前記燃焼部(3)を形成する部材が板状
    体からなり、この板状体を張り合わせて前記混合室
    (7)や導入口(8)を形成するとともに、この偏平な
    燃焼部(3)の長手方向の両端部において、前記板状体
    から一体的に前記突片(17)を突設してある請求項2
    記載の燃焼装置。
  4. 【請求項4】 前記整流板が少なくとも2枚(15),
    (16)あり、前記燃焼部(3)に近接する内側整流板
    (15)に前記突片(17)を挿入するための突片用貫
    通孔(18)を形成し、かつ、前記突片(17)に爪片
    用貫通孔(20)を形成して、前記内側整流板(15)
    の外側に位置する外側整流板(16)から一体的に前記
    爪片用貫通孔(20)に挿入可能な爪片(19)を突設
    してある請求項3記載の燃焼装置。
  5. 【請求項5】 前記炎口(6)が濃混合気を燃焼する濃
    用炎口で、前記燃焼部(3)が濃燃焼部であり、前記濃
    用炎口(6)同士の間が淡混合気を燃焼する淡用炎口
    (12)に、また、前記濃燃焼部(3)同士の間が淡混
    合気を形成する淡用混合室(13)に構成されていて、
    この淡用混合室(13)に燃料ガスまたは混合気を噴出
    する噴出口(14)を有する淡用ガス導通路(10)
    と、この淡用ガス導通路(10)に燃料ガスを供給する
    淡用導入口(11)とを、前記濃燃焼部(3)を形成す
    る板状体から一体的に形成してある請求項1、2、3ま
    たは4記載の燃焼装置。
JP7009406A 1995-01-25 1995-01-25 燃焼装置 Expired - Fee Related JP2788863B2 (ja)

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