JP2788475B2 - 電気部品およびその製造方法 - Google Patents
電気部品およびその製造方法Info
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- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、一列に配置された電気部品およびその製造
技術に関するものである。
技術に関するものである。
[従来の技術] 本発明に関する従来技術を端子台を例に説明する。
端子台は第9図Aに示すように絶縁部材30と導電部材
4とを備えており、導電部材4の一面は絶縁部材30の一
面とほぼ同一平面上において露出している。この端子台
の製造工程は、まず第9図Bに示すような、貫通穴30a
を有する絶縁部材30を樹脂成形する。
4とを備えており、導電部材4の一面は絶縁部材30の一
面とほぼ同一平面上において露出している。この端子台
の製造工程は、まず第9図Bに示すような、貫通穴30a
を有する絶縁部材30を樹脂成形する。
次に、第9図Cに示すような両側面に凹凸部4aを有す
る導電部材4を製作する。そして絶縁部材30の貫通穴30
aに導電部材4の一部4bをはめ込む。この際、凹凸部4a
が貫通穴30aにはまることにより抜け止めとなって、絶
縁部材30と導電部材4とが固定される。こうして、第9
図Aに示すような端子台を得ることができるのである。
る導電部材4を製作する。そして絶縁部材30の貫通穴30
aに導電部材4の一部4bをはめ込む。この際、凹凸部4a
が貫通穴30aにはまることにより抜け止めとなって、絶
縁部材30と導電部材4とが固定される。こうして、第9
図Aに示すような端子台を得ることができるのである。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来例においては絶縁部材と導電部材とを、各々
別の工程で製作するため、製作後に絶縁部材と導電部材
を、個々にはめ合わせ固定させる必要がある。このはめ
合わせ作業を手作業で行なった場合は、作業が煩雑であ
り作業効率が悪い。又、はめ合わせ作業を自動機を用い
て行った場合は、前記のような問題は解消されるが、自
動機に大きなコストを要するという新たな問題を生じ
る。
別の工程で製作するため、製作後に絶縁部材と導電部材
を、個々にはめ合わせ固定させる必要がある。このはめ
合わせ作業を手作業で行なった場合は、作業が煩雑であ
り作業効率が悪い。又、はめ合わせ作業を自動機を用い
て行った場合は、前記のような問題は解消されるが、自
動機に大きなコストを要するという新たな問題を生じ
る。
さらに、絶縁部材30の貫通穴30aと、導電部材4の一
部4bに形成されている凹凸部4aとのはめ込みが弱い場
合、絶縁部材30から導電部材4が外れてしまうという問
題がある。
部4bに形成されている凹凸部4aとのはめ込みが弱い場
合、絶縁部材30から導電部材4が外れてしまうという問
題がある。
そこで本発明は、絶縁部材から導電部材が外れること
がなく、絶縁部材に導電部材を確実に固定することがで
き、しかも製造が容易な電気部品およびその製造方法の
提供を目的とする。
がなく、絶縁部材に導電部材を確実に固定することがで
き、しかも製造が容易な電気部品およびその製造方法の
提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] 請求項1に係る電気部品は、 絶縁部材によって互いに絶縁された導電部材を一列に
配し、導電部材の一面が絶縁部材の一面とほぼ同一平面
上において露出している電気部品であって、 前記導電部材は角部を有しており、当該角部には導電
部材の前記一面に連続して形成される下がり面が設けら
れており、 導電部材は、前記下がり面が絶縁部材に埋め込まれて
いることによって絶縁部材に固定されている、 ことを特徴としている。
配し、導電部材の一面が絶縁部材の一面とほぼ同一平面
上において露出している電気部品であって、 前記導電部材は角部を有しており、当該角部には導電
部材の前記一面に連続して形成される下がり面が設けら
れており、 導電部材は、前記下がり面が絶縁部材に埋め込まれて
いることによって絶縁部材に固定されている、 ことを特徴としている。
請求項2に係る電気部品は、 絶縁部材によって互いに絶縁された導電部材を一列に
配し、導電部材の一面が絶縁部材の一面とほぼ同一平面
上において露出している電気部品であって、 前記導電部材の端部には折れ曲り片が設けられてお
り、当該折れ曲り片は導電部材の前記一面から傾斜する
ように折り曲げられた状態に位置しており、 導電部材は、前記折れ曲り片が絶縁部材に埋め込まれ
ていることによって絶縁部材に固定されている、 ことを特徴としている。
配し、導電部材の一面が絶縁部材の一面とほぼ同一平面
上において露出している電気部品であって、 前記導電部材の端部には折れ曲り片が設けられてお
り、当該折れ曲り片は導電部材の前記一面から傾斜する
ように折り曲げられた状態に位置しており、 導電部材は、前記折れ曲り片が絶縁部材に埋め込まれ
ていることによって絶縁部材に固定されている、 ことを特徴としている。
請求項3に係る電気部品の製造方法は、 絶縁部材によって互いに絶縁された導電部材を一列に
配し、導電部材の一面が絶縁部材の一面とほぼ同一平面
上において露出している電気部品を製造する方法であっ
て、 複数の導電部材が、連結部によって連結された導電部
材フープを製作する工程、 前記導電部材フープを樹脂成形用下型と樹脂成形用上
型とで挟み込んで、複数の導電部材を位置決めする工
程、 位置決めした前記導電部材フープの前記連結部を切断
する工程、 切断された前記連結部を樹脂成形用下型内に向けて押
し込み、切断された当該連結部を、導電部材の端部に位
置しており、導電部材の前記一面から傾斜するように折
り曲げられた状態の折れ曲り片として形成する工程、 樹脂成形用下型内に樹脂を充填し、前記折れ曲り片が
埋め込まれた状態の絶縁部材を樹脂成形する工程、 を備えたことを特徴としている。
配し、導電部材の一面が絶縁部材の一面とほぼ同一平面
上において露出している電気部品を製造する方法であっ
て、 複数の導電部材が、連結部によって連結された導電部
材フープを製作する工程、 前記導電部材フープを樹脂成形用下型と樹脂成形用上
型とで挟み込んで、複数の導電部材を位置決めする工
程、 位置決めした前記導電部材フープの前記連結部を切断
する工程、 切断された前記連結部を樹脂成形用下型内に向けて押
し込み、切断された当該連結部を、導電部材の端部に位
置しており、導電部材の前記一面から傾斜するように折
り曲げられた状態の折れ曲り片として形成する工程、 樹脂成形用下型内に樹脂を充填し、前記折れ曲り片が
埋め込まれた状態の絶縁部材を樹脂成形する工程、 を備えたことを特徴としている。
請求項4に係る電気部品の製造方法は、 請求項3に係る電気部品の製造方法において、 樹脂成形用上型から樹脂成形用下型に向けて切断刃を
移動させることによって、前記導電部材フープの前記連
結部を切断し、かつ切断された前記連結部を樹脂成形用
下型内に向けて押し込み、切断された当該連結部を折れ
曲り片として形成する、 ことを特徴としている。
移動させることによって、前記導電部材フープの前記連
結部を切断し、かつ切断された前記連結部を樹脂成形用
下型内に向けて押し込み、切断された当該連結部を折れ
曲り片として形成する、 ことを特徴としている。
[作用] 請求項1に係る電気部品においては、導電部材の角部
には導電部材の一面に連続して形成される下がり面が設
けられている。そして、導電部材は、下がり面が絶縁部
材に埋め込まれていることによって絶縁部材に固定され
ている。
には導電部材の一面に連続して形成される下がり面が設
けられている。そして、導電部材は、下がり面が絶縁部
材に埋め込まれていることによって絶縁部材に固定され
ている。
このように、下がり面が絶縁部材に埋め込まれている
ため、絶縁部材からの導電部材の外れを防止することが
できる。また、下がり面を絶縁部材に埋め込んで位置さ
せるだけで、導電部材の外れ防止を図ることができる。
ため、絶縁部材からの導電部材の外れを防止することが
できる。また、下がり面を絶縁部材に埋め込んで位置さ
せるだけで、導電部材の外れ防止を図ることができる。
請求項2に係る電気部品においては、導電部材の折れ
曲り片は導電部材の一面から傾斜するように折れ曲げら
れた状態に位置している。そして、導電部材は、折れ曲
り片が絶縁部材に埋め込まれていることによって絶縁部
材に固定されている。
曲り片は導電部材の一面から傾斜するように折れ曲げら
れた状態に位置している。そして、導電部材は、折れ曲
り片が絶縁部材に埋め込まれていることによって絶縁部
材に固定されている。
このように、折れ曲り片が絶縁部材に埋め込まれてい
るため、絶縁部材からの導電部材の外れを防止すること
ができる。また、折れ曲り片を絶縁部材に埋め込んで位
置させるだけで、導電部材の外れ防止を図ることができ
る。
るため、絶縁部材からの導電部材の外れを防止すること
ができる。また、折れ曲り片を絶縁部材に埋め込んで位
置させるだけで、導電部材の外れ防止を図ることができ
る。
請求項4に係る電気部品の製造方法においては、樹脂
成形用上型から樹脂成形用下型に向けて切断刃を移動さ
せることによって、導電部材フープの連結部を切断し、
かつ切断された連結部を樹脂成形用下型内に向けて押し
込み、切断された当該連結部を折れ曲り片として形成す
る。
成形用上型から樹脂成形用下型に向けて切断刃を移動さ
せることによって、導電部材フープの連結部を切断し、
かつ切断された連結部を樹脂成形用下型内に向けて押し
込み、切断された当該連結部を折れ曲り片として形成す
る。
このため、樹脂成形用上型から樹脂成形用下型に向け
て切断刃を移動させるだけで、導電部材フープの連結部
を切断する工程、および切断された連結部を折れ曲り片
として形成する工程を連続的に行なうことができる。
て切断刃を移動させるだけで、導電部材フープの連結部
を切断する工程、および切断された連結部を折れ曲り片
として形成する工程を連続的に行なうことができる。
[実施例] 本発明の第1の実施例をまず、第1図から第4図に基
づいて説明する。
づいて説明する。
第1図は絶縁部材30、導電部材4を備える端子台を示
している。
している。
この端子台は次のようにして製造する。
まず、第2図Aに示すような複数の導電部材4が外枠
6および連結部6bによって連結されている導電部材フー
プ8を製作する。導電部材4の穴4Cには、バーリング加
工により突出部が設けられており、この突出部の内面に
ねじ溝が形成されている。又、導電部材4には、各々四
隅が傾斜した下がり面としての抜け止め凹部5が設けら
れている。抜け止め凹部5が設けられている導電部材4
の各隅が本実施例における角部である。
6および連結部6bによって連結されている導電部材フー
プ8を製作する。導電部材4の穴4Cには、バーリング加
工により突出部が設けられており、この突出部の内面に
ねじ溝が形成されている。又、導電部材4には、各々四
隅が傾斜した下がり面としての抜け止め凹部5が設けら
れている。抜け止め凹部5が設けられている導電部材4
の各隅が本実施例における角部である。
次に、導電部材フープ8を第2図Bに示す下型20に設
置する。下型20には、樹脂充填凹部24が設けられてい
る。このとき下型の突起21に、導電部材4にバーリング
加工によって設けられた前記突出部を搭載する。又、下
型の位置決め用突起22に導電部材フープ8外枠6に設け
られた穴6aをはめ合わせ、下型の位置決め用凹部99に導
電部材の一部4bをはめ合わせることによって位置決めを
行う。導電部材フープ8を下型20に設置した状態を示す
のが第3図である。そして第一の上型80、曲げ形成型82
および第二の上型84を矢印101の方向に移動させ下型20
および第一の上型80で導電部材フープ8をはさみ込む。
置する。下型20には、樹脂充填凹部24が設けられてい
る。このとき下型の突起21に、導電部材4にバーリング
加工によって設けられた前記突出部を搭載する。又、下
型の位置決め用突起22に導電部材フープ8外枠6に設け
られた穴6aをはめ合わせ、下型の位置決め用凹部99に導
電部材の一部4bをはめ合わせることによって位置決めを
行う。導電部材フープ8を下型20に設置した状態を示す
のが第3図である。そして第一の上型80、曲げ形成型82
および第二の上型84を矢印101の方向に移動させ下型20
および第一の上型80で導電部材フープ8をはさみ込む。
この後、導電部材フープ8の連結部6bを切断刃81の切
断凸部81aで切断する。この切断刃81は第一の上型80の
内部に収納されている。切断時の詳細を第4図A,B,C,D
(第3図のIV−IV方向の断面図)に示す。
断凸部81aで切断する。この切断刃81は第一の上型80の
内部に収納されている。切断時の詳細を第4図A,B,C,D
(第3図のIV−IV方向の断面図)に示す。
第4図Aは、第一の上型80、曲げ形成型82および第二
の上型84が閉じて、下型20および第一の上型80で導電部
材フープ8をはさみ込んだ状態を示している。切断刃81
は第4図Aから第4図Bに示すように下降し、切断凸部
81aで連結部6bを切断するとともに、さらに下降して連
結部6bを下型20内に向けて押し込む。押し込まれた連結
部6bが本実施例における折れ曲り片である。この後、切
断刃81は第4図Cに示すように再び第一の上型80の内部
に収納される。
の上型84が閉じて、下型20および第一の上型80で導電部
材フープ8をはさみ込んだ状態を示している。切断刃81
は第4図Aから第4図Bに示すように下降し、切断凸部
81aで連結部6bを切断するとともに、さらに下降して連
結部6bを下型20内に向けて押し込む。押し込まれた連結
部6bが本実施例における折れ曲り片である。この後、切
断刃81は第4図Cに示すように再び第一の上型80の内部
に収納される。
その後、下型20に設けられた樹脂充填凹部24に樹脂が
充填され絶縁部材30が成形される。
充填され絶縁部材30が成形される。
そして第4図Dに示すように第一の上型80と第二の上
型84とにはさまれた曲げ形成型82が下降し、導電部材4
の一部4bを曲げる。
型84とにはさまれた曲げ形成型82が下降し、導電部材4
の一部4bを曲げる。
最後に第一の上型80、曲げ形成型82および第二の上型
84を開き第1図に示すような端子台を得るのである。
84を開き第1図に示すような端子台を得るのである。
なお、第一の上型80には三角突起83、下型20の樹脂充
填凹部24には三角突起23が各々設けられているので(第
3図参照)、完成した端子台には第1図に示すように各
々切り込み凹部83a,23aが形成される。切り込み凹部83
a,23aは一連となって製造された複数の端子台を容易に
分割できるという効果をもたらすものである。
填凹部24には三角突起23が各々設けられているので(第
3図参照)、完成した端子台には第1図に示すように各
々切り込み凹部83a,23aが形成される。切り込み凹部83
a,23aは一連となって製造された複数の端子台を容易に
分割できるという効果をもたらすものである。
次に第2の実施例を第5図から第8図に基づいて説明
する。
する。
この実施例においては、まず第6図Aに示すような複
数の導電部材4が連結部7bによって連結されている導電
部材フープ8を製作する。導電部材4の穴4Cには、バー
リング加工により突出部が設けられており、この突出部
の内面にねじ溝が形成されている。
数の導電部材4が連結部7bによって連結されている導電
部材フープ8を製作する。導電部材4の穴4Cには、バー
リング加工により突出部が設けられており、この突出部
の内面にねじ溝が形成されている。
そして導電部材フープ8を第6図Bに示す下型20に設
置する。このとき下型の突起21に、導電部材4にバーリ
ング加工によって設けられた前記突出部を搭載し、又下
型の位置決め用凹部99に導電部材の一部4bをはめ合せる
ことによって位置決めを行う。
置する。このとき下型の突起21に、導電部材4にバーリ
ング加工によって設けられた前記突出部を搭載し、又下
型の位置決め用凹部99に導電部材の一部4bをはめ合せる
ことによって位置決めを行う。
下型20には樹脂充填凹部24が設けられている。又、下
型20は切断刃受型25を備えており、切断刃受型25は受け
台26、バネ27およびバネ保持台28によって構成されてい
る。樹脂充填凹部24には受け台26が突出している。この
切断刃受型25は空間29に向けて移動することができる。
型20は切断刃受型25を備えており、切断刃受型25は受け
台26、バネ27およびバネ保持台28によって構成されてい
る。樹脂充填凹部24には受け台26が突出している。この
切断刃受型25は空間29に向けて移動することができる。
下型20に導電部材フープ8を設置した状態を示すのが
第7図である。連結部7bは、切断刃受型25の受け台26に
よって保持される。第一の上型80、曲げ形成型82および
第二の上型84を矢印101の方向に移動させ下型20および
第一の上型80で導電部材フープ8をはさみ込む。
第7図である。連結部7bは、切断刃受型25の受け台26に
よって保持される。第一の上型80、曲げ形成型82および
第二の上型84を矢印101の方向に移動させ下型20および
第一の上型80で導電部材フープ8をはさみ込む。
この後、導電部材フープ8の連結部7bを切断刃91の切
断凸部91aで切断する。この切断刃91は第一の上型80の
内部に収納されている。切断時の詳細を第8図(第7図
のVIII−VIII方向の断面図)に示す。
断凸部91aで切断する。この切断刃91は第一の上型80の
内部に収納されている。切断時の詳細を第8図(第7図
のVIII−VIII方向の断面図)に示す。
第8図Aは第一の上型80、曲げ形成型82および第二の
上型84が閉じて、下型20および第一の上型80で導電部材
フープ8をはさみ込んだ状態を示している。切断凸部91
aは第8図Bに示すように第一の上型80から突出し、連
結部7bのほぼ中央を切断する。このとき切断刃受型25に
設けられているバネ27の圧縮により受け台26は、切断凸
部91aの突出につれて下降する。従って、切断凸部91a
は、連結部7bを切断した後も突出を続け、切断された連
結部7bを押し込み、押し込み空間部7K(第5図B参照)
を形成する。切断され押し込まれた連結部7bが本実施例
における折れ曲り片である。
上型84が閉じて、下型20および第一の上型80で導電部材
フープ8をはさみ込んだ状態を示している。切断凸部91
aは第8図Bに示すように第一の上型80から突出し、連
結部7bのほぼ中央を切断する。このとき切断刃受型25に
設けられているバネ27の圧縮により受け台26は、切断凸
部91aの突出につれて下降する。従って、切断凸部91a
は、連結部7bを切断した後も突出を続け、切断された連
結部7bを押し込み、押し込み空間部7K(第5図B参照)
を形成する。切断され押し込まれた連結部7bが本実施例
における折れ曲り片である。
その後に、切断刃91は再び第一の上型80の内部に収納
されるが、第8図Aの示す位置まで完全に収納されるの
ではなく、切断凸部91aを下型20の樹脂充填凹部24に留
めた状態で収納される。次に、切断刃受型25は空間29に
向かって移動し、切断刃受型25の受け台26は、樹脂充填
凹部24から下型20の内部へと収納される(第8図C参
照)。
されるが、第8図Aの示す位置まで完全に収納されるの
ではなく、切断凸部91aを下型20の樹脂充填凹部24に留
めた状態で収納される。次に、切断刃受型25は空間29に
向かって移動し、切断刃受型25の受け台26は、樹脂充填
凹部24から下型20の内部へと収納される(第8図C参
照)。
その後樹脂充填凹部24に樹脂が充填され、押し込み空
間部7Kにも抜け止め凹部として樹脂が充填される(第5
図B参照)。
間部7Kにも抜け止め凹部として樹脂が充填される(第5
図B参照)。
そして第8図Dに示すように第一の上型80と第二の上
型84とにはさまれた曲げ形成型82が下降し、導電部材4
の一部4bを曲げる。
型84とにはさまれた曲げ形成型82が下降し、導電部材4
の一部4bを曲げる。
最後に第一の上型80、曲げ形成型82および第二の上型
84を開き第5図に示すような端子台を得るのである。
84を開き第5図に示すような端子台を得るのである。
尚、連結部7bの切断後、切断凸部91aが下型20の樹脂
充填凹部24に留まったことにより、樹脂成形された端子
台には第5図AおよびBに示すように切り込み凹部92が
形成される。切り込み凹部92は一連となって製造された
複数の端子台を容易に分割できるという効果をもたらす
ものである。
充填凹部24に留まったことにより、樹脂成形された端子
台には第5図AおよびBに示すように切り込み凹部92が
形成される。切り込み凹部92は一連となって製造された
複数の端子台を容易に分割できるという効果をもたらす
ものである。
この第2の実施例では、連結部7bを切断し、押し込む
ことによって形成した押し込み空間部を抜け止め凹部と
して樹脂成形しているが、さらに第6図Aに示すように
導電部材フープ8に、抜け止め凹部15を設けると抜け止
め作用が強化されることになる。
ことによって形成した押し込み空間部を抜け止め凹部と
して樹脂成形しているが、さらに第6図Aに示すように
導電部材フープ8に、抜け止め凹部15を設けると抜け止
め作用が強化されることになる。
本発明において、各導電部材の間隔が狭く連結部の長
さが短い端子台を製造する場合は第一の実施例により製
造する方が容易である。
さが短い端子台を製造する場合は第一の実施例により製
造する方が容易である。
尚、各導電部材間の絶縁性を向上させる場合は、絶縁
壁4H(第9図参照)に該当する絶縁部材を端子台を設置
する本体側にあらかじめ設けておく(図示せず)。そし
て、前記絶縁部材に端子台をはめ込み設置すれば良い。
壁4H(第9図参照)に該当する絶縁部材を端子台を設置
する本体側にあらかじめ設けておく(図示せず)。そし
て、前記絶縁部材に端子台をはめ込み設置すれば良い。
[発明の効果] 請求項1に係る電気部品においては、絶縁部材からの
導電部材の外れを防止することができる。このため、絶
縁部材に導電部材が確実に固定された電気部品を提供す
ることができる。
導電部材の外れを防止することができる。このため、絶
縁部材に導電部材が確実に固定された電気部品を提供す
ることができる。
また、下がり面を絶縁部材に埋め込んで位置させるだ
けで、導電部材の外れ防止を図ることができる。このた
め、製造が容易な電気部品を提供することができる。
けで、導電部材の外れ防止を図ることができる。このた
め、製造が容易な電気部品を提供することができる。
請求項2に係る電気部品においては、折れ曲り片が絶
縁部材に埋め込まれているため、絶縁部材からの導電部
材の外れを防止することができる。このため、絶縁部材
に導電部材が確実に固定された電気部品を提供すること
ができる。
縁部材に埋め込まれているため、絶縁部材からの導電部
材の外れを防止することができる。このため、絶縁部材
に導電部材が確実に固定された電気部品を提供すること
ができる。
また、折れ曲り片を絶縁部材に埋め込んで位置させる
だけで、導電部材の外れ防止を図ることができる。この
ため、製造が容易な電気部品を提供することができる。
だけで、導電部材の外れ防止を図ることができる。この
ため、製造が容易な電気部品を提供することができる。
請求項3に係る電気部品の製造方法では、連結部の切
断前においては、複数の導電部材を一体として扱うこと
が可能である。このため、電気部品の容易な製造方法を
提供することができる。
断前においては、複数の導電部材を一体として扱うこと
が可能である。このため、電気部品の容易な製造方法を
提供することができる。
また、連結部を切断する時点では、複数の導電部材は
位置決めされているため、連結部を切断した後に各導電
部材の位置がずれることはない。このため、信頼性の高
い電気部品が製造可能な製造方法を提供することができ
る。
位置決めされているため、連結部を切断した後に各導電
部材の位置がずれることはない。このため、信頼性の高
い電気部品が製造可能な製造方法を提供することができ
る。
また、切断された連結部を折れ曲り片として利用し
て、折れ曲り片が埋め込まれた状態の絶縁部材を樹脂成
形することができる。このため、連結部とは別に折れ曲
り片を形成する必要がなく、製造工程を簡素化すること
ができる。
て、折れ曲り片が埋め込まれた状態の絶縁部材を樹脂成
形することができる。このため、連結部とは別に折れ曲
り片を形成する必要がなく、製造工程を簡素化すること
ができる。
請求項4に係る電気部品の製造方法においては、樹脂
成形用上型から樹脂成形用下型に向けて切断刃を移動さ
せるだけで、導電部材フープの連結部を切断する工程、
および切断された連結部を折れ曲り片として形成する工
程を連続的に行なうことができる。このため、電気部品
の容易な製造方法を提供することができる。
成形用上型から樹脂成形用下型に向けて切断刃を移動さ
せるだけで、導電部材フープの連結部を切断する工程、
および切断された連結部を折れ曲り片として形成する工
程を連続的に行なうことができる。このため、電気部品
の容易な製造方法を提供することができる。
第1図は、本発明に係る一実施例の端子台を示す斜視
図、 第2図において、Aは導電部材フープを示す斜視図、B
は下型を示す斜視図、 第3図は、下型に導電部材フープが設置された状態、お
よび上型を示す斜視図、 第4図(AないしD)は、第3図のIV−IV方向の矢視断
面図で、本発明の主要工程を示す断面図、 第5図において、Aは本発明に係る他の実施例の端子台
を示す斜視図、BはAのVB−VB方向の矢視断面であり拡
大した一部を示す断面図、 第6図において、Aは導電部材フープを示す斜視図、B
は下型を示す斜視図、 第7図は、下型に導電部材フープが設置された状態、お
よび上型を示す斜視図、 第8図(AないしD)は、第7図のVIII−VIII方向の矢
視断面図で、本発明の主要工程を示す断面図、 第9図において、Aは従来の端子台を示す斜視図、Bは
従来の端子台の絶縁部材を示す斜視図、Cは従来の端子
台の導電部材を示す斜視図、
である。 4……導電部材 5……抜け止め凹部 8……導電部材フープ 20……下型 25……切断刃受型 30……絶縁部材 80……第一の上型 81……切断刃 82……曲げ形成型 84……第二の上型 91……切断刃
図、 第2図において、Aは導電部材フープを示す斜視図、B
は下型を示す斜視図、 第3図は、下型に導電部材フープが設置された状態、お
よび上型を示す斜視図、 第4図(AないしD)は、第3図のIV−IV方向の矢視断
面図で、本発明の主要工程を示す断面図、 第5図において、Aは本発明に係る他の実施例の端子台
を示す斜視図、BはAのVB−VB方向の矢視断面であり拡
大した一部を示す断面図、 第6図において、Aは導電部材フープを示す斜視図、B
は下型を示す斜視図、 第7図は、下型に導電部材フープが設置された状態、お
よび上型を示す斜視図、 第8図(AないしD)は、第7図のVIII−VIII方向の矢
視断面図で、本発明の主要工程を示す断面図、 第9図において、Aは従来の端子台を示す斜視図、Bは
従来の端子台の絶縁部材を示す斜視図、Cは従来の端子
台の導電部材を示す斜視図、
である。 4……導電部材 5……抜け止め凹部 8……導電部材フープ 20……下型 25……切断刃受型 30……絶縁部材 80……第一の上型 81……切断刃 82……曲げ形成型 84……第二の上型 91……切断刃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 43/24 H01R 43/16 H01R 9/22
Claims (4)
- 【請求項1】絶縁部材によって互いに絶縁された導電部
材を一列に配し、導電部材の一面が絶縁部材の一面とほ
ぼ同一平面上において露出している電気部品であって、 前記導電部材は角部を有しており、当該角部には導電部
材の前記一面に連続して形成される下がり面が設けられ
ており、 導電部材は、前記下がり面が絶縁部材に埋め込まれてい
ることによって絶縁部材に固定されている、 ことを特徴とする電気部品。 - 【請求項2】絶縁部材によって互いに絶縁された導電部
材を一列に配し、導電部材の一面が絶縁部材の一面とほ
ぼ同一平面上において露出している電気部品であって、 前記導電部材の端部には折れ曲り片が設けられており、
当該折れ曲り片は導電部材の前記一面から傾斜するよう
に折り曲げられた状態に位置しており、 導電部材は、前記折れ曲り片が絶縁部材に埋め込まれて
いることによって絶縁部材に固定されている、 ことを特徴とする電気部品。 - 【請求項3】絶縁部材によって互いに絶縁された導電部
材を一列に配し、導電部材の一面が絶縁部材の一面とほ
ぼ同一平面上において露出している電気部品を製造する
方法であって、 複数の導電部材が、連結部によって連結された導電部材
フープを製作する工程、 前記導電部材フープを樹脂成形用下型と樹脂成形用上型
とで挟み込んで、複数の導電部材を位置決めする工程、 位置決めした前記導電部材フープの前記連結部を切断す
る工程、 切断された前記連結部を樹脂成形用下型内に向けて押し
込み、切断された当該連結部を、導電部材の端部に位置
しており、導電部材の前記一面から傾斜するように折り
曲げられた状態の折れ曲り片として形成する工程、 樹脂成形用下型内に樹脂を充填し、前記折れ曲り片が埋
め込まれた状態の絶縁部材を樹脂成形する工程、 を備えたことを特徴とする電気部品の製造方法。 - 【請求項4】請求項3に係る電気部品の製造方法におい
て、 樹脂成形用上型から樹脂成形用下型に向けて切断刃を移
動させることによって、前記導電部材フープの前記連結
部を切断し、かつ切断された前記連結部を樹脂成形用下
型内に向けて押し込み、切断された当該連結部を折れ曲
り片として形成する、 ことを特徴とする電気部品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1096152A JP2788475B2 (ja) | 1989-04-14 | 1989-04-14 | 電気部品およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1096152A JP2788475B2 (ja) | 1989-04-14 | 1989-04-14 | 電気部品およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02273488A JPH02273488A (ja) | 1990-11-07 |
JP2788475B2 true JP2788475B2 (ja) | 1998-08-20 |
Family
ID=14157401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1096152A Expired - Fee Related JP2788475B2 (ja) | 1989-04-14 | 1989-04-14 | 電気部品およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2788475B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190131905A (ko) * | 2018-05-18 | 2019-11-27 | 한국단자공업 주식회사 | 버스바 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3504840B2 (ja) * | 1997-12-08 | 2004-03-08 | 矢崎総業株式会社 | 電線用圧接端子 |
JP4859781B2 (ja) * | 2007-08-02 | 2012-01-25 | 株式会社山武 | 端子、端子台及び端子台の製造方法 |
JP2011238361A (ja) * | 2010-05-06 | 2011-11-24 | Namiki Precision Jewel Co Ltd | 接点端子 |
JP5955731B2 (ja) * | 2012-10-03 | 2016-07-20 | 矢崎総業株式会社 | バスバの配置構造 |
DE102019111847A1 (de) * | 2019-05-07 | 2020-11-12 | Valeo Schalter Und Sensoren Gmbh | Weiblicher Einpress-Steckverbinder, Verfahren zur Herstellung eines solchen Steckverbinders, Einpress-Steckverbinder-System und Baugruppe mit einem solchen Einpress-Steckverbinder |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5282484A (en) * | 1975-12-29 | 1977-07-09 | Seiko Epson Corp | Electronic wristwatch |
AU508030B2 (en) * | 1976-09-07 | 1980-03-06 | The Dow Chemical Company | Neutralization of sulfonated polymers |
JPS5483312A (en) * | 1977-12-15 | 1979-07-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Solid image pickup device |
-
1989
- 1989-04-14 JP JP1096152A patent/JP2788475B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190131905A (ko) * | 2018-05-18 | 2019-11-27 | 한국단자공업 주식회사 | 버스바 |
KR102571695B1 (ko) * | 2018-05-18 | 2023-08-29 | 한국단자공업 주식회사 | 버스바 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02273488A (ja) | 1990-11-07 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |