JP2788364B2 - フィルタ付換気扇 - Google Patents

フィルタ付換気扇

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JP2788364B2
JP2788364B2 JP3266066A JP26606691A JP2788364B2 JP 2788364 B2 JP2788364 B2 JP 2788364B2 JP 3266066 A JP3266066 A JP 3266066A JP 26606691 A JP26606691 A JP 26606691A JP 2788364 B2 JP2788364 B2 JP 2788364B2
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光義 杉原
誠 丹羽
秀明 清水
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は化粧枠の前面部にフィル
タ体を着脱可能に取り付けたフィルタ付換気扇に関す
る。
【0002】
【従来の技術】台所などで使用される通常の換気扇は、
本体とこの本体の室内側前面部に着脱可能に取り付けら
れた化粧枠とから構成されており、本体の内部にはファ
ンを取着したファンモータが取り付けられ、化粧枠には
ファンを囲繞するベルマウスが設けられている。
【0003】そして、フィルタ付換気扇は、上述した通
常の換気扇の化粧枠の前面部にフィルタ体を着脱可能に
取り付けたものとして構成されている。このフィルタ付
換気扇の外観構成を図24に示すが、同図において、1
は本体、2は化粧枠、3はフィルタ体である。
【0004】上記フィルタ体3は、図25に示すよう
に、外側に化粧枠2への取付用の突片4aを備えると共
に内側に複数本の支え桟4bを備えた外枠4と、この外
枠4の内側に設けられたシート状フィルタ5とから構成
されている。このうち、外枠4は例えばABS樹脂製、
シート状フィルタ5は例えばポリプロピレン繊維により
構成された不織布製のもので、外枠4とシート状フィル
タ5とは一体化されている。外枠4とシート状フィルタ
5とを一体化する手段としては、予め形成されたフィル
タ5を外枠4の成形型内に配置し、この状態で成形型内
にABS樹脂を射出注入して外枠4を成形するいわゆる
インサート成形が採用されている。
【0005】以上のように構成されたフィルタ体3は化
粧枠2に形成された図示しない孔に突片4aを差し込む
ことにより着脱可能に取り付けられる。換気運転が行わ
れると、シート状フィルタ5はファンにより吸引される
空気の風圧を受けてファン側に凹むようになるが、該シ
ート状フィルタ5は支え桟4bに支えらるので、ファン
への接触が防止される。
【0006】かかる換気運転中、屋外に排出される空気
中に含まれている油塵などはシート状フィルタ5に捕捉
されるので、化粧枠2やファンなどが汚れることを極力
防止でき、その掃除をそれ程頻繁に行わずとも済むよう
になる。そして、油塵などを捕捉した結果、シート状フ
ィルタ5の汚れがひどくなった場合には、そのフィルタ
体3を化粧枠2から取り外し、新たなフィルタ体と交換
するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成の
フィルタ付換気扇では、外枠4はシート状フィルタ5と
インサート成形により一体化されるので、成形後の外枠
4の収縮により、シート状フィルタ5が弛むようにな
る。すると、シート状フィルタ5に皺が生じて外観を損
なうと共に、換気運転時にはシート状フィルタ5が風圧
を受けて大きく凹み、ファンに接触するおそれが生ず
る。
【0008】また、支え桟4bは図26に示すようにシ
ート状フィルタ5を挟み込むようにして成形されるた
め、支え桟4bがシート状フィルタ5の室内側表面から
突出することとなる。このため、ファンに吸引される空
気がシート状フィルタ5を通過する前に支え桟4bに当
たってその流れを乱すこととなり、この結果、送風音が
大きくなったり、送風量が減少したりする上、支え桟4
bに油塵などが多量に付着し、これが室内から見えるこ
とにより、外観を損なう。
【0009】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、シート状フィルタを弛みのないきれい
な状態にすることができ、また支え桟をシート状フィル
タの裏側に存在せしめて室内側から見えないように隠す
と共にその支え桟が風の抵抗となることを極力防止でき
るなどの優れた効果を得ることができるフィルタ付換気
扇を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のフィルタ付換気
扇は、本体を設け、回転軸にファンを着脱可能に取着し
たファンモータを本体内に取り付け、本体の室内側前面
部にファンを囲繞するベルマウスを有した化粧枠を着脱
可能に取り付け、外枠の内側にシート状フィルタを一体
に設けてなるフィルタ体を化粧枠の前面部に着脱可能に
取り付け、このフィルタ体とは別体に形成されシート状
フィルタを外枠よりも室内側に突出させるように押圧す
る支え桟をフィルタ体と化粧枠との間に位置させたこと
を特徴とするものである。
【0011】この場合、支え桟は、フィルタ体又は化粧
枠に着脱可能に取り付けるようにしても良い。
【0012】また、支え桟を化粧枠に取り付ける場合に
は、支え桟の一端側を化粧枠に回動可能に取り付け、他
端側を化粧枠に係脱可能に取り付けることが好ましい。
【0013】さらに、支え桟に部分的に前方に突出する
突部を設け、この突部によりシート状フィルタを支え桟
から浮き上がらせるようにしても良い。
【0014】
【作用】シート状フィルタが弛んでいても、該シート状
フィルタは支え桟により外枠から室内側に突出するよう
に押圧されるので、ピンと張られた状態になり、皺が生
じたり、風圧を受けてファンに接触したりするおそれは
ない。しかも、支え桟はシート状フィルタの裏側に位置
することとなるので、支え桟が風の抵抗体になったり、
該支え桟に油塵などが多量に付着することがない。
【0015】上記支え桟をフィルタ体に着脱可能に取り
付けるようにした場合には、フィルタ体が使い捨てであ
っても、支え桟は繰り返し使用できる。
【0016】また、支え桟を化粧枠に着脱可能に取り付
けた場合には、支え桟を化粧枠から取り外すだけで、化
粧枠を本体に取り付けたまま該化粧枠やファンなどを掃
除することができる。この場合、支え桟の一端側が化粧
枠に回動可能に取り付けられていれば、他端側だけを化
粧枠から外すだけで、該化粧枠やファンなどを掃除でき
る。
【0017】さらに、突部によりシート状フィルタを支
え桟から浮き上がらせるようにした場合には、シート状
フィルタの通風面積が増加し、油塵などの捕獲効果が向
上する。
【0018】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を台所用のフィル
タ付換気扇に適用して図1ないし図7に基づき説明す
る。
【0019】まず、フィルタ付換気扇の全体構成を示す
図1ないし図3において、本体11は金属板材により四
角筒状に形成されている。この本体11の内部にはファ
ンモータ12が取付枠13を介して取り付けられてお
り、そのファンモータ12の回転軸(図示せず)にファ
ン14が着脱可能に取着されている。また、本体11の
室外側には風圧を受けて開放するシャッタ15が枢着さ
れている。
【0020】かかる本体11の室内側前面部にはプラス
チック製の化粧枠16が周知の弾性係合手段により着脱
可能に取り付けられており、この化粧枠16にはファン
14を囲繞するベルマウス17が一体に形成されてい
る。そして、化粧枠16の前面部にフィルタ体18が着
脱可能に取り付けられている。
【0021】さて、フィルタ体18は、四角形の外枠1
9と、この外枠19の内側に設けられたシート状フィル
タ20とから構成されている。このうち、外枠19は例
えばABS樹脂製であり、シート状フィルタ20は例え
ばポリプロピレン繊維により構成された不織布からなる
ものである。そして、外枠19とシート状フィルタ20
とは一体化されており、その一体化は本実施例の場合、
外枠19を成形するための成形型(図示せず)にシート
状フィルタ20を配置し、この状態で該成形型内に樹脂
を射出注入して外枠19を成形することにより、外枠1
9内にシート状フィルタ20の周縁部が埋め込まれて両
者が一体化されるという、いわゆるインサート成形によ
り行っている。なお、外枠19の下端部分には、シート
状フィルタ20に付着した油が外枠19に伝い降りてき
た場合にその油を溜めておく油溜め部19aが形成され
ている。
【0022】しかして、フィルタ体18の裏側にはプラ
スチック製の支え桟21が図4に示す如く対角線上に位
置するようにして傾斜状に設けられており、従ってフィ
ルタ体18を化粧枠16に取り付けた状態では、この支
え桟21は化粧枠16とフィルタ体18との間に位置さ
れることとなる。なお、フィルタ体18は化粧枠16に
着脱可能に取り付けられており、その取付構造は、外枠
19の上下両側に形成された係合孔19bを化粧枠16
の上下両側に突設された突起16aに係脱可能に弾性係
合させる、というものである。かかる支え桟21はフィ
ルタ体18とは別個に形成したもので、両端部が外枠1
9に着脱可能に取り付けられている。そして、支え桟2
1の両端部間は図1に示すように室内側前方に向かって
凸となるように円弧状に曲成されており、これにて該支
え桟21はシート状フィルタ20に裏側から接して該シ
ート状フィルタ20を外枠19よりも室内側に突出する
ように押圧している。
【0023】ここで、外枠19に対する支え桟21の取
付構成につき図5ないし図7により説明するに、支え桟
21の両端部の取付部22および23は鋭角状に曲げら
れており、そのうち上側の取付部22には係合孔22a
が形成されていると共に係合爪22bが突設されてい
る。また、下側の取付部23には係合孔23aが形成さ
れていると共に係合爪23bが突設されている。一方、
外枠19上部の一隅角部の前部裏面に差込片19cが突
設されていると共に上面部係合孔19dが形成されてい
る。また、外枠19下部の一隅角部の前部裏面には挿通
片19eが突設されていると共に該挿通片19eに係合
孔19fが形成されている。
【0024】このような取付構成の支え桟21をフィル
タ体18の外枠19に取り付けるには、支え桟21の上
下両側の係合孔22aおよび23aを外枠19の上側の
差込片19cおよび下側の挿通片19eに挿入する。す
ると、外枠19の上面部と係合爪22bとが弾性変形す
ることにより、該係合爪22bが係合孔19dに挿入さ
れ、これにて支え桟21の上側の取付部22が外枠19
に着脱可能に取り付けられる。また、係合孔23aから
突出した挿通片19eの先端部分と係合爪23bとが弾
性変形することにより、該係合爪23bが係合孔19f
に挿入され、これにて支え桟21の下側の取付部23が
外枠19に着脱可能に取り付けられる。なお、支え桟2
1を外枠19から取り外すには、上述したとは逆に、外
枠19の上面部を弾性変形させて該係合爪22bを係合
孔19dから抜き出すと共に、挿通片19eの先端部分
を弾性変形させて該係合爪23bを係合孔19fから抜
き出し、そして上下の係合孔22aおよび23aを差込
片19cおよび挿通片19eから抜き出せば良い。
【0025】以上のように構成されたフィルタ付換気扇
において、ファンモータ12に通電して換気運転を行う
と、ファン14により台所内の空気がシート状フィルタ
20を通じて化粧枠16のベルマウス17から本体11
内に吸引され、そして屋外へと排出される。このとき、
排出される空気中に含まれる油塵などは、シート状フィ
ルタ20により捕獲される。この換気運転中において、
シート状フィルタ20はファン14により吸引される空
気の風圧を受けるが、該シート状フィルタ20は支え桟
21に押圧されて外枠19(化粧枠16の前部)よりも
室内側に突出しているため、回転しているファン14に
接触するようなおそれはない。
【0026】さて、長期にわたり使用していると、シー
ト状フィルタ20に油塵などが多量に付着し、シート状
フィルタ20の通風性が低下してくる。このようになっ
た場合には、フィルタ体18を化粧枠16から取り外し
て新たなフィルタ体18と交換する。このとき、使用済
みのフィルタ体18から支え桟21を取り外し、使用済
みのフィルタ体18だけを廃棄する。取り外した支え桟
21は掃除後、新たなフィルタ体18に取り付ける。
【0027】ところで、化粧枠16の前面部にフィルタ
体18が取り付けられていても、長期にわたり使用して
いると、ファン14や化粧枠16に多少の汚れが付くこ
とは避けられない。そこで、使用済みのフィルタ体18
を取り外したとき、ファン14や化粧枠16の汚れ具合
を見て、簡単な拭き掃除で済むような場合には、新たな
フィルタ体18を取り付ける前に、ファン14や化粧枠
16を取り外すことなく、その汚れを雑巾などで拭き取
れば良い。
【0028】このように本実施例によれば、シート状フ
ィルタ20は別体の支え桟21により押圧されて外枠1
9よりも室内側に突出するように押圧される。このた
め、インサート成形により外枠19と一体化されたシー
ト状フィルタ20が成形後の外枠19の収縮により弛ん
でも、支え桟21によりピンと張った状態に延ばされる
ようになる。従って、シート状フィルタ20を皺のない
きれいな状態にすることができると共に、シート状フィ
ルタ20をファン14から十分に離すことができるの
で、シート状フィルタ20が換気運転時の風圧により多
少凹んでも、回転しているファン14に接触することは
ない。
【0029】また、支え桟21はフィルタ体18により
室内から見えないように隠されているため、外観上優
れ、しかも支え桟21への油塵などの付着が少なくなる
ので、その掃除を簡単に行なうことができると共に、支
え桟21がシート状フィルタ20の前面から室内側に突
出している従来に比べて風の抵抗となる割合が少なくな
り、送風量の低下や送風音の発生を極力防止できる。こ
の場合、特に本実施例では、支え桟21が一本であるの
で、風の抵抗となる割合がより少なくなるものである。
【0030】その上、支え桟21はフィルタ体18とは
別体のものであるため、外枠19の成形型の構造が従来
のものに比べて簡単となり、型製作費を低く抑えること
ができ、また型構造が簡単なだけ不良率が低下し、総じ
てフィルタ体18を安価に製作できる。
【0031】そして、特に本実施例では、支え桟21を
フィルタ体18に着脱可能に取り付ける構成としたの
で、支え桟21は繰り返し使用できる。このため、従来
の支え桟4bもフィルタ体3と一体化されているものと
比べ、使い捨てで単価の安いことが要求されるフィルタ
体18にあってその要求を充足できると共に、省資源と
もなる。
【0032】次に図8および図9は本発明の第2実施例
を示し、図10は本発明の第3実施例を示す。これら両
実施例は支え桟を上述の第1実施例とは異なり化粧枠に
着脱可能に取り付けたものであり、以下に各実施例に別
けてその具体的な取付構造を説明する。
【0033】すなわち、図8および図9の第2実施例で
は、支え桟24の両端部に係合爪25が突設されてお
り、これに対し化粧枠16の上部および下部には係合孔
26が形成されている。そして、支え桟24は係合爪2
5を係合孔26に挿入して弾性係合させることにより、
化粧枠16に取り付けられている。
【0034】フィルタ体18は支え桟24を取り付けた
後に化粧枠16に取り付けられる。そして、フィルタ体
18を化粧枠16に取り付けると、そのシート状フィル
タ20は支え桟24により外枠19よりも室内側に突出
するように押圧される。
【0035】一方、図10の第3実施例では、支え桟2
7の両端部に上方および下方に指向する突起部28が突
設されており、これに対し化粧枠16のベルマウス17
の上部および下部には挿入孔29が形成されている。そ
して、支え桟27は図10に二点鎖線で示すように、両
突起部28のうちのいずれかを先に一方の挿入孔29に
挿入し、そして支え桟27をより大きく湾曲するように
弾性変形させて他方の突起部28を他方の挿入孔29に
挿入することにより、化粧枠16に着脱可能に取り付け
られる。
【0036】上述のように構成した第2および第3の両
実施例の場合、使用済みフィルタ体18を化粧枠16か
ら取り外したとき、ファン14や化粧枠16を取り外す
ことなく掃除する場合には、支え桟24,27を化粧枠
16から取り外すものであり、これにより化粧枠16を
本体11に取り付けたままで、化粧枠16はもちろん、
ファン14も掃除できるものである。
【0037】この第2および第3の両実施例のように構
成しても上述の第1実施例と同様の効果を奏する上、支
え桟24,27はシート状フィルタ20を押圧した状態
では、該シート状フィルタ20から室外側に向かう反力
を受けて化粧枠16に押し付けられるため、係合爪25
と係合孔26、突起部28と挿入孔29との間にがたが
あっても、換気運転時に振動音を発するというおそれが
ない。
【0038】図11および図12は本発明の第4実施例
を示し、図13ないし図16は本発明の第5実施例を示
す。これら両実施例は支え桟を化粧枠に対し回動可能に
取り付けるようにしたものである。
【0039】まず第4実施例を示す図11および図12
において、支え桟30の上端部にはセルフヒンジ部31
を介して角形の取付部32が一体に形成されており、こ
の取付部32には一対の係合爪33が突設されている。
また、支え桟30の下端部には係合爪34が突設されて
いる。一方、化粧枠16の上部には角形の凹部35が形
成され、この凹部35の底部には一対の係合孔36が形
成されている。また、化粧枠16の下部には係合孔37
が形成されている。そして、取付部32は係合爪33
係合孔36に強く挿入係合するようにして凹部35内に
嵌着されており、これにて取付部32は化粧枠16から
容易に外し得ないように、すなわち固定的に取り付けら
れている。従って、支え桟30は取付部32ひいては化
粧枠16に対しセルフヒンジ部31を中心にして前後方
向に回動可能になっている。そして、支え桟30をセル
フヒンジ部31を中心に矢印A方向に回動させて下端部
の係合爪34を係合孔37に係脱可能に係合させること
により、該支え桟34の下端部が化粧枠16に係脱可能
に取り付けられている。
【0040】この第4実施例では、使用済みのフィルタ
体18を化粧枠16から取り外した後、ファン14の掃
除をする場合には、係合爪34を係合孔37から外し、
そして支え桟30をセルフヒンジ部31を中心にして矢
印Aとは反対方向に回動させる。これにより、化粧枠1
6を本体11に取り付けたままでファン14の掃除をす
ることができる。
【0041】第5実施例を示す図13ないし図16にお
いて、支え桟38の上端部には円形の取付部39が形成
されており、この取付部39には一対の係合爪40が突
設されている。また、支え桟38の下端部には係合爪4
1が突設されている。一方、化粧枠16の上部には円形
の凹部42が形成されており、この凹部42の底部に一
対の円弧状の長孔43が形成されている。また、化粧枠
16の下部には係合孔44が形成されている。
【0042】そして、支え桟38の取付部39はその係
合爪40を長孔43に挿入係合するようにして凹部42
内に嵌合されており、これにて取付部39は化粧枠16
に凹部42内で所定角度回動できるように取り付けられ
ている。従って、支え桟38は化粧枠16に対し上下方
向に旋回可能になっている。そして、支え桟30を図1
3に二点鎖線で示す位置から矢印B方向に旋回させて下
端部の係合爪41を係合孔44に係脱可能に係合させる
ことにより、該支え桟38の下端部を化粧枠16に係脱
可能に取り付ける。
【0043】この第5実施例では、使用済みのフィルタ
体18を化粧枠16から取り外した後、係合爪41を係
合孔44から外し、そして支え桟38を取付部39を中
心にして化粧枠16の前面に沿うように上方に旋回させ
てベルマウス17から外すことにより、化粧枠16を本
体11に取り付けたままでファン14の掃除をすること
ができる。
【0044】これら第4および第5の両実施例のように
構成しても前記第2実施例および第3実施例と同様の効
果を得ることができる上、支え桟30,38の一方の端
部を化粧枠16から外すだけで、支え桟30,38をフ
ァン14の掃除の邪魔にならない位置に回動させること
ができる。
【0045】図17ないし図20は本発明の第6実施例
を示す。この実施例は化粧枠へのフィルタ体の取付構成
に関するもので、図17に示すフィルタ体18の外枠1
9には支え桟21が第1実施例において説明したと同様
の取付構成にて着脱可能に取り付けられている。この外
枠19の上側には、周囲壁19gの上面部の左右両側に
位置して係合孔45が形成されている。また、外枠19
の下側には、前部裏面の左右両側に位置して弾性片46
が突設されている。そして、この弾性片46には係合孔
47が形成されている。
【0046】一方、化粧枠16の上側には、前面の上端
寄りの部位の左右両側に位置して略L字形の係合片48
が突設されている。また、化粧枠16の下側には、前面
の下端寄りの部位の左右両側に位置して挿入孔49が形
成されている。そして、この挿入孔49の上縁部に突片
50が後向きにして突設されており、この突片50の下
面に図18にも示すように前後両側を斜面状に形成した
係合突起51が突設されている。
【0047】上記構成において、フィルタ体18を化粧
枠16に取り付けるには、まず図18に二点鎖線で示す
ように、フィルタ体18を傾けて上部の係合孔45を化
粧枠16上部の係合片48に引っ掛ける。次いで、外枠
19下部を押圧して弾性片46を化粧枠16下部の挿入
孔49内に押し込む。すると、弾性片46が弾性変形し
ながら突片50の係合突起51の前側斜面51aを乗り
越え、最終的には図18に実線で示すように係合孔47
が係合突起51に係合する。これにて、弾性片46が抜
け止め状態となり、フィルタ体18が化粧枠16に着脱
可能に取り付けられる。
【0048】フィルタ体18を取り外すには、該フィル
タ体18の下部を引っ張る。すると、弾性片46が弾性
変形しながら係合突起51を乗り越えるようになって、
係合孔47が係合突起51から外れるため、弾性片46
が挿入孔49から抜き出される。この後、フィルタ体1
8を押し上げると、係合孔45が係合片48から外れる
ので、フィルタ体18を化粧枠16から取り外すことが
できる。
【0049】このように構成しても前記第1実施例と同
様の効果を奏する他、以下述べるようにフィルタ体18
の不用意な脱落を防止できるという実用上優れた効果を
得ることができる。
【0050】すなわち、フィルタ体18の取り付け時に
おいて、上部の係合孔45を係合片48に引掛ける際、
図18に二点鎖線で示すように、フィルタ体16を斜め
にすることにより、それら係合孔45、係合片48を見
ながら作業することができる。しかし、換気扇が一般に
高所に設置されることを考慮すると、係合孔45が係合
片48と確実に嵌合したことまでも確認することは実際
上は困難である。このため、係合孔45が係合片48に
嵌合しておらず、例えば周囲壁19gの上面部が係合片
48の上端に乗せられただけの状態で弾性片46の係合
孔47を突片50の係合突起51に係合させてしまった
場合には、例えば換気運転時の振動などにより外枠19
の上部が係合片48から外れるおそれがある。
【0051】しかしながら、下部の弾性片46が挿入孔
49から挿入されてその係合孔47が突片50の係合突
起51に係合しているので、外枠19の上部が係合片4
8から外れると、図20に示すように、弾性片46が挿
入孔49の下縁にて受けられると共に、外枠19の周囲
壁19gの下面部後端が化粧枠16の前面に当接し且つ
弾性突片46先端が突片50に当接することにより、弾
性片46の係合孔47は係合突起51に係合したままの
状態に保持される。このため、フィルタ体16は図19
に示すように、前傾状態に支持されたままとなり化粧枠
16から脱落するおそれはなく、安全である。
【0052】ちなみに、フィルタ体18の取付時におい
て、外枠19の下部を単純に押し込めば、弾性片46の
係合孔47は確実に突片50の係合突起51に係合する
ので、その係合が不完全になるおそれはない。
【0053】図21ないし図23は本発明の第7実施例
を示す。この実施例が前記第1実施例と異なるところは
支え桟にあり、以下に第1実施例と同一部分には同一符
号を付して異なる部分のみ説明する。
【0054】図21および図22に示すように、支え桟
52の中央部は略逆コ字形に屈曲形成され、この屈曲部
分は支え桟52の前表面よりも前方に突出する突部53
として構成されている。このような支え桟52の両端部
には係合爪52aが形成されており、一方フィルタ体1
8における外枠19の左右両側の上下方向中央部には図
23に示すように係合孔19hが形成されている。そし
て、支え桟52は、係合爪52aを係合孔19hに弾性
係合させることにより、図21に示すように外枠19に
略水平状態に取り付けられている。なお、突部53は所
定の間隔をおいて複数個設けるようにしても良い。
【0055】さて、支え桟52を外枠19に取り付けた
状態においては、図22に示すように突部53がシート
状フィルタ20の中心部分に当接しており、これにより
シート状フィルタ20は突部53から左右両側に比較的
遠く離れた部位まで支え桟52の前表面から浮き上った
状態に保持されている。
【0056】このように構成した本実施例によれば、シ
ート状フィルタ20は突部53により支え桟52の前表
面から浮き上がっていて非接触の状態になされるので、
換気運転時にはその支え桟52の前表面から浮き上がっ
た部分にも風が通るようになる。このため、シート状フ
ィルタ20の通風面積が増加し、それだけ油塵などの捕
獲効果が高くなる。
【0057】なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施
例に限定されるものではなく、例えば支え桟をフィルタ
体に取り付ける場合、支え桟をフィルタ体に固定して該
フィルタ体と共に破棄するようにしても良く、また支え
桟を化粧枠に設ける場合、支え桟を化粧枠と一体に形成
しても良い、など要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が
可能である。
【0058】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、以下述べ
るような優れた効果を得ることができる。
【0059】請求項1記載のフィルタ付換気扇では、外
枠とシート状フィルタとを一体化してフィルタ体を構成
し、このフィルタ体とは別体支え桟によりシート状フ
ィルタを外枠よりも室内側に突出させるように押圧する
構成としたことにより、シート状フィルタが弛んでいて
も、支え桟によりピンと張った状態に延ばすことができ
る。このため、シート状フィルタを弛みのないきれいな
状態にすることができると共に、シート状フィルタをフ
ァンから十分に離すことができるので、シート状フィル
タが換気運転時の風圧により多少凹んでも回転している
ファンに接触することはない。
【0060】また、支え桟はフィルタ体により室内から
見えないように隠されるため、一層外観が良くなり、し
かも支え桟への油塵などの付着が少なくなるので、その
掃除を簡単に行なうことができると共に、支え桟がシー
ト状フィルタの前面から室内側に突出しているものに比
べて風の抵抗となる割合が少なくなり、送風量低下や送
風音発生を極力防止できる。その上、支え桟はフィルタ
体とは別体のものであるため、外枠の成形型の構造が従
来のものに比べて簡単で且つ型製作費を低く抑えること
ができ、総じてフィルタ体を安価に製作できる。
【0061】請求項2記載のフィルタ付換気扇では、支
え桟をフィルタ体又は化粧枠に着脱可能に取り付ける構
成としたことにより、フィルタ体が使い捨てであって
も、支え桟は繰り返し使用でき、省資源となる上、化粧
枠を本体に取り付けたままで該化粧枠およびファンを掃
除できる。
【0062】請求項3記載のフィルタ付換気扇では、支
え桟の一端側を化粧枠に回動可能に取り付け、他端側を
化粧枠に係脱可能に取り付けたことにより、支え桟の他
端側を化粧枠から外すだけで、支え桟をファンの掃除の
邪魔にならない位置に回動させることができる。
【0063】請求項4記載のフィルタ付換気扇では、支
え桟に部分的に突部を設け、この突部によりシート状フ
ィルタを支え桟から浮き上らせる構成としたことによ
り、シート状フィルタの通風面積が増加し、油塵などの
捕獲効果が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す分解縦断側面図
【図2】分解斜視図
【図3】取付状態で示す斜視図
【図4】フィルタ体の背面図
【図5】支え桟の取付構造を示す部分拡大背面図
【図6】図5のVI−VI線に沿う縦断面側図
【図7】支え桟の取付構造を示す拡大斜視図
【図8】本発明の第2実施例を示す要部の拡大縦断側面
【図9】支え桟の取付構造を示す部分拡大縦断側面図
【図10】本発明の第3実施例を示す部分縦断側面図
【図11】本発明の第4実施例を示す図9相当図
【図12】要部の拡大分解斜視図
【図13】本発明の第5実施例を示す化粧枠の正面図
【図14】支え桟の取付構造を示す部分拡大縦断側面図
【図15】要部の拡大分解斜視図
【図16】要部を組み立て状態で示す拡大斜視図
【図17】本発明の第6実施例を示す図1相当図
【図18】化粧枠へのフィルタ体の取付構造を示す部分
拡大縦断側面図
【図19】フィルタ体の上部が化粧枠から外れた状態の
部分縦断側面図
【図20】同状態でのフィルタ体下部の拡大縦断側面図
【図21】本発明の第7実施例を示す図3相当図
【図22】横断平面図
【図23】分解縦断側面図
【図24】従来のフィルタ付換気扇の斜視図
【図25】フィルタ体の斜視図
【図26】フィルタ体の部分拡大断面図
【符号の説明】
11は本体、12はファンモータ、14はファン、16
は化粧枠、17はベルマウス、18はフィルタ体、19
は外枠、20はシート状フィルタ、21,23,27,
30,38,52は支え桟、53は突部である。
フロントページの続き (72)発明者 住田 繁和 名古屋市西区葭原町4丁目21番地 株式 会社東芝 名古屋工場内 (56)参考文献 特開 平1−164413(JP,A) 実開 平3−31236(JP,U) 実開 昭55−69646(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 7/013 101

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、この本体内に設けられ回転軸に
    ファンを着脱可能に取着したファンモータと、前記本体
    の室内側前面部に着脱可能に取り付けられ前記ファンを
    囲繞するベルマウスを有した化粧枠と、外枠の内側にシ
    ート状フィルタを一体に設けてなり前記化粧枠の前面部
    に着脱可能に取り付けられたフィルタ体と、このフィル
    タ体とは別体に形成され該フィルタ体と前記化粧枠との
    間に位置されて前記シート状フィルタを前記外枠よりも
    室内側に突出させるように押圧する支え桟とを具備して
    なるフィルタ付換気扇。
  2. 【請求項2】 支え桟は、フィルタ体又は化粧枠に着脱
    可能に取り付けられることを特徴とする請求項1記載の
    フィルタ付換気扇。
  3. 【請求項3】 支え桟は一端側が化粧枠に回動可能に取
    り付けられ、他端側が化粧枠に係脱可能に取り付けられ
    ることを特徴とする請求項1記載のフィルタ付換気扇。
  4. 【請求項4】 支え桟には部分的に前方に突出する突部
    を設け、この突部によりシート状フィルタを支え桟から
    浮き上がらせたことを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれかに記載のフィルタ付換気扇。
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