JP4974289B2 - レンジフード - Google Patents
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- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24C—DOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
- F24C15/00—Details
- F24C15/20—Removing cooking fumes
- F24C15/2071—Removing cooking fumes mounting of cooking hood
Description
例えば、特許文献1に示すように、フード体と、このフード体の天板部に取付けた送風機ボックスとで薄型フードと呼ばれるフードとし、その送風機ボックス内に送風機を設け、このフード体の背面と送風機ボックスの背面を壁面に接した状態でねじで固定して取付けるようにしたレンジフードが提案されている。
例えば、フードを取付けた設置壁面にレンジフードの荷重により歪みが生じて垂直でなくなり、フードの下向き斜めの姿勢となることがある。
また、取付けた状態でフード自体が下向きに撓み変形し、下向き斜めの姿勢となることがある。
第1の問題は、レンジフードをキッチンキャビネットに組み込んで取付けるシステムキッチンの場合に、フードの左右側方に設置されるキッチンキャビネットの下面とフード下面に段差が生じて見栄えが悪くなり、システムキッチンの外観を損ねてしまうということである。
第2の問題は、フードの側方にキッチンキャビネットが存在しないように設置する場合でも、フードが下向き斜めの姿勢であることで見栄えが悪く、システムキッチン全体の美観を損ねてしまう恐れがあることである。
第3の問題は、フード内部、あるいはフィルタに付着した油分を、内部に設けられた傾斜により、オイルパックに回収するようにしたレンジフードにおいては、フードが水平な姿勢であることを前提として回収した油分の流れ等を設計しているので、フードが下向き斜めの姿勢で水平度が乱れることで、設計通りに油分を回収できないことである。
前記送風機ボックス2の下部に連結されたフード体1を備え、前記送風機27を駆動することでフード体1内の空気を吸い込んで屋外に排気するレンジフードにおいて、
前記送風機ボックス2とフード体1は、そのフード体1の背面部が送風機ボックス2の背面部よりも後方に張り出しできると共に、その張り出し量を調整できるように、連結手段4により前後方向に位置調整自在に連結され、
このフード体1の背面部を、前記設置壁面に接するように取付けることを特徴とするレンジフードである。
したがって、送風機ボックス2の上部を設置壁面に固定した状態で、フード体1を送風機ボックス2に対して前後に移動してフード体1を水平の姿勢とし、その後に連結具で取付片30を強く天板10に連結することでフード体1と送風機ボックス2を前後方向に動かないように連結できる。
したがって、設置壁面にレンジフードの荷重で歪み変形が生じた場合でも、取付け状態でフード自体が下向きに撓み変形した場合でも、フードを水平な姿勢として正しく取付けできる。
フード体1と送風機ボックス2でフード3としてある。
前記フード体1は天板10、前面板11、背面板12、左右の側面板13、下面板14、整流板15を備えた偏平な形状で、天板10に流出口16、下面板14に流入口17が形成されていると共に、下面板14と整流板15との間に隙間18を形成している。
前記送風機ボックス2は天板20、前面板21、背面板22、左右の側面板23、下面板24で矩形状で、その天板20に出口25、下面板24に入口26が形成されていると共に、その内部に送風機27を設けてある。
前記送風機27は、そのハウジング27aが送風機ボックス2内に取付けられ、入口26が前記フード体1の流出口16に連通していると共に、吐出口29が出口25と連通し、送風機27を駆動することでフード体1内の空気を吸い込み、かつ図示しない排気ダクトを通して屋外に排気するようにしてある。
前記連結具は、前記フード体1の天板10に上向きに固定した取付用ボルト32と、この取付用ボルト32に螺合したナット33を有している。
そして、前記取付用ボルト32が前記長孔31に挿通するように取付片30をフード体1の天板10に接し、その取付用ボルト32にナット33を螺合し、そのナット33を締め付けることでワッシャ34を介して取付片30に押しつけ、フード体1と送風機ボックス2を連結する。
この状態でフード体1を送風機ボックス2に対して前後に移動することで、その背面板12の送風機ボックス2の背面板22よりも後方への張り出し量を調整する。
この後に、ナット33を締め付けることでフード1と送風機ボックス2を前後方向に動かないように連結する。
例えば、前記流出口16を入口26よりも大径として、前述のようにフード体1が送風機ボックス2に対して前後方向に移動しても流出口16と入口26が連通するようにしてある。
例えば、送風機ボックス2の天板20の背面板22寄りに、取付け部としてのブラケット40を固着具41で固着し、そのブラケット40を固着具42で壁面Aに固着することで固定する。
この状態で壁面Aが図5(a)に仮想線で示すように、レンジフードの荷重で歪み変形して垂直でなくなった場合には、図5(a)に示すように、フード3が下向き斜めの姿勢となる。
これにより、フード3が、送風機ボックス2の壁面Aとの固定部分を支点として上方に傾動し、図5(b)に示すようにフード3が水平な姿勢となる。
この後に、前述のナット33を締め付けてフード体1と送風機ボックス2を前後方向に動くことがないように連結する。
また、フード3自体が下向きに撓み変形して下向き斜めの姿勢となった場合も前述と同様にして水平の姿勢とすることができる。
例えば、図6に示すように、フード体1の天板10にブラケット50を取付け、送風機ボックス2の前面板21に移動用ボルト51を前方に向けて固着して取付ける。
この移動用ボルト51をブラケット50の孔を挿通して前方に突出し、その突出部分にナット52を螺合して移動手段6とする。
すなわち、フード体1の背面板12を送風機ボックス2の背面板22よりも最も後方寄り(つまり、フード体1を送風機ボックス2に対して最も後方に移動した張り出し量が最大の状態)とし、その送風機ボックス2の上部を壁面Aに固定して取付け、フード体1を送風機ボックス2に対して前方に移動してフード3が水平の姿勢とする。
この状態で、フード体1と送風機ボックス2を前後移動可能に仮連結し、送風機ボックス2の上部を壁面Aに固定し、フード体1の背面板12を壁面Aに接してレンジフードを仮取付けする。
この時、壁面Aがレンジフードの荷重で歪み変形してもフード3は上向き斜めの姿勢となるようにする。
この後に、ナット33を強く締め付けてフード体1と送風機ボックス2を前後方向に動かないように連結してレンジフードを取付ける。
また、移動手段6によりフード体1を送風機ボックス2に対して前方に移動するようにしても良い。
例えば、図8に示すようにフード体1の天板10に固定したブラケット53に移動用ボルト54を前後方向に向けて螺合し、その移動用ボルト54の先端部を送風機ボックス2の前面板21に当接、又は前面板21に固定したプレート55に当接することで移動手段6とする。
例えば、前述の連結手段4の連結具を、取付片30の長孔31からフード体1の天板10に螺合した連結ボルト35とし、この連結ボルト35を回転部材60の孔を通して長孔31からフード体1の天板10に螺合する。
そして、連結ボルト35を弛めることで回転部材60の指掛け片61に指を掛けて矢印c方向に回動してフード体1を送風機ボックス2に対して矢印bで示す前方に向けて移動する。
Claims (3)
- 上部に、設置壁面への取付け部が設けられ、内部に送風機27を設けた送風機ボックス2と、
前記送風機ボックス2の下部に連結されたフード体1を備え、前記送風機27を駆動することでフード体1内の空気を吸い込んで屋外に排気するレンジフードにおいて、
前記送風機ボックス2とフード体1は、そのフード体1の背面部が送風機ボックス2の背面部よりも後方に張り出しできると共に、その張り出し量を調整できるように、連結手段4により前後方向に位置調整自在に連結され、
このフード体1の背面部を、前記設置壁面に接するように取付けることを特徴とするレンジフード。 - 送風機ボックス2に設けられ前後方向の長孔31を有した取付片30と、この長孔31を挿通して取付片30をフード体1の天板10に固定する連結具とで連結手段4とした請求項1記載のレンジフード。
- フード体1と送風機ボックス2に亘って、当該フード体1を送風機ボックス2に対して前後方向に移動する移動手段6を設けた請求項1又は2記載のレンジフード。
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