JP2787411B2 - 回転砥石の使用方法 - Google Patents

回転砥石の使用方法

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JP2787411B2 JP33478393A JP33478393A JP2787411B2 JP 2787411 B2 JP2787411 B2 JP 2787411B2 JP 33478393 A JP33478393 A JP 33478393A JP 33478393 A JP33478393 A JP 33478393A JP 2787411 B2 JP2787411 B2 JP 2787411B2
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボール溝のような溝の
加工を行なう回転砥石の使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、ワークWに設けられ
たボール溝WaとボールBとは摩擦軽減のため点接触す
るようにしており、ボールBの回転軸線と、点接触する
点を通る直径線とのなす角を接触角αとし、該接触角α
が所定範囲内に入るようにボール溝Waの形状を管理す
る必要がある。
【0003】従来、このようなボール溝の加工を回転砥
石を用いて行なう場合には、加工する溝形状に合わせて
回転砥石の外周面を整形し、整形された回転砥石を用い
てカーボン材等の柔らかい材料を試験加工して回転砥石
の外周面の形状をカーボン材等に転写させる。そして、
その形状が加工しようとする溝形状に対して所定の許容
範囲に入っている場合にはその回転砥石を用いて実際の
溝加工を行ない、許容範囲からはずれている場合には、
再度回転砥石の整形を行なうようにしている。
【0004】また、溝加工を行なっていくと、回転砥石
の外周面の内、溝の底部を加工する部分よりボールとの
接触部分を加工する部分の方が摩耗量が大きくなり、溝
形状が次第に狭くなり接触角が小さくなる傾向にある。
従って、所定個数の溝加工を行なうと加工される溝形状
が許容範囲からはずれるため、新たな回転砥石に取り替
えるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法では、
試験加工した際に許容範囲からはずれたものは再度整形
を行なわなければならないが、特に試験加工された溝形
状が狭く接触角が小さい場合には再度の整形時に大幅な
修正が必要であり、先に行なった整形作業が全く無駄に
なるためコストが高くなる。また、所定個数加工する毎
に再度整形を行なう従来の方法では、整形回数が多くな
り、やはりコストが高くなる。
【0006】そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、整
形された形状が多少許容範囲をはずれていても大幅な整
形を再度することなくその回転砥石を使用でき、また、
一旦整形した後はより多くの溝加工をすることができる
回転砥石の使用方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、溝加工を行なう回転砥石の使用
方法において、該回転砥石を用いて試験加工を行ない、
試験加工により得られた溝形状と正規の溝形状とを比較
し、両溝形状の偏差に応じて回転砥石の回転軸線を、該
回転砥石の送り方向に対して所定角度傾ける角度補正を
するようにしたことを特徴とする。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、溝加工を所定回数行なう毎に上記角度補正に
よる傾きを増角するようにしたことを特徴とする。
【0009】
【作用】回転砥石の回転軸線を送り方向に対して傾けず
に加工を行なうと、加工される溝形状は回転砥石の形状
がそのまま転写されたものになる。この状態から回転軸
線を送り方向に対して傾ければ、砥石の形状はそのまま
でも加工される溝形状が拡がり、ボール溝の場合には接
触角を大きくすることができる。そこで、回転砥石を整
形し、試験加工した結果溝形状が正規の溝形状より狭い
場合には上記回転軸線を傾ける角度補正を行なうことに
より加工される溝形状を許容範囲内にすることができ
る。
【0010】また、加工を行なっていくと砥石の摩耗に
より溝形状が許容範囲からはずれる。この場合にも上記
回転軸線の傾きを増角させることにより加工される溝形
状を許容範囲内に戻しボール溝の場合には接触角を所定
範囲にすことができ、1回の整形で加工できる溝数を従
来の方法による場合より多くすることができる。
【0011】
【実施例】図1を参照して、Gは回転砥石でありボール
溝Waが形成されている。該ボール溝Waは回転砥石G
によって研削加工される。該回転砥石Gの回転軸線a1
は該回転砥石Gの送り方向、即ちボール溝Waの長手方
向を示す直線bに対して直角に交わる直線a0からθ傾
け回転軸線a1に対する角度補正を行なうようにしてい
る。このように、回転軸線a1を傾けることによりボー
ル溝Waの形状の変化を、図2を参照して説明する。本
図において、Wa−0は回転軸線a1を直線a0に一致
させた場合、即ちθ=0とした場合に加工されるボール
溝Waの断面形状を示すものである。また、Wa−1は
θ=2°とした場合のボールねじWaの断面形状を示す
ものである。このように、回転砥石Gの整形後の形状が
そのまま転写されたWa−0の形状が許容範囲より狭く
接触角が小さい場合には回転軸線a1を傾けることによ
りボール溝Waの形状を拡げ接触角を大きくすることが
できる。
【0012】また、図3に示すように、加工開始時にお
ける溝形状Wa−0が許容範囲Aに入っている場合で
も、所定個数加工するとWa−2に示すようにボール溝
Waの形状が狭くなり許容範囲Aからはずれる。すると
ボールとの接触点が正規の接触範囲であるBからはずれ
接触角が小さくなる。この場合には、θを1°増角する
とボール溝Waの形状はWa−2に示す状態からWaー
3に示す状態に変化し、再び接触点がB内に入る許容範
囲Aに戻り、その状態でボール溝Waの加工を継続する
ことができる。
【0013】尚、加工開始時にはボール溝Waの面粗度
が許容範囲に入っていても溝加工を行なううちに回転砥
石の外周面の形状が荒くなり面粗度が悪化する。ところ
が、回転砥石の回転軸線を上記のように傾ければ、砥石
は送り方向に斜交する面に沿って回転しているため溝内
の1か所を複数の砥粒が順次研削することになり、回転
砥石の外周面が多少荒れても面粗度は低下しない。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明によれば、回転砥石の整形された形状が許容範
囲に入らない場合であっても溝加工に使用することがで
き、回転砥石に関するコストを下げることができる。
【0015】また、請求項2の発明によれば、所定個数
加工を行ない砥石が摩耗しても、再度砥石の整形をしな
くても所定形状の溝加工を行なうことができ、やはり回
転砥石に関するコストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転砥石の回転軸線と砥石の送り方向との関係
を示す図
【図2】回転砥石の整形後の補正を説明するためのボー
ル溝の断面図
【図3】所定個数加工後の補正を説明するためのボール
溝の断面図
【図4】接触角αを説明する断面図
【符号の説明】
G 回転砥石 Wa ボール溝 a1 (回転砥石の)回転軸線 b 回転砥石の送り方向を示す直線 α 接触角
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−121764(JP,A) 特開 昭61−117058(JP,A) 特開 平2−41861(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B24B 19/02 - 19/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溝加工を行なう回転砥石の使用方法にお
    いて、該回転砥石を用いて試験加工を行ない、試験加工
    により得られた溝形状と正規の溝形状とを比較し、両溝
    形状の偏差に応じて回転砥石の回転軸線を、該回転砥石
    の送り方向に対して所定角度傾ける角度補正をするよう
    にしたことを特徴とする回転砥石の使用方法。
  2. 【請求項2】 溝加工を所定回数行なう毎に上記角度補
    正による傾きを増角するようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の回転砥石の使用方法。
JP33478393A 1993-02-03 1993-12-28 回転砥石の使用方法 Expired - Fee Related JP2787411B2 (ja)

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JPH07186033A JPH07186033A (ja) 1995-07-25
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JP4144834B2 (ja) * 2000-07-12 2008-09-03 株式会社日平トヤマ 半導体ウェーハのノッチ研削装置
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JPH07186033A (ja) 1995-07-25

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