JP4019276B2 - ハーフトロイダルcvtディスクのトラクション面研削方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハーフトロイダルCVTディスクのトラクション面研削方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車の無段変速装置として用いられるハーフトロイダルCVTディスクのトラクション面は、研削盤により研削加工されている。
【0003】
従来のハーフトロイダルCVTディスクのトラクション面研削方法では、ハーフトロイダルCVTディスクの軸線に垂直な面に対し砥石(ツール)の回転軸線がなす角度である振り角度と、ハーフトロイダルCVTディスクの軸線に対する砥石の切り込み方向のなす角度である砥石の切り込み角度とを所定の角度範囲内に設定して、砥石の干渉径と加工時の見かけの取代寸法(取代の外側から完成時のトラクション面までの間を砥石が進行する寸法)を最適に設定することが提案されている。
【0004】
また、振り角度と砥石の切り込み角度とが異なる場合には、砥石とワークに作用する研削力が砥石のラジアル方向のみならず、砥石のスラスト方向にも作用する。砥石はラジアル剛性よりもスラスト剛性が弱いため、砥石のスラスト方向に加わる荷重が過大になることを避けるように、振り角度と砥石の切り込み角度との角度差が所定の角度範囲内に抑えるように設定されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
さらに、図7に示される従来の研削盤100では、ハーフトロイダルCVTディスク102と接触する側と反対側の砥石104の研削面に対向する位置にはツルア106が配置されており、砥石104のツルーイング(ドレッシング)を行ないながら、ワークの研削加工が行われている。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−271844号公報(8−12頁、第8−14図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のツルーイング(ドレッシング)では、ハーフトロイダルCVTディスクの軸線に対するツルアの切り込み方向をなす角度であるツルアの切り込み角度は砥石の軸線と同じ角度(振り角度)に設定されている。このため、図7(a)に示されるように、振り角度と砥石の切り込み角度が異なる場合、例えば、振り角度が20度、砥石の切り込み角度が25度に設定されている場合には、ツルアの切り込み角度は20度に設定される。このように設定された条件の下、ツルア106のツルーイング等により、砥石径が図7(a)に示された寸法L1から図7(b)に示された寸法L2に変化すると、矢印Aで示されたワーク102と砥石104の研削面との間にズレが生じる。
【0008】
これは、図8に示されたように、ツルーイングされた砥石のR中心座標(研削面の曲率中心)Tと加工されるディスクの狙いR中心座標(加工面の曲率中心)T’にズレが発生することによるものである。このため、砥石104を備えた加工機構のスライド調整がツルーイング(ドレッシング)の度に行なわれる必要があり、加工精度が安定せず、加工能率を悪化させていた。
【0009】
本発明は、上記の問題を解決するため、ツルーイングにより砥石径が変化しても加工機構のスライド調整を不要とし、加工精度及び加工能率を向上することができるハーフトロイダルCVTディスクのトラクション面研削方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、所定の取代が存するハーフトロイダルCVTディスクを保持する保持機構と、該ハーフトロイダルCVTディスクを研削加工するツールを具備した加工機構と、該ツールをツルーイングするツルアを具備したツルーイング装置と、を具備し、前記ハーフトロイダルCVTディスク若しくはツールのいずれか一方を他方に対して傾斜可能な研削盤を備え、
前記ハーフトロイダルCVTディスクの軸線に垂直な面に対し前記ツールの回転軸線がなす角度である振り角度と、前記ハーフトロイダルCVTディスクの軸線に対する前記ツールの切り込み方向のなす角度である前記ツールの切り込み角度とを所定の角度範囲内に設定して研削加工を行なうハーフトロイダルCVTディスクのトラクション面研削方法において、
前記ハーフトロイダルCVTディスクの軸線に対する前記ツルアの切り込み方向をなす角度である前記ツルアの切り込み角度は、
ツルアの切り込み角度 = 振り角度 − (ツールの切り込み角度− 振り角度)
(但し、ツールの切り込み角度>振り角度)
として設定して、前記ツールをツルーイングすることを特徴とする。
【0011】
上記構成によれば、ツルアの切り込み角度を最適に設定することで、砥石径が変化してもツルーイングされた砥石のR中心座標と加工されるディスクの狙いR中心座標にズレが発生することがなく、加工機構のスライド調整を不要とすることができ、加工精度及び加工能率を向上することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について、図1−図5に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係わる研削盤の構成を示す側面図である。図2は、同実施形態に係わる砥石の切り込み倍率を説明するための図である。図3は、同実施形態に係わるツールの切り込み角度を設定するための説明図であり、図3(a)は砥石とワークが両当たりしている状態を示す図、図3(b)は図3(a)のトラクション面外周側を示す要部拡大図、図3(c)は図3(a)のトラクション面内周側を示す要部拡大図である。図4は、同実施形態に係わる砥石とワークの干渉関係を示す図である。図5は、同実施形態に係わる試験片におけるワークと砥石とツルアの位置関係を示す図であり、図5(a)は砥石径がL1である時の位置関係を示す図であり、図5(b)は砥石径がL2である時の位置関係を示す図である。
【0013】
図1に示される研削盤10は、ハーフトロイダルCVTディスク12(以下、ワークとする。)を保持する保持機構14と、ワーク12を加工する砥石(ツール)16を備えた加工機構18と、砥石16をツルーイングするツルア26を備えたツルーイング装置28を有する。砥石16は、砥石スピンドル20に固定され、駆動モータ(図示せず)によって回転駆動される。砥石スピンドル20は砥石テーブル22に取付けられ、砥石16及び砥石スピンドル20が砥石テーブル22に対する傾斜角度を調整可能としている。砥石テーブル22は、砥石16が所定の方向Wに切り込まれるように、進退可能である。
【0014】
砥石16は、外周側の研削面の形状が、研削加工を終了して完成したワークのトラクション面に対応した半径を有する曲面形状に形成されている。そのため、研削加工を行なう前の状態ではワークに取代が存在しているので、このワーク12の被研削加工面の半径は砥石16の外周側の研削面の径よりも小さく形成されている。
【0015】
ツルーイング装置28において、ツルア26はスピンドル30に固定され、駆動モータ(図示せず)によって回転駆動される。また、スピンドル30が取付けられたツルアテーブル32は砥石テーブル22上に配置され、砥石テーブル22に対する傾斜角度を調整可能としている。ツルアテーブル32は、ツルア26が所定の方向Zに切り込まれるように進退可能である。
【0016】
図1において、ワーク12の中心軸線Pに直交する垂直線Sと砥石の回転軸線Mが為す角度を振り角度をθ1とし、ワーク12の中心軸線Pと砥石テーブルの切り込み方向Wが為す角度をツールの切り込み角度(砥石の切り込み角度)θ2とし、ワークの中心軸線Pとツルアテーブルの切り込み方向Zが為す角度をツルアの切り込み角度θ3としている。
【0017】
図2に示されるように、実際のワーク12の研削においては、実際の取代寸法aに対して、見かけの取代寸法b,c(取代の外側から完成時のトラクション面までの間を砥石が進行する寸法)は大きくなる。実際の取代寸法に対する見かけの取代寸法の比率を切り込み倍率とすると、砥石16がワーク12の研削加工面と外当たりの状態となる場合には、切り込み倍率1はb/aで与えられ、内当たりの状態となる場合には、切り込み倍率2はc/aで与えられる。
【0018】
従って、切り込み倍率1、切り込み倍率2をできるだけ1に近づけることで、加工時間の短縮を計ることができる。実際に、切り込み倍率1,2が最小となるのは、砥石が内当たりと外当たりを同時に為している場合である。また、図3(a)に示されるように、ワーク12のトラクション面及び砥石16の研削面は一定の半径を有する円弧状に設けられているので、内当たりと外当たりとを同時に為している場合は、内当たりと外当たりの切り込み倍率は等しくなる。
【0019】
外当たりの状態における切り込み倍率1は、図3(a)、3(b)から、次式で与えられる。
切り込み倍率1:b/a = 1/cos(θ2+ω1) ・・・(1)
但し、
ω1 = Arcsin((φ−pcd)/r)・・・(2)
ここで、pcdはCVTディスク完成時のトラクション面の曲面中心からワークの中心までの半径(直径をPCDとする)、φはワークの外周半径、rはCVTディスク完成時のトラクション面の曲率半径を示す。
【0020】
また、内当たりの状態となる時の切り込み倍率2は、図3(a)、3(c)から、次式で与えられる。
切り込み倍率2:c/a = 1/cos(π/2−θ2−ω2)・・・(3)
但し、
ω2 = Arcsin((h1−h2)/r)・・・(4)
ここで、h1はワーク12の底面からCVTディスク完成時のトラクション面の曲面中心までの高さを示し、h2はワーク12の高さの寸法を示す。
【0021】
切り込み倍率1と切り込み倍率2が等しくなる時に、砥石16がワーク12のトラクション面の外周と内周で同時に接触を始めるような切り込みが行なわれる場合となる。切り込み倍率1と切り込み倍率2が等しくなる時のツールの切り込み角度θ2を求めると、
θ2=(π/2−ω1−ω2)/2・・・(5)
となる。
【0022】
従って、加工時間を短縮する観点から、切り込み倍率1と切り込み倍率2ができるだけ等しくなるようなツールの切り込み角度に設定することが望ましい。
【0023】
次に、振り角度の設定について説明する。ワーク12のトラクション面の研削を行なう場合、図4に示すワーク12のエッジ部分Eまでのトラクション面全域で砥石16の母線形状がワーク12のトラクション面へ転写されることが要求される。以下、このエッジ部分E近傍で砥石16とワーク12が所定の研削領域以外で接触してしまうことを「干渉」と呼び、干渉が生じるとワーク12のトラクション面の母線形状がだれる等の不良が生じる。以下の説明では、砥石16がワーク12と干渉を生じさせずに研削加工を行なえる砥石16の最大径を求める。
【0024】
まず、図4に示すように、ワーク12のトラクション面の各点において砥石16とワーク12とが干渉しないためには、ワーク12のトラクション面最外径部のエッジ部分Fの点における接線に対する法線Nと、ワーク12の回転軸の中心軸線Pとの交点O’を中心としてその交点からトラクション面までの距離を半径とする仮想した球面Qから砥石16がはみ出さないようにすることが必要となる。
【0025】
このような球面Q内部に砥石16が収められると、残りの全ての加工点も上述の球面Qの内部に収めることが可能となり、それによってワーク12と砥石16の間で干渉を生じさせることなく、ワーク12のトラクション面を研磨加工することが可能となる。
【0026】
そこで、以下の式により、干渉なしで加工可能な砥石16の最大径を求める。
【0027】
図4に示すように、まず、ワーク12のトラクション面の最外周部の法線と、ワーク12の回転軸の為す角度をω3 とすると、
ω3 =Arcsin{(φ−pcd)/r}・・・(6)
となる。
そこで、砥石16がワーク12のトラクション面の最外周部を加工する部分の砥石16の半径Rcは、振り角度θ1を用いて、
Rc=(φ/sinω3 )・sin(π/2−ω3 −θ1)・・・(7)
となる。
【0028】
さらに、この砥石16の最大半径Rwは、
Rw=Rc+r{1−sin(π/2−ω3 −θ1)}・・・(8)
となる。
【0029】
この砥石16の最大半径Rwの式(8)より、ワーク12の寸法(pcd,r,外径)と、砥石16の振り角度θ1が定まれば、そのワーク12を加工可能な砥石16の最大半径を求めることが可能となる。すなわち、このような砥石16が、最も効率良くワーク12のトラクション面の研削加工を行なえる砥石16となる。
【0030】
以上のことから、砥石16がワーク12と両当たりを生じるように、砥石16の切り込み角度を設定し、また砥石16の外径を上述のRwに基づいて設定する場合に、最も効率良くワーク12の研削を行なえることとなる。
【0031】
また、切り込み角度θ2と振り角度θ1とが異なる場合には、砥石16の作用面が対称にはならず、砥石16とワーク12に作用する研削力が、砥石16のラジアル方向のみならず砥石の回転軸の軸方向にも作用する。ここで、砥石16はラジアル剛性よりも軸方向のスラスト剛性の方が弱いので、軸方向に研削力が作用するのは望ましくない。このため、切り込み角度θ2と振り角度θ1の差が小さい方が望ましいものとなる。
【0032】
ここで、この切り込み角度θ2と振り角度θ1の差が15度を越えると、研削力の軸方向の分力が大きくなりすぎるので、これら両者の差が15度以内となることが望ましいものとなっている。
【0033】
すなわち、|θ1−θ2|≦15°とすれば、砥石16に生じるスラスト荷重を低減することができる。
【0034】
次に、ツルアの切り込み角度θ3の設定について説明する。ディスクの狙いR中心座標(加工面の曲率中心)は、砥石径が変化すると共に、砥石の中心線から角度α(砥石の切り込み角度−振り角度)ずれた位置を推移する(図1参照)。一方、ツルアの切り込み角度θ3を、振り角度θ1に対して、角度αだけ更に傾けると、砥石のR中心座標(砥石研削面の曲率中心)と加工されるディスクの狙いR中心座標は砥石径が変化しても一致する。このため、ツルアの切り込み角度θ3は、上記に設定された振り角度θ1とツールの切り込み角度(砥石の切り込み角度)θ2を用いて、次式により与えられる。
ツルアの切り込み角度 = 振り角度 − (ツールの切り込み角度− 振り角度)・・・(9)
【0035】
従って、ツルアの切り込み角度が式(9)を満たすように設定されることにより、振り角度とツールの切り込み角度が異なる場合に砥石径が変化しても、ツルーイングされた砥石のR中心座標と加工されるディスクの狙いR中心座標にズレを生じさせることがない。これにより、加工機構のスライド調整を不要として、加工精度、加工能率を向上することができる。
【0036】
ここで、表1に示された形状データを有するハーフトロイダルCVTディスクの試験片を用いて、振り角度、ツールの切り込み角度、ツルアの切り込み角度の設定について説明する。
【0037】
【表1】
【0038】
表2は、表1に示された試験片における、ツールの切り込み角度毎に求めた切り込み倍率1と切り込み倍率2を示す。
【0039】
【表2】
【0040】
表2の結果から、ツールの切り込み角度θ2は、切り込み倍率1と切り込み倍率2がほぼ等しくなる25度が採用される。
【0041】
次に、ツールの切り込み角度を25度とした時、切り込み角度との差が15度以下の範囲における振り角度毎の砥石干渉径の大きさを表3に示す。
【0042】
【表3】
【0043】
表3の結果から、振り角度を下げていくと砥石干渉径を増大することが可能であることがわかる。このため、砥石を高速で回転させる必要性が低減され、研削加工に作用する砥石表面の砥粒数も少なくすることなく所定だけ確保することができ、加工サイクル上有利となる。以上のようにして、ツールの切り込み角度と振り角度は適宜設定される。
【0044】
さらに、ツールの切り込み角度を25度、振り角度を20度とした時、ツルーイング装置のツルアの切り込み角度は、式(9)に代入することで与えられる。
【0045】
従って、ツルアの切り込み角度を15度に設定することで、砥石径が図5(a)に示される寸法L1から図5(b)に示される寸法L2に変化した時でさえ、ツルーイングされた砥石のR中心座標と加工されるディスクの狙いR中心座標にズレを生じさせることがなくなり、安定してワークを加工することができる。
【0046】
なお、本発明の研削盤は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の要旨に基づいて種々の形態を採りうることは言うまでもない。
図1では、総型のツルアを用いて砥石のツルーイングを行なったが、図6に示されるようなツルアが旋回型ロータリー装置に取付けられる旋回タイプのものや、単石ダイヤからなるツルーイング装置等を用いてツルーイングを行なってもよい。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、ツルアの切り込み角度を最適に設定することで、砥石径が変化してもツルーイングされた砥石のR中心座標と加工されるディスクの狙いR中心座標にズレが発生することがなく、加工機構のスライド調整を不要とすることができ、加工精度及び加工能率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる研削盤の構成を示す側面図。
【図2】同実施形態に係わる砥石の切り込み倍率を説明するための図。
【図3】同実施形態に係わるツールの切り込み角度を設定するための説明図であり、(a)は砥石とワークが両当たりしている状態を示す図、(b)は(a)のトラクション面外周側を示す要部拡大図、(c)は(a)のトラクション面内周側を示す要部拡大図。
【図4】同実施形態に係わる砥石とワークの干渉関係を示す図。
【図5】同実施形態に係わる試験片におけるワークと砥石とツルアの位置関係を示す図であり、(a)は砥石径がL1である時の位置関係を示す図であり、(b)は砥石径がL2である時の位置関係を示す図。
【図6】同実施形態の変形例に係わる研削盤の構成を示す側面図。
【図7】従来の研削盤におけるワークと砥石とツルアの位置関係を示す図であり、(a)は砥石径がL1である時の位置関係を示す図であり、(b)は砥石径がL2である時の位置関係を示す図。
【図8】従来の研削盤において、ディスク狙いR中心と砥石R中心との間にズレが生じた状態を説明する図。
【符号の説明】
10 研削盤
12 ハーフトロイダルCVTディスク(ワーク)
14 保持機構
16 砥石(ツール)
18 加工機構
26 ツルア
28 ツルーイング装置
Claims (1)
- 所定の取代が存するハーフトロイダルCVTディスクを保持する保持機構と、該ハーフトロイダルCVTディスクを研削加工するツールを具備した加工機構と、該ツールをツルーイングするツルアを具備したツルーイング装置と、を具備し、前記ハーフトロイダルCVTディスク若しくはツールのいずれか一方を他方に対して傾斜可能な研削盤を備え、
前記ハーフトロイダルCVTディスクの軸線に垂直な面に対し前記ツールの回転軸線がなす角度である振り角度と、前記ハーフトロイダルCVTディスクの軸線に対する前記ツールの切り込み方向のなす角度である前記ツールの切り込み角度とを所定の角度範囲内に設定して研削加工を行なうハーフトロイダルCVTディスクのトラクション面研削方法において、
前記ハーフトロイダルCVTディスクの軸線に対する前記ツルアの切り込み方向をなす角度である前記ツルアの切り込み角度は、
ツルアの切り込み角度 = 振り角度 − (ツールの切り込み角度− 振り角度)
(但し、ツールの切り込み角度>振り角度)
として設定して、前記ツールをツルーイングすることを特徴とするハーフトロイダルCVTディスクのトラクション面研削方法。
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