JP2881176B2 - カップ砥石の修正方法 - Google Patents

カップ砥石の修正方法

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JP2881176B2 JP19002992A JP19002992A JP2881176B2 JP 2881176 B2 JP2881176 B2 JP 2881176B2 JP 19002992 A JP19002992 A JP 19002992A JP 19002992 A JP19002992 A JP 19002992A JP 2881176 B2 JP2881176 B2 JP 2881176B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円筒研削盤によってワ
ークの外径部のトラバース研削と、必要に応じてその端
面の研削とを行うためのカップ砥石の修正方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、平成4年4月20日付に
て、砥石部の底面の砥石面が砥石軸に垂直な平面に対し
て僅かに傾斜してテーパ凹面状に形成されているカップ
砥石を使用し、砥石軸の軸心を研削盤の加工軸心と直交
する平面に対して僅かに傾斜させて、ワークの外径部を
トラバース研削したり、砥石部の外周砥石面を砥石軸の
軸心と同心の仮想円筒面に対して僅かに傾斜させてテー
パ面状に形成して、カップ砥石の砥石軸の軸心を上記の
ように傾斜させることにより、砥石部の研削側の外周砥
石面を加工軸心と直交させて、ワークの端面も併せて研
削できる方法に関する出願を行った。
【0003】上記のようにしてカップ砥石によるトラバ
ース研削を行うと、砥石面が加工軸心に対して傾斜する
ために、砥石面が加工軸心に対して平行な通常のカップ
砥石による研削方法に比較して、ワークの一回転に対す
る研削量が極めて少なくなって、砥石台に対する負荷が
小さくなる。このため、砥石の高速回転時における安定
性が高まって、研削精度が高まる。また、上記のように
して、砥石軸の軸心を加工軸心に対して傾斜させて、砥
石部の研削側の外周砥石面を加工軸心に対して直交させ
ると、トラバース研削を主体にしたカップ砥石によっ
て、ワークの端面の研削が可能となる。このように、カ
ップ砥石の砥石軸の軸心を加工軸心に直交する平面に対
して傾斜させて研削加工を行うと、上記したような種々
の利点が生ずる。
【0004】研削砥石は、所定時間使用すると、研削面
の形状が変化させられたりして研削能力が低下するの
で、砥石修正装置を使用して砥石の研削面の目直し、形
直しを行って定期的に修正する必要がある。研削盤のテ
ーブルには、このための砥石修正装置が備え付けられて
いる。従来のカップ砥石を使用した研削方法は、その砥
石軸の軸心と研削盤の加工軸心とが直交していて、砥石
の砥石面は、加工軸心と平行に位置しているために、そ
の修正も容易である。しかし、砥石部の底面の砥石面が
テーパ凹面状に形成されているカップ砥石においては、
その砥石面の修正は通常の方法では行えない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、砥石部の底
面の砥石面がテーパ凹面状に形成されているカップ砥石
において、その砥石面の修正を既設の砥石修正装置によ
って支障なく行えるようにすることを課題としてなされ
たものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の採用した第1の手段は、砥石部の底面の砥石
面が砥石軸に垂直な平面に対して僅かに傾斜してテーパ
凹面状に形成されているカップ砥石を修正するにあたっ
て、前記砥石軸の軸心を研削盤の加工軸心と直交する平
面に対して前記砥石面のテーパ角度だけ傾斜させること
により、前記加工軸心から最も離れている砥石部の砥石
面を該加工軸心と平行にして、砥石面の該平行部分にお
いてドレッサーを前記加工軸心の方向に砥石に対して相
対的に移動させるようにしたことである。また、本発明
の採用した第2の手段は、砥石部の外周面の外周砥石面
が砥石軸の軸心と同心の仮想円筒面に対して僅かに傾斜
して緩やかなテーパ面状に形成されているカップ砥石を
修正するにあって、前記砥石軸の軸心を研削盤の加工軸
心と直交する平面に対して前記外周砥石面のテーパ角度
だけ傾斜させることにより、前記加工軸心に最も近接し
ている砥石部の外周砥石面を前記加工軸心と直交させ
て、砥石部の外周砥石面の該直交部分においてドレッサ
ーを前記加工軸心と直交する方向に砥石に対して相対的
に移動させるようにしたことである。
【0007】
【実施例】カップ砥石Gは、図1に示されるように、砥
石軸11の先端部にテーパカップ部12が一体に設けら
れ、このテーパカップ部12の前端面にリング状の砥石
部13が固着されたものである。この砥石部13の底面
である砥石面13aは、砥石軸11の軸心C1 に直交す
る平面に対して僅かな角度(θ)だけ傾斜して、テーパ
凹面状に形成されていると共に、その外周砥石面13b
は、砥石軸11の軸心C1 と同心の仮想円筒面14に対
して前記砥石面13aのテーパ角度(θ)と同一角度だ
け、しかも前記砥石面13aのテーパ方向と同一方向に
テーパ面状(緩やかな円錐面状)に形成されている。
【0008】図5は、円筒研削盤の研削部の平面図であ
って、主軸台21に設けられた固定センター22と、心
押台23のセンター24とによって、異形のワークWを
支持し、主軸台21のスピンドル(図示せず)と一体に
回転する面板25に取付けたケレー26をワークWの突
出部Waに引っ掛け、主軸台21のスピンドルの回転に
よってワークWを回転させる。心押台23のセンター2
4は、カップ砥石Gとの干渉を避けるためにハーフセン
ターとなっている。主軸台21と心押台23とは、この
主軸台21のスピンドルの軸心(加工軸心)C2 の方向
であるX(又はX’)方向に移動可能なテーブル(図示
せず)に装着されている。カップ砥石Gを装着した砥石
台(図示せず)は、加工軸心C2 と直交するY方向に移
動可能である。また、前記テーブルにおける主軸台21
の側方には、砥石修正装置27が装着され、そのスピン
ドル28の先端に円板状のドレッサー29が取付けられ
ている。砥石修正装置27のスピンドル28の軸心C3
は、前記加工軸心C2 と平行になっている。なお図2に
おいて、L1 は、加工軸心C2 の平行な直線を示し、L
2 は、加工軸心C2 に垂直な平面に含まれる直線を示
す。
【0009】そして、図2及び図5に示されるように、
カップ砥石Gの砥石軸11の軸心C1 を加工軸心C2
直交する平面に対して前記砥石面13aのテーパ角度
(θ)だけ傾斜させた状態〔加工軸心C2 を基準にする
と、この加工軸心C2 とテーパカップ砥石Gの軸心C1
とのなす角度は、(90°+θ)となる〕で研削加工を
行うのである。このようにすると、カップ砥石Gの砥石
部13の研削側と180°位相の異なる部分の砥石面1
3a(砥石面13aのこの部分が加工軸心C2 から最も
離れている)は、加工軸心C2 に対して平行になると共
に、砥石部13の研削側の外周砥石面13bは、加工軸
心C2 と直交して、研削側の砥石面13aと加工軸心C
2 とのなす角度は(2θ)となる。
【0010】図5に示されるように、砥石軸11の軸心
1 を加工軸心C2 に対して垂直な平面に対してテーパ
角度(θ)だけ傾斜させて、テーブルを矢印Xに微少量
移動させると、砥石部13の外周砥石面13bによりワ
ークの鍔部Wcの端面が研削されると共に、テーブルを
矢印X’の方向に移動させると、砥石部13の砥石面1
3aによってワークWの外径部Wbが研削される。この
外径部Wbの研削時においては、砥石面が加工軸心C2
に対して平行な通常のカップ砥石による研削方法に比較
して、ワークWの一回転当たりの研削量が極めて少なく
なっている。
【0011】そして、このカップ砥石Gの砥石部13
は、使用に伴って研削能力が低下するために、定期的に
修正して新たな砥石面を創成する必要がある。この場合
において、砥石部13の砥石面13aを修正する場合に
は、図3に示されるように、加工軸心C2 から最も離れ
ている砥石部13の反研削側(研削側と180°位相が
異なる側)においては、その砥石面13aは加工軸心C
2 と平行になっているために、主軸台21を装着してい
るテーブルを矢印X又はX’方向に移動させて、砥石修
正装置27のドレッサー29の外周端縁29aにより修
正すればよい。これにより、加工軸心C2 と砥石軸11
の軸心C1 とのなす角度が(90°+θ)である研削状
態のままで、砥石面13aの修正ができる。一方、砥石
部13の外周砥石面13bを修正する場合には、図4に
示されるように、加工軸心C2 に最も近い砥石部13の
研削側における外周砥石面13bが、この加工軸心C2
と直交しているために、カップ砥石Gを装着している砥
石台を、加工軸心C2 と直交する矢印Y(又はY')方向
に移動させて、前記ドレッサー29の前面29bの周縁
部により修正すればよい。
【0012】なお、砥石修正装置27を構成するドレッ
サーは、上記したような円板状のものに限定されず、い
かなる形状のものであっても構わない。また、砥石部1
3の砥石面13aの修正時において、ドレッサー29を
加工軸心C2 の方向に対しては移動させずに、砥石自体
をその方向に移動させて、両者の間に相対移動を生じさ
せてもよい。
【0013】
【発明の効果】本発明によれは、砥石部の底面の砥石面
がテーパ凹面状に形成されているカップ砥石において、
その砥石軸の軸心を加工軸心に直交する平面に対して砥
石面のテーパ角度だけ傾斜させることによって、研削時
における砥石の傾斜姿勢を維持したままで、その研削面
と、砥石部の外周面である外周砥石面とを、既設の砥石
修正装置によって支障なく修正できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カップ砥石Gの正面図である。
【図2】研削時におけるカップ砥石Gの平面図である。
【図3】カップ砥石Gの砥石部13の砥石面13aを修
正している状態の平面図である。
【図4】カップ砥石Gの砥石部13の外周砥石面13b
を修正している状態の平面図である。
【図5】カップ砥石Gによって異形のワークWを研削し
ている状態の平面図である。
【符号の説明】
1 :砥石軸の軸心 C2 :加工軸心 G:カップ砥石 θ:テーパ凹面状の砥石面のテーパ角度 11:砥石軸 13:砥石部 13a:砥石部の砥石面 13b:砥石部の外周砥石面 14:仮想円筒面 27:砥石修正装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 砥石部の底面の砥石面が砥石軸に垂直な
    平面に対して僅かに傾斜してテーパ凹面状に形成されて
    いるカップ砥石の修正方法であって、前記砥石軸の軸心
    を研削盤の加工軸心と直交する平面に対して前記砥石面
    のテーパ角度だけ傾斜させることにより、前記加工軸心
    から最も離れている砥石部の砥石面を該加工軸心と平行
    にして、砥石面の該平行部分においてドレッサーを前記
    加工軸心の方向に砥石に対して相対的に移動させて、砥
    石部の砥石面を修正することを特徴とするカップ砥石の
    修正方法。
  2. 【請求項2】 砥石部の外周面の外周砥石面が砥石軸の
    軸心と同心の仮想円筒面に対して僅かに傾斜して緩やか
    なテーパ面状に形成されているカップ砥石の修正方法で
    あって、前記砥石軸の軸心を研削盤の加工軸心と直交す
    る平面に対して前記外周砥石面のテーパ角度だけ傾斜さ
    せることにより、前記加工軸心に最も近接している砥石
    部の外周砥石面を前記加工軸心と直交させて、砥石部の
    外周砥石面の該直交部分においてドレッサーを前記加工
    軸心と直交する方向に砥石に対して相対的に移動させ
    て、砥石部の外周砥石面を修正することを特徴とするカ
    ップ砥石の修正方法。
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