JP2787130B2 - エアーマットの製造法 - Google Patents

エアーマットの製造法

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JP2787130B2 JP6127021A JP12702194A JP2787130B2 JP 2787130 B2 JP2787130 B2 JP 2787130B2 JP 6127021 A JP6127021 A JP 6127021A JP 12702194 A JP12702194 A JP 12702194A JP 2787130 B2 JP2787130 B2 JP 2787130B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軟質塩化ビニールシー
ト材等を素材として高周波量着加工により形成される、
整形帯としての中襠を有する安眠用マット、床ずれ防止
用マット或いはアウトドアーレジャー用品としてのエア
ーマットの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エアーマットは、通常軟質塩化ビニール
シート材等の表裏2枚のシート部材を、薄葉絶縁物(例
えば、ポリエステルフィルム張合わせ絶縁紙)を貼着し
た定盤上に重置して直接帯金状の電極金型をもって多数
の空気室が連接構成されるように着加工するものと、
表裏2枚のシート部材の間が整形帯としての多数の中襠
によって一定間隔に保ち得るようにしたものとがある。
前者の加工法は極めて単純であるが、後者は従来、裏シ
ート部材の内側に、製品の高さ(膨張した使用時におけ
る厚さ)に相当する幅の中襠を一定間隔で全数溶着し、
これを一旦巻き取った後、表シート部材に中襠の他の側
を順次溶着した後に空気栓等の付属部品を溶着し、表裏
シート部材の全周縁を溶着して襠付きのエアーマットは
完成するものである。更に説明すると、図6に示されて
いるように、表裏シート部材1、2と各中襠3は、その
各端縁部4が表シート部材1と溶着され、各端縁部5が
裏シート部材2と溶着されるが、この場合の従来の溶着
方法は、図7に示されているように、プレス機6の接地
側の下部定盤7と絶縁物8によって隔絶された上部電極
9に高周波発振器10と整合器11が接続され、下部定
盤7上には薄葉絶縁物(例えば、ポリエステルフィルム
張合せ絶縁紙)12が貼着され、該薄葉絶縁物12上に
被加工物である裏シート部材2と中襠3(または表シー
ト部材1と中襠3)が重置される。そして、上部電極9
が下降せられてこれに装着の金型13が適宜な力で裏シ
ート部材2(または表シート部材1)と中襠3の溶着部
としての端縁部5(または端縁部4)を加圧しながら高
周波電気を印加すると、整合器11によって高周波電気
が整合されている場合には、被加工物は誘電発熱して温
度上昇し、2〜3秒で130℃位になり、境界面は溶着
するとともに、金型13に接する該部位は圧縮されて薄
くなり、該薄くなった部分の電気的容量が変って整合が
外れ、発熱は減って被加工部は一定の厚さを残す。この
時点で発振は停止され、後暫時そのままで冷却されてか
ら抑圧力が除かれ、被加工物は取り出されて裏シート部
材2(または表シート部材1)と中襠端縁部5(または
中襠端縁部4)との1個所の溶着作業は終了する。この
ように中襠の両端縁部は片側ずつ順次溶着加工し、表シ
ート部材(または裏シート部材)と全中襠の一端を溶着
加工した後に裏シート部材(または表シート部材)に全
中襠の他の一端を溶着加工するのである。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】このように、従来の
溶着加工法は大変に面倒であって、特にエアーベッドの
ように大型で、中襠の数が15〜25本と多くなると、
製作は従来の加工法では極めて煩雑であるところから、
中襠を有するエアーマットは余り製作されなかったが、
本発明者は、ウォーターベッドと同等以上の機能を有す
るエアーベッドを、圧力調整弁を付加することによって
完成した。しかしながら、このエアーベッドは製作に高
度の技術を要し、極めて少数しか製作し得ないので、廉
価で供給し得なかったのである。
【0004】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところ
は、整形帯としての中襠の端部から破損することがない
耐久性に優れたエアーマットを容易にして、かつ安価に
量産し得るエアーマットの製造方法を提供することにあ
る。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明者は、中襠を有
するエアーマットを製作する場合において、図に原理
的に示されているように、二つ折りの中襠3にその端縁
部4、5が溶着しないように非溶着性金属薄板部材15
(例えば、燐青銅、ジュラルミン等の0.5〜1.0m
/mの薄板)を挾み、上部金型13と同形の下部金型1
4を対称に配置し、整合を合わせて高周波電気を印加す
れば、表シート部材1と中襠端縁部4および裏シート部
材2と中襠端縁部5は全く同じ強度で同時に溶着される
とともに、中襠端縁部同志4、5は非溶着性金属薄板部
材15によって溶着されず、これによって非常に効率的
な二重着加工法が完成するはずだと考え、鋭意実験を
重ねた結果、本発明を完成させたものである。即ち、本
発明に係るエアーマットの製造方法は、軟質塩化ビニー
ルシート材を素材とした中襠3の長手方向の中心全長に
亘り折り曲げ線が筋押し形成され、かつ該折り曲げ線を
介して二つ折りにされる第一工程と、軟質塩化ビニール
シート材を素材とした表裏2枚のシート部材1、2のう
ち、裏シート部材2が、二重高周波溶着装置30におけ
る所定の間隔で多数のスリット部32を有するトレー3
1上に定置されるとともに、該裏シート部材2上には、
前記二つ折りにされ、かつ上下端縁部4、5が溶着しな
いように非溶着性金属薄板部材15を挾んだ中襠3が所
定の間隔で、その裏シート部材2との溶着部分である前
記下端縁部5が前記スリット部32に位置するようにし
て定置され、更に該中襠3上に前記表シート部材1が、
中襠上端縁部4および裏シート部材2と関係位置を合わ
せて重ね置かれる第二工程と、前記トレー31のスリッ
ト部32を介して前記中襠3の長手方向の上端縁部4と
表シート部材1および中襠3の長手方向の下端縁部5と
裏シート部材2が、前記二重高周波溶着装置30におけ
る相対向する上下一対の電極36、34で順次溶着され
る第三工程と、前記中襠3よりその挾んでいる前記非溶
着性金属薄板部材15が引き抜かれる第四工程および前
記各中襠3の端縁部4、5が前記表裏シート部材1、2
で挾み込まれた状態で該表裏シート部材1、2の周縁部
16が溶着される第五工程とからなる構成を特徴とする
ものである。
【0006】
【実施例】実施例について図面を参照し、その作用と共
に説明する。本発明に係るエアーマットの製造方法は、
次の各工程からなるものである。先ず、第一工程とし
て、膨張した使用時の高さに相当する幅、該高さと幅を
加えた長さにそれぞれ溶着代を加えた所定数の整形帯と
しての中襠3の各長手方向の中心線がその全長に亘り
周波ウェルダー、インパレス加熱器等の手段により筋押
しされ、直ちに(保熱中)中心線を介して二つ折りにさ
れる。なお、中襠3は、27〜40Mzによって容易に
誘電発熱する軟質塩化ビニールシート材が素材とされて
いる。次いで、第二工程として、中襠3と同じ素材の表
裏2枚のシート部材1、2のうち、裏シート部材2が、
および図に概略的に示されている二重高周波溶着
装置30におけるそれぞれ多数のスリット部32を有す
る左右一対のトレー31(図面は一方のみが表されてい
る)上の所定の位置に定置されるとともに、該裏シート
部材2上には、二つ折りにされ、かつ上下端縁部4、5
が溶着しないように非溶着性金属薄板部材15を挾んだ
中襠3が約10cm間隔でその裏シート部材2との溶着
部分である下端縁部5がスリット部32に位置するよう
に定され、更に中襠3上に、調圧弁18や接続部19
等が溶着された表シート部材1が、中襠3の上端縁部4
および裏シート部材2と関係位置を合わせて重ね置かれ
る。次いで、第三工程として、中襠3の長手方向の上端
縁部4と表シート部材1および中襠3の長手方向の下端
縁部5と裏シート部材2が二重高周波溶着装置30にお
ける相対向する上下一対の電極36、34で順次溶着さ
れる。更に詳述すると、図2および図3に概略的に示さ
れているように、架台上に装着の前後一対の下部エアー
シリンダー33の作動を介してこれと連結の下部電極3
4がトレー31の上面まで上昇せられるとともに、架台
上に装着の前後一対の上部エアーシリンダー35の作動
を介してこれと連結され、かつ下部電極34と対をなす
上部電極36が下降せられ、この上下一対の電極36、
34で表シート部材1と中襠端縁部4および裏シート部
材2と中襠端縁部5が挾持加圧された状態において、高
周波電気が印加されてこれら重合部分が溶着され、冷却
後に上下電極36、34は再び元位置に上昇、下降せら
れるとともに、トレー31が図に示されている実線矢
印B方向に所定寸法宛横送りされて次の中襠3の端縁部
4、5と表裏シート部材1、2が溶着される。トレー3
1はその相対向せるトレー枠37の外側にそれぞれ取り
付けられた送りローラー38と揺れ止めローラー39が
架台内側に取り付けの一対のレール40に沿い、かつ一
対のレール40の中間位置の架台部位に装着の送り機構
としてのロッドレスエアーシリンダー41のテーブル4
2と連結してテーブル42の移動を介して所定寸法宛横
送りされるようになっている。次いで、第四工程とし
て、このようにして順次溶着作業が繰り返され、全数の
中襠3が表シート部材1と裏シート部材2に溶着された
後、トレー31が引き出されて、各中襠3よりその挾ん
でいる非溶着性金属薄板部材15が引き抜かれ、次い
で、第五工程として、別に用意された高周波ウェルダー
(図示しない)によって表裏シート部材1、2の周縁部
16が各中襠3の端縁部4、5を挾み込んだままで溶着
され、最後に余分な部分が毟り除かれて、中襠3により
多数の独立気室17が形 成されたエアーマットが完成す
る。
【0007】そして、このようにして製造されたエアー
マットは、図4に示されているように、仰臥した人体1
00の重量配分に適合するように、複数ブロック、好ま
しくは頭部、肩部、胸腹部、臀部、大腿部および下肢
(踵)部に分かたれ、かつ各ブロック内の空気圧を調整
するため、調圧弁18、接続部19が接続され、エアー
ポンプ等の給気手段20により給気されて使用される。
【0008】
【発明の効果】しかして、本発明によれば、整形帯とし
ての各中襠3は表裏シート部材1、2の全幅よりも長く
て表裏シート部材1、2の周縁部16を溶着する際に
は、各中襠3の上下端縁部4、5を挾み込んだまま上下
一対の電極36、34で挾持加圧して溶着するものであ
るから、表シート部材1と中襠端縁部4および裏シート
部材2と中襠端縁部5は全く同じ強度で同時に溶着さ
れ、しかも各中襠3には溶着の端がなくなるから、破損
することがなくて耐久性に優れるとともに、中襠付きの
エアーマットが容易に量産し得て、安価に提供し得る等
の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における要部の原理的説明図である。
【図2】本発明において用いられる二重高周波溶着装置
の一例を示す側面図である。
【図3】図2のC−C線に沿った断面図である。
【図4】本発明により得られたエアーマットの一例での
概略平面図である。
【図5】図4のA−Aに沿った拡大断面図である。
【図6】従来方法によって中襠を表裏シート部材に溶着
したエアーマットの部分的断面図である。
【図7】従来の一般的な溶着加工法を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 表シート部材 2 裏シート部材 3 中襠 4、5 中襠の端縁部15 非溶着性金属薄板部材 16 周縁部 30 二重高周波溶着装置31 トレー 32 スリット部 34 下部電極 36 上部電極

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の各工程からなるエアーマットの製造
    方法。 (1)軟質塩化ビニールシート材を素材とした中襠3の
    長手方向の中心全長に 亘り折り曲げ線が筋押し形成さ
    れ、かつ該折り曲げ線を介して二つ折りに される第一工
    (2)軟質塩化ビニールシート材を素材とした表裏2枚
    のシート部材1、2の うち、裏シート部材2が、二重高
    周波溶着装置30における所定の間隔で 多数のスリット
    部32を有するトレー31上に定置されるとともに、該
    シート部材2上には、前記二つ折りにされ、かつ上下
    端縁部4、5が溶着 しないように非溶着性金属薄板部材
    15を挾んだ中襠3が所定の間隔で、 その裏シート部材
    2との溶着部分である前記下端縁部5が前記スリット部
    32に位置するようにして定置され、更に該中襠3上に
    前記表シート部材 1が、中襠上端縁部4および裏シート
    部材2と関係位置を合わせて重ね置 かれる第二工程 (3)前記トレー31のスリット部32を介して前記中
    襠3の長手方向の上端 縁部4と表シート部材1および中
    襠3の長手方向の下端縁部5と裏シート 部材2が、前記
    二重高周波溶着装置30における相対向する上下一対の
    極36、34で順次溶着される第三工程 (4)前記中襠3よりその挾んでいる前記非溶着性金属
    薄板部材15が引き抜 かれる第四工程 (5)前記各中襠3の端縁部4、5が前記表裏シート部
    材1、2で挾み込まれ た状態で該表裏シート部材1、2
    の周縁部16が溶着される第五工程
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