JP2787069B2 - 移植機 - Google Patents

移植機

Info

Publication number
JP2787069B2
JP2787069B2 JP9034116A JP3411697A JP2787069B2 JP 2787069 B2 JP2787069 B2 JP 2787069B2 JP 9034116 A JP9034116 A JP 9034116A JP 3411697 A JP3411697 A JP 3411697A JP 2787069 B2 JP2787069 B2 JP 2787069B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seedling
tray
seedling tray
stopping
driven
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9034116A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09215413A (ja
Inventor
俊郎 和田
修一 清水
正俊 日朝
英夫 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YANMAA NOKI KK
Original Assignee
YANMAA NOKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YANMAA NOKI KK filed Critical YANMAA NOKI KK
Priority to JP9034116A priority Critical patent/JP2787069B2/ja
Publication of JPH09215413A publication Critical patent/JPH09215413A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2787069B2 publication Critical patent/JP2787069B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transplanting Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の苗収容部を
有する苗トレイを苗取出側に縦送りする縦送り手段を備
えた移植機に関する。
【0002】
【従来の技術】移植機における縦送り手段は、実開平2
−67713号公報に記載されているように、所定間隔
を隔てて配置される駆動輪及び従動輪と、これら駆動及
び従動輪間に掛設され、複数の苗収容部を有する苗トレ
イを搬送する無端帯と、前記駆動輪を駆動し、前記苗ト
レイを苗取出側に一ピッチ毎に縦送りする電動モータと
を備え、前記苗トレイから苗を取出す苗取出部が横移動
終端に往動及び復動した場合に、前記電動モータにより
駆動輪を駆動して苗トレイを一ピッチ毎縦送りするよう
に構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のごと
く電動モータの駆動により苗トレイを一ピッチ毎に縦送
りする場合、前記電動モータの駆動が停止した場合、駆
動輪が惰性回転して、苗トレイの縦送り位置にずれが生
じ、苗トレイの苗収容部を苗取出部に対し適正位置に配
置させることができなくなると言う問題があった。本発
明は、上述のような事情に鑑みてなされたものであり、
駆動輪の駆動により苗トレイが間歇的に縦送りされた場
合、駆動輪を強制的に停止させることにより、苗トレイ
の縦送り位置にずれが生じないようにすることを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る移植機は、
所定間隔を隔てて配置される駆動輪及び従動輪と、これ
ら駆動及び従動輪間に掛設され、複数の苗収容部を有す
る苗トレイを搬送する無端帯とを備え、前記駆動輪を駆
動し前記苗トレイを苗取出側に間歇的に縦送り可能とし
てあり、前記駆動輪及び該駆動輪の回転に連動する回転
部材の一方に連係して前記駆動輪を間歇的に停止させる
停止手段を設けてなる移植機において、前記停止手段
は、前記駆動輪及び回転部材の一方の回転域に亘って停
止部が間歇的に設けられた停止部列及び該停止部列の停
止部と係合/離脱が可能な移動体を備え、前記停止部列
は、停止部間の間隔が異なるものが複数個あり、前記移
動体は前記各停止部列に対応する位置で移動可能してあ
ることを特徴とする。
【0005】この発明にあっては、駆動輪を駆動し、苗
トレイを間歇的に縦送りした場合、停止手段が動作して
駆動輪を間歇的に強制的に停止させることができる。従
って、駆動輪の慣性回転を有効に防止でき、苗トレイを
苗取出部に対し適正位置に縦送りすることができる。ま
た、苗収容部間の間隔が異なる苗トレイを用いる場合、
この苗トレイの苗収容部間の間隔に応じた停止部列を選
んで苗トレイを停止させることができるから、苗収容部
間の間隔が一定の苗トレイだけでなく、この苗トレイよ
りも苗収容部間の間隔が大きいか、又は小さい苗トレイ
であっても支障なく使用することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づき具体的に説明する。図1は本発明に係る
移植機における移植装置の模式図、図2は縦搬送部の縦
断面図、図4は移植機全体の一部切欠側面図であり、図
4中、1は走行機体であって、前部フレーム1Aとミッ
ションケース1Bと後部フレーム1Cとをそれぞれ一体
状に組付けて構成され、前部フレーム1Aの上部側にエ
ンジン2を搭載し、また、後部フレーム1C側に後述す
る移植装置3を支持すると共に、前記ミッションケース
1Bの車幅方向両側面に、それぞれ後下方に向けて延び
る一対の伝動ケース4,4を上下揺動可能に設けて、そ
の遊端側にそれぞれ駆動車輪5,5を支持し、これら駆
動車輪5,5を、エンジン2からミッションケース1B
及び伝動ケース4,4を介して伝達される回転動力で駆
動し、前記走行機体1を自走させるごとく構成してい
る。
【0007】また、前記走行機体1の下部で前記駆動車
輪5の前部側には、前記畝Aの上面を転動しながら前記
移植装置3によるポット苗の植付株間を検出する株間検
出スイッチ(図示せず)をもった検出ローラ6を支持
し、該検出ローラ6から出力される株間検出信号によ
り、前記移植装置3の各駆動部を間歇的に制御すべく成
している。
【0008】さらに、前記前部フレーム1Aの前方下部
には、畝上面に沿って走行する鎮圧輪7を支持杆1Dを
介して支持すると共に、該鎮圧輪7の両側部位に、前記
畝Aの側面に沿って走行する一対のガイド輪8,8を設
けている。
【0009】また、前記走行機体1の後部フレーム1C
側に支持する前記移植装置3は、大別して縦横に複数の
ポット苗収容部10aを配列した苗トレイ10を順次苗
取出し側に搬送する縦搬送部30と、この縦搬送部30
の搬送終端部で苗トレイ10からポット苗を取出す苗取
出爪41をもつ苗取出部40と、該苗取出部40から苗
を受取って植付動作する移植爪53をもつ移植部50と
を備え、この移植部50は前記ミッションケース1B側
に支持される共に、前記苗取出部40と縦搬送部30と
は前記後部フレーム1C側に支持されている。
【0010】尚、図4中、9は前記後部フレーム1Cに
後上方に向けて取付けた操縦ハンドルである。
【0011】しかして、以上のごとく構成される移植機
における移植装置3の縦搬送部30、つまり縦搬送装置
を次のごとく構成したのである。前記縦搬送部30は、
図2に示したように所定間隔をおいて相対向する一対の
側壁31a,31aと、これら両側壁31a,31aを
連結する連結杆31bとからなる枠状の支持部材31
に、苗トレイ10を支持して案内するトレイ受部32を
設けると共に、前記支持部材31の側壁31a,31a
の前部間に、一対の相対向するスプロケットを用いてな
る駆動輪33,33をもつ駆動軸34を駆動回転自由に
支持し、後部間に、一対の相対向するスプロケットを用
いてなる従動輪35,35をもつ従動軸36を従動回転
自由に支持して、これら各駆動輪33,33と従動輪3
5,35とにそれぞれチェンを用いてなる無端帯37,
37を掛設する一方、これら両無端帯37,37に、前
記苗トレイ10のポット苗収容部10aに引掛けて強制
搬送する強制搬送部材38を所定ピッチ間隔を置いて多
数設けて、該強制搬送部材38により、苗トレイ10を
強制的に縦送りするごとく構成している。
【0012】図3に示した強制搬送部材38は、前記両
無端帯37,37の内外リンクプレート37a,37b
とローラ37cとを連結する連結部38a,38aを両
端部に備えた連結軸を用い、該強制搬送部材38を前記
苗トレイ10の縦方向に配列されるポット苗収容部10
a,10a間の凹溝10bに挿入可能な軸径として、前
記ポット苗収容部10aの側壁に引掛かるごとく成して
おり、また、該強制搬送部材38の両端部の連結部38
a,38aにより前記無端帯37,37の連結用ピンを
兼用できるようにして構造の簡素化を図り、その取付け
も容易に行えるようにしている。
【0013】尚、前記強制搬送部材38として、前記し
たごとく連結ピンを兼用する連結軸を用いる他、例えば
前記両無端帯37,37におけるリンクプレート37a
または37bの対向面間に軸杆等を適宜固定手段により
一体状に設けてもよいことは勿論である。
【0014】前記駆動輪33,33をもつ駆動軸34の
駆動手段としては、主としてモータMを用い、前記支持
部材31が左右方向何れかの横送り終端位置に往動及び
復動したとき、これを検出するリミットスイッチL1 ,
L2 により検出して、該リミットスイッチL1 又はL2
からの検出信号により前記モータMを間歇的に駆動して
前記苗トレイ10を縦方向に間歇的に縦送りするごとく
成し、さらに、前記駆動輪33,33の前記モータMに
よる回転を強制的に停止するか、又は、図2に示す如く
無端帯37,37を介して前記駆動輪33,33と連動
する従動輪35,35を用いてなる回転部材を強制的に
停止する停止手段(以下強制停止手段と称す)60を設
けている。
【0015】図1及び図2に示した強制停止手段60
は、各駆動輪33,33の同心円上位置に、苗トレイ1
0の一ピッチ間隔に合わせて等角度に等分した箇所に係
合部(以下係合孔と称す)33aを有する係合部列を設
ける一方、後部フレーム1Cに、前記各駆動輪33,3
3に対する側方位置で前記係合孔33a,33aに出退
自在とした移動体(以下ロックピンと称す)61,61
をもつロック装置62を設けて、前記モータMによる前
記各駆動輪33,33の駆動回転途中で前記ロックピン
61を前記係合孔33aに突入させることにより、前記
苗トレイ10を縦方向に1ピッチ分縦送りした位置で前
記各駆動輪33,33の回転を強制的に停止するように
構成している。
【0016】この場合、前記ロック装置62は、前記ロ
ックピン61を、前記苗取出部40の後記する爪動作機
構43の駆動系に連動機構63を介して連動連結し、該
ロックピン61を、苗取終了動作に連動してロック解除
位置からロック位置へと移動させると共に、苗取動作開
始動作に連動してロック位置からロック解除位置に移動
させるべく成す一方、前記後部フレ−ム1Cに、ロック
ピン61がロック解除状態でオン動作する検出スイッチ
Sと、前記支持部材31が左右方向何れかの横送り終端
位置に往動及び復動したときオン動作してこれを検出す
るリミットスイッチL1 ,L2 とを設け、前記検出スイ
ッチSと前記リミットスイッチL1 又はL2 の何れか一
方とがオンしたときにのみ前記モータMが駆動するよう
にして、前記駆動軸34を介し駆動輪33,33を駆動
回転して苗トレイ10を縦送りし、かつ、前記駆動輪3
3,33による回転により苗トレイ10がほゞ一ピッチ
分縦送りされたタイミングで、前記ロックピン61をロ
ック解除位置から前記駆動輪33の係合孔33aに突入
させることにより、前記検出スイッチSがオフして前記
モータMを停止すると同時に前記駆動輪33の回転を強
制的に停止するように構成している。
【0017】斯く構成することにより、前記モータMの
停止に対する駆動輪33,33の惰性回転をなくして、
その惰性回転に伴う苗トレイ10の停止位置のずれを防
止でき、これによって、苗トレイ10のポット苗収容部
10aを苗取爪41の取出位置に対応した適正位置に強
制的に位置させることができるのである。
【0018】さらに、複数の苗トレイ10を選択して使
用する場合でも前記停止手段60を適用できるようにす
るため、図2に示すように前記各駆動輪33,33の前
記係合孔33aの同心円とは径の異なる同心円上位置
に、別の苗トレイ10の一ピッチ間隔に合わせて等角度
に等分した箇所に係合孔33a´をそれぞれ有する係合
部列を設ける一方、前記ロック装置62にロックピン6
1が係合孔33a又は33a´のいずかに選択的に突入
できるようにロックピンの突入位置調節手段(図示せ
ず)を設ける。
【0019】また、前記支持部材31を有する縦搬送部
30、つまり、苗トレイ10は、横送り手段によりポッ
ト苗収容部10aの横方向1ピッチ毎横方向に間歇的に
横移動するように構成されている。
【0020】前記支持部材31には、図1に示すごと
く、苗トレイ10の搬送側に、前記駆動輪33と従動輪
35との間に苗トレイ10下面を案内支持する板状のト
レイ受部32を取付ける一方、前記支持部材31におけ
る苗トレイ10の回収側に、前記側壁31a,31a下
方に支持される受体71,72を介して移植済みの空苗
トレイ10を引取って案内するトレイ回収部39を設け
ている。
【0021】前記トレイ受部32のトレイ受面32a
は、送り始端部32bと前記無端帯37における駆動側
部分との間の間隔が、送り終端部32cと前記駆動側部
分との間の間隔より小さくなるように所定角度αで傾斜
し、苗トレイ10が送り始端部32b側において前記無
端帯37に対し所定角度αで侵入するようにしており、
前記トレイ回収部39のトレイ回収面39aは、回収終
端部39cと前記無端帯37における従動側部分との間
の間隔が、回収始端部39bと前記従動側部分との間の
間隔よりも大きくなるように所定角度βで傾斜し、空苗
トレイ10が、従動側部分に対し回収方向に向かって回
収始端部39bから所定角度βで下方に離反するように
している。
【0022】図に示す実施形態では、前記トレイ回収部
39として、多数の線材を用い、これら各線材を前記側
壁31a,31aの下部に前記受体71,72を介して
前記支持部材30の幅方向に所定間隔をおいて並列状に
支持して形成している。
【0023】また、図1中、73は前記支持部材31の
従動輪35の外方側に取付けられた補助トレイ受部であ
る。
【0024】一方、前記苗取出部40は、苗取出爪41
と、前記縦搬送部30の搬送終端部において前記苗取出
爪41により苗トレイ10のポット苗収容部10aから
ポット苗を取出して保持する苗保持機構42と、この保
持機構42を苗取出行程において直線状に往復動させ、
かつ、苗放出行程で下方側へと揺動させる爪動作機構4
3とを備え、これら各機構42,43の連動動作により
前記苗取出爪41で苗トレイ10からポット苗を取出
し、その取出行程と放出行程との間では前記苗取出爪4
1でポット苗を保持し、また、前記縦搬送部30を回避
した苗放出位置において前記苗取出爪41から放出して
下方に待機する移植部50の移植爪53に供給するよう
にしている。
【0025】また、前記移植部50は、前記ミッション
ケース1Bの後部側に取付られる植付伝動ケース51
と、該植付伝動ケース51にその内部機構に連動する植
付アーム52を介して上下方向に植付動作可能に支持し
た開閉可能な移植爪53とから成り、前記植付アーム5
2の移動により移植爪53を前記苗取出爪41から放出
されるポット苗の受取位置と前記畝Aへの移植位置との
範囲にわたって所定の上下動軌跡で植付動作させ、前記
苗取出爪41がポット苗を放出するときには、前記移植
爪53を閉鎖した状態の上昇位置、つまり受取位置でポ
ット苗を受取り、このポット苗の受取後に前記移植爪5
3を前記畝A側に下動させて、この下動位置で前記移植
爪53を開放させて、内部に保持したポット苗を畝Aに
移植するようにしている。
【0026】次に本発明に係る移植機の作用について説
明する。支持部材31が横送り手段により左右方向何れ
かの横送り終端位置に往動及び復動すると、該支持部材
31のトレイ受部32に支持した苗トレイ10を1ピッ
チ分縦送りするのであるが、この場合、前記モータMの
間歇駆動により前記駆動軸34を介して駆動輪33,3
3が駆動回転し、この駆動輪33,33の駆動回転によ
る無端帯37,37の移動に伴って、苗トレイ10のポ
ット苗収容部10aの側壁に引掛かる強制搬送部材38
が一体的に移動して、該強制搬送部材38で苗トレイ1
0を強制的に搬送することができるのであり、これによ
り、前記強制搬送部材38と苗トレイ10との間で滑り
が生じたりすることがなく、苗トレイ10を確実に縦送
りすることができる。
【0027】また、この縦送りする場合、前記支持部材
31が左右方向何れかの横送り終端位置に往動及び復動
すると、リミットスイッチL1 又はL2 がオン動作し
て、前記モータMが駆動され、駆動輪33,33が駆動
回転して苗トレイ10を上述のように縦送りし、さらに
前記駆動輪33,33の回転により苗トレイ10がほゞ
一ピッチ分縦送りされたタイミングで、前記ロックピン
61がロック解除位置から前記駆動輪33の係合孔33
aに突入し、前記各駆動輪33,33の回転を強制的に
停止させる。そして、ロックピン61の前記係合孔33
aへの突入により、検出スイッチSがオフして前記モー
タMの駆動が停止する。これにより前記モータMの停止
に対する駆動輪33,33の惰性回転を膨出でき、その
惰性回転に伴う苗トレイ10の停止位置のずれを防止で
きるから、苗トレイ10の苗収容部10aを苗取爪41
の取出位置に対応した適正位置に強制的に位置させるこ
とができるのである。また、苗収容部10a間の間隔が
異なる苗トレイ10を用いる場合、この苗トレイ10の
苗収容部10a間の間隔に応じた停止部列を選んで苗ト
レイ10を停止させることができるから、苗収容部10
a間の間隔が一定の苗トレイ10だけでなく、この苗ト
レイ10よりも苗収容部10a間の間隔が大きいか、又
は小さい苗トレイ10であっても支障なく使用すること
ができる。
【0028】また、前記無端帯37における駆動側部分
の移動軌跡に対し前記トレイ受部32におけるトレイ受
面32aの送り始端部32bと前記無端帯37における
駆動側部分との間の間隔が、送り終端部32cと前記駆
動側部分との間の間隔より小さくなるように所定角度α
で傾斜しているので、前記強制搬送部材38は、送り始
端部32b側から送り終端部32c側に至るに従って苗
トレイ10に対し該苗トレイ10の底面に対し下方より
その上部側に傾斜状に移動するのであり、これにより、
強制搬送部材38が苗トレイ10の底部を外方へ突き上
げて苗トレイ10をトレイ受部32から離脱させたりす
ることなく、強制搬送部材38は苗トレイ10の苗収容
部10a,10a間の凹溝10bにスムーズに入り込む
ことができるのである。
【0029】また、移植を終えた空の苗トレイ10がト
レイ回収部39に移動する際、前記トレイ回収部39の
トレイ回収面39aは、回収終端部39cと前記無端帯
37における従動側部分との間の間隔が、回収始端部3
9bと前記従動側部分との間の間隔よりも大きくなるよ
うに所定角度βで傾斜しているので、苗トレイ10が回
収方向に向かって移動するとき、該苗トレイ10は回収
始端部39b側においてその自重により前記強制搬送部
材38から外れることになり、この結果、前記強制搬送
部材38からの苗トレイ10の離脱がスムーズに行え、
空苗トレイ10の早期抜き取りも可能にできるのであ
る。
【0030】尚、図4に示す実施の形態では、前記移植
爪53の前部側に、前記植付伝動ケース51の内部機構
に連動して上下方向に往復動し、前記移植爪53による
ポット苗の移植直前に下動して、前記畝A上に敷設され
るマルチフィルムFに移植孔を穿設するマルチカッター
54を設けると共に、前記移植爪53の後部側に、該移
植爪53で移植されたポット苗に培土する培土輪55を
設けている。
【0031】
【発明の効果】本発明に係る移植機によれば、駆動輪を
駆動し、苗トレイを間歇的に縦送りした場合、停止手段
が動作して駆動輪を間歇的に強制的に停止させることが
できるから、駆動輪の慣性回転を有効に防止でき、苗ト
レイを苗取出部に対し適正位置に縦送りすることができ
る。しかも、苗収容部間の間隔が異なる苗トレイを用い
る場合、この苗トレイの苗収容部間の間隔に応じた停止
部列を選んで苗トレイを停止させることができるから、
苗収容部間の間隔が一定の苗トレイだけでなく、この苗
トレイよりも苗収容部間の間隔が大きいか、又は小さい
苗トレイであっても支障なく使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移植機における移植装置の模式図
である。
【図2】本発明に係る移植機の縦搬送部の縦断面図であ
る。
【図3】本発明に係る移植機の強制搬送部材部分の拡大
断面図である。
【図4】本発明に係る移植機全体の一部切欠側面図であ
る。
【符号の説明】
33 駆動輪 33a 係合部(係合孔) 35 従動輪 37 無端帯 60 停止手段 61 移動体(ロックピン)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−67713(JP,U) 実公 昭61−37211(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01C 11/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔を隔てて配置される駆動輪及び
    従動輪と、これら駆動及び従動輪間に掛設され、複数の
    苗収容部を有する苗トレイを搬送する無端帯とを備え、
    前記駆動輪を駆動し前記苗トレイを苗取出側に間歇的に
    縦送り可能としてあり、前記駆動輪及び該駆動輪の回転
    に連動する回転部材の一方に連係して前記駆動輪を間歇
    的に停止させる停止手段を設けてなる移植機において、
    前記停止手段は、前記駆動輪及び回転部材の一方の回転
    域に亘って停止部が間歇的に設けられた停止部列及び該
    停止部列の停止部と係合/離脱が可能な移動体を備え、
    前記停止部列は、停止部間の間隔が異なるものが複数個
    あり、前記移動体は前記各停止部列に対応する位置で移
    動が可能としてあることを特徴とする移植機。
JP9034116A 1997-02-18 1997-02-18 移植機 Expired - Fee Related JP2787069B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9034116A JP2787069B2 (ja) 1997-02-18 1997-02-18 移植機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9034116A JP2787069B2 (ja) 1997-02-18 1997-02-18 移植機

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2300724A Division JP2791377B2 (ja) 1990-11-05 1990-11-05 移植機の縦搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09215413A JPH09215413A (ja) 1997-08-19
JP2787069B2 true JP2787069B2 (ja) 1998-08-13

Family

ID=12405301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9034116A Expired - Fee Related JP2787069B2 (ja) 1997-02-18 1997-02-18 移植機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2787069B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6137211U (ja) * 1984-08-07 1986-03-07 三菱重工業株式会社 ベルトプレス脱水機の汚泥均し装置
JPH0267713U (ja) * 1988-11-05 1990-05-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09215413A (ja) 1997-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2787069B2 (ja) 移植機
JPH10164916A (ja) 移植方法及び移植機
JP2916760B2 (ja) 移植機
JP2733762B2 (ja) 移植機
JP2804952B2 (ja) 移植機
JP2787068B2 (ja) 移植機
JP2733761B2 (ja) 移植機
JP2686676B2 (ja) 移植機
JP3009630B2 (ja) 移植機
JP2791377B2 (ja) 移植機の縦搬送装置
JP2001320922A (ja) 苗移植機
JP3582237B2 (ja) 苗移植機
JP3804051B2 (ja) 野菜移植機
JP2639631B2 (ja) 移植機の植付装置
JP3499764B2 (ja) 苗箱回収機
JP2916755B2 (ja) 移植機
JPH08103110A (ja) 苗移植機
JPH0233609Y2 (ja)
JP4707079B2 (ja) 苗移植機
JP3147047B2 (ja) 苗植機
JP2691524B2 (ja) 移植機
JPH08103111A (ja) 苗移植機
JP2000232809A (ja) 苗移植機
JP2764390B2 (ja) 移植機
JP2002199806A (ja) 苗植付方法および苗植付装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees