JP2785199B2 - アイソレーション回路 - Google Patents

アイソレーション回路

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はアイソレーション回路に関する。
〔発明の概要〕
この発明は、アイソレーション回路において、高周波
信号ラインに、カスコードアンプを設けるとともに、そ
のバイアス電圧を制御することにより、高周波信号を確
実にオンオフできるようにしたものである。
〔従来の技術〕
例えば自動車電話において、その送信回路の出力部
は、基本的には第3図に示すように構成すればよい。
すなわち、同図において、音声信号あるいは制御信号
が、端子T1からVCO(1)に供給されて上りチャンネル
のFM信号Sfに変換され、この信号Sfが、エミッタ接地の
トランジスタQ1,Q2を有するドライブアンプ(2)を通
じてワーアンプ(3)に供給され、さらに、送信用のバ
ンドパスフィルタ(4)を通じてアンテナ(5)に供給
されて基地局(図示せず)へと送信される。
ただし、この場合、基地局との間で制御信号をアクセ
スするときには、そのタイミング(時間関係)が規格に
より定められている。そして、VCO(1)を電源オフの
状態から立ち上げて制御信号を送信すると、その送信が
遅くなり、規格から外れてしまう。
このため、図のように、VCO(1)には電源端子T2
ら常に動作電圧VCCが供給され、VCO(1)は、自動車電
話の使用状態にかかわらず連続して発振状態とされてい
る。
また、端子T2と、アンプ(2)の電源ライン(2A)と
の間に、スイッチSWが設けられる。さらに、アンプ
(3)はC級動作とされるとともに、端子T2から常に動
作電圧VCCが供給される。
したがって、スイッチSWがオンになれば、アンプ
(2)が動作状態となって上述のようにFM信号Sfの送信
が行われる。
また、スイッチSWがオフになれば、アンプ(2)が動
作しなくなるので、VCO(1)からの信号Sfはアンプ
(2)において阻止されてアンプ(2)に供給されなく
なる。そして、アンプ(3)はC級動作なので、動作電
圧VCCが供給されていても、信号Sfが供給されなくなれ
ば、動作は等価的にオフとなる。したがって、スイッチ
SWがオフのときには、送信は行われない。
ところが、自動車電話においては、例えば日本とアメ
リカとでは、上りチャンネルの占有帯域と、下りチャン
ネルの占有帯域とが逆であるものの、かなり高い周波数
帯である800〜900MHzが使用されている。
このため、送信をオフにしても、VCO(1)からの信
号Sfが、アンプ(2)の入出力端間の浮遊容量を通じて
出力端側にリークしてしまい、自動車電話におけるリー
クの許容レベル、すなわち、アンテナ(5)において−
60dBm以下のレベルを越えてしまう。
そこで、実際の自動車電話においては、例えば第4図
に示すうようにVCO(1)とアンプ(2)との間にアイ
ソレーション回路(6)が追加されている。
すなわち、スイッチSWが図の状態に接続された場合に
は、ダイオードD1,D2がオフとなって容量素子として働
くので、このダイオードD1,D2とコイルL1とにより回路
(6)はπ型のマッチング回路として働く。また、アン
プ(2)も正常に動作する。したがって、信号Sfの送信
が行われる。
しかし、スイッチSWが図とは逆の状態に接続されてい
る場合には、ダイオードD1,D2はオンとなり、VCO(1)
からの信号SfはダイオードD1,D2を通じてバイパスされ
る。また、アンプ(2)も動作していない。したがっ
て、信号Sfは送信されない。
したがって、アンテナ(5)における信号Sfのリーク
レベルを許容レベル以下にできる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、第4図の回路ではアイソレーション回路
(6)を別個に必要とし、コストアップとなってしま
う。また、スイッチSWも、単なるオンオフスイッチでは
なく、1回路2接点でなければならずやはりコストアッ
プとなってしまう。
この発明は、このような問題点を解決しようとするも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
このため、この発明においては、オンオフされるべき
高周波信号の信号ラインにカスコードアンプを設けると
ともに、そのカスコードアンプのバイアス電圧を制御す
ることにより高周波信号のオンオフを行うようにしたも
のである。
〔作用〕
カスコードアンプ自身、及びカスコードアンプを構成
するトランジスタにより、高周波信号のアイソレーショ
ンが行われる。
〔実施例〕
第1図において、トランジスタQ1,Q2によりカスコー
ドアンプ(20)が構成される。すなわち、トランジスタ
Q1が抵抗器R1〜R3及びコンデンサC1によりエミッタ接地
とされるとともに、そのコレクタがトランジスタQ2のエ
ミッタに接続される。また、トランジスタQ2は抵抗器
R4,R5,コンデンサC2及びコイルL1によりベース接地とさ
れる。
この場合、トランジスタQ2の負荷であるコイルL1及び
トランジスタQ2のホット側のベースバイアス抵抗器R
4は、電源端子T2に接続されるが、トランジスタQ1のホ
ット側のベースバイアス抵抗器R1と、端子T1との間にス
イッチSWが接続される。
そして、VCO(1)からのFM信号Sfが、トランジスタQ
1のベースに供給されるとともに、トランジスタQ2のコ
レクタ出力が、コンデンサC3を通じてパワーアンプ
(3)に供給される。なお、コンデンサC3はコイルL1
ともにマッチング回路を構成している。
このような構成によれば、スイッチSWがオンの場合に
は、トランジスタQ1は正常にバイアスされ、トランジス
タQ1,Q2はカスコードアンプ(20)とし働く。したがっ
て、VCO(1)からのFM信号Sfは、アンプ(20)により
増幅されてトランジスタQ2のコレクタから取り出され、
さらにアンプ(3)によりパワー増幅されてからフィル
タ(4)を通じてアンテナ(5)に供給され、基地局へ
と送信される。
一方、スイッチSWがオフの場合には、トランジスタQ1
のベース・コレクタ間は、トランジスタQ2を通じて逆バ
イアスされてオフとなるので、VCO(1)からの信号Sf
はトランジスタQ1により阻止される。さらに、トランジ
スタQ2は、ベース接地であり、その入出力端間のアイソ
レーションがよいので、仮にトランジスタQ1のコレクタ
に信号Sfがリークしていても、これはトランジスタQ2
より阻止される。
したがって、VCO(1)からの信号SfはトランジスタQ
1により阻止されるとともに、トランジスタQ2によって
も阻止されるので、アンテナ(5)における信号Sfのリ
ークレベルは十分に小さくなり、許容レベル以下とな
る。
こうして、この発明によれば、FM信号Sfのアイソレー
ションを行うことができるが、この場合、特にこの発明
によれば、FM信号Sfの信号ラインにカスコードアンプ
(20)を設けるとともに、そのトランジスタQ1のベース
バイアスをオンオフして信号Sfのオンオフを行うように
しているので、信号Sfのオフ時、信号Sfは逆バイアスさ
れたトランジスタQ1とベース接地のトランジスタQ2とに
より阻止されることになり、十分にアイソレーションを
行うことがでる。
しかも、部品点数の増加もなく、また、スイッチSWも
単なるオンオフスイッチでよいので、コストアップにな
らない。
また、スイッチSWはトランジスタQ1のベース電流をオ
ンオフするだけでよく、アンプ(2)の全電流をオンオ
フする場合に比べてオンオフする電流が大幅に小さくな
るので、スイッチSWをトランジスタなどにより構成する
とき、簡略化できる。
さらに、アンプ(20)はアンプ(2)に比べ利得が大
きいので、VCO(1)の発振レベルを小さくすることに
より、不要輻射などを小さくできる。
第2図に示す側においては、トランジスタQ2の次段に
エミッタ接地のトランジスタQ3が設けられるとともに、
トランジスタQ1〜Q3のホット側のベースバイアス抵抗器
R1,R4,R6がスイッチSWの出力側に接続された場合であ
る。
したがって、スイッチSWのオフ時にはトランジスタQ1
〜Q3は、そのベース・コレクタ間が逆バイアスされてオ
フとなるので、アイソレーションがより良好になる。
なお、上述においては、自動車電話の送信回路に適用
した場合であるが、高周波信号を十分なアイソレーショ
ン特性をもってオンオフする場合であれば、この発明を
適用できる。
〔発明の効果〕
この発明によれば、FM信号Sfの信号ラインにカスコー
ドアンプ(20)を設けるとともに、そのトランジスタQ1
のベースバイアスをオンオフして信号Sfのオンオフを行
うようにしているので、信号Sfのオフ時、信号Sfは逆バ
イアスされたトランジスタQ1とベース接地のトランジス
タQ2とにより阻止されることになり、十分にアイソレー
ションを行うことがでる。
しかも、部品点数の増加もなく、また、スイッチSWも
単なるオンオフスイッチでよいので、コストアップにな
らない。
また、スイッチSWはトランジスタQ1のベース電流をオ
ンオフするだけでよく、アンプ(2)の全電流をオンオ
フする場合に比べてオンオフする電流が大幅に小さくな
るので、スイッチSWをトランジスタなどにより構成する
とき、簡略化できる。
さらに、アンプ(20)はアンプ(2)に比べ利得が大
きいので、VCO(1)の発振レベルを小さくすることに
より、不要輻射などを小さくできる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの発明の一例の接続図、第3図及
び第4図はその説明のための図である。 (20)はカスコードアンプである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03F 1/00 - 1/28 H03F 1/42 - 3/44 H03F 3/50 - 3/52 H03F 3/62 - 3/64 H03F 3/68 - 3/72 H03K 17/00 - 17/70

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高周波信号の信号ラインに設けられ、 エミッタ接地のトランジスタと、ベース接地のトランジ
    スタとがカスコード接続され、 少なくとも上記エミッタ接地のトランジスタのベースバ
    イアス電圧がオンオフ制御され、 上記エミッタ接地のトランジスタに、上記ベースバイア
    ス電圧が供給されているときには、上記エミッタ接地の
    トランジスタ及び上記ベース接地のトランジスタを通じ
    て上記高周波信号が伝送され、 上記エミッタ接地のトランジスタに、上記ベースバイア
    ス電圧が供給されていないときには、上記エミッタ接地
    のトランジスタ及び上記ベース接地のトランジスタによ
    り、上記高周波信号が阻止される ようにしたアイソレーション回路。
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