JPH1079646A - マルチバンドチューナ用の切換え可能バンドパスフィルタ - Google Patents

マルチバンドチューナ用の切換え可能バンドパスフィルタ

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JPH1079646A
JPH1079646A JP9183315A JP18331597A JPH1079646A JP H1079646 A JPH1079646 A JP H1079646A JP 9183315 A JP9183315 A JP 9183315A JP 18331597 A JP18331597 A JP 18331597A JP H1079646 A JPH1079646 A JP H1079646A
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JP
Japan
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band
switching
bandpass filter
switchable
capacitance
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Application number
JP9183315A
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English (en)
Inventor
Joachim Lange
ランゲ ヨアヒム
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Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Electronics NV
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Publication date
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    • H—ELECTRICITY
    • H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H7/00—Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
    • H03H7/01—Frequency selective two-port networks
    • H03H7/0123—Frequency selective two-port networks comprising distributed impedance elements together with lumped impedance elements
    • H—ELECTRICITY
    • H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03J—TUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
    • H03J5/00—Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner
    • H03J5/24—Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner with a number of separate pretuned tuning circuits or separate tuning elements selectively brought into circuit, e.g. for waveband selection or for television channel selection
    • H03J5/242—Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner with a number of separate pretuned tuning circuits or separate tuning elements selectively brought into circuit, e.g. for waveband selection or for television channel selection used exclusively for band selection
    • H03J5/244—Discontinuous tuning; Selecting predetermined frequencies; Selecting frequency bands with or without continuous tuning in one or more of the bands, e.g. push-button tuning, turret tuner with a number of separate pretuned tuning circuits or separate tuning elements selectively brought into circuit, e.g. for waveband selection or for television channel selection used exclusively for band selection using electronic means
    • H—ELECTRICITY
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    • H03H7/01—Frequency selective two-port networks
    • H03H7/17—Structural details of sub-circuits of frequency selective networks
    • H03H7/1741—Comprising typical LC combinations, irrespective of presence and location of additional resistors
    • H03H7/1775—Parallel LC in shunt or branch path

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  • Filters And Equalizers (AREA)
  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 阻止状態において満足な通過帯域減衰を有す
るマルチバンドチューナ用切換え可能バンドパスフィル
タを提供することにある。 【解決手段】 高い通過帯域減衰を達成するために、バ
ンドパスフィルタ(1,2,3) の少なくとも一つの共振回路
の周波数同調用の少なくとも一つのキャパシタンスダイ
オード(39,42;70,73;99,103)と、入力側及び出力側に配
置されたスイッチングダイオード(31,32;61,62;91,92)
とを具え、前記スイッチングダイオードがＤＣ電圧によ
り阻止状態又は導通状態のいづれかに切り換え可能であ
る切換え可能バンドパスフィルタにおいて、前記キャパ
シタンスダイオード(39,42;70,73;99,103)がバンドパス
フィルタ(1,2,3) を阻止するためにも使用可能であり、
前記キャパシタンスダイオード(39,42;70,73;99,103)が
バンドパスフィルタ(1,2,3)の共振回路内に、スイッチ
ング電位に依存して、前記共振回路をスイッチング電位
に結合するように組み込まれていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチバンドチュ
ーナ用の切換え可能バンドパスフィルタであって、バン
ドパスフィルタの少なくとも一つの共振回路の周波数同
調用の少なくとも一つのキャパシタンスダイオードと、
入力側及び出力側に配置されたスイッチングダイオード
とを具え、前記スイッチングダイオードがＤＣ電圧によ
り阻止状態又は導通状態のいづれかに切り換え可能であ
る切換え可能バンドパスフィルタに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】２つの並列配置の切換え可能バンドパス
フィルタを含むチューナ回路がドイツ国特許明細書３９
３９７４１号に開示されている。この回路では、切換え
をバンドパスフィルタの入力側及び出力側に配置された
スイッチングダイオードにより達成している。更に、バ
ンドパスフィルタの同調用キャパシタンスダイオードが
これらのバンドパスフィルタ内に設けられている。スイ
ッチングダイオードはバンドパスフィルタ間の減結合を
改善しうるが、阻止されたバンドパスフィルタも比較的
低い通過帯域減衰を有するために、スイッチオンされて
いるバンドパスフィルタの信号が２つのバンドパスフィ
ルタの接続点に現れるのみならず、見かけ上スイッチオ
フされているバンドパスフィルタの信号も十分に減衰さ
れずに現れる。従って、阻止されたバンドパスフィルタ
により処理された周波数レンジは十分に減衰されない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、満足
な相互減結合を有するのみならず阻止状態において満足
な通過帯域減衰も有する切換え可能バンドパスフィルタ
を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、頭書に記載の切換え可能バンドパスフィ
ルタにおいて、前記キャパシタンスダイオードがバンド
パスフィルタを阻止するためにも使用可能であり、前記
キャパシタンスダイオードがバンドパスフィルタの共振
回路内に、スイッチング電位に依存して、共振回路をス
イッチング電位に結合するように組み込まれていること
を特徴とする。
【０００５】本発明バンドパスフィルタにおいてはキャ
パシタンスダイオードがバンドパスフィルタの周波数同
調にも使用される。この目的のために、可変電圧を供給
し、この電圧に依存してキャパシタンスダイオードのキ
ャパシタンスを変化させ、従ってバンドパスフィルタの
共振回路の共振周波数を変化させる。更に、キャパシタ
ンスダイオードはバンドパスフィルタの阻止状態の改
善、即ち特に通過帯域減衰の増大にも使用される。この
目的のために、キャパシタンスダイオードを、スイッチ
ング電位の供給後に、このダイオードがバンドパスフィ
ルタの共振回路をスイッチング電位点に結合するように
配置接続する。その結果として、スイッチングダイオー
ドの存在のもかかわらずバンドパスフィルタに到達する
すべての信号成分がスイッチング電位点を経て排出され
る。この手段はバンドパスフィルタの阻止状態における
通過帯域減衰を相当程度改善し、この手段により５０〜
６０ｄＢの通過帯域減衰を達成することができる。
【０００６】本発明の一実施例では、バンドパスフィル
タを阻止するために、キャパシタンスダイオードがスイ
ッチング電位により導通状態にスイッチされ、このダイ
オードが共振回路をスイッチング電位に結合するように
構成されていることを特徴とする。
【０００７】キャパシタンスダイオードは、特に、スイ
ッチング電位の供給により導通状態にスイッチされ、共
振回路内に存在する電圧又は信号をスイッチ電位点に結
合するように配置接続することができる。この状態で
は、キャパシタンスダイオードは低インピーダンスで動
作し、スイッチング電位が供給されない場合には、この
ダイオードはそのキャパシタンスが印加同調電圧に依存
して変化しうる範囲内で動作することができる。
【０００８】本発明の他の実施例では、キャパシタンス
ダイオードはそのアノード側において正のＤＣ電圧に結
合され、そのカソード側においてスイッチング電位に結
合されるとともに少なくとも一つのキャパシタ経て基準
電位に結合されていることを特徴とする。
【０００９】バンドパスフィルタが阻止状態でない場合
には、キャパシタダイオードは導通／非導通遷移領域内
で動作する。電圧を変化させることにより、キャパシタ
ンスが変化し、このダイオードをバンドパスフィルタの
共振回路の同調用に使用することができる。カソード側
のスイッチング電位が活性化されると、キャパシタンス
ダイオードは完全に導通し、共振回路内に存在する交流
電圧を基準電位点を経て排出する。
【００１０】バンドパスフィルタの非阻止状態では、キ
ャパシタンスダイオードはバンドパスフィルタの共振回
路の一部を構成する。この目的のために、本発明の他の
実施例では、キャパシタンスダイオードがそのアノード
側において共振回路の少なくともインピーダンスに結合
されていることを特徴とする。
【００１１】バンドパスフィルタの非阻止状態では、キ
ャパシタンスダイオードはバンドパスフィルタの周波数
同調用に使用される。この目的のために、本発明の他の
実施例では、バンドパスフィルタの周波数同調用の同調
電圧がキャパシタンスダイオードのカソードに供給され
ることを特徴とする。この同調電圧に応じて、キャパシ
タンスダイオードがそのキャパシタンスを変化する。
【００１２】切換え可能バンドパスフィルタの上述の利
点は、このフィルタをマルチバンドチューナに使用する
とき特に顕著になる。このようなチューナにおいては、
複数のバンドパスフィルタが一般に並列に配置されてい
る。本発明のバンドパスフィルタはこのような場合にお
いてバンドパスフィルタの満足な相互減結合を達成する
のみならず、阻止されたバンドパスフィルタの満足な通
過帯域減衰も達成する。特に、このようなマルチバンド
チューナに対する本発明の他の実施例では、少なくとも
２つの切換え可能バンドパスフィルタの前に広帯域増幅
器が設けられていることを特徴とする。
【００１３】広帯域増幅器の低インピーダンスのため
に、スイッチングダイオードの効果が更に向上し、これ
らのダイオードが一層良好に阻止され、バンドパスフィ
ルタ間の一層良好な減結合が達成される。
【００１４】
【発明の実施の形態】本発明のこれらの特徴及び他の特
徴は以下に記載する実施例の説明から明らかになる。
【００１５】図１は３つの並列配置の切換え可能バンド
パスフィルタ１、２及び３を具えるマルチバンドチュー
ナを示す。これらの３つのバンドパスフィルタは本発明
の構成を有するとともに、それぞれ異なる周波数レンジ
に対応している。一時に３つのバンドパスフィルタ１、
２及び３の１つのみが駆動され、他の２つのバンドパス
フィルタは阻止される。阻止状態では、これらのバンド
パスフィルタは入力端子に存在する信号に対し最大の通
過帯域減衰を有する必要がある。更に、相互影響を除去
するために、バンドパスフィルタ相互を満足に減結合す
る必要がある。
【００１６】ＲＦ入力信号が図に示すチューナのアンテ
ナ入力端子ANT INに供給される。この入力信号は結合キ
ャパシタ４を経てＰＮＰトランジスタ５のベースに受信
され、このトランジスタのエミッタは抵抗６を経て基準
電位に結合する。この入力段は、トランジスタ５のコレ
クタと、キャパシタ４とトランジスタ５のベースとの接
続点との間に接続されたキャパシタ７、インダクタンス
８及び抵抗９の直列配置からなるフィルタを具える。キ
ャパシタ４とトランジスタ５のベースとの接続点は更に
抵抗１０を経て電源電圧（５Ｖ）に結合する。トランジ
スタ５のコレクタは更にインダクタンス１１及びキャパ
シタ１２の直列配置を経て基準電位に結合する。
【００１７】トランジスタ５を具えるこの入力回路は一
構成要素として中心タップを有するインダクタンス１３
からなるパワースプリッタを具える。トランジスタ５の
コレクタをキャパシタ１４を経てこのインダクタンス１
３の中心タップに結合する。インダクタンス１３の第１
終端タップが図にANT OUT で示す出力端子を構成し、こ
の出力端子にアンテナ入力信号を出力信号として出力す
る。このような回路は、例えばアンテナ入力信号をテレ
ビジョン受信機用の出力信号として付加的に使用可能に
する必要があるビデオレコーダに必要とされる。
【００１８】インダクタンス１３の第２終端タップは極
めて広帯域の予選択を実行するＲＦ回路１５に結合す
る。
【００１９】このＲＦ回路１５の後段に可調整利得又は
減衰を有する増幅器又は減衰素子１６が位置する。この
増幅器又は減衰素子１６は自動利得制御用の信号ＡＧＣ
を受信し、この信号が増幅器又は減衰素子１６をチュー
ナ回路素子（図示せず）に依存して所望の利得がチュー
ナに達成されるように制御する。
【００２０】増幅器又は減衰素子１６の後段に増幅トラ
ンジスタ１８を有する広帯域増幅器１７が位置する。こ
のトランジスタのベースを結合キャパシタ１９を経て増
幅器又は減衰素子１６に接続する。このベースを更に抵
抗２０を経て基準電位に結合するとともに抵抗２１を経
て電源電圧＋５Ｖに結合する。トランジスタ１８のエミ
ッタを抵抗２２を基準電位に接続する。トランジスタ１
８のコレクタ及びベースをキャパシタ２３及び抵抗２４
を経て互いに結合する。コレクタを更にインダクタンス
２５を経て電源電圧に結合する。
【００２１】トランジスタ１８を有する広帯域増幅器１
７は好ましくは１００オーム以下の低い入力及び出力イ
ンピーダンスを有する。これにより後続のバンドパスフ
ィルタの動作を向上させることがでる。特に、これらの
バンドパスフィルタを阻止状態において一層良好に減結
合させることができる。広帯域増幅器１７の後段に３つ
の切換え可能で可同調のバンドパスフィルタ１、２及び
３を配置する。
【００２２】第１バンドパスフィルタ１は入力側に配置
されたスイッチングダイオード３１及び出力側に配置さ
れたスイッチングダイオード３２を具える。スイッチン
グ電圧ＳＡを入力側のスイッチングダイオード３１の背
後にに抵抗３３を経て供給することができる。出力側の
スイッチングダイオード３２にも同様に抵抗３４を経て
スイッチング電圧ＳＡを供給する。スイッチング信号Ｓ
Ａにより、入力側及び出力側のスイッチングダイオード
３１及び３２を阻止状態に切り換えて、フィルタの比較
的満足な相互減結合を達成することができる。しかし、
スイッチダイオード３１及び３２は依然としてバンドパ
スフィルタの極めて満足な通過帯域減衰をもたらさな
い。
【００２３】図に示すバンドパスフィルタ１はその入力
端に結合キャパシタ３５を有し、その後に結合インダク
タンス３６が位置する。このバンドパスフィルタ１の可
同調共振回路は、キャパシタ３７を経て基準電位に結合
されたインダクタンス３８と、このインダクタンスにア
ノードで結合されたキャパシタンスダイオード３９と、
このダイオードのカソードに結合されたキャパシタ４０
とからなる。インダクタンス３８とキャパシタダイオー
ド３９との接続点を結合インダクタンス３６に接続す
る。
【００２４】バンドパスフィルタフィルタ１は同様に構
成された第２の共振回路を更に具える。キャパシタ４０
に接続されたキャパシタ４１を設ける。このキャパシタ
４１を第２キャパシタンスダイオード４２のカソードに
結合し、このダイオードのアノードを共振回路インダク
タンス４３に接続し、このインダクタンスをキャパシタ
ンス４４を経て基準電位に結合する。
【００２５】キャパシタンス４０及び４１間の接続点を
キャパシタンス４２を経て基準電位に結合する。出力側
において、バンドパスフィルタ１は低域通過フィルタを
具え、そのインダクタンス４５をキャパシタンスダイオ
ード４２のアノードと共振回路インダクタンス４３との
接続点に結合する。このインダクタンスの出力側をキャ
パシタンス４８を経て基準電位に結合する。その後にイ
ンダクタンス４６及びキャパシタ４７を有する低域通過
フィルタが続く。スイッチングダイオード３２を結合キ
ャパシタ４７の後に配置する。
【００２６】両共振回路において、正電源電圧（５Ｖ）
が抵抗４９及び５０を経てインダクタンス３８とキャパ
シタ３７との接続点及びインダクタンス４３とキャパシ
タ４４との接続点に供給される。
【００２７】更に、同調電圧Ａ1 ，Ａ2 が抵抗５１及び
５２を経てキャパシタンスダイオード３９のカソードと
キャパシタ４０との接続点及びキャパシタンスダイオー
ド４２のカソードとキャパシタ４１との接続点に供給さ
れる。
【００２８】導通状態においては、スイッチング信号Ｓ
Ａは不活性である。更に、同調電圧Ａ1 及びＡ2 が供給
され、この電圧がキャパシタンスダイオード３９及び４
２を阻止状態で動作させてそれらのキャパシタンスを変
化させる。こうして、共振回路の共振周波数を変化さ
せ、バンドパスフィルタを同調させることができる。
【００２９】バンドパスフィルタ１を阻止するには、ス
イッチング信号ＳＡを活性にする。その結果として、ダ
イオード３１及び３２が阻止状態に切り換えられる。同
調電圧の代わりに、好ましくは基準電位に近似する又は
それより低いスイッチング電位を入力端子Ａ1 及びＡ2
に付加的に供給する。この場合、キャパシタンスダイオ
ード３９及び４２は導通状態に完全にスイッチされるた
め、バンドパスフィルタ１の共振回路内に存在する信号
が基準電位点を経て又はスイッチング電位点を経て流出
する。これによりバンドパスフィルタ１の満足な追加の
通過帯域減衰が達成される。
【００３０】図に示す実施例では、２つの他のバンドパ
スフィルタ２及び３が他の周波数レンジのために設けら
れている。
【００３１】バンドパスフィルタ２は入力側に配置され
たスイッチングダイオード６１及び出力側に配置された
スイッチングダイオード６２を具える。これらのダイオ
ードはそれぞれ抵抗６３及び６４を経てスイッチング信
号ＳＢにより駆動することができる。
【００３２】バンドパスフィルタ２の可同調共振回路は
バンドパスフィルタ１のものと同一に構成する。バンド
パスフィルタ２は入力側及び出力側に結合インダクタン
ス６５及び６６及び結合キャパシタ６７及び６８を具え
る。共振回路もバンドパスフィルタ１のものと同一の構
成を有し、第１共振回路はインダクタンス６９、キャパ
シタンスダイオード７０及びキャパシタ７１を具える。
第２共振回路はインダクタンス７２、キャパシタンスダ
イオード７３及びキャパシタ７４を具える。キャパシタ
７１及び７４間の接続点をキャパシタ７５を経て基準電
位に結合する。電源電圧をそれぞれ抵抗７６及び７７を
経て共振回路インダクタンス６９と基準電位に結合され
たキャパシタ７８との接続点及び共振回路インダクタン
ス７２とキャパシタ７９との接続点に供給する。出力側
に、バンドパスフィルタ２はインダクタンス８０及びキ
ャパシタ８１からなる低域通過フィルタも具える。同調
電圧Ｂ1 及びＢ2 又はスイッチング電位を抵抗８２及び
８３を経て供給する。
【００３３】第３バンドパスフィルタ３も入力側に配置
されたスイッチングダイオード９１及び出力側に配置さ
れたスイッチングダイオード９２を具える。これらのダ
イオードはそれぞれ抵抗９３及び９４を経てスイッチン
グ信号ＳＣによりスイッチすることができる。バンドパ
スフィルタ３も入力側に結合キャパシタ９５及び結合イ
ンダクタンス９６を具え、出力側に結合インダクタンス
９７及び結合キャパシタ９８を具える。インダクタンス
１００と結合インダクタンス９６にアノード側が接続さ
れたキャパシタンスダイオード９９をバンドパスフィル
タ３の第１共振回路用に設ける。このキャパシタンスダ
イオード９９のカソード側をキャパシタ１０１を経て基
準電位に結合するとともに、抵抗１０２を経て入力信号
Ｃ1 に結合する。この入力信号は同様に同調電圧又はス
イッチング電位にすることができる。
【００３４】第２共振回路用に、結合インダクタンス９
７と共振回路インダクタンス１０８にアノード側が結合
されたキャパシタンスダイオード１０３を設ける。キャ
パシタンスダイオード１０３もキャパシタ１０４を経て
基準電位に結合するとともに抵抗１０５を経て同調又は
スイッチング電位に結合する。
【００３５】インダクタンス１００及び１０８間の接続
点をキャパシタ１０６を経て基準電位に結合するととも
に、抵抗１０７を経て電源電圧（＋５Ｖ）に結合する。
【００３６】バンドパスフィルタ３においても、入力端
子Ｃ1 ，Ｃ2 は同調電圧を受信し、キャパシタンスダイ
オード９９及び１０３のキャパシタンスをこの電圧に依
存して変化させ、バンドパスフィルタ３の共振回路の同
調周波数を変化させることができる。しかし、スイッチ
ング電位を入力端子Ｃ1 ，Ｃ2 に供給すると、ダイオー
ド９９及び１０３が導通状態に完全にスイッチされるた
め、すべての信号がスイッチング電位点を経て流出す
る。出力側において、３つのバンドパスフィルタ１、２
及び３はミクサ１１０に結合し、その出力端子から低周
波数信号ＮＦを出力する。
【００３７】３つのバンドパスフィルタ１、２及び３は
一時に一つバンドパスフィルタのみが駆動され、他の２
つのバンドパスフィルタは阻止状態にスイッチされる。
従って、阻止状態にスイッチされる他の２つのバンドパ
スフィルタは入力側及び出力側のスイッチングダイオー
ド３１、６１、９１及び３２、６２、９２に供給される
スイッチング信号ＳＡ，ＳＢ又はＳＣにより更に阻止さ
れる。これらのバンドパスフィルタの比較的満足な相互
減結合はこれらのスイッチングダイオードにより既に達
成されている。しかし、通過帯域減衰は不十分のままで
あるため、阻止されたバンドパスフィルタもまだ残留信
号を出力端子に出力する。
【００３８】この通過帯域減衰を改善するために、キャ
パシタンスダイオード３９、４２、７０、７３及び９
９、１０３を、これらのダイオードが共振回路同調用の
キャパシタンスダイオードとして作用するのみならず、
バンドパスフィルタを阻止する、又はバンドパスフィル
タに供給された信号を排出する作用もするように接続配
置する。この目的のために、これらのキャパシタンスダ
イオードを、これらのダイオードが導通状態にスイッチ
され、フィルタ内の信号をスイッチング電位点を経て排
出するようにする。これは高い通過帯域減衰をもたらす
ため、回路内の不活性バンドパスフィルタは実際上もは
や何の動作もせず、スイッチオンされ活性化されたバン
ドパスフィルタのみが動作する。
【図面の簡単な説明】
【図１】並列に配置された本発明による３つの切換え可
能バンドパスフィルタを具えたマルチバンドチューナを
示す構成図である。
【符号の説明】
１、２、３ 切換え可能バンドパスフィルタ ３１、３２；６１、６２；９１、９２ スイッチングダ
イオード ３９、４２；７０、７３；９９、１０３ キャパシタン
スダイオード ３７〜４０；６９〜７１、７８；９９〜１０１ 第１共
振回路 ４１〜４４；７２〜７４、７９；１０３、１０４、１０
８ 第２共振回路 ＳＡ，ＳＢ，ＳＣ スイッチング電圧 Ａ1 ，Ａ2 ；Ｂ1 ，Ｂ2 ；Ｃ1 ，Ｃ2 同調電圧又はス
イッチング電位

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 マルチバンドチューナ用の切換え可能バ
    ンドパスフィルタ(1,2,3) であって、バンドパスフィル
    タ(1,2,3) の少なくとも一つの共振回路の周波数同調用
    の少なくとも一つのキャパシタンスダイオード(39,42;7
    0,73;99,103)と、入力側及び出力側に配置されたスイッ
    チングダイオード(31,32;61,62;91,92) とを具え、前記
    スイッチングダイオードがＤＣ電圧により阻止状態又は
    導通状態のいづれかに切り換え可能である切換え可能バ
    ンドパスフィルタにおいて、前記キャパシタンスダイオ
    ード(39,42;70,73;99,103)がバンドパスフィルタ(1,2,
    3) を阻止するためにも使用可能であり、前記キャパシ
    タンスダイオード(39,42;70,73;99,103)がバンドパスフ
    ィルタ(1,2,3) の共振回路内に、スイッチング電位に依
    存して、前記共振回路をスイッチング電位に結合するよ
    うに組み込まれていることを特徴とする切換え可能バン
    ドパスフィルタ。
  2. 【請求項２】 バンドパスフィルタ(1,2,3) を阻止する
    ために、前記キャパシタンスダイオード(39,42;70,73;9
    9,103)がスイッチング電位により導通状態にスイッチさ
    れ、このダイオードが前記共振回路をスイッチング電位
    に結合するように構成されていることを特徴とする請求
    項１記載の切換え可能バンドパスフィルタ。
  3. 【請求項３】 前記キャパシタンスダイオード(39,42;7
    0,73;99,103)がそのアノード側において正のＤＣ電圧に
    結合され、そのカソード側においてスイッチング電位に
    結合されるとともに少なくとも一つのキャパシタ(42,7
    5,106) 経て基準電位に結合されていることを特徴とす
    る請求項１又は２記載の切換え可能バンドパスフィル
    タ。
  4. 【請求項４】 前記キャパシタンスダイオード(39,42;7
    0,73;99,103)がそのアノード側において前記共振回路の
    少なくともインダクタンス(38,43,69,72,100,108) に結
    合されていることを特徴とする請求項１〜３の何れかに
    記載の切換え可能バンドパスフィルタ。
  5. 【請求項５】 スイッチング電位が不活性状態のとき、
    バンドパスフィルタ(1,2,3) の周波数同調用の同調電圧
    がキャパシタンスダイオード(39,42;70,73;99,103)のカ
    ソードに供給されることを特徴とする請求項１〜４の何
    れかに記載の切換え可能バンドパスフィルタ。
  6. 【請求項６】 少なくとも２つのキャパシタンスダイオ
    ード(39,42;70,73;99,103)が設けられていることを特徴
    とする請求項１〜５の何かに記載の切換え可能バンドパ
    スフィルタ。
  7. 【請求項７】 請求項１〜６の何れかに記載の少なくと
    も１つの切換え可能バンドパスフィルタを具えるマルチ
    バンドチューナ。
  8. 【請求項８】 請求項１〜６の何れかに記載の少なくと
    も２つの切換え可能バンドパスフィルタを具えるマルチ
    バンドチューナにおいて、バンドパスフィルタ(1,2,3)
    間の切換えが、一時に１つのバンドパスフィルタ(1,2,
    3) のみが駆動され、他のバンドパスフィルタ(1,2,3)
    がスイッチング電位により阻止状態に切り換えられるよ
    うに行われることを特徴とするマルチバンドチューナ。
  9. 【請求項９】 キャパシタンスダイオード(39,42;70,7
    3;99,103)により阻止状態にスイッチされるバンドパス
    フィルタ(1,2,3) が更にスイッチングダイオード(31,3
    2;61,62;91,92) によっても阻止されることを特徴とす
    る請求項８記載のマルチバンドチューナ。
  10. 【請求項１０】 少なくとも２つの切換え可能バンドパ
    スフィルタ(1,2,3)の前に広帯域増幅器(17)を具えるこ
    とを特徴とする請求項８又は９記載のマルチバンドチュ
    ーナ。
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