JP2784859B2 - スロットマシン用の回転リール及びその製造方法 - Google Patents

スロットマシン用の回転リール及びその製造方法

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JP2784859B2 JP4076984A JP7698492A JP2784859B2 JP 2784859 B2 JP2784859 B2 JP 2784859B2 JP 4076984 A JP4076984 A JP 4076984A JP 7698492 A JP7698492 A JP 7698492A JP 2784859 B2 JP2784859 B2 JP 2784859B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はスロットマシンに用い
られる回転リールと、その製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、スロットマシンには、外周面に図
柄を表示したリールテープを装着するためのスロットマ
シン用の回転リールが用いられていた。このスロットマ
シン用の回転リールは、通常、軽量化等を図るためにプ
ラスチックにより形成されている。そして、上記プラス
チック製回転リールは、二つ割りの金型から製造されて
いた。
【0003】このため、成形後の回転リールが型枠から
容易に抜き出せるように、通常は、回転リールの外周面
上を、回転リールの軸心に対して一方に傾いたテーパー
面として形成する必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような回
転リールを用いると、この回転リールの外周面上に図柄
などを表示したリールテープを張り付ける際に、テーパ
ー面があると、リールテープが、回転リールの外周面か
ら浮いてしまって張り難く、また、剥がれ易いという問
題点を有していた。
【0005】そこで、請求項1記載の回転リールは、上
記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、リールテープが簡便
に且つ確実に張れるようにした回転リールを提供しよう
とするものである。請求項2記載の回転リールの製造方
法は、請求項1記載の回転リールを容易に製造可能な回
転リールの製造方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものであり、以下にその内容を図面に
示した実施例を用いて説明する。請求項1記載の回転リ
ールは、回転リール(30)の外周部の外周面が、基体の軸
心に対して平行となるように形成され、回転リール(30)
には、前記リールテープ(50)の貼着面を除く回転リール
(30)の外周部に、リールテープ(50)に表示された複数の
絵柄(51)の少なくとも一つの絵柄(51)のほぼ中央に位置
させた停止位置確認用のマーク(95)を一体成形し、 停止
位置確認用のマーク(95)の数は、リールテープ(50)に表
示された複数の絵柄(51)の数に等しく形成され、前記マ
ーク(95)の少なくとも一つには、リールテープ(50)に表
示された絵柄(51)の、回転リール(30)の回転方向の中央
に配置されたセンターマーク(95c)と、このセンターマ
ーク(95c)を挟んで、ステッピングモータ(40)のステッ
プ数ずつずれた一対のサイドマーク(95a,95b)とから構
成されていることを特徴とする。
【0007】請求項2記載の回転リールの製造方法は、
上記請求項1記載の回転リールを製造する方法であっ
て、回転リール(30)の基体外面を形成する固定金型(12
0)と、この固定金型(120)に対向し回転リール(30)の外
周部の内面を形成する可動金型(130)と、回転リール(3
0)の放射方向に前進可能に保持され、固定金型(120)と
可動金型(130)との間に挾持固定されて、回転リール(3
0)の外周部の外面を形成する複数割りのスライドコア(1
40)とから構成され、上記可動金型(130)を閉じるととも
に、スライドコア(140)を前進させる型締め工程と、こ
の型締め工程終了後、金型内に溶融状態の樹脂を充填す
る充填工程と、この工程終了後、金型を冷却し、金型内
の樹脂を硬化させる冷却工程と、この冷却工程終了後、
可動金型(130)及びスライドコア(140)を後退させる型開
き工程と、成形後の回転リール(30)を固定金型(120)か
ら取り出す製品取り出し工程とからなることを特徴とす
る。
【0008】
【作用】したがって、請求項1記載のスロットマシン用
の回転リールによれば、回転リール(30)の外周面が、基
体の軸心に対して平行であるので、リールテープ(50)の
裏面を回転リール(30)の外周面に沿わせて、均一に、張
り付けることができる。請求項2記載のスロットマシン
用の回転リールの製造方法によれば、請求項1記載のス
ロットマシン用の回転リール(30)を製造することができ
る。
【0009】
【実施例】図1〜5は第1の発明の一実施例を示すもの
であり、図1はリールユニットの斜視図、図2はリール
ユニットの一部の分解斜視図、図3は回転リールの正面
図、図4は回転リールの背面図、図5は回転リールの側
面図、図6はリールテープの説明図を各々示し、また、
図7は回転リールの製造金型の説明図を示すものであ
る。
【0010】図1中、10はスロットマシン用のリールユ
ニットを示す。このリールユニット10は、前後面が開放
された断面ロ字形の外枠20と、この外枠20内に個々に回
転可能に軸支され、横並びに並んだ3個の回転リール30
…とを備える。上記外枠20内には、図2に示すように、
各回転リール30…を個々に回転させるステッピングモー
タ40が固定されている。
【0011】また、前記各回転リール30…の外周面に
は、図2に示すように、所定間隔で絵柄51…が表示され
たリールテープ50がそれぞれ巻き付けられている。さら
に、外枠20内には、図2,3に示すように、各回転リー
ル30の遮光片31の通過を検出する光センサ60が固定され
ている。そして、光センサ60からの検出信号により、ス
テッピングモータ40の駆動が制御されている。
【0012】前記回転リール30は、中央の軸受部70と、
軸受部70から放射状に延びた複数の放射部材80と、放射
部材80の先端を環状に連結する円筒部材90とから構成さ
れている。上記軸受部70は、図2〜5に示すように、円
盤状の形状をなし、中央には、ステッピングモータ40の
駆動軸を装着するための軸穴71が軸方向に形成されてい
る。前記軸穴71は、その開口断面を、ステッピングモー
タ40の駆動軸の断面形状に対応させて、D形に形成され
ることにより、駆動軸の空回りを防止している。なお、
この軸穴71の形状は、駆動軸の空回りを防止できる断面
形状であればよく、非円形、例えば多角形状に形成して
もよい。
【0013】前記放射部材80は、図2〜5に示すよう
に、軸受部70の外周より放射状に、ここでは、十字形に
計4本延びている。そして、各放射部材80は、中間部分
が略クランク状に折曲されている。また、4本の放射部
材80のうち、1本の放射部材80には、図2,3に示すよ
うに、横方向に突出した遮光片31が形成されている。こ
の遮光片31は、回転リール30の回転時に光センサ60を遮
光し、この遮光時の光センサ60からの信号により、ステ
ッピングモータ40を制御している。
【0014】前記円筒部材90は、図2〜5に示すよう
に、全体として円筒状をなしている。そして、円筒部材
90は、放射部材80の先端につながった環状の中間リング
91と、中間リング91の左右両側に、複数の連結片92を介
してつながった左右一対の両側リング93,94とから形成
されている。上記中間リング91と、左右一対の両側リン
グ93,94とは、同一の外径に形成されている。
【0015】上記連結片92は、図2〜4に示すように、
放射部材80の各先端の位置と、その中間にそれぞれ位置
し、計8枚設けられている。さらに、この連結片92は、
外周面が回転リール30の軸心方向と平行に形成されてい
る。なお、連結片92と、連結片92との間隔には、軽量化
のために、図2,5に示すように、間隙部96が形成され
ている。
【0016】前記両側リング93,94の互いに背向した外
側縁には、図3,4に示すように、横向きに突出した停
止位置確認用のマーク95…が複数個形成されている。ま
ず、ステッピングモータ40の制御方法について説明する
と、ステッピングモータ40は、制御上、400ステップ
で制御されている。1ステップを角度に換算すると、
0.9度となる。しかし、ステッピングモータ40の構造
上、回転リール30は、ステッピングモータ40の偶数ステ
ップで静止するため、回転リール30の停止位置は、実質
的に200ステップとなる。
【0017】これに対し、回転リール30に貼付するリー
ルテープ50に表示された絵柄51の数は、例えば第1リー
ルを例に挙げると、「7」の絵柄から始まり「レモン」
の絵柄までの、計「21」個である。ステッピングモー
タ40の制御上のステップを、400ステップと考える
と、図6に示すように、「7」の絵柄から始まり「レモ
ン」の絵柄までの隣接する絵柄の両中央仮想ラインL間
の間隔は、「19」ステップ(17.1°)であり、
「レモン」と「7」との両中央仮想ラインL間の間隔
は、「20」ステップ(18°)である。
【0018】そして、停止位置確認用のマーク95は、図
6に示すように、回転リール30に貼付するリールテープ
50に表示された、各絵柄51のほぼ中央仮想ラインLを中
心に、その中央ラインLから回転リール30の回転方向前
後に離れた位置に一対設けられている。すなわち、
「7」の絵柄の位置に対応したマーク95は、図6に示す
ように、「7」の中央仮想ラインLから、回転リール30
の回転方向前方に、「1」ステップ(1.8°)離れた
位置に位置する第1サイドマーク95aと、回転リール30
の回転方向後方に、「1」ステップ(1.8°)離れた
位置に位置するの第2サイドマーク95bとから構成され
ている。したがって、対を成す第1・第2サイドマーク
95a,95b間は、「2」ステップ(3.6°)離れてい
る。
【0019】また、リールテープ50の「7」の絵柄を除
く、「7」の絵柄の次の「月・星」(シングルボーナ
ス)の絵柄から「レモン」の絵柄までの間の各絵柄の位
置に対応したマーク95は、図6に示すように、「7」を
除く各絵柄51のほぼ中央仮想ラインLから、回転リール
30の回転方向前方に、「0.5」ステップ(0.9°)
離れた位置に位置する第1サイドマーク95aと、回転リ
ール30の回転方向後方に、「0.5」ステップ(0.9
°)離れた位置に位置するの第2サイドマーク95bとか
ら構成されている。したがって、対を成す第1・第2サ
イドマーク95a,95b間は、「1」ステップ(1.8°)
離れている。
【0020】又、回転リール30の「7」の絵柄の位置で
は、図6に示すように、「2」ステップ(3.6°)離
れた第1・第2サイドマーク95a,95b間に、「7」の絵
柄の中央仮想ラインLに一致した位置に、1個のセンタ
ーマーク95cが設けられている。したがって、3個のマ
ーク95a〜95cは、「1」ステップ(1.8°)ずつ離れ
て、3個並んでいる。
【0021】上記センターマーク95cは、回転リール30
に貼付するリールテープ50の貼り出し位置を示してい
る。すなわち、リールテープ50は、図6に示すように、
帯状を成し、「7」の絵柄から始まり「レモン」の絵柄
で終わっている。そして、リールテープ50は、その下端
部、「レモン」の下側の部分が貼り代52と成っている。
【0022】上記リールテープ50の貼り代52には、図6
に示すように、前記回転リール30のセンターマーク95c
に対応させて、ライン状の貼り出しマーク53が表示され
ている。なお、貼り出しマーク53は、連続線でなく、点
線、短い断続線であってもよい。すなわち、リールテー
プ50の貼り出しマーク53を、回転リール30のセンターマ
ーク95cに合わせて、リールテープ50を回転リール30の
外周に巻き付けながら貼り着ける。
【0023】リールテープ50を巻き付けると、リールテ
ープ50の「7」の絵柄の中央仮想ラインLが、回転リー
ル30のセンターマーク95cの位置に一致する。なお、リ
ールテープ50の貼り出しマーク53は、「7」の絵柄の下
側に重なり合う。尚、リールテープ50の貼り出しマーク
53を、回転リール30のセンターマーク95cに合わせて貼
り着けると説明したが、リールテープ50の貼り出しマー
ク53を、「7」の絵柄の前後に位置する第1・第2サイ
ドマーク95a,95bのいずれか一方に合わせて貼り着けて
もよい。こうすると、リールテープ50の「7」の絵柄の
中央仮想ラインLの位置を、回転リール30のセンターマ
ーク95cに対して、回転方向前後に「1」ステップ
(1.8°)ずれた位置に取り付けることができる。
【0024】つぎに、第1・第2サイドマーク95a,95b
を使用した回転リール30の停止絵柄の位置の確認方法に
ついて説明する。すなわち、リールテープ50を特定の絵
柄で停止させると、特定絵柄がステッピングモータ40の
偶数ステップに位置している場合には、理想的には、特
定絵柄の中央仮想ラインLが、表示窓170のセンターラ
インlに一致した位置で停止する。 これに対し、特定
絵柄の中央仮想ラインLがステッピングモータ40の奇数
ステップに位置する場合には、実際の停止位置は、制御
上1ステップ(0.9°)ずれた位置に停止する。
【0025】したがって、実際上の検査に際しては、基
準スケール(図示せず)を使用し、この基準スケールの
特定位置に特定絵柄の第1・第2サイドマーク95a,95b
が、基準スケールの特定位置の範囲内であれば、回転リ
ール30が適正な位置に停止したことになる。一方、工場
の検査の上からみると、リールテープ50の特定の絵柄の
位置で、ステッピングモータ40を停止できるので、停止
位置確認用のマーク95は、特定の絵柄にだけ設けれ足
る。
【0026】しかし、ホールに設置した後のメンテナン
スに際しては、停止絵柄が毎回異なるため、本実施例の
ように、全ての絵柄にマーク95が有った方が有利であ
る。また、リールテープ50の特定の絵柄にだけ、停止位
置確認用のマーク95が有ると、目押しの目印とされる危
険性が有るが、本実施例のように、全ての絵柄にマーク
95が有れば、目押しの目印とされることがない。
【0027】さらに、マーク95を回転リール30の両側リ
ング93,94の互いに背向した外側縁に形成したのも、マ
ーク95の位置が正面から見え難くし、目押しの目印とさ
れることがない。ただし、回転リール30の両側リング9
3,94の外周に目立たないように、マーク95を設けてもよ
い。なお、リールテープ50の絵柄の停止位置のずれは、
ステッピングモータ40や回転リール30の有する慣性によ
る空走距離に起因している。すなわち、空走距離が等し
ければ、回転リール30の絵柄51を適切な位置で停止す
る。しかし、製品上のバラツキ等の原因で、この空走距
離に長短の差が生じることがある。この空走距離の長短
により、回転リール30の停止位置にずれが生じる。
【0028】この回転リール30の停止位置のズレは、回
転リール30の遮光片31の位置あるいは光センサ60の取付
位置を変更することで調整することができるなお、上記
した放射部材80は、先端を環状の中間リング91に、図5
に示すように、十字状に接続されているが、放射部材80
は、両側リング93,94のいずれか一方側に、L字状に接
続されてもよい。
【0029】つぎに、上記した構成の回転リール30の製
造方法を図7を用いて説明する。まず、上記回転リール
30を製造するための金型110は以下のように構成され
る。上記回転リール30を製造する製造金型110は、図7
に示すように、回転リール30の一方の両側リング93の外
側縁を形成する固定金型120と、この固定金型120に対向
して位置し、回転リール30の他方の両側リング94の外側
縁を形成する可動金型130と、この可動金型130と上記固
定金型120との間に位置し、回転リール30の外周部の外
面を形成する四割りのスライドコア140とから構成され
ている。
【0030】上記固定金型120の上面の略中央には、回
転リール30の基体内面に対応した外周を有する略円柱形
の突部121を上部方向に突出している。上記突部121に
は、上面に回転リール30の軸受部70と、放射部材80の一
側に対応した溝部122が形成されている。上記可動金型1
30の上面の略中央には、回転リール30の基体内面に対応
した外周を有する略円柱形の突部131を上部方向に突出
している。
【0031】上記突部131には、固定金型120側の突部12
1と同様に、回転リール30の軸受部70と、放射部材80の
他側に対応した溝部(図示せず)が下面に形成されてい
る。上記四割りの各スライドコア140は、直方体を四分
割したブロック状に形成されるとともに、固定金型120
又は可動金型130に対して、回転リール30の放射方向に
スライド可能に保持されている。そして、各スライドコ
ア140は、互いに接近する方向、すなわち前進方向と、
互いに隔離する方向にスライドする。
【0032】さらに、上記各スライドコア140の互いに
対向する各角部には、1/4円形の切欠部141が設けら
れている。そして、各スライドコア140の切欠部141は、
円弧状に湾曲した内周面142を有し、この内周面142に
は、回転リール30の間隙部96を形成するブロック状の凸
部143が形成されている。上記した構成の回転リール30
の製造用の金型110により、上記のスロットマシン用の
回転リール30を製造するには、まず、可動金型130を、
固定金型120の上面に位置した状態から固定金型120方向
に移動させ、可動金型130に設けた突部131を、固定金型
120に設けた突部121に密接させた状態で、可動金型130
を閉じる。
【0033】つぎに、各スライドコア140を、切欠部141
の内周面を対向させた状態で、固定金型120及び可動金
型130の突部方向に前進させることにより型締めを行
う。上記型締め工程の終了後、金型110内に溶融状態
の、プラスチック樹脂を充填する。このプラスチック樹
脂の充填工程終了後、金型110に形成した注水孔(図示
せず)内に冷却水を注水する等の方法で冷却することに
より、金型110内の樹脂を硬化させる。
【0034】この冷却工程終了後、各スライドコア140
を固定金型120方向とは反対方向に後退させ、ついで、
可動金型130を固定金型120とは反対方向に後退させるこ
とにより金型110を開く。そして、押出ピン等(図示せ
ず)の押し出し機構によって、成形後の回転リール30を
固定金型120から押し出して回転リール30を取り出す。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の回転リールによれば、リールテープが簡便に且つ
確実に張れるようにしたスロットマシン用の回転リール
を提供することができる。また、請求項1記載の回転リ
ールによれば、ステッピングモータの停止位置のずれを
判定する際に、センターマークと一対のサイドマークと
からなるマークを中心に判定すれば、各マークは、ステ
ッピングモータの1ステップつずれているので、停止位
置が前後に1ステップずれたときに、直ちにズレが生じ
たことを判定することができるとともに、本来センター
マークが停止する位置にサイドマークが停止すれば、停
止位置が1ステップずれたことが直ちに判明する。
【0036】これに加え、請求項2記載のスロットマシ
ン用の回転リールの製造方法によれば、上記効果を奏す
る回転リールを容易に製造可能なスロットマシン用の回
転リールの製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リールユニットの斜視図である。
【図2】リールユニットの一部の分解斜視図である。
【図3】回転リールの正面図である。
【図4】回転リールの背面図である。
【図5】回転リールの側面図である。
【図6】リールテープの説明図である。
【図7】回転リールの製造金型の説明図である。
【符号の説明】
10 リールユニット 20
外枠 30 回転リール 31
遮光片 40 ステッピングモータ 50
リールテープ 51 絵柄 52
貼り代 53 貼り出しマーク 60
光センサ 70 軸受部 71
軸穴 80 放射部材 90
円筒部材 91 中間リング 92
連結片 93 両側リング 94
両側リング 95 マーク 95a
サイドマーク(第1) 95b サイドマーク(第2) 95c
センターマーク 96 間隙部 100
取付位置調整装置 110 回転リールの製造金型 120
固定金型 121 突部 122
溝部 130 可動金型 131
突部 140 スライドコア 141
切欠部 142 内周面 143
凸部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体形状が円盤状を呈した基体と、この
    基体の外周面に連続するとともに全体形状が円筒形状を
    呈した外周部とから形成されたスロットマシン用のプラ
    スチック樹脂製回転リールにおいて、 上記回転リールの外周部の外周面が、基体の軸心に対し
    て平行となるように形成され、回転リールには、前記リールテープの貼着面を除く回転
    リールの外周部に、リールテープに表示された複数の絵
    柄の少なくとも一つの絵柄のほぼ中央に位置させた停止
    位置確認用のマークを一体成形し、 停止位置確認用のマークの数は、リールテープに表示さ
    れた複数の絵柄の数に等しく形成され、 前記マークの少なくとも一つには、リールテープに表示
    された絵柄の、回転リールの回転方向の中央に配置され
    たセンターマークと、このセンターマークを挟んで、ス
    テッピングモータのステップ数ずつずれた一対のサイド
    マークとから構成されている ことを特徴とするスロット
    マシン用の回転リール。
  2. 【請求項2】 全体形状が円盤状を呈した基体と、この
    基体の外周面に連続するとともに、全体形状が円筒形状
    を呈した外周部とから形成され、回転リールには、前記
    リールテープの貼着面を除く回転リールの外周部に、リ
    ールテープに表示された複数の絵柄の少なくとも一つの
    絵柄のほぼ中央に位置させた停止位置確認用のマークを
    一体成形し、停止位置確認用のマークの数は、リールテ
    ープに表示された複数の絵柄の数に等しく形成され、前
    記マークの少なくとも一つには、リールテープに表示さ
    れた絵柄の、回転リールの回転方向の中央に配置された
    センターマークと、このセンターマークを挟んで、ステ
    ッピングモータのステップ数ずつずれた一対のサイドマ
    ークとから構成されたスロットマシン用プラスチック製
    回転リールの製造方法であって、 回転リールの基体外面を形成する固定金型と、この固定
    金型に対向し回転リールの外周部の内面を形成する可動
    金型と、回転リールの放射方向に前進可能に保持され、
    固定金型と可動金型との間に挾持固定されて、回転リー
    ルの外周部の外面を形成する複数割りのスライドコアと
    から構成され、 上記可動金型を閉じるとともに、スライドコアを前進さ
    せる型締め工程と、 この型締め工程終了後、金型内に溶融状態の樹脂を充填
    する充填工程と、 この工程終了後、金型を冷却し、金型内の樹脂を硬化さ
    せる冷却工程と、 この冷却工程終了後、可動金型及びスライドコアを後退
    させる型開き工程と、 成形後の回転リールを固定金型から取り出す製品取り出
    し工程とからなることを特徴とするスロットマシン用の
    回転リールの製造方法。
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