JP2784428B2 - スリッターラインの帯鋼巻取り装置 - Google Patents

スリッターラインの帯鋼巻取り装置

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JP2784428B2
JP2784428B2 JP5030654A JP3065493A JP2784428B2 JP 2784428 B2 JP2784428 B2 JP 2784428B2 JP 5030654 A JP5030654 A JP 5030654A JP 3065493 A JP3065493 A JP 3065493A JP 2784428 B2 JP2784428 B2 JP 2784428B2
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tension
winding
slitter
line
roll
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弘道 輿石
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KYUSHU DENJIKO SENTAA KK
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KYUSHU DENJIKO SENTAA KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/50Auxiliary process performed during handling process
    • B65H2301/51Modifying a characteristic of handled material
    • B65H2301/513Modifying electric properties
    • B65H2301/5133Removing electrostatic charge

Landscapes

  • Winding Of Webs (AREA)
  • Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁鋼板等の薄板のス
リッターラインに使用される帯鋼巻取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】発電機や変圧器、また各種モータ等に使
用される電磁鋼板は、製鋼−連続鋳造の後、熱処理と加
工とを適宜組合せて複数回行い、更に表面処理を行い、
スリッターにてユーザー指定の幅、重量に仕上げ、コイ
ル状にして出荷される。
【0003】図4は従来のスリッターラインの一部を示
す模式図で、30はスリッター、31はピンチロール、
32はテンションコントロール装置、33はシャー、3
4はディフレクターロール、35は巻き乱れ矯正装置、
36はテンションリールをそれぞれ示す。
【0004】スリッター30で所定幅に切断された帯鋼
Sは、テンションコントロール装置32で所定の引張力
が付加され、ディフレクターロール34で方向を変え
て、終端のテンションリール36に巻き取られる。
【0005】このような帯鋼Sのスリット作業において
は、スリット後の各フープを、潰れやバックリングなど
が無く、均一テンションで、且つ巻き乱れのない状態で
コイル状に安定して仕上げることが必要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示すスリッターラインでは、テンションコントロール装
置32と、巻き乱れ矯正装置35とをそれぞれ独立して
設け、これらの装置を別々にコントロールするものであ
るため、制御ロジックが複雑となり、現実的には均一テ
ンションで、且つ巻き乱れのない状態に巻き取ることが
非常に難しい。
【0007】すなわち、巻き乱れ矯正装置35は、テン
ションコントロール装置32によってテンションのかか
ったフープのエッジを押しながら巻き乱れ矯正を行うこ
とになり、その結果、エッジが損傷し、品質的に問題を
起こすことになる。この損傷の程度はテンションが強い
程、フープ幅が広い程、厚みが薄い程、素材の強度の弱
い程、大きく現れ、致命的な欠陥となる場合も生じる。
【0008】また、各フープ間のテンションを均一とな
るように、テンションコントロール装置32で調節した
場合にも、テンションリール36とテンションコントロ
ール装置32の間にディフレクターロール34等が存在
するために、ディフレクターロール34などの摩擦によ
り生じるテンションは調節できないこととなり、結果的
にはテンションリール36に巻き取られる帯鋼Sのテン
ションの不均一が生じる。
【0009】このような問題は、上記したような電磁鋼
板のみならずカラー鋼板や一般薄板にも同様に起きる問
題でもある。
【0010】本発明において解決すべき課題は、スリッ
ターラインにおける上記問題点を解消するもので、比較
的簡単な構造で、スリット後の各フープを潰れやバック
リングなどが無く、均一テンションで、且つ巻き乱れの
ない状態に、安定して仕上げることが可能な巻取り装置
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来3つの装
置に分けられている機能、すなわち、テンションコント
ロール機能と巻き乱れ矯正機能とディフレクト機能を、
1つの装置に集約することで、上記欠陥の発生を解消す
るものである。
【0012】すなわち、本発明のスリッターラインの帯
鋼巻取り装置は、スリッターラインの終端に設けられる
帯鋼巻取り用のテンションリールの直前位置に、外周面
にスラスト方向への移動を拘束するライニング層を形成
し帯鋼を挟持する上下ローラを備えたテンションディフ
レクター装置を配設したことを特徴とする。
【0013】ここで、ライニング層としては、ウレタン
ゴムやフェルト製あるいはこれに準じる性質、すなわ
ち、適正な弾性又は摩耗抵抗を有したものを用いること
ができる。
【0014】このテンションディフレクター装置は、巻
きぐせがつかず、各スリットフープに適正均一なテンシ
ョンが与えられ、さらに、各スリットフープを上下より
挟み付けてスラスト方向への蛇行を拘束できる機能も持
つもので、このため、テンションディフレクタ装置の巻
付けのロール外径を、500mm以上とすることが望ま
しい。
【0015】さらに、上記構成に加え、テンションディ
フレクター装置とテンションリール間にスリットフープ
のセンターリングを正確に行うマグネットコンベアや、
ガイド装置を設置し、巻き始めの蛇行を防止したり、テ
ンションリールの回転振れを少なくするよう両持ちタイ
プとすることで巻き乱れをさらに少なくすることができ
る。
【0016】
【作用】本発明においては、テンションリールの直前位
置にテンションディフレクター装置を設置することによ
り、テンションディフレクター装置より前面でセンター
リングされた各スリットフープの蛇行量が最小化され、
従来のような巻き乱れ矯正装置を設けることなく巻き乱
れの少ないスリットコイルが得られる。
【0017】また、テンションディフレクター装置がテ
ンションリールの直前に設置されていることで、従来の
ようにテンション装置とテンションリールとの間に設置
されていた、ディフレクタロール等による外乱が無くな
り、均一性が向上する。
【0018】
【実施例】以下本発明を実施例を参照して具体的に説明
する。
【0019】図1は本発明の一実施例を示すスリッター
ラインの模式図である。
【0020】図中1はスリッター、2はスリッター1の
下流域に設けられループ状にたるめられた帯鋼Sを取り
込むピンチロール、3は切断用のシャーで、さらに終端
に設けられた巻取り用のテンションリール5の直前位置
には、テンションディフレクター装置4が設けられてい
る。
【0021】図2はテンションディフレクター装置4の
詳細を示す正面図(a)及び側面図(b)で、間に帯鋼
Sを挟持する上ロール10及び下ロール11を備え、下
ロール11は固定、上ロール10は圧下装置12により
上下方向にスライド可能である。上ロール10と下ロー
ル11の間に帯鋼Sを挟み込んだ状態で、圧下装置12
を操作して上ロール10を下降させ、さらにニップ幅設
定装置13で下ローラ11との隙間を調整し、帯鋼Sと
のニップ幅を所定値に設定する。
【0022】ニップ幅設定装置13は、上ロール10の
軸受け10aと下ロール11の軸受け11aの間に設け
られ、下端を下ロール11の軸受け11aに固定されて
いる。また、ニップ幅設定装置13は、上下方向の長さ
が上下に伸縮する機構を有しており、このため、ニップ
幅設定装置13を伸長させることによって、上下ロール
10,11のニップ幅は小さく、縮めることによって大
きく設定することができる。
【0023】14は帯鋼Sに必要な巻取りテンションを
付与するためのブレーキで、上下ロール10,11のそ
れぞれの軸受け10a,11aに取付けられている。こ
のブレーキ14の圧力はエアーによって適宜設定するこ
とができる。
【0024】上ロール10にはレール15とベヤリング
ケース16が設けられ、上ロール10が圧下装置12に
より上下にスライドする場合、レール15とレール15
に組み込まれたベヤリングケース16を介して、上ロー
ル10とブレーキ14とが一体となって上下にスライド
する。
【0025】図3は、上ロール10の断面図を示し、外
形500mmのドラム本体10aの外周面に、硬度60
°,厚さ20mmのウレタンゴムからなるライニング層
17を形成している。さらにその外周面には山幅a=6
mm,溝幅b=2mm,溝深さc=2mmの溝18を軸
線方向の全幅に形成している。なお下ローラ11も同様
な構造である。上ロール10及び下ロール11にのこの
ようなライニング層17を設けることによって、各スリ
ットフープに適正均一なテンションが与えられ、さら
に、各スリットフープを上下より挟み付けてスラスト方
向への蛇行が拘束される。
【0026】上記構成において、図1を参照して、スリ
ッター1で所定幅に切断された帯鋼Sは、ピンチロール
2、さらにテンションディフレクター装置4によってテ
ンションが付加され、終端に設けられた巻取り用のテン
ションリール5に巻き取られる。
【0027】その際、テンションリール5の直前位置に
テンションディフレクター装置4を設置することによ
り、センターリングされた各スリットフープの蛇行量が
最小化され、従来のような巻き乱れ矯正装置を設けるこ
となく巻き乱れの少ないスリットコイルが得られる。
【0028】また、テンションディフレクター装置4が
テンションリール5の直前に設置されていることで、従
来のようにテンションコントロール装置32とテンショ
ンリール36との間に設置されていたディフレクターロ
ール34による外乱が無くなり均一性が向上する。
【0029】上記装置の巻取り効果を確認するために、
厚さ0.23mm×幅1000mmの電磁鋼板コイル
を、ニップ幅15mm、テンションリールアンペア80
Ampの条件で、(幅180mm×5条)+(幅50m
m×1条)+(両端トリミング屑代25mm×2)に加
工した。
【0030】結果は、巻き乱れが0.5mm以内で、巻
き癖がなく、また、巻き硬さはバックリング、潰れとも
に無く均一であった。
【0031】また、ライニング層としてウレタンゴム製
の上ロールの硬度を50°また下ロールの硬度も50°
のものを用い、100Ampの捲きテンションとした場
合にも良好な効果が得られた。
【0032】更に、ゴムライニングの代わりにフェルト
のパッドを用い、100Ampの捲きテンションとした
場合にも良好な効果が得られた。
【0033】以上述べたように、本実施例のスリッター
ラインの帯鋼巻取り装置によって、巻き乱れが少なく、
かつ適正均一テンションのスリットコイルが得られる。
【0034】
【発明の効果】本発明によって以下の効果を奏すること
ができる。
【0035】(1)薄板のスリット作業において、各ス
リットフープの巻きテンションを適正均一にすると同時
に、フープエッジに歪みをいれることなく、巻き乱れの
ないスリットコイルを得ることができる。
【0036】(2)従来使用していたテンション装置、
巻矯正装置が不要となり、スリッターラインの長さが短
縮できる。
【0037】(3)各フープに均一なテンションを与え
ることと、蛇行を少しでも矯正するために、別に設けら
れたパット式テンション装置の調整を行う等の作業が不
要となること、及びスピードダウンの頻度が減少するこ
とによって、能率が向上する。 (4)複雑な設備構成が簡素化されることで、設備費及
び維持費が低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すスリッターラインの模
式図である。
【図2】(a)は図1に示すテンションディフレクター
装置の詳細を示す正面図、(b)は同側面図である。
【図3】図2に示す上ロールの断面図である。
【図4】従来のスリッターラインを示す模式図である。
【符号の説明】
1 スリッター 2 ピンチロール 3 シャー 4 テンションディフレクター装置 5 テンションリール 10 上ロール 10a 軸受け 11 下ロール 11a 軸受け 12 圧下装置 13 ニップ幅設定装置 14 ブレーキ 15 レール 16 ベアリングケース 17 ライニング層 18 溝 30 スリッター 31 ピンチロール 32 テンションコントロール装置 33 シャー 34 ディフレクターロール 35 巻き乱れ防止装置 36 テンションリール
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−367317(JP,A) 実開 平3−91117(JP,U) 実公 平1−17371(JP,Y2) 特公 昭51−35458(JP,B2) 実公 昭52−55476(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21C 45/00 - 49/00 B65H 18/00 - 18/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリッターラインの終端に設けられる帯
    鋼巻取り用のテンションリールの直前位置に、外周面に
    帯鋼のスラスト方向への移動を拘束する弾性材からなる
    ライニング層を形成し帯鋼を挟持する上下ローラを備え
    たテンションディフレクター装置を配設したことを特徴
    とするスリッターラインの帯鋼巻取り装置。
JP5030654A 1993-02-19 1993-02-19 スリッターラインの帯鋼巻取り装置 Expired - Lifetime JP2784428B2 (ja)

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JPH06238332A JPH06238332A (ja) 1994-08-30
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JPS5135458A (ja) * 1974-09-20 1976-03-25 Joji Kimura
JPS5331907Y2 (ja) * 1975-10-16 1978-08-08
JPS6417371U (ja) * 1987-07-15 1989-01-27
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JP3091117U (ja) * 2002-06-28 2003-01-17 神達電腦股▲分▼有限公司 自動輝度調節ディスプレイ

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