JP2781403B2 - Pt(IV)錯体 - Google Patents

Pt(IV)錯体

Info

Publication number
JP2781403B2
JP2781403B2 JP1024751A JP2475189A JP2781403B2 JP 2781403 B2 JP2781403 B2 JP 2781403B2 JP 1024751 A JP1024751 A JP 1024751A JP 2475189 A JP2475189 A JP 2475189A JP 2781403 B2 JP2781403 B2 JP 2781403B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ptcl
alkyl
alkylamino
complex
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1024751A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01294684A (ja
Inventor
ジェイ.アブラムズ マイクル
エム.ゲインドメニコ クリステン
エイ.マラー バリー
エフ.ボラノ ジーン
Original Assignee
ジョンソン マセイ インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ジョンソン マセイ インコーポレーテッド filed Critical ジョンソン マセイ インコーポレーテッド
Publication of JPH01294684A publication Critical patent/JPH01294684A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2781403B2 publication Critical patent/JP2781403B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F17/00Metallocenes
    • C07F17/02Metallocenes of metals of Groups 8, 9 or 10 of the Periodic Table
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F15/00Compounds containing elements of Groups 8, 9, 10 or 18 of the Periodic Table
    • C07F15/0006Compounds containing elements of Groups 8, 9, 10 or 18 of the Periodic Table compounds of the platinum group
    • C07F15/0086Platinum compounds
    • C07F15/0093Platinum compounds without a metal-carbon linkage
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 白金(IV)錯体 本発明は強力な抗腫瘍活性を示す新規Pt(IV)錯体に
関する。
発明の背景 有効な抗腫瘍剤としてシス−プラチンが開発され使用
されて以来、毒性その他の望ましくない副作用を軽減す
るといつたように、抗腫瘍作用以外の諸性質を向上させ
ると同時に同様のあるいはそれ以上の抗腫瘍活性を示す
白金錯体の発見に向つて広汎な研究が行なわれて来た。
例えば、cis‐trans-cis‐PtCl2(OH)2(i-PrNH2)2(米
国特許第4,394,319号明細書)およびPtCl4(DACH)(米
国特許第4,550,187号明細書)といつたPt(IV)の錯体
を含めて種々なシス−プラチン類縁体が広く探究されて
来た。現在まで記述されている大抵の白金抗腫瘍化合物
は、普通の有機溶媒、例えばアセトン、塩化メチレンな
どよりも、水に容易に溶けるという点で親水性である。
このような親水性錯体の例としてcis−プラチンそのも
のおよびカルボプラチンがあげられる。最近、水に僅か
しか溶けないが有機溶媒に易溶な各種の脂肪性Pt錯体、
例えばビス(カプラト)DACH Ptが報告された。Maeda
等、JPN,J.Cancer Res.77,523〜525(1986)参照。
幾つかの1−アミノ−2−アミノメチルシクロペンタ
ン白金(II)および(IV)錯体も米国特許第4,466,924
号明細書に記載された。この特許明細書は一般にPt原子
に付いたアセテート、オキザレート、マロネートまたは
カルボキシレート置換基を含む可能性を述べている。し
かし、このような錯体の特定例は明細書中に示されてい
ない。
発明の記述 本発明は、とりわけ経口投与したとき高度の抗腫瘍活
性を示すPt(IV)錯体を提供する。これら錯体の多くは
水および有機溶媒の両方に高度の溶解性を示し、この二
重型の溶解度特性が経口投与したときこれら錯体の示す
高度の抗腫瘍活性に意味をもつ程に寄与しているのかも
しれない。J.Blanchard,Am.J.Pharm.,135(1975)およ
びM.Orme,Br.J.Amaesth.,56,59(1984)参照。
本発明錯体の構造は下記の式I: 〔式中、AおよびA′はNH3またはアミノ、例えばC1
〜C10アルキルアミン(直鎖、分枝または環状)であ
り、RおよびR1は水素、アルキル、例えばC1〜C10アル
キル、アルケニル、アリール、アルアルキル、アルキル
アミノ、またはアルコキシまたはその官能性誘導体から
なる群から選ばれ、Xはハロゲン、またはアルキルモノ
−またはジ−カルボキシレートからなる群から選ばれ
る〕により表わすことができる。
AおよびA′置換基は同じでも異なつてもよい。最も
簡単な具体例をあげると、AおよびA′両方ともNH3
よい。しかし、これら置換基のいずれかまたは両方とも
アミンのこともあり、その性質は広く変えることができ
る。これには、例えば芳香族、複素芳香族、または複素
環基、例えばアニリノ、ピリジル、アジリジンまたはモ
ルホリン基、官能性を与えたアミン類、例えばNH2(CH2)
3CO2C2H5;X1CO2‐c-C6H10CH2NH2、X1CO2CH2CH2NH2など
(式中、X1はメチル、エチル、プロピルなどのような低
級アルキルである)が含まれる。Aおよび(または)
A′はまたキレート形成性ジアミン、例えば1,2−ジア
ミノシクロヘキサン(DACH)または2−アミノメチルシ
クロヘキシルアミン(AMCHA)のこともある。キレート
形成性アミンを用いるとき、AとA′が互に結合して環
を完成することができるが、ただしAおよびA′はRお
よび(または)R1がメチルのときシクロペンタン環を含
まない条件とする。
Aおよび(または)A′の他の特定例として、第1級
または第2級アミン、例えばn−プロピルアミン(n-C3
H7NH2)、イソプロピルアミン(i-C3H7NH2)、シクロプ
ロピルアミン(c-C3H5NH2)、ジクロブチルアミン(c-C
4H7NH2)、イソブチルアミン(i-C4H9NH2)、第3級ブ
チルアミン(t-C4H9NH2)、ネオ−ペンチルアミン、ter
t−アミルアミン、イソアミルアミン(i-C5H11NH2)、
シクロペンチルアミン(c-C5H9NH2)、シクロヘキシル
アミン(c-C6H11NH2)、シクロヘプチルアミン(c-C7H
13NH2)および相当する第2級アルキルアミン、例えば
ジ−n−プロピルアミンをあげることがでさる。言うま
でもなく、アルキルアミン中のアルキル基またはアルキ
ル基群は直鎖でも、分枝鎖でも、または環状でもよい。
混合アルキルアミン基も企図されている。
RおよびR1置換基は同じでも異なつてもよい。Rおよ
びR1置換基の代表例には、1〜10炭素の直鎖または分枝
鎖アルキル、例えばCH3、C2H5、n-C3H7、i-C3H7、n-C4H
9、t−C4H9、i-C4H9、n-C5H11、n-C6H13またはn-C
7H15;3〜7炭素のシクロアルキル、例えばシクロプロピ
ル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、
またはシクロヘプチル;エテニル、プロペニル、または
他のアルケニル;フエニル、トリル、ナフチルまたは同
様な単環式または二環式アリール;ベンジルまたはフエ
ネチルなどのアルアルキル;6炭素までの低級アルキルア
ミノ(第1級アミノ)、例えばメチルアミノ(CH3NH
−)、エチルアミノ(C2H5NH−);および1〜6炭素原
子の低級アルコキシ、例えばメトキシ、エトキシなどが
包含される。RおよびR1はまたアルコキシアルキル(例
えば、メトキシ−メチル)、トシルアミノなどのような
官能性を与えた基でもよい。式Iに対して前述したRと
R1の定義は、このような官能性を与えた基または置換さ
れた基を包含するように企図されている。
X置換基の代表例はCl、Br、または他のハロゲン、あ
るいはC1〜C4アルキルモノ−カルボキシレート、例えば
アセテートまたはジ−カルボキシレート、例えばマロネ
ートあるいはシクロブタン−1,1−ジカルボキシレート
である。X置換基は、R、R1およびA/A′置換基と同様
同じものでも異なるものでもよい。またこれらはキレー
ト形成するジカルボキシレート基の形で組み合わせるこ
ともできる。
A、A′、X、RおよびR1に対して示した置換基は、
それら自身が置換されることもありうることは明らかで
あろう。例えば、Rおよび(または)R1がアルキルであ
る場合、そのアルキルをハロゲンで置換してクロロメチ
ル基とすることができる。
式(I)に包含される化合物のうち特に適当な亜群
は、AがNH3、A′が低級アルキル(C1〜C7)アミノ、
Xが塩素であり、そしてRおよびR1は低級アルキル(C1
〜C7)あるいは3〜7炭素のシクロアルキルである化合
物である。A′はシクロペンチルアミン(c-C5H9NH2
あるいはシクロヘキシルアミン(c-C6H11NH2)そしてR
とR1は両方ともプロピルである化合物が特に好ましい。
式(I)に包含される化合物の他の亜群には、AがNH
3、A′がアルキルアミノ、Xが塩素、そしてRおよびR
1は低級アルキルアミノまたは低級アルコキシである化
合物が含まれる。
本発明に係る化合物ならびに必要な出発原料はこの分
野で一般に公知の手順により製造できる。Pt(OH)2Cl2A
A′およびPt(OH)2Cl2A2の型の出発化合物は、対応するP
t(II)ジクロロ化合物とH2O2との反応により便利につ
くられる〔R.J.Brandon,J.C.Dabrowiak,J.Med.Chem.2
7:861(1984)〕。Pt(II)ジクロロ化合物の合成は文
献に記載されている〔M.J.Cleare,J.D.Hoeschele,Plat.
Met.Rev., 17:2(1973)およびT.A.Connors等,Chem.B
iol.Interact., 11:145(1975)参照〕。例えば、Xが
ハロゲンである錯体は、化合物Pt(OH)2X2A,A′、例えば
Pt(OH)2Cl2(i-PrNH2)2を適当な無水物、イソシアネート
またはピロカーボネートと反応させることによりつくら
れる。この反応は、単に反応体同士を室温(20〜25℃)
で混合し、次に冷却して望む生成物を晶出させることに
より行われる。式PtCl2(RCO2)2(i-PrNH2)2(式中、Rは
CF3、CF2CF3、またはCF2CF2CF3である)を有する他のPt
錯体の一般に同様な製造法が以前に報告されたことがあ
るが、これら錯体は事実上水に不溶であることが分かつ
た。Cowens等、Int.J.of Mass Spectrometry and Ion P
hysics,48,177〜180(1983)参照。
式I中のXがカルボキシレートである錯体は、PtI2(R
1NH2)(R2)と硝酸銀とからつくられる〔Pt(H2O)2(R1NH2)
(R2)2+〕の過酸化水素酸化により生じた中間体のアシル
化により製造できる。
悪性腫瘍の治療のために経口投与したとき、本発明錯
体が抗腫瘍活性を示すことは前に記した通りである。従
つて、これら錯体は経口投与に適した錠剤、丸剤、カプ
セル、無菌懸濁系、溶液などに処方できる。また通常の
製薬担体、添加物、結合剤、および(または)賦形剤も
使用できる。
下記の例により本発明を説明するが、これに制限され
ない。例の中で「cis-trans-cis」の略号として「c−
t−c」を用いたのは、8面体Pt中心の周りの配位子を
この順序で対として分けたときの立体化学を表わすため
であり、また「c-CxHy」は下つき文字xにより明示され
た環の大きさをもつ環状アルキル基を指す。
例1 c−t−c-PtCl2(O2CCH3)2(NH3)(c-C5H9NH2)化合物番号
33 c−t−c-PtCl2(OH)2(NH3)(c-C5H9NH2) 0.31gを無水
酢酸7ml中で固体が溶けるまでかきまぜた。溶液を5℃
に冷却すると生成物が晶出した。エーテルを加え更に生
成物を得た。固体を集め、エーテルで洗い、真空乾燥し
た。収量は0.33gで、Ptに基づき87%であつた。この生
成物を熱酢酸エチル/ヘキサンから再結晶した。
例2 c−t−c-PtCl2(O2CCH3)2(NH3)(n-C3H7NH2)化合物番号
9 この生成物は例1記載の方法により合成したが、ただ
し例1のPt反応体の代わりにc−t−c-PtCl2(OH)2(N
H3)(n-C3H7NH2)を使用した。
例3 c−t−c-PtCl2(O2CCH2CH3)2(NH3)(n-C3H7NH2) 化合物
番号10 本例の生成物は無水プロピオン酸とc−t−c-PtCl
2(OH)2(n-C3H7NH2)2 2gを用いて合成した。この反応で
0.87g(33%)の生成物が得られた。
例4 c−t−c-PtCl2(O2CCH2CH3)2(NH3)(t-C4H9NH2) 化合物
番号23 無水プロピオン酸とc−t−c-PtCl2(OH)2(NH3)(t-C4
H9NH2) 1gを使用する例1記載の方法を繰り返すことに
より0.30g(23%)の生成物を得た。
例5 c−t−c-PtCl2(O2CC(CH3)3)2(i-C3H7NH2)2化合物番号
6 この生成物は、例1記載の方法によりピバリン酸無水
物とc−t−c-PtCl2(OH)2(i-C3H7NH2)2 1gを用いて合
成し、生成物0.82g(59%)を得た。
例6 c−t−c-PtCl2(O2CCH2CH2CH3)2(i-C3H7NH2)2化合物番
号5 この生成物は上記諸例記載の方法により合成し、過剰
のヘキサンを加え0℃に冷却することにより生成物を溶
液から沈殿させた。反応体酪酸無水物およびc−t−c-
PtCl2(OH)2(i-C3H7NH2)2から0.85g(64%)の生成物を
得た。
例7 c−t−c-PtCl2(O2CC6H5)2(i-C3H7NH2)2 化合物番号7 c−t−c-PtCl2(OH)2(i-C3H7NH2)2(2g、0.0048モ
ル)を安息香酸無水物(10.82g)、ピリジン(0.15ml)
およびトルエン(5ml)に溶解した。数時間後沈殿した
生成物を集め、多量のエーテルで洗浄して過剰の安息香
酸無水物を溶かし、真空乾燥した。生成物を熱酢酸エチ
ル/ヘキサンから再結晶した。この反応で生成物1.25g
(41%)が得られた。
例8 c−t−c-PtCl2(O2CC2H5)2(i-C3H7NH2)2 化合物番号4 c−t−c-PtCl2(OH)2(i-C3H7NH2)2 1gをジクロロメ
タン(50ml)およびトリエチルアミン(0.72g、3当
量)中に懸濁させた。CH2Cl2(5ml)中塩化プロピオニ
ル(0.63ml,3当量)を滴加した。15分かきまぜ後、水
(20ml)を加え、混合物を濾過し、有機層を水洗し(2
×20ml)、MgSO4上で乾燥し、真空で蒸発乾固した。残
留物を酢酸エチル/エーテルから再結晶した。c−t−
c-PtCl2(O2CC2H5)2(i-C3H7NH2)2の収量は0.18g(14%)
であつた。
例9 c−t−c-PtCl2(O2CCH(CH3)CH2CH3)2NH3(c-C6H11NH2)
化合物番号43(b) (S)−(+)−2−メチル酪酸(0.982g)とトリエ
チルアミン(0.971g)を乾燥ジメチルアセトアミド(10
ml)に溶かし、0℃に冷却した。この溶液にジメチルア
セトアミド(2ml)中クロロギ酸イソブチル(1.3g)を
滴加し、溶液を<4℃で2時間かきまぜた。ジメチルア
セトアミド(10ml)中に懸濁したc−t−c-PtCl2(OH)2
NH3(c-C6H11NH2)(1g)を加え、混合物を室温で24時間
かきまぜた。水(10ml)とCH2Cl2(10ml)を加え、有機
層を集め、水層を更にCH2Cl2(10ml)で抽出した。合わ
せた有機層を飽和NaHCO3水溶液(2×10ml)で洗浄し、
溶媒を真空で除去した。生じたオレンジ色の油を酢酸エ
チル/エーテルから結晶化させた。この黄色結晶(500m
g)としてのc−t−c-PtCl2(O2CCH(CH)3CH2CH3)2NH3(c
-C6H11NH2)は微量分析によると1モルのジメチルアセト
アミド/Ptを含むことが示された。ジメチルアセトアミ
ドの存在はIR分光法により確かめられた。
例10 c−t−c-PtCl2(O2CH)2NH3(c-C6H11NH2) 化合物番号37 c−t−c-PtCl2(OH)2NH3(c-C6H11NH2)(140mg)をギ
酸(96%,2ml)に溶かし、50°に加熱した。1時間後、
溶液を室温に冷却し、生じた白色固体を濾別し、水洗し
(3×5ml)、乾燥してc−t−c-PtCl2(O2CH)2NH3(c-C
6H11NH2)(80mg、50%)を得た。
例11 c−t−c-PtBr2(O2C-n-C3H7)2NH3(c-C6H11NH2) 化合物
番号66 cis-PtI2(NH3)(c-C6H11NH2)(8.01g)を水(50ml)と
エタノール(10ml)との混合物中に懸濁させた。硝酸銀
(4.7g,1.95当量)を加え、混合物を暗所で一晩かきま
ぜた。沈殿したヨウ化銀を濾別し、HBr(48%水溶液、3
0ml)を加えた。1.5時間かきまぜ後、黄色cis-PtBr2(NH
3)(c-C6H11NH2)(6.9g)を濾集し、乾燥した。
このジブロモ錯体(6.9g)を水(15ml)およびアセト
ン(10ml)中H2O2 3当量/Ptで60〜70℃において3時間
処理することにより酸化した。冷却すると、PtBr2(OH)2
NH3(c-C6H11NH2)が晶出したのでこれを濾集し、水洗
し、乾燥した。収量5.05g、67%。この化合物(1.5g)
を無水酪酸(15ml)中室温で3日間かきまぜることによ
り淡黄色溶液を得、これをジクロロメタン(20ml)と水
(20ml)との間に分配した。有機層を飽和重炭酸ナトリ
ウム水溶液で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、溶媒を真空で
除去した。生じた黄色の油をヘキサンとすりまぜること
によりc−t−c-PtBr2(O2C-n-C3H7)2NH3(c-C6H11NH2
(0.39g,20%)を黄色粉末として得た。
例12 c−t−c-PtCl2(O2CCH3)(O2C-n-C3H7)NH3(c-C6H11NH2)
化合物番号72 c−t−c-PtCl2(OH)2NH3(c-C6H11NH2) 3.35gをジク
ロロメタン(15ml)とジエチルエーテル(15ml)の混合
物中でかきまぜた。無水酪酸(2.29g,1.8当量/Pt)と無
水酢酸(0.164g,0.2当量/Pt)との混合物を加え、反応
物を20時間かきまぜた。生じた白色固体を濾集し、エー
テルで洗浄し、乾燥した。収量は3.30gであつた。薄層
クロマトグラフイー(TLC)(シリカゲル、酢酸エチ
ル:ジクロロメタン1:1で溶離)はこの固体が2種の化
合物の混合物であることを示した。上記混合物のうち0.
9gを酢酸エチル:ジクロロメタン1:1で溶解し、シリカ
カラム上でクロマトグラフイーにかけた。最初に溶出し
た化合物はc−t−c-PtCl2(O2C-n-C3H7)2NH3(c-C6H11N
H2)(450mg)であつた。二番目に溶出した化合物(50m
g)は望む生成物c−t−c-PtCl2(O2CCH3)(O2C-n-C3H7)
NH3(c-C6H11NH2)であることが微量分析、NMRおよびIR分
光法により確認された。この試料についてのTLCは単一
スポツト、Rf 0.3を示した。
例13 c−t−c-PtCl2(O2CCH3)(O2C-n-C4H9)(NH3)(c-C6H11NH
2) 化合物番号73 c−t−c-PtCl2(OH)2(NH3)(c-C6H11NH2)をジクロロ
メタン(10ml)、エーテル(15ml)、無水吉草酸(1.8
当量/Pt)および無水酢酸(1.2当量/Pt)を室温でかき
まぜた。24時間後、固体を濾集し、エーテルで洗浄し、
ジクロロメタン(20ml)中で30分かきまぜた。未反応の
c−t−c-PtCl2(OH)2NH3(c-C6H11NH2)(0.65g)を濾集
し、CH2Cl2可溶部分を真空蒸発させた。残留油状物(0.
4g)をシリカの7″×1″直径カラム上酢酸エチル/ジ
クロロメタン1:1で溶離するクロマトグラフイーにかけ
た。三つのフラクシヨンを集めた。最初のc−t−c-Pt
Cl2(O2C-n-C4H9)2(NH3)(c-C6H11NH2)(0.092g)は純粋
な無水吉草酸でアシル化することによりつくられる化合
物42の試料と同一であることが示された。第三のフラク
シヨン、c−t−c-PtCl2(O2CCH3)2(NH3)(c-C6H11NH2)
(0.082g)は化合物38の真正試料と同一であつた。中間
のフラクシヨン(0.168g)はc−t−c-PtCl2(O2CCH3)
(O2C-n-C4H9)(NH3)(c-C6H11NH2)であることが微量分
析、IRおよびNMR分光法により確認され、TLCにより純粋
であることが示された。
例14 c−t−c-PtCl2(O2CNHCH3)2(NH3)(t-C4H9NH2)化合物番
号26 c−t−c-PtCl2(OH)2(NH3)(t-C4H9NH2)をnメチルイ
ソシアネート(10ml/g)中で2時間かきまぜた。生成物
を集め、エーテルで洗浄し、真空乾燥した。1gのc−t
−c-PtCl2(OH)2(NH3)(t-C4H9NH2)出発原料から1.26g(9
7%)の生成物が得られた。
例15 cis−Pt(O2CCH3)4(NH3)(i-C3H7NH2) 化合物番号68 cis-PtI2(NH3)(i-C3H7NH2) 6.11gをAgNO3(3.86g,1.9
5当量)のかきまぜた水(10ml)溶液に加えた。かきま
ぜを1時間続け、炭末(約200mg)を加え、10分間かき
まぜた。濾過後、H2O2(30%,20ml)をこの濾液に加え
反応混合物を室温で72時間かきまぜた。カーボンブラツ
ク(1g)を加え、混合物を一晩かきまぜて過剰のH2O2
除去した。カーボンを濾去し濾液にアセトン(200ml)
を加えた。反応混合物を一晩冷却した(−20℃)。生じ
た淡黄色固体を集め、アセトンおよびエーテルで洗浄
し、真空乾燥した。この固体を無水酢酸(20ml)および
酢酸カリウム(4g)へ加え、混合物を室温で24時間かき
まぜ、次に1週間放置した後水(100ml)の中に注い
だ。混合物を5分間かきまぜ、次にクロロホルム(4×
25ml)で抽出した。合わせたクロロホルム抽出液を飽和
NaHCO3水溶液(2×50ml)、飽和NaCl水溶液(50ml)で
洗浄し、MgSO4で乾燥した。回転蒸発させたところ若干
の無水酢酸が残つたので、エタノール(20ml)を加えて
5分間反応させて除去した。この方法をすべての無水酢
酸が酢酸エチルおよび酢酸として除かれるまで繰り返し
た。生じた油状物をエーテル/ヘキサンから結晶化させ
黄色針状晶、0.57g(収率11%)を得た。
例16 c−t−c-Pt(CBDCA)(O2CCH3)2(NH3)2 化合物番号69 c-Pt(CBDCA)(NH3)2(4.45g)を過酸化水素(30.1,20m
l)の混合物中80℃で10分間加熱した。冷却するとc−
t−c-Pt(CBDCA)(OH)2(NH3)2が晶出した。白色固体を濾
別し、水洗し、乾燥した。収量は3.38g(70%)であつ
た。c−t−c-Pt(CBDCA)(OH)2(NH3)2(1g)を無水酢酸
(10ml)中に懸濁し、室温で48時間かきまぜた。エーテ
ル(20ml)を加え、白色固体を濾集し、エーテルで洗浄
し、乾燥してc−t−c-Pt(CBDCA)(O2CCH3)2(NH3)2(0.
99g,82%)を得た。(CBDCA=シクロブタン−1,1−ジカ
ルボキシレート) 例17 c−t−c-PtCl2(O2COC2H5)2NH3(NH2-n-C3H7) 化合物番
号17 c−t−c-PtCl2(OH)2NH3(NH2-n-C3H7) 1.25gの懸濁
系をジエチルピロカーボネート15ml中室温暗所において
固体のIRが最早3520cm-1におけるPtOH伸縮振動を示さな
くなるまで(10日間)かきまぜた。固体生成物(1.1g,
収率63%)を集め、エーテルで洗浄し乾燥した。
本発明の代表的化合物について得られた微量分析デー
タを表1に示す。
マウスADJ/PC6腫瘍を用いた標準試験法で、本発明に
係る錯体の抗腫瘍活性を試験した。これら錯体を非経口
的(I.P.)あるいは経口的(P.O.)に投与した。mg/kg
で表わしたLD50およびED90値を表2に示した結果を用い
て決定した。
T.I.値は、その値が非経口(I.P.)投与に対するより
有意に高い場合に、特に経口投与に対する錯体の有用な
活性を示す。
本明細書に記載された発明において、種々な修飾をな
しうることは明白であろう。従つて、本発明の範囲は特
許請求の範囲で定義される。
本願化合物のIRスペクトル特性を以下第3表に示す。
各化合物について六つのIRバンドが記載されており、N
−H、C=OおよびPt-C1はそれぞれ中心のPt原子に結
合したアミン、カルボニルおよびクロリド リガンドで
ある。残りのIRバンドV1、V2およびV3は特別に記載のな
いかぎり三つの最も強いバンドである。省略記号は次の
とおりである。
B=広い S=強い M=中程度の SH=鋭い D=ダブレツト T=トリプレツト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バリー エイ.マラー イギリス国アール91 35ビー バークシ ャー,リーディング,カーナーボン ロ ード 17 (72)発明者 ジーン エフ.ボラノ アメリカ合衆国ペンシルバニア州エクス トン,タルグラス コート 126 (56)参考文献 特開 昭57−163391(JP,A) 特開 昭62−207283(JP,A) International Jou rnal of Mass Spect rometry and Ion Ph ysics,Vol.48 P.177−180 (1983) European Journal of Medicinal Chemi stry.Chimica Thera peutigue,Vol.19 No. 4 P.353−357(1984) Zhurnal Neorganic heskoi Khimii,Vol. 27 No.5 P.1234−1238(1982) Deposited Doc. (1982),VINITI 3676−3683, P.344−346 Avail.:VINI TI (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07F 15/00 A61K 31/28 A61K 31/555 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式: (式中、AおよびA′はそれぞれ、NH3、C3‐C10アルキ
    ルアミノ、C4‐C7シクロアルキルアミノ、ピリジンまた
    はモルホリンからなる群から選ばれ;AおよびA′は一緒
    になりシクロヘキシルジアミンを形成し;XはCl、Br、O2
    CCH3を表わし;二つのXは一緒になり1,1−シクロブタ
    ンジカルボキシレートまたはオキザレートを形成し;そ
    してRおよびR1は水素、C1〜C10アルキル、低級アルコ
    キシ、フェニル、低級アルキルアミノ、NHSO2C6H4‐p-C
    H3、フェニル低級アルキル、C3‐C6シクロアルキル、シ
    クロヘキシル低級アルキル、クロロ低級アルキル、低級
    アルコキシフェニル、ニトロフェニル、または低級アル
    コキシ低級アルキルから選択される)で表わされるPt
    (IV)錯体。
  2. 【請求項2】XはCl、AはNH3、A′はC4‐C7シクロア
    ルキルアミノ、そしてRおよびR1はC1〜C7アルキルであ
    る、特許請求の範囲第1項に記載の錯体。
  3. 【請求項3】A′はシクロペンチルアミノまたはシクロ
    ヘキシルアミノであり、RおよびR1は両者ともプロピル
    である、特許請求の範囲第2項に記載の錯体。
  4. 【請求項4】XはCl、AはNH3、A′はC3‐C10アルキル
    アミノそしてRおよびR1は低級アルキル、低級アルキル
    アミノまたは低級アルコキシである、特許請求の範囲第
    1項に記載の錯体。
  5. 【請求項5】XはCl、AとA′は両者とも低級アルキル
    アミノ、そしてRおよびR1は低級アルキルである、特許
    請求の範囲第1項に記載の錯体。
  6. 【請求項6】XはO2CCH3であるかまたは二つのXは一緒
    になり1,1−シクロブタンジカルボキシレートを形成
    し、RとR1は両方とも低級アルキルであり、そしてAは
    NH3、A′はC3‐C10アルキルアミノである、特許請求の
    範囲第1項に記載の錯体。
  7. 【請求項7】活性成分として特許請求の範囲第1項記載
    の有効量の錯体を含有する経口または非経口投与に適す
    る抗腫瘍医薬組成物。
JP1024751A 1988-02-02 1989-02-02 Pt(IV)錯体 Expired - Lifetime JP2781403B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15167488A 1988-02-02 1988-02-02
US151674 1988-02-02
US29677689A 1989-01-13 1989-01-13
US296776 1989-01-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01294684A JPH01294684A (ja) 1989-11-28
JP2781403B2 true JP2781403B2 (ja) 1998-07-30

Family

ID=26848859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1024751A Expired - Lifetime JP2781403B2 (ja) 1988-02-02 1989-02-02 Pt(IV)錯体

Country Status (16)

Country Link
EP (1) EP0328274B1 (ja)
JP (1) JP2781403B2 (ja)
KR (1) KR0147270B1 (ja)
AT (1) ATE113054T1 (ja)
AU (1) AU618310B2 (ja)
CA (1) CA1340286C (ja)
DE (1) DE68918878T2 (ja)
DK (1) DK175050B1 (ja)
ES (1) ES2063119T3 (ja)
FI (1) FI91260C (ja)
HU (1) HU205767B (ja)
IE (1) IE65503B1 (ja)
IL (1) IL89119A (ja)
NO (1) NO177569C (ja)
NZ (1) NZ227839A (ja)
PT (1) PT89608B (ja)

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI905018A0 (fi) * 1989-10-17 1990-10-12 Bristol Myers Squibb Co I vatten och loesningsmedel loesliga axiala hydroxi-och mono- och dikarboxylsyraderivat med stor tumoeraktivitet.
US5196555A (en) * 1989-10-17 1993-03-23 Bristol-Myers Squibb Company Water and solvent soluble axial hydroxy and mono- and di- carboxylic acid derivatives having high tumor activity
GB9105037D0 (en) * 1991-03-09 1991-04-24 Johnson Matthey Plc Improvements in chemical compounds
IT1251115B (it) * 1991-07-26 1995-05-04 Mauro Esposito Complessi molecolari del platino ad attivita' antitumorale
US5624919A (en) * 1993-09-14 1997-04-29 The University Of Vermont And State Agricultural College Trans platinum (IV) complexes
EP0646589A3 (en) * 1993-10-04 1995-06-28 Tanaka Precious Metal Ind Anti-tumor platinum (IV) complexes.
GB9408218D0 (en) * 1994-04-26 1994-06-15 Johnson Matthey Plc Improvements in platinum complexes
GB9502799D0 (en) * 1995-02-14 1995-04-05 Johnson Matthey Plc Improvements in platinum complexes
US6008395A (en) * 1995-02-28 1999-12-28 Kidani; Yoshinori Platinum (IV) complex, production process thereof and carcinostatic agent containing the same
KR100246722B1 (ko) * 1997-12-30 2000-04-01 박호군 경구용 백금 착화합물 항암제 및 그 제조방법
CZ288912B6 (cs) * 1998-05-27 2001-09-12 Lachema, A. S. Komplex platiny v oxidačním čísle IV, způsob přípravy tohoto komplexu, tento komplex jako léčivo a farmaceutická kompozice tento komplex obsahující
CN1649614A (zh) 2002-02-22 2005-08-03 新河药品股份有限公司 活性剂传递系统和保护及施用活性剂的方法
CN1296377C (zh) * 2003-06-11 2007-01-24 南京大学 含醚键羧酸根为配体的铂(ⅱ)配合物的制备
AU2004264421B2 (en) 2003-08-13 2011-02-24 University Of South Florida Platinum complexes for the treatment of tumors
EP1524273B1 (de) * 2003-10-13 2006-11-22 Salama, Zoser B. nat.rer.Dr. Verfahren zur Herstellung von trans- oder cis-Diammoniumdichlorodihydroxoplatin (IV)-Salzen und -Derivaten und ihre Verwendung zur Herstellung von pharmazeutischen Wirkstoffen
US20050288365A1 (en) 2004-01-06 2005-12-29 Heidi Kay Platinum complexes and methods for inhibiting tumor cell proliferation
US20060205810A1 (en) * 2004-11-24 2006-09-14 Schering Corporation Platinum therapeutic combinations
CZ300590B6 (cs) * 2006-06-20 2009-06-24 Pliva - Lachema A. S. Farmaceutická kompozice pro injekcní podání
CZ300424B6 (cs) * 2006-06-20 2009-05-13 Pliva - Lachema A. S. Farmaceutická kompozice pro perorální podání
WO2015009841A2 (en) * 2013-07-16 2015-01-22 Blend Therapeutics Platinum compounds having a heterocycle ligand, nanoparticles, and uses thereof
US10017532B2 (en) 2014-09-03 2018-07-10 Vuab Pharma A.S. Platinum (IV) complex with increased anti-tumor efficacy
AU2016284156B2 (en) 2015-06-24 2020-01-30 Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha Novel platinum (IV) complex
RU2715048C2 (ru) 2015-09-14 2020-02-25 Ниппон Каяку Кабусики Каися Полимерный конъюгат гексакоординированного комплекса платины
CN105713046B (zh) * 2016-02-01 2018-10-26 复旦大学 一种铂类抗肿瘤前体药物,其纳米水凝胶药物及其制备方法
CN107955042B (zh) * 2017-11-23 2020-01-21 青岛大学附属医院 具有抗癌活性的铂类配合物、制备方法及应用
JP7386972B2 (ja) 2019-09-05 2023-11-27 ブイユーエービー ファーマ エー.エス. 実質的に増加した抗腫瘍効果を有する新規白金iv錯体
CN112961190A (zh) * 2021-02-07 2021-06-15 山东省第二人民医院(山东省耳鼻喉医院、山东省耳鼻喉研究所) 一种藜芦酸四价铂及其制备方法和应用

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL8101026A (nl) * 1981-03-03 1982-10-01 Tno Platinadiamine-complexen, werkwijze voor het bereiden daarvan, werkwijze voor het bereiden van een geneesmiddel met toepassing van een dergelijk platinadiamine-complex voor de behandeling van kanker alsmede aldus verkregen gevormd geneesmiddel.
JPS6087295A (ja) * 1983-10-19 1985-05-16 Nippon Kayaku Co Ltd 新規白金錯体
JPS62207283A (ja) * 1986-03-07 1987-09-11 Yoshinori Kitani 新規な白金錯体

Non-Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Deposited Doc.(1982),VINITI 3676−3683,P.344−346 Avail.:VINITI
European Journal of Medicinal Chemistry.Chimica Therapeutigue,Vol.19 No.4 P.353−357(1984)
International Journal of Mass Spectrometry and Ion Physics,Vol.48 P.177−180(1983)
Zhurnal Neorganicheskoi Khimii,Vol.27 No.5 P.1234−1238(1982)

Also Published As

Publication number Publication date
PT89608B (pt) 1994-05-31
HU205767B (en) 1992-06-29
NO177569B (no) 1995-07-03
FI91260C (fi) 1994-06-10
HUT49890A (en) 1989-11-28
IE65503B1 (en) 1995-11-01
KR890013044A (ko) 1989-09-21
NO177569C (no) 1995-10-11
EP0328274B1 (en) 1994-10-19
DE68918878D1 (de) 1994-11-24
IL89119A (en) 1994-04-12
ATE113054T1 (de) 1994-11-15
FI890512A (fi) 1989-08-03
ES2063119T3 (es) 1995-01-01
FI91260B (fi) 1994-02-28
DK175050B1 (da) 2004-05-10
IE890319L (en) 1989-08-02
CA1340286C (en) 1998-12-22
AU618310B2 (en) 1991-12-19
NZ227839A (en) 1991-06-25
AU2897189A (en) 1989-08-03
DE68918878T2 (de) 1995-02-23
EP0328274A1 (en) 1989-08-16
NO890426L (no) 1989-08-03
DK49189A (da) 1989-08-03
PT89608A (pt) 1989-10-04
NO890426D0 (no) 1989-02-02
KR0147270B1 (ko) 1998-08-17
IL89119A0 (en) 1989-08-15
FI890512A0 (fi) 1989-02-02
DK49189D0 (da) 1989-02-02
JPH01294684A (ja) 1989-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2781403B2 (ja) Pt(IV)錯体
US5244919A (en) Pt(IV) complexes as anti-tumor agents
US5072011A (en) Pt(IV) complexes
CA1164882A (en) Compositions containing platinum
US4658048A (en) Platinum complexes
JPH0747593B2 (ja) ラパマイシンのプロドラッグ
US4657927A (en) Malonato platinum compounds
KR950008372B1 (ko) 항 종양성 백금 착체, 그의 제법 및 치료에의 이용
HU185951B (en) Method for producing co-ordination compounds of platinum
CA1229618A (en) Platinum-diamine complexes, a process for the preparation thereof, a process for the preparation of medical composition using a such platinum-diamine complex for the treatment of cancer, as well as the thus shaped composition
JPH036156B2 (ja)
US6057303A (en) Highly lipophilic Camptothecin derivatives
JPS5946222B2 (ja) グアニジン化合物の製法
JP2979469B2 (ja) ゲニステイン新規誘導体
JPS6115892A (ja) 抗腫瘍性白金化合物
EP0423707A2 (en) Platinum complexes
EP0131285B1 (en) Enamine derivatives of daunorubicin and adriamycine and pharmaceutical compositions containing them
US2268990A (en) Secondary and tertiary 3-amino-methyl-polyhydroxy-phthalides
JPH04264092A (ja) シクロトリホスファゼンのn,oスピロ環状誘導体とその製法および用途
US5196555A (en) Water and solvent soluble axial hydroxy and mono- and di- carboxylic acid derivatives having high tumor activity
JP2003506332A (ja) 経口投与活性のあるビス白金錯体
JP2565541B2 (ja) 白金錯体
CN1448389A (zh) L-氨基酸酰-(8-喹啉基)胺合铂(ⅱ)配合物及其制法和用途
HU196964B (en) Process for producing amino-nitro-pyridine derivatives
JPH03279392A (ja) 4価白金錯体

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090515

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090515

Year of fee payment: 11