JP2779305B2 - 根太と支持部材の連結用ボルトの取付構造 - Google Patents

根太と支持部材の連結用ボルトの取付構造

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JP2779305B2 JP5118588A JP11858893A JP2779305B2 JP 2779305 B2 JP2779305 B2 JP 2779305B2 JP 5118588 A JP5118588 A JP 5118588A JP 11858893 A JP11858893 A JP 11858893A JP 2779305 B2 JP2779305 B2 JP 2779305B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はバルコニー等におい
て、根太とこれを受ける支持部材を連結するボルトを予
め支持部材に取り付けた、根太と支持部材の連結用ボル
トの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】バルコニ
ーやテラス,サンルーム等における根太と、これを受け
る根太掛けや桁等の支持部材との連結は実公昭58-40167
号や実公昭59−7921号等のように支持部材から根太側へ
張り出す支持片上に根太の取付片を重ね、両者を貫通す
るボルトにナットを締め付けることにより行われる。
【0003】この従来構造ではボルトを根太の架設後に
個々に所定位置に差し込む手間を解消する目的から、ボ
ルトを予め支持部材の支持片に形成された溝内に差し込
んで仮止めし、根太の架設後に溝内を根太の取付片まで
スライドさせ、ナットの締め付けを行っているが、支持
片に抜け止めされた状態で溝内に差し込まれていること
から、スライド時に頭部の接触によって抵抗が生じ易
く、所定位置への移動に手間を要するため、根太の連結
作業能率が低下する傾向がある。
【0004】この発明は連結にボルトを用いる場合の根
太の連結までに要する手間に着目してなされたもので、
連結作業能率を高めるボルトの取付構造を提案するもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明ではボルト,また
はこれに螺合するナットを根太の架設位置で、支持部材
に取り付けられる保持部材によって支持部材の支持片に
仮止めされた状態に保持させることにより、現場でのボ
ルトのスライド作業を省略し、根太と支持部材との連結
作業能率を高める。
【0006】支持部材は見付け片から根太側に支持片が
張り出した形をし、根太は支持部材の支持片上に載り、
支持片に重なる取付片を持つ。
【0007】保持部材は支持部材の支持片に重なりなが
ら、見付け片に弾性的に係合した状態で支持部材に取り
付けられ、ボルト,またはナットは根太の架設位置で、
支持部材の支持片,もしくは保持部材に上方へ係合する
と共に、支持部材の長さ方向の移動を拘束された状態
に、保持部材によって保持される。
【0008】ボルトやナットが保持部材によって予め支
持部材の支持片に保持された状態で取り付けられること
により、運搬時や組み立て時の移動や落下が防止され、
部品の管理が容易になる。またボルトをスライドさせる
必要がなくなることから、根太の架設直後に支持部材と
の連結作業が行え、作業能率の向上が図られる。
【0009】加えて保持部材はそれ自身の弾性によって
支持部材の見付け片に係合し、その状態を維持するた
め、保持部材の支持部材への取付と、保持部材によるボ
ルトやナットの保持が簡単に行える。
【0010】
【実施例】この発明は図1に示すように見付け片23から
根太1側に支持片21が張り出した、例えば根太掛けや前
桁等の支持部材2に、支持部材2の支持片21上に載り、
これに重なる取付片11を持つ根太1を連結するボルト3
やナット4を根太1の架設位置で、支持部材2に取り付
けられる保持部材5によって支持部材2の支持片21に上
方へ係合させると共に、長さ方向の移動を拘束した状態
に保持させたものである。
【0011】図1はボルト3の頭部を下側に向けること
により支持片21に直接上方へ係合させ、図2に示すよう
に支持片21の、ボルト3の設置位置に形成された切欠き
211に軸部を差し込むことによりボルト3の長さ方向の
移動を拘束すると共に、弾性を有する、見込み片51と見
付け片52からL形の形状をする保持部材5の見込み片51
にボルト3を下面側から溶接等により一体化し、保持部
材5を支持部材2に保持させることによりボルト3の軸
部を支持片21から上方へ突出させた状態で支持部材2に
保持させた場合である。
【0012】この場合、支持部材2の支持片21はその下
側の見込み片22と共にボルト3の頭部やナット4が差し
込まれる差込み溝20を形成し、差込み溝20を挟んで支持
片21に対向する見付け片23と共に断面上、L形の空間を
形成する。保持部材5はこのL形の空間に嵌合する形状
をし、見込み片51が支持片21の下面に接触すると共に、
見付け片23側に形成される見込み片24上に載りながら、
これと見付け片23に突設される突片25とに挟み込まれ、
突片25に上方へ弾性的に係合することにより支持部材2
に保持され、同時にボルト3をその軸方向の移動に対し
て拘束する。
【0013】保持部材5は図3〜図5に示すようにボル
ト3の軸部を支持片21の切欠き211内に差し込みながら
回転させられ、見付け片52の先端が突片25をスナップ式
に乗り越えることにより差込み溝20内に設置される。
【0014】この実施例では根太1は図6に示すように
取付片11に形成された切欠き111 をボルト3の軸部に差
し込む、あるいは図示しないが、取付片11に明けられた
挿通孔を上方から落とし込み、取付片11上からナット4
を締め付けることにより支持部材2に連結される。
【0015】図7は図1に示す実施例のボルト3の向き
を逆にし、ナット4を見込み片51の下面に溶接すること
により予めボルト3とナット4を保持部材5に付属させ
た場合であり、現場では図9に示すように別途ナット4
を準備することなく、取付片11の切欠き111 をボルト3
の軸部に差し込み、そのままボルト3を締め付けるのみ
で根太1と支持部材2の連結を完了させることができ
る。図8はボルト3とナット4が付属した保持部材5の
設置要領を示すが、差込み溝20内への設置は図1の場合
と同様に行われる。
【0016】図10は図1に示す実施例の保持部材5を見
付け方向に小型化した場合の実施例であり、保持部材5
の見付け片52を屈曲させ、支持部材2の突片25に係合す
る屈曲片53の弾性を利用して保持部材5自身を支持部材
2に保持させた場合である。差込み溝20内への設置は図
11に示すように図1の場合と同様に行われ、保持部材5
は図10に示すように屈曲片53が突片25を乗り越えること
により見込み方向と高さ方向に保持された状態で差込み
溝20内に設置される。
【0017】図12は図10に示す実施例のボルト3の向き
を逆にした場合である。
【0018】図13は差込み溝20の断面をボルト3の頭部
やナット4が回転を生ぜず、支持部材2の長さ方向に移
動可能な大きさにし、ボルト3と保持部材5を分離し、
それぞれを独立して設置する場合の実施例である。この
実施例ではボルト3の軸部が支持片21に見込み方向に拘
束されるため保持部材5はボルト3を支持部材2の長さ
方向に保持すればよい。
【0019】ボルト3,あるいは図示するようにナット
4が螺合した状態のボルト3は図14に示すように差込み
溝20の端面から、または図15に示すように支持片21に形
成した切欠き211 から落とし込まれて所定位置に差し込
まれ、図16,図17に示すように上方から設置される保持
部材5によって長さ方向に保持される。ナット4,ある
いはボルト3の頭部は差込み溝20内で回転を阻止される
ため、締め付け時にはボルト3,あるいはナット4を回
すのみでよい。
【0020】図13に示す保持部材5は図10の場合と同様
の形状をし、屈曲片53によって支持部材2に見込み方向
に保持され、見込み片51に形成された切欠き511 内にボ
ルト3の軸部が入り込むことによりボルト3を長さ方向
両側から保持する。
【0021】この実施例では根太1の設置時に取付片11
上まで座金6を持ち上げる手間を解消するために、軸部
に、頭部から一定の距離だけ隔てて予め座金6が挿通し
たボルト3を使用していることから、保持部材5の見込
み片51は図17に示すように座金6の下側に差し込まれ、
支持片21上に載る。
【0022】根太1は図18に示すように図6,図9の場
合と同様に設置され、ボルト3の締め付け、またはナッ
ト4が上側に位置する場合にはナット4の締め付けによ
って支持部材2に連結される。座金6が一体化したボル
ト3を使用した実施例の場合、根太1は座金6を持ち上
げることなく、取付片11を見込み片51と座金6との間に
差し込み、ボルト3やナット4を締め付けるのみによっ
て連結される。
【0023】
【発明の効果】ボルト,またはこれに螺合するナットを
根太の架設位置で、支持部材に取り付けられる保持部材
によって支持部材の支持片に上方へ係合させると共に、
長さ方向の移動を拘束した状態に保持するため、現場で
のボルトのスライド作業が省略され、また根太の取付位
置が工場出荷時に決定されることから、根太と支持部材
の連結作業能率を高めることができる。
【0024】ボルトやナットは支持部材の支持片に保持
されるため、運搬時や組み立て時の移動や落下が防止さ
れ、部品の管理が容易になる。
【0025】加えて保持部材はそれ自身の弾性によって
支持部材の見付け片に係合し、その状態を維持するた
め、保持部材の支持部材への取付と、保持部材によるボ
ルトやナットの保持が簡単に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】L形の保持部材を用いた場合の実施例を示した
縦断面図である。
【図2】図1の実施例の支持部材を示した斜視図であ
る。
【図3】図1の実施例の、ボルトが付属した保持部材の
設置時の様子を示した縦断面図である。
【図4】図3の次の状態を示した縦断面図である。
【図5】図4の次の状態を示した縦断面図である。
【図6】図1に示す実施例の根太の取付要領を示した斜
視図である。
【図7】図1の場合とボルトの向きを逆にした場合の実
施例を示した縦断面図である。
【図8】図7の実施例の、ボルトとナットが付属した保
持部材の設置時の様子を示した縦断面図である。
【図9】図7に示す実施例の根太の取付要領を示した斜
視図である。
【図10】保持部材の見付け片に屈曲片を形成した場合
の実施例を示した縦断面図である。
【図11】図10の実施例の、ボルトが付属した保持部材
の設置時の様子を示した縦断面図である。
【図12】図10の場合とボルトの向きを逆にした場合の
実施例を示した縦断面図である。
【図13】差込み溝を小さくした場合の実施例を示した
縦断面図である。
【図14】ボルトの、差込み溝内への差し込み要領を示
した斜視図である。
【図15】ボルトの、差込み溝内への他の差し込み要領
を示した斜視図である。
【図16】図13の実施例の保持部材の設置要領を示した
斜視図である。
【図17】図16の次の状態を示した縦断面図である。
【図18】図13に示す実施例の根太の取付要領を示した
斜視図である。
【符号の説明】
1……根太、11……取付片、111 ……切欠き、2……支
持部材、20……差込み溝、21……支持片、211 ……切欠
き、22……見込み片、23……見付け片、24……見込み
片、25……突片、3……ボルト、4……ナット、5……
保持部材、51……見込み片、511 ……切欠き、52……見
付け片、53……屈曲片、6……座金。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 見付け片23から根太1側に支持片21が張
    り出した支持部材2に、その支持片21上に載り、支持片
    21に重なる取付片11を持つ根太1を連結するボルト3,
    またはこれに螺合するナット4を支持部材2に取り付け
    たボルト3の取付構造であり、支持部材2にはその支持
    片21に重なりながら、見付け片23に弾性的に係合し、そ
    の状態を維持する保持部材5が取り付けられ、ボルト
    3,またはナット4は根太1の架設位置で、支持部材2
    の支持片21,もしくは前記保持部材5に上方へ係合する
    と共に、支持部材2の長さ方向の移動を拘束された状態
    に、保持部材5に保持されている根太と支持部材の連結
    用ボルトの取付構造。
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JPS597921Y2 (ja) * 1979-05-10 1984-03-12 新日軽株式会社 バルコニ−の根太材取付装置
JPS5840167Y2 (ja) * 1979-05-10 1983-09-09 新日軽住宅建材株式会社 バルコニ−における連結構造
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