JPS5844161Y2 - バルコニ−の根太の取付構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はバルコニー用の根太の構造に関するものである
。

従来のユニット式バルコニーの根太はボルトによりフレ
ーム、根太受けに固定されている。

その止め方としては（１）根太受は及びフロントフレー
ムの下部よりボルトで固定する方法（２）取付金具を使
用し、根太の横がら貫通ボルトで固定する方法（第１図
などがある。

ところが、前者ではボルトが外部より見えテ゛ザイン上
好ましくなく、又ボルトの頭が下にでるため、屋根上タ
イプでは根太受けの取付スペースが大となり、取付がな
いことがある。

又後者では根太受け、フロントフレームに根太取付は用
の金具を取付けるため、作業上及び錆の問題がある。

本考案は斜上の如き公知技術のか・えている問題を解決
すべく考案されたもので、以下添付図面を参照して実施
例について説明する。

１は本考案が実施されるバルコニーである。

２はバルコニーのテ゛ツキで根太受け３とフロントフレ
ーム４に支持された根太５上に張られている。

本考案はこの根太５の簡単取付構造に関するものである
。

６は根太固定金具で断面り字形をした根太受け３の上面
にかしめ或いは溶接等で固着されている。

７は根太固定金具６が嵌まる開孔で、根太５の端に近い
部分に穿設されている。

フロントフレーム４は断面コ型をし、その下辺４ａ上部
にプレス加工による起し８が設けられている。

９は起し８に対向し、根太５の前記開孔７と反対側に設
けられた角孔で゛ある。

根太５をフロントフレーム４と根太受け３間にとりつけ
るには、フレーム４の起し８に根太５の角孔９を上から
はめたのもさらに根太を押し込む。

次に根太受け３に固着された根太固定金具６に開孔７を
嵌め込めばよい。

第７図〜第９図を参照するに、１０は根太５ａの前記開
孔７の内側に設けられた切欠きで、これに対応し、根太
受け３には立上り１１が設けられている。

これにより固定金具６の前後方向の強度を増している。

８ａは根太５の角孔９と係合する起しであるが、この場
合には下向き凸部８′が設けられている。

根太５ａを取付けるには、まず根太５ａの端部をフロン
トフレーム４の起し８ａに向って押し込み、第９図の如
く下向き凸部８′と角孔９とを係合させる。

次に反対側で開孔７と固定金具６とを、又切欠き１０と
立上り１１とを係合させればよい。

本考案によれば、根太をフロントフレームと根太受けに
固定するに当り、ボルト締めを行わないので、たとえ屋
根上のバルコニーであっても根太の下方からやりにくい
ボルト締めをする必要がなく、根太の納りが極めて良い
。

と同時にボルトの頭などがみえないので外観が優れてい
る。

ボルトも不要で、簡単な手作業のみで根太の取付けがワ
ンタッチででき、作業能率を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はバルコニーの斜視図、第２図は根太受けと根太
との関係を示す斜視図、第３図は根太の根太受側端部斜
視図、第４図はフロントフレームと根太との関係を示す
斜視図、第５図は根太のフロントフレーム側端部斜視図
、第６図は根太の取付状態の断面図、第７図は根太の別
の実施例で根太受側端部斜視図、第８図は同じくフロン
トフレーム側端部斜視図、第９図は第７図と第８図に示
した実施例における根太が取付けられた状態を示す断面
図。 図において；１・・・・・・バルコニー、２・・・・・
・テ゛ツキ、３・・・・・・根太受け、４・・・・・・
フロントフレーム、５，５ ａ・・・・・・根太、６・
・・・・・根太固定金具、７・・・・・・開孔、８，８
ａ・・・・・・起し、８′・・・・・・下向凸部、９・
・・・・・角孔、１０・・・・・・切欠き、１１・・・
・・・立上り。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）根太固定金具６を上面に固着した根太受け３と、
   下部に根太固定金具６と同一ピッチで設けた起し８を有
   するフロントフレーム４と、根太固定金具６と起し８に
   対応して両端に開孔７と角孔９を有する根太５とからな
   るバルコニーの根太の取付構造。
2. （２）根太受け３ａに立上り１１を、これに対向して根
   太５ａに切欠き１０を設けたことを特徴とする実用新案
   登録請求の範囲（１）記載のバルコニーの根太。