JP2779042B2 - 複合同期信号発生装置 - Google Patents

複合同期信号発生装置

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JP2779042B2
JP2779042B2 JP12089790A JP12089790A JP2779042B2 JP 2779042 B2 JP2779042 B2 JP 2779042B2 JP 12089790 A JP12089790 A JP 12089790A JP 12089790 A JP12089790 A JP 12089790A JP 2779042 B2 JP2779042 B2 JP 2779042B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、デジタルビデオ信号に対応したクロック信
号から複合同期信号を形成する複合同期信号発生装置に
関する。
[従来の技術] 例えば、CD−ROMでは、ビデオ信号は輝度信号及び色
信号が圧縮処理された後線順次に記録されている。この
ような圧縮処理のために、CD−ROMでは、ビデオ信号
は、ビデオ信号で多く用いられているクロック周波数と
は異なるクロック周波数、すなわち、858fH(fHは水平
同期周波数)を有するクロック信号で処理されている。
従って、CD−ROMからのビデオ信号を処理する装置に
おいても、この周波数を有するクロック信号で処理する
ことを要する。他方、処理したビデオ信号を例えば表示
装置に与えるためには、NTSC方式のフォーマットの信号
として与えることを要する。そのため、NTSC方式に従う
複合同期信号が必要となる。
従来、複合同期信号は、入力されるビデオ信号に無関
係に、内部発振器からの発振信号を利用して、CD−ROM
からのビデオ信号が入力されるビデオ信号処理装置側で
形成していた。これは、複合同期信号の各種パルス信号
に対するパルス幅規格が厳密に定められているためであ
る。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、入力されるビデオ信号に無関係に複合
同期信号を形成する複合同期信号発生装置を設けること
は、ビデオ信号処理装置側を複雑、大型なものとする。
そこで、入力されたデジタルビデオ信号に対応したクロ
ック信号から複合同期信号を形成することも考えられる
が、その構成が複雑、大型になるならば、このようにす
る利点は存在しない。
また、入力されるビデオ信号に関係なく複合同期信号
を形成する場合や、複合ビデオ信号を形成するために複
合同期信号を形成する場合の従来構成でも問題があっ
た。このような場合、シフトレジスタ回路に所定の信号
パターンをセットした後巡回させることで複合同期信号
を形成させるのであるが、ビデオ信号のサンプリング周
波数に対応したクロック信号に基づいて巡回させるた
め、セットする信号パターンの要素数が多くなってその
記憶手段やその発生手段が大きくなると共に、シフトレ
ジスタ回路の段数も非常に多くなってしまう。その結
果、全体構成が複雑かつ大型なものとなっていた。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、
デジタルビデオ信号に対応したクロック信号から複合同
期信号を形成する、簡易な構成の複合同期信号発生装置
を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] かかる課題を解決するため、本発明においては、デジ
タルビデオ信号のサンプリング周波数に対応したクロッ
ク信号を整数分だけ分周して各種のパルス信号を形成す
るクロック分周手段と、複合同期信号を発生しようとす
る期間が、垂直同期パルス信号を含む垂直同期期間に関
するものか、等化パルス信号を含む等化期間に関するも
のか、垂直同期期間及び等化期間以外の通常期間に関す
るものかを指示する期間種類指示手段と、垂直同期期
間、等化期間又は通常期間に応じた、しかも、1水平走
査期間を26等分した期間を単位とした信号パターンがセ
ットされるものであって、1水平走査期間を26等分した
期間を周期とする上記クロック分周手段からのパルス信
号に基づいて巡回動作するシフトレジスタ手段と、この
シフトレジスタ手段からの出力信号を、所定周波数のク
ロック信号でラッチ処理して複合同期信号として出力す
る出力手段とを備えた。
ここで、シフトレジスタ手段の巡回周期を、垂直同期
期間及び等化期間における信号波形周期である1/2水平
走査期間とすると共に、通常期間については、その周期
の1水平走査期間の、前半期間の信号パターンをシフト
レジスタ手段にセットして巡回させ、出力手段が、通常
期間については、ラッチ動作する前に、シフトレジスタ
手段からの出力信号における1水平走査期間の後半期間
の信号を、所定レベルに置換えることが好ましい。
また、シフトレジスタ手段が、巡回動作を停止させる
ことで、垂直同期期間、等化期間及び通常期間のレベル
安定時の出力信号を形成させることが好ましい。
[作用] 本発明は、1水平走査期間を26等分した期間を単位と
して複合同期信号を形成しても、垂直同期パルス信号や
等化パルス信号や垂直同期パルス信号の規格及びフォー
マットを充足すると共に、単位期間が長くなって構成が
簡易になることに着目してなされたものである。
クロック分周手段は、入力されたデジタルビデオ信号
のサンプリング周波数に対応したクロック信号を整数分
だけ分周して当該装置で用いる各種のパルス信号を形成
するものである。なお、1水平走査期間を26等分した期
間を周期とするパルス信号も形成する。
垂直同期パルス信号を含む垂直同期期間、等化パルス
信号を含む等化期間、垂直同期期間及び等化期間以外の
通常期間によって発生する複合同期信号の波形が異なる
ので、これらの期間を指示する期間種類指示手段を設け
ている。
各期間の信号は、シフトレジスタ手段に各期間の信号
に対応した信号パターンをセットした後巡回させること
で発生する。この際、1水平走査期間を26等分した期間
を単位とした信号パターンをセットし、1水平走査期間
を26等分した期間を周期とするパルス信号を巡回動作用
クロック信号とする。
シフトレジスタ手段から出力された信号は、1水平走
査期間を26等分した期間を周期としており、他の処理系
と処理単位期間と異なるので、出力手段によって所定周
波数のクロック信号でラッチ処理して最終的な複合同期
信号としている。
なお、シフトレジスタ手段の段数のさらなる削減を考
慮すると、シフトレジスタ手段の巡回周期を、垂直同期
期間及び等化期間の周期である1/2水平走査期間とする
ことが好ましい。しかし、このようにすると、周期が1
水平走査期間である通常期間については問題がある。そ
こで、通常期間については、その1水平走査期間の前半
期間の信号パターンをシフトレジスタ手段にセットして
巡回させ、出力手段が、通常期間については、ラッチ動
作する前に、シフトレジスタ手段からの出力信号におけ
る1水平走査期間の後半期間の信号を、所定レベルに置
換えるようにする。
ところで、垂直同期期間、等化期間、通常期間共に、
レベルが安定な期間が長い。この安定レベル期間をもシ
フトレジスタ手段の巡回によって形成すると、シフトレ
ジスタ手段の段数が多くなる。そこで、シフトレジスタ
手段が、巡回動作を停止させることで、垂直同期期間、
等化期間及び通常期間の安定レベルを形成させることと
するとシフトレジスタ手段の段数を少なくできる。
[実施例] 以下、本発明を、CD−ROMからのビデオ信号を処理す
る装置の複合同期信号発生装置に適用した一実施例を図
面を参照しながら詳述する。
なお、この複合同期信号発生装置には、CD−ROMから
のデジタルビデオ信号に対応した周波数858fHのクロッ
ク信号CK858と、そのビデオ信号のフレーム開始点を指
示するREFVとが入力される。
この複合同期信号発生装置は、大きくは、第1図に示
すように、クロック分周部10と、期間種類信号発生部30
と、複合同期信号発生部50とからなる。
クロック分周部10においては、33分周回路11が入力ク
ロック信号CK858を33分周して周波数26fHのパルス信号C
K26(第2図(B)参照)を形成する。13分周回路12
は、このパルス信号CK26を13分周して1水平走査期間
(H)の半分を周期(周波数2fH)とするパルス信号CK2
を形成する。2分周回路13は、パルス信号CK2を2分周
して1水平走査期間を周期(周波数fH)とするパルス信
号CK1(第2図(A)参照)を形成する。また、33分周
回路11からのパルス信号CK26は2分周回路14に与えられ
る。かくして、2分周回路14から周波数13fHのパルス信
号CK13が出力される。
入力クロック信号CK858から、上述した各パルス信号C
K26、CK2、CK1、CK13を形成するようにしたのは、以下
の理由による。
第3図(C)に示すような垂直同期パルス信号も等化
パルス信号も含まない水平走査期間では、この1水平走
査期間を26等分したうちの最初の2/26の期間(2/26fH=
1/13fH)を水平同期期間とした場合、水平同期期間の規
格及びフォーマットを満たす。また、第3図(D)に示
すような等化パルス信号を含む水平走査期間では、この
1水平走査期間を26等分したうちの最初の1/26及び14番
目の1/26の期間(1/26fH)を等化パルス期間とした場
合、等化パルス期間の規格及びフォーマットを満たす。
さらに、第3図(E)に示すような垂直同期パルス信号
を含む水平走査期間では、この1水平走査期間を26等分
したうちの12番目及び13番目の期間(2/26fH)及び25番
目及び26番目の期間を垂直同期パルス期間とした場合、
垂直同期パルス期間の規格及びフォーマットを満たす。
このような規格及びフォーマットを考慮した場合、必
要な期間幅を満たす各種のパルス信号は、上述したパル
ス信号CK26、CK2、CK1、CK13となる。
なお、1水平走査期間を26等分して考えても規格及び
フォーマットを満たすことは、当該出願の発明者が発見
した。
クロック分周部10は、さらに、カバーパルス生成回路
15及びラッチパルス生成回路16とを備える。
カバーパルス生成回路15は、後述するように複合同期
信号発生部50が利用するカバーパルス信号COV(第2図
(C)参照)を発生するものである。カバーパルス信号
COVは、1/2水平走査期間を13等分した内の最初の3/13及
び最初の2/13の期間だけ論理「H」に立ち上がっている
ものである。従って、5/13の期間連続して論理「H」に
立ち上がっている。
ラッチパルス生成回路16は、期間種類信号発生部30で
用いるラッチ信号LATを発生するものである。このラッ
チ信号LATは、1/2水平走査期間を26等分したうちの25/2
6のタイミングをラッチポイントとしている。
期間種類信号発生部30は、等化パルス信号も垂直同期
パルス信号をも含まない複数の水平走査期間の連続期間
(通常期間)を指示する信号TH、及び、その開始点を指
示する通常期間開始信号SH、等化パルス信号を含む複数
の水平走査期間の連続期間(等化期間)を指示する信号
TE、及び、その開始点を指示する等化期間開始信号SE、
垂直同期パルス信号を含む複数の水平走査期間の連続期
間(垂直同期期間)を指示する信号TV、及び、その開始
点を指示する垂直同期期間開始信号SVを出力するもので
ある。
期間種類信号発生部30は、デコーダを内蔵している10
50進のカウンタ回路31を備えている。このカウンタ回路
31は、デジタルビデオ信号のフレーム開始点を指示する
REFVによってリセットされた後、13分周回路12から出力
された周波数2fHのパルス信号CK2をクロック信号として
受けてカウントアップ動作する。すなわち、1/2水平走
査期間をカウント周期として1フレームだけカウントア
ップするようになされている。
カウント値が「0〜5」及び「525〜530」のときに有
意となるパルス信号は、オア回路32に与えられる。かく
して、オア回路32から、フィールドの奇偶に関係なく、
垂直同期期間に論理「H」のパルス信号TVが出力され
る。また、カウント値が「6〜11」、「519〜524」、
「531〜536」及び「1044〜1049」のときに有意となるパ
ルス信号は、オア回路33に与えられる。かくして、オア
回路33から、フィールドの奇偶に関係なく、等化期間に
論理「H」をとるパルス信号TEが出力される。さらに、
カウント値が「12〜518」及び「537〜1043」のときに有
意となるパルス信号は、オア回路34に与えられる。かく
して、オア回路34から、フィールドの奇偶に関係なく、
垂直同期期間及び等化期間以外の通常期間に論理「H」
をとるパルス信号THが出力される。
これらパルス信号TV〜THはラッチ回路35に与えられ、
このラッチ回路35によって上述したラッチパルス信号LA
Tに基づいてラッチされた後、さらにパルス変換回路36
によって、ラッチポイントから、入力されたクロック信
号CK858の1周期をパルス幅とする垂直同期期間開始信
号SV(第4図(A)及び第2図(E)参照)、等化期間
開始信号SE(第4図(B)及び第2図(E)参照)、通
常期間開始信号SH(第4図(C)及び第2図(E)参
照)に変換されて出力される。なお、パルス変換回路36
には入力クロック信号CK858が与えられている。
この実施例の場合、垂直同期期間開始信号SV、等化期
間開始信号SE及び通常期間開始信号SHは、入力クロック
信号CK858の1周期だけ論理「L」をとるものである。
複合同期信号発生部50は、クロック分周部10によって
得られたパルス信号、及び、期間種類信号発生部30によ
って得られたパルス信号を利用して複合同期信号CMPSYN
を発生する。
複合同期信号発生部50の詳細を説明する前に、この複
合同期信号発生部50での発生の考え方について説明す
る。
上述したように、垂直同期期間、等化期間又は通常期
間共に、1水平走査期間を26等分した単位期間毎の信号
パターンでその周期波形をとらえることができ(第3図
(C)〜(E)参照)、それ故、1水平走査期間を26等
分した単位期間毎に処理することとした。
基本的には、巡回形シフトレジスタ回路に、垂直同期
期間、等化期間又は通常期間の信号パターンをセットし
た後、これを巡回させて各期間での出力信号を形成する
ようにした。
また、巡回周期を1/2水平走査期間としてシフトレジ
スタ回路の段数の削減を計っている。なお、通常期間で
の信号パターンの周期は、1水平走査期間であるため、
1/2水平走査期間を巡回周期とした場合、正確な出力信
号が得られないが、信号の置換え処理を通じて不正確な
出力信号部分を除去している。
さらに、垂直同期期間、等化期間及び通常期間共に、
その長期に渡るレベルの安定期間は、巡回動作を停止さ
せることで達成させるようにしてシフトレジスタ回路の
段数の削減を計っている。
次に、このような考え方に従う、複合同期信号発生部
50の詳細を説明する。
この複合同期信号発生部50は、5個のD型フリップフ
ロップ回路51〜55でなるシフトレジスタ回路を備える。
このシフトレジスタ回路からの出力信号は、第1段のフ
リップフロップ回路51の出力信号となされている。
第1段及び第2段のフリップフロップ回路51及び52の
セット入力端子には、アンド回路56から、上述した垂直
同期期間開始信号SV、等化期間開始信号SE及び通常期間
開始信号SHのアンド出力が与えられ、このアンド出力が
論理「L」のときにセット動作する。
第3段のフリップフロップ回路53のセット入力端子に
は、アンド回路57から、上述した等化期間開始信号SE及
び通常期間開始信号SHのアンド出力が与えられ、このア
ンド出力が論理「L」のときにセット動作する。このフ
リップフロップ回路53のリセット入力端子には、垂直同
期期間開始信号SVが与えられ、この信号が論理「L」の
ときにリセット動作する。
第4段のフリップフロップ回路54のセット入力端子に
は、等化期間開始信号SEが与えられ、この信号が論理
「L」のときにセット動作する。このフリップフロップ
回路54のリセット入力端子には、アンド回路58から、上
述した垂直同期期間開始信号SV及び通常期間開始信号SH
のアンド出力が与えられ、このアンド出力が論理「L」
のときにリセット動作する。
第5段のフリップフロップ回路55のリセット入力端子
には、アンド回路59から、垂直同期期間開始信号SV、等
化期間開始信号SE及び通常期間開始信号SHのアンド出力
が与えられ、このアンド出力が論理「L」のときにリセ
ット動作する。
従って、これらフリップフロップ回路51〜55のプリセ
ット内容は、第5図に示すようになる。すなわち、通常
期間の開始タイミングでは第1段側からそれぞれ「HHHL
L」がプリセットされ、等化期間の開始タイミングでは
それぞれ「HHHHL」がプリセットされ、垂直同期期間の
開始タイミングではそれぞれ「HHLLL」がプリセットさ
れる。
これらフリップフロップ回路51〜55には、アンド回路
60からクロック信号が与えられる。アンド回路60には、
上述したカバーパルス信号COVと、33分周回路11からの
1水平走査期間を26等分した期間を周期とするパルス信
号CK26が与えられる。かくして、カバーパルス信号COV
が有意な間に通過したパルス信号CK26がフリップフロッ
プ回路51〜55にクロック信号FCK(第2図(D)参照)
として与えられる。すなわち、上述したように、カバー
パルス信号COVの有意な期間を第2図(C)に示すよう
にしたので、1/2水平走査期間を13等分した最初の3/13
の期間及び最後の2/13の期間の間、パルス信号CK26が通
過した非連続クロック信号FCKがフリップフロップ回路5
1〜55に与えられる。
従って、第5段のフリップフロップ回路55のプリセッ
ト値は、1/2水平走査期間を13等分した場合の最初の1/1
3の期間の出力信号レベルを規定するものとなる。第4
段のフリップフロップ回路54のプリセット値は、1/2水
平走査期間を13等分した場合の2番目の1/13の期間の出
力信号レベルを規定するものとなる。第3段のフリップ
フロップ回路53のプリセット値は、パルス信号CK26が非
通過状態にある、1/2水平走査期間を13等分した場合の
3番目から11番目の1/13の連続期間の出力信号レベル
(安定レベル)を規定するものとなる。第2段のフリッ
プフロップ回路52のプリセット値は、1/2水平走査期間
を13等分した場合の12番目の1/13の期間の出力信号レベ
ルを規定するものとなる。第1段のフリップフロップ回
路54のプリセット値は、1/2水平走査期間を13等分した
場合の最後の1/13の期間の出力信号レベルを規定するも
のとなる。
第5図に示すように、各フリップフロップ回路51〜55
のプリセット値を定めているので、第1段印のフリップ
フロップ回路51からは、第3図(A)、(D)、(E)
に示すような1/2水平走査期間を周期とする信号が出力
される。ここで、第3図(A)は通常期間の信号波形で
あり、第3図(D)は等化期間での信号波形であり、第
3図(E)は垂直同期期間での信号波形である。
従って、等化期間及び垂直同期期間については、第1
段のフリップフロップ回路51から所望の信号波形が得ら
れている。
他方、通常期間については、第1段のフリップフロッ
プ回路51からの信号波形は所望の信号波形と異なってい
る。すなわち、通常期間の信号波形は1水平走査期間を
周期とするものであるのに対して(第3図(C)参
照)、フリップフロップ回路51からの信号波形は1/2水
平走査期間を周期としており、後半の1/2水平走査期間
の信号波形が所望のものと異なっている。なお、後半の
1/2水平走査期間は所定レベルに固定されるものであ
る。
そこで、この実施例では、通常期間における各水平走
査期間の後半期間を、フリップフロップ回路51からの信
号波形に関係なく所定レベルとする構成が設けられてい
る。
オア回路34から出力された通常期間の間論理「H」レ
ベルをとるパルス信号THはアンド回路61に与えられる。
また、2分周回路13から出力された1水平走査期間を周
期とする、後半が論理「H」のパルス信号CK1(第3図
(B)参照)もアンド回路61に与えられる。かくして、
アンド回路61からは、通常期間の各水平走査期間の後半
期間が論理「H」レベルのパルス信号が出力される。逆
に言うならば、垂直同期期間と、等化期間と、通常期間
の各水平走査期間の前半期間とが論理「L」レベルの信
号がアンド回路61から出力される。
このアンド回路61の出力信号は、フリップフロップ回
路51からの信号が入力されているオア回路62に入力され
る。
従って、オア回路62は、垂直同期期間と、等化期間
と、通常期間の各水平走査期間の前半期間とではフリッ
プフロップ回路51からの出力信号をそのまま通過させ
る。他方、オア回路62は、その出力信号レベルを、通常
期間の各水平走査期間の後半期間では、フリップフロッ
プ回路51からの出力信号レベルに関係なく、論理「H」
レベルとする。
このようにしてオア回路62から、垂直同期期間、等化
期間及び通常期間共に所望の波形(第3図(C)〜
(E)参照)を有する複合同期信号が出力される。この
複合同期信号は、D型フリップフロップ回路構成のラッ
チ回路63によって入力クロック信号CK858でラッチされ
て最終的な複合同期信号CMPSYNとして出力される。
従って、上述の実施例によれば、1水平走査期間を26
等分した期間を単位として複合同期信号を発生させるよ
うにしたので、処理単位期間が長くなって処理構成が簡
易なものとなる。また、信号パターンの要素数が従来に
比して大幅に減少し、実施例のようにハードウェアによ
って構成できて、シフトレジスタ回路にプリセットする
信号パターンをソフトウェア的に記憶する必要がなくな
り、記憶回路等が不要となる。
また、垂直同期期間及び等化期間の周期を考慮してシ
フトレジスタ回路段の巡回周期を1/2水平走査周期とし
たので、この点からも構成を簡易小型のものとしてい
る。なお、通常期間の各水平走査期間の後半期間を所定
レベルに置換えるようにしているので、シフトレジスタ
回路の1/2水平走査期間の巡回を実現できている。
さらに、複合同期信号の安定レベル期間を、シフトレ
ジスタ回路段の巡回動作を停止させることで実現してい
るので、シフトレジスタ回路の段数を減少でき、全体構
成を簡易、小型のものとすることができる。
なお、上述の実施例においては、858fHのクロック信
号から複合同期信号を形成するものを示したが、他の周
波数のクロック信号から複合同期信号を形成する場合に
も本発明を適用することができる。但し、整数での分周
によって26fHの周波数を有するパルス信号を形成できる
クロック信号であることを要する。例えば、多くのデジ
タル構成のビデオ信号処理装置で用いられている周波数
910fHのクロック信号から形成することができる。この
場合には、33分周回路11の代りに35分周回路を適用する
ことで、実施例の他の構成をそのまま用いることができ
る。
上記実施例は、最適構成を示したものであるが、本発
明の要旨は1水平走査期間を26等分した期間を単位とし
た複合同期信号の発生構成であれば良い。例えば、シフ
トレジスタ回路として26段構成のものを適用して、ソフ
トウェア的にこのシフトレジスタ回路段にプリセットを
行なって1水平走査期間を巡回周期として複合同期信号
を発生させるものであっても良い。また、シフトレジス
タ回路段として13段構成のものを適用して、ソフトウェ
ア的又はハードウェア的にこのシフトレジスタ回路段に
プリセットを行なって1/2水平走査期間を巡回周期とし
て複合同期信号を発生させるものであっても良い。後者
の場合は、実施例と同様に通常期間の各水平同期期間の
後半期間に対するレベル置換え構成を必要とする。
また、入力されたビデオ信号に対応したクロック信号
から形成する場合だけでなく、複合ビデオ信号を形成す
るために複合同期信号を形成する場合にも本発明を適用
できる。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、1水平走査期間を26
等分した期間を単位として、垂直同期期間、等化期間及
び通常期間の信号波形をとらえてシフトレジスタ手段の
巡回動作を用いて複合同期信号を形成するようにしたの
で、デジタルビデオ信号に対応したクロック信号から複
合同期信号を形成する。簡易な構成の複合同期信号発生
装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による複合同期信号発生装置の一実施例
を示すブロック図、第2図〜第4図はそれぞれ実施例の
各部の信号波形図、第5図はそのシフトレジスタ回路
(51〜55)に対するプリセット値を示す図表である。 10……クロック分周部、30……期間種類信号発生部、50
……複合同期信号発生部、51〜55……シフトレジスタ回
路を構成するフリップフロップ回路、56〜59……シフト
レジスタ回路のプリセット値形成用アンド回路、60……
巡回動作用クロック信号の発生に供するアンド回路、61
……通常期間内の1水平走査期間の後半期間検出用アン
ド回路、62……通常期間内の1水平走査期間の後半期間
レベル置換え用オア回路、63……出力ラッチ回路、CK85
8……入力クロック信号、CK26……1水平走査期間を26
等分した期間を周期とするパルス信号、TH……通常期間
指示信号、TE……等化期間指示信号、TV……垂直同期期
間指示信号、SH……通常期間開始信号、SE……等化期間
開始信号、SVV……垂直同期期間開始信号、COV……シフ
トレジスタ回路の巡回/非巡回期間を特定するカバーパ
ルス信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタルビデオ信号のサンプリング周波数
    に対応したクロック信号を整数分だけ分周して各種のパ
    ルス信号を形成するクロック分周手段と、 複合同期信号を発生しようとする期間が、垂直同期パル
    ス信号を含む垂直同期期間に関するものか、等化パルス
    信号を含む等化期間に関するものか、垂直同期期間及び
    等化期間以外の通常期間に関するものかを指示する期間
    種類指示手段と、 垂直同期期間、等化期間又は通常期間に応じた、しか
    も、1水平走査期間を26等分した期間を単位とした信号
    パターンがセットされるものであって、1水平走査期間
    を26等分した期間を周期とする上記クロック分周手段か
    らのパルス信号に基づいて巡回動作するシフトレジスタ
    手段と、 このシフトレジスタ手段からの出力信号を、所定周波数
    のクロック信号でラッチ処理して複合同期信号として出
    力する出力手段とを備えたことを特徴とする複合同期信
    号発生装置。
  2. 【請求項2】上記シフトレジスタ手段の巡回周期を、垂
    直同期期間及び等化期間における信号波形周期である1/
    2水平走査期間とすると共に、通常期間については、そ
    の周期の1水平走査期間の、前半期間の信号パターンを
    上記シフトレジスタ手段にセットして巡回させ、 上記出力手段が、通常期間については、ラッチ動作する
    前に、上記シフトレジスタ手段からの出力信号における
    1水平走査期間の後半期間の信号を、所定レベルに置換
    えることを特徴とする請求項1に記載の複合同期信号発
    生装置。
  3. 【請求項3】上記シフトレジスタ手段が、巡回動作を停
    止させることで、垂直同期期間、等化期間及び通常期間
    のレベル安定時の出力信号を形成させることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の複合同期信号発生装置。
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