JP2778962B2 - 板材加工機における金型管理装置 - Google Patents
板材加工機における金型管理装置Info
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- JP2778962B2 JP2778962B2 JP63272924A JP27292488A JP2778962B2 JP 2778962 B2 JP2778962 B2 JP 2778962B2 JP 63272924 A JP63272924 A JP 63272924A JP 27292488 A JP27292488 A JP 27292488A JP 2778962 B2 JP2778962 B2 JP 2778962B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、板材加工機における金型管理装置に関す
る。
る。
(従来の技術) 一般に、タレットパンチプレスのごとき板材加工機に
用いられる金型は、板材の材質、板厚によって異なるけ
れども、許容ヒット数があり、その許容限度を越えて使
用した場合には、不良品の発生や板材加工機の稼働低下
という障害が発生する。したがって、作業者はすぐれた
品質の製品を作り出す為には、常にこの金型の消耗の度
合いに気をくばる必要がある。
用いられる金型は、板材の材質、板厚によって異なるけ
れども、許容ヒット数があり、その許容限度を越えて使
用した場合には、不良品の発生や板材加工機の稼働低下
という障害が発生する。したがって、作業者はすぐれた
品質の製品を作り出す為には、常にこの金型の消耗の度
合いに気をくばる必要がある。
従来、金型を管理する方法としては、例えば金型の頭
部にIDシールを貼り、この金型ID毎のヒット数と許容ヒ
ット数を記入できる金型台帳を作成する。そして、板材
加工機に使用する金型を指定し、その金型合を例えばタ
レットパンチプレスの場合タレットにセットする。セッ
トされた金型の現在までのヒット数Nsをメモする。次い
で、加工を行なった後、その金型のヒット数NEをメモす
る。而して、実際のヒット数Ni(=NE−Ns)を算出し、
このヒット数Niを金型台帳に記入する。そして、金型台
帳に記入された各金型ID毎のヒット数が許容ヒット数よ
りオーバしているかを作業者が判断している。実際のヒ
ット数が許容ヒット数をオーバした場合には金型を研磨
するか又は廃棄するという処分を行なっている。
部にIDシールを貼り、この金型ID毎のヒット数と許容ヒ
ット数を記入できる金型台帳を作成する。そして、板材
加工機に使用する金型を指定し、その金型合を例えばタ
レットパンチプレスの場合タレットにセットする。セッ
トされた金型の現在までのヒット数Nsをメモする。次い
で、加工を行なった後、その金型のヒット数NEをメモす
る。而して、実際のヒット数Ni(=NE−Ns)を算出し、
このヒット数Niを金型台帳に記入する。そして、金型台
帳に記入された各金型ID毎のヒット数が許容ヒット数よ
りオーバしているかを作業者が判断している。実際のヒ
ット数が許容ヒット数をオーバした場合には金型を研磨
するか又は廃棄するという処分を行なっている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、前述したごとき従来の金型管理では、タレ
ットのステーションに金型を交換する場合、交換の前後
で必ずNC装置のCRT画面上でそのステーションのヒット
数を作業者が記録している。その記録されたヒット数か
ら使用回数を算出し、金型台帳に作業者が記録してい
る。
ットのステーションに金型を交換する場合、交換の前後
で必ずNC装置のCRT画面上でそのステーションのヒット
数を作業者が記録している。その記録されたヒット数か
ら使用回数を算出し、金型台帳に作業者が記録してい
る。
金型台帳には各金型に応じた許容ヒット数を記入した
欄があり、この欄に設けてある許容ヒット数と実際のヒ
ット数とを比較して、金型の研磨時期などを管理してい
るけれども、交換した時点しか、その金型の使用回数が
分からずあくまで事後処理となっている。
欄があり、この欄に設けてある許容ヒット数と実際のヒ
ット数とを比較して、金型の研磨時期などを管理してい
るけれども、交換した時点しか、その金型の使用回数が
分からずあくまで事後処理となっている。
そのため、結果的にNC装置で所有するヒット数管理機
能は、あくまでもそのステーション毎のヒット数管理で
しかなく、作業者への多大の負担をかけている。また、
実施できたとしても極めて中途半端な管理になってい
る。したがって、金型台帳に実際のヒット数を記録して
いるが、この金型管理は実際には実施されておらず、ほ
とんどのユーザでは作業者の勘に頼っているため、管理
が大変面倒であると共に、充分な管理がなされていない
という問題があった。
能は、あくまでもそのステーション毎のヒット数管理で
しかなく、作業者への多大の負担をかけている。また、
実施できたとしても極めて中途半端な管理になってい
る。したがって、金型台帳に実際のヒット数を記録して
いるが、この金型管理は実際には実施されておらず、ほ
とんどのユーザでは作業者の勘に頼っているため、管理
が大変面倒であると共に、充分な管理がなされていない
という問題があった。
この発明の目的は、上記問題点を改善するため、作業
者に頼っていた金型管理を自動的に行なえるようにした
板材加工機における金型管理装置を提供することにあ
る。
者に頼っていた金型管理を自動的に行なえるようにした
板材加工機における金型管理装置を提供することにあ
る。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明は上記目的を達成するため、板材加工機に使
用される金型を管理する金型管理装置において、板厚、
材質などのデータを入力する入力装置と、各種のデータ
や情報を表示する表示装置と、各NCプログラムを格納し
ておくNCプログラムファイルと、各NCプログラムに対し
て加工条件を設定する加工情報を登録しておく加工情報
ファイルと、板材加工機をスケジュール運転するための
スケジュール運転モジュールと、このスケジュール運転
モジュールによりコールされ前記NC加工プログラムファ
イルと加工情報ファイルに記憶されているNCプログラム
およびそれに対応する加工情報より各金型のID毎のヒッ
ト数を算出する金型使用回数算出モジュールと、この金
型使用回数算出モジュールによって算出されたヒット数
をすでに記憶されているヒット数に加算して記憶してお
く金型台帳ファイルと、を備えて板材加工機における金
型管理装置を構成した。
用される金型を管理する金型管理装置において、板厚、
材質などのデータを入力する入力装置と、各種のデータ
や情報を表示する表示装置と、各NCプログラムを格納し
ておくNCプログラムファイルと、各NCプログラムに対し
て加工条件を設定する加工情報を登録しておく加工情報
ファイルと、板材加工機をスケジュール運転するための
スケジュール運転モジュールと、このスケジュール運転
モジュールによりコールされ前記NC加工プログラムファ
イルと加工情報ファイルに記憶されているNCプログラム
およびそれに対応する加工情報より各金型のID毎のヒッ
ト数を算出する金型使用回数算出モジュールと、この金
型使用回数算出モジュールによって算出されたヒット数
をすでに記憶されているヒット数に加算して記憶してお
く金型台帳ファイルと、を備えて板材加工機における金
型管理装置を構成した。
さらに、この発明において、金型使用回数算出モジュ
ールでヒット数を算出する際、板厚、材質による係数を
考慮して算出するため、板厚係数がファイルされている
板厚係数テーブルと、材質係数がファイルされている材
質係数テーブルと、を備えて板材加工機における金型管
理装置を構成した。
ールでヒット数を算出する際、板厚、材質による係数を
考慮して算出するため、板厚係数がファイルされている
板厚係数テーブルと、材質係数がファイルされている材
質係数テーブルと、を備えて板材加工機における金型管
理装置を構成した。
(作用) この発明の板材加工機における金型管理装置を採用す
ることにより、板材の板厚、材質などのデータは入力装
置から入力されると共に、各NCプログラムは、作成され
てNCプログラムファイルに格納される。また、各NC加工
プログラムに対して加工条件が設定されて加工情報ファ
イルに登録される。また金型台帳ファイルには予め許容
ヒット数が設定されて記憶されている。
ることにより、板材の板厚、材質などのデータは入力装
置から入力されると共に、各NCプログラムは、作成され
てNCプログラムファイルに格納される。また、各NC加工
プログラムに対して加工条件が設定されて加工情報ファ
イルに登録される。また金型台帳ファイルには予め許容
ヒット数が設定されて記憶されている。
而して、スケジュール運転モジュールによって板材加
工機がスケジュール運転されると共に、スケジュール運
転モジュールによりコールされ、NC加工プログラムファ
イルと加工情報ファイルに記憶されているNC加工プログ
ラムおよびそれに対応する加工情報より各金型のID毎の
ヒット数が金型使用回数算出モジュールで算出される。
工機がスケジュール運転されると共に、スケジュール運
転モジュールによりコールされ、NC加工プログラムファ
イルと加工情報ファイルに記憶されているNC加工プログ
ラムおよびそれに対応する加工情報より各金型のID毎の
ヒット数が金型使用回数算出モジュールで算出される。
この金型使用回数算出モジュールによって算出された
ヒット数が金型台帳ファイルに取込まれ、すでに記憶さ
れているヒット数を加算される。加算された実際のヒッ
ト数が予め記憶されている許容ヒット数と比較されて、
実際のヒット数が許容ヒット数よりオーバーしていると
判断された場合にはアラームが出力されて金型交換が行
なわれると共に、金型の研磨などが行なわれる。
ヒット数が金型台帳ファイルに取込まれ、すでに記憶さ
れているヒット数を加算される。加算された実際のヒッ
ト数が予め記憶されている許容ヒット数と比較されて、
実際のヒット数が許容ヒット数よりオーバーしていると
判断された場合にはアラームが出力されて金型交換が行
なわれると共に、金型の研磨などが行なわれる。
また、金型使用回数算出モジュールでヒット数が算出
される際、板厚係数テーブル、材質係数テーブルにファ
イルされている板厚係数、材質係数が金型使用回数算出
モジュールで取込まれて金型の使用回数に重みがつけら
れて管理される。
される際、板厚係数テーブル、材質係数テーブルにファ
イルされている板厚係数、材質係数が金型使用回数算出
モジュールで取込まれて金型の使用回数に重みがつけら
れて管理される。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
する。
第9図を参照するに、制御装置1は例えばタレットパ
ンチプレスのごとき板材加工機3におけるNC装置5内の
リモートバッファ7とシリアル通信によって接続されて
いる。而して、制御装置1で管理しているNCプログラム
データがこのシリアル回線を介してNC装置5側へ実行転
送されることになる。
ンチプレスのごとき板材加工機3におけるNC装置5内の
リモートバッファ7とシリアル通信によって接続されて
いる。而して、制御装置1で管理しているNCプログラム
データがこのシリアル回線を介してNC装置5側へ実行転
送されることになる。
また、ワーク搬入出装置9がある場合には、加工機3
と同様に、制御装置1はワーク搬入出装置9を制御盤11
とシリアル通信によって接続され、ワークの搬入出指令
を制御装置1側より出力することになる。
と同様に、制御装置1はワーク搬入出装置9を制御盤11
とシリアル通信によって接続され、ワークの搬入出指令
を制御装置1側より出力することになる。
前記制御装置1の構成ブロック図が第8図に示されて
いる。第8図において、制御装置1におけるCPU(中央
処理装置という。)13には、I/F(インターフェイスと
いう。)15を介して入力装置としてのキーボード17,ラ
イトペン19およびPTR/PTP21が接続されている。
いる。第8図において、制御装置1におけるCPU(中央
処理装置という。)13には、I/F(インターフェイスと
いう。)15を介して入力装置としてのキーボード17,ラ
イトペン19およびPTR/PTP21が接続されている。
CPU13にはI/F23を介してICカードドライバ25が接続さ
れており、ICカードドライバ25は外部メモリとしてのIC
カード27のメモリをコントロールするものである。
れており、ICカードドライバ25は外部メモリとしてのIC
カード27のメモリをコントロールするものである。
CPU13にはI/F29を介して表示装置としてのCRT31やプ
リント33が接続されている。また、CPU13にはROM35,RAM
37がそれぞれ接続されている。
リント33が接続されている。また、CPU13にはROM35,RAM
37がそれぞれ接続されている。
前記ROM35内には第7図に示されているように各モジ
ュールで構成されて制御されている。すなわち、第7図
において、メインモジュール39はコントローラの総括管
理を行ない、このメインモジュール39で下位のスケジュ
ール運転機能モジュール41,外部入出力機能モジュール4
3,編集表示機能モジュール45およびメンテナンス機能モ
ジュール47を制御する。
ュールで構成されて制御されている。すなわち、第7図
において、メインモジュール39はコントローラの総括管
理を行ない、このメインモジュール39で下位のスケジュ
ール運転機能モジュール41,外部入出力機能モジュール4
3,編集表示機能モジュール45およびメンテナンス機能モ
ジュール47を制御する。
前記スケジュール運転機能モジュール41ではラインコ
ントロール機能モジュール49,加工時間監視機能モジュ
ール51,モニタリング機能モジュール53,加工状態チェッ
ク機能モジュール55および金型使用回数算出機能モジュ
ール57を制御する。
ントロール機能モジュール49,加工時間監視機能モジュ
ール51,モニタリング機能モジュール53,加工状態チェッ
ク機能モジュール55および金型使用回数算出機能モジュ
ール57を制御する。
前記スケジュール運転機能モジュール41によりスケジ
ュール運転が行なわれる。このスケジュール運転を行な
う際には、スケジュールデータに基づいて実行される。
このスケジュールデータはスケジュール運転を行なう基
本データであり、スケジュールデータには、第6図に示
すごとく、NCプログラム,予定加工枚数,実績加工枚
数,実行モードなどが最大10ステップで設定できるよう
になっている。
ュール運転が行なわれる。このスケジュール運転を行な
う際には、スケジュールデータに基づいて実行される。
このスケジュールデータはスケジュール運転を行なう基
本データであり、スケジュールデータには、第6図に示
すごとく、NCプログラム,予定加工枚数,実績加工枚
数,実行モードなどが最大10ステップで設定できるよう
になっている。
スケジュール運転を行なうために、このスケジュール
プログラムがスケジュールプログラムファイル59にスケ
ジュールプログラム内で呼ばれるNCプログラムおよび各
NCプログラムに対応した加工情報が必要NCプログラムが
それぞれNCプログラムファイル61,加工情報ファイル63
にファイルされている。
プログラムがスケジュールプログラムファイル59にスケ
ジュールプログラム内で呼ばれるNCプログラムおよび各
NCプログラムに対応した加工情報が必要NCプログラムが
それぞれNCプログラムファイル61,加工情報ファイル63
にファイルされている。
スケジュールプログラムに書込まれている予定加工枚
数の欄には、予定の加工すべき枚数がキーボード17から
入力することによって設定される。実績加工枚数の欄に
は、スケジュール運転を行なった場合、1枚の搬入出、
つまり加工が終了するたびに実績加工枚数を1とする。
したがって、実際の加工は(予定加工枚数−実績加工枚
数)で算出される。
数の欄には、予定の加工すべき枚数がキーボード17から
入力することによって設定される。実績加工枚数の欄に
は、スケジュール運転を行なった場合、1枚の搬入出、
つまり加工が終了するたびに実績加工枚数を1とする。
したがって、実際の加工は(予定加工枚数−実績加工枚
数)で算出される。
実行モードの欄には、スケジュールプログラム内で指
定をする実行モードは、そのステップを実行する前に
「停止」するか、又はそのまま無条件で「続行」するか
を指定するものである。
定をする実行モードは、そのステップを実行する前に
「停止」するか、又はそのまま無条件で「続行」するか
を指定するものである。
前記各NCプログラムデータに対して必ず種々の加工条
件を設定する加工情報が加工情報ファイル63に登録さ
れ、これらの加工情報がCRT31の画面上で自由に編集さ
れる。すなわち、加工情報ファイル63は第5図に示すご
とく、コメント部ファイル63A,加工条件部ファイル63B
および使用金型部ファイル63Cの3つの項目で構成され
ている。
件を設定する加工情報が加工情報ファイル63に登録さ
れ、これらの加工情報がCRT31の画面上で自由に編集さ
れる。すなわち、加工情報ファイル63は第5図に示すご
とく、コメント部ファイル63A,加工条件部ファイル63B
および使用金型部ファイル63Cの3つの項目で構成され
ている。
コメント部ファイル63Aは例えば第4図(A)に示す
ごとく、加工条件部ファイル63Bおよび使用金型部ファ
イル63C以外の作業者に対する作業指定書的な内容を記
入しておくところである。加工条件部ファイル63Bには
例えば第4図(B)に示すごとく、加工条件としてのワ
ークデータ,加工時間,クランプ位置,登録シートコー
ドNo,アンローディングオーバーライド、板厚検出ON/OF
Fなどが設定される。特にワークデータとしては、素材
または半製品の材質名,サイズ,シートコードNoが設定
される。
ごとく、加工条件部ファイル63Bおよび使用金型部ファ
イル63C以外の作業者に対する作業指定書的な内容を記
入しておくところである。加工条件部ファイル63Bには
例えば第4図(B)に示すごとく、加工条件としてのワ
ークデータ,加工時間,クランプ位置,登録シートコー
ドNo,アンローディングオーバーライド、板厚検出ON/OF
Fなどが設定される。特にワークデータとしては、素材
または半製品の材質名,サイズ,シートコードNoが設定
される。
使用金型部ファイル63Cには、例えば第4図(C)に
示すごとく、この加工で用いられる金型リストが設定さ
れる。金型リストとしては例えばタレットステーション
No,金型名称,サイズ(S1,S2,S3),クリアランス,金
型ID Noなどが最大72ヶまで設定される。
示すごとく、この加工で用いられる金型リストが設定さ
れる。金型リストとしては例えばタレットステーション
No,金型名称,サイズ(S1,S2,S3),クリアランス,金
型ID Noなどが最大72ヶまで設定される。
第1図には板材加工機3で使用される金型の金型管理
装置における機能構成ブロック図が示されている。第1
図において、スケジュール運転機能モジュール41でスケ
ジュール運転が実行される直前で、スケジュール運転機
能モジュール41よりコールされ、NCプログラムファイル
61およびそれに対応する加工情報ファイル63より各金型
におけるID毎のヒット数が金型使用回数算出モジュール
57に取込まれて実際のヒット数が算出される。
装置における機能構成ブロック図が示されている。第1
図において、スケジュール運転機能モジュール41でスケ
ジュール運転が実行される直前で、スケジュール運転機
能モジュール41よりコールされ、NCプログラムファイル
61およびそれに対応する加工情報ファイル63より各金型
におけるID毎のヒット数が金型使用回数算出モジュール
57に取込まれて実際のヒット数が算出される。
また、キーボード17からはメンテナンス機能モジュー
ル47を経て許容ヒット数が予め金型台帳ファイル65にフ
ァイルされると共に、各板厚,材質に応じた板厚係数,
材質係数がそれぞれ板厚係数テーブル67,材質係数テー
ブル69にファイルされている。
ル47を経て許容ヒット数が予め金型台帳ファイル65にフ
ァイルされると共に、各板厚,材質に応じた板厚係数,
材質係数がそれぞれ板厚係数テーブル67,材質係数テー
ブル69にファイルされている。
前記金型使用回数算出機能モジュール57では単にNCプ
ログラムファイル61およびそれに対応する加工情報ファ
イル63より各金型におけるID毎のヒット数を取込んで、
そのまま実際のヒット数を算出して、実際のヒット数が
第2図に詳細を示した金型台帳ファイル65のヒット数欄
に加算される。しかも、この時点で加算された実際のヒ
ット数が金型台帳ファイル65の許容ヒット数欄に記憶さ
れている許容ヒット数と比較され、許容ヒット数をオー
バしたときには、この金型使用回数算出モジュール57で
はこの金型が交換時期にきていることを意味するアラー
ムをCRT31の画面上に出力し作業者に知らせてスケジュ
ール運転を実行させないようにすることができる。
ログラムファイル61およびそれに対応する加工情報ファ
イル63より各金型におけるID毎のヒット数を取込んで、
そのまま実際のヒット数を算出して、実際のヒット数が
第2図に詳細を示した金型台帳ファイル65のヒット数欄
に加算される。しかも、この時点で加算された実際のヒ
ット数が金型台帳ファイル65の許容ヒット数欄に記憶さ
れている許容ヒット数と比較され、許容ヒット数をオー
バしたときには、この金型使用回数算出モジュール57で
はこの金型が交換時期にきていることを意味するアラー
ムをCRT31の画面上に出力し作業者に知らせてスケジュ
ール運転を実行させないようにすることができる。
前記金型使用回数算出機能モジュール57で単に実際の
ヒット数を算出し、そのヒット数と許容ヒット数とを比
較するだけでなく、加工情報ファイル63内に設定してあ
るワークの板厚,材質に基づき板厚係数テーブル67,材
質係数テーブル69から板厚係数,材質係数がそれぞれ金
型使用回数算出機能モジュール57に取込まれる。
ヒット数を算出し、そのヒット数と許容ヒット数とを比
較するだけでなく、加工情報ファイル63内に設定してあ
るワークの板厚,材質に基づき板厚係数テーブル67,材
質係数テーブル69から板厚係数,材質係数がそれぞれ金
型使用回数算出機能モジュール57に取込まれる。
例えば、金型情報ファイル63から材質がSUSで、板厚
が2.0で、しかも実際の機械的ヒット数が100回の場合に
は、板厚係数テーブル67,材質係数テーブル69から板厚
係数が1.2,材質係数が1.1であることがわかる。而し
て、金型使用回数算出機能モジュール57では、実際のヒ
ット数Hが、 H=100×1.1×1.2=132 で算出される。このヒット数132が消耗から見たヒット
数として金型台帳65へ加算される。このように、単に、
実際の機械的ヒット数を加算するだけでなく、各板厚,
材質を考慮したヒット数に重みを付けることによって実
際の消耗度に応じた金型の管理を行なうことができる。
が2.0で、しかも実際の機械的ヒット数が100回の場合に
は、板厚係数テーブル67,材質係数テーブル69から板厚
係数が1.2,材質係数が1.1であることがわかる。而し
て、金型使用回数算出機能モジュール57では、実際のヒ
ット数Hが、 H=100×1.1×1.2=132 で算出される。このヒット数132が消耗から見たヒット
数として金型台帳65へ加算される。このように、単に、
実際の機械的ヒット数を加算するだけでなく、各板厚,
材質を考慮したヒット数に重みを付けることによって実
際の消耗度に応じた金型の管理を行なうことができる。
前記金型台帳ファイル65にファイルされたヒット数な
どの情報は第3図に示したごとく、外部入出力機能モジ
ュール43を経てプリンタ33によりプリンタ印字された
り、あるいはホストコンピュータに対してシリアル通信
などで転送することもできる。
どの情報は第3図に示したごとく、外部入出力機能モジ
ュール43を経てプリンタ33によりプリンタ印字された
り、あるいはホストコンピュータに対してシリアル通信
などで転送することもできる。
このように、NC加工プログラムファイル61およびそれ
に対応する金型情報ファイル63より各金型のID毎におけ
るヒット数を金型使用回数算出機能モジュール57で算出
し、このヒット数を金型台帳ファイル65におけるヒット
数欄に記憶されているヒット数に加算する。この加算し
た実際のヒット数を管理することによって、各金型の管
理を自動的に行なうことができ、従来のような作業者に
手数をかけることから解消される。
に対応する金型情報ファイル63より各金型のID毎におけ
るヒット数を金型使用回数算出機能モジュール57で算出
し、このヒット数を金型台帳ファイル65におけるヒット
数欄に記憶されているヒット数に加算する。この加算し
た実際のヒット数を管理することによって、各金型の管
理を自動的に行なうことができ、従来のような作業者に
手数をかけることから解消される。
例えば、ユーザにおける各工場で所有している金型は
最大1000本程度であり、本実施例の金型管理装置1台で
すべての金型に対する管理を行なうことができる。
最大1000本程度であり、本実施例の金型管理装置1台で
すべての金型に対する管理を行なうことができる。
なお、この発明は、前述した実施例に限定されること
なく、適宜の変更を行なうことにより、その他の態様で
実施し得るものである。例えば、本実施例の金型管理装
置で管理された金型管理の情報を基に金型ラック(金型
専用の自動倉庫)と結合したシステムの管理も可能であ
る。このシステムにより、スケジュール運転時に発生す
る金型交換において、予め金型管理装置と金型ラックが
通信などにより情報交換を行ない、板材加工機3の金型
交換場所へ金型搬送車が金型を搬送するシステムを実現
することができる。
なく、適宜の変更を行なうことにより、その他の態様で
実施し得るものである。例えば、本実施例の金型管理装
置で管理された金型管理の情報を基に金型ラック(金型
専用の自動倉庫)と結合したシステムの管理も可能であ
る。このシステムにより、スケジュール運転時に発生す
る金型交換において、予め金型管理装置と金型ラックが
通信などにより情報交換を行ない、板材加工機3の金型
交換場所へ金型搬送車が金型を搬送するシステムを実現
することができる。
[発明の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、こ
の発明による金型管理装置は板材加工機のNC装置内に設
けられず、別個に単独で設けてあるから、どの板材加工
機においても簡単かつ容易に使用できて汎用性に富み、
金型を自動的に管理することができる。また、この発明
によれば、NC加工プログラムファイルおよびそれに対応
する加工情報ファイルにより各金型のID毎におけるヒッ
ト数を金型使用回数算出機能モジュールで算出し、この
算出されたヒット数が金型台帳ファイルに記憶されると
共に、例えば許容ヒット数と比較され、実際のヒットが
許容ヒッと数がオーバしていれば金型交換の時期にきて
いると判断される。このように金型管理装置では実際の
ヒット数を管理することによって金型管理は作業者を煩
わせることなく自動的に行なうことができる。
の発明による金型管理装置は板材加工機のNC装置内に設
けられず、別個に単独で設けてあるから、どの板材加工
機においても簡単かつ容易に使用できて汎用性に富み、
金型を自動的に管理することができる。また、この発明
によれば、NC加工プログラムファイルおよびそれに対応
する加工情報ファイルにより各金型のID毎におけるヒッ
ト数を金型使用回数算出機能モジュールで算出し、この
算出されたヒット数が金型台帳ファイルに記憶されると
共に、例えば許容ヒット数と比較され、実際のヒットが
許容ヒッと数がオーバしていれば金型交換の時期にきて
いると判断される。このように金型管理装置では実際の
ヒット数を管理することによって金型管理は作業者を煩
わせることなく自動的に行なうことができる。
第1図は本実施例における主要部の金型管理装置の機能
構成ブロック図、第2図は金型台帳ファイルの内容を示
した一例図、第3図は金型台帳ファイルにファイルされ
ている金型情報を外部へ出力せしめるようにした出力状
態図、第4図(A),(B)および(C)は加工情報フ
ァイルのコメント部,加工条件部および使用金型部を表
わした一例図、第5図は加工情報の体系図、第6図はス
ケジュールデータを表わした一例図、第7図はROM内の
各モジュールの体系図、第8図は制御装置の構成ブロッ
ク図、第9図は制御装置と板材加工機,ワーク搬入出装
置との関連を示した概略図である。 17……キーボード、31……CRT 41……スケジュール運転機能モジュール 47……メンテナンス機能モジュール 57……金型使用回数算出機能モジュール 61……NCプログラム 63……加工情報、65……金型台帳 67……板厚係数テーブル 69……材質係数テーブル
構成ブロック図、第2図は金型台帳ファイルの内容を示
した一例図、第3図は金型台帳ファイルにファイルされ
ている金型情報を外部へ出力せしめるようにした出力状
態図、第4図(A),(B)および(C)は加工情報フ
ァイルのコメント部,加工条件部および使用金型部を表
わした一例図、第5図は加工情報の体系図、第6図はス
ケジュールデータを表わした一例図、第7図はROM内の
各モジュールの体系図、第8図は制御装置の構成ブロッ
ク図、第9図は制御装置と板材加工機,ワーク搬入出装
置との関連を示した概略図である。 17……キーボード、31……CRT 41……スケジュール運転機能モジュール 47……メンテナンス機能モジュール 57……金型使用回数算出機能モジュール 61……NCプログラム 63……加工情報、65……金型台帳 67……板厚係数テーブル 69……材質係数テーブル
Claims (1)
- 【請求項1】板材加工機に使用される金型を管理する金
型管理装置において、板厚、材質などのデータを入力す
る入力装置と、各種のデータや情報を表示する表示装置
と、各NCプログラムを格納しておくNCプログラムファイ
ルと、各NCプログラムに対して加工条件を設定する加工
情報を登録しておく加工情報ファイルと、板材加工機を
スケジュール運転するためのスケジュール運転モジュー
ルと、このスケジュール運転モジュールによりコールさ
れ前記NC加工プログラムファイルと加工情報ファイルに
記憶されているNCプログラムおよびそれに対応する加工
情報より各金型のID毎のヒット数を算出する金型使用回
数算出モジュールと、この金型使用回数算出モジュール
によって算出されたヒット数をすでに記憶されているヒ
ット数に加算して記憶しておく金型台帳ファイルとを備
え、前記金型使用回数算出モジュールでヒット数を算出
する際、板厚、材質による係数を考慮して算出するた
め、板厚係数がファイルされている板厚係数テーブル
と、材質係数がファイルされている材質係数テーブル
と、を備えてなることを特徴とする板材加工機における
金型管理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63272924A JP2778962B2 (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 板材加工機における金型管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63272924A JP2778962B2 (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 板材加工機における金型管理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02120902A JPH02120902A (ja) | 1990-05-08 |
JP2778962B2 true JP2778962B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=17520653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63272924A Expired - Lifetime JP2778962B2 (ja) | 1988-10-31 | 1988-10-31 | 板材加工機における金型管理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2778962B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4201094B2 (ja) * | 1997-12-26 | 2008-12-24 | 村田機械株式会社 | プレス機械 |
JP2009106983A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Murata Mach Ltd | パンチプレスの工具寿命到達予想表示装置 |
JP6660458B1 (ja) * | 2018-12-27 | 2020-03-11 | 株式会社アマダホールディングス | 金型管理装置及び金型管理方法 |
AT522518B1 (de) * | 2019-05-10 | 2022-05-15 | Trumpf Maschinen Austria Gmbh & Co Kg | Verfahren und System zum Optimieren der Zusammensetzung von Biegewerkzeugen einer Biegemaschine |
CN113822590A (zh) * | 2021-09-29 | 2021-12-21 | 重庆允成互联网科技有限公司 | 一种模具管理方法、装置、计算机设备及存储介质 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58112103A (ja) * | 1981-12-25 | 1983-07-04 | Kokusai Electric Co Ltd | 数値制御装置の無人運転方法 |
-
1988
- 1988-10-31 JP JP63272924A patent/JP2778962B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02120902A (ja) | 1990-05-08 |
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