JPH10328980A - 工程管理装置及び方法 - Google Patents

工程管理装置及び方法

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JPH10328980A
JPH10328980A JP13693297A JP13693297A JPH10328980A JP H10328980 A JPH10328980 A JP H10328980A JP 13693297 A JP13693297 A JP 13693297A JP 13693297 A JP13693297 A JP 13693297A JP H10328980 A JPH10328980 A JP H10328980A
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JP
Japan
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lot
management computer
data
work
management
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Application number
JP13693297A
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English (en)
Inventor
Akira Inoue
章 井上
Akihiko Kimura
明彦 木村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多品種変動工程に適した分散型の工程管理シ
ステムを提供することを目的とする。 【解決手段】 工程管理装置は、基礎データを有する基
礎データ管理コンピュータと、複数の装置の各々に対応
して設けられた装置管理コンピュータと、複数のロット
に対応して設けられたロット管理コンピュータと、コン
ピュータの間をデータ交換可能に接続する通信装置とを
有する。工程全体の基本的な作業手順及び作業条件は基
礎データ管理コンピュータによって管理されるが、装置
及びロットの各々は対応する装置管理コンピュータ及び
ロット管理コンピュータによって管理される。尚、更
に、作業者の各々に対応して作業者管理コンピュータが
設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多品種変量作業に使
用して好適なコンピュータによる工程管理システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】多数の作業を連続的に又は所定の順にて
行う工場、作業場等では、コンピュータによって工程の
一部又は全部が管理される。
【0003】従来、コンピュータによって全工程を管理
する場合、通常、中央の主コンピュータによって全工程
を集中的に管理する中央集中型が採用されている。中央
集中型の管理では、中央の主コンピュータは、全工程の
作業手順や作業内容をモデル化したプログラムと、それ
らの情報に関するデータベースを有する。複数分散型の
工程管理を採用する場合でも、通常、主コンピュータは
全工程の作業手順や作業内容に関するデータベースを有
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、コンピュータに
よる工程管理システムでは、中央集中型でも複数分散型
でも主コンピュータが全工程に関するプログラム及びデ
ータベースを有するため、多品種変量型の工程のよう
に、工程が頻繁に変化し、ソフトウエア及びデータベー
スの内容の頻繁に変更する場合に不便であった。その理
由は、工程を構成する物理的な構成要素、例えば、原料
設備、製造及び加工機械類、搬送装置、検査装置、貯蔵
及び包装設備等の管理と主コンピュータの管理は別個に
なされており、両者間の情報及びデータの伝達に時間と
手数がかかることである。
【0005】例えば、1つの部門にて作業手順や作業内
容等の工程を変更する場合、現場では工程を簡単に変更
できるが、主コンピュータにてソフトウエア及びデータ
ベースの変更を行い、それを他の部門にて入手又は確認
する場合には、端末装置等を経由して問い合わせなけれ
ばならない。
【0006】また、一度コンピュータシステム上に作業
手順や作業内容等を、ソフトウエア又はデータベースと
して組み入れると、変更に時間がかかり、小さな変更や
改善を頻繁に行う工程では、変更や改善をコンピュータ
に入力するのに時間がかかり、不便であった。
【0007】更に、主コンピュータによって全工程を集
中的に管理すると、主コンピュータの機能が何らかの原
因で停止した場合に、全工程を停止しなければならない
欠点があった。また、全工程数が比較的少ない場合でも
大型の主コンピュータを備える必要があった。
【0008】本発明は斯かる点に鑑み、従来の中央集中
型の工程管理ではなく複数分散型のコンピュータによる
工程管理システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によると、工程管
理装置は、複数の装置の各々に対応して設けられ該装置
の属性データを有する装置管理コンピュータと、複数の
ロットに対応して設けられ該ロットの属性データを有す
るロット管理コンピュータと、コンピュータの間をデー
タ交換可能に接続する通信装置とを有し、装置及びロッ
トは対応する装置管理コンピュータ及びロット管理コン
ピュータによって管理されるように構成されている。
【0010】本発明の工程管理装置は、中央集中型では
なく複数分散型の工程管理であり、装置、ロット等の物
理的構成要素の各々に対してそれを管理する管理コンピ
ュータが割り当てられている。
【0011】従って、工程の変化等に容易に且つ迅速に
対応することができ、1つのコンピュータの機能が何ら
かの原因で停止した場合でも、全工程を停止する必要が
ない。また、工程の一部の変更や、工程の一部の削除等
に容易に且つ迅速に対応することができ、管理システム
の規模は工程全体の規模又は生産高に対応しているか
ら、管理システムの投資を必要最低限に抑えることがで
きる。
【0012】本発明によると、工程管理方法は、複数の
装置の各々に対応して設けられた装置管理コンピュータ
によって該装置を管理することと、複数のロットの各々
に対応して設けられたロット管理コンピュータによって
該ロットを管理することと、コンピュータの間にてデー
タ交換をすることとを含む。また、基礎データ管理コン
ピュータによって全工程の基本的な作業手順及び作業条
件を管理することと、を含む。
【0013】
【発明の実施の形態】図1を参照して本発明による工程
管理システムの全体の概要を説明する。本例の工程管理
システムは、装置管理システム100、作業者管理シス
テム200、ロット管理システム300及び基礎データ
管理システム500を有する。本例によると、工程を構
成する物理的構成要素、即ち、装置又は設備、作業者及
びロットの各々に対してそれを管理するコンピュータが
割り当てられる。
【0014】3つの管理システム100、200、30
0は、それぞれ次のような管理対象とそれに付属して設
けられたコンピュータ101〜、201〜、301〜を
有する。
【0015】装置管理システム100:装置又は設備E
1〜を管理し、装置管理コンピュータ101〜を有す
る。 作業者管理システム200:作業者O1〜を管理し、作
業者管理コンピュータ201〜を有する。 ロット管理システム300:ロットL1〜を管理し、ロ
ット管理コンピュータ301〜を有する。 基礎データ管理システム500:基本的な作業手順及び
作業条件(レシピ)を管理し、基礎データ管理コンピュ
ータ501を有する。
【0016】装置管理システム100は工程の装置又は
設備E1〜を管理対象とする。ここに、装置又は設備E
1〜とは、製造及び加工機械類、搬送装置、検査装置、
貯蔵及び包装設備等を含む。より具体的には、工程にて
使用される機械設備又は装置であってよい。装置管理コ
ンピュータ101〜は各装置又は設備に対応してそれぞ
れ設置される。
【0017】作業者管理システム200は、作業者又は
作業責任者O1〜を管理対象とする。作業者管理コンピ
ュータ201〜は、各作業者又は作業責任者に対応して
それぞれ設けられる。例えば、各作業者等に携帯型コン
ピュータが割り当てられてよい。
【0018】作業者管理システム200は、他の管理シ
ステム100、300の補助的な役割をする。例えば、
ロット管理コンピュータ301〜(図2参照)の表示装
置の能力が十分でない場合には、ロット管理コンピュー
タ301〜(図2参照)のメモリの内容を、作業者管理
コンピュータ201〜の表示装置によって表示してもよ
い。また、装置管理システム100のメンテナンス管理
機能によって所定の装置に対してメンテナンスを実施す
べきであるとの判定がなされたとき、メンテナンスを実
施すべき装置に設置された装置管理コンピュータ101
〜の表示装置にその旨が表示されるが、それだけでは不
十分であるため、その装置を担当する作業者の作業者管
理コンピュータ201〜にもその旨が表示されてよい。
【0019】ロット管理システム300はロットL1〜
を管理対象とする。ここにロットとは、各工程を流れる
原料、部品、組立体、半完成品、完成品等の作業対象の
単位である。典型的には製造又は加工すべき製品の単位
である。ロット管理コンピュータ301〜は、各ロット
に対応してそれぞれ設けられる。
【0020】図2にロット管理コンピュータ301〜の
設置方法の例を示す。図2Aに示すように、ロット管理
コンピュータ301〜は、各ロットを保管するためのキ
ャリヤ又はケース301Aに設置される。図2Bに示す
ように、このコンピュータ301は、典型的には表示部
301Bと入力部301Cと図示しない通信機能301
Dを有する。
【0021】再び図1を参照する。基礎データ管理シス
テム500は基本的な作業手順及び作業条件(レシピ)
を管理する。基礎データ管理システム500は基礎デー
タ管理コンピュータ501を有し、ロット製品毎の基本
的な作業手順及び作業条件(レシピ)のデータを有す
る。工程全体の基本的な作業手順及び作業条件は基礎デ
ータ管理コンピュータ501によって管理されるが、各
装置E1〜及び各ロットL1〜の管理は、それぞれ対応
する装置管理コンピュータ101〜及びロット管理コン
ピュータ301〜によって管理される。
【0022】これらの3つの群のコンピュータ101
〜、201〜、301〜及び基礎データ管理コンピュー
タ501は、適当な通信装置又は通信網600によって
相互に接続される。基礎データ管理コンピュータ501
と装置管理コンピュータ101〜は互いに有線LANに
よって接続され、作業者管理コンピュータ201〜及び
ロット管理コンピュータ301〜と他のコンピュータ1
01〜及び501と無線LANによって接続されてよ
い。
【0023】図3を参照して装置管理コンピュータ10
1〜及び作業者管理コンピュータ201〜を説明する。
これらのコンピュータの基本構成は全て同様であってよ
く、図3の装置管理コンピュータ101を参照して説明
する。図3Aに示すように、装置管理コンピュータ10
1は、データ管理機構101Aとデータベース101B
とデータ表示部101Cとを有する。データ管理機構1
01Aはデータの入力及び出力を制御する入出力部と他
のコンピュータとの間のデータの交信を制御する通信制
御部とを有する。
【0024】先ず、これらのコンピュータに属性データ
を入力する。属性データの入力はキーボード又は端末入
力装置(通称、マウス)より直接入力してもよいが、通
信装置又は通信網を経由して他のコンピュータ、例えば
基礎データ管理コンピュータ501より転送してもよ
い。属性データは、データベース101Bに記憶され、
いつでもデータ表示部101Cにて表示される。
【0025】図4に属性データに含まれるデータの種類
とその間の関係を示す。属性データには、基礎データ、
初期データ、状態データ、履歴データ及び予定データが
含まれ、これらのデータは次のような内容である。
【0026】属性データ:管理対象(装置、作業者、ロ
ット等)が保持する全てのデータであり、不変データと
可変データがある。 基礎データ:管理対象の属性データの一部であり、一度
決定されると不変なデータ。 初期データ:管理対象が有する初期データ。一部は基礎
データを参照して決定されてよい。 状態データ:管理対象の現在の状態を表すデータ。例え
ば、ロットの数量、装置の状態(稼働、待ち、故障
等)。 履歴データ:主として状態データの変化を記録したデー
タ。 予定データ:管理対象の作業計画のデータ。
【0027】(1)装置管理システム100の属性デー
タ 基礎データ:管理対象である装置又は設備に関する基礎
的なデータ 装置又は設備の名称、処理能力、部品構成、作業対象、
メンテナンス項目及びメンテナンス周期、レシピ(作業
手順及び作業条件)
【0028】初期データ:管理対象である装置又は設備
が作動開始時に有する初期値 ロット数(又はロット不在)、装置の各部の設定状態
(アイドル等) 履歴データ:管理対象である装置又は設備の状態データ
の変化を記録したデータ。 作業開始及び終了時刻、作業ロット、作業数、測定デー
タ、故障歴、メンテナンス履歴等 予定データ:管理対象である装置又は設備の作業計画 装置の作業順番、作業開始及び終了予定時刻等
【0029】(2)作業者管理システム200の属性デ
ータ 基礎データ:管理対象である作業者又は作業責任者に関
する基礎的なデータ 作業者等の氏名、必要な個人情報、作業能力、作業範
囲、勤務形態等
【0030】初期データ:管理対象である作業者又は作
業責任者の初期値 ロット数(又はロット不在)、装置の各部の状態(アイ
ドル等) 予定データ:管理対象である作業者の作業計画
【0031】図5を参照してロット管理コンピュータ3
01〜を説明する。図5Aに示すように、ロット管理コ
ンピュータ301は、データ管理機構301Aとデータ
ベース301Bとデータ表示部301Cとを有する。デ
ータ管理機構301Aはデータの入力及び出力を制御す
る入出力部と他のコンピュータとの間のデータの交信を
制御する通信制御部とを有する。
【0032】上述のように、装置管理コンピュータ10
1〜及び作業者管理コンピュータ201〜にその属性デ
ータが入力され、ライン、工程、装置、作業者等に関す
る管理システムがコンピュータ上にて準備完了となる
と、実際にロットの投入がなされる。ロットの投入の際
に、ロット管理コンピュータ301に属性データが入力
される。属性データの内容は次のようなものである。
【0033】(3)ロット管理システム300の属性デ
ータ 基礎データ:管理対象であるロットに関する基礎的なデ
ータ ロットの製品等の名称、ロット番号、1ロットに含まれ
る数、作業順、作業条件等
【0034】初期データ:管理対象であるロットが作動
開始時に有する初期値 ロット数(又はロット不在)、装置の各部の状態(アイ
ドル等) 予定データ:管理対象であるロットの作業計画 ロットの作業順番、作業開始及び終了予定時刻等 履歴データ:管理対象であるロットの状態データの変化
を記録したデータ。 作業開始及び終了時刻、作業者名、装置名、作業着工
数、完成工数、測定データ、不良品の数及びその内訳、
再生数及びその内訳等作業開始及び終了時刻、作業ロッ
ト、作業数、測定データ、故障歴、メンテナンス履歴等
【0035】属性データが入力されると、ロット管理コ
ンピュータ301は作業履歴データ(ロット投入履歴)
を作成し、データベースに保持する。
【0036】図6を参照して、ロット作業の開始動作を
説明する。先ず、ステップS501にて、作業開始すべ
きロットに備えられたロット管理コンピュータ301〜
において、作業開始の動作がなされる。作業開始の動作
は、作業者が作業者名を入力し、作業開始ボタンを押す
ことによって、実行されてよい。ステップS502に
て、ロット管理コンピュータ301〜の表示部301C
には、これから開始される作業名及びそれを担当する装
置名、作業条件(レシピ)等が表示される。同時にステ
ップS503にて、作業条件が、通信装置又は通信網を
経由して対応する装置の装置管理コンピュータ101〜
に送信される。
【0037】ステップS504にて、作業条件が、その
作業を担当する所定の装置管理コンピュータ101〜に
受信され、表示部101Cにて表示される。一方、作業
者は、ロット管理コンピュータ301〜の表示部301
Cに表示された作業内容に応じて作業を行う。作業者
は、そのロットLI〜を所定の装置又は設備E1〜に搬
送する。この搬送作業は、手動によって行ってもよい
が、搬送装置によって自動的に行われてもよい。ステッ
プS505にて、ロットLI〜が所定の装置又は設備E
1〜に到着すると、ステップS506にて、ロット管理
コンピュータ301〜より装置又は設備E1〜に作業条
件の命令が供給される。
【0038】ステップS507にて、装置又は設備E1
〜において作業準備が完了すると、ステップS508に
て、作業が開始される。作業が開始されると、ステップ
S509にて、作業開始を指示する信号が装置管理コン
ピュータ101〜よりロット管理コンピュータ301〜
に送信される。
【0039】同時に、ステップS511にて、装置管理
コンピュータ101〜は仕掛けロットのデータを更新す
る。ロット管理コンピュータ301〜も、ステップS5
12にて、データを更新し、ロット状態を作業中とす
る。
【0040】図7を参照して、ロット作業の終了動作を
説明する。ステップS601にて装置又は設備E1〜の
作業が終了すると、作業終了を指示する信号及び測定デ
ータが装置又は設備E1〜より装置管理コンピュータ1
01〜に送信される。測定データの処理については図8
を参照して後に説明する。ステップS602にて、装置
管理コンピュータ101〜は作業終了を指示する信号を
受信すると、ステップS603にて、ロット管理コンピ
ュータ301〜にそれを送信する。
【0041】ステップS604にて、ロット管理コンピ
ュータ301〜は、作業終了を指示する信号を受信する
と、ステップS605にて、ロット管理コンピュータ3
01〜の表示部301Cに作業終了及び測定データを表
示する。
【0042】作業者は、ステップS606にて、ロット
管理コンピュータ301〜の表示部301Cに表示され
た作業終了及び測定データより、不良品数等を確認し
て、作業終了の動作を行う。作業終了の動作は、作業者
名を入力し、作業終了ボタンを押すことによって、実行
されてよい。この時、不良品数及びその内訳等がロット
管理コンピュータ301〜に入力される。
【0043】ロット管理コンピュータ301〜は、ステ
ップS607にて、データを更新し、現在のロット状態
を作業待ちとする。また、作業履歴データを作成し、そ
れをデータベース301Bに保持する。
【0044】ステップS608にて、ロット管理コンピ
ュータ301〜は次の作業に関する情報を処理する。ロ
ット管理コンピュータ301〜の表示部301Cには、
次の作業名及びそれを担当する装置名、作業条件(レシ
ピ)等が表示される。
【0045】一方、装置管理コンピュータ101〜は、
ステップS609にて、データを更新し、仕掛けロット
をロット不在の状態にする。また、作業履歴データを作
成する。
【0046】図8を参照して、ロットの測定データの入
力作業を説明する。ステップS701にて装置又は設備
E1〜において多数の測定データが収集され、この測定
データは装置管理コンピュータ101〜に送信される。
ステップS702にて、装置管理コンピュータ101〜
は測定データを受信すると、ステップS703にて、測
定データをロット管理コンピュータ301〜に送信す
る。
【0047】ステップS704にて、ロット管理コンピ
ュータ301〜は、測定データを受信すると、ステップ
S705にて、履歴データの内容を更新する。また、ス
テップS706にて、データベース301Bに予め保持
されていた管理データと更新された履歴データに含まれ
た測定データとを比較する。ステップS707にて、判
定結果をロット管理コンピュータ301〜の表示部30
1Cに表示する。
【0048】図9を参照して、装置に事故又は故障等の
異変又は緊急事態が発生した場合及びそれに対処する場
合を説明する。図9Aを参照して、緊急事態等の発生に
ついて説明する。装置E1〜のいずれかに異変又は緊急
事態が発生すると、ステップS801にて、異変又は緊
急事態が発生した装置E1〜に設置された装置管理コン
ピュータ101〜において緊急事態等の発生を指示する
行動が起きる。例えば、作業者が手入力によって緊急事
態発生信号を入力してもよく、又は、装置E1〜に備え
られた故障又は事故を検出するセンサによって緊急事態
発生信号が入力されてもよい。
【0049】ステップS802にて、装置管理コンピュ
ータ101〜は緊急事態等の内容を装置E1〜又は作業
者に問い合わせる。ステップS803にて、装置E1〜
又は作業者より緊急事態等の内容が装置管理コンピュー
タ101〜に入力される。例えば、緊急事態が発生した
ことが装置管理コンピュータ101〜の表示部301C
に表示され、それを見た作業者が装置E1〜の故障又は
事故を検出し、故障又は事故の内容を手入力してよい。
しかしながら、装置E1〜に設定されたセンサによって
装置E1〜のどの部分に故障又は事故が起きたかを示す
信号が装置管理コンピュータ101〜に送信されてもよ
い。
【0050】ステップS804にて、装置管理コンピュ
ータ101〜は故障又は事故履歴データを更新する。
【0051】図9Bを参照して、異変又は緊急事態に対
する対応措置について説明する。装置E1〜に生じた緊
急事態等に対して対応措置を実行すべきことが決定され
ると、装置E1〜又は作業者よりその旨が装置管理コン
ピュータ101〜に入力される。対応措置には、修理、
改修、部品交換、オイル供給、設定値又はパラメータの
変更等が含まれる。すると、ステップS811にて、装
置管理コンピュータ101〜において対応措置の行動が
起きる。ステップS812にて、装置管理コンピュータ
101〜は対応措置の内容を装置E1〜又は作業者に問
い合わせる。ステップS813にて、装置E1〜又は作
業者より対応措置の内容が装置管理コンピュータ101
〜に入力される。ステップS814にて、装置管理コン
ピュータ101〜は対応措置履歴データを更新する。
【0052】図10を参照して、装置のメンテナンスに
ついて説明する。装置管理システム100はメンテナン
ス管理機能を有する。メンテナンスは必要なときに又は
定期的になされる。装置管理コンピュータ101〜に
は、ステップS901にて、作業毎に測定データが入力
される。また、測定データを入手するために、周期的
に、装置E1〜によって作業を実施してもよい。
【0053】従って、装置管理コンピュータ101〜の
データベース101Bは、蓄積された測定データを有す
る。装置管理コンピュータ101〜には、更に、予め入
力された管理データが記憶されている。この管理データ
と測定データの比較に基づいて又は作業者の判断によっ
て、ステップS903にて、メンテナンスの実施の必要
性が判断される。
【0054】一方、装置管理コンピュータ101〜は、
基礎データとしてメンテナンスに関するデータを有し、
このデータには、メンテナンス項目、メンテナンス周期
(時間、作業処理数、バッチ数等)等が含まれる。ステ
ップS902にて、装置管理コンピュータ101〜は、
メンテナンス周期を管理し、メンテナンス周期が来る
と、ステップS903にて、メンテナンスの実施の必要
性が判断される。
【0055】メンテナンスの実施の必要性が判断される
と、ステップS904にて、装置管理コンピュータ10
1〜の表示部101Cに、メンテナンスの時期と項目が
表示される。作業者はそれに従ってメンテナンスの実施
する。
【0056】図11を参照して、メンテナンスの実施を
説明する。上述のように、作業者又は装置管理コンピュ
ータ101〜によって、所定の装置E1〜に対してメン
テナンスが必要であると判断されると、メンテナンス命
令が装置管理コンピュータ101〜に入力される。装置
管理コンピュータ101〜は、ステップS1001に
て、メンテナンスの実行行動を起こす。ステップS10
02にて、装置管理コンピュータ101〜より作業者又
は装置E1〜にメンテナンスの内容が問い合わされる。
【0057】メンテナンスが実施されると、ステップS
1003にて、作業者又は装置E1〜より装置管理コン
ピュータ101〜に、実施したメンテナンスの内容が入
力される。ステップS1004にて、装置管理コンピュ
ータ101〜は、メンテナンスがなされた装置の状態を
変更又はメンテナンス済とし、履歴データ又はメンテナ
ンスデータを更新する。
【0058】次に、メンテナンスが終了すると、ステッ
プS1005にて、メンテナンス終了信号が装置管理コ
ンピュータ101〜に入力される。ステップS1006
にて、装置管理コンピュータ101〜は、メンテナンス
がなされた装置の状態を変更(アイドル)とし、履歴デ
ータ又はメンテナンスデータを更新(メンテナンス終
了)する。
【0059】次に、本例の工程管理システムによる作業
工程の進行の管理機能について説明する。装置管理コン
ピュータ101〜及びロット管理コンピュータ301〜
のデータベースに、生産計画又は作業計画が保持されて
いる場合には、生産計画又は作業計画と現在までの作業
実績の間の関係を比較して、作業又は生産の遅れ又は進
み状態が判定される。
【0060】例えば、作業実績が計画より遅れている場
合には、ロット管理コンピュータ301〜のデータ表示
部301Cに、作業の着工を催促するメッセージが表示
され、作業実績が計画より進んでいる場合には、ロット
管理コンピュータ301〜のデータ表示部301Cに、
作業の着工を遅延すべきメッセージが表示される。
【0061】装置管理コンピュータ101〜は、ロット
作業が終了すると、自身のデータベース101Bに保持
されている作業計画を参照し、次に作業すべきロットを
検討する。このとき、関連するロット管理コンピュータ
301〜と交信し、そのロット作業が可能であるか否か
を確認する。そのロット作業が可能であるなら、即ち、
その装置の作業に仕掛かっている場合には、装置管理コ
ンピュータ101〜の表示部101Cに、着工ロットが
表示される。
【0062】そのロット作業が可能でないなら、即ち、
その装置の作業に仕掛かっていない場合、即ち、作業中
である場合には、装置管理コンピュータ101〜は作業
計画を見直し、次に着工すべきロットを再度検討する。
こうして、装置管理コンピュータ101〜とロット管理
コンピュータ301〜の間のデータ通信によって最適な
作業計画がなされ、最適な作業がなされる。
【0063】作業工程に変化があった場合について説明
する。作業工程を変化し、装置E1〜及びロットL1〜
の配置を変化させ場合、それに付属した装置管理コンピ
ュータ101〜及びロット管理コンピュータ301〜の
配置も変化する。基礎データ管理コンピュータ501に
保持されている基本的な作業手順及び作業条件(レシ
ピ)の内容を修正すればよく、装置管理コンピュータ1
01、作業者管理コンピュータ201〜及びロット管理
コンピュータ301〜に保持されているデータ及びプロ
グラムを修正する必要はなく、そのまま使用することが
できる。
【0064】装置E1〜及びロットL1〜の配置を変化
させることなく、作業工程の一部を変化させる場合に
は、その装置E1〜及び装置管理コンピュータ101又
はロットL1〜及びロット管理コンピュータ301〜の
内容を変化させればよく、他の部分はそのままでよい。
【0065】また、作業工程の一部を他の場所又は他の
工場に移転さた場合でも、基礎データ管理コンピュータ
501に保持されている基本的な作業手順及び作業条件
(レシピ)の内容の一部を除去又は修正すればよく、3
つの管理コンピュータ101〜、201〜、301〜の
内容を修正する必要はない。
【0066】以上本発明の実施の形態について詳細に説
明したが、本発明はこれらの例に限定されることなく特
許請求の範囲に記載された発明の範囲にて様々な変更等
が可能であることは当業者にとって理解されよう。
【0067】
【発明の効果】本発明によると、中央集中型ではなく複
数分散型の工程管理によって、多品種変動型の工程を適
切に且つ効率的に管理することができる利点を有する。
【0068】本発明によると、装置、ロット及び作業者
の各々に対してそれを管理する管理コンピュータが割り
当てられているから、工程の変化等に容易に且つ迅速に
対応することができる利点を有する。
【0069】本発明によると、中央集中型ではなく複数
分散型の工程管理によって全工程を管理するから、1つ
のコンピュータの機能が何らかの原因で停止した場合で
も、全工程を停止する必要がない利点を有する。
【0070】本発明によると、中央集中型ではなく複数
分散型の工程管理によって工程を管理するから、工程の
一部の変更や、工程の一部の削除等に容易に且つ迅速に
対応することができる利点を有する。
【0071】本発明によると、中央集中型ではなく複数
分散型の工程管理によって工程を管理するから、管理シ
ステムの規模は工程全体の規模又は生産高に対応してい
るから、管理システムの投資を必要最低限に抑えること
ができる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による工程管理システムの概略を示す図
である。
【図2】本発明によるロット管理システムの例を示す図
である。
【図3】本発明による装置管理システム及び作業者管理
システムの例を説明するための説明図である。
【図4】属性データの内容を説明するための説明図であ
る。
【図5】本発明によるロット管理システムの例を説明す
るための説明図である。
【図6】本発明によるロット作業に開始を説明するため
の説明図である。
【図7】本発明によるロット作業に終了を説明するため
の説明図である。
【図8】本発明によるロットの測定データの入力を説明
するための説明図である。
【図9】本発明による緊急事態の発生及びその対応措置
を説明するための説明図である。
【図10】本発明によるメンテナンスの判定を説明する
ための説明図である。
【図11】本発明によるメンテナンスの実施を説明する
ための説明図である。
【符号の説明】
100 装置管理システム 、101〜 装置管理コン
ピュータ 、200 作業者管理システム 、201〜
作業者管理コンピュータ 、300 ロット管理シス
テム 、301〜 ロット管理コンピュータ 、500
基礎データ管理システム 、501〜 基礎データ管
理コンピュータ 、600 通信装置又は通信網

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の装置の各々に対応して設けられ該
    装置の属性データを有する装置管理コンピュータと、複
    数のロットに対応して設けられ該ロットの属性データを
    有するロット管理コンピュータと、上記コンピュータの
    間をデータ交換可能に接続する通信装置とを有し、上記
    装置及び上記ロットは対応する上記装置管理コンピュー
    タ及び上記ロット管理コンピュータによって管理される
    ように構成された工程管理装置。
  2. 【請求項2】 基本的な作業手順及び作業条件を含む基
    礎データを有する基礎データ管理コンピュータが設けら
    れ、該基礎データ管理コンピュータは上記通信装置を介
    して上記装置管理コンピュータ及び上記ロット管理コン
    ピュータに接続されていることを特徴とする請求項1記
    載の工程管理装置。
  3. 【請求項3】 作業者の属性データを有する作業者管理
    コンピュータが該作業者に対応して設けられ該作業者管
    理コンピュータは上記通信装置を介して上記装置管理コ
    ンピュータ及び上記ロット管理コンピュータに接続され
    ていることを特徴とする請求項1又は2記載の工程管理
    装置。
  4. 【請求項4】 上記ロットの作業が上記装置によって実
    施されると同時に各種の測定データが上記装置管理コン
    ピュータ及び上記ロット管理コンピュータに送信される
    ように構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    工程管理装置。
  5. 【請求項5】 上記装置管理コンピュータは、対応する
    上記装置に発生した異変又は緊急事態とそれに対する対
    応措置を管理するように構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の工程管理装置。
  6. 【請求項6】 上記装置管理コンピュータは、対応する
    上記装置のメンテナンスを管理するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の工程管理装置。
  7. 【請求項7】 上記ロットの作業が作業計画に対して遅
    れ又は進んでいるときは上記装置管理コンピュータ又は
    上記ロット管理コンピュータの表示部に遅れ又は進みを
    指示するメッセージが表示されるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の工程管理装置。
  8. 【請求項8】 複数の装置の各々に対応して設けられた
    装置管理コンピュータによって該装置を管理すること
    と、複数のロットの各々に対応して設けられたロット管
    理コンピュータによって該ロットを管理することと、上
    記コンピュータの間にてデータ交換をすることとを含む
    工程管理方法。
  9. 【請求項9】 基礎データ管理コンピュータによって全
    工程の基本的な作業手順及び作業条件を管理すること
    と、を含むことを特徴とする請求項8記載の工程管理方
    法。
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