JPH0911092A - 生産支援システムおよび生産設備用インテリジェントインタフェース - Google Patents

生産支援システムおよび生産設備用インテリジェントインタフェース

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JPH0911092A
JPH0911092A JP15340995A JP15340995A JPH0911092A JP H0911092 A JPH0911092 A JP H0911092A JP 15340995 A JP15340995 A JP 15340995A JP 15340995 A JP15340995 A JP 15340995A JP H0911092 A JPH0911092 A JP H0911092A
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JP15340995A
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Toshihiro Morii
敏博 森井
Takemasa Iwasaki
武正 岩崎
Hide Kobayashi
秀 小林
Masao Sakata
正雄 坂田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】生産ラインの能力向上のために、生産支援シス
テムに施される、機能の変更や拡張に短期間、低工数で
対応可能となる。 【構成】複数の生産設備115〜122を備える生産ラ
インによる製品の生産を、各生産設備を制御することに
より支援する制御機構101〜106を備え、生産設備
ごとに、該生産設備に対応するインテリジェントI/F
107〜114を備える。インテリジェントI/Fは、
対応する生産設備に関する情報を保持する記憶手段12
3〜130と、対応する生産設備における設備状況を検
出し、該状況を示す情報を記憶手段に格納する手段、お
よび、制御機構からの要求を受け付け、該記憶手段の保
持する情報を要求元に通知する手段を有する演算手段と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の工程を含むプロ
ジェクトの管理・制御システムに係り、特に製品の生産
ラインを管理・制御する生産支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】生産ラインの能力向上のためには、生産
支援システムに施される、設備制御仕様の拡張や変更、
ライン運用の拡張や変更、及び生産情報の管理仕様等の
拡張や変更を、短期間、低工数で実現する必要がある。
そこで、従来より、生産支援システムが用いられてい
る。
【0003】従来より用いられている生産支援システム
の構成を、生産設備206〜213により構成される生
産ラインの管理を支援する場合を例にして、図2に示
す。従来の生産支援システム200は、全ラインのワー
クの進捗と工程フローを管理する進度管理システム20
1と、ワークの製造条件、品質データを管理するプロセ
ス管理システム202と、設備の健康状態を管理する設
備診断システム203とを備える。
【0004】また、進度管理システム201は、進度管
理用のデータを保持する記憶装置214を備え、プロセ
ス管理システム202は、プロセス管理用のデータを保
持する記憶装置215を備え、設備診断システム203
は設備診断用のデータを保持する記憶装置216を備え
る。
【0005】なお、これらのシステム以外にも、必要に
応じて、他の情報管理システムを追加する場合がある。
例えば、図2に示した構成例では、2つの工程管理シス
テム204,205が設けられている。工程管理システ
ム204は、4台の生産設備206〜209に接続され
ており、工程管理システム205は、4台の生産設備2
10〜213に接続されている。工程管理システム20
4,205は、それぞれ、接続された生産設備の健康状
態と連動した高度なスケジューリングと、工程内設備群
と搬送ハードの制御とを行い、さらに、設備群から収集
した情報を、情報の種類に応じて、進度管理システム2
01、プロセス管理システム202、および設備診断シ
ステム203に転送する。
【0006】従来の生産支援システムは次のような特徴
がある。 (1)体系化されたデータストア(データの保管場所)
は基本的に上位の情報管理システムが備えている。 (2)工程管理システムに要求される機能として次があ
る。 ・各設備のオンライン制御機能。 ・搬送ハード制御、搬送スケジューリング機能。 ・工程内の生産スケジュールと設備群の運用管理機能。 ・設備から収集したデータを上位情報管理システムに提
供する機能。
【0007】このような従来の生産支援システムには、
例えば、特開平3-214743号公報記載の半導体装置の製造
システムや、特開昭60-263208号公報記載のファクトリ
ーオートメーションシステムや、特開平4-205306号公報
記載の生産設備管理装置の特開平1-234143号公報記載の
フレキシブル生産システムがある。
【0008】
【本発明が解決しようとする課題】しかし、このような
従来の生産支援システムでは、つぎのような問題があ
る。 (1)体系化されたデータストアを上位の情報管理シス
テム側に置く構成のため、情報収集系の開発やローカル
な仕様変更、拡張に合わせて、情報管理系の冗長な開発
や仕様変更、拡張が必要となる。これは、例えば、半導
体製造ラインのウエーハ処理設備に組み込む優秀なセン
サが開発されても、肝心なプロセスの制御モデルが解明
されていないため、センサから収集するデータの活用を
支援するシステムの開発を何段階にも分ける必要がある
場合がある。
【0009】(2)工程管理システムが利用しない情
報、制御信号が工程管理システムを介して転送される。
このため工程管理システム自身が利用しない情報、制御
信号の仕様変更、拡張のために、工程管理システムの改
造が必要となる。
【0010】(3)工程管理システムのソフトウエア
は、搬送制御や、全ラインのトラッキングデータの瞬時
把握等の高速処理が要求されるため、アプリケーション
開発に特殊な技術が必要とされ、コーディングも複雑と
なる。このアプリケーション上に複雑な論理判断を必要
とする機能が搭載されるため、工程管理システムのソフ
トウエアは非常に複雑なものとなる。このため工程管理
システムのソフトウエアは変更、拡張工数が、極めて大
きいものとなっている。それにもかかわらず、工程管理
システムには拡張、変更の頻度が高い機能が集中してい
る。
【0011】そこで、本発明は、上述した従来技術の問
題を解決し、生産仕様やシステムの変更、拡張に柔軟に
対応できる生産支援システムを提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、複数の生産設備を備える生産ラインに
よる製品の生産を、上記各生産設備を制御することによ
り支援する制御機構を備え、少なくとも一部の上記生産
設備ごとに、それぞれ、該生産設備に対応するインテリ
ジェントインタフェースを備える生産支援システムと、
該インテリジェントインタフェースとが提供される。
【0013】本発明のインテリジェントインタフェース
は、対応する生産設備に関する情報を保持する記憶手段
と、該記憶手段に保持する情報を管理する演算手段とを
備え、該演算手段は、対応する生産設備における設備状
況を検出し、該状況を示す情報を憶手段に格納する格納
手段と、制御機構からの要求を受け付け、該記憶手段に
保持している上記情報を該要求元に通知する通知手段と
を備える。
【0014】本発明のインテリジェントインタフェース
の記憶手段は、一以上の処理対象を含むロットに関する
情報を保持するためのロット記憶領域と、処理対象に関
する情報を保持するための処理対象記憶領域と、処理対
象の処理手順に関する情報を保持するためのプロセス記
憶領域と、処理方法に関する情報を保持するためのレシ
ピ記憶領域とを備えることが望ましい。
【0015】また、この本発明のインテリジェントイン
タフェースの演算手段は、上記各記憶領域の作成手段
と、連結手段とを備えることが望ましい。
【0016】作成手段には、生産設備により処理すべき
処理対象および/またはロットの通知を受け付ける手段
と、処理対象の通知を受け付けると、該処理対象に関す
る処理対象記憶領域が記憶手段に保持されていなけれ
ば、該処理対象に関する処理対象記憶領域を記憶手段に
作成する手段と、ロットの通知を受け付けると、該ロッ
トに関するロット記憶領域が上記記憶手段に保持されて
いなければ、該ロットに関するロット記憶領域を記憶手
段に作成する手段とがある。
【0017】さらに、作成手段には、生産設備により処
理する処理対象の処理順を示す情報と処理方法を示す情
報との通知を受け付ける手段と、処理方法を示す情報の
通知を受け付けると、該処理方法に関するレシピ記憶領
域が上記記憶手段に保持されていなければ、該処理方法
を示す情報に対応してあらかじめ定められた内容を保持
するレシピ記憶領域を、記憶手段に作成する手段と、処
理順を示す情報の通知を受け付けると、該処理順とレシ
ピ記憶領域に保持された情報をもとに、上記プロセス記
憶領域を、記憶手段に作成する手段とがある。
【0018】また、連結手段は、通知された処理対象に
関して作成した処理対象記憶領域と、該処理対象の含ま
れる上記ロットに関する情報を保持するロット記憶領域
と、該処理対象の処理手順に関する情報を保持するプロ
セス記憶領域と、該処理対象の処理方法に関する情報を
保持するレシピ記憶領域とを連結する手段である。
【0019】
【作用】従来技術の問題点を解決するためには、つぎの
(1)〜(3)の課題を解決する必要がある。 (1)十分に設計された体系を持つデータストアを情報
収集系に近い位置に置く。 (2)工程管理システムをデータや制御信号の転送経路
として使用しない。 (3)高速処理専用のサブシステムを設け、工程管理シ
ステムの機能を実現するための処理のうち、高速処理が
要求されるものをこれに移す。
【0020】そこで、本発明の生産支援システムでは、
生産設備ごとにインテリジェントインタフェース(I/
Fと略す)を設けて、上記課題を解決する。
【0021】本発明の生産支援システムのシステム構成
例を、生産設備115〜122により構成される生産ラ
インの管理を支援する場合を例にして、図1に示す。本
発明の生産支援システム100は、全ラインのワークの
進捗と工程フローを管理する進度管理システム101
と、ワークの製造条件、品質データを管理するプロセス
管理システム102と、設備の健康状態を管理する設備
診断システム103とを備える。
【0022】なお、これらのシステム101〜103以
外にも、必要に応じて、他の情報管理システムを追加す
る場合がある。例えば、図1に示した構成例では、2つ
の工程管理システム104,105と、リアルタイム制
御サーバ106と、インテリジェントI/F107〜1
14とが設けられている。
【0023】工程管理システム104,105は、それ
ぞれ、生産設備115〜118または生産設備119〜
122の健康状態と連動した高度なスケジューリング
と、工程内設備群の運用を実行する工程管理システムで
ある。
【0024】リアルタイム制御サーバ106は、工程管
理システム104,105の指示を受けて、生産ライン
におけるワークの搬送機構の制御や、ライン全体のトラ
ッキングデータの瞬時把握等、高い負荷を後続で実行す
るサーバである。
【0025】インテリジェントI/F107〜114
は、1台の生産設備115〜122ごとに1台備えられ
ている。各インテリジェントI/F107〜114は、
進度管理システム101、品質管理システム102、設
備管理システム103、工程管理システム104,10
5、およびリアルタイム制御サーバ106等の上位シス
テムの指示により、個々の生産設備の制御を実行し、さ
らに、着工実績データと設備の健康状態の管理に必要な
データを収集管理し、上位システムやライン内の作業者
の要求に応じてこれらのデータを提供する。なお、イン
テリジェントI/F107〜114は、それぞれ、進度
管理用、プロセス管理用、および設備診断用等のデータ
を保持する記憶装置123〜130を備える。
【0026】本発明の生産支援システムでは、各生産施
設に関する進度管理用、プロセス管理用、および設備診
断用等のデータを、各生産施設ごとに独立して、異なる
記憶装置123〜130に保持し、それぞれ独立したイ
ンテリジェントI/F107〜114により管理するた
め、情報収集系の開発やローカルな仕様変更、拡張に合
わせた、情報管理系の冗長な開発や仕様変更、拡張が不
要である。また、本発明の生産支援システムによれば、
システムに要求される高速処理能力を低下させることな
く、システムの変更や拡張を容易に行うことができる。
【0027】また、本発明では、従来技術では複数のデ
ータベース分散して保持されていた、作業対象ごとの情
報、作業対象のまとまりであるロットごとの情報、およ
び処理プロセスに関する情報を、生産設備ごとに、リン
クされたテーブルによりひとつにまとめて一元管理す
る。従って、本発明によれば、これらのデータのいずれ
をキーにしても、リンクを介して他の情報を検索するこ
とができ、サーバは、検索のみに必要なデータを要求す
る必要がなく、サーバおよび通信の負荷を軽減すること
ができる。
【0028】さらに、本発明では、データの発生源であ
る生産設備ごとに、該設備から発生したデータを記憶す
る手段、すなわちインテリジェントI/Fを設けた。従
って、本発明では、従来技術では非常に大量であったサ
ーバの保存、管理する情報を、各生産設備ごとのインテ
リジェントI/Fに分散することにより、サーバおよび
インテリジェントI/Fの各記憶手段に保持されるデー
タ量を削減することができる。また、データを発生源ご
とインテリジェントI/Fにより保存、管理することに
より、データ管理のための排他制御が不要となり、処理
を単純にできるとともに、排他制御にともなう負荷をな
くすことができる。
【0029】
【実施例】以下本発明を半導体ウエーハの処理を行う半
導体製造ラインに適用した場合の実施例について説明す
る。本実施例のシステム全体の構成を図3に示す。
【0030】A.ハードウエア構成 本実施例の生産支援システムによる処理対象の生産ライ
ンは、図3に示すように、生産設備として、ウエーハ処
理設備a(バッチ処理設備)311と、ウエーハ処理設
備b(枚葉処理設備)312と、ウエーハ処理設備c
(外付けセンサ付き枚葉処理設備)313と、検査装置
314とを備え、さらに、ウエーハを各生産設備311
〜314に搬送する搬送機構306とを備える。
【0031】本実施例の生産支援システムは、生産ライ
ンの運転に必要な情報を管理する情報管理システムとし
て、全ラインのワークの進捗と工程フローを管理する進
度管理システム301と、ワークの製造条件、品質デー
タを管理するプロセス管理システム302と、設備の健
康状態を管理する設備診断システム303と、操作指示
の入力および稼働状況等を示す情報の出力のためのマン
/マシンシステム315とを備える。
【0032】さらに、必要に応じて追加される情報管理
システムとして、本実施例の生産支援システムは、設備
311〜314群の健康状態と連動した高度なスケジュ
ーリングと設備運用を実行する工程管理システム304
と、高い負荷を伴うリアルタイム制御を工程管理システ
ムからの指示で実行するリアルタイム制御サーバ305
とを備える。このリアルタイム制御サーバ305の行う
リアルタイム制御には、搬送機構制御サーバとしてのワ
ークの搬送機構306の制御や、設備状況把握サーバと
してのライン全体のトラッキングデータの瞬時把握等が
含まれる。各情報管理システム301〜305は、高速
通信回線316を介して接続され、ネットワークを形成
している。
【0033】これらの情報管理システムに加えて、本実
施例の生産支援システムは、個々の生産設備311〜3
14ごとに、インテリジェントI/F307〜310を
備える。ウエーハ処理設備a311は、インテリジェン
トI/F−a307を介し、ウエーハ処理設備b312
は、インテリジェントI/F−b308を介し、ウエー
ハ処理設備c313は、インテリジェントI/F−c3
09を介し、検査装置314は、インテリジェントI/
F−d310を介し、それぞれ上記ネットワークに接続
されている。
【0034】インテリジェントI/F307〜310
は、情報管理システム、工程管理システム、リアルタイ
ム制御サーバ305等の上位システムの指示により、個
々の設備311〜314の制御を実行し、また着工実績
データと設備の健康状態の管理に必要なデータを収集管
理し、上位システムやライン内の作業者の要求に応じて
これらのデータを提供する、インテリジェントI/Fで
ある。なお、インテリジェントI/F−b308は、枚
葉処理設備312の装置本体に組み込まれている。
【0035】本実施例では、各情報管理システム301
〜305、各インテリジェントI/F307〜310お
よびマン/マシンシステム315は、図10に示すよう
に、それぞれ、主記憶装置1001、中央演算処理装置
(CPU)1002、入出力装置1003、および外部
記憶装置1004を備える情報処理装置1000であ
る。
【0036】B.コマンド、イベントおよびアラーム つぎに、ネットワーク316を介して授受される、イン
テリジェントI/F307〜310およびリアルタイム
制御サーバ305の制御のための制御コマンドと、イン
テリジェントI/F307〜310およびリアルタイム
制御サーバ305に状況を通知するためのイベントおよ
びアラームとについて説明する。
【0037】まず、表1に、本実施例におけるインテリ
ジェントI/F307〜310の制御コマンドと、その
フォーマットとを示す。また、表2に、これらの制御コ
マンドに対してインテリジェントI/F307〜310
が発行する応答のフォーマットを示す。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】なお、ここで、「ON/OFF」は、「ON」また
は「OFF」が記述されることを意味し、「ON」はオンラ
イン指示であることを、「OFF」はオフライン指示であ
ることを、それぞれ示す。「recipeID」はレシピの識別
子を示し、「workID」はワーク(作業対象)の識別子を
示し、「prosessID」は指示対象の処理の識別子を示
す。また、typeは登録する(または登録した)ワークの
処理タイプを示し、「n」は該ワークに含まれるウエー
ハの枚数を示す。「fileID」はファイルの識別子を、
「getfileID」は転送先のファイル識別子を、「sendfil
eID」は転送元のファイル識別子を、それぞれ表し、「e
ventID」はイベントに付された識別子を示す。「OK」は
指示された処理の実行の正常終了を意味する識別符号を
示し、「NG_ID」は指示された処理の実行の異常終了に
対してあらかじめ定められた識別符号を示す。また、
「fileID/NG_ID」は、上述のファイル識別子および異常
終了識別符号のいずれかが記述されることを意味する。
【0041】さらに、表3に、本実施例におけるインテ
リジェントI/F307〜310の発行するイベントお
よびそのフォーマットを示し、表4に、インテリジェン
トI/F307〜310の発行するアラームおよびその
フォーマットを示す。
【0042】
【表3】
【0043】
【表4】
【0044】ここで、「TimeStamp」はタイムスタンプ
を、「status_ID」は状況ごとにあらかじめ定められた
識別符号を、「loaderID」は設備ローダの識別子を、
「chamberID」は設備チャンバの識別子を、「alarmID」
は警報の内容ごとにあらかじめ定められた識別符号を、
それぞれ表す。
【0045】インテリジェントI/F307〜310の
制御コマンドは標準化されており、実際の設備個々の制
御と運用はインテリジェントI/F307〜310が実
行する。また、インテリジェントI/F307〜310
の制御コマンドは、インテリジェントI/F307〜3
10内で管理されるファイルデータの操作と、上位シス
テムへのファイルデータの転送とを、インテリジェント
I/F307〜310に実行させるためのコマンドであ
る。インテリジェントI/F307〜310の発行する
イベントおよびアラームは、各設備306〜314にお
いて発生した状況を、複数の上位システムに高速で転送
するために用意されている。なお、ここで、インテリジ
ェントI/F307〜310の上位システムとは、進度
管理システム301、プロセス管理システム302、設
備管理システム303、工程管理システム304、およ
びリアルタイム制御サーバ305をいう。
【0046】また、表5に、本実施例におけるリアルタ
イム制御サーバ305の制御コマンドと、そのフォーマ
ットとを示す。さらに、表6に、これらの制御コマンド
に対してリアルタイム制御サーバ305が発行する応答
のフォーマットを示す。
【0047】
【表5】
【0048】
【表6】
【0049】ここで、「from」は搬送元の設備の識別符
号を、「to」は搬送先の設備の識別符号を、「jobID」
はジョブ(作業)の識別子を、それぞれ表す。
【0050】また、本実施例におけるリアルタイム制御
サーバ305の発行するイベントおよびそのフォーマッ
トを表7に示し、リアルタイム制御サーバ305の発行
するアラームおよびそのフォーマットを表8に示す。
【0051】
【表7】
【0052】
【表8】
【0053】リアルタイム制御サーバ305の制御コマ
ンドは、搬送機構306の制御のための制御信号の発行
等を、リアルタイム制御サーバ305に実行させるため
のコマンドである。リアルタイム制御サーバ305のイ
ベントおよびアラームは、搬送機構306で発生した状
況を複数の上位システムに高速で転送するために用意さ
れている。なお、ここで、リアルタイム制御サーバ30
5の上位システムとは、進度管理システム301、プロ
セス管理システム302、設備管理システム303、お
よび工程管理システム304をいう。
【0054】本実施例では、これらの、インテリジェン
トI/F307〜310およびリアルタイム制御サーバ
305の制御コマンド、イベント、およびアラームは、
工程管理システムや情報系管理システムによって使用さ
れる。しかし、他のシステム、例えば制御コマンド発行
専用のマンマシン/システム315から、これらのコマ
ンドを使用することもできる。
【0055】C.ファイル構成 つぎに、本実施例において用いられるファイルの構成
を、枚葉処理設備用ファイル構成を例にとって説明す
る。
【0056】本実施例では、作業対象のウエーハを複数
枚まとめて作業単位(ワーク)とする。このワークに関
する情報を保持するためのファイルとして、図7に示す
ワークファイル701がある。また、枚葉処理設備31
2,313では、実際の処理はワーク単位ではなく、ワ
ークに含まれるウエーハごとに行われる。そこで、枚葉
処理設備用のファイル構成では、該ウエーハに関する情
報を保持するためのファイルとして、ウエーハファイル
702を備える。
【0057】さらに、本実施例のシステムは、図8に示
すように、各ウエーハの処理プロセスの内容を保持する
ためのプロセスファイル703と、設備の状態履歴を保
持するためのログファイル704と、あらかじめ定めら
れたプロセスの手順びレシピを保持するためのレシピフ
ァイル705と、処理に仕様される装置の稼働状況を保
持するための装置立ち上げ記録ファイル706と、各処
理装置に付属している測定機器に関する情報を保持する
ための付属測定機器ファイル707とを備える。付属測
定機器ファイル707は、第1の付属測定機器ファイル
707aと、第2の付属測定機器ファイル707bとの
2種類が備えられている。
【0058】これらのファイル701〜707は、イン
テリジェントI/F−b308およびインテリジェント
I/F−c309の主記憶装置1001上に作成され、
外部記憶装置1004に保持され、さらに、必要に応じ
て主記憶装置1001に読み込まれて、検索、更新され
る。
【0059】ワークファイル701は、図7に示すよう
に、その示すワークに含まれるウエーハの枚数分だけ、
ファイル名を保持するためのウエーハファイル名格納領
域7011を備え、さらに、該ワークのロット番号およ
び該ワークに関する詳細なデータを保持するための備考
格納領域7012を備える。
【0060】ウエーハファイル702は、図7に示すよ
うに、ワークファイル名を保持するためのワークファイ
ル名格納領域7021と、プロセスを登録するためのプ
ロセスファイル703のファイル名を保持するためのプ
ロセスファイル名格納領域7022と、ウエーハ番号お
よびその他のデータを保持するためのウエーハ番号格納
領域7023とを備える。
【0061】プロセスファイル703は、図7に示すよ
うに、該ファイル703の保持するプロセス情報がどの
ウエーハの処理プロセスに関するものであるか示すため
に、該ウエーハに関する情報を保持するウエーハファイ
ル702のファイル名を保持するためのウエーハファイ
ル名格納領域7031を備える。さらに、プロセスファ
イル703は、図8に示すように、該処理プロセスのレ
シピの登録されているレシピファイル705のファイル
を保持するためのレシピファイル名格納領域7032
と、該処理プロセスの実施状況を保持するログファイル
704のファイル名を保持するためのログファイル名格
納領域7033と、該プロセスにおいて使用される付属
測定機器に関する情報を保持する付属測定機器ファイル
707のファイル名を保持するための付属測定機器ファ
イル名格納領域7034と、該プロセスに関する詳細な
情報を保持するための備考格納領域7035とを備え
る。付属測定機器ファイル名格納領域7034は、第1
の付属測定機器ファイル707aのための格納領域と、
第2の付属測定機器ファイル707bのための格納領域
との2つの領域が用意されている。
【0062】なお、本実施例では、各インテリジェント
I/F307〜310は、それぞれ、管理する設備にお
いて行われるプロセスの登録されたプロセスマスターフ
ァイル(図示せず)を外部記憶装置1004に備え、プ
ロセスファイル703は、このプロセスマスターファイ
ルの保持する内容をもとに、主記憶装置1001に作成
される。
【0063】ログファイル704は、図8に示すよう
に、設備の状況のログを記憶するためのファイルであ
り、該ログの採取された時刻を保持するための時刻格納
領域7041と、該時刻における状態を保持するための
状態格納領域7042と、該ログの採取されたプロセス
の登録されているプロセスファイル703のファイル名
を保持するためのプロセスファイル名格納領域7043
と、具体的状況等の詳細データを保持するためのデータ
格納領域7044とを備える。
【0064】レシピファイル705は、図8に示すよう
に、いずれのプロセスのレシピであるかを示すために、
該プロセスの登録されているプロセスファイル703の
ファイル名を保持するためのプロセスファイル名格納領
域7051と、レシピ番号やレシピの具体的内容を保持
するためのレシピデータ格納領域7052とを備える。
プロセスファイル名格納領域7051は、該レシピファ
イル705に登録されたレシピを使用するプロセスの数
(すなわち、プロセスファイル703の数)だけ用意さ
れる。
【0065】装置立ち上げ記録ファイル706は、図8
に示すように、処理に仕様される装置の稼働状況を登録
するためのファイル706であり、該装置について採取
されたログの登録されているログファイル704のファ
イル名を保持するためのログファイル名格納領域706
1と、該装置に付属する付属測定機器の付属測定機器フ
ァイル707のファイル名を保持するための付属測定機
器ファイル名格納領域7062と、該装置に関する詳細
な情報を保持するためのデータ格納領域7063とを備
える。付属測定機器ファイル名格納領域70621は、
第1の付属測定機器ファイル707aのための格納領域
と、第2の付属測定機器ファイル707bのための格納
領域との2つの領域が用意されている。
【0066】付属測定機器ファイル707は、図8に示
すように、第1の付属測定機器ファイル707aおよび
第2の付属測定機器ファイル707bのいずれも同様の
データ構造を備え、該ファイルに登録される測定機器の
詳細な情報を保持するためのデータ格納領域7071を
有する。
【0067】なお、ワークごとの処理のためのファイル
構成では、ウエーハファイル702を省略することがで
きる。この場合、ワークファイル701は、ウエーハフ
ァイル名格納領域7011の代わりに、プロセスファイ
ル名格納領域(図示せず)を備える。また、この場合、
プロセスファイル703は、ウエーハファイル名格納領
域7031の代わりに、ワークファイル名格納領域(図
示せず)を備える。
【0068】D.システムの動作 つぎに、システムの動作を、つぎ(1)〜(4)の基本
的な4例を用いて説明する。
【0069】(1)全設備トラッキングデータの把握 まず、全設備トラッキングデータの把握方法について、
図4および図11を用いて説明する。なお、全設備トラ
ッキングデータの把握処理における信号の授受を図4に
示し、工程管理システム304およびリアルタイム制御
サーバ305の処理の流れを図11に示す。図11にお
いて、実線は処理の流れを、点線の矢印は信号の流れを
示す。
【0070】まず、工程管理システム304が、リアル
タイム制御サーバ305へ、つぎのコマンド(信号4
1)を発行する(ステップ1101)。 command_AllEquipment_TrackingData() このコマンドは、全設備のトラッキンデータを要求する
制御コマンドである。
【0071】回線316を介してこのコマンドを受け付
けたリアルタイム制御サーバ305は、各インテリジェ
ントI/F307〜310のそれぞれに対して、つぎの
コマンド(信号42)を発行する(ステップ111
1)。 command_TrackingData(event3) このコマンドは、設備の( )内に記述されたイベント
に関するトラッキングデータを要求する制御コマンドで
ある。なお、event3は、設備のローダ状態を通知するイ
ベントである。
【0072】この制御コマンドを回線316を介して受
け付けた各インテリジェントI/F307〜310は、
それぞれ、その管理する設備311〜314へ、ローダ
状態通知要求(信号43)を発行し、現在の設備のロー
ダ状態を取得する(ステップ1121)。
【0073】つぎに、インテリジェントI/F307〜
310は、それぞれ、リアルタイム制御サーバ305
へ、その管理する設備311〜314のローダ状態を示
すイベント(信号44)を発行する(ステップ112
2)。ここで発行されるイベントとしては、例えば、 event_loader_status('94:09:12:23:45,loadno1,on,wor
k1) がある。これは、タイムスタンプ「'94:09:12:23:45」に
より表される時刻において、識別子「loadno1」で表され
る設備が、「on」で表される状態すなわち作動中であり、
識別子「work1」で表されるロットの処理中であることを
通知するイベントである。また、 event_loader_status('94:09:12:23:45,loadno2,off,) というイベントが発行されたとすれば、これは、タイム
スタンプ「'94:09:12:23:45」により表される時刻におい
て、識別子「loadno2」で表される設備が、「off」で表され
る状態すなわち作動停止中であることを通知するイベン
トである。
【0074】回路316を介してこのイベントの通知を
受けたリアルタイム制御サーバ305は、自らの備える
トラッキングデータファイル(図示せず)に、通知され
た各設備のトラッキングデータを記録する(ステップ1
112)。
【0075】なお、リアルタイム制御サーバはすべての
インテリジェントI/F307〜310に対する上述し
たステップ2、4、5の処理を、高速で並行に実行す
る。図2では、例として、バッチ処理設備用インテリジ
ェントI/F−a307へのコマンド(信号42)発行
(ステップ2)および同インテリジェントI/F−a3
07からのイベント(信号44)発行のみ、別々の矢印
として図示したが、図が繁雑になるのを避けるため、残
りのインテリジェントI/F308〜310に対する信
号42および44は、一本の矢印として省略した形で表
示した。
【0076】つぎに、リアルタイム制御サーバ305
は、工程管理システム304に対し、ステップ1で受け
付けたの制御コマンドの応答として、ライン内設備の全
トラッキングデータを記録したトラッキングデータファ
イルのIDを、つぎのようなフォーマット(信号46)
で通知する(ステップ1113)。 answer_AllEquipment_TrackingData('94:09:12:23:51,f
ile_t1) この応答は、タイムスタンプ「'94:09:12:23:51」により
表される時刻におけるライン内設備の全トラッキングデ
ータが、識別子「file_t1」で表されるファイルに記録さ
れていることを示す。
【0077】この通知を受けた工程管理システム304
は、リアルタイム制御サーバ305に対し、つぎのコマ
ンド(信号47)を発行する(ステップ1102)。 command_FileData_get(file_t1) このコマンドは、識別子「file_t1」で表されるファイル
に保持されたデータの転送要求のための制御コマンドで
ある。
【0078】このファイルデータ取得要求47を受けた
リアルタイム制御サーバ305は、工程管理システム3
04へ、ファイル「file_t1」の内容(信号48)を、
回線316を介して転送する(ステップ1114)。
【0079】ファイル内容の転送を受けた工程管理シス
テム304は、ファイル「file_t1」に保持され
たデータと、工程管理システム304自身が時刻「’9
4:09:12:23:51」以降に取得した設備イベ
ントとを併合し、工程管理システム304の備える記憶
手段に記録して、全ラインのトラッキングデータ収集作
業を完了する(ステップ1103)。
【0080】(2)ワークの搬送制御 つぎに、ワーク(作業対象のロット)の搬送制御方法に
ついて、図5および図12を用いて説明する。なお、ワ
ークの搬送制御処理における信号の授受を図5に示し、
工程管理システム304、リアルタイム制御サーバ30
5、およびインテリジェントI/F307〜310の処
理の流れを図12に示す。図12において、実線は処理
の流れを、点線の矢印は信号の流れを示す。
【0081】まず、工程管理システム304が、リアル
タイム制御サーバ305に対して、ロットの搬送を指示
する(ステップ1201)。例えば、識別子「Equopmen
t1」により表される枚葉処理設備312から、識別子
「Equipment2」により表されるバッチ処理設備311へ
の、識別子「work1」で表されるロットの搬送の場合、
この指示は、つぎの制御コマンド(信号51)を通知す
ることにより行われる。 command_transport(work1,Equipment1,Equipment2) このコマンドは、「Equipment1」から「Equipment2」へ
の「work1」の搬送を指示する制御コマンドである。
【0082】この搬送指示コマンドの通知を受けたリア
ルタイム制御サーバ305は、指示された搬送にジョブ
識別子をセットして、応答(信号52) answeer_transport(work1,Equipment1,Equipment2,job
1) を工程管理システム304に返信し(ステップ121
1)、搬送処理の開始を搬送機構316に指示する(ス
テップ1212)。なお、ここでは、例として、ジョブ
識別子を「job1」としている。
【0083】リアルタイム制御サーバ305は、複数の
搬送指示を受けた場合も、各搬送の干渉が最低になるよ
うに搬送を管理する手段を有する。しかし、搬送がなん
らかの障害で失敗した場合は、その時点でのトラキング
データを取得し、工程管理システム304またはマンマ
シンシステム315に、警報として表8に示したアラー
ムを通知する。これを受け付けた工程管理システム30
4は、警報に対してあらかじめ定められた処置を実行す
る。また、マンマシンシステム315がこの警報を受け
付けた場合、マンマシンシステム315は、警報内容を
表示し、処置の指示を受け付ける。なお、図5および図
12では、このようなエラー処理についての図示は省略
した。
【0084】搬送の実行により、設備311のローダに
ロットが搭載されると、設備311からインテリジェン
トI/F−a307に対して、その旨が通知(信号5
3)される。この通知を受けたインテリジェントI/F
−a307は(ステップ1221)、設備ローダ状態を
示すイベント(信号54) event_loader_status('94:09:12:24:17,load1,on,work
1) を、回線316を介して、リアルタイム制御サーバ30
5、工程管理システム304、および進度管理システム
301に通知する(ステップ1222)。このイベント
は、タイムスタンプ「'94:09:12:24:17」により表され
る時刻において、識別子「load1」で表される設備が作
動中であり、識別子「work1」で表されるロットの処理
中であることを意味する。
【0085】このイベントの通知を受けたリアルタイム
制御サーバ305は、ワークの搬送処理を完了を搬送機
構306に通知し(ステップ1213)、工程管理シス
テム304へ、搬送完了を示すイベント(信号55) event_transport_complete('94:09:12:24:20,job1) を、回線316を介して通知する(ステップ121
4)。なお、このイベントは、ステップ52において識
別符号「job1」の付された搬送処理が、タイムスタンプ
「'94:09:12:24:20」により表される時刻に完了したこ
とを意味する。
【0086】(3)設備でのワークの処理 つぎに、設備でのワーク(作業対象)の処理方法につい
て、図6および図16を用いて説明する。なお、ここで
は、ウエーハ処理設備c313における枚葉処理を例に
とって説明する。
【0087】枚葉処理における工程管理システム304
の処理およびインテリジェントI/F−c309の処理
を、図16に示す。図16においては、応答にエラーコ
ードが含まれていた場合に行われる工程管理システム3
04のエラー処理の図示は省略した。
【0088】なお、図16において、実線は処理の流れ
を表し、点線の矢印は信号の流れを表す。
【0089】まず、工程管理システム304は、回線3
16を介して、インテリジェントI/F−c309へコ
マンド(信号61) command_WorkFile_create(work1,type1,n) を発行する発行する(ステップ1610)。このコマン
ドは、ワークに関するデータの登録を要求する制御コマ
ンドであり、「type1」で示されるタイプ(本実施例で
は枚葉処理設備のファイルタイプ)のファイルに、ウエ
ーハ枚数「n」のワーク「work1」を登録することを指示
する制御コマンドである。
【0090】この登録要求を受け付けたインテリジェン
トI/F−c309は、図7に示す「type1」のタイプ
のワークファイル701を主記憶装置1001内に作成
し、さらに、ウエーハ枚数「n」の数だけ、ウエーハフ
ァイル702を主記憶装置1001内に作成する(ステ
ップ1620)。また、インテリジェントI/F−c3
09は、ウエーハファイル702のファイル名を、ウエ
ーハにあらかじめ付されているウエーハ番号に応じて一
意になるように付す。さらに、インテリジェントI/F
−c309は、ウエーハファイル名格納領域7011
に、作成したウエーハファイルに付したファイル名を格
納する。
【0091】このようにしてワークの登録に必要なファ
イルを作成したインテリジェントI/F−c309は、
回線316を介して、応答(信号62) answer_WorkFile_create(work1,file_W1) により、工程管理システム304に、作成したワークフ
ァイルのファイル番号を返信する(ステップ162
1)。このコマンドは、枚葉処理設備のファイルタイプ
のファイルが作成され、そのファイル名(ファイル番
号)は、「file_W1」であることを意味する。
【0092】このファイル作成通知を受けた工程管理シ
ステム304は、インテリジェントI/F−c309に
対し、つぎのコマンド(信号63)により、詳細データ
の転送を要求する(ステップ1611)。 command_FileData_set(file_W1,sendFile_W1) …(コマンド1) command_FileData_set(file_w1,sendFile_w1) …(コマンド2) command_FileData_set(file_w2,sendFile_w2) …(コマンド3) ・・・ command_FileData_set(file_wn,sendFile_wn) …(コマンド4) ここで、「sendFile_W1」は、ワークの詳細データを保
持する進度管理システム301内のファイルのファイル
名である。コマンド1は、この進度管理システム301
の備えるファイル「sendFile_W1」の内容を読み込み、
ワークファイル「file_W1」(ステップ1621により
取得したファイル名)に、格納することを指示するコマ
ンドである。
【0093】また、「sendFile_w1」〜「sendFile_wn」
は、ウエーハの詳細データを保持する進度管理システム
301内のファイルのファイル名である。コマンド2〜
4は、進度管理システム301の備えるウエーハの詳細
データを読み込み、インテリジェントI/F−c309
の作成したウエーハファイルに、格納することを指示す
るコマンドであり、ウエーハ枚数「n」の分だけ発行さ
れる。
【0094】具体的には、コマンド2は、進度管理シス
テム301の備えるファイル「sendFile_w1」の内容を
読み込みし、ウエーハファイル「file_w1」に、格納す
ることを指示するコマンドである。コマンド3は、進度
管理システム301の備えるファイル「sendFile_w2」
の内容を読み込みし、ウエーハファイル「file_w2」
に、格納することを指示するコマンドである。コマンド
4は、進度管理システム301の備えるファイル「send
File_wn」の内容を転送し、ウエーハファイル「file_w
n」に、格納することを指示するコマンドである。
【0095】この転送指示を受け付けたインテリジェン
トI/F−c309は、必要なデータをfile1にセット
し、転送指示に対する応答(信号64)として、工程管
理システム304へ、例えば、 answer_FileData_set(file_W1,OK) answer_FileData_set(file_w1,OK) answer_FileData_set(file_w2,OK) ・・・ answer_FileData_set(file_wn,OK) を返信する(ステップ1622)。これらは、「file_W
1」および「file_w1」〜「file_wn」のファイル転送が
正常に行われたことを通知する応答である。なお、転送
が異常終了した場合は、「OK」の代わりにエラーコード
が通知される。
【0096】この応答を受け付けた工程管理システム3
04は、インテリジェントI/F−c309に対し、ウ
エーハの処理順序とレシピを通知(信号65)して、プ
ロセスファイルおよびレシピファイル705の作成およ
び連結と、ワークファイル701およびウエーハファイ
ル702の連結とを指示する(ステップ1612)。
【0097】これを受けたインテリジェントI/F−c
309は、外部記憶装置1004からマスタレシピファ
イル(図示せず)を読み込み、レシピファイル705を
作成し、その実行ファイルとなるプロセスファイル70
3を、主記憶装置1001に作成する(ステップ162
3)。
【0098】つぎに、インテリジェントI/F−c30
9は、ステップ1620におい作成したファイル名「fi
le_W1」のワークファイル701のウエーハファイル名
格納領域7011に、図7に示すように「file_w1」〜
「file_wn」を格納し、ステップ1620におい作成し
たファイル名「file_w1」〜「file_wn」のウエーハファ
イル702のワークファイル名格納領域7021に、そ
れぞれ、「file_W1」を格納する(ステップ162
4)。これにより、ステップ1620において新たに作
成されたワークファイル701とウエーハファイル70
2とが連結される。
【0099】なお、ステップ1612における工程管理
システム304によるプロセスファイル703およびレ
シピファイル705の生成と、該ファイルおよびワーク
ファイル701の連結との指示、およびそれに対するに
インテリジェントI/F−c309の処理(ステップ1
623〜1625)には、つぎの(a)〜(d)の4つ
のタイプがある。ここで、「workW1」,「workW2」,…
「workWm」はワークの識別子であり、「workw1」,「wo
rkw2」,…,「workwi」はウエーハの識別子である。ワ
ーク「workW1」,「workW2」,…「workWm」の登録され
たワークファイル701、および、ウエーハ「workw
1」,「workw2」,…,「workwi」の登録されたウエー
ハファイル702は、すでに主記憶装置1001に備え
られている。また、「resipe1」,「resipe2」,…,
「resipe5」はレシピの識別子であり、「process1」,
「process1」,…,「processn」はプロセスの識別子で
ある。
【0100】(a)ワーク単位の処理の場合 ここで例にとっているウエーハ処理設備c313は、枚
葉処理の設備であり、ワーク単位の処理は行われない。
しかし、ウエーハ処理設備a311では、ワーク単位に
処理が行われる場合がある。そこで、ここでは、インテ
リジェントI/F−c309の代わりに、インテリジェ
ントI/F−a307によるワーク単位の処理について
説明する。
【0101】ワーク単位の処理のためのファイル構成の
場合、ウエーハごとに登録されるウエーハファイル70
2は存在せず、ワークファイル701とプロセスファイ
ル703とが直接連結される。そこで、工程管理システ
ム304は、ワーク単位にプロセスファイル703およ
びレシピファイル705を生成し、それらを連結するよ
うに、制御コマンド command_Process_select(resipe1,workW1) を用いて、インテリジェントI/F−a307に指示す
る。これは、ワーク「workW1」にレシピ「resipe1」を
設定することを指示する制御コマンドである。
【0102】これを受けて、インテリジェントI/F−
a307は、外部記憶装置1004に保持されたマスタ
レシピファイル(図示せず)から、レシピ「resipe1」
に関する情報を読み込んでレシピ「resipe1」に関する
レシピファイル705を作成する。
【0103】レシピデータ格納領域7052に保持され
たレシピには、実行されるべきプロセスに関する情報も
含まれている。そこで、インテリジェントI/F−a3
07は、レシピファイル703に登録されているプロセ
ス(ここでは、例としてプロセス名「process1」のプロ
セスが一つだけ登録されていたものとする)に関する情
報を、外部記憶装置1004に保持されたマスタプロセ
スファイル(図示せず)から読み込み、該情報を用い
て、プロセスファイル703(すなわち、この例では、
プロセス名「process1」のプロセスに関する情報を保持
するためのプロセスファイル703)を作成する。
【0104】つぎに、インテリジェントI/F−a30
7は、ワーク「workW1」のワークファイル701のプロ
セスファイル名格納領域(図示せず)に「process1」の
プロセスファイル703のファイル名を格納し、該ファ
イル703のワークファイル名格納領域(図示せず)に
ワーク「workW1」のワークファイル701のファイル名
を格納する。さらに、インテリジェントI/F−a30
7は、プロセス「process1」のプロセスファイル703
のレシピファイル名格納領域7032にレシピ「resipe
1」のレシピファイル705のファイル名を格納し、該
ファイル705のプロセスファイル名格納領域7051
にプロセス「process1」のプロセスファイル703のフ
ァイル名を格納する。
【0105】これにより、ワーク「workW1」にレシピ
「resipe1」が設定されたことになるので、インテリジ
ェントI/F−a307は、工程管理システム304に
対して応答(信号70) answer_Process_select(recipe1,workW1,process1) を通知する(ステップ1625)。これは、ワーク「wo
rkW1」の処理として、レシピ「resipe1」のプロセス「p
rocess1」が登録されたことを意味する。
【0106】(b)バッチ処理の場合 上述の場合と同様に、ウエーハ処理設備c313ではバ
ッチ処理は行われない。しかし、ウエーハ処理設備a3
11は、バッチ処理の設備である。そこで、ここでは、
インテリジェントI/F−c309の代わりに、インテ
リジェントI/F−a307によるワーク単位の処理に
ついて説明する。
【0107】バッチ処理は、複数のワークをまとめて処
理する処理形態である。そこで、複数のワークに対して
同一のレシピが登録される。なお、このバッチ処理のた
めのデータ構成においても、ウエーハごとに登録される
ウエーハファイル702は存在せず、ワークファイル7
01とプロセスファイル703とが直接連結される。
【0108】この場合、工程管理システム304は、プ
ロセスファイル703およびレシピファイル705の生
成および連結の指示として、制御コマンド command_Process_select(resipe1,workW1,workW2,…w
orkWm) を、インテリジェントI/F−a307に通知する。こ
れは、ワーク「workW1」〜「workWm」にレシピ
「resipe1」を設定することを指示する制御コマンドで
ある。
【0109】これを受けて、インテリジェントI/F−
a307は、上述の場合と同様に、外部記憶装置100
4に保持されたマスタレシピファイルから、レシピ「re
sipe1」に関する情報を読み込んでレシピ「resipe1」に
関するレシピファイル705を作成し、該ファイル70
5に登録されたプロセス(この例では、プロセス名「pr
ocess1」)に関するプロセスファイル703を、外部記
憶装置1004に保持されたマスタプロセスファイル
(図示せず)から読み込んだ情報を用いて作成する。こ
こで、インテリジェントI/F−a307は、プロセス
ファイル703に、ワーク「workW1」〜「workWm」のた
めの「m」個のワークファイル名格納領域(図示せず)
を設ける。
【0110】つぎに、インテリジェントI/F−a30
7は、ワーク「workW1」〜「workWm」のすべてのワーク
ファイル701のプロセスファイル名格納領域(図示せ
ず)に「process1」のプロセスファイル703のファイ
ル名を格納し、該ファイル703のワークファイル名格
納領域(図示せず)にワーク「workW1」〜「workWm」の
ワークファイル701のファイル名を格納する。さら
に、インテリジェントI/F−a307は、プロセス
「process1」のプロセスファイル703のレシピファイ
ル名格納領域7032にレシピ「resipe1」のレシピフ
ァイル705のファイル名を格納し、該ファイル705
のプロセスファイル名格納領域7051にプロセス「pr
ocess1」のプロセスファイル703のファイル名を格納
する。
【0111】これにより、ワーク「workW1」〜「workW
m」にレシピ「resipe1」が設定されたことになるので、
インテリジェントI/F−a307は、工程管理システ
ム304に対して応答(信号70) answer_Process_select(resipe1,workW1,workW2,…wo
rkWm,process1) を通知する(ステップ1625)。これは、ワーク「w
orkW1」〜「workWm」の処理として、レシピ「resi
pe1」のプロセス「process1」が登録されたことを意味
する。
【0112】(c)分割バッチ処理の場合 上述の場合と同様に、ウエーハ処理設備c313では分
割バッチ処理は行われない。しかし、ウエーハ処理設備
a311では、分割バッチ処理が行われることがある。
そこで、ここでは、インテリジェントI/F−c309
の代わりに、インテリジェントI/F−a307による
ワーク単位の処理について説明する。
【0113】分割バッチ処理は、ワークに対する処理を
複数のウエーハごとに分割して行う処理形態である。す
なわち、この処理のためのデータ構成では、処理対象の
ワークのワークファイル701に、同一プロセスファイ
ル703に連結された複数のウエーハファイル702の
組が複数登録されることになる。ここでは、登録対象の
ワークに含まれるウエーハの総数を「n」とし、この
「n」個のウエーハのうち、「i」個がプロセス「proces
s1」により処理され、残りの「n-i」個がプロセス「pro
cess2」により処理されるとして、説明を進める。ただ
し、iは1以上n未満の整数である。
【0114】この場合、まず、工程管理システム304
は、プロセスファイル703およびレシピファイル70
5の生成および連結の指示として、制御コマンド command_Process_select(resipe1,workw1,workw2,…,wo
rkwi) を、インテリジェントI/F−a307に通知する。こ
れは、ウエーハ「workw1」〜「workwi」の「i」個のウ
エーハにレシピ「resipe1」を設定することを指示する
制御コマンドである。
【0115】これを受けて、インテリジェントI/F−
a307は、上述の場合と同様に、マスタレシピファイ
ルから読み込んだ情報をもとにレシピ「resipe1」のレ
シピファイル705を作成し、該ファイル705に登録
された1番目のプロセス(この例では、プロセス名「pr
ocess1」)に関するプロセスファイル703を、マスタ
プロセスファイルから読み込んだ情報を用いて作成す
る。ここで、インテリジェントI/F−a307は、プ
ロセスファイル703に、ウエーハ「workw1」〜「work
wi」のための「i」個のウエーハファイル名格納領域7
031を設ける。
【0116】つぎに、インテリジェントI/F−a30
7は、ウエーハ「workw1」〜「workwi」のすべてのウエ
ーハファイル702のプロセスファイル名格納領域70
22に「process1」のプロセスファイル703のファイ
ル名を格納し、該ファイル703のウエーハファイル名
格納領域7031にウエーハ「workw1」〜「workwi」の
ウエーハファイル702のファイル名を格納する。さら
に、インテリジェントI/F−a307は、プロセス
「process1」のプロセスファイル703のレシピファイ
ル名格納領域7032にレシピ「resipe1」のレシピフ
ァイル705のファイル名を格納し、該ファイル705
のプロセスファイル名格納領域7051にプロセス「pr
ocess1」のプロセスファイル703のファイル名を格納
する。
【0117】これにより、ウエーハ「workw1」〜「work
wi」にレシピ「resipe1」のプロセス「process1」が設
定されたことになるので、インテリジェントI/F−a
307は、工程管理システム304に対して応答(信号
70) answer_Process_select(resipi1,work1w1,work1w2,…,w
orkwi,process1) を通知する(ステップ1625)。これは、ウエーハ
「workw1」〜「workwi」の処理として、レシピ「resipe
1」のプロセス「process1」が登録されたことを意味す
る。
【0118】これを受けて、工程管理システム304
は、残りの「n-i」個のウエーハについてのプロセスフ
ァイル703およびレシピファイル705の生成および
連結の指示として、制御コマンド command_Process_select(resipe1,workwi+1,workwi+2,
…workwn) を、インテリジェントI/F−a307に通知する。こ
れは、ウエーハ「workwi+1」〜「workwn」の「n-i」個
のウエーハにレシピ「resipe1」を設定することを指示
する制御コマンドである。
【0119】これを受けて、インテリジェントI/F−
a307は、すでに存在しているレシピ「resipe1」の
レシピファイル705に登録されている2番目のプロセ
ス(この例では、プロセス名「process2」)に関するプ
ロセスファイル703を、マスタプロセスファイルから
読み込んだ情報を用いて作成する。ここで、インテリジ
ェントI/F−a307は、「process2」のプロセスフ
ァイル703に、ウエーハ「workwi+1」〜「workwn」の
ための「n-i」個のウエーハファイル名格納領域703
1を設ける。
【0120】つぎに、インテリジェントI/F−a30
7は、ウエーハ「workwi+1」〜「workwn」のすべてのウ
エーハファイル702のプロセスファイル名格納領域7
022に「process2」のプロセスファイル703のファ
イル名を格納し、該ファイル703のウエーハファイル
名格納領域7031にウエーハ「workwi+1」〜「workw
n」のウエーハファイル702のファイル名を格納す
る。さらに、インテリジェントI/F−a307は、プ
ロセス「process2」のプロセスファイル703のレシピ
ファイル名格納領域7032にレシピ「resipe1」のレ
シピファイル705のファイル名を格納し、該ファイル
705のプロセスファイル名格納領域7051にプロセ
ス「process2」のプロセスファイル703のファイル名
を追加する。
【0121】これにより、ウエーハ「workwi+1」〜「wo
rkwn」にレシピ「resipe1」のプロセス「process2」が
設定されたことになるので、インテリジェントI/F−
a307は、工程管理システム304に対して応答(信
号70) answer_Process_select(resipe1,workwi+1,workwi+2,…
workwn,process2) を通知する(ステップ1625)。これは、ウエーハ
「workwi+1」〜「workwn」の処理として、レシピ「resi
pe1」のプロセス「process2」が登録されたことを意味
する。
【0122】(d)枚葉処理の場合 枚葉処理は、ウエーハを構成する各ウエーハごとに行わ
れる処理である。すなわち、この処理のためのデータ構
成では、各ウエーハのウエーハファイル702が、それ
ぞれ指定されたプロセスのプロセスファイル703に連
結されることになる。そこで、工程管理システム304
は、プロセスファイル703の生成および連結の指示と
して、制御コマンド command_Process_select(resipe1,workw1) を、インテリジェントI/F−c309に通知する。こ
れは、ウエーハ「workw1」にレシピ「resipe1」を設定
することを指示する制御コマンドである。
【0123】これを受けて、インテリジェントI/F−
c309は、マスタレシピファイルから読み込んだ情報
をもとにレシピ「resipe1」のレシピファイル705を
作成し、該ファイル705に登録された1番目のプロセ
ス(この例では、プロセス名「process1」)に関するプ
ロセスファイル703を、マスタプロセスファイルから
読み込んだ情報を用いて作成する。
【0124】つぎに、インテリジェントI/F−c30
9は、ウエーハ「workw1」のウエーハファイル702の
プロセスファイル名格納領域7022に「process1」の
プロセスファイル703のファイル名を格納し、該ファ
イル703のウエーハファイル名格納領域7031にウ
エーハ「workw1」のウエーハファイル702のファイル
名を格納する。さらに、インテリジェントI/F−c3
09は、プロセス「process1」のプロセスファイル70
3のレシピファイル名格納領域7032にレシピ「resi
pe1」のレシピファイル705のファイル名を格納し、
該ファイル705のプロセスファイル名格納領域705
1にプロセス「process1」のプロセスファイル703の
ファイル名を格納する。
【0125】これにより、ウエーハ「workw1」にレシピ
「resipe1」のプロセス「process1」が設定されたこと
になるので、インテリジェントI/F−c309は、工
程管理システム304に対して応答 answer_Process_select(resipe1,workw1,process1) を通知する。これは、ウエーハ「workw1」〜「workwn」
の処理として、レシピ「resipe1」のプロセス「process
1」が登録されたことを意味する。これを受けて、工程
管理システム304は、制御コマンド command_Process_select(resipe1,workw2) を、インテリジェントI/F−c309に通知する。こ
れは、「workw2」のウエーハにレシピ「resipe1」を設
定することを指示する制御コマンドである。
【0126】これを受けて、インテリジェントI/F−
c309は、レシピ「resipe1」のレシピファイル70
5に登録されている2番目のプロセス「process2」に関
するプロセスファイル703を作成し、上述の場合と同
様にして「workw2」のウエーハファイル702、「proc
ess2」のプロセスファイル703、および「resipe1」
のレシピファイル705を連結して、工程管理システム
304に対して応答 answer_Process_select(resipe1,woekw2,process2) を通知する。これを受けて工程管理システム304は、
インテリジェントI/F−c309に対して制御コマン
ド command_Process_select(resipe2,workw3) により「workw3」のウエーハにレシピ「resipe2」を設
定することを指示する。これを受けたインテリジェント
I/F−c309は、レシピ「resipe2」のレシピファ
イル705をマスタレシピファイルをもとに作成し、該
ファイル705に登録されている1番目のプロセス「pr
ocess3」に関するプロセスファイル703を作成し、上
述の場合と同様にして「workw3」のウエーハファイル7
02、「process3」のプロセスファイル703、および
「resipe2」のレシピファイル705を連結して、工程
管理システム304に対して応答(信号70) answer_Process_select(res
ipe2,workw3,process3) を通知する(ステップ1625)。このような処理が繰
り返され、最後の「n」番目のウエーハworkwnに関する
コマンドおよび応答 command_Process_select(resipe5,workwn) answer_Process_select(resipe5,workwn,processn) が通信されれば、「workw1」〜「workwn」の「n」個の
すべてのウエーハに関するプロセスの登録が完了したこ
とになる。
【0127】ステップ1623〜1624等におけるこ
れら複雑なファイル管理は、インテリジェントI/F3
07〜310により自動的に行われる。またログファイ
ル704およびセンサ等の設備付属測定機器のデータフ
ァイル707と、これらプロセスファイル703との関
連付けも、インテリジェントI/F307〜310によ
り自動的に行われる。
【0128】このようにしてプロセスファイル703の
生成および連結が完了すると、インテリジェントI/F
−c309は、ワークデータのセット完了を、進度管理
システム等の上位システム301〜304,315へ、
イベント(信号66) event_WorkData_ready(TimrStamp,workID、processID) を用いて通知する(ステップ1626)。このイベント
66は、タイムスタンプ「TimrStamp」により示される
時刻に、識別子「workID」により示されるワークまたは
ウエーハの、識別子「processID」により示されるプロ
セスに関するワークデータの準備か完了したことを意味
する。
【0129】この完了通知を受けた工程管理システム3
04は、処理対象のワークまたはウエーハの最適な着工
順序を決定し、着工条件がそろった時点で(ステップ1
613)、インテリジェントI/F−c309に対し、
着工を、つぎのコマンド(信号67)により指示する
(ステップ1614)。 command_Process_start(process1) これは、プロセス「process1」の開始を指示する制御コ
マンドである。
【0130】この指示を受けたインテリジェントI/F
−c309は、プロセス「process1」の開始をウエーハ
処理装置c313に指示し、応答(信号71) answer_Process_start(process1,OK) を工程管理システム304に返す(ステップ162
7)。これは、プロセス「process1」の開始が成功した
ことを意味する応答である。なお、プロセス「process
1」の開始が失敗した場合には、「OK」の代わりにエラ
ーコードが返される。
【0131】つぎに、インテリジェントI/F−c30
9は、ステップ65で指定されたレシピのレシピ詳細デ
ータと、あらかじめ定められている設備の制御仕様とに
従って、処理の着工を設備313に指示する(ステップ
1628)。
【0132】インテリジェントI/F−c309は、設
備での着工の状況をモニタする必要のある上位システム
301〜304,315に対し、つぎの(a)〜(d)
のイベントまたはアラーム(信号68)を、状況に応じ
て発行する(ステップ1629)。
【0133】(a)処理準備完了通知 event_Process_ready('94:09:13:21:01,process1) このイベントは、時刻「'94:09:13:21:01」にプロセス
「process1」の処理準備が完了したことを意味する。
【0134】(b)処理開始通知 event_Process_start('94:09:13:21:05,process1) このイベントは、時刻「'94:09:13:21:05」にプロセス
「process1」の処理が開始されたことを意味する。
【0135】(c)処理完了通知 event_Process_complete(’9
4:09:13:21:35,process1) このイベントは、時刻「’94:09:13:21:3
5」にプロセス「process1」の処理が完了したことを意
味する。
【0136】(d)アラーム通知 alarm(alarm1,file_alarm1) このアラームは、識別子「alarm1」の付された警報が発
行され、その詳細は、ファイル名「file_alarm1」のフ
ァイルに記録されていることを意味する。
【0137】また、上位システム301〜304,31
5からコマンド command_Process_stop(process1) が通知されると(ステップ1630)、インテリジェン
トI/F−c309は、設備313でのプロセス「proc
ess1」を緊急停止して、応答 answer_Process_stop(process1,OK) を停止コマンドの発行元に返す(ステップ1631)。
この応答は、プロセス「process1」の緊急停止が正常に
行われたことを意味する。なお、プロセス「process1」
の停止が失敗するか、異常な状態で停止した場合には、
「OK」の代わりにエラーコードが返される。
【0138】ワークの処理実績は、設備313からイン
テリジェントI/F−c309に通知され、インテリジ
ェントI/F−c309のプロセスファイル703に記
録される。また、プロセスデータは、インテリジェント
I/F−c309により、上位システム301〜30
4,315の要求に応じて非同期に転送される(信号6
9)。
【0139】ここでは、インテリジェントI/F−c3
09による設備313におけるワークの処理を例にとっ
て説明したが、他のインテリジェントI/F307,3
08,310によるワークまたはウエーハの処理も、同
様に行われる。
【0140】(4)レシピの設定、評価、変更 つぎに、レシピファイル705の設定、評価、および変
更について、図9および図13〜15を用いて説明す
る。インテリジェントI/F307〜310におけるマ
スタレシピファイル(図示せず)の登録、評価、および
更新は、プロセス管理システム302の指示に基づいて
実行される。なお、図13〜15においては、応答にエ
ラーコードが含まれていた場合に行われるエラー処理に
ついての図示は省略した。
【0141】なお、ここでは、インテリジェントI/F
307〜310のうち、バッチ処理設備であるウエーハ
処理設備a311を管理するためのインテリジェントI
/F−a307における、マスタレシピの処理を例にと
って説明し、図9にもこの場合のみを図示しているが、
他のインテリジェントI/F308〜310においても
同様である。
【0142】(a)新しいレシピファイルの登録 レシピファイル705の新規登録は、マスタレシピファ
イルの作成により行われる。このプロセス管理システム
302による登録処理の流れを図13に示す。
【0143】まず、プロセス管理システム302は、マ
スタレシピファイルの生成を、コマンド(図9では信号
81として図示) command_MasterRecipeFile_create(resipe1) によりインテリジェントI/F−a307に指示する
(ステップ1301)。これは、「resipe1」という名
称のマスタレシピファイルを生成することを指示する制
御コマンドである。これに対して、インテリジェントI
/F−a307は、 answer_MasterRecipeFile_create(resipe1,file_r1) という応答により、レシピ「resipe1」のマスタレシピ
ファイルをファイル名「file_r1」のファイルとして作
成したことを、プロセス管理システム302に通知する
(ステップ1302)。
【0144】つぎに、プロセス管理システム302は、
コマンド(図9では信号82として図示) command_FileData_set(filer_r1,sendFile_r1) により、インテリジェントI/F−a307に、マスタ
レシピファイルの内容の転送を指示する(ステップ13
03)。このコマンドは、インテリジェントI/F−a
307の有するファイル「filer_r1」の内容を、プロセ
ス管理システム302の有する「sendFile_r1」の内容
で置き換えることを指示する制御コマンドである。なお
「sendFile_r1」は、レシピに関する詳細データを保持
するプロセス管理システム302内の作業用ファイルで
ある。
【0145】これを受けたインテリジェントI/F−a
307は、プロセス管理システム302の有する「send
File_r1」の内容を回線316を介して読み込み、それ
を用いてファイル「filer_r1」の内容を更新して、プロ
セス管理システム302に応答 answer_FileData_set(file_r1,sendFile_r1,OK) を返す(ステップ1304)。この応答は、ファイル
「file_r1」の転送元ファイル「sendFile_r1」の内容に
よる更新が成功したことを意味している。なお、ファイ
ル転送またはファイルの更新が失敗した場合には、「O
K」の代わりにエラーコードが返される。
【0146】(b)レシピファイルの評価 つぎに、レシピファイルの評価の一例について説明す
る。この例におけるプロセス管理システム302のレシ
ピファイル評価処理の流れを図14に示す。
【0147】まず、プロセス管理システム302は、コ
マンド(図9では信号81として図示) command_FileData_get(file_r1,getFile_r1) により、評価対象のレシピファイル705をインテリジ
ェントI/F−a307より取得し、該ファイル705
に記録されている実行プロセスファイルのI/Dを取得
する(ステップ1401)。なお、「getFile_r1」は、
レシピファイル705を取得するためのプロセス管理シ
ステム302内の作業用ファイルであり、このコマンド
は、インテリジェントI/F−a307の有するレシピ
ファイル「file_r1」の内容をプロセス管理システム3
02の有するファイル「getFile_r1」に転送することを
指示する制御コマンドである。
【0148】これを受けたインテリジェントI/F−a
307は、プロセス管理システム302の有する「getF
ile_r1」に、回線316を介してファイル「filer_r1」
の内容を転送し、プロセス管理システム302に応答 answer_FileData_get(file_r1,getFile_r1,OK) を返す。この応答は、ファイル「file_r1」の転送先フ
ァイル「sendFile_r1」への転送が成功したことを意味
している。なお、ファイル転送が失敗した場合には、
「OK」の代わりにエラーコードが返される。
【0149】つぎに、プロセス管理システム302は、
得られたレシピファイル705のプロセスファイル名格
納領域7051に保持されているプロセスファイル名
(ここでは、プロセスファイル名として、「file_proce
ss1」のみが登録されているものとする)を参照し(ス
テップ1402)、コマンド(図9では信号82として
図示) command_FileData_get(file_process1,getFile_p1) により、インテリジェントI/F−a307から、該レ
シピに登録されているプロセスのプロセスファイル70
3を取得する(ステップ1403)。なお、「getFile_
p1」は、プロセスファイル703を取得するためのプ
ロセス管理システム302内の作業用ファイルの名称で
あり、このコマンドは、インテリジェントI/F−a3
07の有するプロセスファイル「file_process1」の内
容をプロセス管理システム302の有するファイル「ge
tFile_p1」に転送することを指示する制御コマンドであ
る。
【0150】これを受けたインテリジェントI/F−a
307は、プロセス管理システム302の有する「getF
ile_p1」に、回線316を介してファイル「file_
process1」の内容を転送し、プロセス管理シス
テム302に応答 answer_FileData_get(file_
process1,getFile_p1,OK) を返す。この応答は、ファイル「file_process1」の転
送先ファイル「sendFile_p1」への転送およびデータ更
新が成功したことを意味している。なお、ファイル転送
が失敗した場合には、「OK」の代わりにエラーコードが
返される。
【0151】最後に、プロセス管理システム302は、
得られたプロセスファイル703に保持されている情報
を用いてレシピの評価をする(ステップ1404)。
【0152】(c)既存のレシピファイルの更新 すでに存在しているレシピファイル705の更新は、フ
ァイルデータの更新コマンドにより行われる。すなわ
ち、プロセス管理システム302はインテリジェントI
/F−a307に対して、ファイルの更新を指示コマン
ド(図9では信号81として図示) command_FileData_set(file_1,sendFile_r1) を発行する(ステップ1501)。このコマンドは、イ
ンテリジェントI/F−a307の有するレシピファイ
ル「file_1」の内容を、プロセス管理システム302の
有するファイル「sendFile_r1」に置き換えることを指
示する制御コマンドである。この指示を受けたインテリ
ジェントI/F−a307は、指示された更新を行い、
応答 answer_FileData_set(file_1,sendFile_r1,OK) をプロセス管理システム302に返す(ステップ150
2)。これは、指示されたファイルのデータ更新が成功
したことを意味する。なお、ファイル転送またはデータ
更新が失敗した場合には、「OK」の代わりにエラーコー
ドが返される。
【0153】(5)適切な設備メンテナンス時期の判断 設備管理システム303は、インテリジェントI/F3
07〜310より収集された情報をもとに、設備の健康
状態を診断、管理するための設備メンテナンス情報を作
成し、管理している。インテリジェントI/F307〜
310は、設備の健康状態を管理するための情報とし
て、ログファイル704を、プロセスファイル703と
関連付けて備えている。工程管理システム304は、設
備管理システム304と連動して、適切なメンテナンス
スケジュールを立案し、実行する。
【0154】
【発明の効果】生産ラインの能力向上のために、生産支
援システムに施される、機能の変更や拡張に短期間、低
工数で対応可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の生産支援システムの構成を示す説明
図である。
【図2】 従来の生産支援システムの構成を示す説明図
である。
【図3】 実施例における生産支援システムおよび生産
ラインのシステム構成を示すハードウエア構成図であ
る。
【図4】 全設備のトラッキングデータの把握のための
データ通信の概要を示す説明図である。
【図5】 ワークの搬送制御に際して行われるデータ通
信の概要を示す説明図である。
【図6】 設備でのワークの処理に際して行われるデー
タ通信の概要を示す説明図である。
【図7】 枚葉処理用ファイル構成の一部分を示す模式
図である。
【図8】 枚葉処理用のファイル構成の一部分を示す模
式図である。
【図9】 レシピファイルの設定、評価、変更処理に際
して行われるデータ通信の概要を示す説明図である。
【図10】 情報処理装置のハードウエア構成図であ
る。
【図11】 全設備のトラッキングデータの把握処理の
概要を示す流れ図である。
【図12】 ワークの搬送制御処理の概要を示す流れ図
である。
【図13】 レシピファイルの設定処理の概要を示す流
れ図である。
【図14】 レシピファイルの評価処理の概要を示す流
れ図である。
【図15】 レシピファイルの変更処理の概要を示す流
れ図である。
【図16】 生産設備におけるワーク処理の制御の概要
を示す流れ図である。
【符号の説明】
101…進度管理システム、102…品質管理システ
ム、103…製造条件管理システム、104〜105…
工程管理システム、106…リアルタイム設備サ−バ、
107〜114…インテリジェントI/F、115〜1
22…生産設備。201…進度管理システム、202…
品質管理システム、203…設備診断システム、204
〜205…工程管理システム、206〜213…生産設
備。301…進度管理システム、302…品質管理シス
テム、303…設備管理システム、304…工程管理シ
ステム、305…リアルタイム制御サ−バ、306…搬
送機構、307〜310…インテリジェントI/F、3
11…ウエ−ハ処理設備a、312…ウエ−ハ処理設備
b、313…ウエ−ハ処理設備c、314…検査装置、
315…マンマシンシステム、316…高速通信回線。
1000…情報処理装置、1001…主記憶装置、10
02…中央演算処理装置(CPU)、1003…入出力
措置、1004…外部記憶装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G06F 13/00 355 G06F 15/21 R (72)発明者 坂田 正雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の生産設備を備える生産ラインによる
    製品の生産を、上記各生産設備を制御することにより支
    援する制御機構を備える生産支援システムにおいて、 少なくとも一部の上記生産設備ごとに、それぞれ、該生
    産設備に対応するインテリジェントインタフェースを備
    え、 上記インテリジェントインタフェースは、 上記対応する生産設備に関する情報を保持する記憶手段
    と、 上記記憶手段に保持する情報を管理する演算手段とを備
    え、 上記演算手段は、 上記対応する生産設備における設備状況を検出し、該状
    況を示す情報を上記記憶手段に格納する格納手段と、 上記制御機構からの要求を受け付け、該記憶手段に保持
    している上記情報を該要求元に通知する通知手段とを備
    えることを特徴とする生産支援システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、 上記インテリジェントインタフェースの演算手段の通知
    手段は、 上記対応する生産設備における設備状況に変化が生じる
    と、該変化を上記制御機構に通知する手段を備えること
    を特徴とする生産支援システム。
  3. 【請求項3】請求項1において、 上記生産ラインは、上記生産設備間における処理対象の
    搬送を行う搬送機構を備え、 上記制御機構は、 上記各生産設備のスケジューリングを行い、該各生産設
    備の運用を制御する工程管理システムと、 上記搬送機構の制御を行う搬送機構制御サーバとを備
    え、 上記インテリジェントインタフェースの演算手段は、上
    記対応する生産設備への処理対象の搭載を検出し、該処
    理対象の搭載を上記搬送機構制御サーバへ通知する手段
    をさらに備え、 上記工程管理システムは、 上記生産設備のうち、いずれの設備からいずれの設備へ
    どの処理対象を搬送するか指示する搬送指示を、上記搬
    送機構制御サーバに通知する手段を備え、 上記搬送機構制御サーバは、 上記工程管理システムからの搬送指示を受け付けて、指
    示された搬送元の上記生産設備から指示された搬送先の
    上記生産設備へ、指示された処理対象を搬送するよう、
    搬送機構を起動する手段と、 上記搬送先の生産設備に対応する上記インテリジェント
    インタフェースの演算手段から、処理対象の搭載の通知
    を受け付けると、上記搬送機構を停止する手段とを備え
    ることを特徴とする生産支援システム。
  4. 【請求項4】請求項1において、 上記制御機構は、 上記各生産設備のスケジューリングを行い、該各生産設
    備の運用を制御する工程管理システムと、 上記各生産設備の稼働状況を把握するための設備状況把
    握サーバとを備え、 上記インテリジェントインタフェースの演算手段は、上
    記対応する生産設備の稼働状況を検出し、該稼働状況を
    上記設備状況把握サーバへ通知する手段をさらに備え、 上記工程管理システムは、 上記生産設備の少なくともいずれかを指定し、該生産設
    備の稼働状況を上記設備状況把握サーバへ問い合わせる
    手段と、 上記稼働状況を用いて上記スケジューリングを行う手段
    とを備え、 上記設備状況把握サーバは、 上記工程管理システムからの問い合わせを受け付けて、
    上記指定された生産設備に対応する上記インテリジェン
    トインタフェースへ、該生産設備の稼働状況を問い合わ
    せる手段と、 上記インテリジェントインタフェースからの、上記生産
    設備の稼働状況の通知を受け付け、該稼働状況を上記工
    程管理システムに通知する手段とを備えることを特徴と
    する生産支援システム。
  5. 【請求項5】請求項1において、 上記制御機構は、 上記各生産設備のスケジューリングを行い、該各生産設
    備の運用を制御する工程管理システムを備え、 上記インテリジェントインタフェースの記憶手段は、 一以上の処理対象を含むロットに関する情報を保持する
    ためのロット記憶領域と、 上記処理対象に関する情報
    を保持するための処理対象記憶領域と、 上記処理対象の処理手順に関する情報を保持するための
    プロセス記憶領域と、 処理方法に関する情報を保持するためのレシピ記憶領域
    とを備え、 上記工程管理システムは、 上記インテリジェントインタフェースへ、該インテリジ
    ェントインタフェースの対応する生産設備により処理す
    べき処理対象および/またはロットを通知する手段と、 上記インテリジェントインタフェースへ、該インテリジ
    ェントインタフェースの対応する生産設備により処理す
    る処理対象の処理順を示す情報と処理方法を示す情報と
    を通知する手段と、 上記スケジューリングに基づいて、上記インテリジェン
    トインタフェースへ、処理の開始の指示を通知する手段
    とを備え、 上記インテリジェントインタフェースの演算手段は、 上記工程管理システムからの上記処理対象の通知を受け
    付けると、該処理対象に関する処理対象記憶領域が上記
    記憶手段に保持されていなければ、該処理対象に関する
    処理対象記憶領域を、上記記憶手段に作成する手段と、 上記工程管理システムからの上記ロットの通知を受け付
    けると、該ロットに関するロット記憶領域が上記記憶手
    段に保持されていなければ、該ロットに関するロット記
    憶領域を、上記記憶手段に作成する手段と、 上記工程管理システムからの上記処理方法を示す情報の
    通知を受け付けると、該処理方法に関するレシピ記憶領
    域が上記記憶手段に保持されていなければ、該処理方法
    を示す情報に対応してあらかじめ定められた内容を保持
    するレシピ記憶領域を、上記記憶手段に作成する手段
    と、 上記工程管理システムからの上記処理順を示す情報の通
    知を受け付けると、該処理順と上記レシピ記憶領域に保
    持された情報をもとに、上記プロセス記憶領域を、上記
    記憶手段に作成する手段と、 上記通知された処理対象に関して作成した処理対象記憶
    領域と、該処理対象の含まれる上記ロットに関する情報
    を保持する上記ロット記憶領域と、該処理対象の処理手
    順に関する情報を保持する上記プロセス記憶領域と、該
    処理対象の処理方法に関する情報を保持する上記レシピ
    記憶領域とを連結する手段と、 上記工程管理システムからの処理開始指示を受け付け
    て、上記対応する生産設備を起動させる手段とを備える
    ことを特徴とする生産支援システム。
  6. 【請求項6】請求項1において、 上記制御機構は、 上記生産設備における生産工程の進捗を管理する進度管
    理システムと、 上記製品の製造条件および品質データを管理するプロセ
    ス管理システムと、 上記各生産設備の健康状態に関する情報を管理する設備
    診断システムと、 上記各生産設備のスケジューリングを行い、該生産設備
    を運用する工程管理システムと、 上記各生産設備の稼働状況を把握するための設備状況把
    握サーバとを備えることを特徴とする生産支援システ
    ム。
  7. 【請求項7】請求項1において、 上記制御機構は、 設備の健康状態を管理する設備診断システムを備え、 上記インテリジェントインタフェースの記憶手段に保持
    される上記生産設備に関する情報は、設備の稼働状況お
    よび製品不良の発生状況に関する情報を含むことを特徴
    とする生産支援システム。
  8. 【請求項8】請求項1において、 上記インテリジェントインタフェースの記憶手段に保持
    される上記生産設備に関する情報は、該生産設備の稼働
    状況と、上記処理対象とに関する情報であることを特徴
    とする生産支援システム。
  9. 【請求項9】請求項1において、 上記インテリジェントインタフェースの演算手段は、 上記インテリジェントインタフェースの記憶手段に保持
    する情報を、上記制御機構の処理により定められるフォ
    ーマットで管理することを特徴とする生産支援システ
    ム。
  10. 【請求項10】生産ラインを構成する生産設備の情報を
    管理管理するためのインテリジェントインタフェースで
    あって、 記憶手段および演算手段を備え、 上記記憶手段は、 一以上の処理対象を含むロットに関する情報を保持する
    ためのロット記憶領域と、 上記処理対象に関する情報を保持するための処理対象記
    憶領域と、 上記処理対象の処理手順に関する情報を保持するための
    プロセス記憶領域と、 処理方法に関する情報を保持するためのレシピ記憶領域
    とを備え、 上記演算手段は、 上記生産設備により処理すべき処理対象および/または
    ロットの通知を受け付ける手段と、 上記処理対象の通知を受け付けると、該処理対象に関す
    る処理対象記憶領域が上記記憶手段に保持されていなけ
    れば、該処理対象に関する処理対象記憶領域を、上記記
    憶手段に作成する手段と、 上記ロットの通知を受け付けると、該ロットに関するロ
    ット記憶領域が上記記憶手段に保持されていなければ、
    該ロットに関するロット記憶領域を、上記記憶手段に作
    成する手段と、 上記生産設備により処理する処理対象の処理順を示す情
    報と処理方法を示す情報との通知を受け付ける手段と、 上記処理方法を示す情報の通知を受け付けると、該処理
    方法に関するレシピ記憶領域が上記記憶手段に保持され
    ていなければ、該処理方法を示す情報に対応してあらか
    じめ定められた内容を保持するレシピ記憶領域を、上記
    記憶手段に作成する手段と、 上記処理順を示す情報の通知を受け付けると、該処理順
    と上記レシピ記憶領域に保持された情報をもとに、上記
    プロセス記憶領域を、上記記憶手段に作成する手段と、 上記通知された処理対象に関して作成した処理対象記憶
    領域と、該処理対象の含まれる上記ロットに関する情報
    を保持する上記ロット記憶領域と、該処理対象の処理手
    順に関する情報を保持する上記プロセス記憶領域と、該
    処理対象の処理方法に関する情報を保持する上記レシピ
    記憶領域とを連結する手段と、 上記処理対象の処理の開始指示を受け付ける手段と、 上記処理開始指示を受け付けると、上記対応する生産設
    備を起動させる手段とを備えることを特徴とする生産支
    援システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1998047055A1 (fr) * 1997-04-15 1998-10-22 Komatsu Ltd. Console de surveillance et de commande
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