JPH06119273A - 複数台のコンピュータ・システムの運用装置および運用方法,ならびに運用のために用いられるワーク・ステーション - Google Patents

複数台のコンピュータ・システムの運用装置および運用方法,ならびに運用のために用いられるワーク・ステーション

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JPH06119273A
JPH06119273A JP4294019A JP29401992A JPH06119273A JP H06119273 A JPH06119273 A JP H06119273A JP 4294019 A JP4294019 A JP 4294019A JP 29401992 A JP29401992 A JP 29401992A JP H06119273 A JPH06119273 A JP H06119273A
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command
scenario
computer system
work station
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JP4294019A
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Naohiro Masunaga
直大 増永
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Nomura Research Institute Ltd
Original Assignee
Nomura Research Institute Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型ホスト・コンピュータ,ネットワーク制
御装置,交換装置等の複数台のコンピュータ・システム
を能率的に,正確に,そして容易に操作運用できるよう
にする。 【構成】 ワーク・ステーション10と複数台のコンピュ
ータ・システム21,22,2Jが接続されている。ワーク・
ステーション10にはシナリオ・データ・ベースが設けら
れ,ここにシナリオに対応して,コンピュータ・システ
ムに与えるべきコマンド,コンピュータ・システムから
の応答があらかじめ登録されているシナリオが表示装置
14に表示される。オペレータはその表示をみて,所望の
シナリオを選択して実行ボタンを押すと,選択されたシ
ナリオに対応するコマンドがデータ・ベースから読出さ
れ,該当するコンピュータ・システムに送出される。コ
ンピュータ・システムからの応答があると,データ・ベ
ースの応答と比較され,正常終了か,障害発生かのステ
ータスが表示装置に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は,複数台のコンピュータ・シス
テム,たとえば大型ホスト・コンピュータ,ネットワー
ク制御装置,交換装置等を運用する装置および方法,な
らびに運用のために用いられるワーク・ステーションに
関する。
【0002】
【従来技術】大型ホスト・コンピュータ,ネットワーク
制御装置,交換装置等で代表される複数台のコンピュー
タ・システムを運用するためには,それぞれ専用のコン
ソールを用いて,そのコンピュータ・システム固有の命
令または指令をキー入力し,かつその命令または指令が
正常に実行されたかを確認しなければならない。近年シ
ステムが複雑化するにあたり,運用担当者は多くの操作
をする必要がある。
【0003】より具体的に説明すると,一般にホスト・
コンピュータはコンソールによって操作される。オペレ
ータは決められたコマンドをコンソールのキーボードか
ら入力し,コンソールのディスプレイ装置またはプリン
タ装置に出力される状態情報を確認することにより,オ
ペレーション業務を実行していた。しかしながら,運用
の対象となるコンピュータ・システムが複雑化すると,
コマンド(指令,命令)の種類が多くなるとともに入力
する(コマンドを表わす)文字数も多くなり,オペレー
ションの誤りが発生しやすくなる。また,コンピュータ
・システムの複雑化にともない,非常に多くの状態情報
を表わす出力が発生するため,自分の入力したコマンド
に関連した応答または状態情報を出力された多くの情報
の中から探すのに時間がかかっていた。
【0004】とくに複数台のコンピュータ・システムが
それぞれ別個のメーカにより製造されたものである場合
には各コンピュータ・システムがそれぞれ固有のコマン
ド体系,メッセージ体系をもっている。たとえ体系が同
じまたは類似していてもコマンドを表わす文字列が異な
る場合が多い。
【0005】たとえば,交換網主ノード動作確認のコマ
ンドは, Aメーカの場合:D NET,MAJNODES Bメーカの場合:D VTM,MAJNODES とそれぞれ表現される。
【0006】オペレータは手順書(指示書)に書かれた
コマンドまたは応答を表わす文字列を一字一句確認しな
がら作業を進めなければならず,入力または確認ミスを
生じやすく,かつ効率も低いものであった。
【0007】
【発明の開示】この発明は,複数台のコンピュータ・シ
ステムを,操作性が高く,正確かつ効率的に運用できる
ようにすることを目的とする。
【0008】この発明による運用装置は,複数台のコン
ピュータ・システムと,これらのコンピュータ・システ
ムを運用するためのワーク・ステーションとから構成さ
れる。ワーク・ステーションは複数台のコンピュータ・
システムと接続されている。複数台のコンピュータ・シ
ステムには,同一内容の処理でもコンピュータに対する
コマンドの少なくとも記述が異なるものが含まれてい
る。
【0009】ワーク・ステーションは,複数台のコンピ
ュータ・システムをそれぞれ別個に運用するためのシナ
リオと,このシナリオをコンピュータ・システムに実行
させるためのコンピュータ・システムごとに与えるべき
コマンドと,そのコマンドが与えられたコンピュータ・
システムから返信される応答とを対応させて格納したデ
ータ・ベース,データ・ベースに含まれるシナリオを,
同一内容の処理については実質的に同一の記述で表現し
て,対象コンピュータ・システムに対応させて表示する
表示装置,表示装置に表示されたシナリオのうち所望の
シナリオを指定するための入力装置,入力装置によって
指定されたシナリオに対応するコマンドをデータ・ベー
スから読出して,そのコマンドに対応する対象コンピュ
ータ・システムに送信する指令手段,および該当するコ
ンピュータ・システムからの応答を受信したときに,そ
の受信した応答を,データ・ベースに格納されている対
応する応答と比較し,その比較結果を表示装置に表示さ
せる応答確認手段を備えている。
【0010】コマンドとはコンピュータ・システムに対
する指令および命令を含む。コマンドはコンピュータに
対する直接的なコマンドのみならず,コンピュータ上の
自動化ツール(たとえば,ジョブ・スケジューラ)によ
って複数の一連のコマンド群を自動的に起動するための
情報を含む。
【0011】コンピュータ・システムは大型ホスト・コ
ンピュータ・システム,ネットワーク制御装置,交換装
置等を含む。コンピュータ・システムには端末装置,他
のコンピュータ等が接続されていてもよいのはいうまで
もない。
【0012】実質的に同一の記述とは,コマンド表現の
ための言語とは異なり,複数台のコンピュータ・システ
ムに共通の言語を用いて,同一の意味内容を伝達できる
記述を意味する。共通の言語の一例としては日本語があ
る。
【0013】上記データ・ベースには,一つのシナリオ
に対応して一つのコマンドを格納しておいてもよいし,
一連の関連する複数のシナリオに対応して一つのコマン
ドを格納しておいてもよい。
【0014】上記データ・ベースの応答には正常応答と
障害応答とがあり,正常応答か障害応答かが出力され
る。
【0015】この発明の好ましい実施態様においては,
上記データ・ベースに,コマンドに対応して応答時間が
格納されている。上記ワーク・ステーションには,コマ
ンドの送出後,上記応答時間以内に該当するコンピュー
タ・システムから応答があるかどうかを監視し,上記応
答時間内に応答がない場合に上記表示に障害の旨を表示
させる応答監視手段がさらに設けられる。
【0016】この発明による運用方法は,同一内容の処
理でもコンピュータに対するコマンドの少なくとも記述
が異なるものを含む複数台のコンピュータ・システム
を,それらに接続されたワーク・ステーションにおいて
運用するための方法である。
【0017】この運用方法においては,ワーク・ステー
ションのメモリ装置に設けられたデータ・ベースに,複
数台のコンピュータ・システムをそれぞれ別個に運用す
るためのシナリオと,このシナリオをコンピュータ・シ
ステムに実行させるためのコンピュータ・システムごと
に与えるべきコマンドと,そのコマンドが与えられたコ
ンピュータ・システムから返信される応答とを対応させ
てあらかじめ格納しておく。そして,ワーク・ステーシ
ョンの表示装置に,データ・ベースに格納されているシ
ナリオを複数台のコンピュータ・システムに共通の言語
で表現して,対象コンピュータ・システムに対応させて
表示し,ワーク・ステーションの入力装置を通して与え
られるシナリオの指定に応答して,その指定されたシナ
リオに対応するコマンドをデータ・ベースから読出し
て,そのコマンドに対応する対象コンピュータ・システ
ムに送信し,該当するコンピュータ・システムからの応
答を受信したときに,その受信した応答を,データ・ベ
ースに格納されている応答と比較し,その比較結果をワ
ーク・ステーションの表示装置に表示させるものであ
る。
【0018】コンピュータ・システムのオペレーション
は定型的なものが多く,通常使用されるコマンド,その
コマンドに対する応答,またはシステムの状態情報はほ
とんどあらかじめ定まっている。したがって,これらを
あらかじめデータ・ベースに登録しておくことができ
る。オペレータは,日本語または理解しやすい言語で表
現されたシナリオを指定するだけで,コンピュータ・シ
ステムに対して,そのコンピュータ・システムに適した
コマンドを送出することができる。また,コンピュータ
・システムから返信された応答がデータ・ベースのデー
タと自動的に比較され,比較結果が出力されるので,オ
ペレータは出力された比較結果を見るだけでコンピュー
タ・システムのコマンドに対する動作情況を確認するこ
とができる。このようにして,この発明によると,オペ
レータによる操作が簡単となり,正確にかつ高効率に達
成できる。とくに,複数台のコンピュータ・システムの
コマンド体系やコマンド表現が異っていたとしても,オ
ペレータはそのことを意識することなく,すべてのコン
ピュータ・システムを同じように運用することができ
る。
【0019】この発明は上述したコンピュータ・システ
ムの運用のために用いるワーク・ステーションを提供し
ている。
【0020】この発明によるワーク・ステーションは,
同一内容の処理でもコンピュータに対するコマンドの少
なくとも記述が異なるものを含む複数台のコンピュータ
・システムに接続可能であり,それらの複数台のコンピ
ュータ・システムを運用するためのワーク・ステーショ
ンであり,複数台のコンピュータ・システムをそれぞれ
運用するためのシナリオと,このシナリオによって表わ
される処理をコンピュータ・システムに実行させるため
のコンピュータ・システムごとに与えるべきコマンドと
を対応させて格納したデータ・ベース,データ・ベース
に含まれるシナリオを,コマンドの記述とは異なり,複
数台のコンピュータ・システムに共通して理解可能な表
現により表示する表示装置,表示装置に表示されたシナ
リオのうち所望のシナリオを指定するための入力装置,
および入力装置によって指定されたシナリオに対応する
コマンドをデータ・ベースから読出して,そのコマンド
に対応する対象コンピュータ・システムに送出する指令
手段を備えている。
【0021】好ましくは,表示装置に表示されるシナリ
オの表現が日本語による表現であり,上記表示装置は,
同一の処理内容については実質的に同一の表現で表示す
る。
【0022】好ましい実施態様においては,上記データ
・ベースに,コマンドに対応して,コマンドが与えられ
たコンピュータ・システムから返信される応答が格納さ
れている。該当するコンピュータ・システムからの応答
を受信したときに,その受信した応答を,データ・ベー
スに格納されている対応する応答と比較し,その比較結
果を表示装置に表示させる応答確認手段がさらに設けら
れる。
【0023】上記データ・ベースに格納された応答に
は,正常応答と障害応答とが含まれる。
【0024】他の好ましい実施態様においては,上記デ
ータ・ベースに,コマンドに対応して応答時間が格納さ
れている。そして,コマンドの送出後,上記応答時間以
内に該当するコンピュータ・システムから応答があるか
どうかを監視し,上記応答時間内に応答がない場合に上
記表示に障害の旨を表示させる応答監視手段がさらに設
けられている。好ましくは,上記表示装置は,上記比較
結果を,シナリオと同一種類の表現により表示する。
【0025】このワーク・ステーションを用いることに
より,コマンド体系またはコマンド表現の異なる複数台
のコンピュータ・システムを簡単かつ正確に,そして能
率よく運用することができるようになる。
【0026】この発明による他の運用方法は,複数台の
コンピュータ・システムをそれらに接続可能なワーク・
ステーションを用いて運用する方法であり,ワーク・ス
テーションのメモリ装置に設けられたデータ・ベース
に,複数台のコンピュータ・システムをそれぞれ運用す
るためのシナリオと,このシナリオによって表わされる
処理をコンピュータ・システムに実行させるためのコン
ピュータ・システムごとに与えるべきコマンドとを対応
させてあらかじめ格納しておき,データ・ベースに含ま
れるシナリオを,コマンドの記述とは異なり,複数台の
コンピュータ・システムに共通して理解可能な日本語に
よりワーク・ステーションの表示装置に表示し,ワーク
・ステーションの入力装置を通して与えられるシナリオ
の指定に応答して,その指定されたシナリオに対応する
コマンドをデータ・ベースから読出して,そのコマンド
をワーク・ステーションから対応する対象コンピュータ
・システムに送出するものである。
【0027】この発明による運用方法によると,複数台
のコンピュータ・システムに対して,日本語によりコマ
ンドを与えることができるので,その運用が容易とな
り,かつ正確となる。
【0028】
【実施例の説明】図1は運用装置ないしは運用システム
の全体の構成を示すものである。
【0029】1台のワーク・ステーション10が複数台の
コンピュータ・システム21,22,…,2Jと接続装置30を
介して接続されている。接続装置30はネットワーク・シ
ステム,交換網等であってもよいし,ワーク・ステーシ
ョン10およびコンピュータ・システム21〜2Jにそれぞれ
設けられた通信制御装置であってもよい。
【0030】ワーク・ステーション10は,CPU11,メ
モリ12,入力装置13および出力装置14から構成されてい
る。メモリ12には後述するシナリオ・データ・ベースが
設けられている。入力装置13はたとえばキーボード,マ
ウス等よりなる。出力装置14はCRT表示装置やプリン
タを含む。
【0031】コンピュータ・システム21〜2Jをそれぞ
れ,Aシステム,Bシステム,…,Jシステムと呼ぶ。
Aシステムにはホスト・コンピュータH15が含まれてい
る。Bシステムにはホスト・コンピュータI31が含まれ
ている。
【0032】図2はワーク・ステーション10のメモリ12
に設けられたシナリオ・データ・ベース(またはスケジ
ュール・テーブル)の一例を示す。
【0033】シナリオとは,対象となるコンピュータ・
システムに含まれるホスト・コンピュータに対するコマ
ンドに対応するものである。「Aシステム オンライン
立上げ」,「Aディスク接続」,「Aファイルロー
ド」,「オンライン・プログラム起動」等がそれぞれシ
ナリオである。一つのシナリオまたは一群のシナリオ
(次に示す「スケジュール」)に対応して,ホスト・コ
ンピュータに対するコマンドがデータ・ベースに登録さ
れている。同一内容のシナリオまたはシナリオ群であっ
ても,ホスト・コンピュータごとに受入れ可能なコマン
ド体系または表現が異なれば,コマンドも異なる。シナ
リオまたはシナリオ群を表わすキーワード(シナリオ
名,スケジュールID等)またはコードに対応してコマ
ンドが格納されていればよい。
【0034】コマンドとはホスト・コンピュータに対す
る直接的なコマンドのみならず,ホスト・コンピュータ
上の自動化ツールによって複数のコマンド群を起動する
ための入力情報も含む。すなわち,コマンドは,通常ホ
スト・コンピュータを動作させるためにそのコンソール
からキー入力するすべてのものを含む。
【0035】コマンドに対応して,さらにデータ・ベー
スには,そのコマンドを受取ったホスト・コンピュータ
がコマンドにしたがう処理を実行したのちにホスト・コ
ンピュータから返信される応答が格納されている。この
応答には,期待される応答(与えられたコマンドにした
がう処理を正常に終了したことを示す正常応答),およ
び障害が発生した旨を示す障害応答がある。好ましく
は,障害の内容または種類を解析するために障害テーブ
ル(図示略)がメモリ12に設けられる。
【0036】コマンドに対応してさらに,コマンドを送
るべき宛先ホスト・コンピュータ(コンピュータ・シス
テム)の識別符号,および正常に終了すれば応答が返信
されてくるであろう許容時間(応答時間)がデータ・ベ
ースに格納されている。
【0037】スケジュールとはシナリオの集まりをさ
す。この運用システムにおいては,複数台のコンピュー
タ・システム21〜2Jがほぼ同時に(厳密には順番に)操
作される。コンピュータ・システムごとに実行すべき業
務が異なるので,運用のためのシナリオはコンピュータ
・システムごとに記述した方がその作成が容易である。
このため,一連のシナリオをまとめる単位としてスケジ
ュールという概念が用いられている。上述のようにオペ
レータは複数のコンピュータ・システムをほぼ同時に操
作するので,図4および図5に示すように,CRT表示
装置14の表示画面のシナリオ表示部31には,複数スケジ
ュール分のシナリオが表示される。
【0038】区分(起動区分)とは,シナリオの起動が
その前のシナリオの結果にもとづいて自動的に行なわれ
るか否かを示すものである。区分が手動の場合は,オペ
レータがシナリオを選択し,実行ボタン33を押下しなけ
ればホスト・コンピュータに対するコマンドは発行され
ない。
【0039】予定時刻とはシナリオが起動される時刻を
さす。区分が自動の場合には,この予定時刻においてコ
マンドが自動的に発行される。
【0040】ステータスとはシナリオの実行状態を示
す。ステータスの種類には,条件待ち,未起動,起動
中,完了,および障害がある。
【0041】図4および図5はCRT表示装置14におけ
る表示例を示す。表示画面にはシナリオ表示部31が設け
られ,ここに複数スケジュール分のシナリオに関する情
報(スケジュールID,予定時刻,シナリオの内容,区
分,ステータス等)が,好ましくは日本語で,表示され
る。このシナリオ表示部31の表示はもちろんスクロール
することができる。図4および図5において,スケジュ
ールID=TOD01の欄にハッチングが施こされてい
るが,これはマウス(入力装置13)を用いてこのスケジ
ュールが指定されたことを示す。具体的には,カーソル
(矢印)を所定の欄に移動させ,マウスでクリックする
ことにより,その欄のスケジュールが指定される。
【0042】表示装置14の画面には,スケジュール表示
ボタン(図示略),条件ボタン32,実行ボタン33等が表
示されている。カーソルをこれらのボタンの表示位置に
位置決めしてマウスでクリックすることにより,これら
のボタンからの入力があった(押された)と認識され
る。
【0043】スケジュール表示ボタンが押されると,シ
ナリオ表示部31にシナリオが表示される。
【0044】条件ボタン32は,このボタンが押下される
と,選択されているシナリオのステータスが「条件待
ち」状態であった場合にステータスが「未起動」とな
る。コンピュータ・システムを起動する前に何らかの条
件がある場合(たとえばユーザからの電話連絡や磁気テ
ープが到着する必要がある)に,その条件が満たされた
後に起動するときに使用される。
【0045】実行ボタン33は,このボタンが押下される
と選択されているシナリオの実際のコマンドがワーク・
ステーション10から対象のホスト・コンピュータに発行
される。
【0046】このように,ワーク・ステーション10の表
示装置14に表示された画面にしたがって,オペレータは
マウス操作のみで所望のホスト・コンピュータにコマン
ドを発行し,またホスト・コンピュータからの応答を確
認することが可能である。
【0047】図3は上述した運用システムの全体的な動
作,とくにワーク・ステーション10のCPU11およびコ
ンピュータ・システムのホスト・コンピュータの処理手
順を示すものである。
【0048】ワーク・ステーション10において,図4に
示すような画面が表示装置14に表示された状態におい
て,所望のシナリオ(スケジュール)がマウスを用いて
選択され,かつ実行ボタン33がクリックされると(ステ
ップ41),選択されたシナリオに対応するコマンドがシ
ナリオ・データ・ベースから読出され(ステップ42),
そのコマンドが送られるべき宛先のホスト・コンピュー
タ(対象コンピュータ・システム)に読出されたコマン
ドが送信される(ステップ43)。また,対象ホスト・コ
ンピュータからの応答時間を監視するためのタイマに応
答時間がセットされかつタイマが起動される(ステップ
44)。
【0049】ホスト・コンピュータではコマンドを受信
すると(ステップ61),そのコマンドにしたがう処理が
実行される(ステップ62)。処理実行後,実行した処理
に関する応答メッセージがホスト・コンピュータからワ
ーク・ステーション10に送信される(ステップ63)。
【0050】ワーク・ステーション10において,ホスト
・コンピュータからの応答メッセージを受信すると(ス
テップ45),先に送出したコマンドに対応する期待応答
(正常応答)と障害応答を示すデータ(コード)がシナ
リオ・データ・ベースから読出され,受信した応答メッ
セージ中の応答データ(コード)と比較される(ステッ
プ46)。
【0051】受信した応答が正常応答と一致すれば(ス
テップ47),図5に示すように,表示画面中のステータ
スが「未起動」から「完了」に変わる(ステップ49)。
これにより,オペレータはコンピュータ・システムが選
択したシナリオにしたがう処理を正常に終了したことを
知ることができる。
【0052】受信した応答が障害応答と一致した場合に
は,画面中の該当するステータス情報として「障害」が
表示される(ステップ48,50)。また,ホスト・コンピ
ュータから応答メッセージを受信することなくタイマか
らタイム・アウト信号が発生した場合にもステータス情
報として「障害」が表示される(ステップ51,50)。こ
れにより,オペレータは障害が発生したことを知ること
ができる。必要があればオペレータは障害の内容の表示
を指示するので,CPU11は障害テーブルを参照して障
害の内容を認識し,その結果を表示する。
【0053】オペレータは,コマンドを送信したのちに
そのコマンドを受信したホスト・コンピュータからの応
答を待つことなく,他のホスト・コンピュータに対する
コマンドを選択して順次他のホスト・コンピュータにコ
マンドを送出することができるのはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】運用システムの全体構成を示すブロック図であ
る。
【図2】シナリオ・データ・ベースの一例を示す。
【図3】運用システムの全体的な動作を示すフロー・チ
ャートである。
【図4】表示例を示す。
【図5】表示例を示す。
【符号の説明】
10 ワーク・ステーション 11 CPU 12 メモリ(シナリオ・データ・ベース) 13 入力装置 14 出力装置(表示装置) 21,22,2J コンピュータ・システム

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台のコンピュータ・システムと,こ
    れらのコンピュータ・システムを運用するためのワーク
    ・ステーションとから構成され,ワーク・ステーション
    は複数台のコンピュータ・システムと接続されており,
    複数台のコンピュータ・システムには,同一内容の処理
    でもコンピュータに対するコマンドの少なくとも記述が
    異なるものがあり,ワーク・ステーションが,複数台の
    コンピュータ・システムをそれぞれ別個に運用するため
    のシナリオと,このシナリオをコンピュータ・システム
    に実行させるためのコンピュータ・システムごとに与え
    るべきコマンドと,そのコマンドが与えられたコンピュ
    ータ・システムから返信される応答とを対応させて格納
    したデータ・ベース,データ・ベースに含まれるシナリ
    オを,同一内容の処理については実質的に同一の記述で
    表現して,対象コンピュータ・システムに対応させて表
    示する表示装置,表示装置に表示されたシナリオのうち
    所望のシナリオを指定するための入力装置,入力装置に
    よって指定されたシナリオに対応するコマンドをデータ
    ・ベースから読出して,そのコマンドに対応する対象コ
    ンピュータ・システムに送信する指令手段,および該当
    するコンピュータ・システムからの応答を受信したとき
    に,その受信した応答を,データ・ベースに格納されて
    いる対応する応答と比較し,その比較結果を表示装置に
    表示させる応答確認手段を備えている,複数台のコンピ
    ュータ・システムの運用装置。
  2. 【請求項2】 上記データ・ベースの応答に正常応答と
    障害応答とがある,請求項1に記載の運用装置。
  3. 【請求項3】 上記データ・ベースに,コマンドに対応
    して応答時間が格納されており,上記ワーク・ステーシ
    ョンが,コマンドの送出後,上記応答時間以内に該当す
    るコンピュータ・システムから応答があるかどうかを監
    視し,上記応答時間内に応答がない場合に上記表示に故
    障の旨を表示させる応答監視手段をさらに備えている,
    請求項1に記載の運用装置。
  4. 【請求項4】 同一内容の処理でもコンピュータに対す
    るコマンドの少なくとも記述が異なるものを含む複数台
    のコンピュータ・システムを,それらに接続されたワー
    ク・ステーションにおいて運用するための方法であり,
    ワーク・ステーションのメモリ装置に設けられたデータ
    ・ベースに,複数台のコンピュータ・システムをそれぞ
    れ別個に運用するためのシナリオと,このシナリオをコ
    ンピュータ・システムに実行させるためのコンピュータ
    ・システムごとに与えるべきコマンドと,そのコマンド
    が与えられたコンピュータ・システムから返信される応
    答とを対応させてあらかじめ格納しておき,ワーク・ス
    テーションの表示装置に,データ・ベースに格納されて
    いるシナリオを複数台のコンピュータ・システムに共通
    の言語で表現して,対象コンピュータ・システムに対応
    させて表示し,ワーク・ステーションの入力装置を通し
    て与えられるシナリオの指定に応答して,その指定され
    たシナリオに対応するコマンドをデータ・ベースから読
    出して,そのコマンドに対応する対象コンピュータ・シ
    ステムに送信し,該当するコンピュータ・システムから
    の応答を受信したときに,その受信した応答を,データ
    ・ベースに格納されている応答と比較し,その比較結果
    をワーク・ステーションの表示装置に表示させる,複数
    台のコンピュータ・システムの運用方法。
  5. 【請求項5】 上記共通の言語が日本語であり,同一の
    処理内容については実質的に同一の表現で表示する,請
    求項4に記載の運用方法。
  6. 【請求項6】 上記データ・ベースには,一連の関連す
    る複数のシナリオに対応して一つのコマンドを格納して
    おく,請求項4に記載の運用方法。
  7. 【請求項7】 同一内容の処理でもコンピュータに対す
    るコマンドの少なくとも記述が異なるものを含む複数台
    のコンピュータ・システムに接続可能であり,それらの
    複数台のコンピュータ・システムを運用するためのワー
    ク・ステーションであり,複数台のコンピュータ・シス
    テムをそれぞれ運用するためのシナリオと,このシナリ
    オによって表わされる処理をコンピュータ・システムに
    実行させるためのコンピュータ・システムごとに与える
    べきコマンドとを対応させて格納したデータ・ベース,
    データ・ベースに含まれるシナリオを,コマンドの記述
    とは異なり,複数台のコンピュータ・システムに共通し
    て理解可能な表現により表示する表示装置,表示装置に
    表示されたシナリオのうち所望のシナリオを指定するた
    めの入力装置,および入力装置によって指定されたシナ
    リオに対応するコマンドをデータ・ベースから読出し
    て,そのコマンドに対応する対象コンピュータ・システ
    ムに送出する指令手段,を備えたワーク・ステーショ
    ン。
  8. 【請求項8】 表示装置に表示されるシナリオ表現が日
    本語による表現であり,上記表示装置は,同一の処理内
    容については実質的に同一の表現で表示する,請求項7
    に記載のワーク・ステーション。
  9. 【請求項9】 上記データ・ベースには一連の関連する
    複数のシナリオに対応して一つのコマンドが格納されて
    いる,請求項7に記載のワーク・ステーション。
  10. 【請求項10】 上記データ・ベースに,コマンドに対
    応して,コマンドが与えられたコンピュータ・システム
    から返信される応答が格納されており,該当するコンピ
    ュータ・システムからの応答を受信したときに,その受
    信した応答を,データ・ベースに格納されている対応す
    る応答と比較し,その比較結果を表示装置に表示させる
    応答確認手段をさらに備えている,請求項7に記載のワ
    ーク・ステーション。
  11. 【請求項11】 上記データ・ベースの応答に正常応答
    と障害応答とがある,請求項10に記載のワーク・ステー
    ション。
  12. 【請求項12】 上記データ・ベースに,コマンドに対
    応して応答時間が格納されており,コマンドの送出後,
    上記応答時間以内に該当するコンピュータ・システムか
    ら応答があるかどうかを監視し,上記応答時間内に応答
    がない場合に上記表示に障害の旨を表示させる応答監視
    手段をさらに備えている,請求項10に記載のワーク・ス
    テーション。
  13. 【請求項13】 上記表示装置は,上記比較結果を,シ
    ナリオと同一種類の表現により表示する,請求項10に記
    載のワーク・ステーション。
  14. 【請求項14】 複数台のコンピュータ・システムをそ
    れらに接続可能なワーク・ステーションを用いて運用す
    る方法であり,ワーク・ステーションのメモリ装置に設
    けられたデータ・ベースに,複数台のコンピュータ・シ
    ステムをそれぞれ運用するためのシナリオと,このシナ
    リオによって表わされる処理をコンピュータ・システム
    に実行させるためのコンピュータ・システムごとに与え
    るべきコマンドとを対応させてあらかじめ格納してお
    き,データ・ベースに含まれるシナリオを,コマンドの
    記述とは異なり,複数台のコンピュータ・システムに共
    通して理解可能な日本語によりワーク・ステーションの
    表示装置に表示し,ワーク・ステーションの入力装置を
    通して与えられるシナリオの指定に応答して,その指定
    されたシナリオに対応するコマンドをデータ・ベースか
    ら読出して,そのコマンドをワーク・ステーションから
    対応する対象コンピュータ・システムに送出する,複数
    台のコンピュータ・システムの運用方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5059374A (en) * 1989-02-09 1991-10-22 The Dow Chemical Company Method for sealing a hollow fiber membrane module in a case
JP2010033574A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Ricoh Co Ltd データ処理方法、装置及びコンピュータ読取可能な媒体
JP2021018741A (ja) * 2019-07-23 2021-02-15 株式会社コンシェルジュ 対話型入力支援システム及びプログラム
JP2021196914A (ja) * 2020-06-15 2021-12-27 株式会社コンシェルジュ 対話型入力支援システム、対話型入力支援方法、情報処理システム及びプログラム

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