JP2001202114A - 搬送制御方法および装置ならびに搬送制御のための記録媒体 - Google Patents

搬送制御方法および装置ならびに搬送制御のための記録媒体

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JP2001202114A
JP2001202114A JP2000011043A JP2000011043A JP2001202114A JP 2001202114 A JP2001202114 A JP 2001202114A JP 2000011043 A JP2000011043 A JP 2000011043A JP 2000011043 A JP2000011043 A JP 2000011043A JP 2001202114 A JP2001202114 A JP 2001202114A
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JP2000011043A
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Toshiaki Ito
俊明 伊藤
Yoji Takase
洋史 高瀬
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Hitachi Tohoku Software Ltd
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】作業時に発生した作業ショップ内の負荷バラン
スの不均衡を是正し,円滑な作業活動を可能にする。 【解決手段】多品種少量生産を行うジョブショップ型の
生産ショップに対して,個々の設備に対応し設備に関す
る情報を管理する設備エージェントと,個々のロットに
対応しロットの搬送先を決定するロットエージェントと
を設け,ロットエージェントはロットの搬送先を決定す
るために設備エージェントへ移動し,各設備の負荷を考
慮するための情報を取得し,取得した情報に基づきロッ
トの搬送先を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,複数の設備の間
で指示に基づき被搬送物を搬送する搬送装置を制御する
ための搬送制御方法および装置ならびに搬送制御のため
の記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,ロットの搬送を制御する装置とし
て,特開平09-225788号公報に記載の生産管理装置が知
られている。すなわち,生産ラインを移動する製品と一
対一に対応する製品対応エージェントを設け,この製品
対応エージェントが制御コンピュータ中を製品の流れと
同期して自律的に移動することにより,制御コンピュー
タと制御機器ならびに工作機械の対応関係に変更があっ
ても,製品対応エージェントの移動先を定義するだけで
対応でき,生産ラインの変更に簡易に対応できるように
なっている。このように工場全体を統一されたアーキテ
クチャで構築することにより,工作機械に配置換えがあ
っても,制御機器や制御コンピュータ側での変更が少な
くて済む生産管理装置が提供される。
【0003】しかし,前記公報の装置においては,特定
の注文の飛び込みや生産設備の故障などに起因する生産
効率の低下に対する対処方法については考慮されていな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】生産現場においては,
設備の故障,あるいは急な作業の飛び込みなどの理由に
より,一部の設備に作業が集中する,あるいは一部の設
備に作業が到着しないなど,各設備の負荷のバランスに
不均衡が生じることがある。このような状態は,作業の
遅れまたは設備の稼働率低下といった,生産ショップ全
体としての生産効率の低下を招く。生産活動を円滑に進
めるためには,生産ショップ内に存在する設備に,適度
に作業が分散している状態,即ち負荷バランスが取れて
いる状態が好ましい。
【0005】しかし,上記の従来技術では,ロットの次
回の移動先は製品対応エージェントが持つ加工順序によ
り予め一意に決定されており,生産時に発生した生産変
動に対しては対応できないという問題点があった。
【0006】本発明はこのような課題を解決したもの
で,複数の設備で被搬送物に対して作業を行う場合に,
被搬送物の搬送先を作業時に動的に決定/変更可能とす
ることで,作業時に発生した作業ショップ内の負荷バラ
ンスの不均衡を是正し,円滑な作業活動を行うことが可
能な搬送制御方法および装置ならびに搬送制御のための
記録媒体を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め,本発明に係る搬送制御方法は,複数の設備の間で指
示に基づき被搬送物を搬送する搬送装置を制御するため
の搬送制御方法であって,各設備に一対一に対応する設
備エージェントと,被搬送物に一対一に対応する被搬送
物エージェントとを有し,前記設備エージェントは,対
応する設備に関する情報を記憶しており,他の設備エー
ジェントおよび/または被搬送物エージェントと情報の
授受を行い,前記被搬送物エージェントは,対応する被
搬送物に関する情報を記憶しており,他の被搬送物エー
ジェントおよび/または各設備エージェントと情報の授
受を行い,情報の授受により得た情報に基づいて対応す
る被搬送物の搬送先の設備を決定し,決定した設備に対
応する被搬送物を搬送するよう前記搬送装置に指示する
ことを,特徴とする。
【0008】本発明に係る搬送制御装置は,複数の設備
の間で指示に基づき被搬送物を搬送する搬送装置を制御
するための搬送制御装置であって,各設備に一対一に対
応する設備エージェントと,被搬送物に一対一に対応す
る被搬送物エージェントとを有し,前記設備エージェン
トは,対応する設備に関する情報を記憶する設備記憶手
段と,他の設備エージェントおよび/または被搬送物エ
ージェントと情報の授受を行う設備側通信手段とを備
え,前記被搬送物エージェントは,対応する被搬送物に
関する情報を記憶する被搬送物記憶手段と,他の被搬送
物エージェントおよび/または各設備エージェントと情
報の授受を行う被搬送側通信手段と,前記被搬送側通信
手段が得た情報に基づいて対応する被搬送物の搬送先の
設備を決定する決定手段と,対応する被搬送物を前記決
定手段が決定した設備に搬送するよう前記搬送装置に指
示する指示手段とを備えていることを,特徴とする。
【0009】本発明に係るプログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体は,複数の設備の間で指
示に基づき被搬送物を搬送する搬送装置を制御するため
のプログラムを記録した記録媒体であって,各設備に一
対一に対応する設備エージェントを設定する手順と,被
搬送物に一対一に対応する被搬送物エージェントを設定
する手順と,前記設備エージェントに,対応する設備に
関する情報を記憶させる手順と,前記設備エージェント
に,他の設備エージェントおよび/または被搬送物エー
ジェントと情報の授受を行わせる手順と,前記被搬送物
エージェントに,対応する被搬送物に関する情報を記憶
させる手順と,前記被搬送物エージェントに,他の被搬
送物エージェントおよび/または各設備エージェントと
情報の授受を行わせる手順と,前記被搬送物エージェン
トに,情報の授受により得た情報に基づいて対応する被
搬送物の搬送先の設備を決定させる手順と,前記被搬送
物エージェントに,決定した設備に対応する被搬送物を
搬送するよう前記搬送装置に指示させる手順とを,コン
ピュータに実行させることを特徴とする。
【0010】本発明で,各設備は前記被搬送物に対して
作業を行う構成を有し,前記被搬送物に関する情報は,
対応する被搬送物の各設備での作業の工程順序,各作業
を実施可能な設備に対応する設備エージェントの識別情
報,および各作業の標準時間を含むことが好ましい。
【0011】また,本発明で,前記設備に関する情報
は,対応する設備で現在作業中の被搬送物の作業開始時
刻および/または作業終了時刻ならびに仕掛かり中の被
搬送物の数を含むことが好ましい。
【0012】本発明に係る搬送制御装置で,各設備エー
ジェントは前記被搬送物エージェントを格納するための
格納手段を備え,前記被搬送物エージェントはその被搬
送物記憶手段に記憶される前記識別情報の設備エージェ
ントの前記格納手段の間を移動するための移動手段を備
え,前記被搬送物エージェントの前記被搬送側通信手段
は,格納される前記格納手段を備えた設備エージェント
の前記設備記憶手段に記憶される前記作業開始時刻およ
び/または作業終了時刻ならびに仕掛かり中の被搬送物
の数を含む情報を前記設備側通信手段から得ることが好
ましい。
【0013】また,本発明に係る搬送制御装置で,各設
備エージェントの前記設備側通信手段は,前記設備記憶
手段に記憶される前記作業開始時刻および/または作業
終了時刻ならびに仕掛かり中の被搬送物の数を含む情報
と,前記格納手段に格納される前記被搬送物エージェン
トの前記被搬送側通信手段から得た情報とを,他の設備
エージェントおよび/または被搬送物エージェントに送
ることが好ましい。
【0014】設備エージェントおよび被搬送物エージェ
ントは,コンピュータネットワーク間を移動可能である
ことが好ましい。設備は, 被搬送物に対して所定の作業
を行うことが好ましい。
【0015】本発明のより具体的な構成では,多品種少
量生産を行うジョブショップ型の生産ショップに対し
て,被搬送物の個々のロットに対応する被搬送物エージ
ェントを設け,この被搬送物エージェントがロットの作
業の工程順序,作業を実施可能な設備の情報,標準作業
時間を保持する。また,ロットに作業を行う個々の設備
に対して設備エージェントを設ける。この設備エージェ
ントは,設備に関する情報として,対応する設備で現在
作業中の被搬送物の作業開始時刻および/または作業終
了時刻ならびに仕掛かり中,すなわち,その設備で現在
作業中および作業待ちをしているロットの数の情報を保
持するとともに,仕掛かり中のロットに対応する被搬送
物エージェントを保持する。被搬送物エージェントは,
ロットの搬送先を決定するために,次工程の作業を実施
可能な設備に対応する設備エージェントに移動し,各設
備に仕掛っているロットの数や,作業開始時刻,作業終
了時刻といった,各設備の負荷を考慮するための情報を
取得する。被搬送物エージェントは,それらの情報に基
づきロットの搬送先を決定し,決定した設備に被搬送物
を搬送するよう搬送装置に指示する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下,図面に基づき本発明の実施
の形態の搬送制御方法および装置について説明する。本
実施の形態の搬送制御方法は,そのプログラムを記録し
たCD−ROM,フロッピーディスクなどのコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体によりコンピュータ1に実行
させることができる。
【0017】図1は,実施の形態の搬送制御装置のサー
ビスエージェント(設備エージェント)およびロットエ
ージェント(被搬送物エージェント)を,コンピュータ
上で動作するプログラムとして構築した場合のシステム
の構成例を示すブロック図である。本実施の形態の説明
上,コンピュータ1の名称をそれぞれC1,C2,C3とし,
サービスエージェント10の名称をそれぞれSA1,SA2,SA
3,SA4とし,ロットエージェント20の名称をそれぞれLA
1,LA2,LA3,LA4とし,設備2の名称をそれぞれM1,M
2,M3,M4とし,ロット(被搬送物)3の名称をそれぞれ
L1,L2,L3,L4とし,搬送指示装置4の名称をそれぞれD
1,D2,D3,D4とし,搬送装置6の名称をそれぞれW1,W
2,W3,W4とする。
【0018】サービスエージェント10は生産ショップ内
の設備2と一対一に設けられるもので,図1では設備M1,
M2,M3,M4にそれぞれサービスエージェントSA1,SA2,
SA3,SA4が対応する。また,ロットエージェント20は,
生産ショップ内を流れるロット3と一対一に設けられる
もので,図1では,ロットL1,L2,L3,L4にそれぞれロ
ットエージェントLA1,LA2,LA3,LA4が対応する。
【0019】ロットL1は設備M1で作業中である。このよ
うな場合,設備M1に対応するサービスエージェントSA1
は,この作業中のロットL1に対応するロットエージェン
トLA1を格納する。同様にして,ロットL2は設備M2で作
業中であり,設備M2に対応するサービスエージェントSA
2はロットL2に対応するロットエージェントLA2を格納す
る。ロットL4は設備M4で作業中であり,設備M4に対応す
るサービスエージェントSA4はロットL4に対応するロッ
トエージェントLA4を格納する。また,ロットL3は設備M
2で作業待ち状態である。このような場合,設備M2に対
応するサービスエージェントSA2は,この作業待ち状態
のロットL3に対応するロットエージェントLA3も格納す
る。
【0020】サービスエージェントSA1はコンピュータC
1上で,サービスエージェントSA2はコンピュータC2上
で,サービスエージェントSA3とSA4はコンピュータC3上
でそれぞれ動作している。コンピュータC1,C2,C3はネ
ットワーク5を介して接続されている。
【0021】コンピュータ1は,キーボードやマウス,
タブレット,タッチパネルなどの入力装置,CPU及びメ
モリから構成される処理装置,データを表示するディス
プレイ,データやプログラムを格納する外部記憶装置な
どから構成される。ネットワーク5は,ネットワークに
接続されたコンピュータの間でデータを送受信する手段
であり,特定の場所内のネットワークであるLAN(Local
Area Network),各拠点間のネットワークであるWAN
(Wide Area Network),ネットワーク同士を相互に接
続したネットワークであるインターネットのいずれであ
っても良い。
【0022】設備2は,ロット3の各工程の作業を実施可
能な作業機械である。ロット3は,作業対象物のことで
あり,作業および搬送を行う際の一単位である。搬送装
置6は,設備2間でロット3を搬送するための装置であ
り,例えばAGV(Automated Guided Vehicle)などの装
置であってよい。
【0023】搬送指示装置4は,搬送装置6に対してロッ
トの搬送先を指示するための装置であり,例えば,搬送
装置6を操作する作業者または搬送作業を行う作業者に
対して搬送先指示データを表示するためのディスプレ
イ,搬送先指示データを印刷するためのプリンタ,また
は搬送装置6に直接搬送指示のデータを送信するための
装置などである。
【0024】図1では3台のコンピュータ1と,各々のコ
ンピュータ1上で動作する4つのサービスエージェント10
および4つのロットエージェント20の場合を例示する
が,コンピュータ1やサービスエージェント10,ロット
エージェント20の数が本実施の形態と異なっても実施可
能である。
【0025】図2は,サービスエージェント10およびロ
ットエージェント20の機能構成の一例を示したブロック
図である。サービスエージェント10は,ロットエージェ
ント20を格納するエージェント格納部(格納手段)11,
ロットエージェント20と情報を授受する情報授受部(設
備側通信手段)12,対応する設備2に関する情報を記憶
する設備情報記憶部(設備記憶手段)13から構成され
る。
【0026】ロットエージェント20は,ロットエージェ
ント20の移動に関する処理を行う移動処理部(移動手
段)21,サービスエージェント10と情報を授受する情報
授受部(被搬送側通信手段)22,ロット3の搬送先を決
定するロット搬送先決定部(決定手段)23,ロット3の
搬送先を指示するロット搬送先指示部(指示手段)24,
対応するロット3に関する情報を記憶するロット情報記
憶部(被搬送物記憶手段)25から構成される。
【0027】本実施の形態で示すようなサービスエージ
ェント10とロットエージェント20を構築する場合,例え
ば米国Sun Microsystems, Inc.が開発したプログラミン
グ言語であるJava(JavaTM 2 SDK, Standard Edition,
version1.2)を用いれば,本発明におけるサービスエー
ジェント10,ロットエージェント20はそれぞれクラスと
呼ぶコードとして,サービスエージェント10,ロットエ
ージェント20が持つ各機能は前記クラスが持つメソッド
と呼ぶコードとして,サービスエージェント10,ロット
エージェント20が記憶する情報は前記クラスが持つ属性
と呼ぶコードとして記述できる。更に,エージェント間
の通信はオブジェクト間のメソッドの呼び出しとして,
エージェントの移動はJavaが持つオブジェクトのシリア
ライゼーションの機構を用いて実現できる。
【0028】また,Javaにおいては前記のようなオブジ
ェクト間のメソッドの呼び出し,およびシリアライゼー
ション機構を用いたオブジェクトの移動は,ネットワー
クを介して接続されたコンピュータ間でも可能である。
【0029】以下,図2の各機能を前述のJavaで実現す
る場合を例にして述べる。図3にサービスエージェント1
0の構造の一例を示す。サービスエージェント10は,個
々のサービスエージェント10およびロットエージェント
20を識別するための識別子属性101,当該サービスエー
ジェント10が対応する設備2の名称である設備名称属性1
02,対応する設備2で現在作業中のロット3に対応するロ
ットエージェント20の識別子を記憶する作業中ロットエ
ージェント属性103,対応する設備2で現在行われている
作業の開始時刻である作業開始時刻属性104,同作業の
終了時刻である作業終了時刻属性105,設備2で作業中お
よび作業待ち状態のロット3に対応するロットエージェ
ント20を保持するロットエージェントリスト属性106に
より構成する。
【0030】また,サービスエージェント10は,ロット
エージェント20との間で情報を授受するための情報授受
メソッド107,設備2の情報を取得するための設備情報取
得メソッド108,ロットエージェント20を受け取り格納
するためのメソッドであるエージェント格納メソッド10
9により構成する。
【0031】図4にロットエージェント20の構造の一例
を示す。ロットエージェント20は,個々のロットエージ
ェント20およびサービスエージェント10を識別するため
の識別子属性201,当該ロットエージェント20が対応す
るロット3の名称であるロット名称属性202,対応するロ
ット3の工程順序に関する情報を記憶する工程情報リス
ト属性203により構成する。
【0032】また,ロットエージェント20は,サービス
エージェント10との間で情報を授受する情報授受メソッ
ド204,ロットエージェント20の移動に関する処理を行
う移動メソッド205,対応するロット3の搬送先決定に関
する処理を行うロット搬送先決定メソッド206,搬送指
示を出力する処理を行うロット搬送先指示メソッド207
により構成する。
【0033】図3及び図4で示した属性及びメソッドを用
い,図2で示したサービスエージェント10およびロット
エージェント20の各機能を以下のように記述する。サー
ビスエージェント10の構成要素であるエージェント格納
部11は,ロットエージェントリスト属性106とエージェ
ント格納メソッド109により,情報授受部12は情報授受
メソッド107により,設備情報記憶部13は作業中ロット
エージェント属性103,作業開始時刻属性104,作業終了
時刻属性105および設備情報取得メソッド108により,そ
れぞれ記述する。
【0034】ロットエージェント20の構成要素である移
動処理部21は移動メソッド205により,情報授受部22は
情報授受メソッド204により,ロット搬送先決定部23は
ロット搬送先決定メソッド206により,ロット搬送先指
示部24はロット搬送先指示メソッド207により,ロット
情報記憶部25は工程情報リスト属性203により,それぞ
れ記述する。
【0035】サービスエージェント10は,対応する設備
2の稼働開始と連動してコンピュータ1上で起動される。
サービスエージェント10は,対応する設備2が稼働して
いる間は常にコンピュータ1上で動作している。
【0036】ロットエージェント20は,対応するロット
3が生産ショップに投入された時点で作業者によって起
動され,該ロット3の全工程の作業が終わった時点でプ
ログラムの動作を終える。識別子属性201,ロット名称
属性202,工程情報リスト属性203に格納する情報は起動
時に作業者が設定するものとする。
【0037】図3及び図4に示したサービスエージェント
10およびロットエージェント20の各属性およびメソッド
の動作について以下説明する。例として,サービスエー
ジェントSA1,SA2,SA3,SA4の識別子をそれぞれsa1,s
a2,sa3,sa4,ロットエージェントLA1,LA2,LA3,LA4
の識別子をそれぞれla1,la2,la3,la4とする。
【0038】図5および図6を用いて,サービスエージェ
ント10が行うロットエージェント20の格納方法について
説明する。前述のオブジェクトはその属性として数値や
文字列などのデータ,及びオブジェクトそのものを記憶
することができる。そこで,サービスエージェント10は
属性の一つであるロットエージェントリスト属性106に
ロットエージェント20とロットエージェント20の状態を
記憶する。本実施例ではロットエージェントの状態とし
て以下の3状態を例として定める。
【0039】(1)作業中:ロットエージェント20に対
応するロット3が,当該サービスエージェント10に対応
する設備2で作業中である。 (2)作業待ち:ロットエージェント20に対応するロッ
ト3が,当該サービスエージェント10に対応する設備2で
作業待ちをしている。 (3)情報取得:ロットエージェント20は,ロット3の搬
送先を決定するために当該サービスエージェント10に情
報を取得しにきている。
【0040】図5にロットエージェントリスト属性106の
例を示す。ロットエージェントリスト属性106は,ロッ
トエージェント20を格納するロットエージェントフィー
ルドと,前記のロットエージェントの状態を格納する状
態フィールドをもつ。図5の例では,ロットエージェン
トリスト属性106にはロットエージェントLA2,LA3,お
よびLA1が格納されており,各々のロットエージェント2
0の状態は以下の通りである。LA2に対応するロット3
は,当該サービスエージェント10に対応する設備2で現
在作業中である。LA3に対応するロット3は,当該サービ
スエージェント10に対応する設備2で作業待ちをしてい
る。LA1は当該サービスエージェント10に情報を取得し
にきている。
【0041】上記のロットエージェント20の状態は,後
述する設備情報取得メソッド108の通知によって変更さ
れる。例えば,設備情報取得メソッド108から作業開始
の通知があった場合は,該当するロットエージェント20
の状態を「作業中」に変更する。
【0042】エージェント格納メソッド109は,当該サ
ービスエージェント10に移動してきたロットエージェン
ト20をロットエージェントリスト属性106に格納するた
めのメソッドである。
【0043】図6は,エージェント格納メソッド109の処
理の概略を示したフローチャートである。 STEP1:当該サービスエージェント10にロットエージェ
ント20が移動してくる。同時にロットエージェントの移
動目的も受け取る。 STEP2:STEP1で受け取ったロットエージェント20とその
移動目的(状態)をロットエージェントリスト属性106
に記憶する。
【0044】図7を用いて,対応する設備2に関する情報
である作業中ロットエージェント属性103 ,作業開始時
刻属性104,作業終了時刻属性105について説明する。サ
ービスエージェント10は,対応する設備2に関する情報
として,設備2で現在作業中のロット3に対応するロット
エージェント20の識別子,該作業の開始時刻および終了
時刻を,それぞれ作業中ロットエージェント属性103,
作業開始時刻属性104,作業終了時刻属性105に記憶す
る。なお,作業中ロットエージェント属性103,作業開
始時刻属性104,作業終了時刻属性105に情報が記憶され
ていない場合は,作業中のロット3が無いものとする。
【0045】図7に作業中ロットエージェント属性103,
作業開始時刻属性104,作業終了時刻属性105の例を示
す。図7の例では「/」を区切り記号として,時刻を年,
月,日,時,分の順に記述している。よって図7の例で
は,当該サービスエージェント10に対応する設備2で作
業中のロット3に対応するロットエージェント20はLA1,
作業開始時刻が1999年1月1日12時00分,作業終了時刻が
1999年1月1日12時30分となる。
【0046】設備情報取得メソッド108は,コンピュー
タ1の入力装置などを介して,サービスエージェント10
に対応する設備2での作業開始,または作業終了の通
知,およびそれに関する情報を受け取り,取得した通知
および情報に基づき作業中ロットエージェント属性10
3,作業開始時刻属性104,作業終了時刻属性105の値,
およびロットエージェントリスト属性106にあるロット
エージェント20の状態を変更する。本実施例において設
備情報取得メソッド108が受け取る通知および情報の内
容は,以下の2つである。
【0047】(1)作業を開始した旨の通知,作業を開
始したロット3に対応するロットエージェント20の識別
子,作業開始時刻および終了時刻。 (2)作業を終了した旨の通知,および作業を終了した
ロット3に対応するロットエージェント20の識別子。
【0048】上記の情報は,設備2で作業を開始または
終了した時点で作業者がコンピュータ1の入力装置を介
して設備情報取得メソッド108を呼び出し,情報を入力
する。取得した情報が作業終了の通知であった場合,設
備情報取得メソッド108は該当するロットエージェント2
0に作業を終了した旨の通知を行う。
【0049】図8に,設備情報取得メソッド108の処理の
フローチャートを示す。 STEP1:作業開始または作業終了に関する通知および情
報を受け取る。 STEP2:受け取った情報に基づき,作業中ロットエージ
ェント属性103,作業開始時刻属性104,作業終了時刻属
性105を変更する。 STEP3:受け取った情報に基づき,ロットエージェント
リスト属性106に記憶されているロットエージェントの
状態を変更する。 STEP4:受け取った情報が作業終了に関する情報かどう
かを判定する。 STEP5:受け取った情報を,該当するロットエージェン
ト20(ロットエージェントリスト属性106の中で,「作
業中」の状態を持つロットエージェント20)に通知す
る。
【0050】情報授受メソッド107は,サービスエージ
ェント10がロットエージェント20との間で情報の授受を
行うためのメソッドである。サービスエージェント10
は,ロットエージェント20からの作業着手予定時刻(作
業開始時刻),作業完了予定時刻(作業終了時刻),仕
掛りロット数,すなわち,現在作業中および作業待ちを
しているロットの数,の問い合せに応じて,当該サービ
スエージェント10が記憶している情報および当該サービ
スエージェント10が格納しているロットエージェント20
が記憶している情報を取得し,ロットエージェント20へ
返答する。
【0051】図9に情報授受メソッド107の処理のフロー
チャートを示す。 STEP1:ロットエージェント20から情報の問い合せを受
ける。 STEP2:仕掛りロット数の問い合せかどうかを判定す
る。 STEP3:ロットエージェントリスト属性106の中で,状態
が作業中および作業待ちであるロットエージェント20の
個数を数える。 STEP4:作業開始時刻属性104に記憶されている値を取得
する。 STEP5:ロットエージェントリスト属性106の中で,作業
中および作業待ちの状態を持つロットエージェント20
に,当該設備で行う作業の標準作業時間を問い合せ,取
得する。 STEP6:作業完了予定時刻の問い合せかどうかを判定す
る。 STEP7:問い合せのあったロットエージェント20に,当
該設備で行う作業の標準作業時間を問い合せ,取得す
る。 STEP8:取得した作業開始時刻に,取得した全ての標準
作業時間を加え,時刻を算出する。 STEP9:ロットエージェント20に返答する。 以上が,サービスエージェント10の各属性およびメソッ
ドの動作についての説明である。
【0052】次に,ロットエージェント20の各属性およ
びメソッドの動作について説明する。工程情報リスト属
性203は,ロットエージェント20に対応するロット3の工
程順序,各工程の作業を実施可能な設備2に対応するサ
ービスエージェント10の識別子,および各工程の標準作
業時間を記憶する。
【0053】図10に工程情報リスト属性203の例を示
す。工程情報リスト属性203は,工程数番号を示す工程
番号フィールド,サービスエージェント10の識別子を格
納する識別子フィールド,標準作業時間を格納する標準
作業時間フィールドからなる。同じ工程番号が複数存在
する場合は,当該工程の作業を実施可能な設備2が複数
台存在するものとする。また,本実施例における標準作
業時間の単位は分とする。図10の例では第1工程の作業
を実施可能な設備2に対応するサービスエージェント10
はSA1であり,その標準作業時間は30分である。第2工程
の作業を実施可能な設備は2台あり,それらの設備に対
応するサービスエージェント10はSA2および SA3,各々
の標準作業時間は60分,75分である。
【0054】移動メソッド205は,ロットエージェント2
0の移動に関する処理を行うメソッドである。移動メソ
ッド205は,ロット搬送先決定メソッド206から移動の依
頼および移動先サービスエージェント10の識別子を受け
取り,ロットエージェントを移動させる。
【0055】図11は,移動メソッド205の処理の概略を
示したフローチャートである。 STEP1:移動の依頼と,移動先サービスエージェント10
の識別子を受け取る。 STEP2:移動先サービスエージェント10にロットエージ
ェント20を移動させる。 STEP3:移動先のサービスエージェント10に当該ロット
エージェント20の移動目的を通知する。ロット3の搬送
先を決定する為に情報を取得しにきた場合は「情報取
得」,ロット3の搬送先である設備2に対応するサービス
エージェント10に移動してきた場合は「作業待ち」を通
知する。 STEP4:依頼元に移動終了を通知する。
【0056】情報授受メソッド204は,ロットエージェ
ント20がサービスエージェント10との間で情報の授受を
行うためのメソッドである。サービスエージェント10か
らの標準作業時間の問い合せに応じて,工程情報リスト
属性203に記憶されている情報を取得し,その情報を問
い合せのあったサービスエージェント10に返答する。
【0057】図12に情報授受メソッド204が行う処理の
フローチャートを示す。 STEP1:サービスエージェント10からの問い合せを受け
る。 STEP2:工程情報リスト属性203から,問い合せを受けた
サービスエージェント10に対応する標準作業時間を取得
する。 STEP3:サービスエージェント10に返答する。
【0058】ロット搬送先決定メソッド206は,当該ロ
ットエージェント20に対応するロット3の搬送先を決定
するメソッドである。ロット搬送先決定メソッド206
は,搬送先を決定するために必要な情報をサービスエー
ジェント10から取得し,ロット3の搬送先となる設備2を
決定する。
【0059】図13はロットの搬送先決定処理の概略を示
したフローチャートである。 STEP1:サービスエージェント10から作業終了の通知を
受け取る。 STEP2:全ての工程の作業が終了したかどうかを判定す
る。 STEP3:ロットエージェント20の動作を停止する。 STEP4:工程情報リスト属性203から次工程の作業を実施
可能な全ての設備2に対応するサービスエージェント10
の識別子を取得し,移動先候補として保持する。 STEP5:STEP4で取得した移動先候補のなかで,まだ移動
していないサービスエージェント10があるかどうかを判
定する。 STEP6:移動先候補から,まだ移動していないサービス
エージェント10の識別子を一つ選定する。 STEP7:STEP4で取り出したサービスエージェント10の識
別子を移動メソッド205に渡し,ロットエージェント20
を移動させる。移動メソッド205から移動終了通知を受
けたらSTEP8へ進む。 STEP8: サービスエージェント10から作業着手予定時
刻,作業完了予定時刻,仕掛りロット数のうち,少なく
とも一つの情報と,識別子属性101および設備名称属性1
02の情報を取得する。 STEP9:取得した情報に基づき,ロット3の搬送先を決定
する。 STEP10:STEP9で決定した搬送先の設備2の設備名称をロ
ット搬送先指示メソッド207に送り,搬送指示の出力を
依頼する。 STEP11:STEP9で決定した搬送先の設備2に対応するサー
ビスエージェント10の識別子を移動メソッド205に送
り,ロットエージェント20を移動させる。
【0060】STEP9におけるロット3の搬送先の決定方法
としては,例えば情報として仕掛りロット数を取得し,
仕掛りロット数の最も少ない設備3を搬送先として決定
するといった方法がある。また,作業着手予定時刻また
は作業完了予定時刻を取得し,作業着手予定時刻または
作業終了時刻が最も速い設備を搬送先として決定する方
法などを用いても良い。
【0061】ロットエージェント20の生成時には生成時
の初期動作としてロット3の搬送先決定処理をSTEP2から
開始する。ロット搬送先指示メソッド207は,ロット搬
送先決定メソッド206が決定したロット3の搬送先を,搬
送指示装置4へ出力する。
【0062】図14にロット搬送先指示メソッド207の処
理のフローチャートを示す。 STEP1:ロット搬送先決定メソッド206より,搬送指示の
出力依頼と搬送先の設備2の設備名称を受け取る。 STEP2:搬送指示装置4に,当該ロットエージェント20に
対応するロット3のロット名称属性202と,搬送先設備名
称を出力する。
【0063】搬送指示装置4は,搬送装置6に対してロッ
トの搬送先を指示する。その指示に基づき,搬送装置6
は,決定した設備にロットを搬送する。こうして,ロッ
トの搬送先を生産時点での生産情報に基づいて決定する
ことにより,各設備2に適度に作業を分散させ,生産状
況の変動に迅速に対応した円滑な生産活動が可能とな
る。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば,複数の設備で被搬送物
に対して作業を行う場合に,作業時に発生した作業ショ
ップ内の負荷を各設備に適度に分散させて円滑な作業活
動を行い,作業ショップ全体の生産効率を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の搬送制御装置を示すシス
テム構成のブロック図である。
【図2】サービスエージェントおよびロットエージェン
トの構成を示すブロック図である。
【図3】サービスエージェントの構造の例を示すブロッ
ク図である。
【図4】ロットエージェントの構造の例を示すブロック
図である。
【図5】サービスエージェントが持つエージェントリス
ト属性の一例である。
【図6】エージェント格納メソッドが行う処理の概略を
示すフローチャートである。
【図7】サービスエージェントが持つ設備に関する情報
の一例である。
【図8】設備情報取得メソッドが行う処理の概略を示す
フローチャートである。
【図9】サービスエージェントの情報授受メソッドが行
う処理の概略を示すフローチャートである。
【図10】ロットエージェントが持つ工程情報リストの一
例である。
【図11】移動メソッドが行う処理の概略を示すフローチ
ャートである。
【図12】ロットエージェントの情報授受メソッドの処理
の概略を示すフローチャートである。
【図13】搬送先決定メソッドが行う処理の概略を示すフ
ローチャートである。
【図14】搬送先指示メソッドが行う処理の概略を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 コンピュータ 2 設備 3 ロット(被搬送物) 4 搬送指示装置 5 ネットワーク 6 搬送装置 10 サービスエージェント(設備エージェント) 20 ロットエージェント(被搬送物エージェント)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F022 LL07 MM07 MM08 MM44 PP04 5B049 BB07 BB31 CC21 CC31 CC40 DD01 EE51 FF03 FF04 GG04 GG07 9A001 BB06 HH34 JJ44 JJ61 KK54 LL09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の設備の間で指示に基づき被搬送物を
    搬送する搬送装置を制御するための搬送制御方法であっ
    て,各設備に一対一に対応する設備エージェントと,被
    搬送物に一対一に対応する被搬送物エージェントとを有
    し,前記設備エージェントは,対応する設備に関する情
    報を記憶しており,他の設備エージェントおよび/また
    は被搬送物エージェントと情報の授受を行い,前記被搬
    送物エージェントは,対応する被搬送物に関する情報を
    記憶しており,他の被搬送物エージェントおよび/また
    は各設備エージェントと情報の授受を行い,情報の授受
    により得た情報に基づいて対応する被搬送物の搬送先の
    設備を決定し,決定した設備に対応する被搬送物を搬送
    するよう前記搬送装置に指示することを,特徴とする搬
    送制御方法。
  2. 【請求項2】複数の設備の間で指示に基づき被搬送物を
    搬送する搬送装置を制御するための搬送制御装置であっ
    て,各設備に一対一に対応する設備エージェントと,被
    搬送物に一対一に対応する被搬送物エージェントとを有
    し,前記設備エージェントは,対応する設備に関する情
    報を記憶する設備記憶手段と,他の設備エージェントお
    よび/または被搬送物エージェントと情報の授受を行う
    設備側通信手段とを備え,前記被搬送物エージェント
    は,対応する被搬送物に関する情報を記憶する被搬送物
    記憶手段と,他の被搬送物エージェントおよび/または
    各設備エージェントと情報の授受を行う被搬送側通信手
    段と,前記被搬送側通信手段が得た情報に基づいて対応
    する被搬送物の搬送先の設備を決定する決定手段と,対
    応する被搬送物を前記決定手段が決定した設備に搬送す
    るよう前記搬送装置に指示する指示手段とを備えている
    ことを,特徴とする搬送制御装置。
  3. 【請求項3】各設備は前記被搬送物に対して作業を行う
    構成を有し,前記被搬送物に関する情報は,対応する被
    搬送物の各設備での作業の工程順序,各作業を実施可能
    な設備に対応する設備エージェントの識別情報,および
    各作業の標準時間を含むことを特徴とする請求項2記載
    の搬送制御装置。
  4. 【請求項4】前記設備に関する情報は,対応する設備で
    現在作業中の被搬送物の作業開始時刻および/または作
    業終了時刻ならびに仕掛かり中の被搬送物の数を含むこ
    とを特徴とする請求項3記載の搬送制御装置。
  5. 【請求項5】各設備エージェントは前記被搬送物エージ
    ェントを格納するための格納手段を備え,前記被搬送物
    エージェントはその被搬送物記憶手段に記憶される前記
    識別情報の設備エージェントの前記格納手段の間を移動
    するための移動手段を備え,前記被搬送物エージェント
    の前記被搬送側通信手段は,格納される前記格納手段を
    備えた設備エージェントの前記設備記憶手段に記憶され
    る前記作業開始時刻および/または作業終了時刻ならび
    に仕掛かり中の被搬送物の数を含む情報を前記設備側通
    信手段から得ることを,特徴とする請求項4記載の搬送
    制御装置。
  6. 【請求項6】各設備エージェントの前記設備側通信手段
    は,前記設備記憶手段に記憶される前記作業開始時刻お
    よび/または作業終了時刻ならびに仕掛かり中の被搬送
    物の数を含む情報と,前記格納手段に格納される前記被
    搬送物エージェントの前記被搬送側通信手段から得た情
    報とを,他の設備エージェントおよび/または被搬送物
    エージェントに送ることを特徴とする請求項5記載の搬
    送制御装置。
  7. 【請求項7】複数の設備の間で指示に基づき被搬送物を
    搬送する搬送装置を制御するためのプログラムを記録し
    た記録媒体であって,各設備に一対一に対応する設備エ
    ージェントを設定する手順と,被搬送物に一対一に対応
    する被搬送物エージェントを設定する手順と,前記設備
    エージェントに,対応する設備に関する情報を記憶させ
    る手順と,前記設備エージェントに,他の設備エージェ
    ントおよび/または被搬送物エージェントと情報の授受
    を行わせる手順と,前記被搬送物エージェントに,対応
    する被搬送物に関する情報を記憶させる手順と,前記被
    搬送物エージェントに,他の被搬送物エージェントおよ
    び/または各設備エージェントと情報の授受を行わせる
    手順と,前記被搬送物エージェントに,情報の授受によ
    り得た情報に基づいて対応する被搬送物の搬送先の設備
    を決定させる手順と,前記被搬送物エージェントに,決
    定した設備に対応する被搬送物を搬送するよう前記搬送
    装置に指示させる手順とを,コンピュータに実行させる
    ためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109828521A (zh) * 2019-01-18 2019-05-31 广州宁基智能系统有限公司 板件出入库的拥堵处理方法、系统及存储介质
CN109828521B (zh) * 2019-01-18 2021-08-06 广州宁基智能系统有限公司 板件出入库的拥堵处理方法、系统及存储介质

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