JP2778351B2 - 柱の継手構造 - Google Patents
柱の継手構造Info
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- JP2778351B2 JP2778351B2 JP12857192A JP12857192A JP2778351B2 JP 2778351 B2 JP2778351 B2 JP 2778351B2 JP 12857192 A JP12857192 A JP 12857192A JP 12857192 A JP12857192 A JP 12857192A JP 2778351 B2 JP2778351 B2 JP 2778351B2
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、構造物における柱の組
付けに関するものである。
付けに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、サイズの異なる柱の連結は、図９
のように、それぞれの柱１，２の端部にエンドプレート
３，４を溶接などで取り付け、このエンドプレート３，
４同士をボルト５などで固定することにより行ってい
る。
のように、それぞれの柱１，２の端部にエンドプレート
３，４を溶接などで取り付け、このエンドプレート３，
４同士をボルト５などで固定することにより行ってい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の連結にあっては、その継手部において圧縮
に対する連続性を保つことが難しいという課題があっ
た。
ような従来の連結にあっては、その継手部において圧縮
に対する連続性を保つことが難しいという課題があっ
た。
【０００４】本発明は、この課題を解決するためのもの
で、サイズの異なる柱の継手部で、圧縮に対する連続性
を保持させる柱の継手構造を提供することを目的とす
る。
で、サイズの異なる柱の継手部で、圧縮に対する連続性
を保持させる柱の継手構造を提供することを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の柱の継手構造
は、サイズの異なる柱をエンドプレートを介して連結す
る柱の継手部において、小さい方のサイズの柱と一体と
なって大きい方のサイズの柱との間で圧縮力を柱軸方向
に連続して受け渡しする補強材を、前記小さい方のサイ
ズの柱に取り付けたものである。また、前記補強材を、
前記小さい方のサイズの柱と一体となって前記大きい方
のサイズの柱の外周に対応する外周を形成するものとし
たものである。また、前記補強材を、前記小さい方のサ
イズの柱と一体となって前記大きい方のサイズの柱の外
周の４カ所に対応する外周を形成するものとしたもので
ある。また、前記補強材を、前記小さい方のサイズの柱
と一体となって前記大きい方のサイズの柱の外周の四隅
に対応する外周を形成するものとしたものである。
は、サイズの異なる柱をエンドプレートを介して連結す
る柱の継手部において、小さい方のサイズの柱と一体と
なって大きい方のサイズの柱との間で圧縮力を柱軸方向
に連続して受け渡しする補強材を、前記小さい方のサイ
ズの柱に取り付けたものである。また、前記補強材を、
前記小さい方のサイズの柱と一体となって前記大きい方
のサイズの柱の外周に対応する外周を形成するものとし
たものである。また、前記補強材を、前記小さい方のサ
イズの柱と一体となって前記大きい方のサイズの柱の外
周の４カ所に対応する外周を形成するものとしたもので
ある。また、前記補強材を、前記小さい方のサイズの柱
と一体となって前記大きい方のサイズの柱の外周の四隅
に対応する外周を形成するものとしたものである。
【０００６】
【作用】本発明においては、補強材が継手部における小
さい方のサイズの柱の耐圧縮力を高めて、継手部の圧縮
に対する連続性を保たせる。
さい方のサイズの柱の耐圧縮力を高めて、継手部の圧縮
に対する連続性を保たせる。
【０００７】
【実施例】次に、本発明の実施例をいくつか説明する。
図１は本発明の実施例を示す柱継手部の側面図、図２は
図１のＡ−Ａ断面図である。この例は、小さい方のサイ
ズの柱１を大きい方のサイズの柱２の端部に位置させた
ものである。大きい方のサイズの柱２の端面には、エン
ドプレート４を溶接などで取り付け、小さい方のサイズ
の柱１には、該柱１と一体で大きい方のサイズの柱２の
外周と同じ大きさの外周を形成する山形鋼６を溶接など
で取り付け、さらに小さい方のサイズの柱１及び山形鋼
６の端面には、エンドプレート３を溶接などで取り付け
ている。そして、これらのエンドプレート３とエンドプ
レート４を向かい合わせにしてボルト５で固定すること
により、柱１，２を連結している。
図１は本発明の実施例を示す柱継手部の側面図、図２は
図１のＡ−Ａ断面図である。この例は、小さい方のサイ
ズの柱１を大きい方のサイズの柱２の端部に位置させた
ものである。大きい方のサイズの柱２の端面には、エン
ドプレート４を溶接などで取り付け、小さい方のサイズ
の柱１には、該柱１と一体で大きい方のサイズの柱２の
外周と同じ大きさの外周を形成する山形鋼６を溶接など
で取り付け、さらに小さい方のサイズの柱１及び山形鋼
６の端面には、エンドプレート３を溶接などで取り付け
ている。そして、これらのエンドプレート３とエンドプ
レート４を向かい合わせにしてボルト５で固定すること
により、柱１，２を連結している。
【０００８】図３は本発明の別の実施例を示す柱継手部
の側面図、図４は図３のＢ−Ｂ断面図である。この例
は、小さい方のサイズの柱１を大きい方のサイズの柱２
の中央部に位置させたものである。ここでは、溝形鋼７
を小さい方のサイズの柱１の両側に取り付け、この溝形
鋼７を大きい方のサイズの柱２の外周に対応させてい
る。なお、溝形鋼７はプレートで構成してもよい。
の側面図、図４は図３のＢ−Ｂ断面図である。この例
は、小さい方のサイズの柱１を大きい方のサイズの柱２
の中央部に位置させたものである。ここでは、溝形鋼７
を小さい方のサイズの柱１の両側に取り付け、この溝形
鋼７を大きい方のサイズの柱２の外周に対応させてい
る。なお、溝形鋼７はプレートで構成してもよい。
【０００９】図５は本発明の別の実施例を示す柱継手部
の側面図、図６は図５のＣ−Ｃ断面図である。この例
は、先の例と同様、小さい方のサイズの柱１を大きい方
のサイズの柱２の中央部に位置させたものであるが、こ
こでは、Ｔ形鋼８を小さい方のサイズの柱１の各側面に
取り付け、このＴ形鋼８を大きい方のサイズの柱２の外
周に対応させている。なお、Ｔ形鋼８はプレートで構成
してもよい。
の側面図、図６は図５のＣ−Ｃ断面図である。この例
は、先の例と同様、小さい方のサイズの柱１を大きい方
のサイズの柱２の中央部に位置させたものであるが、こ
こでは、Ｔ形鋼８を小さい方のサイズの柱１の各側面に
取り付け、このＴ形鋼８を大きい方のサイズの柱２の外
周に対応させている。なお、Ｔ形鋼８はプレートで構成
してもよい。
【００１０】図７は本発明の別の実施例を示す柱継手部
の側面図、図８は図７のＤ−Ｄ断面図である。この例
は、先の例と同様、小さい方のサイズの柱１を大きい方
のサイズの柱２の中央部に位置させたものであるが、こ
こでは、山形鋼９を大きい方のサイズの柱２の外周の四
隅に対応させ、この山形鋼９をプレート１０を介して小
さい方のサイズの柱１の外周の四隅に取り付けている。
なお、山形鋼９はプレートで構成してもよい。
の側面図、図８は図７のＤ−Ｄ断面図である。この例
は、先の例と同様、小さい方のサイズの柱１を大きい方
のサイズの柱２の中央部に位置させたものであるが、こ
こでは、山形鋼９を大きい方のサイズの柱２の外周の四
隅に対応させ、この山形鋼９をプレート１０を介して小
さい方のサイズの柱１の外周の四隅に取り付けている。
なお、山形鋼９はプレートで構成してもよい。
【００１１】
【発明の効果】本発明の柱の継手構造によれば、補強材
によって、サイズの異なる柱の継手部で、圧縮に対する
連続性を保つことができる。しかも、補強材は工場にて
柱に取り付けておくことができるので、現場での組付作
業を複雑にすることもない。また、補強材は引張力に対
して、エンドプレートの厚みを従来より薄くできる効果
がある。
によって、サイズの異なる柱の継手部で、圧縮に対する
連続性を保つことができる。しかも、補強材は工場にて
柱に取り付けておくことができるので、現場での組付作
業を複雑にすることもない。また、補強材は引張力に対
して、エンドプレートの厚みを従来より薄くできる効果
がある。
【図１】本発明の実施例を示す柱継手部の側面図であ
る。
る。
【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。
【図３】本発明の別の実施例を示す柱継手部の側面図で
ある。
ある。
【図４】図３のＢ−Ｂ断面図である。
【図５】本発明の別の実施例を示す柱継手部の側面図で
ある。
ある。
【図６】図５のＣ−Ｃ断面図である。
【図７】本発明の別の実施例を示す柱継手部の側面図で
ある。
ある。
【図８】図７のＤ−Ｄ断面図である。
【図９】従来の柱継手部の側面図である。
１ 柱 ２ 柱 ３ エンドプレート ４ エンドプレート ５ ボルト ６ 山形鋼 ７ 溝形鋼 ８ Ｔ形鋼 ９ 山形鋼 １０ プレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯田 泰彦 東京都千代田区丸の内一丁目１番２号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 中村 典正 東京都千代田区丸の内一丁目１番２号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 吉田 勝利 東京都千代田区丸の内一丁目１番２号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 池田 孝之 東京都千代田区丸の内一丁目１番２号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 藤原 博之 東京都千代田区丸の内一丁目１番２号 日本鋼管株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) E04B 1/24
Claims (4)
- 【請求項１】 サイズの異なる柱をエンドプレートを介
して連結する柱の継手部において、小さい方のサイズの
柱と一体となって大きい方のサイズの柱との間で圧縮力
を柱軸方向に連続して受け渡しする補強材を、前記小さ
い方のサイズの柱に取り付けたことを特徴とする柱の継
手構造。 - 【請求項２】 前記補強材が、前記小さい方のサイズの
柱と一体となって前記大きい方のサイズの柱の外周に対
応する外周を形成するものであることを特徴とする請求
項１記載の柱の継手構造。 - 【請求項３】 前記補強材が、前記小さい方のサイズの
柱と一体となって前記大きい方のサイズの柱の外周の４
カ所に対応する外周を形成するものであることを特徴と
する請求項１記載の柱柱の継手構造。 - 【請求項４】 前記補強材が、前記小さい方のサイズの
柱と一体となって前記大きい方のサイズの柱の外周の四
隅に対応する外周を形成するものであることを特徴とす
る請求項１記載の柱の継手構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12857192A JP2778351B2 (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 柱の継手構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12857192A JP2778351B2 (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 柱の継手構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05321332A JPH05321332A (ja) | 1993-12-07 |
| JP2778351B2 true JP2778351B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=14988051
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12857192A Expired - Fee Related JP2778351B2 (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 柱の継手構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2778351B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102126108A (zh) * | 2010-12-30 | 2011-07-20 | 山东杭萧钢构有限公司 | 新型格构式钢柱的制作工艺 |
| CN105382491B (zh) * | 2015-11-26 | 2017-05-31 | 上海建工（江苏）钢结构有限公司 | 弧形钢管柱的加工制作及检验方法 |
-
1992
- 1992-05-21 JP JP12857192A patent/JP2778351B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05321332A (ja) | 1993-12-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |