JP2777326B2 - 傘の袋収納装置 - Google Patents

傘の袋収納装置

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JP2777326B2
JP2777326B2 JP32107093A JP32107093A JP2777326B2 JP 2777326 B2 JP2777326 B2 JP 2777326B2 JP 32107093 A JP32107093 A JP 32107093A JP 32107093 A JP32107093 A JP 32107093A JP 2777326 B2 JP2777326 B2 JP 2777326B2
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稔幸 村上
基成 新倉
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Niikura Scales Co Ltd
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Muraharu Seisakusho KK
Niikura Scales Co Ltd
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  • Auxiliary Apparatuses For Manual Packaging Operations (AREA)
  • Holders For Apparel And Elements Relating To Apparel (AREA)
  • Walking Sticks, Umbrellas, And Fans (AREA)
  • Supplying Of Containers To The Packaging Station (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばホテルや店舗等
の入り口に設置して、雨天時に濡れた傘を袋内に収納す
る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばホテルや店舗等において、
雨天時に客が濡れた傘を持ち歩くことによって衣服や床
または商品等が濡れるのを防ぐために、合成樹脂製の袋
等に傘を収納することが行われている。又その収納動作
を容易に行えるように収納袋の開口部を自動的に開放
し、その開放した開口部に傘を挿入するだけで収納でき
るようにした装置が種々提案されている(例えば特開昭
60−134817号、実開昭62−125708号、
特開平4−31222号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のもの
は収納袋の開口部を開放する手段として、負圧で吸引す
る手段や、多数のリンクやカム機構等を用いるものであ
るから、構成が複雑であると共に、真空吸引ポンプやモ
ータ等を用いなければならないので、製作コストが増大
する等の問題があった。
【0004】本発明は上記の問題点に鑑みて提案された
もので、構造が簡単で、しかも傘の収納袋を確実に開放
することのできる装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による傘の袋収納装置は、以下の構成とし
たものである。即ち、傘の収納袋を装填する装置本体
と、その装置本体内に上下動可能に設けた可動支持部材
と、その可動支持部材の下降動作に連動して収納袋の開
口部内に進入して該開口部を開放する一対の開放操作レ
バーとを備え、その一対の開放操作レバーを別体に且つ
上記可動支持部材に対して各々独立に回動可能に設ける
と共に、その各開放操作レバーを装置本体内に装填した
上記収納袋に当接する方向に回動付勢するばねを各々別
々に設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記の構成において、可動支持部材を下降させ
ると、それに連動して一対の開放操作レバーが収納袋の
開口部内に進入して該開口部が開放されるもので、上記
一対の開放操作レバーを別体に且つ上記可動支持部材に
対して各々独立に回動可能に設けると共に、その各開放
操作レバーを装置本体内に装填した上記収納袋に当接す
る方向に回動付勢するばねを各々別々に設けたことによ
り、上記開口部に多少位置ずれ等が生じても確実に開放
することが可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例に基づいて具
体的に説明する。図1は本発明による傘の袋収納装置の
一実施例を示すもので、同図(a)は正面図、同図
(b)は側面図、同図(c)は背面図である。また図2
はその拡大横断平面図、図3は拡大縦断正面図、図4は
拡大縦断側面図である。
【0008】図において、1は縦長の略箱状に形成した
装置本体で、その下端部には台座2が一体的に設けら
れ、上端部は合成樹脂等よりなるカバー3で覆われてい
る。そのカバー3と装置本体1の前面中央部には図1の
(a)に示すように傘を上から挿入するための凹部3a
・1aが形成され、装置本体1の背面には図1の(c)
に示すように傘の収納袋4を装置本体1内に装填するた
めの開閉扉6を設けたもので、本実施例においては図2
に示すように上記収納袋4を箱体5内に収容した状態で
装置本体1内に装填するようにしている。図中、6aは
上記開閉扉6の開閉ヒンジ、6bは開閉用ノブ、6cは
把手である。
【0009】上記収納袋4は、合成樹脂フィルム等によ
り図5に示すように偏平な有底筒状に形成され、上部に
開口部4aが設けられている。その開口部4aにおける
前片41の上端部41aはU字状に折り返され、その後
片42の上端部42aは前片41よりも上方に突出し、
その突出部に一対の掛止孔4bが設けられている。なお
上記の上端部41aは、図の場合は内側すなわち後片4
2側に折り返したが、外側すなわち前片41の前側に折
り返してもよい。図中、4cは上記掛止孔4bの上部に
形成したスリット状の切込溝である。
【0010】一方、前記の箱体5は、段ボール等により
図6に示すように縦長の直方体状に形成され、その箱体
5内の上部には図2および図7に示すように一対の棒状
のハンガ7が設けられている。その各ハンガ7に上記収
納袋4の掛止孔4bを挿通し、そのハンガ7を箱体5の
上部内面に固着した支持板8a・8bに取付けることに
よって、多数の収納袋4が前片41を図4および図7に
おいて左側に向けた状態で吊り下げ保持されている。又
それらの収納袋4の背面側には押圧板9を配置して弾圧
部材により押し付けるようにしたもので、その弾圧部材
として図示例においてはゴムバンド10が用いられ、そ
の両端部は前記支持板8aの左右両側に設けたフック8
1に係止されている。
【0011】上記箱体5の前面には、図6に示すように
ミシン目5aに沿って開封可能な開封口51が設けら
れ、不使用時はその開封口51を開けることなく運搬・
保管等し、使用時は図8に示すように上記の開封口51
をミシン目5aに沿って開放した後、装置本体1の背面
側に設けた開閉扉6を開いて装置本体1内に挿入するも
のである。
【0012】上記のようにして装置本体1内に装填した
箱体5の上部には、図2に示すように平面コ字形の固定
支持基板11が装置本体1の内面に一体的に設けられ、
その固定支持基板11の前片に上記箱体5の前面が当接
して位置決め固定される。その固定支持基板11の前方
には図2および図3に示すようにガイド部材12・13
が取付けられ、その各ガイド部材12・13の下端の折
曲部12a・13aに形成した孔に、丸棒材よりなる正
面略逆L字形の可動支持部材14が上下動可能に挿通保
持されている。その可動支持部材14の上部一端側には
ローラ15が回転自由に設けられ、前記固定支持基板1
1の前面に一体的に設けた平面略コ字形の案内レール1
6に沿って上下動可能に配置されている。
【0013】一方、前記の台座2上には、図4に示すよ
うに可動支持部材14を下降移動させるための足踏み式
のペダル17がヒンジ18により上下揺動可能に設けら
れ、そのペダル17の一端に一体的に設けたレバー17
aおよびリンク19を介して可動支持部材14を下降移
動させる構成である。図中、20は可動支持部材14を
上方位置に復帰させるための戻しばねであり、可動支持
部材14に取付けたサークリップ等よりなるばね受20
aと前記ガイド部材12の折曲部12aとの間に縮設さ
れている。21は上記ばね受20aとガイド部材13の
折曲部13aとの間に介在させた緩衝用ばねである。
【0014】さらに前記可動支持部材14の上部中央部
には、収納袋4の開口部4a内に進入してその開口部を
開放させる左右一対の開放操作レバー22・22が回動
可能に設けられ、その各レバー22には回動操作アーム
23が一体的に設けられている。又その各回動操作アー
ム23には各開放操作レバー22の先端(自由端)22
aを常時収納袋4の後片42の上部42aに圧接させる
方向に回動付勢する引張コイルばね24が設けられてい
る。図示例では図2および図3において左側の引張コイ
ルばね24は左側の回動操作アーム23と前記案内レー
ル16との間に張設され、右側の引張コイルばね24は
右側の回動操作アーム23と前記ガイド部材12との間
に張設されている。さらに前記案内レール16とガイド
部材12には、図2および図4に示すように上記各開放
操作レバー22が可動支持部材14と共に下降移動した
ときに各回動操作アーム23が当接して上記各レバー2
2を収納袋4と反対方向に回動させる板状の当接片25
・25が、それぞれ案内レール16とガイド部材12に
一体的に設けられている。
【0015】上記の構成において、平時は可動支持部材
14およびペダル17は戻しばね20により上方に押し
上げられて図3および図4の上昇位置にあり、各開放操
作レバー22の先端部(下端部)は、図3および図9の
(a)に示すように最前位の収納袋4の開口部4aより
も上方位置にある。その状態でペダル17を踏むと、そ
のペダル17の一端に一体的に設けたレバー17aおよ
びリンク19を介して可動支持部材14が戻しばね20
に抗して下降移動し、各開放操作レバー22の先端部が
図9の(b)のように収納袋4の開口部4a内に進入す
る。
【0016】その際、上記各開放操作レバー22・22
は、本発明においては各々別体に、かつ可動支持部材1
4に各々独立に回動可能に設けると共に、その各開放操
作レバー22・22を収納袋に常時圧接させる方向に回
動付勢するばね24を格別に設けたので、例えば最前位
の収納袋4の幅方向における開口部4aの前後方向の位
置が多少ずれても、各レバー22がそれぞれ最前位の収
納袋4の後片上端部42aの前面に良好に接触した状態
で下降移動して開口部4a内に確実に進入させることが
できるものである。
【0017】なお上記の開口部4aにおける前片41の
上端部41aを前記のように逆U字状に折り返しておけ
ば、上記開口部4a内に各開放操作レバー22が進入し
やすくなり、特に上記前片41の上端部41aを前記図
5の(b)に示すように後片42側に折り返しておけ
ば、その折り返し部の反発力で上記開口部が開き傾向と
なって更に進入しやすくすることができる。
【0018】次に、上記各開放操作レバー22の先端が
上記開口部4a内に所定の深さまで進入すると、各回動
操作アーム23が図9の(c)のように前記当接片25
の上端に当接する。その状態で、引き続き可動支持部材
14と共に各開放操作レバー22が下降移動すると、上
記当接片25をテコにして各開放操作レバー22が、ば
ね24に抗して図9の(c)において時計方向に回動
し、収納袋4の開口部4aが大きく開放される。なお各
開放操作レバー22の先端部近傍には、図示例のように
凹部22bを形成して、その凹部22b内に収納袋4の
前片41の上端部41aが入り込むようにすると、開放
操作レバー22が回動する際に上端部41aが該レバー
22から外れるのを防ぐことができる。
【0019】そして、上記のように収納袋4の開口部4
aが開放されたところで、前記カバー3の凹部3aの上
方から、装置本体1の前面の1aに沿って図に省略した
傘の先端を挿入し、両開放操作レバー22・22の間か
ら上記開口部4a内に傘を挿入することによって、収納
袋4内に傘を容易に収納することができる。又その傘を
収納した袋4は、その傘と共に装置本体1の前方にやや
下降させながら引き出すことによって収納袋4の掛止孔
4bの上部がちぎれてハンガ7から外れ、収納袋4内に
傘が収納された状態で容易に取り出すことができるもの
である。なお上記掛止孔4bの上部に前記図5の(a)
に示すようなスリット状の切込溝4cを形成しておけ
ば、ハンガ7から引き出す際に、軽く引きちぎることが
できる。
【0020】次に、上記のように収納袋4内に傘を収納
して取り出した後は、可動支持部材14を上昇させて元
の位置に復帰させるもので、この場合、傘を収納した袋
を取り出すまでは、ペダル17を踏み続け、袋を取り出
した後にペダル17から足を離すと、戻しばね20によ
り可動支持部材14が上昇して元の状態に復帰するよう
にしてもよいが、図示例においてはペダル17を踏んで
可動支持部材14を下降移動させたときに、その状態に
保持する係止手段を設けることによって、ペダル17か
ら足を離しても傘を収納して取り出すまでは最前位の収
納袋4の開口部4aが開放された状態に保持されるよう
にしている。
【0021】上記の係止手段として図の場合は可動支持
部材14に複数個の係止溝26を形成し、それに係合す
る係止爪27をガイド部材13に一体的に設けることに
よって、ペダル17を踏んで可動支持部材14を下降移
動させたとき、可動支持部材14が係止爪27側にやや
傾動する傾向となって、その可動支持部材14に設けた
係止溝14aの1つが係止爪27に係合し、ペダル17
から足を離しても戻しばね20による可動支持部材14
の上昇動が阻止されて収納袋4の開口部4aが図8の
(c)のように開放された状態に保持されるようにして
いる。その開口部4aが開放された収納袋4内に傘を収
納して引き出したときには、開放操作レバー22を介し
て可動支持部材14が係止爪27と反対方向に傾動して
上記係止溝14aと係止爪27との係合が解除され、戻
しばね20によって可動支持部材14が元の上昇位置に
自動的に復帰する構成である。
【0022】なお上記実施例は、多数の収納袋4を箱体
5内に収納した状態で装置本体1内に収容配置するよう
にしたが、箱体等を用いることなく装置本体1内に直接
収容配置してもよく、例えば前記の固定支持基板11に
収納袋4を吊り下げ保持するハンガを一体的に、もしく
は着脱自在に設け、そのハンガに多数の収納袋4を吊り
下げ保持させることもできる。また図示例は各開放操作
レバー22・22を収納袋4側に回動付勢する手段とし
て引張コイルばね24を用いたが、例えば、つる巻きば
ね等を用いることもできる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による傘の
袋収納装置は、収納袋の開口部を開放する一対の開放操
作レバー22・22を各々別体に且つ可動支持部材14
に対して各々独立に回動可能に設けると共に、上記各開
放操作レバー22・22を常時収納袋に当接する方向に
回動付勢するばね24を各々別々に設けたから、例えば
収納袋4の幅方向における開口部4aの前後方向の位置
が多少ずれても上記各開放操作レバー22・22を開口
部4a内に確実に進入させて開放させることができるも
ので、所期の目的をよく達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)・(b)・(c)は本発明による傘の袋
収納装置の一実施例を示す正面図・側面図および背面
図。
【図2】上記実施例の拡大横断平面図。
【図3】上記実施例の拡大縦断正面図。
【図4】上記実施例の拡大縦断側面図。
【図5】(a)・(b)は収納袋の正面図および断面
図。
【図6】箱体の外観斜視図。
【図7】箱体内に収納袋を吊り下げ保持する部材の斜視
図。
【図8】箱体を装置本体内に収納する状態の斜視図。
【図9】(a)〜(c)は収納袋に傘を収納する際の動
作説明図。
【符号の説明】
1 装置本体 2 台座 3 カバー 4 収納袋 4a 開口部 5 箱体 11 固定支持基板 14 可動支持部材 22 開放操作レバー 23 回動操作アーム 24 引張コイルばね 25 当接片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 67/12 A45B 25/24 B65B 43/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傘の収納袋を装填する装置本体と、その
    装置本体内に上下動可能に設けた可動支持部材と、その
    可動支持部材の下降動作に連動して収納袋の開口部内に
    進入して該開口部を開放する一対の開放操作レバーとを
    備え、その一対の開放操作レバーを別体に且つ上記可動
    支持部材に対して各々独立に回動可能に設けると共に、
    その各開放操作レバーを装置本体内に装填した上記収納
    袋に当接する方向に回動付勢するばねを各々別々に設け
    たことを特徴とする傘の袋収納装置。
JP32107093A 1992-12-22 1993-11-26 傘の袋収納装置 Expired - Lifetime JP2777326B2 (ja)

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