JP2776560B2 - 小型ジュット推進艇の物入れの構造 - Google Patents

小型ジュット推進艇の物入れの構造

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JP2776560B2
JP2776560B2 JP1130362A JP13036289A JP2776560B2 JP 2776560 B2 JP2776560 B2 JP 2776560B2 JP 1130362 A JP1130362 A JP 1130362A JP 13036289 A JP13036289 A JP 13036289A JP 2776560 B2 JP2776560 B2 JP 2776560B2
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聖志 谷
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、一人乗りまたは2〜3人乗りで海上を高
速で航走する小型ジェット推進艇の物入れの構造に関す
るものである。
〔従来の技術〕
最近、エンジン付きの小型船体であって水上を滑走す
るようにした小型ジェット推進艇が広く用いられるよう
になってきた。この船は水面を滑走するとともに、急発
進や急旋回などの種々の運転(運動)を行なうものであ
る。そして操縦の際には座席上の操縦者が両側のフート
デッキに立って体重を前後、左右に移動させて艇体を傾
斜させるが、この際操縦者の膝の内側を保護するために
座席はできるだけ前後方向に延長して設けることが望ま
しい。一方、座席の前側にはハンドルを設け、このハン
ドルを支持する支持部としてエンジンルーム用のハッチ
カバーを突出して形成することが好ましいが、この場合
このハッチカバーの係止具がハッチカバーの後端部に位
置することになり、この係止具を保護するための構成も
必要となる。そしてこのような種々の要求をスペースの
限られた小型艇体において達成することが必要となる。
このような問題を解決するものとして、特開昭62−12
5988号公報では、座席を前側に延長してその延長部で係
止具を覆うようにした構造を提案している。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記構造ではハッチカバーを開く際に係止具を操作す
るために座席を取外す必要があり、このため海上で艇体
内に形成した物入れから物の出し入れを行ないにくいと
いう欠点がある。
この発明は、このような従来の欠点を解消するために
なされたものであり、艇体の走行中にも物の出し入れを
行なうことができ、使用に便利な物入れの構造を提供す
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、操舵ハンドルの後方に艇体前後方向に延
在するように設けられた跨座式の座席と、この座席の両
側に設けられたフートデッキを備えた小型ジェット推進
艇において、上記操舵ハンドルと上記座席との間に位置
して上方に開放する凹部を設けるとともに、この凹部を
上方から覆う蓋体を設け、この蓋体の上面と上記座席の
上面とを互いに滑らかに連続させ、上記フートデッキを
上記凹部の後端縁よりも前方に延在させて構成されてい
るものである。
〔作用〕
上記構成では、操舵ハンドルと座席との間に位置して
上方に開放する凹部を設けるとともに、この凹部を上方
から覆う開閉自在な蓋体を設けたので、蓋体を開閉する
ことによって座席に腰掛けたままで凹部に入れた物の出
し入れを行なうことができる。またフートデッキを凹部
の後端縁よりも前方に延在させたので、フートデッキに
立った状態で凹部に物の出し入れを行なうことができる
ので、岸から物を受け取りながら、凹部に物を出し入れ
するのに都合がよい。
〔実施例〕
第1図および第2図において、艇体100は船底部2と
艇体の中央部より前側に形成された上部デッキ3とその
後方のデッキ部材とによって囲まれる部分が排水容積と
なるように構成され、船底部2と上部デッキ3とに囲ま
れる部分に実質上密閉されたエンジンルームが形成され
ている。また艇体中央部より後側には船幅方向の中央部
に座席5が突出して形成され、この座席5と両側のガン
ネル31との間に船尾端に開放するフートデッキ30が形成
されている。そしてこのフートデッキ30および座席5の
下側も排水容積となるように構成されている。
艇体中央部には座席5の前側に、上部デッキの一部と
なる開閉可能なハッチカバー(カバー体)33が設けら
れ、このハッチカバー33にはハンドル支持部34が突出し
て形成され、この上端部にハンドル35が形成され、この
ハッチカバー33は上方に突出して形成されてその下部に
浮力空間となるエンジンルームが形成されている。この
ハッチカバー33はその前端部で艇体の上部デッキ3にヒ
ンジ37によって結合されて、このヒンジ37を中心に回動
してエンジンルームを開閉するように構成され、このハ
ッチカバー33の後端部にはハッチカバー33の開き止め用
の係止具38が設けられている。
また座席5とハッチカバー33との間には座席5の延長
部を形成しかつ上記係止具38を覆う補助座席(蓋体)4
が配置されている。すなわち、第1図および第2図に示
すように、座席5の前端部とハッチカバー33の後端部と
の間には側面形状が上方に開放するV字状の凹部が形成
され、この凹部を上方から覆うように補助座席4が配置
されている。またフートデッキ30は上記凹部の後端縁よ
り前方に延在している。この補助座席4はハッチカバー
33の後端部に取付けられた水平方向の軸40回りに回転可
能に取付けられるとともに、この補助座席4の回転によ
り係止具38が露出するように構成されている。
そして座席5上の人(操縦者)11はその足をフートデ
ッキ30上に乗せた状態で上記ハンドル35を握って艇体10
0を操縦するようにしており、この状態から操縦者11は
艇体100の走行時の傾斜状態を調整するために体重を前
後、左右に移動させることができる。
上記エンジンルーム内にエンジン20が設置され、この
エンジンルーム20によって図示しないプロペラが回転し
て船底の水吸引口21から水を吸引し、座席5の下側に形
成された流路22を通して、船尾水平方向に揺動するノズ
ル23から水を後方に噴射させることにより、推進力およ
び旋回力を生じさせるようにしている。
また、第3図および第5図に示すように、デッキ部材
のフートデッキ30の両内側は上方に立上って座席台32が
形成され、その頂板32a上に座席本体5aが取付けられ、
この座席本体5a内に後端面に開口する物入れ50が形成さ
れている。この座席本体5aは、座席台32上に取付けられ
た支持体6と、この支持体6を覆うクッション部材7
と、このクッション部材7を覆う外皮8とから構成され
ている。
上記支持体6は底壁61と前壁62とこの前壁62に連続し
て後端部まで延びる左右一対の側壁63とがプラスチック
材で一体に形成されてなり、両側壁63と前壁62との間に
後部が開放する凹部(物入れ)50が構成されている。こ
のように前後方向に延びる側壁63を形成すると、この側
壁63が前後方向の曲げ力に対する強度部材として作用す
ることになる。上記支持体6は、その前端部では座席台
32に取付けられた金具66を介してボルト67により固定さ
れ、後端部では座席台32に取付けられた金具65を介して
ボルト64により固定されている。
上記クッション部材7は、上壁71と両側壁72とを有す
る逆U字形の部材がプラスチック発泡体により一体に形
成されてなり、この両側壁72が支持体6の両側壁63の外
側に位置するように支持体6に外嵌され、上壁71が上記
支持体6の凹部50の上側を覆うように取付けられる。外
皮8はレザーなどから形成され、クッション部材7の下
面を除く全外面を覆うように上面81と両側面82と前面と
後面83とを有し、後面83の中央部には上記凹部50の後端
部に対向する開口部86が形成されている。この開口部86
の上端部には開口部86を覆う蓋85が上面81の延長部とし
て形成され、この蓋85はその両側にファスナ84が取付け
られ、このファスナ84の着脱により蓋85によって開口部
86を開閉できるようにし、これによってクッション部材
7および外皮8を支持体6に取付けた状態で物入れ50の
後部開口部を開閉できるようにしている。
補助座席4は、プラスチックの板材により両側壁41と
上壁42とにより逆U字形に一体に形成されてなり、両側
壁41の前端部には補助座席4の回転中心となる軸40用の
穴40aが形成されている。そして取付け状態では、側壁4
1と上壁42とがそれぞれ座席5の上面と両側面との延長
面を形成して座席5とハッチカバー33とを連続させるよ
うにしている。
上記構成において、第1図に示すように人11は座席5
に腰掛けてハンドル35を握り、艇体100を走行させる。
この状態では係止具38は座席の一部を構成する補助座席
4により覆われて、操縦者11の足が係止具38に当たらな
いように保護されている。そして海上でエンジンの点検
を行なう場合には、操縦者11は座席5に腰掛けたままの
状態で補助座席4を第2図の仮想線4aで示すように軸40
回りに回転させて係止具38を露出させ、係止具38を解除
してハッチカバー33をヒンジ37回りに回転させることに
より開けばよい。
このように座席5とは別部材の補助座席3を単独に動
かせて係止具38を露出させることができるように構成さ
れているために、操縦者11は座席5に腰掛けたままでハ
ッチカバー33を開くことができ、このため海上でもエン
ジンの点検を容易に行なうことができる。また補助座席
4はその上面および両側面が座席5の上面および両側面
とほぼ同一の平面を形成しているために、補助座席4を
座席の一部として使用することができる。
なお、第4図に示すように、補助座席4はハッチカバ
ー33の両側部の傾斜した面に軸40によって回転可能に取
付けられており、両側の軸40は同一直線上にはないため
に、補助座席4を軸40回りに回転させると回転抵抗が生
じるが、補助座席4は可撓性材料からなる板材で形成さ
れているために、回転にしたがって変形して第1図およ
び第2図の仮想線の位置まで支障なく回転させることが
できる。
〔発明の効果〕
この発明は、操舵ハンドルと座席との間に位置して上
方に開放する凹部を設けるとともに、この凹部を上方か
ら覆う開閉自在な蓋体を設けたので、蓋体を開閉するこ
とによって座席に腰掛けたままで凹部に入れた物の出し
入れを行なうことができる。またフートデッキを凹部の
後端縁よりも前方に延在させたので、フートデッキに立
った状態で凹部に物の出し入れを行なうことができるの
で、岸から物を受け取りながら、凹部に物を出し入れす
るのに都合がよい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す艇体の全体側面説明
図、第2図はハッチカバー係止具の取付け部の縦断面
図、第3図はその座席の分解斜視図、第4図は第2図の
IV−IV線断面図、第5図は座席の横断面図である。 2……船底部、3……上部デッキ、4……補助座席、5
……座席、5a……座席本体、32……座席台、40……補助
座席の回転軸、37……ヒンジ、38……係止具、100……
艇体。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操舵ハンドルの後方に艇体前後方向に延在
    するように設けられた跨座式の座席と、この座席の両側
    に設けられたフートデッキを備えた小型ジェット推進艇
    において、上記操舵ハンドルと上記座席との間に位置し
    て上方に開放する凹部を設けるとともに、この凹部を上
    方から覆う蓋体を設け、この蓋体の上面と上記座席の上
    面とを互いに滑らかに連続させ、上記フートデッキを上
    記凹部の後端縁よりも前方に延在させたことを特徴とす
    る小型ジェット推進艇の物入れの構造。
JP1130362A 1989-05-23 1989-05-23 小型ジュット推進艇の物入れの構造 Expired - Lifetime JP2776560B2 (ja)

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