JP2897071B2 - 小型ジェット推進艇 - Google Patents
小型ジェット推進艇Info
- Publication number
- JP2897071B2 JP2897071B2 JP2218065A JP21806590A JP2897071B2 JP 2897071 B2 JP2897071 B2 JP 2897071B2 JP 2218065 A JP2218065 A JP 2218065A JP 21806590 A JP21806590 A JP 21806590A JP 2897071 B2 JP2897071 B2 JP 2897071B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- hull
- jet propulsion
- deck
- boat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Toys (AREA)
- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は小型ジェット推進艇に関する。
(従来の技術) 小型船艇で、船底から水を吸入し、吸い込んだ水をイ
ンペラにより後方へ押出すことによりその反力によって
推力を得る小型ジェット推進機を装備した小型ジェット
推進艇がある。
ンペラにより後方へ押出すことによりその反力によって
推力を得る小型ジェット推進機を装備した小型ジェット
推進艇がある。
このような小型ジェット推進艇は、第5図に横断面形
状を示すように、船体aのデッキbの中央にドライバー
が跨坐するシートcが設けられ、また、左右の船側には
サイドデッキd,dが上方に突出して設けられており、船
体aへの乗り降りは船側からサイドデッキd,dにつかま
ってこれを乗り越えることが必要となる。
状を示すように、船体aのデッキbの中央にドライバー
が跨坐するシートcが設けられ、また、左右の船側には
サイドデッキd,dが上方に突出して設けられており、船
体aへの乗り降りは船側からサイドデッキd,dにつかま
ってこれを乗り越えることが必要となる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながらサイドデッキd,dはその高さが20〜30cm
程度あるので、これを乗り越えて乗り降りする動作が非
常に難かしく、またサイドデッキd,dにつかまってこれ
を乗り越える際に船体aが第5図のように大きく傾いて
不安定な状態になり、一層乗り降りがやりにくいものと
なる。
程度あるので、これを乗り越えて乗り降りする動作が非
常に難かしく、またサイドデッキd,dにつかまってこれ
を乗り越える際に船体aが第5図のように大きく傾いて
不安定な状態になり、一層乗り降りがやりにくいものと
なる。
この発明は、上述した事情を考慮してなされたもの
で、船体への乗り降り時に船体が傾かず、乗り降りを容
易にすることができる小型ジェット推進艇を提供するこ
とを目的とするものである。
で、船体への乗り降り時に船体が傾かず、乗り降りを容
易にすることができる小型ジェット推進艇を提供するこ
とを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、この発明では、サイドデッ
キの少なくとも一方の一部を扉で構成し、この扉を浮体
で形成すると共に船体の外方へ傾倒自在に枢着し、閉じ
たきサイドデッキの一部を構成してロック自在としたこ
とを特徴とする。
キの少なくとも一方の一部を扉で構成し、この扉を浮体
で形成すると共に船体の外方へ傾倒自在に枢着し、閉じ
たきサイドデッキの一部を構成してロック自在としたこ
とを特徴とする。
(作用) 船艇の走行時には、扉を閉じておくと扉はサイドデッ
キの一部となって通常の船体と同様な形態となる。船艇
から水中へ入る場合や、水中から船艇へ乗り移る場合に
は、扉のロックを外して外方へ傾倒させれば、扉は水面
に接し、扉が浮体で形成されていることから水面に浮
き、これにより扉につかまってこれを踏台として乗り降
りすれば、扉が船体のデッキとほぼ同じレベルとなって
いるので容易に乗り降りができ、船体が傾くこともな
い。
キの一部となって通常の船体と同様な形態となる。船艇
から水中へ入る場合や、水中から船艇へ乗り移る場合に
は、扉のロックを外して外方へ傾倒させれば、扉は水面
に接し、扉が浮体で形成されていることから水面に浮
き、これにより扉につかまってこれを踏台として乗り降
りすれば、扉が船体のデッキとほぼ同じレベルとなって
いるので容易に乗り降りができ、船体が傾くこともな
い。
(実施例) 以下この発明の実施例を図面について説明する。
第1図はこの発明の実施例の全体を示しており、船体
1のデッキ2の中央にシート3が、船体1のデッキ2左
右にはサイドデッキ4,4がそれぞれ上方に突設されてお
り、このシート3に坐ってハンドル5を握り、操縦する
ことができる。なおジェット推進機6は公知であるので
その詳細な説明は省略するが、このジェット推進機6は
船体1の底部の水吸込口7からエンジンにより回転する
インペラ8により水を吸込み、インペラ8の回転で水を
後方のノズル9から押出し、その反力で船体1を推進さ
せるものである。
1のデッキ2の中央にシート3が、船体1のデッキ2左
右にはサイドデッキ4,4がそれぞれ上方に突設されてお
り、このシート3に坐ってハンドル5を握り、操縦する
ことができる。なおジェット推進機6は公知であるので
その詳細な説明は省略するが、このジェット推進機6は
船体1の底部の水吸込口7からエンジンにより回転する
インペラ8により水を吸込み、インペラ8の回転で水を
後方のノズル9から押出し、その反力で船体1を推進さ
せるものである。
前記サイドデッキ44の一方の前後方向ほぼ中央位置が
上向きのコ字状に切欠かれ、この切欠き部10に扉11がそ
の下部と船体1とをヒンジ12により枢着して船体1の外
側方へ傾倒自在に取付けられている。
上向きのコ字状に切欠かれ、この切欠き部10に扉11がそ
の下部と船体1とをヒンジ12により枢着して船体1の外
側方へ傾倒自在に取付けられている。
この扉11は、第2図に断面を示すように、硬質材料製
外殻13の内部に比重の小さい材料、たとえば発泡ウレタ
ンのような浮力体としての発泡体14を充填した構成、あ
るいは外殻13を水密構造とし、内部を中空とした構成等
の浮体構造とされている。
外殻13の内部に比重の小さい材料、たとえば発泡ウレタ
ンのような浮力体としての発泡体14を充填した構成、あ
るいは外殻13を水密構造とし、内部を中空とした構成等
の浮体構造とされている。
この扉11の上方部前後にはロック機構15,15が設けら
れている。このロック機構15は、その一つを第3図に例
示するように、扉11の端部に取付けられたブラケット16
と、このブラケット16にスライド自在に支持され端部に
ノブ17を有するロック杆18と、このロック杆18をサイド
デッキ4の端面方向に付勢するスプリング19と、このサ
イドデッキ4の端面に穿設されロック杆18の先端が嵌入
するロック穴20とからなっており、ロック杆18のノブ17
を持ってロック杆18をスライドさせることによりサイド
デッキ4に対しロック、アンロックすることができるよ
うになっている。21は水面を示す。
れている。このロック機構15は、その一つを第3図に例
示するように、扉11の端部に取付けられたブラケット16
と、このブラケット16にスライド自在に支持され端部に
ノブ17を有するロック杆18と、このロック杆18をサイド
デッキ4の端面方向に付勢するスプリング19と、このサ
イドデッキ4の端面に穿設されロック杆18の先端が嵌入
するロック穴20とからなっており、ロック杆18のノブ17
を持ってロック杆18をスライドさせることによりサイド
デッキ4に対しロック、アンロックすることができるよ
うになっている。21は水面を示す。
従って船体1から水中に入る場合、あるいは水中から
船体1へ乗り移る場合に、扉11のロック機構15,15のノ
ブ17に手を掛けて第3図の左方へスライドさせると、ロ
ック杆18の先端がサイドデッキ4のロック穴20から抜
け、扉11を外側方へ倒せば第4図のように扉11は水面21
に接して浮く。この扉11に第4図のように手を掛け、船
体1に乗り降りすれば、船体1が傾くことなく水平状態
を保ったまま乗り降りすることができる。乗船したあと
は、扉11を起し、ロック機構15,15のロック杆18を再び
サイドデッキ4のロック穴20に係合させれば、扉11はサ
イドデッキ4の一部を構成し、通常の船艇と同様に走行
することができる。このように搭乗者は簡単に船内、船
外の往き来ができ、マリンスポーツを楽しむことができ
る。また人命救助時にも大いに役立たせることができ
る。
船体1へ乗り移る場合に、扉11のロック機構15,15のノ
ブ17に手を掛けて第3図の左方へスライドさせると、ロ
ック杆18の先端がサイドデッキ4のロック穴20から抜
け、扉11を外側方へ倒せば第4図のように扉11は水面21
に接して浮く。この扉11に第4図のように手を掛け、船
体1に乗り降りすれば、船体1が傾くことなく水平状態
を保ったまま乗り降りすることができる。乗船したあと
は、扉11を起し、ロック機構15,15のロック杆18を再び
サイドデッキ4のロック穴20に係合させれば、扉11はサ
イドデッキ4の一部を構成し、通常の船艇と同様に走行
することができる。このように搭乗者は簡単に船内、船
外の往き来ができ、マリンスポーツを楽しむことができ
る。また人命救助時にも大いに役立たせることができ
る。
なお扉11のロック機構15,15に関しては図示の例に限
らず、扉11を閉じたあと容易に外れないものであれば他
の構造であってもよい。
らず、扉11を閉じたあと容易に外れないものであれば他
の構造であってもよい。
以上説明したようにこの発明によれば、船体のサイド
デッキの一部を構成する扉を外側方へ倒すことによりこ
れが浮体となって水面上に浮上するので、船体への乗り
降り時にサイドデッキを乗り越えることなく船体への乗
り降りができ、また扉が浮体であるので船体の傾くこと
が防がれ、船体への乗り降りが容易にできる。さらに人
命救助時や水上のものを拾う場合にも安定した状態でそ
の作業を行なうことができる。
デッキの一部を構成する扉を外側方へ倒すことによりこ
れが浮体となって水面上に浮上するので、船体への乗り
降り時にサイドデッキを乗り越えることなく船体への乗
り降りができ、また扉が浮体であるので船体の傾くこと
が防がれ、船体への乗り降りが容易にできる。さらに人
命救助時や水上のものを拾う場合にも安定した状態でそ
の作業を行なうことができる。
第1図はこの発明の一実施例を示す外観図、第2図は第
1図の扉の断面図、第3図は第1図のロック機構の一例
を示す斜視図、第4図は使用状態の説明図、第5図は従
来の船艇の乗り降り時の状況説明図である。 1……船体、2……デッキ、3……シート、4……サイ
ドデッキ、6……ジェット推進機、8……インペラ、11
……扉、12……ヒンジ、15……ロック機構、18……ロッ
ク杆、20……ロック穴。
1図の扉の断面図、第3図は第1図のロック機構の一例
を示す斜視図、第4図は使用状態の説明図、第5図は従
来の船艇の乗り降り時の状況説明図である。 1……船体、2……デッキ、3……シート、4……サイ
ドデッキ、6……ジェット推進機、8……インペラ、11
……扉、12……ヒンジ、15……ロック機構、18……ロッ
ク杆、20……ロック穴。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B63B 35/73 B63B 27/14
Claims (1)
- 【請求項1】船体の船側部にサイドデッキを有する小型
ジェット推進艇において、前記サイドデッキの少なくと
も一方を扉で構成し、この扉を浮体で形成すると共に船
体の外方へ傾倒自在に枢着し、閉じたときサイドデッキ
の一部を構成してロック自在としたことを特徴とする小
型ジェット推進艇。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2218065A JP2897071B2 (ja) | 1990-08-21 | 1990-08-21 | 小型ジェット推進艇 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2218065A JP2897071B2 (ja) | 1990-08-21 | 1990-08-21 | 小型ジェット推進艇 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04100793A JPH04100793A (ja) | 1992-04-02 |
JP2897071B2 true JP2897071B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=16714101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2218065A Expired - Lifetime JP2897071B2 (ja) | 1990-08-21 | 1990-08-21 | 小型ジェット推進艇 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2897071B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2215116A1 (en) * | 1995-03-13 | 1996-09-19 | Norpac Services Limited | Boat hull |
AU716681B2 (en) * | 1995-03-13 | 2000-03-02 | Norpac Services Limited | Boat hull |
US5832864A (en) * | 1997-06-17 | 1998-11-10 | Zodiac Hurricane Technologies, Inc. | Diver's door for inflatable boat |
US20040103839A1 (en) * | 2002-12-03 | 2004-06-03 | Timothy Fleming | Access opening and ramp for boats |
EP1868879B1 (en) * | 2005-01-10 | 2012-10-31 | Zodiac Hurricane Technologies, Inc. | Access device for inflatable and other boats |
JP5340357B2 (ja) | 2011-09-06 | 2013-11-13 | 三菱電機株式会社 | 電源システム |
-
1990
- 1990-08-21 JP JP2218065A patent/JP2897071B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04100793A (ja) | 1992-04-02 |
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