JP2775731B2 - コントローラとその制御方法 - Google Patents
コントローラとその制御方法Info
- Publication number
- JP2775731B2 JP2775731B2 JP62195928A JP19592887A JP2775731B2 JP 2775731 B2 JP2775731 B2 JP 2775731B2 JP 62195928 A JP62195928 A JP 62195928A JP 19592887 A JP19592887 A JP 19592887A JP 2775731 B2 JP2775731 B2 JP 2775731B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- controller
- operating system
- data
- error
- storage unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Control By Computers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明はマイクロプロセッサによって生産設備を制御
するコントローラのオペレーティングシステムを変更す
る方法に関するものである。 従来の技術 生産設備に使用するコントローラにおいては、コント
ローラの機能向上や仕様変更またはソフトウェアミスの
修正等の原因によって、コントローラのオペレーティン
グシステムを変更しなければならないときがある。 以下、コントローラのオペレーティングシステム変更
時における従来の技術について説明する。マイクロコン
ピュータシステムで構成されたコントローラのオペレー
ティングシステムは紫外線消去型メモリ(以下FPROMと
いう)又は消去不可能型メモリ(以下マスクROMとい
う)に格納されているので、オペレーティングシステム
を変更する場合は、前記ROMをコントローラ本体から取
りはずし、更新後のオペレーティングシステムが格納さ
れたROMを再度コントローラ本体に取付ける作業が必要
であった。 発明が解決しようとする問題点 以上、前述のようにコントローラのオペレーティング
システムを変更する場合にはROM交換の作業が必要であ
り、生産設備に使用されているコントローラは工場内に
多数存在するので、すべてのコントローラに対しROM交
換の作業を行なわなければならない。前記作業の許され
る時間は限られているが、現状では、前述のように多く
の時間を費いやすという問題点があった。また、前記RO
Mがコントローラ本体内部に位置するためROM交換の作業
に熟練を要するという問題点があった。 問題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本願発明は、マイクロプ
ロセッサにより生産設備を制御するコントローラにおい
て、前記コントローラの動作を制御するためのコントロ
ーラのオペレーティングシステムが格納される書き込み
及びかつ電気的なデータの消去が可能で、電源切断後に
おいてもデータの保持が可能な第1記憶部と、前記オペ
レーティングシステムの更新後のデータを外部装置から
受信するためのインターフェース部と、前記インターフ
ェース部から前記データを受信し、その受信データの誤
りを検出して、エラー発生の時には受信データに誤りが
あったことを指示し、また、その受信データに誤りがな
い場合にのみ、前記受信した受信データを前記第1記憶
部に再格納させるプログラムを格納した、電気的に消去
が不可能な第2記憶部を備えたことを特徴とするもので
ある。 作用 本発明は上記した構造によって、ブートプログラムを
起動するだけで、更新後のオペレーティングシステムが
格納されている外部装置からコントローラに前記オペレ
ーティングシステムのデータが転送され、前記不揮発性
メモリの内容が置換えられるので、簡単にオペレーティ
ングシステムを変更できることとなる。 実 施 例 以下本発明の一実施例のコントローラについて、図面
を参照しながら説明する。本実施例は、生産機械のシー
ケンス制御を行うプログラマブルコントローラ(以下PC
という)について説明する。 第1図は本発明の一実施例のおけるPCの構成を示すブ
ロック図である。1は制御部、2は制御部1に各種指令
等を送る操作部、3は制御部1によって処理された結果
や操作部2によって送られる各種指令等を表示する表示
部である。4はオペレーティングシステム4bやブートプ
ログラム4aまたシーケンスプログラムや制御部1で処理
された結果のデータ等4cを格納しておく記憶部、5は外
部に接続された入力機器の状態を制御部1に入力する入
力部、6は制御部1によって処理された結果を外部に接
続された出力機器に出力する出力部である。また7は外
部から送られてくるオペレーティングシステムのデータ
を受取るためのインターフェース、8はPCに対しオペレ
ーティングシステムを転送してくれる外部装置である。
第2図は記憶部4の内容を表すものであり、ブートプロ
グラム4aはEPROM、オペレーティングシステム4bは電気
的にデータの消去が可能な不揮発性メモリ(以下EEPROM
と称す)シーケンスプログラムや入出力データ等4cは揮
発性メモリ(以下RAMと称す)にそれぞれ格納されてい
る。第3図はブートプログラム4aの概略フローチャート
である。 以下本発明のPCについて第1図、第2図、第3図を用
いその動作を説明する。 オペレーティングシステム変更時において、操作者は
更新されたオペレーティングシステムが格納された外部
装置8をインターフェース7に接続し、操作部2を操作
してブートプログラム4aを起動させる。ブートプログラ
ムは第3図に示すフローチャートに従い実行する。まず
外部装置8からデータが送られてくるのを待つ(ステッ
プ9)。受信データが送られてくれば、1ブロック分の
データをRAM4cの特定の場所に一時的に格納する(ステ
ップ10)。前記受信データをチェックし(ステップ11)
し、正しければEEPROM内のオペレーティングシステムを
書換える(ステップ12,ステップ13)。もし誤りが発生
すれば、表示部3にエラー発生及び再更新の表示を行う
(ステップ14)。 以上ステップ9〜13の処理をオペレーティングシステ
ムがすべて書換えられるまで行なわれるのでオペレーテ
ィングシステムは電気的に更新されることとなる。 なお、4bをEEPROMとしたが、バッテリーバックアップ
機能を有するRAMでもよい。 発明の効果 以上のように本発明は、PCのオペレーティングシステ
ムを格納しているメモリに電気的消去可能なメモリを採
用しているためブートプログラムを起動させることによ
って、ROM交換を行うことなく容易にしかも高速にオペ
レーティングシステムの機能向上又は仕様変更を行うこ
とができる。
するコントローラのオペレーティングシステムを変更す
る方法に関するものである。 従来の技術 生産設備に使用するコントローラにおいては、コント
ローラの機能向上や仕様変更またはソフトウェアミスの
修正等の原因によって、コントローラのオペレーティン
グシステムを変更しなければならないときがある。 以下、コントローラのオペレーティングシステム変更
時における従来の技術について説明する。マイクロコン
ピュータシステムで構成されたコントローラのオペレー
ティングシステムは紫外線消去型メモリ(以下FPROMと
いう)又は消去不可能型メモリ(以下マスクROMとい
う)に格納されているので、オペレーティングシステム
を変更する場合は、前記ROMをコントローラ本体から取
りはずし、更新後のオペレーティングシステムが格納さ
れたROMを再度コントローラ本体に取付ける作業が必要
であった。 発明が解決しようとする問題点 以上、前述のようにコントローラのオペレーティング
システムを変更する場合にはROM交換の作業が必要であ
り、生産設備に使用されているコントローラは工場内に
多数存在するので、すべてのコントローラに対しROM交
換の作業を行なわなければならない。前記作業の許され
る時間は限られているが、現状では、前述のように多く
の時間を費いやすという問題点があった。また、前記RO
Mがコントローラ本体内部に位置するためROM交換の作業
に熟練を要するという問題点があった。 問題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本願発明は、マイクロプ
ロセッサにより生産設備を制御するコントローラにおい
て、前記コントローラの動作を制御するためのコントロ
ーラのオペレーティングシステムが格納される書き込み
及びかつ電気的なデータの消去が可能で、電源切断後に
おいてもデータの保持が可能な第1記憶部と、前記オペ
レーティングシステムの更新後のデータを外部装置から
受信するためのインターフェース部と、前記インターフ
ェース部から前記データを受信し、その受信データの誤
りを検出して、エラー発生の時には受信データに誤りが
あったことを指示し、また、その受信データに誤りがな
い場合にのみ、前記受信した受信データを前記第1記憶
部に再格納させるプログラムを格納した、電気的に消去
が不可能な第2記憶部を備えたことを特徴とするもので
ある。 作用 本発明は上記した構造によって、ブートプログラムを
起動するだけで、更新後のオペレーティングシステムが
格納されている外部装置からコントローラに前記オペレ
ーティングシステムのデータが転送され、前記不揮発性
メモリの内容が置換えられるので、簡単にオペレーティ
ングシステムを変更できることとなる。 実 施 例 以下本発明の一実施例のコントローラについて、図面
を参照しながら説明する。本実施例は、生産機械のシー
ケンス制御を行うプログラマブルコントローラ(以下PC
という)について説明する。 第1図は本発明の一実施例のおけるPCの構成を示すブ
ロック図である。1は制御部、2は制御部1に各種指令
等を送る操作部、3は制御部1によって処理された結果
や操作部2によって送られる各種指令等を表示する表示
部である。4はオペレーティングシステム4bやブートプ
ログラム4aまたシーケンスプログラムや制御部1で処理
された結果のデータ等4cを格納しておく記憶部、5は外
部に接続された入力機器の状態を制御部1に入力する入
力部、6は制御部1によって処理された結果を外部に接
続された出力機器に出力する出力部である。また7は外
部から送られてくるオペレーティングシステムのデータ
を受取るためのインターフェース、8はPCに対しオペレ
ーティングシステムを転送してくれる外部装置である。
第2図は記憶部4の内容を表すものであり、ブートプロ
グラム4aはEPROM、オペレーティングシステム4bは電気
的にデータの消去が可能な不揮発性メモリ(以下EEPROM
と称す)シーケンスプログラムや入出力データ等4cは揮
発性メモリ(以下RAMと称す)にそれぞれ格納されてい
る。第3図はブートプログラム4aの概略フローチャート
である。 以下本発明のPCについて第1図、第2図、第3図を用
いその動作を説明する。 オペレーティングシステム変更時において、操作者は
更新されたオペレーティングシステムが格納された外部
装置8をインターフェース7に接続し、操作部2を操作
してブートプログラム4aを起動させる。ブートプログラ
ムは第3図に示すフローチャートに従い実行する。まず
外部装置8からデータが送られてくるのを待つ(ステッ
プ9)。受信データが送られてくれば、1ブロック分の
データをRAM4cの特定の場所に一時的に格納する(ステ
ップ10)。前記受信データをチェックし(ステップ11)
し、正しければEEPROM内のオペレーティングシステムを
書換える(ステップ12,ステップ13)。もし誤りが発生
すれば、表示部3にエラー発生及び再更新の表示を行う
(ステップ14)。 以上ステップ9〜13の処理をオペレーティングシステ
ムがすべて書換えられるまで行なわれるのでオペレーテ
ィングシステムは電気的に更新されることとなる。 なお、4bをEEPROMとしたが、バッテリーバックアップ
機能を有するRAMでもよい。 発明の効果 以上のように本発明は、PCのオペレーティングシステ
ムを格納しているメモリに電気的消去可能なメモリを採
用しているためブートプログラムを起動させることによ
って、ROM交換を行うことなく容易にしかも高速にオペ
レーティングシステムの機能向上又は仕様変更を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるプログラマブルコン
トローラの構成を示すブロック図、第2図は記憶部の内
容を表した図、第3図はブートプログラムのフローチャ
ート図である。 1……制御部、2……操作部、4……記憶部、7……イ
ンターフェース、8……データ転送用外部装置。
トローラの構成を示すブロック図、第2図は記憶部の内
容を表した図、第3図はブートプログラムのフローチャ
ート図である。 1……制御部、2……操作部、4……記憶部、7……イ
ンターフェース、8……データ転送用外部装置。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 山下 和利
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電
器産業株式会社内
(56)参考文献 特開 昭63−223901(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名)
G05B 15/02
G06F 3/06
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.マイクロプロセッサにより生産設備を制御するコン
トローラにおいて、前記コントローラの動作を制御する
ためのコントローラのオペレーティングシステムが格納
される書き込み及びかつ電気的なデータの消去が可能
で、電源切断後においてもデータの保持が可能な第1記
憶部と、前記オペレーティングシステムの更新後のデー
タを外部装置から受信するためのインターフェース部
と、前記インターフェース部から前記データを受信し、
その受信データの誤りを検出して、エラー発生の時には
受信データに誤りがあったことを指示し、また、その受
信データに誤りがない場合にのみ、前記受信した受信デ
ータを前記第1記憶部に再格納させるプログラムを格納
した、電気的に消去が不可能な第2記憶部を備えたこと
を特徴とするコントローラ。 2.コントローラのマイクロプロセッサにより生産設備
を制御する制御方法において、前記コントローラの動作
を制御するためのコントローラのオペレーティングシス
テムのデータを外部から受信した場合、常に前記受信デ
ータの正誤を検出し、誤りの場合には、エラー発生及び
再更新の指示を行い、前記オペレーティングシステムが
更新されるまで繰り返し行うことを特徴とするコントロ
ーラの制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62195928A JP2775731B2 (ja) | 1987-08-05 | 1987-08-05 | コントローラとその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62195928A JP2775731B2 (ja) | 1987-08-05 | 1987-08-05 | コントローラとその制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6438803A JPS6438803A (en) | 1989-02-09 |
JP2775731B2 true JP2775731B2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=16349307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62195928A Expired - Fee Related JP2775731B2 (ja) | 1987-08-05 | 1987-08-05 | コントローラとその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2775731B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2753225B2 (ja) * | 1987-03-13 | 1998-05-18 | 株式会社日立製作所 | 車載制御装置 |
-
1987
- 1987-08-05 JP JP62195928A patent/JP2775731B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6438803A (en) | 1989-02-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1669827B1 (en) | Numerical controller | |
US6609033B1 (en) | Field programmable welding controller | |
JP2007257473A (ja) | 車載制御装置 | |
JP3886539B2 (ja) | オペレーティングシステムをロードする方法 | |
JP2775731B2 (ja) | コントローラとその制御方法 | |
JP3093541B2 (ja) | プログラムおよびデータの版数管理を行う端末装置およびオンラインシステム | |
JPWO2016071974A1 (ja) | リモート制御装置および制御システム | |
CN113613954A (zh) | 电子控制装置以及控制数据的设定方法 | |
JPH1027105A (ja) | 起動用のプログラムをフラッシュromに格納するマイコン装置 | |
JP3892276B2 (ja) | プログラマブル表示器 | |
JPH1063497A (ja) | プログラム更新方法 | |
JPS6318201B2 (ja) | ||
JPS5860318A (ja) | プログラマブルコントロ−ラ | |
JPH04123105A (ja) | 電動機制御方式 | |
JP3853581B2 (ja) | 制御装置、および、そのプログラムが記録された記録媒体 | |
JPH0863211A (ja) | 更新データ管理方式 | |
JP2776443B2 (ja) | プログラマブルコントローラ | |
JP2004272629A (ja) | プログラマブルコントローラ用機器並びにプログラマブルコントローラ用機器におけるプログラム更新方法並びにプログラム起動方法 | |
JPS63245748A (ja) | 不揮発性メモリの制御方式 | |
JPH01175001A (ja) | 記憶データの保護方式 | |
JPH09114671A (ja) | 遠隔プログラム変更方式 | |
JPH08286734A (ja) | プログラマブル表示器 | |
JPH07319531A (ja) | 制御プログラム書換方式 | |
JPH04148304A (ja) | モーダルgコードの設定方法 | |
JPS58175991A (ja) | 電動機制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |