JP2774783B2 - 光コネクタ用部品 - Google Patents

光コネクタ用部品

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ファイバを接続す
る光コネクタ用部品に係り、特に耐熱性、熱安定性およ
び耐熱衝撃性が優れ過酷な使用環境にも充分耐え、寿命
の長い光コネクタ用部品に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造装置のボンディングキャピラ
リや光ファイバを接続する光コネクタ用部品など、繰り
返して荷重や熱を受ける精密部品には、特に機械的強度
および耐熱性が優れた材料が使用されている。以下半導
体製造装置のボンディングキャピラリおよび光コネクタ
用部品を例にとって説明する。
【0003】電子部品として多用されているICは、通
常、リードフレーム、ICチップ、パッケージから構成
されており、ICチップとリードフレームとは直径が
0.015mm〜0.1mm程度の細い金(Au)ワイヤに
よってボンディングされている。このワイヤボンディン
グ工程は、Auワイヤをキャピラリ(細管)の先端から
送出しながら、キャピラリをリードフレームとICの所
定位置に交互に圧着させ、ワイヤをリードフレームやI
Cチップ上に融着させることにより行なわれる。このキ
ャピラリの圧着は機械的かつ高速に行なわれるため、キ
ャピラリはリードフレーム等に強く打ちつけられる。ま
たキャピラリはリードフレームに打ちつけられて瞬間的
に1000℃を超える高温度に達する場合がある。した
がって、キャピラリの所要特性として耐衝撃性および耐
熱性が要求される。
【0004】このキャピラリの材質としては、従来、ガ
ラスや超硬質材を用いていたが、耐摩耗性等の点から、
最近はアルミナ(Al2 3 )多結晶セラミック製のも
のや、アルミナを原料にし、単結晶としたルビー、サフ
ァイアなどで形成したものが広く用いられてきた。
【0005】特に低コストで経済的なアルミナ多結晶セ
ラミック製キャピラリが最も多く使用されている。その
キャピラリ1の先端部付近の外形は、図2に示す如く、
先端1aに向って漸次先細りするような形状をなし、A
u線2を先端に送出する直径0.025mm〜0.1mm程
度の細孔3を備えている。
【0006】一方、光コネクタ部品を有する製品例とし
ては、図3および図4に示す光コネクタ10a,10b
がある。図3に示す光コネクタ10aは、軸方向に内径
0.1〜0.15mm程度の細孔11aを穿設した光コネ
クタ用部品(フェルール)12aを、例えばステンレス
鋼から成る筒状の支持体13a内に嵌挿し、さらに上記
細孔11aに直径0.1〜0.15mm程度の光ファイバ
14を挿通せしめて構成されている。また図4に示す光
コネクタ10bは、軸方向に細孔11bを穿設した光コ
ネクタ用部品(フェルール)12bの一端部のみを支持
体13b内に嵌挿し、さらに上記細孔11bに光ファイ
バ14を挿通せしめて構成される。上記光コネクタ用部
品(フェルール)12a,12bの構成材料としては、
超硬材料やアルミナセラミックス等が使用されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ワ
イヤボンディング工程においては、近年、ICチップの
高集積化および小型化に伴い、ワイヤ自体を細くして高
密度でワイヤボンディングすることが求められている。
したがって、キャピラリ自体も、先端部付近の外径およ
び孔径の小さなものが必要とされている。従来、キャピ
ラリの先端外径は200μm位であったが、現在では高
集積部品用として50μm程度の微細なキャピラリが求
められている。
【0008】この要求に応えるため、従来キャピラリ材
として用いられていたAl2 3 系セラミックスを用い
て、形状は従来と同様の形状にし、キャピラリ先端外径
を50μmとしたキャピラリを製造した場合、次のよう
な問題点が生ずる。つまり、たしかに従来より外径の小
さなキャピラリが得られるものの、Al2 3 の強度不
足に基づきキャピラリにクラックが発生したりして短期
間内に使用に耐え得なくなり、寿命が短いという問題点
がある。
【0009】一方、ルビーやサファイアはアルミナ多結
晶セラミックに比べて製造コストが高くなるという欠点
がある。
【0010】さらにより高い精度でのワイヤボンディン
グを行なうためにキャピラリの先端部の形状について
は、図2に示す円錐台形状のものから図1に示すような
ボトルネック形状のものが採用されつつある。すなわ
ち、図1に示すキャピラリ4の先端部は加工歪を低減
し、クラックの発生を防止するために外表面を内側に湾
曲させて形成される。そのため先端部の外径は図2に示
す従来のものより大幅に小さくなり、従来と同一の強度
を確保するためには、より靭性の高い材料で構成する必
要がある。その要請に対応するものとして、部分安定化
ジルコニア(ZrO2)で形成したキャピラリも試用さ
れている。しかしながら部分安定化ジルコニアでボトル
ネック状に形成したものは成形加工時または使用時にそ
の先端部に欠けを生じ易く、寿命が短いという欠点があ
る。
【0011】またキャピラリ先端部は、常に300℃程
度に加熱されており、さらに前述の通り1秒間に14回
程度の高速でAu線を電極リードフレーム等に圧着する
際に電極に打ちつけられるため、瞬間的に約1000℃
以上の高温度に達する場合もある。しかし、従来の通常
の部分安定化ジルコニアでは耐熱性および強度が比較的
低く、長寿命のキャピラリが得られないという問題点が
あった。
【0012】一方、超硬材料やアルミナセラミックスで
形成した光コネクタ用部品を使用した従来の光コネクタ
においては、耐摩耗性や靭性が低いため、光コネクタを
着脱する際に作用する衝撃力や摺動作用によって摩耗が
急激に進行したり、割れやかけが発生し易い難点があっ
た。上記のような摩耗や割れの発生により、光コネクタ
部品の接続端面15a,15bにおいて、光ファイバ1
4の中心軸が所定位置からずれていまうため、接続部に
おいて光伝送量が低下する等の問題も生じていた。
【0013】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたものであり、機械的強度および靭性が大きく、か
つ耐熱性、熱安定性および耐熱衝撃性が優れており、し
たがって割れや欠けの発生が少なく光伝送量の低下が少
ない光コネクタ用部品を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願発明者等は上記目的
を達成するため、種々のセラミックス材に関し、調査研
究を重ねた結果、重量%で酸化イットリウム(Y
2 3 )を0.5〜5%、酸化アルミニウム(Al2
3 )を10〜40%含有し、残部が実質的に酸化ジルコ
ニウムから成る部品を形成したときに、高い靭性および
耐熱性を有し、細径形状に形成した場合においても優れ
た強度を有するボンディングキャピラリや光コネクタ用
部品などの精密部品が得られた知見に基づいて本発明を
完成するに至った。
【0015】すなわち本発明に係る光コネクタ用部品
は、光ファイバを接続する光コネクタ用部品において、
重量パーセントで酸化イットリウムを0.5%以上5%
以下、酸化アルミニウムを10%以上40%以下含有
し、残部が実質的に酸化ジルコニウムから成ることを特
徴とする。
【0016】本発明の対象となる光コネクタ用部品など
の高強度精密部品の原材料として使用する酸化イットリ
ウム、酸化アルミニウムおよび酸化ジルコニウムは粉末
として一般に市販されているものを利用することができ
る。また酸化イットリウムは0.5〜5重量%含有され
る。この酸化イットリウムは、酸化ジルコニウムを部分
的に安定化させる安定化剤として機能し、精密部品の靭
性および機械的強度を高める作用を有する。しかし酸化
イットリウムの含有量が0.5%未満では靭性および強
度が不充分となる一方、含有量が5%を超えると焼結が
困難となるため、含有量は0.5〜5%の範囲内に設定
される。
【0017】また酸化アルミニウムが10〜40重量%
含有される。この酸化アルミニウムは耐熱性および熱安
定性を高めるために添加されるものである。しかし酸化
アルミニウムの含有量が10%未満では耐熱安定性が不
充分となる一方、含有量が40%を超えると、酸化イッ
トリウムと同様に焼結性が低下するため、含有量は10
〜40%の範囲内に設定される。
【0018】次に本発明の目的とする特性を有するボン
ディングキャピラリや光コネクタ用部品などの精密部品
の製造工程について、前記のボンディングキャピラリを
例にとり説明する。なお、光コネクタ用部品の製造工程
もボンディングキャピラリの製造工程とほぼ同様であ
る。
【0019】すなわち、まず酸化イットリウム、酸化ア
ルミニウムおよび酸化ジルコニウムの各原料粉を上記組
成となるように秤量しボールミル等で混合する。原料粉
は、いずれもその平均粒径が20〜200オングストロ
ームのものを用いると焼結後に得られるセラミックスは
緻密で高硬度となるので好ましい。
【0020】得られた混合粉は室温下でプレス成形して
グリーン成形体に加工する。このグリーン成形体にとっ
て加工上重要なことは、この成形体には図1に示すよう
にストレートな細孔5およびテーパ孔6や、図3および
図4に示すような細孔11a,11bを形成する粗加工
を施すので、この穿孔加工時にキャピラリ成形体や光コ
ネクタ用部品成形体を研削盤等にチャッキングできる程
度の強度を備えていることである。通常、この強度を確
保するためには成形体の嵩密度を2.5〜3.8g/cm
3 に設定すればよい。このためには加圧成形時のプレス
圧を700〜1000kg/cm2 範囲に設定することが好
ましい。
【0021】穿孔加工を終了した後、この成形体を所定
条件下で焼結する。このときの焼結条件によって、得ら
れた焼結体の機械的強度、硬度などの特性は大きく左右
される。前述した特性範囲を発現せしめるためには、例
えば焼結温度1400〜1600℃、焼結時間0.5〜
4時間であればよい。
【0022】また焼結して形成されたキャピラリは、図
2に示す如き従来のキャピラリ1のように先端に向って
外径が漸次縮径するような形状ではなく、図1に示すよ
うにキャピラリ4の外径が所定位置から急激に小さくな
るような形状、いわゆるボトルネック形状を有してい
る。そのため、先端部の加工歪の発生が少なく、Au線
などのボンディングワイヤの高精度な圧着が可能とな
る。
【0023】また酸化イットリウムの添加により、高靭
性を有するセラミックス材が形成されるため、先端部を
ボトルネック形状に微細に形成した場合においても、キ
ャピラリにクラックが発生することは少なく、長期間に
わたって安定したボンディング性能を保持することがで
きる。
【0024】さらに酸化アルミニウムを添加し、耐熱性
が著しく向上したセラミックス材が形成されるため、ヒ
ートショックによるキャピラリの先端部の欠けや摩耗が
少なく、長期間にわたって安定したボンディング機能を
維持することが可能であり、IC等の半導体製品の品質
を安定させることができ、品質のばらつきを小さくでき
る。
【0025】また、このキャピラリ4が高強度のセラミ
ックスで構成されるため、同一強度を得る場合には相対
的に先端4aの孔径および外径をさらに小さくすること
が可能であり、最終製品のより高密度化、小型化に充分
対応することができる。
【0026】また上記Y2 3 ,Al2 3 およびZr
2 から成る三元系セラミックス材で形成した光コネク
タ部品を備える光コネクタによれば、特に高靭性のZr
2にAl2 3 を添加して硬度を改善し耐摩耗性を向
上せしめているため、光コネクタの着脱時に作用する衝
撃力や摺動作用によって、摩耗が急速に進行したり、割
れや欠けが発生することが少ない。特に加工時の変形が
少なく、加工精度を大幅に高めることができる。したが
って、光ファイバの中心軸が接続部においてずれるおそ
れも少なく、接続部における光伝送量の損失が効果的に
低減できる。
【0027】本発明は、上記のようにワイヤボンディン
グキャピラリや光コネクタ用部品の他に各種ワイヤガイ
ドなど耐熱性および高靭性を必要とする部品材料に適用
される。しかしながらその適用範囲は上記の部品に限ら
ず、複雑な形状を有し肉薄で欠けやクラックが発生し易
い全ての精密部品に対して同様に応用することができ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例について添付
図面を参照して、より具体的に説明する。
【0029】実施例1〜6 図4に示すような形状を有し、部品外径が2.499m
m、細孔の孔径が0.1〜0.15mmのサイズを有する
光コネクタ用部品を表1左欄に示すセラミックス組成の
ように酸化イットリウムの含有量を0.7〜4.0%、
酸化アルミニウムの含有量を12〜38%の範囲で変化
させ、残部が酸化ジルコニウム(ZrO2 )から成る焼
結体で形成し実施例1〜6とした。
【0030】得られた各光コネクタ用部品の機械的強度
を評価するため、曲げ強さと破壊靭性を測定した。測定
結果を表1に示した。
【0031】比較例1〜4 一方、比較例1,2として、酸化イットリウム含有量を
それぞれ0.3%、7%とし、酸化アルミニウム含有量
を20%、残部を酸化ジルコニウムで調製した粉末混合
体を実施例1〜6と同一形状でかつ同一条件で光コネク
タ用部品焼結体を形成し、同様に機械的特性を測定し
た。
【0032】また比較例3,4として、酸化イットリウ
ムを4%含有し、酸化アルミニウム含有量をそれぞれ6
%、50%とし、残部を酸化ジルコニウムで調製した粉
末混合体を実施例1〜6と同一条件で処理し、光コネク
タ用部品焼結体を形成し、同様に特性値を測定した。
【0033】比較例5 また比較例5として、酸化イットリウム(Y2 3 )3
重量%、残部が酸化ジルコニウム(ZrO3 )から成る
焼結体で実施例1〜6と同一形状および大きさを有する
光コネクタ用部品を製作し、同様に機械的特性を測定し
た。
【0034】比較例6 さらに比較例6として酸化マグネシウム(MgO)0.
2重量%、酸化珪素(SiO2 )0.2重量%、残部が
酸化アルミニウム(Al2 3 )から成るAl2 3
セラミックスを使用し、実施例1〜6と同一形状および
大きさを有する光コネクタ用部品を製作し、同様に特性
値を測定した。
【0035】以上実施例1〜6および比較例1〜6の測
定結果を下記表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】表1に示す結果から明らかなように、本実
施例1〜6に示す酸化イットリウム(Y2 3 )含有量
および酸化アルミニウム(Al2 3 )含有量の範囲に
おいては、比較例6に示すMgOおよびSiO2 を含有
した酸化アルミニウム系のセラミックスで形成した従来
の光コネクタ用部品と比べていずれも高い破壊靭性値が
得られた。
【0038】一方比較例1,2で示すように酸化イット
リウムが過少のものは曲げ強さおよび破壊靭性値が比較
的低い一方、過多のものは焼結性が悪いため強度も小さ
く、接続時に割れが多発した。
【0039】また比較例3,4で示すように酸化アルミ
ニウム含有量が過少のものは、耐熱性が低く、ヒートシ
ョックによる割れや折損を生じ易い一方、過多のものは
焼結性が低く、寿命が短い。
【0040】さらに比較例5で示すように酸化イットリ
ウムを適量含有するものであっても、酸化アルミニウム
を含まないものは、やはり耐熱性が低くヒートショック
により割れを生じ易い難点があることが判明した。
【0041】
【発明の効果】以上説明の通り、本発明に係る光コネク
タ用部品等の高強度精密部品によれば、破壊靭性値およ
び耐熱性が従来品より大幅に向上するため、微細形状に
加工した場合においても、使用時のヒートショックによ
る欠けやクラックを発生せず、高精度な加工が可能とな
る。
【0042】また本発明に係る光コネクタ用部品によれ
ば、特に高靭性のZrO2 にAl2 3 を添加して硬度
を改善し耐摩耗性を向上させた焼結体で形成しているた
め、摩耗や割れや欠けなどの発生することが少ない。特
に加工時の変形が少なく、加工精度を大幅に高めること
ができる。したがって、光ファイバの中心軸が接続部に
おいてずれるおそれも少なく、接続部における光伝送量
の損失が効果的に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】高強度精密部品としてのキャピラリの形状例を
示す部分断面図。
【図2】従来のキャピラリの形状例を示す部分断面図。
【図3】従来汎用の光コネクタの構造例を示す断面図。
【図4】従来の光コネクタの他の構造例を示す断面図。
【符号の説明】
1 キャピラリ 1a 先端 2 Au線 3 細孔 4 キャピラリ 4a 先端 5 細孔 6 テーパ孔 10a,10b 光コネクタ 11a,11b 細孔 12a,12b 光コネクタ部品(フェルール) 13a,13b 支持体 14 光ファイバ 15a,15b 接続端面 θc テーパ孔の開度

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバを接続する光コネクタ用部品
    において、重量パーセントで酸化イットリウムを0.5
    %以上5%以下、酸化アルミニウムを10%以上40%
    以下含有し、残部が実質的に酸化ジルコニウムから成る
    ことを特徴とする光コネクタ用部品。
JP7242985A 1995-09-21 1995-09-21 光コネクタ用部品 Expired - Lifetime JP2774783B2 (ja)

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JPH0868919A JPH0868919A (ja) 1996-03-12
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