JP2003307647A - 光ファイバ用フェルールとその加工方法及びこれを用いた光モジュール用ピグテイル - Google Patents

光ファイバ用フェルールとその加工方法及びこれを用いた光モジュール用ピグテイル

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JP2003307647A JP2002112476A JP2002112476A JP2003307647A JP 2003307647 A JP2003307647 A JP 2003307647A JP 2002112476 A JP2002112476 A JP 2002112476A JP 2002112476 A JP2002112476 A JP 2002112476A JP 2003307647 A JP2003307647 A JP 2003307647A
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ferrule
hole
capillary
optical
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Yoshihiro Kobayashi
善宏 小林
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Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ファイバ芯線部を挿通する細孔の傾斜角度を
高精度に形成できない。 【解決手段】光ファイバの被覆を除去したファイバ芯線
部を挿通する細孔を有するキャピラリ2と、上記細孔2
aに連通し、光ファイバの被覆部を挿通する貫通孔3a
を有するホルダ3とからなる光ファイバ用フェルール1
において、上記キャピラリ2の細孔2aは、その先端部
が上記ホルダ3の貫通孔3aの中心軸Cに対して所定角
度α傾いているとともに、後端部が上記貫通孔3aの中
心軸Cとほぼ同軸上に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、光通信等に使用さ
れる光ファイバ用フェルール及びこれを用いた光モジュ
ール用ピグテイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、光通信等の光信号処理に用い
られる光モジュール用ピグテイルは、半導体レーザモジ
ュール等に用いられ、図6に示すように、光ファイバの
ファイバ芯線部が挿通される細孔22aを有するキャピ
ラリ22と、該キャピラリ22と連設し上記光ファイバ
が挿通される貫通孔23aを有するホルダ23とからな
り、上記キャピラリ22の先端面は、レーザーダイオー
ド等の光源への反射戻り光を抑制するため、上記ホルダ
23に形成された貫通孔23aの中心軸Cの垂線に対し
て一定角度傾斜している。
【0003】しかし、図6に示すような光ファイバ用フ
ェルールを用いた光モジュール用ピグテイル27では、
キャピラリ22の先端面が一定角度傾斜しているため、
キャピラリ22の先端面の反対側の光源より光ファイバ
に入射した光が光ファイバの端面より出射する際、その
出射光の光軸が矢印方向に曲がってしまい、光接続の損
失が大きくなるという問題を有していた。
【0004】そこで、図7に示すように、上記キャピラ
リ22の細孔22aを貫通孔23aの中心軸Cに対して
一定角度γ傾けて設けることによって、光ファイバから
の出射光の光軸が矢印に示す方向に制御され、良好な光
接続特性を得られるようにすることが考えられる。
【0005】また、図7に示すような光モジュール用ピ
グテイル27に用いられる光ファイバ用フェルールは、
貫通孔23aを形成したホルダ23に、キャピラリ22
を圧入するための下穴を斜めに開口し、予め中心軸方向
に細孔22aが形成されたキャピラリ22を傾斜角度γ
となるよう斜めに圧入することによって製作される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示すような従来の光ファイバ用フェルールを用いた光モ
ジュール用ピグテイル27の場合、キャピラリ22を斜
めに圧入する際、その傾斜角度を正確に加工するのが困
難であるため、キャピラリ22に形成された細孔22a
の傾斜角度γの精度が低下し、また、キャピラリ22の
先端面の傾斜角度と細孔22aの傾斜角度γとの位置合
わせの精度が低下し、出射光の光軸が光ファイバ用フェ
ルールの中心軸Cに対して平行にならず光接続損失が増
加するという欠点を有している。
【0007】また、キャピラリ22となる円筒体をホル
ダ23に形成された下穴に斜めに圧入することから、ホ
ルダ23の下穴付近に曲げ応力が働き、キャピラリ22
の傾斜角度γを高精度に位置合わせするのが困難とな
り、安定した生産性が得られず、コストも高くなるとい
う欠点を有していた。
【0008】さらに、キャピラリ22の位置精度が低下
すると、上述のように部分的に接続損失の悪い箇所が生
じ、通信データの品質に影響を及ぼすという欠点を有し
ていた。
【0009】また出射光の光軸が曲がってしまうため、
モジュールの組立時にレンズの中心軸から部品位置をず
らして、レンズを光が通過するときにちょうどレンズ中
心を通るようにするリセンタを行って位置を調整する必
要があり、組立コストが高くなるという欠点を有してい
た。
【0010】本発明は、上述の欠点に鑑み案出されたも
のであり、その目的は接続損失を減少させるとともに、
高精度で加工性の優れた光ファイバ用フェルール及びそ
れを用いた光モジュール用ピグテイルを提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記従来の問題点に鑑み
て本発明の光ファイバ用フェルールは、光ファイバの被
覆を除去したファイバ芯線部を挿通する細孔を有するキ
ャピラリと、上記細孔に連通し、光ファイバの被覆部を
挿通する貫通孔を有するホルダとからなる光ファイバ用
フェルールにおいて、上記キャピラリの細孔は、その先
端部が上記ホルダの貫通孔の中心軸に対して所定角度傾
いているとともに、後端部が上記貫通孔の中心軸とほぼ
同軸上に形成されていることを特徴とするものである。
【0012】また、本発明の光ファイバ用フェルール
は、光ファイバの被覆を除去したファイバ芯線部を挿通
する細孔と、上記細孔に連通し、光ファイバの被覆部を
挿通する貫通孔を有する光ファイバ用フェルールにおい
て、上記細孔は、その先端部が上記貫通孔の中心軸に対
して所定角度傾いているとともに、後端部が上記貫通孔
の中心軸とほぼ同軸上に形成されていることを特徴とす
るものである。
【0013】さらに、本発明の光ファイバ用フェルール
は、上記細孔の傾き方向を示す方向表示部を備えたこと
を特徴とするものである。
【0014】またさらに、本発明の光ファイバ用フェル
ールは、上記細孔を複数有することを特徴とするもので
ある。
【0015】さらにまた、本発明の光ファイバ用フェル
ールは、ジルコニアセラミックスからなることを特徴と
するものである。
【0016】また、本発明の光ファイバ用フェルールの
加工方法は、光ファイバの被覆を除去したファイバ芯線
部を挿通する細孔を有するキャピラリと、上記細孔に連
通し、光ファイバの被覆部を挿通する貫通孔を有するホ
ルダとからなる光ファイバ用フェルールの加工方法であ
って、上記キャピラリとなる円筒体を1000〜160
0℃に加熱するとともに、荷重を印加して塑性変形させ
ることによってキャピラリの細孔の先端部を上記ホルダ
の貫通孔の中心軸に対して所定角度傾かせた後、ホルダ
に固定することを特徴とするものである。
【0017】さらに、本発明の光ファイバ用フェルール
の加工方法は、光ファイバの被覆を除去したファイバ芯
線部を挿通する細孔と、上記細孔に連通し、光ファイバ
の被覆部を挿通する貫通孔を有する光ファイバ用フェル
ールの加工方法であって、上記フェルールとなる円筒体
を1000〜1600℃に加熱するとともに、荷重を印
加して塑性変形させることによってフェルールの細孔の
先端部を上記貫通孔の中心軸に対して所定角度傾けるこ
とを特徴とするものである。
【0018】またさらに、本発明の光ファイバ用フェル
ールを用いた光モジュール用ピグテイルは、上記光ファ
イバ用フェルールにおける細孔にファイバ芯線部を、貫
通孔に光ファイバ被覆部をそれぞれ挿通し、上記光ファ
イバ用フェルールの先端面が上記貫通孔の中心軸に垂直
な面に対して所定角度傾いていることを特徴とするもの
である。
【0019】本発明の光ファイバ用フェルールによれ
ば、上記細孔の先端部が上記貫通孔の中心軸に対して所
定角度傾いているとともに、後端部が上記貫通孔の中心
軸とほぼ同軸上に形成されていることから、この光ファ
イバ用フェルールに光ファイバを挿通してピグテイル等
として用いた際の光ファイバからの出射光の光軸が光フ
ァイバ用フェルールの中心軸に対して平行となり光モジ
ュールとの光接続損失を少なくすることができる。
【0020】また、本発明の光ファイバ用フェルールに
よれば、上記細孔の傾き方向を示すための方向表示部を
形成したことから、細孔を加工する際、また光ファイバ
用フェルールに光ファイバを挿通してなるピグテイルの
一端面を斜めに研摩する際の基準となるため、加工性が
高く、高精度な光ファイバ用フェルールを得ることがで
きる。
【0021】さらに、本発明の光ファイバ用フェルール
によれば、上記細孔を複数有することから、多芯光ファ
イバを挿通保持することができ、この光ファイバ用フェ
ルールに多芯の光ファイバを挿通してピグテイル等とし
て用いた際の光ファイバからの出射光の光軸が光ファイ
バ用フェルールの中心軸に対して平行となり光モジュー
ルとの光接続損失を少なくすることができる。
【0022】またさらに、本発明の光ファイバ用フェル
ールによれば、ジルコニアセラミックスからなることか
ら、長期信頼性に優れたフェルールを得ることができ
る。
【0023】さらにまた、本発明の光ファイバ用フェル
ールの加工方法によれば、上記キャピラリとなる円筒体
を1000〜1600℃の加熱下で塑性変形させて加工
することから、難加工材料であるセラミックスを比較的
単純に加工可能として、比較的安価な光ファイバ用フェ
ルールを得ることができる。
【0024】またさらに、本発明の光ファイバ用フェル
ールを用いた光モジュール用ピグテイルによれば、上記
細孔にファイバ芯線部が、上記貫通孔に光ファイバ被覆
部がそれぞれ挿通され、先端面が貫通孔の中心軸に垂直
な面に対して、所定角度傾いていることから、光ファイ
バに入射もしくは出射する光の光軸を貫通孔の中心軸に
対して平行とし、光源への反射戻り光を防止するととも
に、光モジュールとの光接続損失の少ない光モジュール
用ピグテイルを得ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基いて説明する。
【0026】図1(a)〜(c)は本発明の光ファイバ
用フェルールの一実施形態を示す断面図であって、光フ
ァイバの被覆を除去したファイバ芯線部を挿通する細孔
2aを有するキャピラリ2と、上記細孔2aに連通し、
光ファイバの被覆部を挿通する貫通孔3aを有するホル
ダ3とからなる。
【0027】上記キャピラリ2は、超塑性特性を有する
セラミックスを用いることが好ましく、特にジルコニア
を主成分とするセラミックスが最適である。具体的に
は、ZrO2を主成分とし、安定化剤としてY23、M
gO、CaO、CeO2、Dy23等の一種以上を含有
するもので、正方晶の結晶を主体とした部分安定化ジル
コニアセラミックスを用いることが好ましい。
【0028】また、上記ジルコニアセラミックスは平均
結晶粒径が0.1〜1.0μm、気孔率が3%以下であ
るものが好ましい。平均結晶粒径が1.0μmを越える
と結晶間の空隙が大きくなり良好な外周面が得られず、
また原料混合時にボールミル等で粉砕を行う時に安定し
て0.1μm以下に粒度を調整することが困難であり、
焼成後は結晶が粒成長するため、さらに粒径が大きくな
るためである。上記気孔率はキャピラリ2中に含まれる
空隙の割合を百分率であらわしたもので3%を越えると
気孔部分がキャピラリ2の外周面の面粗度を悪化させて
しまうことになる。
【0029】上記キャピラリ2に形成された細孔2a
は、その先端部が上記ホルダ3の貫通孔3aの中心軸C
に対して角度α傾いているとともに、後端部が上記貫通
孔3aの中心軸Cとほぼ同軸上に形成されていることが
重要である。
【0030】上記キャピラリ2の細孔2aは、先端部が
角度α傾いていることから、得られた光ファイバ用フェ
ルール1に光ファイバを挿通した場合に光ファイバから
の出射光の光軸が光ファイバ用フェルール1の中心軸、
即ち貫通孔3aの中心軸Cに対して平行となり光モジュ
ールとの光接続損失を少なくすることができる。
【0031】また、上記細孔2aの先端部の傾斜角度α
は、3.1〜4.6°とすることが好ましい。これは、
詳細を後述するように上記光ファイバ用フェルール1に
光ファイバを挿通してなる光モジュール用ピグテイル
は、光源への反射戻り光を防ぐため、キャピラリ2の先
端面は傾斜角度βを7〜10°程度に光学研磨されてお
り、光ファイバに入射もしくは出射する光の光軸が先端
面を通過する際、スネルの法則によりホルダ3に形成さ
れた貫通孔3aの中心軸Cに対して3.1〜4.6°傾
くことから、この角度に上記傾斜角度αを合わせている
のである。このように細孔2aの傾斜角度αを3.1〜
4.6°とすることによって、光ファイバに入射もしく
は出射する光の光軸が細孔2aの中心と平行になり、接
続損失の少ない光ファイバ用フェルール1とすることが
でき、特に、キャピラリ2の先端面の傾斜角度βを8°
とした場合には、細孔2aの傾斜角度αは3.6°とす
るのが好ましい。
【0032】さらに、上記細孔2aの傾き方向を示す方
向表示部4となる切り欠きやマーキング等を光ファイバ
用フェルール1の外周に設けることが好ましい。特に、
ホルダ3の外周に方向表示部4を設けることにより、細
孔2a及び貫通孔3aに光ファイバを挿通、固定した
後、キャピラリ2の先端面を斜めに研磨する際の基準と
なり、細孔2aの傾斜角度αと光ファイバを挿通したキ
ャピラリ2の先端面の傾斜角度βとを高精度に位置決め
を行い加工することができる。
【0033】上記ホルダ2は、ステンレス鋼、銅合金に
ニッケルメッキ仕上げしたもの真鍮にニッケルメッキ仕
上げしたもの、洋白にニッケルメッキ仕上げしたもの等
の金属かなり、ホルダ3にキャピラリ2を圧入、接着等
で固定することによって光ファイバ用フェルールを得る
ことができる。
【0034】なお、本発明の光ファイバ用フェルール1
は、後述する図1(a)の形状に限定されるものではな
く、同図(b)に示すようにホルダ3にテーパ部3bが
形成されている形状のものや、同図(c)に示すように
キャピラリ2の形状はホルダ3の軸方向とほぼ平行な円
筒体であって、細孔2aの先端部のみが傾斜角度α傾い
ていればよい。
【0035】ここで、本発明の光ファイバ用フェルール
1の加工方法を説明する。
【0036】まず、キャピラリ2を作製するため、出発
原料のZrO2に不純物として含まれているAl23
SiO2、TiO2、あるいはCaO、Na2O、Fe2
3等を酸やアルカリ等の薬品で処理したり、あるいは比
重差を利用した重力選鉱等の手法にて精製し純度を高め
る。そして、ZrO2にY23を3〜5モル%添加混合
し、中和共沈または加水分解等の方法により反応・固溶
させる。
【0037】次に、得られた原料を押出成形、プレス成
形、射出成形等により所定形状に成形し、必要に応じて
切削等を行った後、大気雰囲気中で焼成して軸方向に細
孔2となる孔を有する円筒体を作製する。
【0038】この時、焼成温度を1200〜1550℃
という低温で焼成することによって円筒体の平均結晶粒
径を1μm以下として緻密な焼結体とする。また、原料
の1次粒子径を小さくして比表面積を大きくすることで
さらに緻密な焼結体を得ることができる。
【0039】次に、図2に示す方法で上記円筒体2cを
1000〜1600℃、好ましくは1200〜1550
℃の温度で塑性加工する。塑性加工の方法は、上記温度
の条件下で下金型6の上に円筒体2cをおき、上金型5
に荷重をかけてプレス加工する。プレス加工した後の形
状は、2点鎖線で示すように、円筒体2cの中間部で所
定角度α曲げられた形状となる。
【0040】上記塑性加工温度は1000℃未満となる
と、充分に塑性変形させることができず、一方1600
℃を超えるとジルコニアの粒成長が顕著となり、また加
工治具との反応が生じやすく、このため塑性加工により
円筒体2cの特性が大幅に低下する。
【0041】なお、上記塑性加工における塑性変形とは
加工部分が均一に変形する超塑性変形、及び加工部分が
不均一に変形する塑性変形の両者を含むものとする。
【0042】また、塑性加工における加工速度は、加工
温度、セラミックスの結晶粒径、正方晶系ジルコニアの
量、加工方法等によって一様ではないが、加工を高温で
行うため経済的な観点から比較的早い速度で変形を生じ
させることが適当であり、このためセラミックスの結晶
粒界で粒界すべりを起こす最少応力以上、即ち臨界剪断
応力以上の応力が加わるような加工速度とすることが好
ましい。
【0043】上記塑性加工の加工速度である歪速度は、
0.01〜0.5%/秒とすることが好ましい。歪速度
が0.01%/秒未満となると加工時間が長くなり、生
産性が劣る。一方、0.5%/秒を超えると空洞化が生
じやすくなり強度が低下する恐れがあるからである。
【0044】上記ジルコニアセラミックスからなる円筒
体2cを塑性加工によって変形させることができるの
は、ジルコニアセラミックスの結晶が微細であり、対称
性が良いことから、正方晶系ジルコニアセラミックスを
用いた場合、その結晶粒界に上述の加工温度域で塑性流
動を生じ易く、また正方晶系ジルコニアセラミックスの
結晶が準安定相となる加工後の低温域では、加工により
生じた残留応力を正方晶系ジルコニアの応力誘起変態強
化機構によって保持できるために円筒体2cが破壊し難
いからであると考えられる。
【0045】このようにして塑性加工したセラミックス
では、粒界すべりによって、結晶粒界、特に粒界三重点
に隙間、即ちキャビティが発生、成長する。このキャビ
ティの発生、成長は、一般に塑性加工時の拡散や流動等
によるキャビティの縮小よりも大きく、このためキャビ
ティが内在欠陥あるいは応力集中源となり、応力が負荷
された場合、本来有していた強度特性よりも低い応力下
で破損の起点となって成形体が破壊する原因となる。こ
のキャビティは、加工温度を高くし、或いは、加工速度
を遅くすることにより、拡散や流動により縮小させるこ
とも可能である。
【0046】ここで、上金型5と下金型6は1000〜
1600℃の温度条件下において、寸法変化及び劣化し
ない材質のものを用いる必要があり、具体的には、大気
中であれば炭化珪素製の金型、還元雰囲気もしくは真空
中であれば黒鉛製あるいは超耐熱合金製の金型を用いる
ことが好ましい。
【0047】次いで、塑性加工した後に常圧又は加圧下
で1300〜1650℃で熱処理することがより好まし
い。この熱処理によって塑性加工した後のキャピラリ2
中のキャビティを縮小、消滅させることができる。熱処
理温度は、塑性加工温度と同一又はそれ以上の温度、即
ち1400〜1600℃とすることが好ましい。この熱
処理は、塑性加工後別工程で行ってもよく、加工後に引
続いて冷却することなく熱処理してもよい。熱処理時間
は、温度、セラミックスの組性、変形量等によって一定
ではないが、通常、常圧では、1〜10時間程度、加圧
下では30分〜3時間程度とすればよい。
【0048】この熱処理により、加工時に生成したキャ
ビティは、セラミックスの原子の拡散や流動によって縮
小又は消滅し、緻密化されて強度が著しく向上する。ま
た、塑性加工前の円筒体2cに内在していた大きな空孔
や不均質相等の欠陥は、塑性変化時の応力により、圧縮
や分散され、さらに引き続き熱処理によって縮小する。
この時の熱処理条件によれば塑性加工前よりもより欠陥
が縮小することから強度特性は塑性加工前よりも向上
し、キャピラリ2の信頼性は著しく高いものとなる。
【0049】この熱処理温度が、1300℃未満となる
と強度向上効果が奏されず、一方1650℃を超える
と、セラミックスの粒成長が顕著となり熱処理後に正方
晶系ジルコニアが単斜晶系ジルコニアに変態することに
よって成形体の機械的強度が低くなる。また、熱処理時
の圧力は、常圧でも充分効果が奏されるが、加圧するこ
とにより強度がさらに向上し、また熱処理時間を短縮す
ることもできる。加圧時の圧力は、均質に加圧できる静
水圧、特にガス圧が好ましく、経済的には2トン/cm
2以下の圧力が有利である。また、10Kl/cm2程度
の圧力でも加圧による効果は奏されるが、好ましくは塑
性加工時に加えた応力よりも高い圧力とする。
【0050】また、セラミックスにおける結晶粒径は、
塑性加工により生成するキャビティの大きさと関係し、
粒径が大きくなるに従って大きなキャビティが生じ、そ
の後の熱処理によりキャビティを消滅、縮小させるため
に多くのエネルギーを要することとなる。したがって、
セラミックスにおける結晶粒径は、1μm以下であるこ
とが好ましく、0.5μm以下がより好ましい。また、
塑性加工において、加工性を良くするためにも結晶粒径
は1μm以下であることが好ましい。
【0051】このような加工方法によって得られたキャ
ピラリ2の後部をステンレス鋼等からなるホルダ3の中
心軸Cに沿って圧入することによって光ファイバ用フェ
ルール1を得ることができる。
【0052】なお、上述の製造方法以外にキャピラリ2
の細孔2aの先端部が所定角度傾くようにピン等を用い
て押出成形や射出成形もしくはプレス成形等で所定形状
に成形した後、焼成することによって得ることができ
る。
【0053】次いで、本発明の光ファイバ用フェルール
の他の実施形態について説明する。
【0054】図3に示すように、光ファイバの被覆を除
去したファイバ芯線部を挿通する細孔12aと、上記細
孔12aに連通し、光ファイバの被覆部を挿通する貫通
孔13aを有し、上記細孔12aは、その先端部が上記
貫通孔13aの中心軸Cに対して所定角度α傾いている
とともに、後端部が上記貫通孔13aの中心軸Cとほぼ
同軸上に形成されている。
【0055】つまり、図1に示す上述の実施形態におけ
るキャピラリ2とホルダ3が一体に形成されている構造
であって同様な効果を奏することができる。
【0056】この場合、図2に示すキャピラリ2の加工
方法と同様に光ファイバ用フェルール11となる円筒体
を塑性加工して光ファイバ用フェルール11の先端部と
ともに、細孔12aの先端部が所定角度α傾いたものを
形成することができる。
【0057】なお、上記細孔2は図3(b)に示すよう
に後端部が貫通孔3aの中心軸Cとほぼ図軸上であれば
よい。
【0058】また、図4(a)〜(c)に示すように上
述の図1及び図3に示すような光ファイバ用フェルール
1、11における細孔2a、12aを複数形成すること
によって多芯光ファイバ用フェルールを得ることができ
る。
【0059】図4(a)、(b)はキャピラリ3及びホ
ルダ3からなる光ファイバ用フェルール1において複数
の細孔2aを有するものであり、(a)はホルダ3に複
数個のキャピラリ2を固定しており、(b)は1つのキ
ャピラリ2に多数の細孔2aが形成されている場合であ
る。また、(c)はキャピラリ2、ホルダ3を一体的に
形成してなる光ファイバ用フェルールにおいて、細孔1
2aを複数有するものである。
【0060】このように多芯光ファイバを挿通保持した
光ファイバ用フェルールは、多芯光ファイバアレー等の
光多芯デバイスや光多芯モジュールに用いた場合、単心
ファイバを並べることに比べて実装密度が高くなり、使
用する光ファイバ用フェルールの個数を減少することが
できるため経済的に優れたものとできる。
【0061】なお、上記キャピラリ2およびホルダ3は
円形断面でなくとも矩形断面、長円断面等自由な形状で
あってもよい。
【0062】上述のようにして得られた光ファイバ用フ
ェルール1は、図5(a)に示すようにキャピラリ2の
細孔2aに光ファイバの被覆部を除去したファイバ芯線
部8aを挿通するとともに、ホルダ3の貫通孔3aに光
ファイバ被覆部8bを挿通して接着固定し、上記キャピ
ラリ2の先端面をホルダ3に形成された貫通孔3aの中
心軸Cに垂直な面に対して、一定の傾斜角度βで傾斜す
るように光学研磨を施すことによって光モジュール用ピ
グテイル7を得ることができる。
【0063】上記キャピラリ2の先端面の傾斜角度β
は、7〜10°程度に調整されており、光源より光ファ
イバに入射した光の反射戻り光が再度光源に入射するの
を抑制することができ8°とすることが好ましい。
【0064】また、上述の光モジュール用ピグテイル7
と同様に図3に示すような光ファイバ用フェルール11
においても図5(b)に示すように細孔12aに光ファ
イバの芯線部18aを、貫通孔13aに光ファイバ被覆
部18bを挿通して接着固定することによって光モジュ
ール用ピグテイル17を得ることができる。
【0065】なお、本発明の光ファイバ用フェルール
1、11及び光モジュール用ピグテイル7、17は上述
の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更は可
能であり、シングルモ−ド光ファイバ、マルチモード光
ファイバ、およびこれらの多芯光ファイバ共に適用する
ことができる。
【0066】
【実施例】ここで、本発明の実施例を説明する。
【0067】図1に示すような光ファイバ用フェルール
を製作する。
【0068】先ず、ジルコニア粉末原料にイットリア等
の安定化剤と焼結助剤を添加、混合して粉砕造粒した
後、プレス成形にて円筒の成形体を得、該成形体を14
00℃の温度で焼成し、外径1.4mm、内径0.12
6mm、長さ5.0mmに研削加工を施してキャピラリ
となる円筒体を作製する。
【0069】次いで、上記円筒体を1300℃の条件で
炭化珪素製の上金型、下金型を用いて傾斜角度α=3.
6°となるように塑性加工を行った。
【0070】次に、ステンレス鋼材料を切削加工して外
径2.5mm、長さ10.5mm、直径1.0mmの貫
通孔を有するホルダを作製し、該ホルダの中心軸にそっ
て上記キャピラリとなる円筒体を圧入して光ファイバ用
フェルール試料20個を得た。
【0071】また、比較例として図6に示すような光フ
ァイバ用フェルール試料を得るため、先ず、上述と同様
にジルコニア粉末原料にイットリア等の安定化剤と焼結
助剤を添加、混合して粉砕造粒した後、プレス成形にて
中心に細孔となる下穴を有する円筒状の成形体を得、該
成形体を1300〜1500℃で焼成し、外径1.4m
m、長さ3.0mmの円筒状に切削加工するとともに、
その中心に直径0.126mmの細孔を研磨加工するこ
とによってキャピラリを得た。
【0072】次に、ステンレス鋼材料を切削加工して外
径2.5mm、長さ10.5mm、直径1.0mmの貫
通孔を有するホルダを得、貫通孔の中心軸に対して細孔
の傾斜角度が3.6°となるようにキャピラリを圧入し
た光ファイバ用フェルール試料20個を得た。
【0073】そして、それぞれの光ファイバ用フェルー
ル試料における細孔の傾斜角度αを測定し、その最大
値、最小値及びその差を算出した。
【0074】その結果を表1に示す。
【0075】
【表1】
【0076】表1から明らかなように、塑性変形させた
キャピラリを用いた本発明の試料は細孔の傾斜角度α=
3.6°に対し、各試料の傾斜角度の最大値−最小値が
0.25°と高精度な加工が可能であることが判った。
【0077】これに対し、細孔を有するキャピラリを、
貫通孔を有するホルダに傾斜角度3.6°となるように
斜めに圧入した比較例の試料は、各試料の傾斜角度αの
最大値−最小値が0.65°と細孔2aの精度が低下し
ていることが判った。
【0078】
【発明の効果】本発明の光ファイバ用フェルールによれ
ば、上記細孔の先端部が上記貫通孔の中心軸に対して所
定角度傾いているとともに、後端部が上記貫通孔の中心
軸とほぼ同軸上に形成されていることから、この光ファ
イバ用フェルールに光ファイバを挿通してピグテイル等
として用いた際の光ファイバからの出射光の光軸が光フ
ァイバ用フェルールの中心軸に対して平行となり光モジ
ュールとの光接続損失を少なくすることができる。
【0079】また、本発明の光ファイバ用フェルールに
よれば、上記細孔の傾き方向を示すための方向表示部を
形成したことから、細孔を加工する際、また光ファイバ
用フェルールに光ファイバを挿通してなるピグテイルの
一端面を斜めに研摩する際の基準となるため、加工性が
高く、高精度な光ファイバ用フェルールを得ることがで
きる。
【0080】さらに、本発明の光ファイバ用フェルール
によれば、上記細孔を複数有することから、多芯光ファ
イバを挿通保持することができ、この光ファイバ用フェ
ルールに多芯の光ファイバを挿通してピグテイル等とし
て用いた際の光ファイバからの出射光の光軸が光ファイ
バ用フェルールの中心軸に対して平行となり光モジュー
ルとの光接続損失を少なくすることができる。
【0081】またさらに、本発明の光ファイバ用フェル
ールによれば、ジルコニアセラミックスからなることか
ら、長期信頼性に優れたフェルールを得ることができ
る。
【0082】さらにまた、本発明の光ファイバ用フェル
ールの加工方法によれば、上記キャピラリとなる円筒体
を1000〜1600℃の加熱下で塑性変形させて加工
することから、難加工材料であるセラミックスを比較的
単純に加工可能として、比較的安価な光ファイバ用フェ
ルールを得ることができる。
【0083】またさらに、本発明の光ファイバ用フェル
ールを用いた光モジュール用ピグテイルによれば、上記
細孔にファイバ芯線部が、上記貫通孔に光ファイバ被覆
部がそれぞれ挿通され、先端面が貫通孔の中心軸に垂直
な面に対して、所定角度傾いていることから、光ファイ
バに入射もしくは出射する光の光軸を貫通孔の中心軸に
対して平行とし、光源への反射戻り光を防止するととも
に、光モジュールとの光接続損失の少ない光モジュール
用ピグテイルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は本発明の光ファイバ用フェル
ールを示す断面図である。
【図2】本発明の光ファイバ用フェルールの加工方法を
示す概略断面図である。
【図3】(a)、(b)は本発明の光ファイバ用フェル
ールの他の実施形態を示す断面図である。
【図4】(a)〜(c)は本発明の光ファイバ用フェル
ールの他の実施形態を示す断面図である。
【図5】(a)、(b)は本発明の光ファイバ用フェル
ールを用いた光モジュール用ピグテイルを示す断面図で
ある。
【図6】従来の光ファイバ用フェルールを用いた光モジ
ュール用ピグテイルを示す断面図である。
【図7】従来の光ファイバ用フェルールを用いた光モジ
ュール用ピグテイルを示す断面図である。
【符号の説明】
1:光ファイバ用フェルール 2:キャピラリ 2a:細孔 2b:テーパ部 3:ホルダ 3a:貫通孔 4:方向表示部 5:上金型 6:下金型 7:光モジュール用ピグテイル 8a:光ファイバ芯線部 8b:光ファイバ被覆部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバの被覆を除去したファイバ芯線
    部を挿通する細孔を有するキャピラリと、上記細孔に連
    通し、光ファイバの被覆部を挿通する貫通孔を有するホ
    ルダとからなる光ファイバ用フェルールにおいて、上記
    キャピラリの細孔は、その先端部が上記ホルダの貫通孔
    の中心軸に対して所定角度傾いているとともに、後端部
    が上記貫通孔の中心軸とほぼ同軸上に形成されているこ
    とを特徴とする光ファイバ用フェルール。
  2. 【請求項2】光ファイバの被覆を除去したファイバ芯線
    部を挿通する細孔と、上記細孔に連通し、光ファイバの
    被覆部を挿通する貫通孔を有する光ファイバ用フェルー
    ルにおいて、上記細孔は、その先端部が上記貫通孔の中
    心軸に対して所定角度傾いているとともに、後端部が上
    記貫通孔の中心軸とほぼ同軸上に形成されていることを
    特徴とする光ファイバ用フェルール。
  3. 【請求項3】上記細孔の傾き方向を示す方向表示部を備
    えたことを特徴とする請求項1または2に記載の光ファ
    イバ用フェルール。
  4. 【請求項4】上記細孔を複数有することを特徴とする請
    求項1乃至3の何れかに記載の光ファイバ用フェルー
    ル。
  5. 【請求項5】上記光ファイバ用フェルールがジルコニア
    セラミックスからなることを特徴とする請求項1乃至4
    の何れかに記載の光ファイバ用フェルール。
  6. 【請求項6】光ファイバの被覆を除去したファイバ芯線
    部を挿通する細孔を有するキャピラリと、上記細孔に連
    通し、光ファイバの被覆部を挿通する貫通孔を有するホ
    ルダとからなる光ファイバ用フェルールの加工方法であ
    って、上記キャピラリとなる円筒体を1000〜160
    0℃に加熱するとともに、荷重を印加して塑性変形させ
    ることによってキャピラリの細孔の先端部を上記ホルダ
    の貫通孔の中心軸に対して所定角度傾けた後、ホルダに
    固定してなることを特徴とする光ファイバ用フェルール
    の加工方法。
  7. 【請求項7】光ファイバの被覆を除去したファイバ芯線
    部を挿通する細孔と、上記細孔に連通し、光ファイバの
    被覆部を挿通する貫通孔を有する光ファイバ用フェルー
    ルの加工方法であって、上記光ファイバ用フェルールと
    なる円筒体を1000〜1600℃に加熱するととも
    に、荷重を印加して塑性変形させることによってフェル
    ールの細孔の先端部を上記貫通孔の中心軸に対して所定
    角度傾けることを特徴とする光ファイバ用フェルールの
    加工方法。
  8. 【請求項8】請求項1乃至5の何れかに記載の光ファイ
    バ用フェルールの細孔にファイバ芯線部を、貫通孔に光
    ファイバ被覆部をそれぞれ挿通し、上記光ファイバ用フ
    ェルールの先端面が、貫通孔の中心軸に垂直な面に対し
    て所定角度傾いていることを特徴とする光モジュール用
    ピグテイル。
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