JP2773691B2 - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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JP2773691B2
JP2773691B2 JP7187032A JP18703295A JP2773691B2 JP 2773691 B2 JP2773691 B2 JP 2773691B2 JP 7187032 A JP7187032 A JP 7187032A JP 18703295 A JP18703295 A JP 18703295A JP 2773691 B2 JP2773691 B2 JP 2773691B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタ装置に係
り、特に、アウトラインフォントを用いて印刷するプリ
ンタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンタ装置では、文字の太さを
決定する場合に、上位装置から受信した通常又は強調
(ボールド)の命令に従い、あらかじめ、プリンタ内部
で決定されている各々の太さに従って印刷していた(例
えば、特開平03−009848号公報,特開平01−
262149号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来例では、文字
の太さ(ウエイト)については、ユーザが文字太さを決
定する為の手段をプリンタ装置及び上位装置が具備して
いないため、ユーザが自身の目的に応じた文字太さを印
刷結果として得ることができない、という問題があっ
た。
【0004】
【発明の目的】本発明は、係る従来例の有する不都合を
改善し、特に、上位装置のオペレーティングシステムの
種類にかかわらず、ユーザからの文字太さの設定に基づ
いた太さの文字で印刷することのできるプリンタ装置を
提供することを、その目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、第
1の手段として、上位装置から送信された印刷データを
受信する受信部と、この受信部に格納された印刷データ
をビットマップデータに展開する展開手段と、アウトラ
インフォントを予め記憶したアウトラインフォント記憶
部と、展開手段によってビットマップデータが描画され
る描画メモリと、この描画メモリに蓄積されたビットマ
ップデータを印刷出力する印刷部とを備えている。しか
も、展開手段に、ユーザから入力される文字太さ指定情
報を当該展開手段に出力する操作パネルを併設してい
る。さらに、展開手段が、前記操作パネルからの文字太
さ指定情報と前記印刷データに指定された文字修飾情報
とに基づいて文字太さの設定値を算出する文字太さ処理
部と、この文字太さ処理部によって算出された文字太さ
設定値に基づいて前記アウトラインフォントをビットマ
ップデータに変換する文字発生部とを備えている。そし
て、文字太さ処理部は、前記アウトラインフォント記憶
部に格納されたアウトラインフォントについて前記操作
パネルに入力可能な複数の文字太さ設定値によるテスト
印刷を行う機能を備えた。
【0006】文字修飾情報は、「明朝」又は「ゴシッ
ク」等のフォント種類、通常又は強調文字の指定、フォ
ントサイズ(数値指定又は4倍角等による指定)などで
ある。文字太さの設定値は、文字の太さを指示する数値
であり、例えば、「+1」,「+2」等の設定値は初期
状態よりも太くする指定を意味し、「−1」,「−2」
等の設定値は細くする指定を意味する(図2参照)。文
字太さ処理部は、印刷データ中の文字修飾情報に対応す
るユーザから指定された文字太さ設定値を文字発生器に
出力する。
【0007】文字太さは、フォントのウエイトであり、
通常、ライト、ミディアム、ヘビー又はボールド等で表
される。文字発生部は、文字太さ算出部からの文字太さ
設定値に基づいてアウトラインフォントをビットマップ
データに変換する。
【0008】アウトラインで記述されたフォントデータ
の文字太さを変更するには種々の手法があり、ストロー
クで記述されているアウトラインフォントを当該ストロ
ークの線幅を変更することにより文字太さを変更する場
合や(図3(A)〜(E)参照)、閉領域として記述さ
れたアウトラインフォントを2つのモデルから中間体を
生成することにより文字太さを変更する手法などがある
(図3(F)〜(J)参照)。
【0009】文字発生部は、これらアウトラインフォン
トの記述手法によって定まる手法で、即ち、文字太さ設
定値に応じた線幅とすることにより、また、文字太さ設
定値に応じた中間体を生成することで、アウトラインフ
ォントをビットマップデータに変更する。そして、文字
太さ処理部は、前記アウトラインフォント記憶部に格納
されたアウトラインフォントについて前記操作パネルに
入力可能な複数の文字太さ設定値によるテスト印刷を行
う。ユーザはこのテスト印刷の結果に応じてアウトライ
ンフォントのサイズや種類毎に文字太さ設定値を操作パ
ネルに入力する。そして、文字太さ処理部は、この操作
パネルに入力された文字太さ設定値に応じて、印刷デー
タの文字をフォント種類やサイズ毎に、その文字太さを
変更する。
【0010】第2の手段では、第1の手段を特定するた
めの事項に加え、文字太さ処理部が、文字修飾情報であ
る通常文字又は強調文字の指定に基づいて当該文字修飾
された文字の文字太さ設定値を算出する第1のウエイト
算出機能を備えた。強調文字の指定は、上位装置のワー
プロソフト等によって、文字飾りまたは文字エフェクト
等の名称の設定コマンドにより指定される。複数のフォ
ントを用いない場合でも、見出し部分の文字や、重要語
句の部分などの文字を太くすると読者の注意を引き、ま
た美しいレイアウトとなるため、このような強調文字の
指定が行われる。強調文字をどの程度の太さにするか
は、通常文字の「+2」とするなど初期設定されてい
る。
【0011】文字太さ処理部は、印刷データに文字修飾
情報として強調文字であるとの指定がある場合には、強
調文字の文字太さ設定値を算出する。これは、例えば通
常文字の太さが「+3」であると設定されている場合に
は、初期設定である「+2」を加算して強調文字を「+
5」とする。また、強調文字を初期設定よりさらに「+
1」にすると設定されている場合には、強調文字を「+
6」とする。
【0012】第3の手段では、文字太さ処理部が、文字
修飾情報である文字サイズの指定に基づいて当該文字修
飾された文字の文字太さ設定値を算出する第2のウエイ
ト算出機能を備えた。文字サイズの指定は、0.1ポイ
ント単位などの詳細な指定や、また、4倍角等の指定に
より基準となる例えば10.8ポイントの文字を4倍角
にする指定等が行われる。
【0013】この第3の手段では、同一の形状のフォン
トであっても、文字サイズ毎に文字太さの設定を受け付
けて、印刷データ中の文字サイズ指定に基づいて文字太
さを変更して印刷する。文字サイズ処理部は、例えば、
7ポイントから10ポイントまでは「−2」、10.1
ポイントから12ポイントまでは「0」、12.1ポイ
ント以上は「+2」などのユーザからの設定に基づい
て、印刷データ中の文字サイズ指定に応じて文字太さ設
定値を出力する。
【0014】第4の手段では、第1の手段を特定するた
めの事項に加え、文字太さ処理部が、文字修飾情報であ
るフォント種類の指定に基づいて当該フォント種類毎に
文字の太さ設定値を算出する第3のウエイト算出機能を
備え、文字発生器が、フォント種類として指定されたア
ウトラインフォントが各文字毎に複数の線で定義されて
いる場合には文字太さ設定値を当該線の線幅としてビッ
トマップデータに変換する第1の文字発生機能を備え
た。
【0015】この第4の手段では、フォント種類毎に文
字太さの設定を受け付けて、フォント種別毎に設定され
た文字太さで印刷する。このとき、指定されたフォント
種類のアウトラインフォントデータが、各文字を線(ス
トローク)で定義されたものである場合(図3(A)参
照)、文字太さ処理部からの文字太さ設定値に基づいて
当該文字を形成する線の線幅を決定し、この線幅でビッ
トマップデータに展開する。
【0016】第5の手段では、第1の手段を特定するた
めの事項に加え、文字太さ処理部が、文字修飾情報であ
るフォント種類の指定に基づいて当該フォント種類毎に
文字の太さ設定値を算出する第3のウエイト算出機能を
備えている。しかも、文字発生部が、フォント種類とし
て指定されたアウトラインフォントが各文字毎にウエイ
トの異なる2つの閉領域として定義されている場合には
文字太さ設定値に基づいて当該2つの閉領域の相互に対
応する座標間の位置を当該閉領域を形成する各点につい
て算出する第2の文字発生機能を備えた。
【0017】この第5の手段では、フォント種類毎に文
字太さの設定を受け付けて、フォント種別毎に設定され
た文字太さで印刷する。このとき、文字発生器は、指定
されたフォント種類のアウトラインフォントデータが、
各文字毎にウエイトの異なる2つの閉領域として定義さ
れている場合、例えば、図3(F)に示す太さのもの
と、図3(J)に示す太さのものが定義されている場合
には、この2つの閉領域から中間体(例えば、図3
(G)〜(I))を算出する。
【0018】この中間体の算出処理に際して、文字発生
器は、文字太さ設定値に基づいて、2つの閉領域のうち
どちらの閉領域に近い中間体とするかを決定することに
より、文字太さを決定する。
【0019】第6の手段として、第1の手段を特定する
ための事項に加え、アウトラインフォント記憶部に、ア
ウトラインフォントを展開したビットマップデータが格
納されるフォントキャッシュ用記憶部を併設し、文字発
生器が、印刷データで指定された文字についてフォント
キャッシュ用記憶部にビットマップデータが格納されて
いる場合にはアウトラインフォントの展開を行わずに当
該ビットマップデータを読み出すフォントキャッシュ機
能を備え、文字太さ算出部が、操作パネルから入力され
た文字太さ設定情報によって文字太さが変更された場合
にフォントキャッシュ用記憶部の内容を消去するフォン
トキャッシュクリア機能を備えた。
【0020】この第6の手段では、フォント種類と文字
修飾情報に基づいてフォントキャッシュ用メモリに格納
されているビットマップデータを検索することを前提
に、文字太さの設定が変更された場合にはフォントキャ
ッシュの内容を消去する。
【0021】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。
【0022】本発明によるプリンタ装置は、上位装置か
ら送信された印刷データを受信する受信部10と、この
受信部10に格納された印刷データをビットマップデー
タに展開する展開手段12と、この展開手段12によっ
てビットマップデータが描画される描画メモリ18と、
この描画メモリ18に蓄積されたビットマップデータを
印刷出力する印刷部20とを備えている。展開手段12
は、ページ単位で印刷データを展開して印刷部20に出
力する。
【0023】しかも、展開手段12に、入力された文字
太さ指定情報を当該展開手段に出力する操作パネル22
と、全角文字のアウトラインフォントを予め記憶したア
ウトラインフォント記憶部24とを併設している。
【0024】さらに、展開手段12が、操作パネル22
からの文字太さ設定情報と印刷データに指定された文字
修飾情報とに基づいて文字太さの値を算出する文字太さ
処理部14と、この文字太さ処理部14によって算出さ
れた文字太さ設定値をに基づいてアウトラインフォント
をビットマップデータに変換する文字発生部16と、を
備えている。
【0025】図2は操作パネル22により入力された文
字太さ指定情報の一例を示す図である。この図2に示す
例では、初期設定として、あるフォント1、例えば、明
朝体について、通常文字よりも強調文字が「+3」太く
すると設定されている。また、文字修飾情報として上位
装置からフォントサイズの指定を受け付けるため、フォ
ントサイズの範囲毎に文字太さを初期設定よりも太くす
るかまたは細くするかの指定を受け付ける。
【0026】文字の太さと文字の大きさの関係は、一般
に、文字が大きい場合には文字を太くする方が美しいと
される。従って、見出しに用いるサイズの大きい文字の
場合には、通常の文字太さよりも太くする方が読みやす
い文書となる。一方、文字サイズが小さい場合にあまり
文字を太くすると、文字を形成する線の重なり部分が大
きくなり「つぶれ」て読みづらくなってしまう。しか
し、従来のプリンタ装置では、フォントサイズの変化に
応じて文字太さを変更することは行われていなかった。
【0027】本実施形態では、文字サイズ毎に文字太さ
をどの程度にするかの設定を受け付ける。例えば、図2
に示すように、7.2ポイントから10.7ポイントの
範囲のサイズである場合、通常文字であれば「−2」、
強調文字であれば「−1」と設定されている。また、1
0.9ポイントから12ポイントまでの通常文字は「+
2」、強調文字は「+1」等設定されている。
【0028】このように文字太さの設定を数値で行うた
め、操作パネル22からの設定に向いている。
【0029】印刷データ中の文字に対して強調文字であ
る指定があった場合には、強調文字は通常文字よりも
「+3」太いとされているため、この「+3」に対し
て、例えば11ポイントの文字であれば「+1」を設定
値として読み取り、当該文字の文字太さ設定値を「+
4」とする。また、通常文字である場合には、サイズに
応じて図2に示した値を文字太さ設定値とする。
【0030】通常、アウトラインフォントによる印刷を
行うプリンタ装置であっても、標準的な文字サイズにつ
いては印刷処理の高速化のためビットマップフォントを
有しており、文字修飾情報がなんら付されていない場合
には、ビットマップフォントを用いて印刷を行う。
【0031】ここでは、10.8ポイントの文字をビッ
トマップフォントとして記憶しているため、文字太さ処
理部14は、10.8ポイントの通常文字について文字
太さの設定がされる場合には印刷時間が長くなる旨の警
告を操作パネル22に出力する。文字太さが設定される
と、ビットマップフォントではなくアウトラインフォン
トにより文字を発生させることになるため、処理時間が
長くなることによる。これにより、文字太さを変更しな
いときの印刷時間が長くなることを防止している。一
方、ビットマップフォントとして記憶していないものは
アウトラインフォントを展開するため、太さ変更処理を
加えても、処理時間が極端に長くなることはない。
【0032】図3は文字太さを変更した例を示す説明図
である。
【0033】文字発生部16は、文字太さ処理部14か
らの文字太さ設定値に基づいてアウトラインフォント記
憶部24に格納されたアウトラインフォントデータの展
開処理を行う。図3(A)〜(E)は「鶴」という文字
についてのアウトラインフォントデータが線で定義され
ているタイプフェイス24aである。この場合、線幅を
太くしていくと、文字の太さが太くなるため、文字太さ
設定値に基づいて線幅を決定する。線幅の変更による文
字太さの変化は図3(A)〜(E)に示す如くである。
この場合には、線幅と文字サイズの関係によっては文字
がつぶれる場合が生じるため、文字サイズ毎の太さ設定
によりつぶれの発生を回避する。
【0034】一方、図3(F)〜(J)までは文字を形
成する線の幅が一定ではないタイプフェイス24bの場
合を示している。これは、2次又は3次のベジェ曲線に
よる閉領域として定義されている。この場合、文字太さ
の変更処理には種々の方法があるが、まず単純な方法と
しては、アウトラインフォント記憶部に、図3(F)に
示す一番細いタイプのデータと、図3(J)に示す一番
太いタイプのデータとを格納しておき、この2つの閉領
域から中間体を生成するものがある。
【0035】文字発生部16は、文字太さ設定値に基づ
いて、図3(F)に示すものに近い閉領域にするか、図
3(J)に近い閉領域にするかを決定する。図3(F)
に近い閉領域にすると、図3(G)に示す如くとなり、
図3(J)に示すに近い閉領域とすると、図3(I)に
示す如くとなる。中間の太さの場合を、図3(H)に示
す。
【0036】図4は図3(A)に示したアウトラインフ
ォントの変形例を示している。図3(A)に示す場合は
線の描画処理であり、一般的に、線端と線接続について
はいくつかのタイプがある。図3に示した例では、線端
タイプを角形(断切り型ではない)に、かつ線接続タイ
プをマイター接続としたものである。一方、図4に示す
例では、線端を丸形とし、線接続タイプをラウンド接続
としたものである。すると、図4に示すように丸ゴシッ
ク体となる。
【0037】図5は図3に示した「正」の文字の拡大図
である。このような明朝体では、横線は太くならずに縦
線が太くなるという特徴がある。また、横線は太くなら
ないが、セリフの頂点位置や大きさが変化する。このた
め、図3に示したように、ハッチングで示す最細のアウ
トラインフォントデータと、図中これを包み込んだ最太
のアウトラインフォントデータとから中間体を生成す
る。しかし、これ以外にも、例えば1つのアウトライン
フォントデータから、文字を太くする場合の縦線の太さ
を定義しておき、さらに、この縦線の太さとセリフの高
さとを一致させる等の制御を行うことで太さの異なる文
字を生成するようにしても良い。
【0038】また、文字太さ処理部14は、フォント
別、代表的な文字サイズ別に、各文字太さ設定値による
テスト印刷を行う機能を有している。例えば、 明朝体
について図2に示した4種類程度の文字サイズ別に、
「−5」〜「+5」までの各文字太さ設定値によるテス
ト印刷を行う。ユーザは、このテスト印刷による印刷結
果を見て文字太さの設定を行う。
【0039】図1に示したように、文字発生器16に
は、フォントキャッシュ用記憶部26が併設されてい
る。アウトラインフォントをビットマップデータに変換
する時間を短縮するため、一度変換したものについては
このフォントキャッシュ用記憶部26に格納しておき、
ビットマップデータを流用している。
【0040】このとき、フォント種類と文字サイズと文
字修飾情報とによりフォントキャッシュ用記憶部26内
のビットマップデータを特定する処理を行うと、文字太
さ処理部からの文字太さ設定値とは異なる太さのビット
マップデータを読み出す可能性があるため、文字太さ処
理部14は、文字太さが変更された場合にはこのフォン
トキャッシュ用記憶部26の内容を消去する。
【0041】また、文字発生部16が、フォントキャッ
シュ用記憶部26にビットマップデータを格納する際
に、文字太さ処理部14からの文字太さ設定値をフォン
ト名や文字コードと共に格納するようにしても良い。
【0042】このフォントキャッシュ用記憶部に対する
処理では、文字太さが変更されると、変更前のビットマ
ップデータは使用されないこととなるため、フォントキ
ャッシュ用記憶部の容量を有効利用するためには、文字
太さの設定変更時にキャッシュをクリアする方が望まし
い。
【0043】上述したように本実施例によると、文字太
さ処理部14が、操作パネルにより設定された文字太さ
と、印刷データ中の文字修飾情報とに基づいて文字の太
さを決定し、文字発生部16が、文字太さ処理部14か
らの文字太さ設定値に基づいてアウトラインフォントの
文字の太さを変更してビットマップデータに展開するた
め、プリンタ装置による設定で文字太さを変更すること
ができる。
【0044】従って、上位装置のオペレーティングシス
テムのフォントの取り扱い手法にかかわらず、文字太さ
をユーザの好みのものに変更することができる。数々の
オペレーティングシステムが市販され、また、フォント
のフォーマットが数多い現状では、文字を太くしようと
してフォントを上位装置または印刷装置に導入しても、
上位装置のオペレーティングシステムとプリンタ装置と
印刷データを記述する記述言語の規格の組み合わせによ
って望み通りの印刷が行えるかが定まるため、不安定で
あるが、本実施形態によると、文字太さ処理部14が上
位装置の印刷データ中の文字修飾情報を解析し、操作パ
ネルからの設定に基づいて文字太さ設定値を定めるた
め、ユーザの望み通りの文字太さでの印刷を安定して実
現することができる。
【0045】また、文字サイズに応じて文字太さを変更
できるため、印刷しようとする文書のタイトルや見出し
や注書きなど本文とは違う役割を果たす文字を読者に強
く印象づける印刷物を簡単に作成することができる。し
かも、上位装置のアプリケーションやオペレーティング
システムが文字修飾情報として「4倍角」や「縮小文
字」との指定しかできないものであっても、プリンタ装
置側で「4倍角」のときの文字太さと「縮小文字」のと
きの文字太さとを変更するため、特別なアプリケーショ
ンを使用することなく美しいレイアウトの印刷物を簡易
に作成することができる。
【0046】また、従来では全角文字の文字太さを変更
する際にはフォントを変更するのみであったが、本実施
形態によるプリンタ装置では、フォントの変更による文
字太さの変更からさらにユーザの好みに応じて文字太さ
を変更することができる。
【0047】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、文字太さ処理部が、操作パネルか
らの文字太さ指定情報と印刷データに指定された文字修
飾情報とに基づいて文字太さの設定値を算出すると共に
当該算出した文字太さ設定値を文字発生器に出力し、文
字発生部が、この文字太さ設定値に基づいてアウトライ
ンフォントをビットマップデータに変換するため、例え
ば通常文字や強調文字の文字太さをユーザの希望に応じ
て調整することができ、従って、読みやすいレイアウト
で印刷することが可能となり、しかも、文字太さ処理部
が、文字太さの変更に関して上位装置から文字太さにつ
いての情報を必要としないため、上位装置のオペレーテ
ィングシステムの種類にかかわらず、ユーザからの文字
太さの設定に基づいた太さの文字で印刷することができ
る従来にない優れたプリンタ装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図1に示した操作パネルから入力されたフキン
ト別、文字サイズ別の文字太さの設定例を示す説明図で
ある。
【図3】図1に示した文字発生部によるアウトラインフ
ォントの変換例を示す図で、図3(A)〜(E)は
「線」で定義された場合の例を示し、図3(F)〜
(J)は「閉領域」で定義された場合の例を示す。
【図4】図3(A)に示したアウトラインフォントの別
の変換例を示す説明図である。
【図5】図3(F)に示したアウトラインフォントの特
徴を説明するための説明図である。
【符号の説明】
10 受信部 12 展開手段 14 文字太さ処理部 16 文字発生部 18 描画メモリ 20 印刷部 22 操作パネル 24 アウトラインフォント記憶部 26 フォントキャッシュ用記憶部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/485 B41J 5/44 G09G 5/24 620 G09G 5/24 630

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位装置から送信された印刷データを受
    信する受信部と、この受信部に格納された印刷データを
    ビットマップデータに展開する展開手段と、アウトライ
    ンフォントを予め記憶したアウトラインフォント記憶部
    と、前記展開手段によってビットマップデータが描画さ
    れる描画メモリと、この描画メモリに蓄積されたビット
    マップデータを印刷出力する印刷部とを備えたプリンタ
    装置において、前記展開手段に、ユーザから入力される文字太さ指定情
    報を当該展開手段に出力する操作パネルを併設し、 前記展開手段が、前記操作パネルからの文字太さ指定情
    報と前記印刷データに指定された文字修飾情報とに基づ
    いて文字太さの設定値を算出する文字太さ処理部と、こ
    の文字太さ処理部によって算出された文字太さ設定値に
    基づいて前記アウトラインフォントをビットマップデー
    タに変換する文字発生部とを備えると共に、 前記文字太さ処理部は、前記アウトラインフォント記憶
    部に格納されたアウトラインフォントについて前記操作
    パネルに入力可能な複数の文字太さ設定値によるテスト
    印刷を行う機能を備えた ことを特徴とするプリンタ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記文字太さ処理部が、前記文字修飾情
    報である通常文字又は強調文字の指定に基づいて当該文
    字修飾された文字の文字太さ設定値を算出する第1のウ
    エイト算出機能を備えたことを特徴とする請求項1記載
    のプリンタ装置。
  3. 【請求項3】 前記文字太さ処理部が、前記文字修飾情
    報である文字サイズの指定に基づいて当該文字修飾され
    た文字についての文字太さ設定値を算出する第2のウエ
    イト算出機能を備えたことを特徴とする請求項1又は2
    記載のプリンタ装置。
  4. 【請求項4】 前記文字太さ処理部が、前記文字修飾情
    報であるフォント種類の指定に基づいて当該フォント種
    類毎に文字の太さ設定値を算出する第3のウエイト算出
    機能を備え、 前記文字発生部が、前記フォント種類として指定された
    アウトラインフォントが各文字毎に複数の線で定義され
    ている場合には前記文字太さ設定値を当該線の線幅とし
    てビットマップデータに変換する第1の文字発生機能を
    備えたことを特徴とする請求項1記載のプリンタ装置。
  5. 【請求項5】 前記文字太さ処理部が、前記文字修飾情
    報であるフォント種類の指定に基づいて当該フォント種
    類毎に文字の太さ設定値を算出する第3のウエイト算出
    機能を備え、 前記文字発生部が、前記フォント種類として指定された
    アウトラインフォントが各文字毎にウエイトの異なる2
    つの閉領域として定義されている場合には前記文字太さ
    設定値に基づいて当該2つの閉領域の相互に対応する座
    標間の位置を当該閉領域を形成する各点について算出す
    る第2の文字発生機能を備えたことを特徴とする請求項
    1記載のプリンタ装置。
  6. 【請求項6】 前記アウトラインフォント記憶部に、ア
    ウトラインフォントを展開したビットマップデータが格
    納されるフォントキャッシュ用記憶部を併設し、 前記文字発生部が、印刷データで指定された文字につい
    て前記フォントキャッシュ用記憶部にビットマップデー
    タが格納されている場合にはアウトラインフォントの展
    開を行わずに当該ビットマップデータを読み出すフォン
    トキャッシュ機能を備え、 前記文字太さ処理部が、前記操作パネルから入力された
    文字太さ設定情報によって文字太さが変更された場合に
    前記フォントキャッシュ用記憶部の内容を消去するフォ
    ントキャッシュクリア機能を備えたことを特徴とする請
    求項1記載のプリンタ装置。
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