JP4666054B2 - 画像処理装置、および画像処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置、および画像処理プログラムに関する。
PCにおいて扱われるドキュメントに線やパターンデータが含まれている場合、そのようなドキュメントをPCのディスプレイ上に表示したり、印刷装置で印刷したりすると、表示結果と印刷結果とで見た目が異なることがある。具体的には、表示結果と印刷結果とでは、線の太さが異なったり、パターンデータの密度が異なったりすることがある。
このような見た目の差異が生じるのは、ディスプレイと印刷装置とで解像度が異なることに一因がある。すなわち、一般的には、印刷装置の解像度の方が、PCのディスプレイの解像度よりも高いため、線の場合であれば、同じドット数の太さで線を描画しても、解像度が高ければ線は細くなり、解像度が低ければ線は太くなる。そのため、ディスプレイで見たときの線の太さより、印刷される線の太さが細くなるのである。
こうした背景の下、従来においても、上記のような見た目の差異を解消ないし緩和するための技術は、既に提案されていた(例えば、下記特許文献1参照)。この特許文献1に記載の技術の場合、プリンタから取得したディザリング・パターン情報を、ホスト装置側のプリンタドライバとディスプレイドライバが共用して表示および印刷を行っている。
特開平10−117266号公報
しかしながら、近年は、PC側のOS(Operating System)やアプリケーションが描画処理を行う段階において、表示画面に表示される結果と印字装置による出力結果との差が吸収されるように描画処理が行われることもある。
そのため、既に最適化済みの線やパターンが描画されている場合にまで、上記従来技術のような手法にて一律に後加工を行ってしまうと、最適化済みの画像に無駄な調整が施され、かえって見た目が変わってしまうなどの悪影響を及ぼすことがあった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、描画物全体の中で真に補正が必要な部分だけを選択して補正を行うことにより、表示結果と印刷結果の差異を従来の補正方式よりも解消ないし緩和可能な画像処理装置、および画像処理プログラムを提供することにある。
以下、上記目的を達成するために本発明において採用した構成について説明する。
請求項1に記載の画像処理装置は、描画命令に従って表示用の描画領域に描画される表示用画像を表示装置に出力可能で、前記描画命令に従って前記表示用の描画領域よりも解像度が高い印刷用の描画領域に描画される印刷用画像を印刷装置に出力可能な画像処理装置であって、1以上の前記描画命令を含む一次印刷データを取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された前記一次印刷データ中に含まれる個々の前記描画命令について、前記表示用の描画領域と同一解像度の描画領域、および前記印刷用の描画領域と同一解像度の描画領域それぞれに対して、前記描画命令に規定された描画条件に従って描画を行う試し描画手段と、前記試し描画手段によって、前記各描画領域に描画された描画結果を比較し、前記各描画結果が同一ピクセル数で規定された描画条件に従って描画された場合、前記描画命令が、解像度を考慮していないピクセル数依存の描画命令である判定する判定手段と、前記判定手段によって、前記描画命令がピクセル数依存の描画命令であると判定された場合には、前記描画命令に規定された描画条件に対して、ピクセル数を増大させる補正を行う補正手段と、前記判定手段によって、前記描画命令がピクセル数依存の描画命令であると判定された場合には、前記補正手段によって描画条件が補正された描画命令によって、前記印刷用の描画領域に対する描画を行う一方、前記判定手段によって前記描画命令がピクセル数依存の描画命令ではないと判定された場合には、前記補正手段による描画条件の補正がされていない描画命令によって、前記印刷用の描画領域に対する描画を行う描画手段と、前記描画手段によって前記印刷用描画領域に描画された印刷用画像を前記印刷装置で印刷するための二次印刷データを、前記印刷装置に対して出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の画像処理装置は、描画命令に従って表示用の描画領域に描画される表示用画像を表示装置に出力可能で、前記描画命令に従って前記表示用の描画領域よりも解像度が高い印刷用の描画領域に描画される印刷用画像を印刷装置に出力可能な画像処理装置であって、1以上の前記描画命令を含む一次印刷データを取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された前記一次印刷データ中に含まれる個々の前記描画命令について、前記描画命令があらかじめ定められた特定の描画命令である場合、または、前記描画命令に渡されるパラメータがあらかじめ定められた特定のパラメータである場合に、前記描画命令が、解像度を考慮していないピクセル数依存の描画命令であると判定する判定手段と、前記判定手段によって、前記描画命令がピクセル数依存の描画命令であると判定された場合には、前記描画命令に規定された描画条件に対して、ピクセル数を増大させる補正を行う補正手段と、前記判定手段によって前記描画命令がピクセル数依存の描画命令であると判定された場合には、前記補正手段によって描画条件が補正された描画命令によって、前記印刷用の描画領域に対する描画を行う一方、前記判定手段によって前記描画命令がピクセル数依存の描画命令ではないと判定された場合には、前記補正手段による描画条件の補正がされていない描画命令によって、前記印刷用の描画領域に対する描画を行う描画手段と、前記描画手段によって前記印刷用描画領域に描画された印刷用画像を前記印刷装置で印刷するための二次印刷データを、前記印刷装置に対して出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
請求項3に記載の画像処理装置は、請求項2に記載の画像処理装置において、前記判定手段は、描画命令のパラメータ中に含まれる「最小線描画」を指示するフラグ、または、描画命令のパラメータ中に含まれるパターンに関する設定が「ビットマップ」であるか否か、いずれかに基づいて、前記描画命令が、前記解像度を考慮されていないピクセル数依存の描画命令であると判定することを特徴とする。
請求項4に記載の画像処理装置は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の画像処理装置において、前記補正手段は、前記判定手段によって前記描画命令がピクセル数依存の描画命令であると判定された場合には、表示用描画領域の解像度と印刷用描画領域の解像度の解像度比に基づいて、前記描画命令に規定された描画条件に対して、ピクセル数を増大させることを特徴とする。
請求項5に記載の画像処理装置は、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の画像処理装置において、前記表示用の描画領域の解像度a、および前記印刷用の描画領域の解像度bを取得する解像度取得手段を備え、前記描画手段は、前記解像度取得手段によって取得された各描画領域の解像度a,bに基づいて両描画領域の解像度比c=b/aを求め、前記ピクセル数を増大させる補正を行う際には、補正前のピクセル数pを補正後のピクセル数q=p×cに補正することにより、線の太さないし塗りつぶしに使う単位パターンの大きさを補正前よりも拡大して描画することを特徴とする。
請求項1に記載の画像処理装置によれば、印刷用描画領域に対する描画を行う際、表示用の描画領域と同一解像度の描画領域、および印刷用の描画領域と同一解像度の描画領域それぞれに対して、描画命令に規定された描画条件に従って描画を試行し、各描画領域に描画された描画結果を比較し、各描画結果が同一ピクセル数で規定された描画条件に従って描画された場合、描画命令が、解像度を考慮していないピクセル数依存の描画命令であると判定する。そして、ピクセル数依存の描画命令であると判定された場合には、描画条件とされるピクセル数を増大させる補正を行ってから、補正後の描画条件にて描画命令を実行する。一方、それ以外の描画命令については、補正がされていない描画条件で描画命令を実行する。
また、請求項2に記載の画像処理装置によれば、印刷用描画領域に対する描画を行う際、描画命令があらかじめ定められた特定の描画命令である場合、または、前記描画命令に渡されるパラメータがあらかじめ定められた特定のパラメータである場合に、描画命令が、解像度を考慮していないピクセル数依存の描画命令であると判定する。そして、ピクセル数依存の描画命令であると判定された場合には、描画条件とされるピクセル数を増大させる補正を行ってから、補正後の描画条件にて描画命令を実行する。一方、それ以外の描画命令については、補正がされていない描画条件で描画命令を実行する。
したがって、請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置によれば、ピクセル数依存の描画命令で、表示用の描画領域よりも解像度が高い印刷用の描画領域に描画した場合であっても、描画物が過剰に細い線になったり細かいパターンになったりするのを抑制でき、印刷用画像の見た目の印象を表示用画像に近づけることができる。
なお、請求項1に記載の構成を採用すれば、描画命令を実際に試行し、その結果に基づいて、容易に補正の要否を判定できる。また、描画命令の仕様変更や追加があった場合でも、描画命令を実際に試行することで、ピクセル数依存の描画命令であるか否かを確実に判断できる。
一方、請求項2に記載の構成を採用すれば、描画命令またはその描画命令に渡されるパラメータに基づいて、容易に補正の要否を判定できる。
ちなみに、ピクセル数依存の描画命令であるか否かを、上記特定の描画命令ないしパラメータで判定する方法、描画命令を実際に試行する方法は、択一的に採用しても構わないし、双方を併用しても構わない。例えば、併用する場合であれば、先に特定の描画命令ないしパラメータであるか否かを判定し、否定判断がなされた場合には、描画命令を実際に試行してみる、といった方法を採用することができる。
また、請求項3に記載の画像処理装置のように、請求項2に記載の画像処理装置においては、判定手段は、描画命令のパラメータ中に含まれる「最小線描画」を指示するフラグ、または、描画命令のパラメータ中に含まれるパターンに関する設定が「ビットマップ」であるか否か、いずれかに基づいて、描画命令が、解像度を考慮されていないピクセル数依存の描画命令であると判定するとよい。
また、請求項4に記載の画像処理装置のように、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の画像処理装置においては、補正手段は、判定手段によって描画命令がピクセル数依存の描画命令であると判定された場合に、表示用描画領域の解像度と印刷用描画領域の解像度の解像度比に基づいて、描画命令に規定された描画条件に対して、ピクセル数を増大させるとよい。
また、請求項5に記載の画像処理装置においては、前記表示用の描画領域の解像度a、および前記印刷用の描画領域の解像度bを取得する解像度取得手段を備え、前記描画手段は、前記解像度取得手段によって取得された各描画領域の解像度a,bに基づいて両描画領域の解像度比c=b/aを求め、前記ピクセル数を増大させる補正を行う際には、補正前のピクセル数pを補正後のピクセル数q=p×cに補正することにより、線の太さないし塗りつぶしに使う単位パターンの大きさを補正前よりも拡大して描画する
したがって、請求項5に記載の画像処理装置であれば、表示用の描画領域と印刷用の描画領域の解像度比を考慮した補正が行われるので、解像度比を考慮することなくピクセル数を増大させる場合に比べ、印刷用画像の見た目の印象を表示用画像により一層近づけることができる。
さらに、請求項6に記載の画像処理プログラムは、描画命令に従って表示用の描画領域に描画される表示用画像を表示装置に出力可能で、前記描画命令に従って前記表示用の描画領域よりも解像度が高い印刷用の描画領域に描画される印刷用画像を印刷装置に出力可能な画像処理装置として、コンピュータを機能させる画像処理プログラムであって、1以上の前記描画命令を含む一次印刷データを取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された前記一次印刷データ中に含まれる個々の前記描画命令について、前記表示用の描画領域と同一解像度の描画領域、および前記印刷用の描画領域と同一解像度の描画領域それぞれに対して、前記描画命令に規定された描画条件に従って描画を行う試し描画手段と、前記試し描画手段によって、前記各描画領域に描画された描画結果を比較し、前記各描画結果が同一ピクセル数で規定された描画条件に従って描画された場合、前記描画命令が、解像度を考慮していないピクセル数依存の描画命令である判定する判定手段と、前記判定手段によって、前記描画命令がピクセル数依存の描画命令であると判定された場合には、前記描画命令に規定された描画条件に対して、ピクセル数を増大させる補正を行う補正手段と、前記判定手段によって、前記描画命令がピクセル数依存の描画命令であると判定された場合には、前記補正手段によって描画条件が補正された描画命令によって、前記印刷用の描画領域に対する描画を行う一方、前記判定手段によって前記描画命令がピクセル数依存の描画命令ではないと判定された場合には、前記補正手段による描画条件の補正がされていない描画命令によって、前記印刷用の描画領域に対する描画を行う描画手段と、前記描画手段によって前記印刷用描画領域に描画された印刷用画像を前記印刷装置で印刷するための二次印刷データを、前記印刷装置に対して出力する出力手段として前記コンピュータを機能させることを特徴とする。
このように構成された画像処理プログラムによれば、コンピュータを請求項1に記載の画像処理装置として機能させることができる。したがって、ピクセル数依存の描画命令で、表示用の描画領域よりも解像度が高い印刷用の描画領域に描画した場合であっても、描画物が過剰に細い線になったり細かいパターンになったりするのを抑制でき、印刷用画像の見た目の印象を表示用画像に近づけることができる。
なお、この画像処理プログラムにおいても、コンピュータを上記請求項4または請求項5に記載の画像処理装置として機能させるための各手段を備えることができるのはもちろんである。
次に、本発明の実施形態について一例を挙げて説明する。
[システム全体の構成]
図1は、パーソナルコンピュータ1(以下、PC1という)と、このPC1に接続されたプリンタ2とを備えたシステムの概略構成を示すブロック図である。このシステム内に含まれるPC1は、本発明でいう画像処理装置に相当し、プリンタ2は、本発明でいう印刷装置に相当する。
このシステムの内、PC1は、図1に示すように、CPU11、ROM12、RAM13、HDD14(ハードディスク装置14)、操作部15、表示部16、および通信インターフェース17などを備えている。
CPU11は、ROM12やRAM13に記憶されたプログラムに従って、PC1各部に対する制御および各種演算を実行する装置で、プリンタドライバとしての処理、OSやアプリケーションなどとしての各処理は、このCPU11によって実行される。
ROM12は、PC1の電源スイッチを切っても記憶内容を保持可能な記憶装置で、BIOS(Basic Input Output System)や通常であれば更新されない読み出し用のデータ等を記憶している。
RAM13は、CPU11から直接アクセスされるメインメモリ等として利用される記憶装置である。このRAM13には、OSや各種アプリケーションなどのソフトウェアがHDD14から読み込まれ、また、CPU11による各種演算の結果やHDD14から読み込まれたデータもRAM13に記憶されるようになっている。後述するプリンタドライバとしての処理を実行する際には、プリンタドライバのプログラムがHDD14からRAM13に読み込まれ、RAM13に記憶されたプログラムに従って、CPU11がプリンタドライバとしての処理を実行することになる。
HDD14は、OS、各種アプリケーションプログラム、および各種データファイルを保存しておくための装置で、上記プリンタドライバのプログラムもHDD14に保存されている。
操作部15は、利用者からの各種指示を入力するための入力装置であり、例えば、キーボードや各種ポインティングデバイス(例えば、マウス)等によって構成される。表示部16は、各種情報を利用者に提示するための出力装置であり、例えば、液晶ディスプレイ等によって構成される。
通信インターフェース17は、プリンタおよびその他の周辺機器を接続可能なシリアルインターフェース(例えば、USBインターフェース)、あるいは、LAN(Local Area Network)インターフェース等である。
なお、本実施形態において、PC1には、マルチタスク機能を備えたOS(例えば、Windows(登録商標))が搭載され、複数のプロセスが並列に機能するとともに、それら複数のプロセスが連携して各種処理を実行するようになっている。後述する処理を実行するプリンタドライバも、OSの制御下で機能する1または2以上のプロセスにより構成され、プリンタドライバとしての機能が実現される。
また、PC1においては、プリンタドライバ以外に、例えばワープロソフトや表計算ソフトなどのアプリケーションなども機能する。このアプリケーションを使う利用者がPC1において印刷を指示する操作を行うと、アプリケーションは、印刷すべき画像に対応する描画命令を生成し、その描画命令をOSが備えるGDI(Graphics Device Interface)に対して与える。また、プリンタドライバも、後述する処理の中で描画命令をGDIに対して与える。
GDIは、仮想化された描画領域であるデバイスコンテキストの管理と、このデバイスコンテキストへの描画に伴う表示用ないし印刷用データの作成とを行うものである。アプリケーションやプリンタドライバは、それぞれの処理の中で、GDIに対して指令を与えるための関数(API;Application Program Interface)を呼び出すことにより、GDIに対して描画命令を与えることができる。
[プリンタドライバによる印刷処理の説明]
次に、上記PC1においてプリンタドライバ(厳密には、PC1においてプリンタドライバに相当する処理を実行するCPU11;以下、単にプリンタドライバと称する。)によって実行される印刷処理の詳細について、図2のフローチャートに基づいて説明する。
この印刷処理は、他のアプリケーションからのドキュメントの印刷要求によってプリンタドライバがコールされることで開始される。印刷処理を開始すると、プリンタドライバは、まず、残りの印刷ページがあるか否かを判断する(S105)。ここで、プリンタドライバが処理を開始して、まだ1ページも印刷を実行していない段階においては、通常、少なくとも1ページ分のデータは残っている。
したがって、少なくとも1ページ分のデータが残っていれば、残りの印刷ページがあるとの判断がなされることになり(S105:YES)、その場合、プリンタドライバは、印刷ページに対応する画像描画処理を行う(S110)。
S110は、本発明の要部に相当する処理であり、処理対象となる1ページ中に含まれる各描画物に対応する描画命令をアプリケーションから順次取得して、その描画命令に従って描画領域(デバイスコンテキスト)に画像を描画する処理となるが、その詳細については後述する。
このS110を終えたら、後は、一般的な印刷処理同様、プリンタドライバは、S110で描画領域に描画された画像に対して、所定の色成分(例えば、CMYK)からなるカラーイメージデータに変換する色変換処理を行う(S115)。
そして、プリンタドライバは、その変換されたカラーイメージデータに基づいて2値カラーイメージデータを生成する2値化処理を行い(S120)、各プレーンデータを所定の解像度に圧縮する(S125)。
さらに、プリンタドライバは、圧縮したデータに各種制御コマンドを付加して、プリンタ2に適合するページ記述言語(PDL:Page Description Language)を作成し(S130)、この作成した1ページ分のPDLデータをプリンタ2に送信する(S135)。ここまでの処理により、1ページ分のPDLデータがスプーラシステムに出力され、スプーラシステムでの処理によってPDLデータがプリンタ2に出力されることになる。
そして、S135を終えたら、S105の処理へ戻って、以降は、残りの印刷ページがあれば(S105:YES)、S105〜S135の処理を繰り返すことで、ドキュメントの各ページに対応する印刷データを出力する。その後、印刷対象となる最終ページの処理を終えた後、S105で残りの印刷ページがないと判断した場合には(S105:NO)、図2に示した印刷処理を終了する。
[画像描画処理(S110)の詳細]
次に、図2に示した印刷処理中にある画像描画処理(S110)の詳細について、図3のフローチャートに基づいて説明する。
図3に示す画像描画処理を開始すると、プリンタドライバは、まず描画領域を初期化して(S205)、その後、描画命令(本発明でいう一次印刷データに相当)を受信するための処理を実行する(S210)。S210では、描画命令を受信する場合と受信しない場合とがあるので、引き続いて、プリンタドライバは、S210において受信した描画命令があるか否かを判断する(S215)。
ここで、描画命令がないと判断される場合は(S215:NO)、処理対象となっている1ページ分の印刷データについての処理が終わったということを意味するので、そのまま図3に示す処理を終了する。
一方、S215において、描画命令があると判断した場合は(S215:YES)、その描画命令が解像度を考慮しているかを判定する(S220)。この判定処理の詳細については後述する。判定結果は、判定処理の中で解像度考慮フラグに収められる。
S215を終えた場合、プリンタドライバは、解像度考慮フラグが真であるか否かを判断する(S225)。S225において、解像度考慮フラグが真であるとの判断がなされた場合(S225:YES)、既にその描画命令が作成された段階で解像度についての考慮がなされていることになるので、そのまま描画領域に対する描画処理を実行する(S230)。
一方、S225において、解像度考慮フラグが偽であるとの判断がなされた場合(S225:NO)、その描画命令が作成された段階では解像度についての考慮がなされていないことになるので、この場合は、解像度の倍率を考慮に入れて描画処理を実行する(S235)。
具体的な例を挙げれば、例えば、ディスプレイの解像度が96DPIで、プリンタの解像度が600DPIの場合、プリンタ解像度/ディスプレイ解像度の解像度比は、600÷96=6.25倍となる。したがって、描画命令が太さ4ドットの線描画である場合は、4×6.25=25ドットの線で描画処理を行うことで、解像度の倍率を考慮に入れた描画処理を実現することができる。
こうしてS230またはS235を終えたら、一つの描画命令に対応する描画処理が終わったことになるので、後はS210に戻って、以降は、さらに残りの描画命令を受信すれば(S210:YES)、S210〜S235の処理を繰り返すことで、1ページ分の印刷データ中に含まれる描画命令が順次処理されることになる。その後、処理対象となる最後の描画命令についての処理を終えた後、S215で描画命令なしと判断した場合には(S215:NO)、図3に示した画像描画処理を終了する。
[描画命令判断処理(S220)の詳細]
次に、図3に示した画像描画処理中にある判定処理(S220)の詳細について、図4のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の説明においては、図5(a)に例示したドキュメントを印刷する事例について説明する。また、このドキュメントを特別な処理を施さずに印刷すると、図5(b)に示すような印刷結果になるものとする。
すなわち、図5(a)および同図(b)には、それぞれ線で描かれた描画物51、描画物53、所定の領域を塗りつぶしたパターン55、パターン57などが含まれている。これらの内、描画物51、パターン55は、そのまま描画しても解像度を考慮した描画結果となる描画命令によって形成されるため、特別な処理を施さずに印刷しても見た目の違いがない。
一方、描画物53、パターン57は、そのまま描画すると解像度を考慮することなく同一ピクセル数で描画されることになる描画命令によって形成されるため、特別な処理を施さずに印刷すると、解像度の高い印刷結果の方が、線は細くなり、パターンは細かくなり、表示結果と印刷結果とで見た目の違いが生じることになる。以下に説明する処理では、このような見た目の違いが生じる描画命令かどうかを判定することになる。
さて、以下、図4に示す判定処理について説明すると、この判定処理を開始した場合、プリンタドライバは、まず、描画命令が線描画命令かどうかを判断する(S305)。ここで、線描画命令であった場合は(S305:YES)、続いて、ディスプレイ同等領域に試し描画を行い(S310)、プリンタ同等領域にも試し描画を行う(S315)。
このS310において、ディスプレイ同等領域とは、ディスプレイと同じ解像度を持つ描画領域のことである。また、S315において、プリンタ同等領域とは、プリンタと同じ解像度を持つ描画領域のことである。
これらディスプレイ同等領域およびプリンタ同等領域への試し描画を行う際には、実際に描画命令のパラメータとして指定されている線の太さなどの設定に従って描画を行う。ただし、線の位置や長さなどを示す情報については、あえて実際の描画命令に従う必要はなく、線の太さを判定をする上で簡便な形態(例えば、用紙中央の左端から右端へと描画されるような直線など)の描画物を描画すればよい。
具体例を挙げれば、図5(a)中に示した描画物53は、線を描く描画命令によって形成されるので、試し描画の際には、図6(a)および同図(b)の各図中左側の領域内に描かれているような直線を描画すればよい。
図6(a)および同図(b)に例示した直線は、いずれも各図中右側に拡大して示す通り、4ドット分の太さを持つ直線となっている。これは、描画命令が4ドットの太さの線を描く旨の命令となっているからである。
ただし、ディスプレイ同等領域とプリンタ同等領域とでは解像度が異なるため、図6(a)および同図(b)の各図中左側の領域内に描かれているように、ピクセル数が同じ太さの直線を描画しても、それらの直線は見た目が変わってしまうことになる。
そこで、プリンタドライバは、2つの試し描画の線の太さのピクセル数を比較して、ピクセル数が同じか否かを判断する(S320)。ここで、図6(a)および同図(b)に例示した直線の場合であれば、ピクセル数は共に4ドットであるため、同じであると判断される(S320:YES)。この場合、解像度が考慮されていないことになるので、プリンタドライバは、解像度考慮フラグを偽とする(S325)。
一方、S320において、ドット数が異なる場合は(S320:NO)、描画命令そのものに解像度を考慮したパラメータ等が設定され、その結果としてドット数が異なるという状況になっている可能性が高い。そこで、この場合は、解像度考慮フラグを真とする(S330)。
さて一方、上記S305では、描画命令が線描画でないと判断されることもある(S305:NO)。この場合、プリンタドライバは、引き続いて描画命令が塗りつぶし描画命令か否かを判断する(S335)。
ここで、塗りつぶし描画命令であった場合(S335:YES)、塗りつぶしで使用するブラシの形状がパターンであるか否かの判断を行う(S340)。ここで、ブラシの形状としては、パターン以外に単色カラーがあり、単色カラーの場合は解像度によって結果が異なることはないため、特別な処理は必要ない。したがって、ブラシの形状がパターンでなかった場合は(S340:NO)解像度考慮フラグを真とする(S330)。
一方、パターンの場合は解像度が高いほど単位パターンの占める面積が相対的に小さくなるので、単位パターンの占める面積が同等な面積となるように、単位パターンを構成するピクセル数を増大させる必要がある。そこで、ブラシの形状がパターンであった場合は(S340:YES)、S310およびS315と同様に、ディスプレイ同等領域に試し描画を行い(S345)、プリンタ同等領域にも試し描画を行う(S350)。
これらディスプレイ同等領域およびプリンタ同等領域への試し描画を行う際には、実際に描画命令のパラメータとして指定されているブラシの設定に従って描画を行う。ただし、塗りつぶしの範囲などを示す情報については、あえて実際の描画命令に従う必要はなく、塗りつぶしパターンのピクセル数を判定をする上で簡便な形態(例えば、画面全体の塗りつぶしなど)の描画物を描画すればよい。
具体例を挙げれば、図5(a)中に示した塗りつぶしパターン57は、試し描画の際には、図7(a)および同図(b)の各図中右側の領域内に描かれているような全面塗りつぶしを行って判定対象とすればよい。
なお、図7(a)および同図(b)に例示した塗りつぶしパターンは、いずれも各図中左側に拡大して示す通り、同じビットパターンを持つ塗りつぶしパターンとなっている。ただし、ディスプレイ同等領域とプリンタ同等領域とでは解像度が異なるため、図7(a)および同図(b)の各図中右側の領域内に描かれているように、塗りつぶしの見た目は変わってしまうことになる。
そこで、プリンタドライバは、2つの試し描画のパターンのピクセル形状を比較し、ピクセル形状が同じか否かを判断する(S355)。ここで、図7(a)および同図(b)に例示したパターンの場合は、ピクセル形状は同じと判断されるので(S355:YES)、この場合、解像度が考慮されていないことになるので、プリンタドライバは、解像度考慮フラグを偽とする(S360)。
一方、S355において、ピクセル形状が異なる場合は(S355:NO)、描画命令そのものに解像度を考慮したパラメータ等が設定され、その結果としてピクセル形状が異なるという状況になっている可能性が高い。そこで、この場合は、解像度考慮フラグを真とする(S330)。
なお、上記S335において、描画命令が塗りつぶし命令でなかった場合(S335:NO)は、本実施形態においては補正の必要性を想定していない描画命令に該当するので、解像度考慮フラグを真とする(S330)。
以上のような手順で判定処理を行い、その結果、S325,S330,S360いずれかにおいて、解像度考慮フラグには真か偽のいずれかがセットされるので、これにて図4に示す判定処理を終了する。
[上記実施形態の効果]
以上説明した通り、上記PC1(本発明でいう画像処理装置の一例に相当)によれば、S230またはS235において印刷用描画領域に対する描画を行う際には、それに先だって、S220(S305〜S360)により、描画領域の解像度とは無関係にピクセル数で規定された描画条件があるピクセル数依存の描画命令か否かの判定処理を行う。
そして、その判定処理での判定の結果、ピクセル数依存の描画命令であれば(S225:NO)、S235により、描画条件とされるピクセル数を増大させる補正を行ってから、補正後の描画条件にて描画命令を実行する。一方、それ以外の描画命令については(S225:YES)、規定された描画条件で描画命令を実行する。
したがって、ピクセル数依存の描画命令で、表示用の描画領域よりも解像度が高い印刷用の描画領域に描画した場合であっても、描画物が過剰に細い線になったり細かいパターンになったりするのを抑制でき、印刷用画像の見た目の印象を表示用画像に近づけることができる。
また、上記PC1によれば、S235において、プリンタ解像度/ディスプレイ解像度の解像度比を演算し、その解像度比を考慮した補正(例えば、上記具体的事例で言えば、600÷96=6.25倍を演算して、線の太さとなるドット数を6.25倍にする補正など)が行われるので、解像度比を考慮することなくピクセル数を増大させる場合に比べ、印刷用画像の見た目の印象を表示用画像により一層近づけることができる。
また、上記PC1によれば、S310,S315,S345,およびS350などにおいて描画命令を実際に試行し、ピクセル数やピクセル形状が同じになるか否かをS320,S355での判定しているので、パラメータそのものを分析しなくても、きわめて容易かつ確実に補正の要否を判定できる。
加えて、上記S310,S315,S345,およびS350などにより、描画命令を実際に試行し、その実際の描画結果からピクセル数やピクセル形状が同じになるか否かを判定すれば、描画命令の仕様変更や追加があった場合でも、描画命令を実際に試行することで、ピクセル数依存の描画命令であるか否かを確実に判断できる。
[変形例等]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の具体的な一実施形態に限定されず、この他にも種々の形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態においては、実際に試し描画を行って解像度の違いが考慮されているか否かを判定していたが、実際には試し描画を行わずとも、線の太さを指定するパラメータやブラシの設定に関するパラメータから、解像度の違いが考慮されているか否かを判定する手法を採用してもよい。
あるいは、いくつかある描画命令の内、どのようなパラメータが設定されようとも、常に解像度の違いが考慮されない描画がなされることになる描画命令がある場合は、そのような描画命令そのものを対象に、ピクセル数依存の描画命令であると判定することもできる。この場合、いかなるパラメータが設定されているかを判定したり、実際にどのような描画がなされるかを試行したりしなくてもよい。
上記のような「試し描画を行わない判定処理」を採用したい場合、上記実施形態に示した判定処理(図4参照)は、図8に示すような判定処理で置き換えればよい。具体的には、図8に示す判定処理は、上記実施形態中、図4に示した判定処理中にあったS310〜S320をS405で代替し、S345〜S355をS410で代替した処理になっている。
すなわち、上記実施形態では、S310,S315で試し描画を行った後、その描画結果として得られる線の太さについて、ピクセル数が同じか否かをS320で判定していたが、S405では、描画命令のパラメータ中に含まれる「最小線描画」を指示するフラグに基づいて、解像度とは無関係に最小のピクセル数で描画がなされるか否かを判定する。
また、上記実施形態では、S345,S350で試し描画を行った後、その描画結果として得られるパターンのピクセル形状が同じか否かをS355で判定していたが、S410では、描画命令のパラメータ中に含まれるパターンに関する設定が「ビットマップ」であるか否かに基づき、解像度とは無関係に「ビットマップ」で指定されたパターンによる塗りつぶしがなされるか否かを判定する。このS410において、判定対象となるパターンに関する設定としては、解像度とは無関係な「ビットマップ」での塗りつぶしが設定されている場合があり、この場合は、S360へと進むことになる。一方、判定対象となるパターンに関する設定としては、例えば、解像度を考慮した「ハッチパターン」による塗りつぶしが設定されている場合もあり、この場合は、S330へと進むことになる。
このような判定処理を行えば、描画命令そのもの、または、描画命令のパラメータを判定対象として、実際には試し描画を行わずに、解像度の違いが考慮されているか否かを判定することができる。
ちなみに、このような判定手法は、上記実施形態のような試し描画を実施する方法と併用することもでき、例えば、まず最初に、特定の描画命令ないしパラメータであるか否かを判定し、否定判断がなされた場合には、描画命令を実際に試行してみる、といった手順で判定が行われるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、上記PC1によれば、S235において、プリンタ解像度/ディスプレイ解像度の解像度比を演算し、その解像度比を考慮した補正を行っていたが、単に細い線をいくらかでも太くして、印刷結果をディスプレイの表示結果に近づけたい、ということであれば、厳密には解像度比を考慮することなく、ピクセル数を増大させてもよい。
例えば、上記実施形態においては、600÷96=6.25倍を演算して、線の太さとなるドット数を6.25倍にする補正を行っていたが、このような解像度比を演算することなく、単に線の太さとなるドット数を2倍、3倍、4倍などにする補正を行っても、全く補正を行わない場合に比べれば、印刷用画像の見た目の印象を表示用画像に近づけることができる。しかも、この場合でも、補正をするか否かの判断は、描画命令単位で実施されるので、補正が不要な描画命令まで無駄に補正をしたくないという本発明における課題の一つについては、十分に解決できることになる。
画像処理装置の一例に相当するPCとプリンタからなるシステム全体のブロック図。 印刷処理のフローチャート。 画像描画処理のフローチャート。 解像度を考慮した判定処理のフローチャート。 (a)はディスプレイ表示結果の一例を示す説明図、(b)は印刷結果の一例を示す説明図。 (a)はディスプレイ同等領域に対する線の試し描画結果の一例を示す説明図、(b)はプリンタ同等領域に対する線の試し描画結果の一例を示す説明図。 (a)はディスプレイ同等領域に対するパターン塗りつぶしの試し描画結果の一例を示す説明図、(b)はプリンタ同等領域に対するパターン塗りつぶしの試し描画結果の一例を示す説明図。 変形例として示した判定処理のフローチャート。
符号の説明
1・・・パーソナルコンピュータ、2・・・プリンタ、11・・・CPU、12・・・ROM、13・・・RAM、14・・・ハードディスク装置、15・・・操作部、16・・・表示部、17・・・通信インターフェース。

Claims (6)

  1. 描画命令に従って表示用の描画領域に描画される表示用画像を表示装置に出力可能で、前記描画命令に従って前記表示用の描画領域よりも解像度が高い印刷用の描画領域に描画される印刷用画像を印刷装置に出力可能な画像処理装置であって、
    1以上の前記描画命令を含む一次印刷データを取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された前記一次印刷データ中に含まれる個々の前記描画命令について、前記表示用の描画領域と同一解像度の描画領域、および前記印刷用の描画領域と同一解像度の描画領域それぞれに対して、前記描画命令に規定された描画条件に従って描画を行う試し描画手段と、
    前記試し描画手段によって、前記各描画領域に描画された描画結果を比較し、前記各描画結果が同一ピクセル数で規定された描画条件に従って描画された場合、前記描画命令が、解像度を考慮していないピクセル数依存の描画命令である判定する判定手段と、
    前記判定手段によって、前記描画命令がピクセル数依存の描画命令であると判定された場合には、前記描画命令に規定された描画条件に対して、ピクセル数を増大させる補正を行う補正手段と、
    前記判定手段によって、前記描画命令がピクセル数依存の描画命令であると判定された場合には、前記補正手段によって描画条件が補正された描画命令によって、前記印刷用の描画領域に対する描画を行う一方、前記判定手段によって前記描画命令がピクセル数依存の描画命令ではないと判定された場合には、前記補正手段による描画条件の補正がされていない描画命令によって、前記印刷用の描画領域に対する描画を行う描画手段と、
    前記描画手段によって前記印刷用描画領域に描画された印刷用画像を前記印刷装置で印刷するための二次印刷データを、前記印刷装置に対して出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 描画命令に従って表示用の描画領域に描画される表示用画像を表示装置に出力可能で、前記描画命令に従って前記表示用の描画領域よりも解像度が高い印刷用の描画領域に描画される印刷用画像を印刷装置に出力可能な画像処理装置であって、
    1以上の前記描画命令を含む一次印刷データを取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された前記一次印刷データ中に含まれる個々の前記描画命令について、前記描画命令があらかじめ定められた特定の描画命令である場合、または、前記描画命令に渡されるパラメータがあらかじめ定められた特定のパラメータである場合に、前記描画命令が、解像度を考慮していないピクセル数依存の描画命令である判定する判定手段と、
    前記判定手段によって、前記描画命令がピクセル数依存の描画命令であると判定された場合には、前記描画命令に規定された描画条件に対して、ピクセル数を増大させる補正を行う補正手段と、
    前記判定手段によって前記描画命令がピクセル数依存の描画命令であると判定された場合には、前記補正手段によって描画条件が補正された描画命令によって、前記印刷用の描画領域に対する描画を行う一方、前記判定手段によって前記描画命令がピクセル数依存の描画命令ではないと判定された場合には、前記補正手段による描画条件の補正がされていない描画命令によって、前記印刷用の描画領域に対する描画を行う描画手段と、
    前記描画手段によって前記印刷用描画領域に描画された印刷用画像を前記印刷装置で印刷するための二次印刷データを、前記印刷装置に対して出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記判定手段は、描画命令のパラメータ中に含まれる「最小線描画」を指示するフラグ、または、描画命令のパラメータ中に含まれるパターンに関する設定が「ビットマップ」であるか否か、いずれかに基づいて、前記描画命令が、前記解像度を考慮されていないピクセル数依存の描画命令であると判定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記補正手段は、前記判定手段によって前記描画命令がピクセル数依存の描画命令であると判定された場合には、表示用描画領域の解像度と印刷用描画領域の解像度の解像度比に基づいて、前記描画命令に規定された描画条件に対して、ピクセル数を増大させる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記表示用の描画領域の解像度a、および前記印刷用の描画領域の解像度bを取得する解像度取得手段を備え、
    前記描画手段は、前記解像度取得手段によって取得された各描画領域の解像度a,bに基づいて両描画領域の解像度比c=b/aを求め、前記ピクセル数を増大させる補正を行う際には、補正前のピクセル数pを補正後のピクセル数q=p×cに補正することにより、線の太さないし塗りつぶしに使う単位パターンの大きさを補正前よりも拡大して描画する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 描画命令に従って表示用の描画領域に描画される表示用画像を表示装置に出力可能で、前記描画命令に従って前記表示用の描画領域よりも解像度が高い印刷用の描画領域に描画される印刷用画像を印刷装置に出力可能な画像処理装置として、コンピュータを機能させる画像処理プログラムであって、
    1以上の前記描画命令を含む一次印刷データを取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された前記一次印刷データ中に含まれる個々の前記描画命令について、前記表示用の描画領域と同一解像度の描画領域、および前記印刷用の描画領域と同一解像度の描画領域それぞれに対して、前記描画命令に規定された描画条件に従って描画を行う試し描画手段と、
    前記試し描画手段によって、前記各描画領域に描画された描画結果を比較し、前記各描画結果が同一ピクセル数で規定された描画条件に従って描画された場合、前記描画命令が、解像度を考慮していないピクセル数依存の描画命令である判定する判定手段と、
    前記判定手段によって、前記描画命令がピクセル数依存の描画命令であると判定された場合には、前記描画命令に規定された描画条件に対して、ピクセル数を増大させる補正を行う補正手段と、
    前記判定手段によって、前記描画命令がピクセル数依存の描画命令であると判定された場合には、前記補正手段によって描画条件が補正された描画命令によって、前記印刷用の描画領域に対する描画を行う一方、前記判定手段によって前記描画命令がピクセル数依存の描画命令ではないと判定された場合には、前記補正手段による描画条件の補正がされていない描画命令によって、前記印刷用の描画領域に対する描画を行う描画手段と、
    前記描画手段によって前記印刷用描画領域に描画された印刷用画像を前記印刷装置で印刷するための二次印刷データを、前記印刷装置に対して出力する出力手段、
    として前記コンピュータを機能させることを特徴とする画像処理プログラム。
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