JP2001260491A - 印刷装置及び印刷方法 - Google Patents

印刷装置及び印刷方法

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JP2001260491A JP2000076263A JP2000076263A JP2001260491A JP 2001260491 A JP2001260491 A JP 2001260491A JP 2000076263 A JP2000076263 A JP 2000076263A JP 2000076263 A JP2000076263 A JP 2000076263A JP 2001260491 A JP2001260491 A JP 2001260491A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的安価に、処理時間を短縮し得る印刷装
置および印刷方法を提供する。 【解決手段】 受信されたジョブデータから該ジョブデ
ータに付随したコマンドの指示に従って印刷データを作
成する印刷装置及び印刷方法において、上記ジョブデー
タに付随した各コマンドの実行時間を計測し、上記各コ
マンドの使用回数を計測し、計測された各コマンドの実
行時間および使用回数を記憶させ、記憶させられた各コ
マンドの実行時間および使用回数を統計し、その統計結
果に基づき、各コマンドを評価し、その評価結果に基づ
き特定されたコマンドを、元のコマンドより短時間で実
行可能な別のコマンドに置換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置及び印刷
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷装置の技術分野において、そのパフ
ォーマンスを向上させる上で、プリント速度を上げるこ
とが重要な課題である。一般に、プリント出力までに行
われる処理の中でもっとも時間を要するのが、印刷装置
のデータ処理部により実行される画像処理であり、特に
外部から送信されてきたジョブデータをラスターイメー
ジ等の印刷データに変換する処理(所謂RIP(Raster I
mage processor)処理)である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】印刷装置の制御部によ
り実行される処理時間を短縮するには、1つの方法とし
て、より高速な処理を実行可能なCPU若しくは例えば
RAM,ROM,ハードウェア等の周辺回路を使用する
ことが考えられる。しかし、この場合には、部品コスト
が増大して処理の高速化が制限されるため、好ましくな
い。また、そのようなCPUや周辺回路を使用していて
も、ソフトウェアの設計によっては、特定のコマンドに
関して、著しく処理が減速させられる場合がある。
【0004】本発明は、上記技術的課題に鑑みてなされ
たもので、比較的安価に、画像処理時間を短縮し得る印
刷装置および印刷方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に係る発
明は、受信されたジョブデータから該ジョブデータに付
随したコマンドの指示に従って印刷データを作成し、印
刷を実行する印刷装置であって、上記ジョブデータに付
随した各コマンドの実行時間を計測するコマンド実行時
間計測手段と、上記ジョブデータに付随した各コマンド
の使用回数を計測するコマンド使用回数計測手段と、上
記コマンド実行時間および使用回数計測手段により計測
された各コマンドの実行時間および使用回数を記憶する
記憶手段と、該記憶手段により記憶された各コマンドの
実行時間および使用回数を統計し、その統計結果に基づ
き、各コマンドを評価する評価手段と、該評価手段によ
る評価結果に基づき特定されたコマンドを、元のコマン
ドより短時間で実行可能な別のコマンドに置換する置換
手段とを有していることを特徴としたものである。
【0006】また、本願の請求項2に係る発明は、上記
請求項1に係る発明において、処理速度を優先する速度
優先モードおよび画質を優先する画質優先モードのいず
れか一方のモードが設定可能であり、上記置換手段が、
速度優先モードに応じて、上記評価手段による評価結果
に基づき特定されたコマンドを置換することを特徴とし
たものである。
【0007】更に、本願の請求項3に係る発明は、上記
請求項1又は2に係る発明において、元のコマンドより
短時間で実行可能な別のコマンドを複数保存するデータ
ファイルが設けられていることを特徴としたものであ
る。
【0008】また、更に、本願の請求項4に係る発明
は、受信されたジョブデータから該ジョブデータに付随
したコマンドの指示に従って印刷データを作成し、印刷
を実行する印刷装置であって、上記ジョブデータに付随
した各コマンドの実行時間を計測するコマンド実行時間
計測手段と、上記ジョブデータに付随した各コマンドの
使用回数を計測するコマンド使用回数計測手段と、上記
コマンド実行時間及び使用回数計測手段により計測され
た各コマンドの実行時間および使用回数を記憶する記憶
手段と、該記憶手段により記憶された各コマンドの実行
時間および使用回数を統計し、その統計結果に基づき、
各コマンドを評価する評価手段と、上記印刷データの作
成を行なうメイン処理手段と、所定の処理を行なう少な
くとも1つのサブ処理手段と、上記評価手段による評価
結果に基づき特定されたコマンドの実行および上記印刷
データの作成を複数の処理手段において並列に行わせる
制御手段とを有していることを特徴としたものである。
【0009】また、更に、本願の請求項5に係る発明
は、上記請求項4に係る発明において、上記制御手段
が、上記評価手段による評価結果に基づき特定されたコ
マンドを上記サブ処理手段に実行させることを特徴とし
たものである。
【0010】また、更に、本願の請求項6に係る発明
は、上記請求項4又は5に係る発明において、処理速度
を優先する速度優先モードおよび画質を優先する画質優
先モードのいずれか一方のモードが設定可能であり、上
記制御手段が、速度優先モードに応じて、上記評価手段
による評価結果に基づき特定されたコマンドを上記サブ
処理手段に実行させることを特徴としたものである。
【0011】また、更に、本願の請求項7に係る発明
は、受信されたジョブデータから該ジョブデータに付随
したコマンドの指示に従って印刷データを作成する印刷
方法であって、上記ジョブデータに付随した各コマンド
の実行時間を計測するコマンド実行時間計測ステップ
と、上記各コマンドの使用回数を計測するコマンド使用
回数計測ステップと、上記コマンド実行時間および使用
回数計測ステップにおいて計測された各コマンドの実行
時間および使用回数を記憶させる記憶ステップと、該記
憶ステップにおいて記憶させられた各コマンドの実行時
間および使用回数を統計し、その統計結果に基づき、各
コマンドを評価する評価ステップと、該評価ステップに
おける評価結果に基づき特定されたコマンドを、元のコ
マンドより短時間で実行可能な別のコマンドに置換する
置換ステップと、該置換ステップで得られた別のコマン
ドの指示に従って印刷データを作成する印刷データ作成
ステップとを有していることを特徴としたものである。
【0012】また、更に、本願の請求項8に係る発明
は、受信されたジョブデータから該ジョブデータに付随
したコマンドの指示に従って印刷データを作成する印刷
方法であって、上記ジョブデータに付随した各コマンド
の実行時間を計測するコマンド実行時間計測ステップ
と、上記ジョブデータに付随した各コマンドの使用回数
を計測するコマンド使用回数計測ステップと、上記コマ
ンド実行時間及び使用回数計測ステップにおいて計測さ
れた各コマンドの実行時間および使用回数を記憶させる
記憶ステップと、該記憶ステップにおいて記憶させられ
た各コマンドの実行時間および使用回数を統計し、その
統計結果に基づき、各コマンドを評価する評価ステップ
と、上記評価ステップにおける評価結果に基づき特定さ
れたコマンドの実行および上記印刷データの作成を複数
の処理手段において並列に行なう並列処理ステップとを
有していることを特徴としたものである。
【0013】また、更に、本願の請求項9に係る発明
は、受信されたジョブデータから該ジョブデータに付随
したコマンドの指示に従って印刷データを作成するプロ
グラムを記録した記録媒体であって、該プログラムが、
上記ジョブデータに付随した各コマンドの実行時間を計
測するコマンド実行時間計測ステップと、上記ジョブデ
ータに付随した各コマンドの使用回数を計測するコマン
ド使用回数計測ステップと、上記コマンド実行時間およ
び使用回数計測ステップにおいて計測された各コマンド
の実行時間および使用回数を記憶させる記憶ステップ
と、該記憶ステップにおいて記憶させられた各コマンド
の実行時間および使用回数を統計し、その統計結果に基
づき、各コマンドを評価する評価ステップと、該評価ス
テップにおける評価結果に基づき特定されたコマンド
を、元のコマンドより短時間で実行可能な別のコマンド
に置換する置換ステップと、該置換ステップで得られた
別のコマンドの指示に従って印刷データを作成する印刷
データ作成ステップとを有していることを特徴としたも
のである。
【0014】また、更に、本願の請求項10に係る発明
は、受信されたジョブデータから該ジョブデータに付随
したコマンドの指示に従って印刷データを作成するプロ
グラムを記録した記録媒体であって、該プログラムが、
上記ジョブデータに付随した各コマンドの実行時間を計
測するコマンド実行時間計測ステップと、上記ジョブデ
ータに付随した各コマンドの使用回数を計測するコマン
ド使用回数計測ステップと、上記コマンド実行時間及び
使用回数計測ステップにおいて計測された各コマンドの
実行時間および使用回数を記憶させる記憶ステップと、
該記憶ステップにおいて記憶させられた各コマンドの実
行時間および使用回数を統計し、その統計結果に基づ
き、各コマンドを評価する評価ステップと、該評価ステ
ップにおける評価結果に基づき特定されたコマンドの実
行および上記印刷データの作成を複数の処理手段におい
て並列に行なう並列処理ステップとを有していることを
特徴としたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照しながら説明する。 実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1に係る印
刷システムを含むネットワークを示す説明図である。こ
のネットワーク100は、ネットワーク全体の制御,管
理等および他のネットワーク構成から要求されるファイ
ル検索などの仕事を実行するマスタコンピュータ(以
下、サーバPCという)101と、複数台のスレーブコ
ンピュータ(以下、クライアントPCという)102と、
該クライアントPC102から送信されてきたデータを
印字プリントとして出力するプリンタ103と、絵や文
字などの原稿に付された情報を読み取って、情報データ
を取得するスキャナ104とを有している。このネット
ワーク100では、上記プリンタ103が複数台のクラ
イアントPC102により共有され、各クライアントP
C102には、プリンタ103を制御するプリンタドラ
イバ(不図示)がインストールされている。上記プリンタ
103は、各クライアントPC102におけるプリンタ
ドライバ上で作成されたジョブデータを受信し、印字プ
リントとして出力する。
【0016】図2は、上記各クライアントPC102に
おける印刷要求からプリンタ103に対するデータ出力
までのフローチャートである。クライアントPC102
では、例えばアプリーケーションソフトから印刷要求を
受けると、まず、データ出力先として予め設定されたプ
リンタに対応するプリンタドライバを呼び出す(S1
0)。プリンタドライバが呼び出されると、所定のメモ
リ領域からの読出し若しくはプリンタドライバ上でのユ
ーザの入力により、各種の印刷条件を設定する(S2
0)。これらのプリンタドライバ上での印刷条件として
は、例えば割付け印刷(2in1,4in1等),ブック
レット印刷,印刷位置シフトなどの印刷形態が設定可能
である。続いて、S30では、ユーザからのデータ出力
指示に従い、出力先であるプリンタに適したデータの作
成を開始する。S40では、作成したデータをプリンタ
103へ出力する。以上で、このルーチンは終了する。
【0017】図3は、上記プリンタ103の構成を概略
的に示すブロック図である。このプリンタ103は、ク
ライアントPC102からネットワーク100を介して
送信されてきたジョブデータをプリンタ103に入力さ
せるネットワークインターフェース(図中、ネットワー
クI/Fと表記)11と、ジョブデータをそれに付随す
るプリントコマンドに基づき印刷データ化するジョブデ
ータ処理部12と、エンジンインターフェース(図中、
エンジンI/Fと表記)13と、ジョブデータを所定の
用紙にプリントするプリントエンジン14とを有してい
る。
【0018】上記ジョブデータ処理部12では、ジョブ
データの印刷データ化処理に先立って、処理モードの設
定が可能である。処理モードとしては、処理速度を最優
先して処理を行なう「速度最優先モード」,速度を優先
して処理を行なう「速度優先モード」、及び、画質を優
先して処理を行なう「画質優先モード」が設けられてお
り、ユーザは、印刷出力に際して、そのうちの1つを設
定するように指示することができる。この実施の形態で
は、詳しくは後述するが、上記ジョブデータ処理部12
において、処理モードに「速度最優先モード」又は「速
度優先モード」が設定された場合、該ジョブデータに付
随するプリントコマンドが、より短時間で処理可能な別
のコマンドに置換されることにより、全体的な処理時間
の短縮が図られる。
【0019】図4に、本実施の形態1に係るプリンタ1
03のジョブデータ処理部12の構成を示す。このジョ
ブデータ処理部12は、受信されたジョブデータに付随
したプリントコマンドを実行する時間を計測するプリン
トコマンド実行時間計測部21と、該プリントコマンド
実行時間計測部21により計測された時間を記憶する実
行時間記憶部22と、上記プリントコマンドに付随され
たプリントコマンドの実行回数を計測するプリントコマ
ンド実行回数計測部23と、該プリントコマンド実行回
数計測部23により計測された実行回数を記憶する実行
回数記憶部24とを有している。また、ジョブデータ処
理部12は、上記実行時間記憶部22および実行回数記
憶部24に記憶された計測値の統計結果に基づき、ジョ
ブデータに付随するプリントコマンドを別のコマンドに
置換する置換処理を行なうか否かを判定するプリントコ
マンド置換判定部25と、プリントコマンドの置換処理
を実行するプリントコマンド置換処理部26と、元のプ
リントコマンドより短時間で実行可能なコマンドを複数
保存し、該プリントコマンド置換処理部26の置換処理
に際して参照されるプリントコマンド置換テーブルデー
タファイル27と、ジョブデータに付随するコマンドを
実行するとともに、ジョブデータをラスターイメージ等
の印刷データに変換するコマンド実行/RIP処理部2
8とを有している。
【0020】図5は、かかる構成を備えたジョブデータ
処理部12によるジョブデータの印刷データ化処理につ
いてのフローチャートである。ジョブデータ処理部12
は、一連のジョブデータを受信すると(S110)、その
ジョブデータに付随するプリントコマンドの実行時間及
び実行回数を計測する(S120)。ジョブデータ処理部
12は、逐次、計測した実行時間及び実行回数を実行時
間記憶部22及び実行回数記憶部24に記憶させる(S
130)。次に、S140では、受信されたジョブデー
タの全プリントコマンドの実行時間及び実行回数の計測
が終了したか否かを確認する。この結果、計測が終了し
ていない場合、S120に戻り、ジョブデータに付随す
るプリントコマンドの実行時間及び実行回数の計測を続
ける。他方、計測が終了した場合には、S150へ進
む。なお、かかるプリントコマンドの実行時間及び実行
回数の計測は、クライアントPC102から送られてき
た一連のジョブデータを単位として行われるが、例えば
ページ毎など、いかなる単位で行われてもよい。
【0021】S150〜S190では、ジョブデータに
付随するプリントコマンドを別のコマンドに置換する置
換処理を行なうか否かを判定する。まず、S150で
は、上記実行時間及び実行回数記憶部22,24に記憶
させられたプリントコマンド実行時間及び実行回数の計
測値を統計し、その統計結果に基づき、ジョブデータの
全体的な処理時間の延長に寄与する度合いについて、各
コマンドを評価する。図6は、ジョブデータに関する統
計結果をあらわすグラフであり、(a)はコマンド処理時
間に、(b)はコマンド使用回数に関する統計グラフであ
る。処理対象であるジョブデータには、互いに異なるコ
マンドA〜Eが存在している。また、下記の表1に、上
記プリントコマンド実行時間及び実行回数の計測値の統
計結果およびそれに基づくコマンドの評価を数値化して
あらわす。
【表1】 この表1では、コマンドA〜Eを相対的に評価するため
に、各コマンドA〜Eに対して、処理時間が長く使用頻
度が多い順、すなわち、ジョブデータの全体的な処理時
間の延長に寄与する度合いが大きい順に、「1」,
「2」,「3」の評価値が付される。ここでは、コマン
ド処理時間が最長で且つコマンド使用回数が2番目に多
いコマンドEに対して、評価値「1」が付され、処理時
間の短い別のコマンドに置換される必要性が最も高いコ
マンドとされている。
【0022】S160では、ユーザの指示に基づき、ジ
ョブデータの印刷データ化処理における処理モードを、
「速度最優先モード」,「速度優先モード」及び「画質
優先モード」のいずれか1つに設定する。この実施の形
態では、各処理モードに対応して、上記の表1における
各コマンドA〜Eの評価値に基づき、コマンド置換処理
の対象となるコマンドが決まる。すなわち、処理モード
として「速度最優先モード」が設定された場合には、評
価値「1」が付されたコマンドE及び評価値「2」が付
されたコマンドA,Dが置換処理の対象となり、また、
「速度優先モード」が設定された場合には、表1におい
て評価値「1」が付されたコマンドEのみが置換処理の
対象となる。更に、「画質優先モード」が設定された場
合には、いずれのコマンドも置換処理の対象にならず、
元の状態で実行される。
【0023】続いて、S170では、「速度最優先モー
ド」又は「速度優先モード」が設定されているか否かを
確認する。この結果、「速度最優先モード」又は「速度
優先モード」が設定されていない場合、すなわち「画質
優先モード」が設定されている場合には、S210へ進
み、ジョブデータに付随するプリントコマンドを元の状
態で実行しつつ、ジョブデータから印刷データを作成す
る。また、一方、「速度最優先モード」又は「速度優先
モード」が設定されている場合には、S180へ進み、
各処理モードに対応してコマンド置換処理の対象となる
コマンドを、その処理速度について、予め用意されたテ
ーブル内のコマンドと比較し、S190では、この比較
の結果に基づき、プリントコマンドの置換処理を実行す
るか否かを判定する。この結果、コマンドを置換しない
方が処理時間が短いと判断された場合、S210へ進
み、ジョブデータに付随するプリントコマンドを元の状
態で実行しつつ、ジョブデータから印刷データを作成す
る。他方、コマンドを置換した方が処理時間が短いと判
断された場合には、S200へ進む。
【0024】S200では、プリントコマンド置換処理
部26を用い、プリントコマンド置換テーブルデータフ
ァイル27を参照しつつ、プリントコマンドを処理時間
のより短いコマンドに置換する。下記の表2に、この実
施の形態で用いられるプリントコマンド置換テーブルフ
ァイル27を示す。
【表2】 この表2中のa,h,j,k,m,n,oは、例えばa
が黒色の四角形をあらわし,hが白色の四角形をあらわ
すように、それぞれ、所定の形状およびサイズを有する
図形である。S200の置換処理後、S210へ進み、
置換後のコマンドを実行する。図7は、四角形の枠を描
画するためのコマンド(表2のデータファイルにおける
「コマンドA」)についての置換処理の態様を示す説明
図である。図7の(a)は、コマンドAを元の状態で実行
する場合、(b)は置換後のコマンドを実行する場合にお
ける描画のステップをあらわしている。(a)では、四角
形の枠が、4本の直線の組合せから構成され、各直線が
1本ずつ順に描かれる。これに対して、(b)では、ま
ず、黒色の四角形aが描かれ、次に、上記黒色の四角形
a上に、一回り小さな白色の四角形hが重ねられて、結
果的に、四角形の枠が描かれる。すなわち、四角形の枠
は、(a)では4ステップで、(b)では2ステップで描か
れることになり、(b)では、(a)の場合に比べて処理時
間が短くて済む。
【0025】但し、(b)では、処理速度の高速化を優先
させるために、元のコマンドを別のコマンドに置換する
ことから、例えば線の太さ,網掛けのパターン,色等に
おける変化が生じるなど、結果として得られる図形が、
元のコマンドに基づき描かれる図形に対して差異を有す
る可能性がある。このため、前述したコマンド置換処理
では、かかる差異が図形を認識する上で支障のない範囲
に収まるように、置換後のコマンドが元のコマンドに対
して設定されている。S210でのコマンド実行処理
後、S220へ進み、ジョブデータがプリントコマンド
に基づき処理された後の印刷データをプリントエンジン
14へ送信する。
【0026】このようなS110〜S220のジョブデ
ータの印刷データ化処理は、上記プリンタ103に組み
込まれたオペレーティングプログラムに基づいて実行さ
れるものであり、この実施の形態では、上記プログラム
が、プリンタ103内の不揮発メモリ(不図示)に格納さ
れている。なお、これに限定されることなく、このよう
なプログラムは、例えばフロッピー(登録商標)ディス
ク,CD−ROM等の外部記録媒体にファイル形式で格
納されてもよい。
【0027】以上のように、この実施の形態1では、受
信されたジョブデータの全プリントコマンドの実行時間
及び実行回数の計測に基づき、全体的な処理時間の延長
に寄与する度合いの大きいコマンドを判断し、そのコマ
ンドをより処理時間の短いコマンドに置換し、これによ
り、ジョブデータの全体的な処理時間を短縮することが
可能となる。この結果、高速な演算処理を実行する高価
なCPUや周辺回路を必要とせず、比較的安価に、印刷
装置のパフォーマンスを向上させることができる。ま
た、この実施の形態1では、プリントコマンドの実行時
間及び実行回数を一連のジョブデータ毎に統計し、その
統計結果に基づき各コマンドを評価するため、ユーザが
プリンタ103を利用する都度、良好なコマンドを設定
して、ジョブデータの全体的な処理時間を短縮すること
ができる。
【0028】実施の形態2.図8は、本発明の実施の形
態2に係るジョブデータ処理部30(上記実施の形態1
におけるジョブデータ処理部12に対応する)の構成を
示す。このジョブデータ処理部30は、受信されたジョ
ブデータに付随されたプリントコマンドを実行する時間
を計測するプリントコマンド実行時間計測部31と、該
プリントコマンド実行時間計測部31により計測された
時間を記憶する実行時間記憶部32と、上記プリントコ
マンドに付随されたプリントコマンドの実行回数を計測
するプリントコマンド実行回数計測部33と、該プリン
トコマンド実行回数計測部33により計測された実行回
数を記憶する実行回数記憶部34とを有している。ま
た、ジョブデータ処理部30は、上記実行時間記憶部3
2および実行回数記憶部33に記憶された計測値の統計
結果に基づき特定されたコマンドの実行および上記印刷
データの作成を複数の処理手段において並列に行なうか
否かを判定するプリントコマンド並列処理判定部35
と、プリントコマンドの並列処理を制御するプリントコ
マンド並列処理制御部36と、特定のコマンドを実行さ
せる該オペレーションパネル制御CPU37と、ジョブ
データに付随するコマンドを実行するとともに、ジョブ
データをラスターイメージ等の印刷データに変換するコ
マンド実行/RIP処理部38とを有している。上記プ
リントコマンド並列処理判定部35およびオペレーショ
ンパネル制御CPU37は、それぞれ、特許請求の範囲
における「メイン処理手段」および「サブ処理手段」に
対応するものである。
【0029】かかる構成を備えたジョブデータ処理部3
0は、前述した実施の形態1における場合と同様に、各
プリントコマンドの実行回数及び実行時間を計測し、計
測値の統計結果に基づき、ジョブデータの全体的な処理
時間の延長に寄与する度合いについて、各プリントコマ
ンドを評価する。この実施の形態2では、上記の度合い
が大きいと評価されたコマンドを、ジョブデータからの
印刷データの作成を行なうCPUとは別のCPUにおい
て実行させ、印刷データの作成及びコマンドの実行を並
列に進めることにより、全体的な処理時間の短縮が図ら
れる。
【0030】図9は、上記ジョブデータ処理部30によ
るジョブデータの印刷データ化処理についてのフローチ
ャートである。ジョブデータ処理部30は、ジョブデー
タを受信すると(S310)、そのジョブデータに付随す
るプリントコマンドの実行時間及び実行回数を計測する
(S320)。ジョブデータ処理部30は、逐次、計測し
た実行時間及び実行回数を実行時間記憶部32及び実行
回数記憶部34に記憶させる(S330)。次に、S34
0では、受信されたジョブデータの全プリントコマンド
の実行時間及び実行回数の計測が終了したか否かを確認
する。この結果、計測が終了していない場合、S320
に戻り、ジョブデータに付随するプリントコマンドの実
行時間及び実行回数の計測を続ける。他方、計測が終了
した場合には、S350へ進む。
【0031】S350〜S370では、上記実行時間記
憶部32および実行回数記憶部33に記憶された計測値
の統計結果に基づき特定されたコマンドの実行および上
記印刷データの作成を複数の処理手段において並列に行
なうか否かを行なうか否かを判定する。まず、S350
では、上記実行時間及び実行回数記憶部32,34に記
憶させられたプリントコマンド実行時間及び実行回数の
計測値を統計し、その統計結果に基づき、ジョブデータ
の全体的な処理時間の延長に寄与する度合いについて、
各プリントコマンドを評価する。下記の表3は、この実
施の形態2で、前述した実施の形態1における場合と同
様のプリントコマンド実行時間及び実行回数の計測値の
統計結果が得られた場合に、その統計結果及びそれに基
づくコマンドの評価値とを数値化してあらわすものであ
る。コマンド評価の結果、処理時間が長く使用頻度が多
い、すなわち、ジョブデータの全体的な処理時間の延長
に寄与する度合いが最も大きいコマンドEに対して評価
値「1」が付され、並列処理の対象となるコマンドとさ
れる。
【表3】
【0032】S360では、ユーザの指示に基づき、ジ
ョブデータの印刷データ化処理における処理モードを、
「速度優先モード」及び「画質優先モード」のいずれか
一方に設定する。この実施の形態2では、処理モードと
して「速度優先モード」が設定された場合には、評価値
「1」が付されたコマンドEが並列処理の対象となり、
他方、「画質優先モード」が設定された場合には、いず
れのコマンドも並列処理の対象にならず、元の状態で実
行される。続いて、S370では、「速度優先モード」
が設定されているか否かを確認する。この結果、「画質
優先モード」が設定されている場合、S390へ進み、
上記コマンド実行/RIP処理部38を用いて、ジョブ
データに付随するプリントコマンドを実行しつつ、ジョ
ブデータから印刷データを作成する。他方、S370の
結果、「速度優先モード」が設定されている場合には、
S380へ進む。
【0033】S380では、「速度優先モード」に対応
して並列処理の対象となるコマンド(この実施の形態で
はコマンドE)を、上記プリントコマンド並列処理制御
部36によって、オペレーションパネル制御CPU37
に演算処理させる。これと同時に、ジョブデータからの
印刷データの作成については、「画質優先モード」を設
定した場合と同様に、上記コマンド実行/RIP処理部
38を用いて行なう。S380又はS390でのコマン
ド実行処理後、S400へ進み、ジョブデータがプリン
トコマンドに基づき処理された後の印刷データをプリン
トエンジン14へ送信する。
【0034】以上のように、この実施の形態2では、
「速度優先モード」が設定された場合に、コマンドの実
行及びジョブデータからの印刷データの作成を、上記オ
ペレーションパネル制御CPU37および上記コマンド
実行/RIP処理部38に振り分けて、並列処理を行わ
せることにより、コマンド実行/RIP処理部38にお
ける演算処理の集中を回避することができ、ジョブデー
タの全体的な処理時間を短縮することができる。この結
果、高速な演算処理を実行する高価なCPUや周辺回路
を必要とせず、比較的安価に、印刷装置のパフォーマン
スを向上させることができる。更に、この実施の形態2
では、上記コマンド実行/RIP処理部38とともに並
列処理を実行する処理手段として、オペレーションパネ
ル制御CPU37のみ設定されているが、これに限定さ
れることなく、また別の処理手段を設定し、コマンドの
実行及びジョブデータからの印刷データの作成を、3つ
以上の処理手段に振り分けて、並列処理を行わせること
も可能である。
【0035】なお、本発明は、例示された実施の形態に
限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
において、種々の改良及び設計上の変更が可能であるこ
とは言うまでもない。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本願の
請求項1に係る発明によれば、受信されたジョブデータ
から該ジョブデータに付随したコマンドの指示に従って
印刷データを作成し、印刷を実行する印刷装置におい
て、受信されたジョブデータに付随したコマンドの実行
時間及び実行回数の計測に基づき、全体的な処理時間の
延長に寄与する度合いの大きいコマンドを判断し、その
コマンドをより処理時間の短いコマンドに置換するの
で、ジョブデータの全体的な処理時間を短縮することが
できる。この結果、高速な演算処理を実行する高価なC
PUや周辺回路を必要とせず、比較的安価に、印刷装置
のパフォーマンスを向上させることができる。
【0037】また、本願の請求項2に係る発明によれ
ば、処理速度を優先する速度優先モードおよび画質を優
先する画質優先モードのいずれか一方のモードが設定可
能であり、上記置換手段が、速度優先モードに応じて、
上記評価手段による評価結果に基づき特定されたコマン
ドを置換するので、ユーザは、必要に応じて、ジョブデ
ータの全体的な処理時間を短縮することができる。
【0038】更に、本願の請求項3に係る発明によれ
ば、元のコマンドより短時間で実行可能な別のコマンド
を複数保存するデータファイルが設けられているので、
上記置換処理手段の置換処理に際して、複数のコマンド
の中から良好なコマンドを選択することができ、ジョブ
データの全体的な処理時間を一層効果的に短縮すること
ができる。
【0039】また、更に、本願の請求項4に係る発明に
よれば、受信されたジョブデータから該ジョブデータに
付随したコマンドの指示に従って印刷データを作成し、
印刷を実行する印刷装置において、受信されたジョブデ
ータに付随したコマンドの実行時間及び実行回数の計測
に基づき、全体的な処理時間の延長に寄与する度合いの
大きいコマンドを判断し、そのコマンドの実行および上
記印刷データの作成を複数の処理手段において並列に行
わせるので、単一の処理手段における演算処理の集中を
回避することができ、ジョブデータの全体的な処理時間
を短縮することができる。この結果、高速な演算処理を
実行する高価なCPUや周辺回路は必要なく、比較的安
価に、印刷装置のパフォーマンスを向上させることがで
きる。
【0040】また、更に、本願の請求項5に係る発明に
よれば、上記制御手段が、上記評価手段による評価結果
に基づき特定されたコマンドを上記サブ処理手段に実行
させるので、メイン処理手段における演算処理の集中を
回避することができ、ジョブデータの全体的な処理時間
を短縮することができる。
【0041】また、更に、本願の請求項6に係る発明に
よれば、処理速度を優先する速度優先モードおよび画質
を優先する画質優先モードのいずれか一方のモードが設
定可能であり、上記制御手段が、速度優先モードに応じ
て、上記評価手段による評価結果に基づき特定されたコ
マンドを上記サブ処理手段に実行させるので、ユーザ
は、必要に応じて、ジョブデータの全体的な処理時間を
短縮することができる。
【0042】また、更に、本願の請求項7に係る発明に
よれば、受信されたジョブデータから該ジョブデータに
付随したコマンドの指示に従って印刷データを作成する
印刷方法において、上記ジョブデータに付随したコマン
ドの実行時間及び実行回数の計測に基づき、全体的な処
理時間の延長に寄与する度合いの大きいコマンドを判断
し、そのコマンドをより処理時間の短いコマンドに置換
するので、ジョブデータの全体的な処理時間を短縮する
ことができる。この結果、高速な演算処理を実行する高
価なCPUや周辺回路を必要とせず、比較的安価に、印
刷装置のパフォーマンスを向上させることができる。
【0043】また、更に、本願の請求項8に係る発明に
よれば、受信されたジョブデータから該ジョブデータに
付随したコマンドの指示に従って印刷データを作成する
印刷方法において、上記ジョブデータに付随したコマン
ドの実行時間及び実行回数の計測に基づき、全体的な処
理時間の延長に寄与する度合いの大きいコマンドを判断
し、そのコマンドの実行および上記印刷データの作成を
複数の処理手段において並列に行なうので、単一の処理
手段における演算処理の集中を回避することができ、ジ
ョブデータの全体的な処理時間を短縮することができ
る。この結果、高速な演算処理を実行する高価なCPU
や周辺回路は必要なく、比較的安価に、印刷装置のパフ
ォーマンスを向上させることができる。
【0044】また、更に、本願の請求項9に係る発明に
よれば、受信されたジョブデータから該ジョブデータに
付随したコマンドの指示に従って印刷データを作成する
プログラムを記録した記録媒体において、該プログラム
は、上記ジョブデータに付随したコマンドの実行時間及
び実行回数の計測に基づき、全体的な処理時間の延長に
寄与する度合いの大きいコマンドを判断し、そのコマン
ドをより処理時間の短いコマンドに置換するステップを
有するので、ジョブデータの全体的な処理時間を短縮す
ることができる。この結果、高速な演算処理を実行する
高価なCPUや周辺回路を必要とせず、比較的安価に、
印刷装置のパフォーマンスを向上させることができる。
【0045】また、更に、本願の請求項10に係る発明
によれば、受信されたジョブデータから該ジョブデータ
に付随したコマンドの指示に従って印刷データを作成す
るプログラムを記録した記録媒体において、該プログラ
ムは、上記ジョブデータに付随したコマンドの実行時間
及び実行回数の計測に基づき、全体的な処理時間の延長
に寄与する度合いの大きいコマンドを判断し、そのコマ
ンドの実行および上記印刷データの作成を複数の処理手
段において並列に行なうステップを有するので、単一の
処理手段における演算処理の集中を回避することがで
き、ジョブデータの全体的な処理時間を短縮することが
できる。この結果、高速な演算処理を実行する高価なC
PUや周辺回路は必要なく、比較的安価に、印刷装置の
パフォーマンスを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るプリンタと該プリ
ンタにプリントデータを供給するPCとを有するネット
ワークを示す説明図である。
【図2】 上記PCにおける印刷要求からプリンタに対
するデータ出力までのフローチャートである。
【図3】 上記実施の形態1に係るプリンタの構成を示
すブロック図である。
【図4】 上記プリンタにおけるジョブデータ処理部の
構成を示すブロック図である。
【図5】 上記ジョブデータ処理部によるジョブデータ
の印刷データ化処理についてのフローチャートである。
【図6】 (a)上記ジョブデータ処理部のコマンド実行
時間計測部により計測されたコマンド処理時間について
の統計グラフである。 (b)上記ジョブデータ処理部のコマンド実行回数計測部
により計測されたコマンド使用回数についての統計グラ
フである。
【図7】 (a)四角形の枠を描画するためのコマンドを
元の状態で実行するステップを示す図である。 (b)図7の(a)のコマンドをより処理時間の短いものに
置換した後のコマンドを実行するステップを示す図であ
る。
【図8】 本発明の実施の形態2に係るプリンタにおけ
るジョブデータ処理部の構成を示すブロック図である。
【図9】 上記実施の形態2に係るジョブデータ処理部
によるジョブデータの印刷データ化処理についてのフロ
ーチャートである。
【符号の説明】 12,30…ジョブデータ処理部 21,31…プリントコマンド実行時間計測部 22,32…実行時間記憶部 23,33…プリントコマンド実行回数計測部 24,34…実行回数記憶部 25…プリントコマンド置換判定部 26…プリントコマンド置換処理部 27…プリントコマンド置換テーブルデータファイル 28,38…コマンド実行/RIP処理部 35…プリントコマンド並列処理判定部 36…プリントコマンド並列処理制御部 102…クライアントPC 103,104…プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 HK19 HK23 HM01 HM03 HN15 HN20 HQ17 2C087 BA14 BB10 BD24 BD42 CA02 CB13 5B021 AA01 BB01 CC05 5C062 AA05 AA14 AA35 AC04 AC58 BA04 9A001 BB04 CC03 DD07 JJ35 KK42 KK54

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信されたジョブデータから該ジョブデ
    ータに付随したコマンドの指示に従って印刷データを作
    成し、印刷を実行する印刷装置において、 上記ジョブデータに付随した各コマンドの実行時間を計
    測するコマンド実行時間計測手段と、 上記ジョブデータに付随した各コマンドの使用回数を計
    測するコマンド使用回数計測手段と、 上記コマンド実行時間および使用回数計測手段により計
    測された各コマンドの実行時間および使用回数を記憶す
    る記憶手段と、 上記記憶手段により記憶された各コマンドの実行時間お
    よび使用回数を統計し、その統計結果に基づき、各コマ
    ンドを評価する評価手段と、 上記評価手段による評価結果に基づき特定されたコマン
    ドを、元のコマンドより短時間で実行可能な別のコマン
    ドに置換する置換手段とを有していることを特徴とする
    印刷装置。
  2. 【請求項2】 処理速度を優先する速度優先モードおよ
    び画質を優先する画質優先モードのいずれか一方のモー
    ドが設定可能であり、上記置換手段が、速度優先モード
    に応じて、上記評価手段による評価結果に基づき特定さ
    れたコマンドを置換することを特徴とする請求項1記載
    の印刷装置。
  3. 【請求項3】 元のコマンドより短時間で実行可能な別
    のコマンドを複数保存するデータファイルが設けられて
    いることを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装
    置。
  4. 【請求項4】 受信されたジョブデータから該ジョブデ
    ータに付随したコマンドの指示に従って印刷データを作
    成し、印刷を実行する印刷装置において、 上記ジョブデータに付随した各コマンドの実行時間を計
    測するコマンド実行時間計測手段と、 上記ジョブデータに付随した各コマンドの使用回数を計
    測するコマンド使用回数計測手段と、 上記コマンド実行時間及び使用回数計測手段により計測
    された各コマンドの実行時間および使用回数を記憶する
    記憶手段と、 上記記憶手段により記憶された各コマンドの実行時間お
    よび使用回数を統計し、その統計結果に基づき、各コマ
    ンドを評価する評価手段と、 上記印刷データの作成を行なうメイン処理手段と、 所定の処理を行なう少なくとも1つのサブ処理手段と、 上記評価手段による評価結果に基づき特定されたコマン
    ドの実行および上記印刷データの作成を複数の処理手段
    において並列に行わせる制御手段とを有していることを
    特徴とする印刷装置。
  5. 【請求項5】 上記制御手段が、上記評価手段による評
    価結果に基づき特定されたコマンドを上記サブ処理手段
    に実行させることを特徴とする請求項4記載の印刷装
    置。
  6. 【請求項6】 処理速度を優先する速度優先モードおよ
    び画質を優先する画質優先モードのいずれか一方のモー
    ドが設定可能であり、上記制御手段が、速度優先モード
    に応じて、上記評価手段による評価結果に基づき特定さ
    れたコマンドを上記サブ処理手段に実行させることを特
    徴とする請求項4又は5に記載の印刷装置。
  7. 【請求項7】 受信されたジョブデータから該ジョブデ
    ータに付随したコマンドの指示に従って印刷データを作
    成する印刷方法において、 上記ジョブデータに付随した各コマンドの実行時間を計
    測するコマンド実行時間計測ステップと、 上記各コマンドの使用回数を計測するコマンド使用回数
    計測ステップと、 上記コマンド実行時間および使用回数計測ステップにお
    いて計測された各コマンドの実行時間および使用回数を
    記憶させる記憶ステップと、 上記記憶ステップにおいて記憶させられた各コマンドの
    実行時間および使用回数を統計し、その統計結果に基づ
    き、各コマンドを評価する評価ステップと、 上記評価ステップにおける評価結果に基づき特定された
    コマンドを、元のコマンドより短時間で実行可能な別の
    コマンドに置換する置換ステップと、 上記置換ステップで得られた別のコマンドの指示に従っ
    て印刷データを作成する印刷データ作成ステップとを有
    していることを特徴とする印刷方法。
  8. 【請求項8】 受信されたジョブデータから該ジョブデ
    ータに付随したコマンドの指示に従って印刷データを作
    成する印刷方法であって、 上記ジョブデータに付随した各コマンドの実行時間を計
    測するコマンド実行時間計測ステップと、 上記ジョブデータに付随した各コマンドの使用回数を計
    測するコマンド使用回数計測ステップと、 上記コマンド実行時間及び使用回数計測ステップにおい
    て計測された各コマンドの実行時間および使用回数を記
    憶させる記憶ステップと、 上記記憶ステップにおいて記憶させられた各コマンドの
    実行時間および使用回数を統計し、その統計結果に基づ
    き、各コマンドを評価する評価ステップと、 上記評価ステップにおける評価結果に基づき特定された
    コマンドの実行および上記印刷データの作成を複数の処
    理手段において並列に行なう並列処理ステップとを有し
    ていることを特徴とする印刷方法。
  9. 【請求項9】 受信されたジョブデータから該ジョブデ
    ータに付随したコマンドの指示に従って印刷データを作
    成するプログラムを記録した記録媒体であって、 上記ジョブデータに付随した各コマンドの実行時間を計
    測するコマンド実行時間計測ステップと、 上記ジョブデータに付随した各コマンドの使用回数を計
    測するコマンド使用回数計測ステップと、 上記コマンド実行時間および使用回数計測ステップにお
    いて計測された各コマンドの実行時間および使用回数を
    記憶させる記憶ステップと、 上記記憶ステップにおいて記憶させられた各コマンドの
    実行時間および使用回数を統計し、その統計結果に基づ
    き、各コマンドを評価する評価ステップと、 上記評価ステップにおける評価結果に基づき特定された
    コマンドを、元のコマンドより短時間で実行可能な別の
    コマンドに置換する置換ステップと、 上記置換ステップで得られた別のコマンドの指示に従っ
    て印刷データを作成する印刷データ作成ステップとを有
    していることを特徴とするプログラムを記録した記録媒
    体。
  10. 【請求項10】 受信されたジョブデータから該ジョブ
    データに付随したコマンドの指示に従って印刷データを
    作成するプログラムを記録した記録媒体であって、 上記ジョブデータに付随した各コマンドの実行時間を計
    測するコマンド実行時間計測ステップと、 上記ジョブデータに付随した各コマンドの使用回数を計
    測するコマンド使用回数計測ステップと、 上記コマンド実行時間及び使用回数計測ステップにおい
    て計測された各コマンドの実行時間および使用回数を記
    憶させる記憶ステップと、 上記記憶ステップにおいて記憶させられた各コマンドの
    実行時間および使用回数を統計し、その統計結果に基づ
    き、各コマンドを評価する評価ステップと、 上記評価手段による評価結果に基づき特定されたコマン
    ドの実行および上記印刷データの作成を複数の処理手段
    において並列に行なう並列処理ステップとを有している
    ことを特徴とするプログラムを記録した記録媒体。
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