JP3210448B2 - 文字処理方法及び装置 - Google Patents

文字処理方法及び装置

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JP3210448B2
JP3210448B2 JP32066892A JP32066892A JP3210448B2 JP 3210448 B2 JP3210448 B2 JP 3210448B2 JP 32066892 A JP32066892 A JP 32066892A JP 32066892 A JP32066892 A JP 32066892A JP 3210448 B2 JP3210448 B2 JP 3210448B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字コードに基づいて
文字パターンを発生する文字処理方法及び装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザビームプリンタ等の文字出
力装置の解像度の増大に伴って、より高品位の文字パタ
ーンを発生できる、アウトラインフォント等のベクタ形
式のフォントデータを用いて文字パターンを発生するこ
とが行われるようになってきた。このようなベクタ形式
のフォントデータからドット形式(ビットマップ形式)
の文字パターンに変換する処理は、一般に次のような手
順で行なわれている。 (1)ROMやHD(ハードディスク)等のメモリよ
り、指定された文字コードに対応するベクタデータを読
込む。このようなベクタデータは、例えば1000×1
000程度のメッシュに文字パターンの輪郭を分解し、
それらを整数データを用いて直線、又はベジェ曲線、B
スプライン曲線、円弧などの曲線を表す関数を用いるこ
とにより表現している。 (2)こうして読込んだベクタデータをアフィン変換な
どを用いて、指定されたサイズに拡大又は縮小する。こ
れによりベクタデータの各制御点の座標値が、その拡大
率或いは縮小率に基づいて変倍される。 (3)こうして指定されたサイズに変換されたベクタデ
ータに基づいて、ビットマップ上に各制御点をプロット
する。 (4)(3)でプロットされた制御点と関数に基づいて
輪郭線を発生し、その内側を塗りつぶす。
【0003】こうして作成された文字パターンデータ
は、プリンタ装置やディスプレイ等に出力されて可視表
示されるが、常にこのようなパターン展開処理を実行す
ると、そのパターン展開処理に多くに時間を要する。そ
こで、一度パターン展開された文字パターンデータとキ
ャッシュメモリに記憶しておき、再度同じ文字種で同じ
サイズの文字のパターン展開が指示されると、そのキャ
ッシュメモリに記憶されている文字パターンデータを再
利用することにより、ベクタ形式のフォントデータより
ドット形式のパターンデータに変換する時間を少なくし
て、文字パターンの発生処理を高速化している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、同じ文字種で同じサイズの文字パターンがキャ
ッシュメモリに存在しない場合には、フォントデータと
して記憶されているベクタデータよりドット形式のパタ
ーンに展開する処理を行う必要がある。このため、例え
ば同じページ内で文字のサイズが何回も変更されて作成
された文書データをパターン展開するような場合には、
例えば同じ文字種であってもその文字サイズだけが異な
っているため、該当する文字パターンがキャッシュメモ
リに存在する確率が低くなり、文字パターンの作成に多
くの時間を要するという問題があった。
【0005】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、所定サイズの文字パターンを発生する際、その所定
サイズの文字パターンが記憶されていない場合には、所
定範囲内のサイズの文字パターンを縮小して所望のサイ
ズの文字パターンを発生することにより、文字パターン
の作成処理に要する時間を短縮する文字処理方法及び装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の文字処理装置は以下のような構成を備える。
即ち、文字処理装置における文字処理方法であって、文
字コードに対応する所定サイズの文字パターンが記憶さ
れているか否かを判定する判定ステップと、前記判定ス
テップにより前記所定サイズの文字パターンが記憶され
ていないと判定された場合、記憶されている、前記文字
コードに対応する文字と同じ文字で異なるサイズの文字
パターンのパターン部分の最も少ないラインを検出し、
当該検出されたパターン部分の最も少ないラインと、前
記パターン部分の最も少ないラインに隣接するラインの
パターンとの論理和を取る作業を前記所定サイズになる
まで繰り返し行うことにより、前記所定サイズの文字パ
ターンを発生させるステップと、を有することを特徴と
する。
【0007】上記目的を達成するために本発明の文字処
理方法は以下のような工程を備える。即ち、文字コード
に対応する所定サイズの文字パターンが記憶されている
か否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記
所定サイズの文字パターンが記憶されていないと判定さ
れた場合、記憶されている、前記文字コードに対応する
文字と同じ文字で異なるサイズの文字パターンのパター
ン部分の最も少ないラインを検出し、当該検出されたパ
ターン部分の最も少ないラインと、前記パターン部分の
最も少ないラインに隣接するラインのパターンとの論理
和を取る作業を所定サイズになるまで繰り返し行うこと
により、所定サイズの文字パターンを発生させる手段
と、を有することを特徴とする。
【0008】
【作用】以上の構成において、文字コードに対応する所
定サイズの文字パターンが記憶されているか否かを判定
し、その所定サイズの文字パターンが記憶されていない
と判定された場合、記憶されている、その文字コードに
対応する文字と同じ文字で異なるサイズの文字パターン
のパターン部分の最も少ないラインを検出し、当該検出
されたパターン部分の最も少ないラインと、そのパター
ン部分の最も少ないラインに隣接するラインのパターン
との論理和を取る作業を、前記所定サイズになるまで繰
り返し行うことにより前記所定サイズの文字パターンを
発生させるように動作する。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。尚、本発明は複数の機器から構
成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装
置に適用しても良い。また、本発明はシステム或は装置
に、本発明を実施するプログラムを供給することによっ
て達成される場合にも適用できることは言うまでもな
い。
【0010】図1は本実施例の文字処理装置の概略構成
を示すブロック図である。この装置は、例えば日本語ワ
ードプロセッサであっても良いし、ワークステーション
或いはコンピュータシステムであっても良い。
【0011】図1において、101はCPU(中央処理
装置)であり、この文字処理装置全体の制御及び演算処
理などを行なうものである。102はROMで、この装
置の起動プログラム或いは文字フォントデータなどを記
憶している。103はRAMで、使用制限のないデータ
記憶領域であり、様々な処理毎に各種アプリケーション
プログラムやデータ等がロードされて実行される。尚、
このRAM103には、ベクタ形式のフォントデータよ
りパターンデータに変換された文字パターンを記憶する
ためのキャッシュメモリ103aを有しており、再度同
じ文字パターンのパターン展開が指示された時、このキ
ャッシュメモリ103aに該当する文字パターンが記憶
されていれば、その文字パターンがキャッシュメモリ1
03aより読み出されて使用される。104はキーボー
ド制御部(KBC)で、キーボード(KB)105より
のキー入力データを受取って、対応するコードに変換し
てCPU101へ伝達している。106はディスプレイ
制御部(CRTC)で、RAM103に設けられた表示
メモリの内容をディスプレイ(CRT)107に表示す
るように制御している。
【0012】109はフロッピーディスク装置(FD)
或いはハードディスク装置(HD)等の外部記憶装置
で、プログラム及びデータ等が記憶されており、これら
プログラムやデータは、ある処理の実行時等に必要に応
じて参照されたり、或いはRAM103へロードされて
CPU101により実行される。108はディスク制御
部(DKC)で、外部記憶装置109とCPU101と
の間でデータ伝送などの制御を行なっている。110は
プリンタ制御部(PRTC)で、CPU101により指
示されたデータをプリンタ装置(PRT)111に出力
して印刷結果を得ている。112は上述した各部を接続
するためのシステムバスであり、上述の構成要素間のデ
ータの通路となっている。
【0013】以上の構成を備える本発明の第1実施例の
文字処理装置の動作を図2のフローチャートを参照して
説明する。図2はxドットの文字パターン作成するため
の処理を示している。尚、特に記述がない限り本実施例
では、xドットの文字パターンとは縦xドット、横xド
ットからなるドット形式の文字パターンのことを指す。
【0014】図2の処理は文字パターンの作成が指示さ
れることにより開始され、まずステップS201におい
て、該当するxドットの文字パターンが既に、キャッシ
ュメモリ103aに記憶されているかどうかを調べる。
キャッシュメモリ103aに記憶されていればステップ
S203に、キャッシュメモリ103aに記憶されてい
なければステップS202へ進む。ステップS202で
は、次に(x+1)ドット以上で(x+3)ドット以下
の文字パターンがキャッシュメモリ103aに記憶され
ているかどうかを調べる。記憶されていればステップS
204へ、そうでない時はステップS206に進む。
【0015】ステップS204では、キャッシュメモリ
103aから、その該当する文字パターンを取り出し、
その文字パターンのドットサイズをyとする。ここで
は、yの値は、(x+1)以上で(x+3)以下とな
る。次にステップS205に進み、yドットの文字パタ
ーンをxドットに縮小する処理を行なう。尚、このビッ
トマップの縮小処理の詳細については、後で説明する。
【0016】一方、(x+1)ドット以上で(x+3)
ドット以下の文字パターンがキャッシュメモリ103a
に記憶されていない時はステップS206において、ベ
クタフォントよりパターンデータを作成するベクタラス
タ変換処理を行なってxドットの文字パターンを作成す
る。そしてステップS207に進み、その作成したxド
ットの文字パターンをキャッシュメモリ103aに保存
する。
【0017】また、ステップS201でxドットのパタ
ーンデータがキャッシュメモリ103aに存在する時に
はステップS203に進み、その文字パターンをキャッ
シュメモリ103aより読み出して、ビットマップに展
開する。
【0018】次に、図2のステップS205のビットマ
ップ縮小処理を、図3のフローチャートを参照して説明
する。
【0019】前述したように、キャッシュメモリ103
aから取り出した文字パターンのドットサイズをy(x
+1≦y≦x+2)、要求された文字パターンのドット
サイズをxとする。はじめに縦方向に関して縮小処理を
行ない、次に横方向に関して縮小処理を行なう。まずス
テップS301において、削除カウンタを“0”に初期
化する。この削除カウンタはRAM103に設けられて
いる。次にステップS302に進み、yドットの文字パ
ターンを横方向にスキャンし、文字部分(線領域)がも
っとも少ない横ラインを抽出する。
【0020】この抽出例を図4に示す。図4ではカタカ
ナ文字「ア」の文字パターンが示されており、この文字
パターンを上から順に走査して、文字部分(線領域)が
最も小さい(1ドット)ライン401が検出される。
尚、図4における1つのます目は1ドットを示してい
る。
【0021】こうして線幅が最小である水平方向のライ
ンが決定されるとステップS303に進み、ステップS
302で抽出したラインと、その下のライン402(図
4)との論理和を取って、ライン401と402を1つ
の水平ラインデータ(縮小されたライン)403とす
る。この例を図5に示す。これにより、文字パターンが
縦方向に1ドット分縮小されたことになる。
【0022】次にステップS304に進み、削除カウン
タに1を加える。そしてステップS305に進み、xの
値と削除カウンタの値との和と、yの値とを比較し、等
しければ(y=x+(削除カウンタの値))縦方向の縮
小処理を終了してステップS306に進む。もし等しく
なければステップS302に戻り、前述した縦方向の縮
小処理を繰り返す。
【0023】次に横方向に文字パターンを縮小する例を
説明する。ステップS306において、ステップS30
1と同様に、削除カウンタを“0”に初期化する。次に
ステップS307に進み、文字パターンを縦方向のライ
ン方向にスキャンし、文字の部分がもっとも少ない縦方
向のラインを抽出する。これは前述した図4の例では、
列410のドット数が1であるため、これに該当する。
そしてステップS308において、ステップS307で
抽出したライン410とその右のライン411との論理
和をとって、1つの縦方向のラインとする。これによ
り、文字パターンが横方向に1ドット分縮小されたこと
になる。そしてステップS309において、削除カウン
タに1を加え、ステップS310において、xの値と削
除カウンタの値との和と、yの値とを比較し、等しけれ
ば(y=x+(削除カウンタの値))横方向の縮小処理
を終了し、ビットマップ縮小処理を終了する。尚、ステ
ップS310で等しくなければステップS306に戻
り、横方向の縮小処理を繰り返す。
【0024】前述の第1実施例では、縦方向,横方向共
にxドットの文字パターンを作成する場合を示したが、
もちろん縦方向と横方向のドットサイズが異なる文字パ
ターンにも適用可能である。またキャッシュメモリ10
3aに記憶されている文字パターンが、要求された文字
パターンより小さい場合には、キャッシュメモリ103
a中の文字パターンに拡大処理を施すことにより、前述
と同様にしてその文字パターンを所望のパターンサイズ
に変更できる。
【0025】以上説明したように第1実施例の文字処理
装置によれば、要求されたサイズの文字パターンがキャ
ッシュされていない場合には、その所望のサイズの文字
パターンに近いサイズの文字パターンがキャッシュメモ
リ103aに記憶されているかどうかを判断し、記憶さ
れていれば、その文字パターンを加工して要求されたサ
イズの文字パターンを生成することにより、キャッシュ
メモリの記憶容量を増やすことなく、文字パターンの発
生速度を向上させることができる。
【0026】次に本発明の第2実施例を説明する。前述
の第1実施例では、要求された文字パターンのサイズに
近い大きさの文字パターンがキャッシュメモリ103a
にあれば、その文字パターンに縮小または拡大処理を施
して所望の文字パターンを発生していたが、この第2実
施例では、例えば、要求された文字パターンの整数倍の
サイズの文字パターンがキャッシュメモリ103aに記
憶されていれば、その文字パターンを縮小して要求され
た文字パターンを生成する。
【0027】この第2実施例の動作を図6のフローチャ
ートを用いて説明する。尚、この装置の構成は前述の第
1実施例の場合と基本的に同様であるため、その説明を
省略する。
【0028】まずステップS601において、図2のス
テップS201と同様に、xドットの文字パターンがキ
ャッシュメモリ103a中にあるかどうかを調べる。キ
ャッシュメモリ103aに記憶されている時はステップ
S603に進み、前述のステップS203と同様にし
て、キャッシュメモリ103aより該当する文字パター
ンを読み出して、ビットマップに展開する。
【0029】一方、ステップS601でキャッシュメモ
リ103aに記憶されていない時はステップS602に
進み、xドットの整数倍の大きさの文字パターンがキャ
ッシュメモリ103aに記憶されているかどうかを調べ
る。記憶されている時はステップS604に進み、キャ
ッシュメモリ103aから、その文字パターンを取り出
す。いま、この文字パターンのサイズをyとすると、こ
のyは、y=k×x(kは自然数)で表される。次にス
テップS605に進み、ステップS604で読み出した
yドットの文字パターンを、xドットに縮小する処理を
行なう。なお、このビットマップ縮小処理の詳細につい
ては、図7のフローチャートを参照して後述する。
【0030】一方、ステップS602で該当するサイズ
の文字パターンがない時はステップS606に進み、前
述の図2のステップS206と同様にして、ベクタラス
タ変換処理を行なってxドットの文字パターンを作成す
る。次にステップS607に進み、ステップS207と
同様に、ベクタフォントより作成したxドットの文字パ
ターンをキャッシュメモリ103aに保存する。
【0031】次に図7のフローチャートを参照して、図
6のステップS605のビットマップ縮小処理を説明す
る。ここでは、キャッシュメモリ103aから取り出し
た文字パターンのドットサイズをy、要求された文字パ
ターンのドットサイズをxとすると、y=k×x(kは
自然数)である。この処理では、初めに縦方向に関して
縮小処理を行ない、次に水平方向に関して縮小処理を行
なう。
【0032】まずステップS701において、ループ変
数iを“0”に初期化する。このループ変数iは、RA
M103に記憶されている。次にステップS702に進
み、ki番目から{k(i+1)−1}番目にある全て
の水平方向のライン同士の論理和を取って1ラインのデ
ータを作成する。なお、所望の文字パターンサイズがx
ドットのとき、水平ラインは0から(x−1)番目まで
あるとする。従って、ここでk=2とすると、例えば図
4の文字パターンの場合では、最上のライン(0番目の
ライン)510とその下のライン(1番目のライン)5
11との論理和が取られて、1つのラインデータに変換
されて(1/2)に縮小されることになる。又、k=3
とすると、例えば図4の文字パターンの場合では、最上
のライン(0番目のライン)510とその下のライン
(1番目のライン)511及び次のライン401とから
なる3ラインの論理和が取られて、1つのラインデータ
に変換され、結果として(1/3:一般的には1/k)
に縮小されることになる。
【0033】次にステップS703に進み、ループ変数
iに“1”を加え、ステップS704で、kiの値とy
の値とが等しいかどうかを判断し、等しい時は、このy
ドットパターンが縦方向にxドットにまで縮小されたこ
とを示すため、縦方向のパターン圧縮処理を終了してス
テップS705へ進み、そうでなければステップS70
2へ戻って、前述の縮小処理を繰返し実行する。
【0034】ステップS705では、ループ変数iを再
び“0”に初期化し、ステップS706において、ki
番目から{k(i+1)−1}番目の全ての縦ラインデ
ータ同士の論理和を取って1ラインのデータとする。次
にステップS707に進み、ループ変数iに“1”を加
える。次にステップS708に進み、kiの値とyの値
が等しいかどうかを判断し、そうでなければステップS
706へ戻って、横方向の縮小処理を実行する。こうし
てステップS706〜ステップS708において、文字
パターンが横方向に1/kに圧縮され、所望のサイズ
(xドット)の文字パターンが得られることになる。
【0035】尚、この第2実施例では、キャッシュメモ
リ103aの文字パターンを整数分の1(1/k)に縮
小することにより、所望のサイズの文字パターンを作成
する場合を示したが、逆にキャッシュメモリ103aの
文字パターンを整数倍することにより、要求された文字
パターンを作成することも可能である。
【0036】以上説明したように第2実施例によれば、
所望のサイズの文字パターンがキャッシュメモリに記憶
されておらず、所望の文字パターンの整数倍、または整
数分の1の大きさの文字パターンがキャッシュメモリ1
03aにある場合には、それを加工して所望のサイズの
文字パターンを発生することにより、キャッシュメモリ
の記憶領域の増大することなしに、文字パターンの発生
処理速度を向上させることができる。
【0037】前述の第1及び第2実施例では、キャッシ
ュメモリ103aに、要求された文字パターンを生成さ
せることのできる文字パターンがあれば、そのキャッシ
ュメモリ103aに記憶されたされた文字パターンを加
工することにより要求された文字パターンを作成した。
しかし状況によっては、このような処理を行うことな
く、ベクタラスタ変換とキャッシュメモリ103aに記
憶された文字の加工を使い分けることも可能である。こ
のような文字パターンの作成処理を図8のフローチャー
トで示す。
【0038】まずステップS801で、キャッシュメモ
リ103aの文字パターンを加工して、それとは異なる
サイズの文字パターンを作成する処理を有効とするか、
無効とするかを決定する。これをキャッシュ加工フラグ
と呼ぶことにし、このフラグはRAM103の所定エリ
アに記憶されている。この異なるサイズの文字パターン
の作成処理を有効とするか否かの決定要因としては、例
えば、その文字パターンの出力先による決定する方法が
ある。即ち、出力先がプリンタであれば文字品位が要求
されるので、必ずベクタラスタ変換による文字パターン
を発生するようにキャッシュ加工フラグを無効とする。
また、文字パターンの出力先がディスプレイなどの対話
的な装置であれば、文字パターンの展開速度が重要とな
るのでキャッシュ加工フラグを有効とすること等が考え
られる。これ以外の他の決定方法としては、この決定を
文字処理装置側で行わず、文字処理装置の使用者が設定
することも可能である。この場合、使用者は、例えばそ
の文字出力が最終出力であれば文字品位を重要視するよ
うにキャッシュ加工フラグを無効とし、そうでなければ
キャッシュ加工フラグを有効にして、より高速に文字パ
ターンに展開して文書を出力することができるようにな
る。
【0039】次にステップS802に進み、キャッシュ
加工フラグが有効か否かを判断し、有効であればステッ
プS803に進み、図2又は図6のフローチャートで示
すように、該当する文字サイズの文字パターンがキャッ
シュメモリ103aに存在しない時には、その文字パタ
ーンの変倍処理を行って文字パターンを作成する。
【0040】一方、ステップS802で、キャッシュ加
工フラグが有効でない時はステップS804に進み、前
述のステップS206,S207或いはステップS60
6,S607と同様にして、ベクタラスタ変換により文
字パターンを発生する。
【0041】以上説明したように本実施例の文字処理装
置によれば、キャッシュメモリ103aに所望のサイズ
の文字パターンが存在しない時、キャッシュメモリ10
3aの文字パターンを加工して所望のサイズの文字パタ
ーンを作成する処理を有効または無効にする機能を設け
ることによって、出力装置に対して最適な文字パターン
の発生方法を選択でき、または使用者の希望・選択に応
じて、文字品位を重視するか、或いはパターン展開速度
を重視した文字パターンの発生処理を行うことができ
る。
【0042】尚、以上の説明では、キャッシュメモリ1
03aを備えた文字処理装置の場合で説明したが、本発
明はこれに限定されるものでなく、例えばディスプレイ
やプリンタ等の文字パターンを表示・出力する文字パタ
ーン発生部に採用されても良い。
【0043】以上説明したように本実施例によれば、キ
ャッシュメモリ103a中のドット形式データを加工す
ることにより、キャッシュメモリに所望のパターンデー
タが記憶されていない場合でも、ベクタ形式のフォント
データをドット形式のパターンデータの高速に変換でき
る効果がある。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、所
定サイズの文字パターンを発生する際、その所定サイズ
の文字パターンが記憶されていない場合には、所定範囲
内のサイズの文字パターンを縮小して所望のサイズの文
字パターンを発生することにより、文字パターンの作成
処理に要する時間を短縮できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の文字処理装置の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明の第1実施例の文字処理装置におけるx
ドットサイズの文字パターンの作成処理を示すフローチ
ャートである。
【図3】図2のステップS205のビットマップデータ
の縮小処理を示すフローチャートである。
【図4】本実施例の文字処理装置におけるビットマップ
データの縮小処理を説明するために、文字「ア」の文字
パターン例を示す図である。
【図5】第1実施例の文字処理装置におけるビットマッ
プデータの縮小例を示す図である。
【図6】本発明の第2実施例の文字処理装置において、
xドットサイズの文字パターンを作成する処理を示すフ
ローチャートである。
【図7】図6のステップS605におけるビットマップ
データの縮小処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の他の実施例の文字処理装置における文
字パターンの作成処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 CPU 102 ROM 103 RAM 103a キャッシュメモリ 104 キーボード(KB) 107 ディスプレイ(CRT) 109 外部記憶装置(FD,HD) 111 プリンタ装置(PRT) 401,402,510,511 水平ライン 403 縮小ライン 410,411 縦方向ライン

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字処理装置における文字処理方法であ
    って、文字コードに対応する 所定サイズの文字パターンが記憶
    されているか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにより 前記所定サイズの文字パターン
    が記憶されていないと判定された場合、記憶されてい
    る、前記文字コードに対応する文字と同じ文字で異なる
    サイズの文字パターンのパターン部分の最も少ないライ
    ンを検出し、当該検出されたパターン部分の最も少ない
    ラインと、前記パターン部分の最も少ないラインに隣接
    するラインのパターンとの論理和を取る作業を前記所定
    サイズになるまで繰り返し行うことにより、前記所定サ
    イズの文字パターンを発生させるステップと、 を有することを特徴とする文字処理方法。
  2. 【請求項2】 文字コードに対応する所定サイズの文字
    パターンが記憶されているか否かを判定する判定手段
    と、前記判定手段により 前記所定サイズの文字パターンが記
    憶されていないと判定された場合、記憶されている、前
    記文字コードに対応する文字と同じ文字で異なるサイズ
    の文字パターンのパターン部分の最も少ないラインを検
    出し、当該検出されたパターン部分の最も少ないライン
    と、前記パターン部分の最も少ないラインに隣接するラ
    インのパターンとの論理和を取る作業を所定サイズにな
    るまで繰り返し行うことにより、所定サイズの文字パタ
    ーンを発生させる手段と、 を有することを特徴とする文字処理装置。
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