JP2772244B2 - スパナ - Google Patents

スパナ

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JP2772244B2
JP2772244B2 JP6208193A JP20819394A JP2772244B2 JP 2772244 B2 JP2772244 B2 JP 2772244B2 JP 6208193 A JP6208193 A JP 6208193A JP 20819394 A JP20819394 A JP 20819394A JP 2772244 B2 JP2772244 B2 JP 2772244B2
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伸治 八鳥
▲いつ▼郎 川前
能弘 野口
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TSUBAKIMOTO EMASON KK
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TSUBAKIMOTO BARUKU SHISUTEMU KK
TSUBAKIMOTO EMASON KK
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    • B25B13/00Spanners; Wrenches
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B23/00Details of, or accessories for, spanners, wrenches, screwdrivers
    • B25B23/0007Connections or joints between tool parts
    • B25B23/0035Connection means between socket or screwdriver bit and tool
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B25B13/46Spanners; Wrenches of the ratchet type, for providing a free return stroke of the handle
    • B25B13/461Spanners; Wrenches of the ratchet type, for providing a free return stroke of the handle with concentric driving and driven member
    • B25B13/462Spanners; Wrenches of the ratchet type, for providing a free return stroke of the handle with concentric driving and driven member the ratchet parts engaging in a direction radial to the tool operating axis

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボルト・ナット等の螺
動緊締動作角を最小にしたスパナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ボルト・ナット等の螺動緊締動作角を最
小にしたスパナは、既に実開平3−33066号公報に
開示され、同芯の内外輪対向周面間に形成された環状空
間内に、非円形の断面形状を有する多数の柱状カムを等
間隔に離間保持し、夫々の柱状カムに切欠した凹溝内
に、柱状カムを内輪外周面に転動させるとともに該柱状
カムの非円形周面を外輪内周面に楔入させる転動楔入付
勢力を付与する環状スプリングを拡径付勢して装入した
スパナである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ボルト或は
ナットの周辺空間が狭く、レバーハンドルの回動操作が
困難であるときは、内輪内のボルト頭部或はナットを嵌
合係止する孔内にボルト頭部或はナットを嵌挿できない
ので、スパナによる直接のボルト・ナットの緊締螺動動
作は不能となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、上述した従来技
術の課題を解決するため、本発明においては、内輪軸心
に軸線方向に遊動挿通する螺動伝達杆装着軸を突設し、
内輪の側面に基準マークと耐用マークを、外輪側面に楔
合検知マークを、夫々付し、また、レバーハンドル端部
に螺動外力過大付加防止金具を取付けたものである。
【0005】
【作用】内輪の軸心に螺動伝達杆装着軸を遊動挿通して
突設したので、一端にボルト頭部或はナットに被冠係合
するボックス孔を有する螺動伝達杆の他端を前記装着軸
に嵌合係止すれば、ボルト頭部或はナット周辺にスパナ
の外輪又はレバーハンドルを受け入れる空間が確保され
なくても、該螺動伝達杆の他端に充分な空間が確保され
るならば、レバーハンドルの回動は螺動伝達杆を介して
ボルト或はナットに伝達され、ボルト・ナットの螺動は
可能となる。
【0006】また、螺動伝達杆装着軸は、内輪軸心に軸
線方向に遊動挿通されているので、該装着軸を内輪のい
ずれの側面へも突出させることができるから、ボルト頭
部或はナットが内輪のいずれの側面に位置していても、
スパナを反転させることなく螺動伝達可能となる。
【0007】さらに、内輪の側面に付した基準マークと
外輪側面に付した楔合検知マークの位置が一致している
レバーハンドル位置において柱状カムが内外輪間に楔入
して一体回動する基準状態に対して、外輪の楔合検知マ
ークが内輪の側面に付した耐用マークとが一致した時点
で柱状カムが楔入して内外輪一体回動するとすれば、柱
状カムの外周および内外輪対向周面の摩損が耐用限度に
達したことを表示する。
【0008】
【実施例】図1および図2は、本発明の実施例を示す平
面図および一部断面による平面図であって、レバーハン
ドル1を有する外輪2と内輪3とが同芯に配設され、図
3に示すように外輪2の内周面2’と内輪3の外周面
3’とで形成される環状空間には、非円形断面形状を有
する多数の柱状カム4がリテーナ5で等間隔に離間保持
されて配列され、夫々の柱状カム4には環状スプリング
6を拡径付勢して装入される凹溝7が切欠形成され、該
凹溝7の底面は拡径付勢された環状スプリング6によっ
て夫々の柱状カム4を内輪外周面3’上で転動させ外輪
内周面2’に柱状カム4の非円形周面を楔入させる方向
に転動付勢されるような斜面を形成している。
【0009】内輪3の軸心には軸線方向に遊動する角形
の螺動伝達杆装着軸8が挿通され、該装着軸8には図4
に示すような先端にボルト・ナットに冠着係止するボッ
クス部9Aを有する螺動伝達杆9のソケット部9Bが嵌
着係止される。
【0010】図5〜図7は螺動伝達杆装着軸8の抜け止
め並びに位置決め機構の説明断面図であって、抜け止め
機構は、螺動伝達杆装着軸8に軸方向の長溝8’を凹設
し、該長溝8’に 案内されるストッパ9を内輪3に固
設して形成され(図5,図6)、また、位置決め機構
は、螺動伝達杆装着軸8の半径方向孔に突出付勢されて
装入した圧止球10と内輪3に凹設した係入凹部3’と
の嵌合によって達成され、図5は圧止球10と係入凹部
3’が3個所に設けられ、図6は2個所に設けられた夫
々の実施例であり、図7は、抜け止めと位置決めを兼用
したものであって、螺動伝達杆装着軸8に半径方向のV
形溝部11を2個所設け、該溝部11に係入する圧止球
12を内輪2に突出付勢して設けた他の実施例である。
【0011】図8および図9は、スパナの楔入カムの耐
用状態を検知するものであって、図8は使用初期の基準
状態を示し、外輪2の側面に付した楔合検知マーク13
と内輪2の側面に付した基準マーク14とが一致した図
示の位置においてレバーハンドル1の回動開始と同時に
柱状カムの楔合により内外輪が一体に回動し、使用後に
柱状カムおよび内外輪の対向周面の摩損により、レバー
ハンドル1が鎖線位置より実線位置に回動し、外輪に付
した楔合検知マーク13が図9に示すように基準マーク
14よりレバーハンドル1の楔入回動方向へ離間配設し
て内輪側面に付した耐用マーク15と一致した時点で内
外輪が楔合して一体回動したとすれば、スパナの耐用寿
命が限度に達したことを検知したことになる。
【0012】また、図1および図2に示す如く、レバー
ハンドル1の端部には該レバーハンドル径より大なる幅
Wを有する環又は図示しないがレバーハンドル軸線に直
交しレバーハンドル径より大なる長さを有する横棒片等
の螺動外力過大付加防止金具16が取付けられている。
【0013】したがって、螺動外力を増大させるために
レバーハンドル1にパイプ(図示せず)等を被嵌してレ
バーハンドル長を長大化しようとしても、環又は横棒片
等の螺動外力過大付加防止金具16によってパイプをレ
バーハンドルに被嵌することができないので、レバーハ
ンドルの長大化による螺動トルクの過大化を防止するこ
とが可能となり、該金具16はスパナの壁掛け金具とし
ても利用することができるものである。
【0014】
【発明の効果】本発明は、非円形周面を有する柱状カム
のカムクラッチ機構によってレバーハンドルの往復回動
でボルト・ナットの一方向に螺動を遂行したので、レバ
ーハンドルの僅かな螺動方向への回動によって螺動動作
を実現できるから、スパナの最小動作角を極限まで小さ
くできるばかりでなく、内輪の軸心に螺動伝達杆の装着
軸を内輪軸心の軸線方向に遊動挿通して突設させたの
で、ボルト頭部或はナットの周辺空間が狭小でスパナの
内輪が直接ボルト頭部或はナットを抱持係止できない場
合でも、螺動伝達杆のボックス部で該ボルト・ナットを
被冠係止しソケット部を内輪の軸心に突設した螺動伝達
杆装着軸に嵌合係止してレバーハンドルを螺動方向に回
動させることにより、ボルト・ナットの締付け螺動、或
は弛緩螺動を遂行することができ、しかも、該装着軸は
抜け止めされ位置決めされて内輪の両側面に選択的に突
出できるので、螺動方向が正逆であっても対応できる利
点を有している。
【0015】また、内、外輪側面に基準マーク、耐用マ
ークおよび楔合検知マークを付したことによって、カム
クラッチの摩損の状態を視覚によって知り、スパナの耐
用寿命を知見することができる。
【0016】さらに、レバーハンドルの端部に螺動外力
過大付加防止金具を取付けたことにより、ボルト・ナッ
トに過大な螺動外力を作用させるおそれがなく、ねじ山
の破壊等による螺着緊締機能の消失事故の発生を未然に
防止できる等、すぐれた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスパナの平面図である。
【図2】図1の一部断面による正面図である。
【図3】本発明のカムクラッチ式スパナの要部断面正面
図である。
【図4】本発明の螺動伝達杆と該杆の装着軸の装着動作
説明斜視図である。
【図5】本発明の螺動伝達杆装着軸の第1実施例を示す
要部断面平面図である。
【図6】本発明の螺動伝達杆装着軸の第2実施例を示す
要部断面平面図である。
【図7】本発明の螺動伝達杆装着軸の第3実施例を示す
要部断面平面図である。
【図8】本発明のスパナの基準位置における楔合検知マ
ークの要部説明図である。
【図9】本発明のスパナの耐用限度位置における楔合検
知マークの要部説明図である。
【符号の説明】
1 レバーハンドル 2 外輪 2’ 外輪内周面 3 内輪 3’ 内輪外周面 4 非円形断面を有する柱状カム 6 環状スプリング 7 柱状カムの凹溝 8 螺動伝達杆装着軸 9 抜け止めストッパ 13 楔合検知マーク 14 基準マーク 15 耐用マーク 16 螺動外力過大付加防止金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 能弘 大阪府豊中市寺内2丁目4番1号 株式 会社椿本バルクシステム内 (56)参考文献 実開 平3−33066(JP,U) 実開 昭54−85499(JP,U) 実開 平3−19677(JP,U) 実開 平2−12772(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B25B 13/46

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レバーハンドルを有する外輪と該外輪に
    同芯の内輪との対向周面で形成される環状空間に、非円
    形断面形状を有する多数の柱状カムを等間隔に離間保持
    し、且つ夫々の柱状カムに切欠した凹溝内に該柱状カム
    を内輪外周面に転動させるとともに該柱状カムの非円形
    周面を外輪内周面に楔入させる転動楔入付勢力を付与す
    る環状スプリングを拡径付勢して装入したカム楔脱機構
    を有し、前記内輪軸心に軸線方向に遊動挿通する螺動伝
    達杆装着軸を突設し、前記内輪の側面に基準マークと該
    基準マーク位置よりレバーハンドルの柱状カム楔入回動
    方向に離間して耐用マークを付するとともに外輪の側面
    に楔合検知マークを付したスパナ。
  2. 【請求項2】 前記レバーハンドルの端部に螺動外力過
    大付加防止金具を取り付けた請求項1記載のスパナ。
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