JP2772137B2 - Id判別装置 - Google Patents

Id判別装置

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JP2772137B2
JP2772137B2 JP2328283A JP32828390A JP2772137B2 JP 2772137 B2 JP2772137 B2 JP 2772137B2 JP 2328283 A JP2328283 A JP 2328283A JP 32828390 A JP32828390 A JP 32828390A JP 2772137 B2 JP2772137 B2 JP 2772137B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、IDカードを用いたID判別装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕 従来、例えば特開昭60−196892号公報に示すように、
IDカードのIDデータを読み込め予め登録してある登録デ
ータと照合することにより、ID判別を行って特定区域へ
の通行制御扉を施解錠制御するID判別装置がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述したID判別装置において、IDデー
タを読み込むために用いられるカードリーダは施解錠制
御に用いられるものであって、出退勤データを収集する
ためには他のカードリーダを別設するほかなく、リード
操作が重なり、また、別設によりシステム構成が高価な
ものとなっていた。
この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、カードリーダを施解錠制御と出退勤データ
収集用に併用してシステム構成を安価にすると共にリー
ド操作を簡略化できるID判別装置を提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
IDカードの識別情報を読み取るカードリーダ、このカ
ードリーダからの上記識別情報に対応して出退勤データ
を記憶する記憶手段、通行制御扉の施錠または解錠を行
う電気錠、この電気錠の施錠を指示する指示情報が入力
される入力手段、上記電気錠を制御する制御手段を備え
るID判別装置であって、上記制御手段は、上記カードリ
ーダにより読み取った識別情報の照合を行う照合手段
と、上記電気錠が施錠中に上記カードリーダが識別情報
を読み取った場合に、上記照合手段による照合結果に基
づいて上記出退勤データを上記記憶手段に記憶させると
共に、上記電気錠を解錠させかつその解錠状態を維持
し、上記電気錠が解錠中に上記カードリーダが識別情報
を読み取った場合に、上記照合手段による照合結果に基
づいて上記出退勤データを上記記憶手段に記憶させると
共に、上記入力手段に指示情報が入力されたときに上記
電気錠を施錠させ、上記入力手段に指示情報が入力され
なかったときには上記電気錠の解錠状態を維持する施解
錠制御手段とを備えたものである。
〔作用〕
この発明においては、ID判別操作に基づく出退勤時の
出退勤データを記憶する記憶手段を内蔵させて、1回の
ID判別操作で、制御手段により、一つのID判別装置自体
を施解錠用と出退勤データ収集用とに併用する。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図に基づいて説明する。
第1図(a),(b)はこの発明の全体概略図を示し、
(1)はIDカードを読み込むカードリーダ、(2)は通
行制御扉で、そのノブ(2a)内部には電気錠(2b)が設
けられている。
また、第2図は上記カードリーダ(1)の具体的構成
図を示し、上記カードリーダ(1)の表面には、同図
(a)に示すように、リーダヘッド(1a)、施解錠制御
時の入退室OK時に点灯するOK灯(1b)とNG時に点灯する
NG灯(1c)、及び出退勤データ収集時に点灯する出退灯
(1d)による表示手段が設けられると共に、テンキー
(1e)が設けられており、また、上記カードリーダ
(1)は、同図(b)に示すように、CPU(1f)、プロ
グラム等を記憶してなるROM(1g)、ID番号データ等を
記憶してなるRAM(1h)、時計(1i)、プリンタ(1
j)、電気錠(2b)に接続してなるインターフェース(1
k)を備えている。
次に、上記構成に係る動作を第3図と第4図に基づい
て説明する。第3図と第4図は上記ROM(1g)内に格納
されてCPU(1f)の制御に基づいて動作するフローチャ
ートを示すもので、先ず、入室時、第3図において、カ
ードリーダ(1)のリーダヘッド(1a)によってIDカー
ドの識別情報としてのID番号がリードされて(S1)、ID
番号の照合結果OK時にはOK灯(1b)を一時点灯制御する
と共に(S2,S3)、該ID番号とこのID番号に対応して出
退勤データとなる現在時刻をRAM(1h)に記憶し(S
4)、この時電気錠(2b)が施錠中であればこれを一時
解錠制御して通行制御扉(2)内の入室を許可すると共
に、出退灯(1d)を点灯制御する(S5〜S7)。また、こ
の時、上記ID番号の照合結果NOの時はNG灯(1c)を一時
点灯制御して通行制御扉(2)内の入室を不許可とする
(S8)。
そして、所定時間以内に電気錠の施錠を指示する指示
情報が入力される入力手段としてのテンキー(1e)が押
されて、個人の暗証番号の照合結果OKの時は電気錠(2
b)を施錠制御すると共に、OK灯(1b)を一時点滅制御
し、かつ、出退灯(1d)を消灯制御する(S9〜S13)。
なお、上記ステップS10において、照合結果NOの時はNG
灯(1c)を一時点滅制御する(S14)。
次に、第4図に示すデータ出力時は、24時間経過毎に
第3図に示すステップS4においてRAM(1h)に記憶され
たID番号順にそのID番号と時刻の出勤データをプリンタ
出力し、RAM(1h)から消去する(S15〜S18)。
従って、上記実施例によれば、1台のカードリーダ
(1)によって入退室制御時の電気錠(2b)の施解錠制
御と出退勤データの収集との機能を併用することができ
る。
なお、この発明は次の態様をも実施できる。
1)出退勤データはプリント出力するものではなく、フ
ロッピーディスクやICメモリカード等の外部記憶装置に
記憶し、それを別のホストCPUでデータ加工し、さらに
扱い易い出退勤管理システムを構築しても良い。
2)上記において出退勤データをホストCPUと直接ネッ
トワークでオンラインリンクしても良い。
3)退勤専用のカードリーダを室内に設け、出勤用のカ
ードリーダのみを併用にしても良い。こうすれば、出勤
と退勤の区別が判り易い。
4)施錠中の部屋の侵入監視をしても良い。
〔発明の効果〕 以上のように、この発明によれば、IDカードの識別情
報を読み取るカードリーダ、このカードリーダからの上
記識別情報に対応して出退勤データを記憶する記憶手
段、通行制御扉の施錠または解錠を行う電気錠、この電
気錠の施錠を指示する指示情報が入力される入力手段、
上記電気錠を制御する制御手段を備えるID判別装置であ
って、上記制御手段は、上記カードリーダにより読み取
った識別情報の照合を行う照合手段と、上記電気錠が施
錠中に上記カードリーダが識別情報を読み取った場合
に、上記照合手段による照合結果に基づいて上記出退勤
データを上記記憶手段に記憶させると共に上記電気錠を
解錠させかつその解錠状態を維持し、上記電気錠が解錠
中に上記カードリーダが識別情報を読み取った場合に、
上記照合手段による照合結果に基づいて上記出退勤デー
タを上記記憶手段に記憶させかつ上記入力手段に指示情
報が入力されたときに上記電気錠を施錠させ、上記入力
手段に指示情報が入力されなかったときには上記電気錠
の解錠状態を維持する施解錠制御手段とを備えたので、
通行制御扉の施解錠切替を要する出退勤時、すなわち、
最初の出勤時と最後の退勤時にはIDカードを用いた1回
のID判別操作に基づき通行制御扉の施解錠制御機能と上
記記憶手段に上記出退勤データを収集する出退勤データ
収集機能を兼用することができ、他方、通行制御扉の施
解錠切替を要しない通常の出退勤時、すなわち通行制御
扉の施解錠制御の煩わしさを省いて出退勤データの収集
のみを要する時間帯にはIDカードを用いたID判別操作に
基づき上記記憶手段に上記出退勤データを収集する出退
勤データ収集機能のみを果たすことができ、同一のID判
別操作により、使用勝手の異なる両者の使用形態を営む
ことができ、システム構成も安価となる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)はこの発明の一実施例による概略
構成図、第2図(a),(b)はカードリーダの表面及
び内部構成図、第3図と第4図はカードリーダのCPUに
よる動作フローチャートである。 図中、(1)はカードリーダ、(1d)はCPU、(1e)はR
OM、(2)は通行制御扉、(2b)は電気錠。 尚、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】IDカードの識別情報を読み取るカードリー
    ダ、 このカードリーダからの上記識別情報に対応して出退勤
    データを記憶する記憶手段、 通行制御扉の施錠または解錠を行う電気錠、 この電気錠の施錠を指示する指示情報が入力される入力
    手段、 上記電気錠を制御する制御手段 を備えるID判別装置であって、 上記制御手段は、 上記カードリーダにより読み取った識別情報の照合を行
    う照合手段と、 上記電気錠が施錠中に上記カードリーダが識別情報を読
    み取った場合に、上記照合手段による照合結果に基づい
    て上記出退勤データを上記記憶手段に記憶させると共
    に、上記電気錠を解錠させかつその解錠状態を維持し、 上記電気錠が解錠中に上記カードリーダが識別情報を読
    み取った場合に、上記照合手段による照合結果に基づい
    て上記出退勤データを上記記憶手段に記憶させると共
    に、上記入力手段に指示情報が入力されたときに上記電
    気錠を施錠させ、上記入力手段に指示情報が入力されな
    かったときには上記電気錠の解錠状態を維持する施解錠
    制御手段と を備えたことを特徴とするID判別装置。
JP2328283A 1990-11-28 1990-11-28 Id判別装置 Expired - Fee Related JP2772137B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62258075A (ja) * 1986-05-06 1987-11-10 日本電気株式会社 入退室管理システム
JPH01320570A (ja) * 1988-06-22 1989-12-26 Nec Corp Idカード情報処理方式
JPH02150981A (ja) * 1988-12-01 1990-06-11 Toppan Printing Co Ltd 施錠管理システム

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