JP2818178B2 - カード入退室管理システム - Google Patents

カード入退室管理システム

Info

Publication number
JP2818178B2
JP2818178B2 JP1006268A JP626889A JP2818178B2 JP 2818178 B2 JP2818178 B2 JP 2818178B2 JP 1006268 A JP1006268 A JP 1006268A JP 626889 A JP626889 A JP 626889A JP 2818178 B2 JP2818178 B2 JP 2818178B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
card
memory
lock control
code
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1006268A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02186082A (ja
Inventor
岩男 相良
哲 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP1006268A priority Critical patent/JP2818178B2/ja
Publication of JPH02186082A publication Critical patent/JPH02186082A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2818178B2 publication Critical patent/JP2818178B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、中央処理装置(以下、CPUという)を有す
る表示機能付きIDカード(識別カード)を用いて金庫
室、ロッカー室等の被制御施設への入退室をコンピュー
タシステムで管理するカード入退室管理システムに関す
るものである。
(従来の技術) 従来、このような分野の技術としては、特開昭62−12
7991号公報、特開昭63−247888号公報、特開昭63−2614
92号公報等に記載されるものがあった。以下その構成を
図を用いて説明する。
第2図は、前記特開昭62−127991号公報に記載された
従来のカード入退室管理システムの構成図である。
このカード入退室管理システムは、集積回路(以下、
ICという)2及びトランスポンダ3を内蔵したIDカード
1と、IDカード情報処理装置10とで構成されている。ID
カード情報処理装置10は、セキュリティルーム10Aの外
に設けられたインタロゲータ11及びホストコンピュータ
18を有すると共に、セキュリティルーム10Aの外側ドア
付近に設置されたキーボード16を備えている。また、セ
キュリティルーム10A内には、システムコントローラ1
2、通信制御部13、カードリーダ/ライタ14、セキュリ
ティコントローラ15及びドアコントローラ17が設置され
ている。
このカード入退室管理システムは、IDカード1内のト
ランスポンダ3と、情報処理装置10内のインタロゲータ
11との間で、μ波の信号群の送受の結果、応答信号を識
別し、セキュリティルーム10Aのドアの開閉を行うシス
テムである。次に、その動作を説明する。
情報処理装置10のμ波送信機11aからIDカード1のト
ランスポンダ3へ質問信号を送信すると、そのトランス
ポンダ3から応答信号であるID情報が発せられ、そのID
情報がμ波受信機11bで受信される。情報処理装置10全
体の制御を行うシステムコントローラ12は、受信された
ID情報が真であると判別した時には、セキュリティコン
トローラ15を介してドアコントローラ17を作動させ、そ
れによりセキュリティルーム10Aのドアが開かれる。シ
ステムコントローラ12は、通信制御部13を介して絶えず
ホストコンピュータ18との間でデータ伝送を行える仕組
になっている。開かれたドアからセキュリティルーム10
Aに入り、室内に設置されたカードリーダ/ライタ14にI
Dカード1を差し込むと、そのカードリーダ/ライタ14
により、IDカード1内のメモリの読出し、書込みが行わ
れる。
また、セキュリティルーム10Aの外側ドア付近に設置
されたキーボード16に暗証番号を入力することにより、
ドアの開閉を行うことができる。さらに、セキュリティ
ルーム10Aの外側に図示しない焦電センサを設置してお
けば、夜間入室のセキュリティを高めることが可能であ
る。
このように、IDカード1にトランスポンダ3を内蔵さ
せ、これにキー入力暗証照合、音声認識装置、焦電セン
サ等を併用すれば、セキュリティが向上し、夜間金庫や
現金預貯金装置(ATM)等を24時間営業するのに特に効
果がある。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記構成のシステムでは、次のような
課題があった。
(1) IDカード1そのものに表示部、キーボード等が
無く、IDカード単体では内蔵メモリの情報を見ることが
できないため、不利不便である。
(2) セキュリティルーム10Aに行ってから、キーボ
ード16を用いて暗証番号を入力しなければならず、ドア
開錠操作に手間取る。
(3) 紛失カードを他人が使用しても、入室が許され
てしまう。
(4) ドア付近にキーボード16が設置されていると、
いたずらされ易い。
以上(1)〜(4)等のような問題があり、そのため
操作上の不利不便性のために応用範囲が狭い、セキュリ
ティが低下する等といった不都合を生じる。これを解決
するために、前記特開昭63−247888号公報及び特開昭63
−261492号公報に記載された表示機能付きIDカードを使
用することも考えられるが、このようなIDカードを使用
しても未だ技術的に満足の行くものが得られなかった。
本発明は前記従来技術が持っていた課題として、操作
性の不利不便性、及びセキュリティ等の点で未だ技術的
に満足のゆくものが得られない点について解決したカー
ド入退室管理システムを提供するものである。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するために、本発明のうちの請求項1
に係る発明では、カード入退室管理システムにおいて、
第1の信号を入力するキースイッチ、符号と第2の信号
を記憶する書換え可能なメモリ、前記第1の信号と前記
メモリに記憶された符号との一致不一致を判定し一致の
場合には前記メモリ内の第2の信号を読出すCPU、前記C
PUで読出された第2の信号に応じたデータを表示する表
示素子、電力供給用の電池、及び外部との信号授受手段
を搭載したIDカードと、前記信号授受手段を介して前記
メモリ内の第2の信号を読出すカードリーダと、前記カ
ードリーダで読出された第2の信号に基づき被制御施設
の解錠を制御する錠制御コンピュータとを備えている。
そして、前記錠制御コンピュータの記憶データを、前記
カードリーダ及び前記信号授受手段を介して前記メモリ
に書込むと共に前記表示素子に表示する構成にしてい
る。
請求項2に係る発明では、カード入退室管理システム
において、第1の信号を入力するキースイッチ、符号と
第2の信号と該符号に対応した第3の信号とを記憶する
書換え可能なメモリ、前記第1の信号と前記メモリに記
憶された符号との一致不一致を判定し一致の場合には前
記メモリ内の第2の信号を読出すCPU、前記CPUで読出さ
れた第2の信号に応じたデータを表示する表示素子、電
力供給用の電池、及び外部との信号授受手段を搭載した
IDカードと、前記信号授受手段を介して前記メモリ内の
第2及び第3の信号を読出すカードリーダと、前記カー
ドリーダで読出された第3の信号に基づき被制御施設の
解錠を制御する錠制御コンピュータとを備えている。そ
して、請求項1に係る発明と同様に、前記錠制御コンピ
ュータの記憶データを、前記カードリーダ及び前記信号
授受手段を介して前記メモリに書込むと共に前記表示素
子に表示する構成にしている。
請求項3に係る発明では、請求項1または2のカード
入退室管理システムにおいて、前記第1または第3の信
号がクラス分けされそれに対応してクラス分けされた前
記被制御施設の解錠を前記錠制御コンピュータで制御す
る構成にしている。
(作 用) 請求項1に係る発明によれば、以上のように入退室管
理システムを構成したので、IDカードは、キースイッチ
により入力された第1の信号と、メモリに予め記憶され
た符号との一致不一致を判定し、一致の場合には、メモ
リに予め記憶された第2の信号を読出し、その第2の信
号に応じたデータを表示素子に表示する。カードリーダ
は、前記第2の信号を読出す。錠制御コンピュータは、
前記第2の信号に基づき、被制御施設の解錠を制御す
る。これにより、操作性の向上とそれによる応用範囲の
拡大が図れると共に、セキュリティの向上が図れる。さ
らに、IDカードは、錠制御コンピュータの記憶データを
表示素子に表示させることにより、使い勝手と応用範囲
をより向上させる働きをする。
請求項2に係る発明では、請求項1に係る発明と同様
に、IDカードは、錠制御コンピュータの記憶データを表
示素子に表示させることにより、使い勝手と応用範囲を
より向上させる働きをする。さらに、錠制御コンピュー
タは、第3の信号に基づき被制御施設を作動させ、セキ
ュリティをより向上させるように働く。
請求項3に係る発明では、第1または第3の信号のク
ラス分けにより、錠制御コンピュータがセキュリティを
より向上させるように働く。
(実施例) 第1図は本発明の実施例を示すカード入退室管理シス
テムの構成図、第3図(a)は第1図中のIDカードの平
面図、第3図(b)は同図(a)の回路構成図、及び第
4図は第1図の配置構成図である。
第1図に示されるように、このカード入退室管理シス
テムは、表示装置付きIDカード20とシステム本体とを備
え、そのシステム本体がカードリーダ30−1a〜30−1d,3
0−2a〜30−2c,30−3a,30−3b,30−4a,30−4b、セキュ
リティコントローラ31、ドア32−1a〜32−1d,32−2a〜3
2−2d,32−3a,32−3b,32−4a,32−4b、ドア開閉器33、
及び錠制御コンピュータ40より構成されている。
表示機能付きIDカード20は、第3図に示されるよう
に、カード基材の表面に、データ入力用の複数のキース
イッチ21、0.5mm厚の液晶表示素子等でできたデータ表
示用の表示素子22、及び太陽電池等の電源供給用の電池
23が配設され、そのカード基材の裏面には、外部との信
号授受手段としての機能を有する外部端子24が設けられ
ている。さらにカード基材内には、大規模集積回路(以
下、LSIという)25が埋設されている。LSI25は、カード
全体をマイクロプログラム制御するCPU25a、ワーキング
データ等を記憶する随時読み書き可能なメモリ(以下、
RAMという)25b、プログラム記憶用の読出し専用メモリ
(以下、ROMという)25c、及び電気的再書込み可能なプ
ログラマブルメモリ(以下、EEPROMという)25d等より
構成されている。EEPROM25cは、バックアップ電源がな
くても記憶されたデータが消去されないので、暗証番号
(第1の信号)、照合一致信号(第2の信号)、所持者
コード(第3の信号)等のようなセキュリティの高いデ
ータが格納される。このIDカード20は、LSI25を内蔵し
ているので、カード単体でも所持者自身が例えば暗証番
号をキースイッチ21で入力し、EEPROM25d内に記憶され
ている暗証番号と一致していれば、それをCPU25aが判断
して表示素子22に例えば文字“ニュウシツOK"の表示を
行うと共に、カードリーダ30−1a…に差込めば、直ちに
入室が可能となる仕組になっている。
システム本体におけるカードリーダ30−1a〜30−1d,3
0−2a〜30−2c,30−3a,30−3b,30−4a,30−4bは、IDカ
ード20内の情報を読出す機能を有している。これらのカ
ードリーダ30−1a…は、第4図に示されるように、被制
御施設である社長室34−1a,役員室24−1b、従業員室34
−1c、計算機室34−1d、金庫34−2a〜34−2c、書庫34−
3a,34−3b及びロッカー34−4a,34−4b等の各室ドア32−
1a〜32−1d,32−2a〜32−2c,32−3a,32−3b,32−4a,32
−4bの近くにそれぞれ設置され、配線35によりセキュリ
ティコントローラ31と接続されている。セキュリティコ
ントローラ31は、配線35によりドア開閉器33及び錠制御
コンピュータ40と接続されており、錠制御コンピュータ
40の命令によりカードリーダ30−1a…、及びドア開閉器
33の動作を制御する機能を有している。ドア開閉器33
は、配線35により各室34−1a…のドア32−1a…の電気錠
と接続されており、セキュリティコントローラ31の出力
により各電気錠の施錠、解錠動作を制御する機能を有し
ている。
シテム全体を制御する錠制御コンピュータ40は、第1
図に示されるように、差込口41及び制御部42を有し、そ
の制御部42には、例えば補助メモリ用のプロッピーディ
スク(以下、FDという)43、入力用のキーボード44、デ
ータ表示用のCRT(Cathod Ray Tube)45、印字用のプリ
ンタ46等が接続されている。制御部42は、CPU42a、デー
タ記憶用のRAM42b、プログラム記憶用のROM42b、計時用
のタイマ42d等より構成されている。
このカード入退室管理システムでは、IDカード20内の
情報をカードリーダ30−1a…とセキュリティコントロー
ラ31を介して錠制御コンピュータ42aが読取り、RAM42b
内の記憶データと照合して一致していれば、セキュリテ
ィコントローラ31に命令信号を送り、これによりドア開
閉器33が該当する室のドア32−1a…を開,閉する。以
下、その動作を第5図(a),(b),(c)を参照し
つつ説明する。
第5図(a),(b),(c)は、第1図の入退室管
理フローチャートである。
例えば、ICカード20の所持者である従業員Mが第4図
の従業員室34−1cに近づいて来た。従業員Mの入室に関
する作業プロセスは、第5図(a),(b),(c)の
フローチャートに従って次の(i),(ii)ように実行
される。
(i)IDカード20単体での暗証照合処理(第5図
(a)) IDカード20におけるキースイッチ21中の開始キーを押
下し(ステップ50)、続いて入退室キーを押下すると、
CPU25aはROM25に記憶されたプログラムに従ってモード
指定の判定を行い(ステップ51)、入退室モード選定の
時にはステップ52へ進み、他のモード指定の時には他モ
ード処理へ進む。CPU25aはステップ52において、暗証番
号の誤入力(NG)回数が、予めEEPROM25dの所定領域に
記憶された最大誤入力設定回数N(例えば、3回)以下
か否かを判断し、NG回数≦Nであれば暗証入力要求表示
として例えば“アンショウヲドウゾ”という文字を表示
素子22に表示させる(ステップ53)。NG回数>Nであれ
ば、カード使用不可の表示が行われる(ステップ58)。
暗証入力要求表示に従い、キースイッチ21を用いて暗証
番号(例えば“1234"の4桁)を入力すると(ステップ5
4)、CPU25aは、発行時にEEPROM25dの所定領域に記憶さ
れた暗証番号(“1234")と、入力された暗証番号“123
4"とを照合する(ステップ55)。CPU55は暗証照合の結
果、一致の場合には、予めEEPROM25d内に記憶された一
致信号“1"、つまりOKフラグを“1"にして表示素子22に
例えば“ニュウシツOK"の入退室許可表示を行わせる
(ステップ56,57)。不一致の場合には、EEPROM25dに記
憶されたNG回数に「1」を加算して(ステップ59)、ス
テップ52に戻る。
(ii)暗証照合済みIDカード20による従業員室34−1cへ
の入室処理(第5図(b),(c)) 第5図(b)において、従業員Mが暗証照合済みのID
カード20を、従業員室34−cの外に設置された第4図の
カードリーダ30−1cに挿入すると(ステップ60)、カー
ドリーダ30−1cはIDカード20を吸入した後(ステップ6
1)、IDカード20内のOKフラグの内容を読取り(ステッ
プ62)、OKフラグ≠1のときにはIDカード20を排出する
(ステップ69)。OKフラグ=1のときには、カードリー
ダ30−1cはカード内所持者コード(例えば、暗証番号)
を読出し(ステップ63)、その所持者コードを符号64a
で示すように、セキュリティコントローラ31を介して第
5図(c)の錠制御コンピュータ40側へ送信する(ステ
ップ64)。
錠制御コンピュータ40側のCPU42aは、所持者コード信
号を受信すると(ステップ70)、ROM42cに記憶されたプ
ログラムに従って当該室34−1cの入室を許可するか否か
の判断を行う(ステップ71)。入室を許可する場合に
は、所持者コード、タイマ42dで計時された年月日と時
刻、及び許可情報=1をROM42bに記憶させた後(ステッ
プ72)、応答信号を、符号73aで示すように第5図
(b)のセキュリティコントローラ31側へ送信する(ス
テップ73)。CPU42aはステップ71で入室を許可しない場
合には、許可情報=0をステップ74,73を介してセキュ
リティコントローラ31側へ送信する。
第5図(b)側のセキュリティコントローラ31は、応
答信号を受信すると(ステップ65)、許可情報=1か否
かを判断し(ステップ66)、許可情報=1のときにはド
ア開閉器33で解錠させてドア32−1cを開くと共に(ステ
ップ67)、IDカード20内のNG回数及びOKフラグを「0」
にしてそのIDカード20をカードリーダ30−1cから排出す
る(ステップ69)。これにより、従業員MはIDカード20
をカードリーダ30−1cから抜き取って従業員室34−1cに
入ることができ、その後、ドア32−1cが自動的に閉じ
る。なお、ステップ66で許可情報≠1のときには、ドア
32−1cが開かず、IDカード20がカードリーダ32−1cから
排出される。
なお、以上の説明では、所持者コードに関して詳しく
述べなかったが、それを次に述べる。
所持者コードとして例えば5桁の数字をこれに当て
る。この5桁の数字をIDカード20内のEEPROM25d内に発
行時に記憶しておくと共に、錠制御コンピュータ40内の
RAM42bにも同じ5桁の番号を記録しておく。そして、こ
の5桁の番号同士を錠制御コンピュータ40内のCPU42aで
比較し、一致すれば本人であるとの許可ができるわけで
あるが、本実施例の特徴は特に述べる点にある。即ち、
この5桁の番号の末尾の桁を例えばアルファベットとし
ておく点である。
例えば、5桁の番号を3845Cとすると、このアルファ
ベット(C)はカード所持者のクラスを示すと共に、室
あるいは金庫等のクラス分けをも示すことにしておけ
ば、室あるいは金庫等の使用をIDカード所持者に対し可
としたり、否としたりすることが可能になるので、より
質の高い入退室管理システムをつくることができる。こ
こで注意するべきことは、暗証番号と所持者コードとは
必ずしも一致させる必要がないと言うことである。前述
の例で言えば、所持者コードを3845Cとし、暗証番号を3
845と4桁で表わす如きである。そしてこれらを整理す
れば、 となり、末尾の桁の文字が一致した時のみ、第5図
(b),(c)のステップ64,70,71で示すように、ドア
32−1cの開閉を可または否とできる。
以上の考え方を基礎として、次のような変形例も論理
の組替えのみで可動である。
カード所持者番号末尾 解錠を可とする番号末末尾 a a,b,c b b,c c cのみ 以上の説明では、所持者コードの数字の4桁を暗証番
号としたが、この所持者コードの代りに例えば従業員番
号を使用しても良い。但し、従業員番号の末尾に、 のように、解錠を可とする末尾文字を必ずつけるものと
する。そして、末尾文字を例えば次の如く a:社長及び役員、b:部・課長、c:係長及び一般従業員 のようにクラス分けしておけば便利である。例えば、錠
制御コンピュータ40の他に、図示しない従業員管理用の
専用コンピュータを設けておけば、両コンピュータを独
立した用途にも使えるからである。従業員の新規採用、
昇格等、時々刻々の変化に末尾番号の書換えのみで良い
ので、大した混乱もなく対応が可能である。
次に、カード所持者の室利用履歴について述べる。
錠制御コンピュータ40内にはタイマー42dを具備して
いるので、カード所持者が入退室の際、IDカード20をカ
ードリーダ30−1a…に挿入する日時がCPU42aで読取られ
それがRAM42bに記憶されるので、所持者コードをキーボ
ード44から入力することにより、その行動(入退室履歴
や金庫等の利用状況)をCRT45に画面として表示した
り、プリンタ46で印字することもできる。また、錠制御
コンピュータ40内のRAM42bやFD43の内容をIDカード20内
のRAM25bに書きうつすことも可能であるから、そのIDカ
ード20の表示素子22にそれらのメモリ情報を表示させる
ことが可能である。
以上説明した如く、本実施例では表示付IDカード20を
用いたことにより、暗証番号(第1の信号)をIDカード
20に入力し、暗証照合の結果である一致信号(第2の信
号)によってIDカード20の表示素子22にコメントを表示
すると共に、クラス分けを示す所持者コード(第3の信
号)を発信することにより、室利用を可とすることがで
きる。さらに錠制御コンピユータ40のRAM42bやFD43内の
記録内容(第4の信号)をIDカード20内のRAM25bに書き
うつし、それをIDカード20単独で表示することもでき
る。従って、室、金庫、ロッカーの他、OA諸設備等のビ
ル内の管理、例えばテナントビル内のビジネス関連、更
には船舶等に於ける各施設の管理に極めて有効である。
また、所持者コードとしては、従業員番号に限らず、ス
ポーツクラブの会員番号等に置きかえが可能である。
なお、本発明は上記実施例に限定されず、種々の変形
が可能である。その変形例としては、例えば次のような
ものがある。
IDカード20のLSI25は、他の1チップあるいは複数
チップの回路で構成したり、EEPROM25dを他の不揮発性
メモリで構成したり、さらには計算機機能やタイマ等の
機能を付加してもよい。
IDカード20の信号授受手段を外部端子24で構成した
が、光で行うホトカプラ方式や、磁気を使う誘導コイル
方式等の非接触方式の手段で構成してもよい。
錠制御コンピュータ40も第1図以外の回路構成に変
形することが可能である。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、請求項1に係る発明で
は、IDカードに表示機能等を設け、そのIDカードのメモ
リの内容をカードリーダで読出し、その読出しデータに
基づき、錠制御コンピュータで被制御施設の解錠を制御
するようにしたので、次のような効果が期待できる。
(a) 紛失カードを他人が使用することはできない。
そのため、セキュリティが向上する。
(b) 事前に第1の信号(例えば、暗証番号)を入力
しておけるので、入室時のキー操作の手間が省ける。
(c) データ入力後の結果により、次の作業指示をID
カード上に表示できるため、使い勝手が向上する。
(d) IDカード内のメモリに記憶されているデータ
を、IDカード単体でどこででも表示できるため、応用範
囲を広げることができる。特に、錠制御コンピュータの
記憶データをIDカードの表示素子に表示できるので、前
記応用範囲をより拡大できる。
(e) カードリーダにキーボードを具備しなくても良
いため、いたずらを防止できると共に、カードリーダの
構成の簡略化が図れる。
請求項2及び3に係る発明では、第3の信号や、クラ
ス分け手段を用いているので、前記(a)に記載された
セキュリティがより向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すカード入退室管理システ
ムの構成図、第2図は従来のカード入退室管理システム
の構成図、第3図(a),(b)は第1図中のIDカード
の平面図及び回路構成図、第4図は第1図の配置構成
図、第5図(a),(b),(c)は第1図の入退室管
理フローチャートである。 20……IDカード、21……キースイッチ、22……表示素
子、23……電池、24……外部端子、25a……CPU、25b…
…RAM、25c……ROM、25d……EEPROM、30−1a〜30−1d,3
0−2a〜30−2c,30−3a,30−3b,30−4a,30−4b……カー
ドリーダ、31……セキュリティコントローラ、32−1a〜
32−1d,32−2a〜32−2c,32−3a,32−3b,32−4a,32−4b
……ドア、33……ドア開閉器、34−1a……社長室、34−
1b……役員室、34−1c……従業員室、34−1d……計算機
室、34−2a〜34−2c……金庫、34−3a,34−3b……書
庫、34−4a,34−4b……ロッカー、40……錠制御コンピ
ュータ、42a……CPU、42b……RAM、42c……ROM、42d…
…タイマ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の信号を入力するキースイッチ、符号
    と第2の信号を記憶する書換え可能なメモリ、前記第1
    の信号と前記メモリに記憶された符号との一致不一致を
    判定し一致の場合には前記メモリ内の第2の信号を読出
    す中央処理装置、前記中央処理装置で読出された第2の
    信号に応じたデータを表示する表示素子、電力供給用の
    電池、及び外部との信号授受手段を搭載したIDカード
    と、 前記信号授受手段を介して前記メモリ内の第2の信号を
    読出すカードリーダと、 前記カードリーダで読出された第2の信号に基づき被制
    御施設の解錠を制御する錠制御コンピュータとを備え、 前記錠制御コンピュータの記憶データを、前記カードリ
    ーダ及び前記信号授受手段を介して前記メモリに書込む
    と共に前記表示素子に表示する構成にしたことを特徴と
    するカード入退室管理システム。
  2. 【請求項2】第1の信号を入力するキースイッチ、符号
    と第2の信号と該符号に対応した第3の信号とを記憶す
    る書換え可能なメモリ、前記第1の信号と前記メモリに
    記憶された符号との一致不一致を判定し一致の場合には
    前記メモリ内の第2の信号を読出す中央処理装置、前記
    中央処理装置で読出された第2の信号に応じたデータを
    表示する表示素子、電力供給用の電池、及び外部との信
    号授受手段を搭載したIDカードと、 前記信号授受手段を介して前記メモリ内の第2及び第3
    の信号を読出すカードリーダと、 前記カードリーダで読出された第3の信号に基づき被制
    御施設の解錠を制御する錠制御コンピュータとを備え、 前記錠制御コンピュータの記憶データを、前記カードリ
    ーダ及び前記信号授受手段を介して前記メモリに書込む
    と共に前記表示素子に表示する構成にしたことを特徴と
    するカード入退室管理システム。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のカード入退室管理
    システムにおいて、 前記第1または第3の信号がクラス分けされそれに対応
    してクラス分けされた前記被制御施設の解錠を前記錠制
    御コンピュータで制御する構成にしたことを特徴とする
    カード入退室管理システム。
JP1006268A 1989-01-13 1989-01-13 カード入退室管理システム Expired - Fee Related JP2818178B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1006268A JP2818178B2 (ja) 1989-01-13 1989-01-13 カード入退室管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1006268A JP2818178B2 (ja) 1989-01-13 1989-01-13 カード入退室管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02186082A JPH02186082A (ja) 1990-07-20
JP2818178B2 true JP2818178B2 (ja) 1998-10-30

Family

ID=11633688

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1006268A Expired - Fee Related JP2818178B2 (ja) 1989-01-13 1989-01-13 カード入退室管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2818178B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11887416B2 (en) 2018-11-02 2024-01-30 Assa Abloy Ab Systems, methods, and devices for access control
KR102650599B1 (ko) 2019-03-25 2024-03-21 아싸 아브로이 에이비 액세스 제어 판독기 시스템을 위한 초광대역 디바이스
EP3928114A1 (en) 2019-03-25 2021-12-29 Assa Abloy Ab Physical access control systems with localization-based intent detection

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6249490A (ja) * 1985-08-28 1987-03-04 株式会社東芝 入退室管理方式
JPH0833911B2 (ja) * 1987-04-20 1996-03-29 沖電気工業株式会社 Icカ−ド

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02186082A (ja) 1990-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5014049A (en) Electronic lock system
EP0924655B2 (en) Controlled access to doors and machines using fingerprint matching
US5959541A (en) Biometric time and attendance system with epidermal topographical updating capability
US5319362A (en) Security system with security access database distributed among individual access devices
US5995014A (en) Biometric interface device for upgrading existing access control units
EP0548963B1 (en) Locking system
US7475812B1 (en) Security system for access control using smart cards
JP3523795B2 (ja) 入退室管理システム
JP2004528655A (ja) 周波数方式
JP5064663B2 (ja) 書類管理システム
JP2818178B2 (ja) カード入退室管理システム
GB2428116A (en) Controlling access to a workstation via wireless communication
KR20120007578A (ko) 디지털 도어록의 출입제어장치 및 그 제어방법
JP5018110B2 (ja) 情報記憶媒体に記憶された認証用情報書換システム
JPH08218689A (ja) キー収納装置
JP4354254B2 (ja) 作業履歴データを管理する鍵管理システム
KR200214333Y1 (ko) 지문인식 전자카드키
JP2871043B2 (ja) 通過管理システム
KR100480475B1 (ko) 터치센서와 알에프 카드 인식장치를 이용한 출입/근태관리 시스템 및 그 제어 방법
JPH09170362A (ja) キー管理装置
JP2002364220A (ja) ドアロックシステムとドアロック操作方法
JP2007205132A (ja) カードロックシステム
AU652184B2 (en) A system of operating a lock
JPH0380398A (ja) 通行制御装置
JPH01222399A (ja) 通行制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070821

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080821

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees