JP2772132B2 - 加硫済タイヤの把持膨脹冷却方法および装置 - Google Patents
加硫済タイヤの把持膨脹冷却方法および装置Info
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- JP2772132B2 JP2772132B2 JP2263161A JP26316190A JP2772132B2 JP 2772132 B2 JP2772132 B2 JP 2772132B2 JP 2263161 A JP2263161 A JP 2263161A JP 26316190 A JP26316190 A JP 26316190A JP 2772132 B2 JP2772132 B2 JP 2772132B2
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- Tyre Moulding (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、加硫済タイヤの把持膨脹冷却装置(以下PC
Iという)及び加硫済タイヤの冷却方法に関する。
Iという)及び加硫済タイヤの冷却方法に関する。
強度メンバとしてナイロンコード等が使用されている
タイヤにあっては、加硫機から搬出される未冷却加硫済
タイヤに圧縮気体を圧入して該タイヤを膨脹させた状態
で冷却する為にPCIが使用されるが、従来のPCIにおいて
は内側リム(PCI本体の旋回中心に近い方)はPCI本体に
固定され、外側リムは流体圧シリンダにより前記旋中芯
線に直角な方向に滑動する移動フレームに、リム間隔調
整ねじ又はスペーサを介して取付けられており、該タイ
ヤの膨脹反力は両リムを介してバヨネットロック機構に
より保持される構成となっており、加硫機から送出され
た未冷却タイヤはバヨネットロック機構を開放し、流体
圧シリンダにより外側リムを遠ざけた状態にしてからコ
ンベヤ装置を介して、又は、加硫機付属のアンローダ又
はPCI付属のローダによって一方のリム上に据置く方法
が採用されている。
タイヤにあっては、加硫機から搬出される未冷却加硫済
タイヤに圧縮気体を圧入して該タイヤを膨脹させた状態
で冷却する為にPCIが使用されるが、従来のPCIにおいて
は内側リム(PCI本体の旋回中心に近い方)はPCI本体に
固定され、外側リムは流体圧シリンダにより前記旋中芯
線に直角な方向に滑動する移動フレームに、リム間隔調
整ねじ又はスペーサを介して取付けられており、該タイ
ヤの膨脹反力は両リムを介してバヨネットロック機構に
より保持される構成となっており、加硫機から送出され
た未冷却タイヤはバヨネットロック機構を開放し、流体
圧シリンダにより外側リムを遠ざけた状態にしてからコ
ンベヤ装置を介して、又は、加硫機付属のアンローダ又
はPCI付属のローダによって一方のリム上に据置く方法
が採用されている。
前述の従来技術には、次のような問題点がある。
両リムの同芯精度は製品タイヤのユニフォーミティを
大きく左右するが、従来のPCIではスペース及び構造上
の制約から外側リムを取付けるフレームの滑動用ガイド
としてリニヤモーションベヤリングと云った高精度型ガ
イドが使用出来ず、両リムの同芯精度に限界があってタ
イヤユニフォーミティ向上要求に応じきれなくなって来
た。
大きく左右するが、従来のPCIではスペース及び構造上
の制約から外側リムを取付けるフレームの滑動用ガイド
としてリニヤモーションベヤリングと云った高精度型ガ
イドが使用出来ず、両リムの同芯精度に限界があってタ
イヤユニフォーミティ向上要求に応じきれなくなって来
た。
加えて、長時間休転されたり休止時間があったりする
と、未冷却タイヤから出る油煙がねじを固着させて、リ
ム間隔調整を不能とするトラブルが多発しており、その
対策として採用されたスペーサ方式では、多種類のスペ
ーサを準備保管しておく必要がある。又、リム交換やリ
ム間隔調整は、足場の悪いPCI内作業であると共に、リ
ムは乗用車タイヤ用でも1個数kgあって危険を伴なう作
業である。まして、ねじの固着があるとねじ部を機外に
持出して処理する必要があるので機械の休止時間が大幅
に延びることになる。
と、未冷却タイヤから出る油煙がねじを固着させて、リ
ム間隔調整を不能とするトラブルが多発しており、その
対策として採用されたスペーサ方式では、多種類のスペ
ーサを準備保管しておく必要がある。又、リム交換やリ
ム間隔調整は、足場の悪いPCI内作業であると共に、リ
ムは乗用車タイヤ用でも1個数kgあって危険を伴なう作
業である。まして、ねじの固着があるとねじ部を機外に
持出して処理する必要があるので機械の休止時間が大幅
に延びることになる。
(1) 従来滑動可能であった外側リム取付フレームを
PCI本体フレームと一体化すると共に、一方のリムが取
付けられるリムホルダを該フレームから着脱自在とし、
該リム付リムホルダと共にタイヤをPCI本体に搬出入す
るローダを設ける。
PCI本体フレームと一体化すると共に、一方のリムが取
付けられるリムホルダを該フレームから着脱自在とし、
該リム付リムホルダと共にタイヤをPCI本体に搬出入す
るローダを設ける。
(2) タイヤ内に圧縮気体を注入するに当ってタイヤ
ビード部とリム間の気密確保の為に、リムをタイヤに押
付ける機能を上記ローダに持たせる。
ビード部とリム間の気密確保の為に、リムをタイヤに押
付ける機能を上記ローダに持たせる。
(3) リムホルダと本体フレーム間に挿入出可能なス
ライドブロックを設ける。
ライドブロックを設ける。
(4) リム間隔調整ねじを本体フレーム内に移す。
(5) 加硫機付属のアンローダで吊出された加硫済タ
イヤを、PCI付属のローダで搬出された外側リム上に直
接受渡しを行うようにする。
イヤを、PCI付属のローダで搬出された外側リム上に直
接受渡しを行うようにする。
(1) リム付リムホルダと共にタイヤをPCI本体に搬
出入するローダを設けることにより、タイヤ把持膨脹時
の両リムの同芯精度が向上し、またPCI本体の旋回スペ
ースが抑制される。
出入するローダを設けることにより、タイヤ把持膨脹時
の両リムの同芯精度が向上し、またPCI本体の旋回スペ
ースが抑制される。
(2) タイヤ内に圧縮気体を注入するに当って、タイ
ヤビード部とリム間の気密確保の為にリムをタイヤに押
付ける機能を上記ローダに持たせることにより、PCI本
体の構成が簡素化する。
ヤビード部とリム間の気密確保の為にリムをタイヤに押
付ける機能を上記ローダに持たせることにより、PCI本
体の構成が簡素化する。
(3) リムホルダと本体フレーム間に挿入出可能なス
ペーサを設けることにより、リム間隔調整ねじのストロ
ークが減少する。
ペーサを設けることにより、リム間隔調整ねじのストロ
ークが減少する。
(4) リム間隔調整ねじを本体フレーム内に移すこと
により、油煙の付着が防止される。
により、油煙の付着が防止される。
(5) 加硫機付属のアンローダで吊出された加硫済タ
イヤをPCI付属のローダで搬出された一方のリム(外側
リム)上に直接受渡しを行なうようにすることにより、
タイヤとリムの偏芯によるPCIでのクランプミス防止が
計れる。
イヤをPCI付属のローダで搬出された一方のリム(外側
リム)上に直接受渡しを行なうようにすることにより、
タイヤとリムの偏芯によるPCIでのクランプミス防止が
計れる。
また、PCIによる把持膨脹冷却を必要としないタイヤ
の場合でも、アンローダの昇降ストロークを増すことな
しにPCIのバイパスが可能になる。
の場合でも、アンローダの昇降ストロークを増すことな
しにPCIのバイパスが可能になる。
第1図乃至第4図により本発明の実施例の構成につい
て説明する。
て説明する。
本PCIは、大別すると、2組の把持機構2を含むPCI本
体1、共通フレーム3、2対のリム4、ローダ5、排出
コンベヤ6並びにこれらを制御するセンサ等を含む図示
省略の制御装置から構成されている。尚、Tは加硫済タ
イヤ、Taは次に処理される加硫済タイヤ、7は図示省略
の加硫機に付属するアンローダである。
体1、共通フレーム3、2対のリム4、ローダ5、排出
コンベヤ6並びにこれらを制御するセンサ等を含む図示
省略の制御装置から構成されている。尚、Tは加硫済タ
イヤ、Taは次に処理される加硫済タイヤ、7は図示省略
の加硫機に付属するアンローダである。
両端に軸部12を有する本体フレーム11は、側柱14を介
してビーム15が一体化されており、軸受13を介して共通
フレーム3に回転可能に支持されている。上記軸部12の
一方に公知の手段で固定されたチェーンホイール16と、
共通フレーム3にボルト締めされた反転用モータ19の出
力軸に固定されたチェーンホイール18とに、チェーン17
が掛け渡され、該モータ19の作用により本体フレーム11
は旋回反転する構成とされている。
してビーム15が一体化されており、軸受13を介して共通
フレーム3に回転可能に支持されている。上記軸部12の
一方に公知の手段で固定されたチェーンホイール16と、
共通フレーム3にボルト締めされた反転用モータ19の出
力軸に固定されたチェーンホイール18とに、チェーン17
が掛け渡され、該モータ19の作用により本体フレーム11
は旋回反転する構成とされている。
第3図のX−X線をx軸、Y−Y線をy軸とする時z
軸が第1図の旋回中心線となるように、本体フレーム11
の内方にスペーサ21およびリテーナ23により外輪が固定
された複数のベヤリング22により回転自在に組込まれた
外軸20の一端には公知の手段により歯車24が固定されて
おり、本体フレーム11にボルト締めされたモータ26の出
力軸に固定された歯車25が上記歯車24と噛合されてお
り、該外軸20の内方に設けられためねじと係合するおね
じを有する内軸27の一端に設けられたフランジ27aに
は、内側リム4aがボルト締めされると共に、タイヤTの
内方に圧縮気体を給排出する通気孔27cがあけられてい
る。該フランジ27aに一端が固定されたアーム27bの他端
には、まわり止め28の一端が固定され、該まわり止め28
の他端は本体フレーム11に組込まれた図示省略のガイド
ブッシュに滑動自在に挿入されていて、前記モータ26の
作用により外軸20をまわすと内側リム4aがY−Y線方向
に出入りする構成とされている。
軸が第1図の旋回中心線となるように、本体フレーム11
の内方にスペーサ21およびリテーナ23により外輪が固定
された複数のベヤリング22により回転自在に組込まれた
外軸20の一端には公知の手段により歯車24が固定されて
おり、本体フレーム11にボルト締めされたモータ26の出
力軸に固定された歯車25が上記歯車24と噛合されてお
り、該外軸20の内方に設けられためねじと係合するおね
じを有する内軸27の一端に設けられたフランジ27aに
は、内側リム4aがボルト締めされると共に、タイヤTの
内方に圧縮気体を給排出する通気孔27cがあけられてい
る。該フランジ27aに一端が固定されたアーム27bの他端
には、まわり止め28の一端が固定され、該まわり止め28
の他端は本体フレーム11に組込まれた図示省略のガイド
ブッシュに滑動自在に挿入されていて、前記モータ26の
作用により外軸20をまわすと内側リム4aがY−Y線方向
に出入りする構成とされている。
他方、外側リム4bを取付けるフランジ29aを一端に有
するリムホルダ29には、中間に後記ローダ5の把持指37
a,40と係合する溝29bが設けられており、他端にはテー
パ面29dが設けられている。該テーパ面29dと係合するテ
ーパ面30aを有するスライドブロック30には図示省略の
シリンダで出入するU字キー31が組込まれており、該U
字キー31が入状態にある時に該U字キー31と係合する溝
29cが前記リムホルダ29のテーパ面29dの中央部近くに設
けられていて、該U字キー31の出入によりリムホルダ29
はスライドブロック30にロックされたり又は解放された
りする。該スライドブロック30はガイド32により滑動自
在に本体フレーム11のビーム15に組付けられており、該
スライドブロック30と該ビーム15に連結されているスラ
イドブロック移動用シリンダ33の作用により、両リム4
a,4bが同芯となる位置から前記ローダ5によるリムホル
ダ29の搬出入のじゃまにならない位置まで移動可能な構
成とされている。
するリムホルダ29には、中間に後記ローダ5の把持指37
a,40と係合する溝29bが設けられており、他端にはテー
パ面29dが設けられている。該テーパ面29dと係合するテ
ーパ面30aを有するスライドブロック30には図示省略の
シリンダで出入するU字キー31が組込まれており、該U
字キー31が入状態にある時に該U字キー31と係合する溝
29cが前記リムホルダ29のテーパ面29dの中央部近くに設
けられていて、該U字キー31の出入によりリムホルダ29
はスライドブロック30にロックされたり又は解放された
りする。該スライドブロック30はガイド32により滑動自
在に本体フレーム11のビーム15に組付けられており、該
スライドブロック30と該ビーム15に連結されているスラ
イドブロック移動用シリンダ33の作用により、両リム4
a,4bが同芯となる位置から前記ローダ5によるリムホル
ダ29の搬出入のじゃまにならない位置まで移動可能な構
成とされている。
ローダ5は、共通フレーム3に固定されたレール34上
を滑動するリニヤモーションベヤリング35が固定され、
共通フレーム3に固定されたシリンダ38のロッド38aが
連結されたスライドベース36と、該スライドベース36に
回転可能に一端を軸支され図示省略のシリンダにより水
平面内を旋回し、他端に前記リムホルダ29に設けられた
溝29bと係合する把持指37aを有するローダアーム37と、
該把持指37aの根元近くにピン39により揺動可能に組込
まれ、同じく該溝29bと係合する第2の把持指40とから
構成され、把持指40にピン41を介して連結されたシリン
ダ42の作用により溝29b部を37b,40aの3点把持又は解放
を行う。
を滑動するリニヤモーションベヤリング35が固定され、
共通フレーム3に固定されたシリンダ38のロッド38aが
連結されたスライドベース36と、該スライドベース36に
回転可能に一端を軸支され図示省略のシリンダにより水
平面内を旋回し、他端に前記リムホルダ29に設けられた
溝29bと係合する把持指37aを有するローダアーム37と、
該把持指37aの根元近くにピン39により揺動可能に組込
まれ、同じく該溝29bと係合する第2の把持指40とから
構成され、把持指40にピン41を介して連結されたシリン
ダ42の作用により溝29b部を37b,40aの3点把持又は解放
を行う。
排出コンベヤ6は自由に回転しうる複数のローラが組
込まれた公知のローラコンベヤで、該ローラコンベヤ6
上に置かれたタイヤTが自重の分力で後方に流出するよ
うにローラ列上面が傾斜して共通フレーム3に組つけら
れている。
込まれた公知のローラコンベヤで、該ローラコンベヤ6
上に置かれたタイヤTが自重の分力で後方に流出するよ
うにローラ列上面が傾斜して共通フレーム3に組つけら
れている。
尚、本実施例においてはU字キー31が組込まれたスラ
イドブロック30がシリンダ33により移動可能とされてい
るが、内軸27のネジストロークを延ばし、タイヤT搬出
入時は、内側リム4aと干渉しない位置まで該内軸27を引
込め、該タイヤT内に圧縮気体を注入して、ローダアー
ム37が押戻された時に両リム間隔が所定の値になるよう
に該内軸27を移動させて、該タイヤを把持させるように
することにより、上記スライドブロック30を固定とする
ことも出来る。
イドブロック30がシリンダ33により移動可能とされてい
るが、内軸27のネジストロークを延ばし、タイヤT搬出
入時は、内側リム4aと干渉しない位置まで該内軸27を引
込め、該タイヤT内に圧縮気体を注入して、ローダアー
ム37が押戻された時に両リム間隔が所定の値になるよう
に該内軸27を移動させて、該タイヤを把持させるように
することにより、上記スライドブロック30を固定とする
ことも出来る。
次に上記実施例の作用について説明する。
第1図及び第2図の下側タイヤの冷却が終了したとす
る。ローダアーム37を旋回させて把持指37a,40によりリ
ムホルダ29を把持させると共に、U字キー31を移動させ
てアンロックとした後、該タイヤT内の圧縮気体を抜き
つつ該ローダアーム37を上昇させ、該リムホルダ29がス
ライドブロック30から離脱したら該スライドブロック30
をシリンダ33により移動させる。
る。ローダアーム37を旋回させて把持指37a,40によりリ
ムホルダ29を把持させると共に、U字キー31を移動させ
てアンロックとした後、該タイヤT内の圧縮気体を抜き
つつ該ローダアーム37を上昇させ、該リムホルダ29がス
ライドブロック30から離脱したら該スライドブロック30
をシリンダ33により移動させる。
スライドブロック30の移動が終了したら、タイヤ搬出
入時に内側リム4aと干渉しない位置までローダアーム37
を逆に移動(下降)させ該タイヤTを下降させてから、
該ローダアーム37を旋回させて外側リム4b上に乗ったタ
イヤTをリムホルダ29を介して外側リム4bと共にPCI本
体1外に搬出する。
入時に内側リム4aと干渉しない位置までローダアーム37
を逆に移動(下降)させ該タイヤTを下降させてから、
該ローダアーム37を旋回させて外側リム4b上に乗ったタ
イヤTをリムホルダ29を介して外側リム4bと共にPCI本
体1外に搬出する。
しかる後に再度ローダアーム37を下降させて、第2図
に4dとして図示している如く、排出コンベヤ6のローラ
面下に外側リム4bを下降させると、該リム4b上にあった
タイヤTは排出コンベヤ6のローラ面上に残り自重の分
力により排出コンベヤ6上を後方に移動してPCI外に排
出される。該タイヤの排出が終了したら、次に処理され
るべきタイヤを受取るために、ローダアーム37を上昇さ
せて第2図に5aで図示している状態とし、外側リム4bは
4cの位置で待機する。
に4dとして図示している如く、排出コンベヤ6のローラ
面下に外側リム4bを下降させると、該リム4b上にあった
タイヤTは排出コンベヤ6のローラ面上に残り自重の分
力により排出コンベヤ6上を後方に移動してPCI外に排
出される。該タイヤの排出が終了したら、次に処理され
るべきタイヤを受取るために、ローダアーム37を上昇さ
せて第2図に5aで図示している状態とし、外側リム4bは
4cの位置で待機する。
アンローダ7によって吊出された次に処理される加硫
済未冷却タイヤTaは、4cの位置にある外側リム4b上に直
接載置される。該タイヤTaの受渡しが終了したらローダ
アーム37を旋回させて外側リム共にPCI本体1内に搬入
させる。該タイヤTaが把持膨脹冷却を必要としない場合
には該タイヤTaの受渡しが終了したらローダアームを下
降させると前記の如く排出コンベヤ6を介してPCI後方
に排出されてPCI本体1をバイパスさせることが出来
る。
済未冷却タイヤTaは、4cの位置にある外側リム4b上に直
接載置される。該タイヤTaの受渡しが終了したらローダ
アーム37を旋回させて外側リム共にPCI本体1内に搬入
させる。該タイヤTaが把持膨脹冷却を必要としない場合
には該タイヤTaの受渡しが終了したらローダアームを下
降させると前記の如く排出コンベヤ6を介してPCI後方
に排出されてPCI本体1をバイパスさせることが出来
る。
外側リム4bが内側リム4aに対して同芯する位置に来て
ローダアーム37の旋回が終了すると、シリンダ38により
ローダアーム37を上昇させ外側リム4bを介して該外側リ
ム4b上に乗せられたタイヤTaを内側リム4aに押付けてか
ら、スライドブロック30を移動させて該スライドブロッ
ク30のテーパ面30aを外側リム4bと同芯とする。しかる
後にタイヤTa内に圧縮気体を注入するとタイヤTaが膨脹
してローダアーム37が押戻されて、リムホルダ29のテー
パ面29dがスライドブロック30のテーパ面30aに係合され
る。両テーパ面29d,30aの係合完了後、U字キー31を移
動させてロックさせると共に、把持指40を解放させロー
ダアーム37をPCI本体1の旋回反転の支障とならない位
置に移動させてから、予め設定された時間が経過すると
モータ19が起動し、PCI本体1は180度反転される。この
反転は膨脹冷却期間中に複数回繰返されても良いし、
又、90度づつに分けて行なわれても良い。尚、外軸20は
必要に応じて回転させねじの固着を防止する。
ローダアーム37の旋回が終了すると、シリンダ38により
ローダアーム37を上昇させ外側リム4bを介して該外側リ
ム4b上に乗せられたタイヤTaを内側リム4aに押付けてか
ら、スライドブロック30を移動させて該スライドブロッ
ク30のテーパ面30aを外側リム4bと同芯とする。しかる
後にタイヤTa内に圧縮気体を注入するとタイヤTaが膨脹
してローダアーム37が押戻されて、リムホルダ29のテー
パ面29dがスライドブロック30のテーパ面30aに係合され
る。両テーパ面29d,30aの係合完了後、U字キー31を移
動させてロックさせると共に、把持指40を解放させロー
ダアーム37をPCI本体1の旋回反転の支障とならない位
置に移動させてから、予め設定された時間が経過すると
モータ19が起動し、PCI本体1は180度反転される。この
反転は膨脹冷却期間中に複数回繰返されても良いし、
又、90度づつに分けて行なわれても良い。尚、外軸20は
必要に応じて回転させねじの固着を防止する。
本発明は、2組の把持機構を具えて水平軸まわりに回
転可能なPCI本体と、前記把持機構の外側リムを着脱可
能に把持して水平に旋回可能なローダと、前記ローダの
旋回時に外側リム外端の支持部材を退避させるスライド
機構とを具え、加硫機に付属するアンローダから供給さ
れるタイヤをPCI本体の外部でローダの外側リム上に受
取り、ローダをPCI本体の下側に旋回させ、タイヤと外
側リムを下方の把持機構に組込み、下方把持機構の内側
リムと外側リムとの間でタイヤを固定した後、タイヤ内
部に圧縮流体を供給し、PCI本体を回転させることによ
り、次の効果を有する。
転可能なPCI本体と、前記把持機構の外側リムを着脱可
能に把持して水平に旋回可能なローダと、前記ローダの
旋回時に外側リム外端の支持部材を退避させるスライド
機構とを具え、加硫機に付属するアンローダから供給さ
れるタイヤをPCI本体の外部でローダの外側リム上に受
取り、ローダをPCI本体の下側に旋回させ、タイヤと外
側リムを下方の把持機構に組込み、下方把持機構の内側
リムと外側リムとの間でタイヤを固定した後、タイヤ内
部に圧縮流体を供給し、PCI本体を回転させることによ
り、次の効果を有する。
タイヤと共に一方のリムをPCI本体外に排出入するよ
うにしたことにより、従来のPCIにおいて両リムの同芯
精度向上をはばんでいた外側リム取付フレームの移動用
ガイド機構を排除することが可能になり、大幅なタイヤ
ユニフォーミティ向上を計ることができる。またローダ
にリムによるタイヤ押付機能を持たせることによりPCI
本体から該押付機構を除去しPCI本体の反転スペースの
拡大を防止することができる。
うにしたことにより、従来のPCIにおいて両リムの同芯
精度向上をはばんでいた外側リム取付フレームの移動用
ガイド機構を排除することが可能になり、大幅なタイヤ
ユニフォーミティ向上を計ることができる。またローダ
にリムによるタイヤ押付機能を持たせることによりPCI
本体から該押付機構を除去しPCI本体の反転スペースの
拡大を防止することができる。
更に、スライドブロックを設けたことにより、リム間
隔調整ねじのストロークを短縮し、PCI本体の反転スペ
ースの縮減を実現した。
隔調整ねじのストロークを短縮し、PCI本体の反転スペ
ースの縮減を実現した。
加えて、従来はねじ固着のトラブルが多発し、また多
種のスペーサを準備保管することが必要で、かつ、足場
の悪い場所での危険な作業であったリム間隔調整作業
を、油煙発生源であるタイヤから離れたPCI本体フレー
ム内に設けたことにより、ねじの固着を防止しすると共
に、操作盤からの遠隔操作を可能とした。またリム交換
に当っては、ローダによりPCI本体外に搬出可能とな
り、吊具等の補助具が使い易く楽にかつ短時間でリム交
換が可能となった。
種のスペーサを準備保管することが必要で、かつ、足場
の悪い場所での危険な作業であったリム間隔調整作業
を、油煙発生源であるタイヤから離れたPCI本体フレー
ム内に設けたことにより、ねじの固着を防止しすると共
に、操作盤からの遠隔操作を可能とした。またリム交換
に当っては、ローダによりPCI本体外に搬出可能とな
り、吊具等の補助具が使い易く楽にかつ短時間でリム交
換が可能となった。
第1図は本発明の実施例に係る加硫済タイヤの把持膨脹
冷却装置の正面図、第2図は同上の側面図、第3図は第
1図のI−I矢視断面図、第4図は第1図のII−II矢視
断面図である。 1……PCI本体、2……把持機構 4……リム、5……ローダ 6……排出コンベヤ、7……アンローダ 11……本体フレーム、15……ビーム 30……スライドブロック 33……スライドブロック移動用シリンダ 37……ローダアーム
冷却装置の正面図、第2図は同上の側面図、第3図は第
1図のI−I矢視断面図、第4図は第1図のII−II矢視
断面図である。 1……PCI本体、2……把持機構 4……リム、5……ローダ 6……排出コンベヤ、7……アンローダ 11……本体フレーム、15……ビーム 30……スライドブロック 33……スライドブロック移動用シリンダ 37……ローダアーム
Claims (2)
- 【請求項1】2組の把持機構を具えて水平軸まわりに回
転可能な加硫済タイヤの把持膨脹冷却装置本体と、前記
把持機構の外側リムを着脱可能に把持して水平に旋回可
能なローダと、前記ローダの旋回時に外側リム外端の支
持部材を退避させるスライド機構とを具え、加硫機に付
属するアンローダから供給されるタイヤを前記把持膨脹
冷却装置本体の外部でローダの外側リム上に受取り、ロ
ーダを前記把持膨脹冷却装置本体の下側に旋回させ、タ
イヤと外側リムを下方の把持機構に組込み、下方把持機
構の内側リムと外側リムとの間でタイヤを固定した後、
タイヤ内部に圧縮流体を供給し、前記把持膨脹冷却装置
本体を回転させることを特徴とする加硫済タイヤの把持
膨脹冷却方法。 - 【請求項2】水平軸まわりに回転可能な本体フレーム
と、前記本体フレームの両側に対称的に配置され且つ同
本体フレームに実用上一体化された2本のビームと、前
記本体フレームの両側に取付けられて半径方向に移動可
能な2個の内側リムと、前記2本のビームに着脱可能に
支持され前記内側リムとの間でタイヤを把持する2個の
外側リムと、前記内側リムを通してタイヤ内部に圧縮流
体を供給・排出する流体機構と、先端に前記外側リムを
把持する把持指を有し、前記把持膨脹冷却装置本体直下
と同本体外部のタイヤの受取り・排出位置との間を水平
に旋回可能で且つ昇降可能なローダアームと、前記外側
リムの外端を支持し且つ前記ビームに沿って移動可能な
スライドブロツクとを具え、前記把持膨脹冷却装置本体
の下方位置でタイヤの着脱を行うように構成したことを
特徴とする加硫済タイヤの把持膨脹冷却装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2263161A JP2772132B2 (ja) | 1990-10-02 | 1990-10-02 | 加硫済タイヤの把持膨脹冷却方法および装置 |
US07/769,638 US5225138A (en) | 1990-10-02 | 1991-10-01 | Method and apparatus for gripping, inflating and cooling vulcanized tires |
KR1019910017255A KR940009883B1 (ko) | 1990-10-02 | 1991-10-02 | 가황완료타이어의 꽉잡아팽창냉각시키는 방법 및 장치 |
DE4132827A DE4132827C2 (de) | 1990-10-02 | 1991-10-02 | Vorrichtung zum Verspannen, Aufblasen und Abkühlen von vulkanisierten Reifen |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2263161A JP2772132B2 (ja) | 1990-10-02 | 1990-10-02 | 加硫済タイヤの把持膨脹冷却方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04140118A JPH04140118A (ja) | 1992-05-14 |
JP2772132B2 true JP2772132B2 (ja) | 1998-07-02 |
Family
ID=17385632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2263161A Expired - Fee Related JP2772132B2 (ja) | 1990-10-02 | 1990-10-02 | 加硫済タイヤの把持膨脹冷却方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2772132B2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-02 JP JP2263161A patent/JP2772132B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04140118A (ja) | 1992-05-14 |
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