JP2771303B2 - ベアリングタワー成型方法 - Google Patents

ベアリングタワー成型方法

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JP2771303B2
JP2771303B2 JP2035608A JP3560890A JP2771303B2 JP 2771303 B2 JP2771303 B2 JP 2771303B2 JP 2035608 A JP2035608 A JP 2035608A JP 3560890 A JP3560890 A JP 3560890A JP 2771303 B2 JP2771303 B2 JP 2771303B2
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bearing tower
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ファン用DCブラシレスモータ等のハウジン
グのベアリングタワーを樹脂にて成型する方法に関す
る。
〔従来の技術と発明が解決しようとする課題〕
第5図に示すように、相互に接続状態に組合わされる
第1中子金型aと第2中子金型b、及び両中子金型a,b
を包囲する外金型cとをもって、略円筒状空室部dを形
成して、該空室部dに溶融樹脂を射出成型するベアリン
グタワーの成型方法に於ては、従来、ベアリングタワー
に挿入されるベアリングe(仮想線で表す)のタワー内
での2箇所のベアリング嵌合部を第1中子金型aと第2
中子金型bの夫々の外周面で別々に成型していた。即
ち、ベアリングタワーの一方(同図では右側)のベアリ
ング嵌合部は第1中子金型aで、他方(同図では左側)
のベアリング嵌合部は第2中子金型bで成型していた。
従って、第1中子金型aと第2中子金型bの接合部gで
の公差や同芯度の狂いやガタツキにより、完成したベア
リングタワーに於て、2個のベアリングe,fの外周面が
当接する面の同軸度を高精度とすることができなかっ
た。又、精度を上げるには高価な樹脂材料が必要であっ
た。
他に、ベアリングタワー内にベアリング嵌合部を設け
ず、単にストレートな円筒状に成型し、該円筒内にスペ
ーサやカラー等のベアリングホルダーを設けて2個のベ
アリングe,fを保持する方法もあるが、部品数が多くな
り作業量の増加をきたしコスト高になるという問題があ
った。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記課題を解決するために、相互に接続状
態に組合わされる第1中子金型と第2中子金型、及び両
中子金型を包囲する外金型とをもって、略円筒状空室部
を形成して、これに溶融樹脂を射出成型するベアリング
タワーの成型方法に於て;ベアリングタワーに一対のベ
アリングが挿入されるべき2箇所のベアリング嵌合部
を、上記両中子金型の内のいずれか一方の外周面をもっ
て、成型すると共に、この一方の中子金型の外周面の一
部に形成した軸方向の2本以上の凹溝によって、ベアリ
ングの軸方向位置決め用凸条を形成する方法である。
〔作用〕
ベアリングタワー内の2箇所のベアリング嵌合部を第
1中子金型あるいは第2中子金型のいずれか一方の外周
面だけで成型しているため、2個のベアリング取付面が
同一金型であり、ベアリング嵌合部の同軸度の精度が向
上する。
〔実施例〕
以下、図示の実施例に基づき本発明を詳説する。
ここでは、ファン用のDCブラシレスモータのハウジン
グに使用するベアリングタワーの成型方法を例示する。
第1図は、該ベアリングタワーの成型用の金型を示
す。第1中子金型1は、基盤12上に直立する略円柱状の
金型で、該金型1の外周面の一部に先端面から軸方向に
3本の凹溝8…を凹設している。第2中子金型2は、略
円柱状の金型で、基端側に大径部13を有すると共に、先
端に上記凹溝8…に嵌合し、該凹溝8…の一部を埋める
ための棒状突出子10…が3本設けられている。外金型3
は、嵌合状態にある第1中子金型1と第2中子金型2を
包囲して、略円筒状空室部4(第2図参照)を形成する
円筒状の金型である。(これは仮想線で示す。) 上記3個の金型1,2,3を組合わせた斜視図が第2図
(I)で、その断面図が第2図(II)である。この状態
に於て、空室部4に溶融樹脂を射出成型してベアリング
タワーを成型する。成型後のベアリングタワーに於て、
ベアリング5,5が挿入される位置を第2図(II)に仮想
線で示した。第3図に射出成型後のベアリングタワー15
を示すが、同図に於て、ベアリング5,5が嵌合する2箇
所ベアリング嵌合部6,6は、第1中子金型1のみによっ
て規定される。換言すれば、ベアリング嵌合部6,6を形
成する中子金型の外周面は、第1中子金型1のみに偏在
する。この外周面を、第1図と第2図に於て、符号16,1
6をもって示し、かつベアリング嵌合部形成用外周部と
呼ぶこととする。このようにして、成型されたベアリン
グタワー15のベアリング嵌合部6,6の同軸度の精度を著
しく向上できる。両ベアリング5,5間の位置スペーサ部
は、第2中子金型2の突出子10…によって埋められない
第1中子金型1の凹溝8…の残部に流入する樹脂によっ
て、一体成型される。即ち、該スペーサ部は、第3図に
示す如く、3本の軸方向位置決め用凸条7…が相当す
る。又、第2中子金型2の突出子10…の厚みを大きくし
て、第1中子金型1と嵌合した際に、該第1中子金型1
の嵌合部外周面より幾分はみ出すようにしている。これ
は、第3図で以下に説明するように、突出子10の厚み
を、上記嵌合部外周面に同一とするには、高度の技術を
要し、又、仮に、該嵌合部外周面より凹状になってしま
った場合、完成したベアリングタワー15にベアリング5
を挿入することが困難乃至不可能となるからである。
以上の工程により完成したベアリングタワー15は、第
3図のように、略円筒状で、軸方向にストレートな内周
面を有し、該内周面には、スペーサ部としてのベアリン
グ軸方向位置決め用凸条7…が突設されている。該軸方
向位置決め用凸条7…の端面は、その後、嵌合するベア
リング5,5の位置決め面11,11となる。14はベアリングタ
ワー先端部の凹条底面を示し、該凹条底面14…を連結す
る仮想円の直径をD1、ベアリング嵌合部6の直径をD2
すると、 D1>D2 ……(1) の関係にある。理由は既に述べた通りである。この様
に、ベアリング5,5の位置決定を従来のように全周で受
けるのではなく、3箇所のベアリング位置決め面11…で
受けるものである。
第4図は他の実施例を示し、第2図に示した第1中子
金型1の基端部の径を段付をもって太くすることによ
り、図の様なベアリングタワー15の成型が可能である。
即ち、ベアリングタワー15の孔の内周面はストレートで
はなく、基端側が段付部17をもって大径となり、一方
(図では右側)に大径のベアリング5を使用できる。
なお、本発明は、上述の実施例に限定されず、本発明
の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由である。例え
ば、突出子10…,凹溝8…の本数は2本としたり、4本
以上とするも自由である。また外金型3の外形は角形、
その他自由である。さらに、本発明によって製造される
ベアリングタワーは、ファン以外の精密モータ、さらに
は、他の回転機器にも応用自由である。
〔発明の効果〕
本発明は、上述の構成により次のような著大な効果を
奏する。
2箇所のベアリング嵌合部6,6を1個の金型によって
規定するので、金型1,2の接合部でのガタツキの影響
が、成型品(ベアリングタワー15)の同軸度に及ばな
い。従って、ベアリング嵌合部6,6の同軸度の精度を上
げることができ、精密モータ等の高精度かつ静粛な回転
が実現する。又、高価な樹脂材料を使わなくても良い。
さらに、一体成型した構造のため、スペーサやカラー等
の他の部品を追加しなくて良く、ベアリングの組付け工
程が少なく済み部品点数が増加しないので、コストの低
減が図られる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施に用いる金型の一例を示す分解斜
視図、第2図は組立状態の金型説明図、第3図は本発明
の方法によって製造されたベアリングタワーの一例を示
す説明図、第4図は他のベアリングタワーの例を示す断
面図である。第5図は従来の方法を説明する断面図であ
る。 1……第1中子金型、2……第2中子金型、3……外金
型、4……空室部、5……ベアリング、6……ベアリン
グ嵌合部、7……軸方向位置決め用凸条、8……凹溝、
15……ベアリングタワー。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 5/16 H02K 29/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相互に接続状態に組合わされる第1中子金
    型1と第2中子金型2、及び両中子金型1,2を包囲する
    外金型3とをもって、略円筒状空室部4を形成して、こ
    れに溶融樹脂を射出成型するベアリングタワーの成型方
    法に於て、 ベアリングタワーに一対のベアリング5,5が挿入される
    べき2箇所のベアリング嵌合部6,6を、上記両中子金型
    1,2の内のいずれか一方の外周面をもって、成型すると
    共に、この一方の中子金型の外周面の一部に形成した軸
    方向の2本以上の凹溝8…によって、ベアリング5,5の
    軸方向位置決め用凸条7…を形成することを特徴とする
    ベアリングタワーの成型方法。
JP2035608A 1990-02-15 1990-02-15 ベアリングタワー成型方法 Expired - Lifetime JP2771303B2 (ja)

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