JPH0515120A - 成形金型、及び該成形金型を使用した固定子モールド体の製造方法 - Google Patents

成形金型、及び該成形金型を使用した固定子モールド体の製造方法

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JPH0515120A
JPH0515120A JP15826191A JP15826191A JPH0515120A JP H0515120 A JPH0515120 A JP H0515120A JP 15826191 A JP15826191 A JP 15826191A JP 15826191 A JP15826191 A JP 15826191A JP H0515120 A JPH0515120 A JP H0515120A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 固定子10を、該固定子10における回転子
収納空間16に成形材料が流れ込むのを阻止し得る円柱
部22が備えられてなる成形金型18を用いてモールド
する固定子モールド体32の製造方法であって、前記円
柱部22の周面23において軸方向に延び、深さ20μ
mの溝24を多数有している成形金型18を用いた。 【効果】 円柱部22に固定子10を嵌合しやすくな
り、また円柱部22から固定子モールド体32を引き抜
き易くなり、モールドモータ製造の作業効率を向上させ
ることができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形金型、及び該成形
金型を使用した固定子モールド体の製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】例えば、
モールドモータを製造する際、ドーナツ状の固定子をモ
ールドする工程が必要となってくる。このモールド時に
使用する従来の成形金型として、図1の模式図に示した
ような、一対の成形金型K1、K2を使用するのが一般
的である。
【0003】これからモールドしようとするドーナツ状
の固定子100を、成形材料が流れ込むように空間10
1を設けて成形金型K1と成形金型K2の間に配置す
る。なお、一方の成形金型K1には、前記固定子100
における回転子収納空間102へ成形材料が流れ込むの
を阻止し得る円柱部103が備えられており、この円柱
部103に前記固定子100を嵌合させた後、別の成形
金型K2を前記K1に固定することになる(図2参
照)。
【0004】この状態で、両成形金型K1、K2によっ
て形成する空間101に成形材料を注入口(図示せず)
より注入する。これにより、前記固定子100がモール
ドされ、固定子モールド体104となる(図3参照)。
【0005】そして、成形材料が硬化したのち、前記固
定子モールド体104を、図4に示すように成形金型K
1、K2から引き離し、固定子モールド体104を得る
ことができる。
【0006】しかしながら、前記回転子収納空間102
の内径と前記円柱部103の外径とがほとんど同一であ
るために、円柱部103に固定子100を嵌合させるの
は、つまり図1の状態から図2の状態へ移す際には、大
きな力が必要であり、熟練が必要であった。
【0007】また、嵌合が困難であるということは、モ
ールド後の引き抜きも、つまり図3の状態から図4の状
態へ移すのも、困難(大きな力が必要である)というこ
とであり、両方相まってモールドモータ製造の作業効率
の低下を招いていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、上記の問題を解
決するために、次のような手段を講じた。
【0009】第1の発明である請求項1の成形金型は、
外部と連通する内部空間を保有してなるモールド前被処
理体の該空間へ成形材料が流れ込むのを阻止し得る柱状
の挿嵌部、を備えた成形金型であって、前記挿嵌部の周
面において、挿入方向に延び、深さ寸法が微小である溝
が設けられているものである。
【0010】第2の発明である請求項2の固定子モール
ド体の製造方法は、固定子を、該固定子における回転子
収納空間へ成形材料が流れ込むのを阻止し得る円柱部が
備えられてなる成形金型を用いてモールドする固定子モ
ールド体の製造方法であって、前記円柱部の周面におい
て、軸方向に延び、深さ寸法が微小である溝が設けられ
た成形金型を用いる方法である。
【0011】前記溝の深さに関し、その寸法がどの程度
微小であるかは特に限定はないが、少なくとも成形中、
成形材料がこの溝の中に入り込まないような程度の溝で
ある必要はあり、成形材料や成形金型の大きさなどによ
って一概には言えないが、通常は10〜30μmであ
る。
【0012】
【作用】請求項1の成形金型において、該成形金型の柱
状部の周面に挿入方向に延びる溝が設けられているため
に、上記挿通空間を形成する被処理物の内面との当接面
積がその分減少し、前記柱状部に被処理物を挿通し易く
なる。
【0013】なお、前記柱状部に設けた溝は深さ寸法が
微小であるために、モールド中、成形材料がこの溝の中
に入り込むような心配はない。
【0014】請求項2の固定子モールド体の製造方法に
おいて、固定子の内面と摺動させる円柱部の周面に溝が
設けられているために、該円柱部の周面における摺動面
積がその分小さくなり、成形金型における円柱部にモー
ルド前の固定子を嵌合し易くなる。言い換えれば、固定
子における回転子収納空間に成形金型の円柱部を挿通し
易くなる。
【0015】なお、前記円柱部に設けた溝は深さ寸法が
微小であるために、モールド中、成形材料がこの溝の中
に入り込むような心配はなく、成形後、固定子における
回転子収容空間内にモールド部が形成してしまうような
心配もない。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面に基づいて
説明する。図1および図2に示されている符号10は固
定子であり、固定子鉄心12にコイル14を巻回したも
のである。この固定子10は、ドーナツ状をなしてお
り、その内部に回転子を収納するために、例えば直径
5.5cm程度の円柱状の回転子収納空間16が形成し
ている。
【0017】上記固定子10をモールドして、固定子モ
ールド体を製造するわけであるが、このモールドには成
形金型18および成形金型20が用いられる。モールド
する際、前記回転子収納空間16に成形材料が流れ込ん
ではいけない。そこで、これを阻止するために、一方の
(図1では右方の)成形金型18には、回転子収納空間
16に挿嵌するための円柱部22が備えられている。
【0018】前記円柱部22には、図2および図3に示
されるように、その円周部23に挿入方向(軸方向)に
延びる溝24が等間隔に16本設けられている。なお、
図面では、前記溝24を明瞭に示さんと、やや深めに描
いているが、実際の深さ寸法は20μm程度のものであ
る。前記円柱部22の周囲には、成形材料が流れ込んで
モールド部となるような凹部26が設けられている。
【0019】他方の成形金型20においては、その中央
部に凹部28が設けられている。この凹部28に成形材
料を流し込んで硬化させれば、得られる固定子モールド
体にボールハウジング(ボールベアリングを収納するた
めのハウジング)が形成するようになっている。なお、
前記円柱部22の端部における突部30は、前記ボール
ハウジングにボールベアリングを収納するための空間を
形成させるためのものである。
【0020】図4に示したように、固定子10における
回転子収納空間16内に成形金型18における円柱部2
2を挿入し挿嵌する。この際、前記円柱部22における
円周部23に多数の溝24が設けられているために、円
柱部22の周面における固定子10の内面11との当接
面積がその分小さくなっている。これにより、回転子収
納空間16に円柱部22を挿通し易くなる。
【0021】固定子10を成形金型18、20に収めた
のち、成形材料を注入口(図示せず)より注入する。成
形材料が硬化すれば、成形金型18、20内に固定子モ
ールド体32が形成する。
【0022】その後、図5に示すように、単に円柱部2
2を固定子モールド体32から引抜き、固定子モールド
体32が得られる。この場合にあっても、前述したよう
に、円柱部22の周面における固定子10の内面11と
の当接面積が小さくなっているために引抜きやすいとい
った利点がある。なお、符号36はモールド部を示し、
符号38は前述したボールハウジング、符号40はボー
ルベアリングを収納するための空間を示す。
【0023】得られた固定子モールド体32からモール
ドモータを得るには(具体的には、回転子の収納、ベア
リングブラケットの嵌合などは)、従来公知の方法を採
ればよい。
【0024】なお、前記円柱部22に設けた溝24は深
さ寸法が微小であるために、モールド中、成形材料がこ
の溝24の中に入り込むような心配はなく、成形後、回
転子収容空間16内にモールド部が形成して、回転子を
挿入することができなくなるような心配もない。
【0025】本実施例では、前記円柱部22に16本の
溝24を設けたが、これに限らず、その他の本数の溝を
設けても構わない。
【0026】また、上記成形金型を、本実施例では固定
子のモールドに用いたが、これに限らず、例えば電機機
械器具を構成する筒状の部材を、該部材の内部空間を保
持しつつモールドする際にも使用することができる。
【0027】
【発明の効果】請求項1の成形金型を使用することによ
り、また請求項2に製造方法により、モールド体の製造
が容易となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】固定子に円柱部を挿嵌して成形金型に収める状
態を示す模式図である。
【図2】図1において、回転子収容空間に円柱部を挿入
する状態を示す斜視図である。
【図3】円柱部の拡大縦断面図である。
【図4】固定子を成形金型に収めた状態を示す模式図で
ある。
【図5】固定子モールド体から円柱部を引離す状態を示
す断面図である。
【図6】従来の固定子モールド体製造方法において、固
定子に成形金型を収めようとする状態の模式図である。
【図7】従来の固定子モールド体製造方法において、固
定子を成形金型を収めた状態を示す模式図である。
【図8】従来の固定子モールド体製造方法において、成
形金型内で固定子モールド体が形成した状態を示す模式
図である。
【図9】従来の固定子モールド体製造方法において、形
成した固定子モールド体から金型を引き抜いた状態を示
す模式図である。
【符号の説明】
10……固定子 16……回転子収納空間 18、20……成形金型 22……円柱部 23……周面 24……溝 32……固定子モールド体 36……モールド部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部と連通する空間を内部に保有してなる
    モールド前被処理体の該空間へ成形材料が流れ込むのを
    阻止し得る柱状の挿嵌部、を備えた成形金型であって、
    前記挿嵌部の周面において、挿入方向に延び、深さ寸法
    が微小である溝が設けられていることを特徴とする成形
    金型。
  2. 【請求項2】固定子を、該固定子における回転子収納空
    間へ成形材料が流れ込むのを阻止し得る円柱部が備えら
    れてなる成形金型を用いてモールドする固定子モールド
    体の製造方法であって、前記円柱部の周面において、軸
    方向に延び、深さ寸法が微小である溝が設けられた成形
    金型を用いることを特徴とする固定子モールド体の製造
    方法。
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EP1541315B1 (de) * 2003-12-09 2008-09-17 Gerhard Kämpf Verfahren und Werkzeugsystem zur Herstellung einer dünnwandigen Isolation, sowie damit hergestellte dünnwandige Isolation
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