JP3430271B2 - 回転子の製造装置 - Google Patents

回転子の製造装置

Info

Publication number
JP3430271B2
JP3430271B2 JP08300194A JP8300194A JP3430271B2 JP 3430271 B2 JP3430271 B2 JP 3430271B2 JP 08300194 A JP08300194 A JP 08300194A JP 8300194 A JP8300194 A JP 8300194A JP 3430271 B2 JP3430271 B2 JP 3430271B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recess
insertion portion
rotating shaft
rotor
thermoplastic resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08300194A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07298576A (ja
Inventor
真一郎 入江
Original Assignee
日本電産シバウラ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本電産シバウラ株式会社 filed Critical 日本電産シバウラ株式会社
Priority to JP08300194A priority Critical patent/JP3430271B2/ja
Publication of JPH07298576A publication Critical patent/JPH07298576A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3430271B2 publication Critical patent/JP3430271B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、回転電機に使用する回
転子に関するものである。 【0002】 【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、モータなどの回転軸は、鉄より形成されていたが、
最近の小型モータにおいては、熱可塑性樹脂により形成
された回転軸がある。 【0003】この熱可塑性樹脂製の回転軸を有する回転
子を製造する場合には、ロータコアと、成形する回転軸
との間で、同心度を確保する必要がある。 【0004】そのため、従来、固定型に、ロータコアを
収納して、その収納部に可動型を挿入する場合には、固
定型における軸心と、可動型における軸心とをガイドバ
ーによって正確に合わせる必要があった。しかしなが
ら、固定型に可動型を案内するガイドバーでは、可動型
と固定型のそれぞれの軸心を一致させて、正確な同心を
得ることが難しかった。 【0005】すなわち、固定型に設けられたロータコア
の収納部へ、可動型の挿入部がうまく挿入できない場合
があった。 【0006】そこで、本発明は、固定型に容易に可動型
が挿入でき、両者の同心をとることができる回転子の製
造装置を提供するものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の回転子の製造装
置は、ロータコアに熱可塑性樹脂よりなる回転軸を成形
する回転子の製造装置であって、可動型と固定型とより
なり、前記固定型には、前記ロータコアを収納するため
の収納凹部が設けられ、前記収納凹部の底部には、回転
軸を成形するための回転軸用下凹部が設けられ、前記可
動型は、挿入部とこの挿入部を支持する支持部とよりな
り、前記支持部は、前記挿入部を径方向に移動自在に支
持し、また、前記挿入部はコイルバネにより前記支持部
に付勢され、前記挿入部の下端には、回転軸を成形する
ための回転軸用上凹部が設けられ、前記固定型と前記可
動型を組合わせた場合に、前記収納凹部へ前記挿入部が
挿入されて、前記回転軸用下凹部と前記回転軸用上凹部
とより回転軸を成形するための熱可塑性樹脂充填空間を
形成され、前記可動型の外径部と前記固定型の内径 部と
により径方向の位置決めを行い、同心状態の熱可塑性樹
脂製の回転軸が形成されるものである。 【0008】 【作 用】上記構成の回転子の製造装置を使用して、回
転子を製造する場合について説明する。 【0009】固定型の収納凹部に、ロータコアを収納す
る。 【0010】可動型を、収納凹部の上方に配し、挿入部
を収納凹部に挿入する。この場合に、固定型の軸心と可
動型の軸心とがずれていても、挿入部は、支持部に対し
径方向に移動自在に設けられているため、軸心が多少ず
れていても、挿入部は径方向に移動して、収納凹部に挿
入される。 【0011】収納凹部へ挿入部を完全に挿入して、固定
型と可動型を組合わせると、回転軸用下凹部と回転軸用
上凹部とにより、回転軸を成形するための熱可塑性樹脂
充填空間が形成される。 【0012】この熱可塑性樹脂充填空間に熱可塑性樹脂
を充填して、回転軸を成形する。 【0013】 【実施例】以下、本発明の一実施例の回転子の製造装置
10について説明する。 【0014】符号12は、固定型である。この固定型1
2の上面には、ロータコア14を挿入するための断面円
形の収納凹部16が設けられている。収納凹部16の縁
部17は、後述する挿入部が挿入されやすいように傾斜
面を成している。なお、下凹部20の軸心が、固定型1
2の軸心となる。 【0015】ここでロータコア14とは、回転軸を設け
られていない状態の回転子をいい、具体的には、回転子
鉄心に、二次導体をつけた状態のものであって、その中
央部には、回転軸が形成されるための貫通孔18が設け
られている。 【0016】符号20は、収納凹部16の底面中央部に
設けられた回転軸用下凹部である。この下凹部20の形
状は、回転軸の形状に形成されている。 【0017】符号22は、下凹部20の周囲に設けられ
たリング状溝である。このリング状溝22には、ロータ
コア14から突出した二次導体の端部24を収納する。 【0018】符号26は、固定型12と組合わせられる
可動型である。この可動型26は、支持部28と挿入部
30とよりなる。挿入部30は、円柱形を成している。
また、支持部28は、上下2層の上支持部28aと下支
持部28bとよりなる。 【0019】符号32は、挿入部30の下端中央部に設
けられた回転軸用上凹部である。この上凹部32は、回
転軸を成形する形状に形成されている。なお、上凹部3
2の軸心が、可動型26の軸心となる。 【0020】符号34は、挿入部30の下端外周部に設
けられたリング状凹部である。このリング状凹部34
は、ロータコア14から突出した二次導体の端部36を
収納する。 【0021】符号38は、支持部28の下面に設けられ
た平面円形の挿入部用凹部である。この挿入部用凹部3
8は、挿入部30の上端部が収納され、挿入部30が落
下しないようにフランジ40によって支持している。ま
た、挿入用凹部38に収納された挿入部30の上面と挿
入用凹部38の天井面とは、コイルバネ42で接続さ
れ、挿入部30が支持部28に吊下げられ、コイルバネ
42により、常に挿入部30は下方へ付勢されている。
また、挿入部用凹部38の内径は、挿入部30の外径よ
りも、bの寸法だけ大きく形成されている。そのため、
挿入部30は、挿入部用凹部38の内部において、径方
向に移動自在となっている。なお、挿入部30を支持部
28から取り外す場合は、上支持部28aから下支持部
28bを外せばよい。 【0022】上記構成の製造装置10を使用して、回転
子を製造する場合について説明する。 【0023】(1) 固定型12の収納凹部16に、ロ
ータコア14を収納する。この場合に、ロータコア14
の軸心と、下凹部20の軸心とが一致させる。 【0024】(2) 可動型26を、固定型12に組合
わせるために、挿入部30を収納凹部16に挿入する。
この場合に、可動型26の軸心と、固定型12の軸心と
がずれていても、すなわち、図2におけるaの寸法だけ
ずれていても、挿入部30がコイルバネ42によって吊
り下げられ、かつ、挿入部用凹部38が、挿入部30の
外径よりもbの寸法だけ大きく形成されているため、そ
のずれているaの寸法だけ挿入部30が移動して、収納
凹部16に挿入できる。 【0025】(3) 挿入部30が、収納凹部16に完
全に挿入されると、可動型26と固定型12とが完全に
組み合わさる。そして、下凹部20、貫通口18、上凹
部32とが同心となり、回転軸を形成するための充填空
間が形成される。 【0026】(4) 充填空間に熱可塑性樹脂を充填
し、回転軸を形成する。 【0027】上記構成の製造装置10であると、可動型
26の軸心と固定型12の軸心とが多少ずれていても、
挿入部30が、径方向に移動自在に設けられているた
め、収納凹部16に、挿入部30が挿入できる。これに
より、回転軸の同心を確保できる。 【0028】 【発明の効果】以上により、本発明の回転子の製造装置
であると、挿入部が径方向に移動自在となっているた
め、挿入部が固定型の収納凹部に確実に挿入でき、同心
状態の熱可塑性樹脂製の回転軸を形成できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】可動型を固定型に挿入しようとしている状態の
縦断面図である。 【図2】可動型に固定型を挿入し、熱可塑性樹脂を充填
した状態の縦断面図である。 【符号の説明】 10 製造装置 12 固定型 14 ロータコア 16 収納凹部 18 貫通口 20 下凹部 22 溝 24 二次導体の端部 26 可動型 28 支持部 30 挿入部 32 上凹部 38 挿入部用凹部 42 コイルバネ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】ロータコアに熱可塑性樹脂よりなる回転軸
    を成形する回転子の製造装置であって、 可動型と固定型とよりなり、 前記固定型には、前記ロータコアを収納するための収納
    凹部が設けられ、 前記収納凹部の底部には、回転軸を成形するための回転
    軸用下凹部が設けられ、 前記可動型は、挿入部とこの挿入部を支持する支持部と
    よりなり、 前記支持部は、前記挿入部を径方向に移動自在に支持
    し、また、前記挿入部はコイルバネにより前記支持部に
    付勢され、 前記挿入部の下端には、回転軸を成形するための回転軸
    用上凹部が設けられ、 前記固定型と前記可動型を組合わせた場合に、前記収納
    凹部へ前記挿入部が挿入されて、前記回転軸用下凹部と
    前記回転軸用上凹部とより回転軸を成形するための熱可
    塑性樹脂充填空間を形成され 前記可動型の外径部と前記固定型の内径部とにより径方
    向の位置決めを行い、同心状態の熱可塑性樹脂製の回転
    軸が形成される ことを特徴とする回転子の製造装置。
JP08300194A 1994-04-21 1994-04-21 回転子の製造装置 Expired - Fee Related JP3430271B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08300194A JP3430271B2 (ja) 1994-04-21 1994-04-21 回転子の製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08300194A JP3430271B2 (ja) 1994-04-21 1994-04-21 回転子の製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07298576A JPH07298576A (ja) 1995-11-10
JP3430271B2 true JP3430271B2 (ja) 2003-07-28

Family

ID=13790012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08300194A Expired - Fee Related JP3430271B2 (ja) 1994-04-21 1994-04-21 回転子の製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3430271B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023006661A1 (de) * 2021-07-27 2023-02-02 Valeo Eautomotive Germany Gmbh Statorvorrichtung für eine elektrische maschine, werkzeug und verfahren zur herstellung einer statorvorrichtung

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000056086A (ko) * 1999-02-12 2000-09-15 에릭 발리베 스타터 모터 아마츄어의 샤프트 압입장치
CA3108658A1 (en) * 2012-02-02 2014-01-09 Fisher & Paykel Healthcare Limited Respiratory assistance apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023006661A1 (de) * 2021-07-27 2023-02-02 Valeo Eautomotive Germany Gmbh Statorvorrichtung für eine elektrische maschine, werkzeug und verfahren zur herstellung einer statorvorrichtung

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07298576A (ja) 1995-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105932800B (zh) 马达
US4015154A (en) Motor and method for making same
JP2806570B2 (ja) 電動機の凸極を製造する方法および電動機要素
CN202889059U (zh) 模制马达
US20120319512A1 (en) Busbar unit and motor
US4684179A (en) Slip ring assembly for method of making same
JP2006340581A (ja) 回転電機
US11264851B2 (en) Motor having alternately arranged rotor core segments and permanent magnets
US20090066171A1 (en) Method for manufacturing armature core and armature
CN109565206A (zh) 旋转电机
CN105743258A (zh) 定子组件、具有定子组件的马达和定子组件的制造方法
JP4351929B2 (ja) 電動機の樹脂モールド方法および樹脂モールド方法に用いる成形金型
EP0461183A4 (en) STATOR ASSEMBLY FOR A NON - STATIC, DENTAL, BRUSHLESS DC MOTOR, AND MANUFACTURING METHOD.
JP3430271B2 (ja) 回転子の製造装置
JP4910661B2 (ja) 回転電機のステータおよびこのステータを備えた回転電機
WO2020183801A1 (ja) 回転機及びインシュレータ
KR20220028784A (ko) 코일 어셈블리 및 이를 구비한 모터
KR101859528B1 (ko) 모터의 이중 권선구조를 가지는 스테이터 조립체
JP2003061303A (ja) モータおよびモータの製造方法
JP7380099B2 (ja) ステータ
CN216086295U (zh) 旋转电机的定子
JP4594718B2 (ja) モールドモータの製造方法
JPS6017846Y2 (ja) コイル巻回用ボビン
JPH0147099B2 (ja)
JP2865144B2 (ja) 固定子端板とそれを用いた電動機の固定子巻線

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees