JP2003061303A - モータおよびモータの製造方法 - Google Patents

モータおよびモータの製造方法

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JP2003061303A
JP2003061303A JP2001247429A JP2001247429A JP2003061303A JP 2003061303 A JP2003061303 A JP 2003061303A JP 2001247429 A JP2001247429 A JP 2001247429A JP 2001247429 A JP2001247429 A JP 2001247429A JP 2003061303 A JP2003061303 A JP 2003061303A
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伸二 岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、回転が安定し、且つ車両側
電源供給装置のコネクタとの接合が容易であるモータお
よびモータの製造方法を提供することにある。 【解決手段】 本発明は、給電コネクタ11と、該給電
コネクタ11と一体に形成されたブラシホルダ6と、ギ
ヤハウジング42が接合されるヨークハウジング43
と、を有するモータ1に関する。一対の平面部6aを有
するブラシホルダ6の反ギヤハウジング42側の面に
は、平面部6aと略平行で、且つブラシ44a,bを摺
動可能に保持するブラシボックス3a,bが配設され、
給電コネクタ11は、ブラシ44a,bの摺動方向で、
且つブラシホルダ6の反ギヤハウジング42側の方向に
延出し、その延出端には、電源供給側コネクタが接続さ
れる接続部が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ及びその製
造方法に係り、特に、自動車のウィンドウレギュレータ
駆動用に好適なモータおよびモータの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車のウィンドの昇降を行
うウィンドウレギュレータ駆動用モータのブラシホルダ
装置においては、様々な要求仕様に応じた多品種生産を
可能にするために、ヨークハウジングからブラシホルダ
装置を別設した構造としている。
【0003】そして、一般にブラシホルダ装置は、ブラ
シホルダに配設されるブラシ、ピッグテール、および電
気部品と、ヨークハウジングを絶縁するために樹脂製で
構成され、その製造においては、金型を用いた周知の射
出成形が行われる。
【0004】図8には、従来例におけるブラシホルダ装
置の製造方法を、図9には、図8におけるB−B矢視図
を示す。また、図10には、他の従来例におけるブラシ
ホルダ装置の製造方法を、図11には、図10における
C−C矢視図を示す。
【0005】なお、図8,9において、ブラシホルダ装
置の製造方法について理解を容易にするため、金型を構
成するコアとキャビティは点線で表し、ブラシホルダ装
置は成形後の成形品で表している。また、スライドピン
は、ブラシボックス内に挿入されていることの理解を容
易にするため、実線で表している。
【0006】図10,11においても同様に、ブラシホ
ルダ装置の製造方法について理解を容易にするため、金
型を構成するコアとキャビティは点線で表し、ブラシホ
ルダ装置は成形後の成形品で表している。また、スライ
ドピンは、ブラシボックス内に挿入されていることの理
解を容易にするため、実線で表している。以下、図8乃
至図11を参照しながら従来例におけるブラシホルダ装
置およびその製造方法について説明する。
【0007】はじめに、図8,9に示すように、従来例
におけるブラシホルダ装置241は、図示しない一対の
ブラシを摺動可能に保持するブラシボックス203a,
bが配設されるブラシホルダ206と、図示しない車両
側電源供給装置のコネクタに接続される給電コネクタ2
11を備える。
【0008】また、ブラシホルダ装置241と共に使用
される図示しないヨークハウジングは小型化のために扁
平筒状に形成されるので、このヨークハウジングに収納
されるブラシホルダ206は、図8に示すように、前述
のヨークハウジングの回転軸線と垂直な方向の断面と略
同一形状、すなわち、一対の平面部206aおよび該平
面部206aの両端を繋ぐ一対の曲面部206bから構
成され、ブラシ実装面205を有する。
【0009】そして、給電コネクタ211は、一対の平
面部206aと略平行な方向で、且つ一対の曲面部20
6bの中心を通過する中心線L3上で、ブラシホルダ2
06と一体に形成され、且つ図9に示すように、ブラシ
ホルダ206のブラシ実装面205側の方向に延出して
いる。そして、その延出端には、ブラシ実装面205に
対して略垂直な方向に図示しない車両側電源供給装置の
コネクタを挿抜できるようにコネクタ孔212が形成さ
れている。
【0010】また、図8に示すように、ブラシボックス
203a,bは、ブラシボックス203a,bを形成す
るためのスライドピン221a,bをスライドさせる際
に給電コネクタ211に干渉しないように、各々のブラ
シボックス203a,bの中心を結んだ中心線L4を中
心線L3に対して角度θ傾斜し、且つ図示しないコンミ
テータが挿入される中央孔202の周囲に配設されてい
る。
【0011】ブラシホルダ装置241の構成は上記の通
りであり、このブラシホルダ装置241を成形するに
は、図8,9に示すように、まずコア252とキャビテ
ィ253から構成される金型251をセットする。そし
て、図9に示すように、金型251内のブラシ孔204
a,bが形成される部位にスライドピン221a,bを
それぞれ挿入し、スライドピン221a,bを留置した
状態で、金型251内に図示しないランナーおよびゲー
トを通じて樹脂材料を充填させる。
【0012】そして、金型251内に充填した樹脂材料
が硬化した後、スライドピン221a,bを抜去すると
共に、金型251から前述の樹脂材料を離型することに
より、ブラシホルダ装置241は一体に成形される。
【0013】次に、図10,11に示すように、他の従
来例におけるブラシホルダ装置341は、先述のブラシ
ホルダ装置241と同様に、図示しない一対のブラシを
摺動可能に保持するブラシボックス303a,bが配設
されるブラシホルダ306と、図示しない電源供給装置
に接続される給電コネクタ311を備える。
【0014】また、ブラシホルダ装置341と共に使用
される図示しないヨークハウジングは、先述の通り、小
型化のために扁平筒状に形成されるので、図10に示す
ように、このヨークハウジングに収納されるブラシホル
ダ306は、前述のヨークハウジングの回転軸線と垂直
な方向の断面と略同一形状、すなわち、一対の平面部3
06aおよび該平面部306aの両端を繋ぐ一対の曲面
部306bから構成され、ブラシ実装面305aを有す
る。
【0015】また、給電コネクタ311は、中心線L6
上でブラシホルダ306と一体に形成され、且つ図11
に示すように、給電コネクタ311は、ブラシホルダ3
06の反ブラシ実装面305b側の方向に延出してい
る。そして、その延出端には、反ブラシ実装面305b
に対して略垂直な方向に図示しない車両側電源供給装置
のコネクタを挿抜できるようにコネクタ孔312が形成
されている。
【0016】そして、図10に示すように、ブラシボッ
クス303a,bは、一対の平面部306aと略平行な
方向に図示しないブラシを摺動可能に保持するため、一
対の平面部306aと略平行な方向、すなわち、一対の
曲面部306bの中心を通過する中心線L6上で、且つ
図示しないコンミテータが挿入される中央孔302の周
囲に配設されている。
【0017】ブラシホルダ装置341の構成は上記の通
りであり、このブラシホルダ装置341を成形するに
は、図10,11に示すように、まずコア352とキャ
ビティ353から構成される金型351をセットする。
そして、図11に示すように、金型351内のブラシ孔
304a,bが形成される部位にスライドピン321
a,bをそれぞれ挿入し、スライドピン321a,bを
留置した状態で、金型351内に図示しないランナーお
よびゲートを通じて樹脂材料を充填させる。
【0018】そして、金型351内に充填した樹脂材料
が硬化した後、スライドピン321a,bを抜去すると
共に、金型351から前述の樹脂材料を離型することに
より、ブラシホルダ装置341は一体に成形される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8,
9に示す従来例におけるブラシホルダ装置241では、
各々のブラシボックス203a,bの中心を結んだ中心
線L4は、本来、ブラシホルダ206の中心207を通
過する必要があるが、金型の幾何公差、寸法交差に係る
誤差、あるいは加工誤差等に伴う成形精度不足により、
中心線L3と角度θを成す基準線L5よりも誤差Eずれ
てしまうことがあった。
【0020】このように、中心線L4が、基準線L5に
対してずれてしまうと、中央孔202に挿入される図示
しないコンミテータから、ブラシボックス203a,b
に保持される図示しないブラシがオフセットされてしま
うため、モータの回転において、正回転する場合と、逆
回転する場合とでは、前述のブラシとコンミテータ間の
摺動抵抗が異なることやブラシとコンミテータの接触面
積が異なることにより、電気的あるいは機械的回転特性
が変化するため、ブラシホルダ装置241は、正逆回転
を行うモータには適さないという問題があった。
【0021】また、図10,11に示す他の従来例にお
けるブラシホルダ装置341では、図11に示すよう
に、反ブラシ実装面305b側にコネクタ孔312が開
孔するが、一般的に、反ブラシ実装面305b側には、
ブラシホルダ装置341よりも比較的大きな形状で構成
される図示しないギヤハウジングが位置するため、この
ギヤハウジングに給電コネクタ311が干渉し、図示し
ない車両側電源供給装置のコネクタと給電コネクタ31
1が接合しづらいという問題があった。
【0022】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、モータの正逆いずれの方向への回転におい
ても、ブラシとコンミテータ間における電気的あるいは
機械的回転特性が同様であるモータおよびモータ製造方
法を提供することにある。
【0023】また、本発明のほかの目的は、車両側電源
供給装置のコネクタと接合が容易な給電コネクタを備え
るモータおよびモータ製造方法を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、給電コネクタと、該給電コ
ネクタと一体に形成されたブラシホルダと、ギヤハウジ
ングが接合されるヨークハウジングと、を有するモータ
であって、一対の平面部を有する前記ブラシホルダの反
ギヤハウジング側の面には、前記平面部と略平行で、且
つブラシを摺動可能に保持するブラシボックスが配設さ
れ、前記給電コネクタは、前記ブラシの摺動方向で、且
つ前記ブラシホルダの反ギヤハウジング側の方向に延出
し、その延出端には、電源供給側コネクタが接続される
接続部が設けられている。
【0025】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
記載のモータであって、前記給電コネクタには、前記ブ
ラシの摺動方向の延長上に挿通孔が形成されている。
【0026】また、請求項3に係る発明は、請求項1に
記載のモータであって、前記ブラシボックスの前記給電
コネクタ側端面から前記給電コネクタの前記ブラシボッ
クス側端面までの長さは、前記ブラシボックスに形成さ
れた挿通孔の長さよりも長く構成されている。
【0027】また、上記課題を解決するため、請求項4
に係る発明は、ブラシボックスが配設されたブラシホル
ダと、該ブラシホルダと一体に成形された給電コネクタ
を有するモータの製造方法であって、前記ブラシホルダ
および前記給電コネクタを一体に成形する空間を有する
金型をセットする工程と、前記金型内に前記ブラシボッ
クス内に孔部を形成するためのスライドピンを挿入する
工程と、前記スライドピンを留置すると共に、前記金型
内の前記空間に樹脂材料を充填する工程と、前記樹脂材
料を硬化させる工程と、該樹脂材料を硬化させる工程の
後に、前記スライドピンを抜去すると共に、前記金型か
ら前記樹脂材料を離型する工程と、を備えてなる。
【0028】また、請求項5に係る発明は、請求項4に
記載のモータの製造方法であって、前記スライドピンを
留置すると共に、前記金型内の前記空間に樹脂材料を充
填する工程では、さらに前記スライドピンを前記金型内
の前記給電コネクタを成形する空間にも留置する。
【0029】また、請求項6に係る発明は、請求項4に
記載のモータの製造方法であって、前記スライドピンを
留置すると共に、前記金型内の前記空間に樹脂材料を充
填する工程では、前記金型内に留置した前記スライドピ
ンを支持部材により支持し、且つ前記支持部材を前記金
型内の前記給電コネクタを成形する空間を迂回させて前
記金型内に留置する。
【0030】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、一対の平面部
を有するブラシホルダの反ギヤハウジング側の面には、
平面部と略平行で、且つブラシを摺動可能に保持するブ
ラシボックスが配設され、給電コネクタは、ブラシの摺
動方向で、且つブラシホルダの反ギヤハウジング側の方
向に延出し、その延出端には、電源供給側コネクタが接
続される接続部が設けられているので、成形を行う金型
においては、幾何公差、寸法交差に係る誤差、あるいは
加工誤差等が生じにくい構造となっている。
【0031】従って、ブラシの中心を結ぶ直線上にコン
ミテータの回転軸中心を位置させることができ、且つコ
ンミテータの回転軸中心からブラシまでの距離を均等に
することができる。
【0032】また、モータの正逆いずれの方向への回転
においても、ブラシとコンミテータ間における電気的あ
るいは機械的回転特性を変化させることなく同様にする
ことができる。
【0033】また、給電コネクタのコネクタ孔は、アー
マチャの回転軸方向の反ギヤハウジング側に延出してい
るので、図示しない車両側電源供給装置のコネクタと容
易に接合することができる。
【0034】また、請求項2に記載の発明によれば、給
電コネクタには、ブラシの摺動方向の延長上に挿通孔が
形成されるので、金型を用いてブラシホルダに配設され
たブラシボックスにブラシ孔を成形するには、スライド
ピンを挿通孔から挿入し、ブラシ孔の位置する部位に留
置して樹脂材料を充填すればよく、樹脂材料が硬化した
後、スライドピンが給電コネクタに干渉することなく硬
化した樹脂材料を離型することができる。
【0035】また、請求項3に記載の発明のように、ブ
ラシボックスの給電コネクタ側端面から給電コネクタの
ブラシボックス側端面までの長さが、ブラシボックスに
形成された挿通孔の長さよりも長く構成された場合は、
金型内に留置されるスライドピンを支持し、且つ金型内
に給電コネクタを成形する空間を迂回する支持部材をさ
らに留置しても、この支持部材が給電コネクタに干渉す
ることなくスライドピンをブラシボックスから抜去する
ことができる。
【0036】また、請求項4に記載の発明によれば、ブ
ラシホルダおよび給電コネクタを一体に成形する空間を
有する金型をセットする工程と、金型内にブラシボック
ス内に孔部を形成するためのスライドピンを挿入する工
程と、スライドピンを留置すると共に、金型内の空間に
樹脂材料を充填する工程と、樹脂材料を硬化させる工程
と、樹脂材料を硬化させる工程の後に、スライドピンを
抜去すると共に、金型から樹脂材料を離型する工程と、
を備えてなるので、成形を行う金型においては、幾何公
差、寸法交差に係る誤差、あるいは加工誤差等が生じに
くい構造となっている。
【0037】従って、ブラシの中心を結ぶ直線上にコン
ミテータの回転軸中心を位置させることができ、且つコ
ンミテータの回転軸中心からブラシまでの距離を均等に
することができる。
【0038】また、モータの正逆いずれの方向への回転
においても、ブラシとコンミテータ間における電気的あ
るいは機械的回転特性を変化させることなく同様にする
ことができる。
【0039】また、給電コネクタのコネクタ孔をアーマ
チャの回転軸方向の反ギヤハウジング側に向けることが
できるので、図示しない車両側電源供給装置のコネクタ
と容易に接合することができる。
【0040】また、請求項5に記載の発明によれば、ス
ライドピンを留置すると共に、金型内の空間に樹脂材料
を充填する工程では、さらにスライドピンを金型内の給
電コネクタを成形する空間にも留置するので、給電コネ
クタには、挿通孔が形成される。
【0041】従って、金型内に樹脂材料を充填し、硬化
した樹脂材料を金型から離型させる際に、スライドピン
を、コネクタに干渉させることなく金型から抜去するこ
とができる。
【0042】また、請求項6に記載の発明のように、ス
ライドピンを留置すると共に、前記金型内の前記空間に
樹脂材料を充填する工程において、金型内に留置したス
ライドピンを支持部材により支持し、且つ支持部材を金
型内の給電コネクタを成形する空間を迂回させて金型内
に留置した場合は、給電コネクタに支持部材及びスライ
ドピンを干渉させることなく樹脂成形を行うことができ
る。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図を参照して説明する。なお、以下に説明する部
材、配置等は、本発明を限定するものではなく、本発明
の趣旨に沿って各種改変することができることは勿論で
ある。
【0044】図1乃至図7は、本発明の一実施形態を示
すもので、図1は、本発明に係るモータを示す全体図で
ある。図2は、本発明に係る第一実施形態のブラシホル
ダ装置を示す図である。図3は、図2におけるA−A断
面図である。図4(a)は、本発明に係るターミナルの
左側面図であり、図4(b)は、本発明に係るターミナ
ルの正面図である。図5は、本発明に係る第一実施形態
の金型を示す図である。図6は、本発明に係る第二実施
形態のブラシホルダ装置の製造方法を示す図である。図
7は、本発明に係る第三実施形態のブラシホルダ装置の
製造方法を示す図である。以下、本発明に係るモータお
よびモータの製造方法について分説する。
【0045】はじめに、本発明に係る第一実施形態のブ
ラシホルダ装置について説明する。図2に示すように、
第一実施形態におけるブラシホルダ装置41は、ABS
やPBTなどの樹脂製で構成され、ブラシホルダ6と、
図示しない車両側電源供給装置のコネクタに接続される
給電コネクタ11を備える。
【0046】ブラシホルダ6は、後述のヨークハウジン
グの回転軸線と垂直な方向の断面と略同一形状、すなわ
ち、一対の平面部6aおよび該平面部6aの両端を繋ぐ
一対の曲面部6bから構成され、反ギヤハウジング42
側の面としてのブラシ実装面5を有する。
【0047】そして、ブラシ実装面5には、ブラシボッ
クス3a,bが、一対の平面部6aと略平行な方向、す
なわち、一対の曲面部6bの中心を通過する中心線L1
上で、且つ図示しないコンミテータが挿入される中央孔
2の周囲に配設される。
【0048】また、図3に示すように、ブラシボックス
3a,bには、図示しないブラシを摺動可能に保持する
ためのブラシ孔4a,bが形成されている。
【0049】図2に示すように、給電コネクタ11は、
中心線L1上でブラシホルダ6と一体に形成され、且つ
図3に示すように、ブラシホルダ6のブラシ実装面5側
に延出している。そして、その延出端には、ブラシ実装
面5に対して略垂直な方向に図示しない車両側電源供給
装置のコネクタを挿抜できるように接続部としてのコネ
クタ孔12が形成され、ブラシ孔4a,bの挿通方向の
延長上には、挿通孔13が形成されている。また、図
2,3に示すように、ブラシホルダ装置41には、ター
ミナル31がインサート成形されている。
【0050】図4に示すターミナル31は、接続端33
a,b,c,dを、平板状の導電性材料を打ち抜き加工
等を行って外形を形成した後に、プレス加工等を行うこ
とにより形成される。
【0051】そして、接続端33aは、接続端33cと
電気的に接続しており、接続端33bは、接続端33d
と電気的に接続している。また、接続端33a,bに
は、前述の挿通孔13と略同一形状で構成される切欠き
32が設けられている。
【0052】そして、接続端33a,bは、図2に示す
ように、コネクタ孔12の底面から突出しており、図示
しない電源供給装置に接続される。
【0053】本発明のブラシホルダ装置41は、以上の
ような構成であり、次に、ブラシホルダ装置41の製造
方法について示す。図2に示すブラシホルダ装置41
は、図5に示す金型51を用いて、予め定められた成形
条件による射出成形によって成形される。以下、ブラシ
ホルダ装置41の製造方法について説明する。
【0054】図5に示すように、金型51は、コア5
2、キャビティ53、およびスライドピン21a,bを
備える。コア52とキャビティ53の間には、図2に示
したブラシホルダ6、給電コネクタ11をそれぞれ成形
することができる空間56,57が形成されている。
【0055】また、コア52には、スライドピン21
a,bをそれぞれ挿通するための挿通孔54a,bが形
成されている。また、キャビティ53にも、スライドピ
ン21a,bを挿通するための挿通孔55a,bが形成
されている。
【0056】そして、図2に示すブラシホルダ装置41
を成形するためには、はじめに、図5に示すように、コ
ア52とキャビティ53から構成される金型51をセッ
トし、スライドピン21a,bを挿通孔54a,55
a、および54b,55bに挿入する。このとき、スラ
イドピン21a,bは、図2におけるブラシボックス3
a,b内に位置する部位で留置されている。そして、図
示しないランナーおよびゲートを通じて空間56,57
内に樹脂材料を充填させる。
【0057】そして、空間56,57内に充填された樹
脂材料が、硬化した後、スライドピン21a,bを抜去
し、金型51から前述の樹脂材料を離型する。
【0058】上記の製造方法により、図2,3に示すブ
ラシホルダ装置41を一体に成形することができる。
【0059】上記の通り、本発明に係るブラシホルダ装
置41においては、図2に示すように、ブラシホルダ6
のブラシ実装面5には、平面部6aと略平行で、且つ図
示しないブラシを摺動可能に保持するブラシボックス3
a,bが配設され、給電コネクタ11は、前記ブラシの
摺動方向で、且つブラシホルダ6のブラシ実装面5の方
向に延出し、その延出端には、図示しない電源供給側コ
ネクタが接続されるコネクタ孔12が設けられているの
で、図5に示す金型51においては、幾何公差、寸法交
差に係る誤差、あるいは加工誤差等が生じにくい構造と
なっている。
【0060】従って、中心線L1上に図示しないコンミ
テータの回転軸中心である中心7を位置させることがで
き、且つ前述のコンミテータの回転軸中心である中心7
からブラシボックス3a,bに保持される図示しないブ
ラシまでの距離を均等にすることができる。
【0061】また、給電コネクタ11のコネクタ孔12
は、図示しないアーマチャの回転軸方向の反ギヤハウジ
ング42側の面であるブラシ実装面5の方向に延出して
いるので、図示しない車両側電源供給装置のコネクタと
容易に接合することができる。
【0062】また、図3に示すように、給電コネクタ1
1には、図示しないブラシの摺動方向の延長上に挿通孔
13が形成されるので、図3,5に示すように、金型5
1を用いて、ブラシホルダ6に配設されたブラシボック
ス3a,bにブラシ孔4a,bを成形するには、スライ
ドピン21a,bを挿通孔54a,55a、および54
b,55bからブラシ孔4a,bの位置する部位に挿入
し、スライドピン21a,bを留置した状態で樹脂材料
を充填すればよく、樹脂材料が硬化した後、スライドピ
ン21a,bが給電コネクタ11に干渉することなく硬
化した樹脂材料を離型することができる。
【0063】また、図5に示すブラシホルダ装置41の
製造方法においては、まず図2におけるブラシホルダ6
および給電コネクタ11を一体に成形する空間56,5
7を有する金型51をセットし、スライドピン21a,
bを挿通孔54a,55a、および54b,55bに挿
入し、金型51内にスライドピン21a,bを留置する
と共に、金型51内に形成された空間56,57に樹脂
材料を充填する。
【0064】そして、樹脂材料が硬化した後に、スライ
ドピン21a,bを抜去すると共に、金型51から樹脂
材料を離型することにより、図2に示すブラシホルダ6
と給電コネクタ11を一体に成形するので、成形を行う
金型51においては、幾何公差、寸法交差に係る誤差、
あるいは加工誤差等が生じにくい構造となっている。
【0065】従って、中心線L1上に図示しないコンミ
テータの回転軸中心である中心7を位置させることがで
き、且つ前述のコンミテータの回転軸中心である中心7
からブラシボックス3a,bに保持される図示しないブ
ラシまでの距離を均等にすることができる。
【0066】また、給電コネクタ11のコネクタ孔12
はブラシ実装面5側の方向に延出しているので、図示し
ない車両側電源供給装置のコネクタと容易に接合するこ
とができる。
【0067】また、図5に示すように、金型51内に留
置されるスライドピン21aは、さらに給電コネクタ1
1を成形する空間57にも留置されるので、図2に示す
ように、給電コネクタ11には、挿通孔13が形成され
る。
【0068】従って、図5に示す金型51内に図示しな
い樹脂材料を充填し、硬化した樹脂材料を金型51から
離型させる際に、スライドピン21aを、図2に示す給
電コネクタ11に干渉させることなく金型51から抜去
することができる。
【0069】次に、本発明に係る第二実施形態のブラシ
ホルダ装置の製造方法について説明する。図6に示すよ
うに、第二実施形態におけるブラシホルダ装置141
は、ABSやPBTなどの樹脂製で構成され、ブラシホ
ルダ106と、図示しない車両側電源供給装置のコネク
タに接続される給電コネクタ111を備える。
【0070】ブラシホルダ106は、図2において示し
たブラシホルダ6と同様な形状であり、反ギヤハウジン
グ42側の面としてのブラシ実装面105には、ブラシ
ボックス103a,bが、一対の平面部106aと略平
行な方向、すなわち、一対の曲面部106bの中心を通
過する中心線L2上で、且つ図示しないコンミテータが
挿入される中央孔102の周囲に配設される。
【0071】また、ブラシボックス103a,bには、
図示しないブラシを摺動可能に保持するためのブラシ孔
104a,bが、中心線L2と略平行に形成されてい
る。
【0072】給電コネクタ111は、中心線L2上でブ
ラシホルダ106と一体に形成され、且つブラシホルダ
106のブラシ実装面105側に延出している。そし
て、その延出端には、ブラシ実装面105に対して略垂
直な方向に図示しない車両側電源供給装置のコネクタを
挿抜できるようにコネクタ孔112が形成されている。
【0073】そして、図3に示したブラシホルダ装置4
1における給電コネクタ11には、挿通孔13が設けら
れていたが、図6に示すブラシホルダ装置141におけ
る給電コネクタ111には、挿通孔は設けられていな
い。ただし、ブラシボックス103aの給電コネクタ1
11側端面から給電コネクタ111のブラシボックス1
03a側端面までの長さLaは、ブラシ孔104aの長
さLbよりも長く構成されている。
【0074】本発明のブラシホルダ装置141は、以上
のような構成であり、次に、ブラシホルダ装置141の
製造方法について示す。ブラシホルダ装置141は、金
型151を用いて、予め定められた成形条件による射出
成形によって成形される。以下、ブラシホルダ装置14
1の製造方法について説明する。
【0075】金型151は、コア152、キャビティ1
53、およびスライドコア130、スライドピン122
bを備える。スライドコア130には、コア152とキ
ャビティ153の合わせ方向に対してほぼ垂直な方向に
スライド可能に金型151内に配置され、中心線L2と
略平行で、且つ給電コネクタ111を迂回するように形
成された支持部材129と、ブラシ孔104aを形成す
るためのスライドピン122aを備える。
【0076】そして、図示しないが、コア152および
キャビティ153には、ブラシホルダ装置141を形成
するための空間が設けられている。
【0077】そして、ブラシホルダ装置141を成形す
るためには、はじめに、コア152とキャビティ153
から構成される金型151をセットし、スライドピン1
22a,bをブラシ孔104a,bの位置する部位に留
置し、支持部材129をキャビティ153に固定するよ
うにしてスライドコア130を金型151にセットす
る。そして、図示しないランナーおよびゲートを通じて
空間内に樹脂材料を充填させる。
【0078】そして、前述の空間内に充填された樹脂材
料が、硬化した後、スライドピン122a,bをブラシ
孔104a,bから抜去し、スライドコア130を金型
151から離脱させ、金型151から前述の樹脂材料を
離型する。
【0079】上記の製造方法により、ブラシホルダ装置
141を一体に成形することができる。
【0080】上記の通り、本発明に係るブラシホルダ装
置141においては、ブラシホルダ106のブラシ実装
面105には、平面部106aと略平行で、且つ図示し
ないブラシを摺動可能に保持するブラシボックス103
a,bが配設され、給電コネクタ111は、前記ブラシ
の摺動方向で、且つ前記ブラシホルダ106のブラシ実
装面105の方向に延出し、その延出端には、図示しな
い電源供給側コネクタが接続されるコネクタ孔112が
設けられているので、成形を行う金型151において
は、幾何公差、寸法交差に係る誤差、あるいは加工誤差
等が生じにくい構造となっている。
【0081】従って、中心線L2上に図示しないコンミ
テータの回転軸中心である中心107を位置させること
ができ、且つ前述のコンミテータの回転軸中心である中
心107からブラシボックス103a,bに保持される
図示しないブラシまでの距離を均等にすることができ
る。
【0082】また、給電コネクタ111のコネクタ孔1
12は、図示しないアーマチャの回転軸方向の反ギヤハ
ウジング側の面であるブラシ実装面105側に延出して
いるので、図示しない車両側電源供給装置のコネクタと
容易に接合することができる。
【0083】また、ブラシボックス103aの給電コネ
クタ111側端面から給電コネクタ111のブラシボッ
クス103a側端面までの長さは、ブラシボックス10
3aに形成されたブラシ孔104aの長さよりも長く構
成されているので、金型151内に留置されるスライド
ピン122aを支持し、且つ金型151内に給電コネク
タ111を成形する空間を迂回する支持部材129をさ
らに留置しても、この支持部材129が給電コネクタ1
11に干渉することなくスライドピン122aをブラシ
ボックス103aから抜去することができる。
【0084】また、本発明に係るブラシホルダ装置14
1の製造方法においては、まずブラシホルダ106およ
び給電コネクタ111を一体に成形する空間を有する金
型151をセットし、金型151内のブラシ孔104
a,bが形成される部位にスライドピン122a,bを
留置すると共に、金型151内に形成されたブラシホル
ダ106と給電コネクタ111を一体に成形する空間に
樹脂材料を充填する。
【0085】そして、樹脂材料が硬化した後に、スライ
ドピン122a,bを抜去すると共に、金型151から
樹脂材料を離型することにより、ブラシホルダ106と
給電コネクタ111を一体に成形するので、成形を行う
金型151においては、幾何公差、寸法交差に係る誤
差、あるいは加工誤差等が生じにくい構造となってい
る。
【0086】従って、中心線L2上に図示しないコンミ
テータの回転軸中心である中心107を位置させること
ができ、且つ前述のコンミテータの回転軸中心である中
心107からブラシボックス103a,bに保持される
図示しないブラシまでの距離を均等にすることができ
る。
【0087】また、給電コネクタ111のコネクタ孔1
12は、図示しないアーマチャの回転軸方向の反ギヤハ
ウジング側の面であるブラシ実装面105側に延出して
いるので、図示しない車両側電源供給装置のコネクタと
容易に接合することができる。
【0088】また、金型151内に留置されるスライド
ピン122aを支持し、且つ金型151内に給電コネク
タ111を成形する空間を迂回する支持部材129をさ
らに留置するので、給電コネクタ111に支持部材12
9及びスライドピン122aを干渉させることなく樹脂
成形を行うことができる。
【0089】次に、本発明に係る第三実施形態のブラシ
ホルダ装置の製造方法について説明する。図7に示すよ
うに、第三実施形態におけるブラシホルダ装置141
は、図6において示したものと同一形状であり、製造方
法のみ異なるので、ブラシホルダ装置141における同
一部材は同一符号で表している。
【0090】そして、ブラシホルダ装置141は、金型
151を用いて、予め定められた成形条件による射出成
形によって成形される。以下、ブラシホルダ装置141
の製造方法について説明する。
【0091】金型151は、コア152およびキャビテ
ィ153を備える。図6においては、ブラシホルダ装置
141の成形に、スライドコア130を用いたが、図7
に示すように、ブラシホルダ装置141の製造におい
て、図6に示したスライドコア130の代わりに、スラ
イドピン123a,b,125、カム124、スプリン
グ126を用いる。
【0092】スライドピン123a,bは、ブラシ孔1
04a,bの挿通方向と略平行に移動可能であり、スラ
イドピン125は、スライドピン123aの移動方向に
対して垂直方向Dに移動可能に構成されている。そし
て、カム124は、スライドピン125に当接されるよ
うにコア152側に配設され、スプリング126は、そ
の一端がキャビティ153に掛止され、その他端は、ス
ライドピン123aに掛止されている。
【0093】そして、コア152とキャビティ153を
合わせた後、カム124を回転させると、カム124の
動きに連動してスライドピン125がブラシ孔104a
の挿通方向と垂直な方向Dに移動し、斜辺部127と斜
辺部128が当接することにより、スライドピン123
aは、ブラシボックス103a内に挿入されるように構
成されている。
【0094】また、カム124をさらに回転させること
により、スライドピン123aとスライドピン125の
当接が解除され、スライドピン123aは、スプリング
126のバネ力により、E方向に移動して定位置に復帰
するように構成されている。
【0095】また、図示していないが、コア152およ
びキャビティ153には、ブラシホルダ装置141を形
成するための空間が設けられている。
【0096】そして、ブラシホルダ装置141を成形す
るためには、はじめに、コア152とキャビティ153
から構成される金型151をセットし、カム124を回
転させて、スライドピン125を方向Dに降下させてス
ライドピン123aに当接させる。
【0097】そして、スライドピン123aをブラシ孔
104aの位置する部位に留置し、スライドピン123
bをブラシ孔104bの位置する部位に留置して、図示
しないランナーおよびゲートを通じて空間内に樹脂材料
を充填させる。
【0098】前述の空間内に充填された樹脂材料が、硬
化した後、カム124を回転させて、スライドピン12
3aをブラシ孔104aから抜去し、スライドピン12
3bをブラシ孔104bから抜去して、金型151から
前述の樹脂材料を離型する。
【0099】上記の製造方法により、ブラシホルダ装置
141を一体に成形することができる。
【0100】このように、金型151内には、ブラシ孔
104aを形成するスライドピン123aと、給電コネ
クタ111の延出方向にスライド可能なスライドピン1
25が配置され、このスライドピン125に当接される
ことにより、スライドピン123aは移動してブラシ孔
104aを形成することができるので、図に示す給電コ
ネクタ111にスライドピン123aを干渉させること
なく樹脂成形を行うことができる。
【0101】次に、本発明に係るモータについて、図1
を参照しながら以下に説明する。本発明に係るモータ1
は、ウィンドウレギュレータ駆動用モータであって、図
示しないギヤをその内部に収納するギヤハウジング42
と、コンミテータ45が配設されたアーマチャ46と、
該アーマチャ46を回転可能に収納するヨークハウジン
グ43と、ギヤハウジング42とヨークハウジング43
の間に介挿されるブラシホルダ装置41を備える。
【0102】なお、ブラシホルダ装置41の代わりに、
図6,7に示したブラシホルダ装置141が使用されて
もよい。以下、図2において示したブラシホルダ装置4
1を用いて説明する。
【0103】ブラシホルダ装置41は、前述の通り、ブ
ラシホルダ6と給電コネクタ11を備え、ブラシホルダ
6には、ブラシボックス3a,bが配設されており、こ
のブラシボックス3a,bには、ブラシ44a,bが摺
動可能に保持されている。また、給電コネクタ11は、
ブラシ44a,bの摺動方向で、且つブラシホルダ6の
反ギヤハウジング42側の方向に延出している。
【0104】また、ブラシ44a,b間には、コンミテ
ータ45が挿入されており、ブラシ44a,bがコンミ
テータ45に摺接することにより、所定の電力がアーマ
チャ46に配設された巻線47に供給され、磁石48に
よる巻線47への界磁によって、アーマチャ46は回転
する。
【0105】上記の通り、本発明のモータ1において
は、一対の平面部6aを有するブラシホルダ6の反ギヤ
ハウジング42側の面には、平面部6aと略平行で、且
つブラシ44a,bを摺動可能に保持するブラシボック
ス3a,bが配設され、給電コネクタ11は、ブラシ4
4a,bの摺動方向で、且つブラシホルダ6の反ギヤハ
ウジング42側の方向に延出し、その延出端には、図示
しない電源供給側コネクタが接続される接続部としての
コネクタ孔12が設けられているので、ブラシホルダ装
置の成形を行う金型においては、幾何公差、寸法交差に
係る誤差、あるいは加工誤差等が生じにくい構造となっ
ている。
【0106】従って、ブラシ44a,bの中心を結ぶ直
線上にコンミテータ45の回転軸中心を位置させること
ができ、且つコンミテータ45の回転軸中心からブラシ
44a,bまでの距離を均等にすることができる。
【0107】また、モータ1の正逆いずれの方向への回
転においても、ブラシ44a,bとコンミテータ45間
における電気的あるいは機械的回転特性を変化させるこ
となく同様にすることができる。
【0108】また、給電コネクタ11のコネクタ孔12
は、アーマチャ46の回転軸方向の反ギヤハウジング4
2側に向いているので、図示しない車両側電源供給装置
のコネクタと容易に接合することができる。
【0109】上記したように、本実施形態によれば、以
下の効果を奏する。 (1)一対の平面部6aを有するブラシホルダ6の反ギ
ヤハウジング側の面には、平面部6aと略平行で、且つ
ブラシ44a,bを摺動可能に保持するブラシボックス
3a,bが配設され、給電コネクタ11は、ブラシ44
a,bの摺動方向で、且つブラシホルダ6の反ギヤハウ
ジング42側の方向に延出し、その延出端には、図示し
ない電源供給側コネクタが接続される接続部としてのコ
ネクタ孔12が設けられているので、成形を行う金型に
おいては、幾何公差、寸法交差に係る誤差、あるいは加
工誤差等が生じにくい構造となっている。
【0110】従って、ブラシ44a,bの中心を結ぶ直
線上にコンミテータ45の回転軸中心を位置させること
ができ、且つコンミテータ45の回転軸中心からブラシ
44a,bまでの距離を均等にすることができる。
【0111】また、モータ1の正逆いずれの方向への回
転においても、ブラシ44a,bとコンミテータ45間
における電気的あるいは機械的回転特性を変化させるこ
となく同様にすることができる。
【0112】また、給電コネクタ11のコネクタ孔12
は、アーマチャ46の回転軸方向の反ギヤハウジング4
2側に向いているので、図示しない車両側電源供給装置
のコネクタと容易に接合することができる。
【0113】(2)給電コネクタ11には、ブラシ44
a,bの摺動方向の延長上に挿通孔13が形成されるの
で、金型51を用いてブラシホルダ6に配設されたブラ
シボックス3a,bにブラシ孔4a,bを成形するに
は、スライドピン21a,bを挿通孔54a,55a、
および54b,55bからブラシ孔4a,bの位置する
部位に挿入し、スライドピン21a,bを留置した状態
で樹脂材料を充填すればよく、樹脂材料が硬化した後、
スライドピン21a,bが給電コネクタ11に干渉する
ことなく硬化した樹脂材料を離型することができる。
【0114】(3)ブラシボックス103aの給電コネ
クタ111側端面から給電コネクタ111のブラシボッ
クス103a側端面までの長さが、ブラシボックス10
3aに形成されたブラシ孔104aの長さよりも長く構
成された場合は、金型151内に留置されるスライドピ
ン122aを支持し、且つ金型151内に給電コネクタ
111を成形する空間を迂回する支持部材129をさら
に留置しても、この支持部材129が給電コネクタ11
1に干渉することなくスライドピン122aをブラシボ
ックス103aから抜去することができる。
【0115】(4)ブラシホルダ6および給電コネクタ
11を一体に成形する空間56,57を有する金型51
をセットする工程と、金型51内にブラシボックス3
a,b内にブラシ孔4a,bを形成するためのスライド
ピン21a,bを挿入する工程と、スライドピン21
a,bを留置すると共に、金型51内の空間56,57
に図示しない樹脂材料を充填する工程と、この樹脂材料
を硬化させる工程と、樹脂材料を硬化させる工程の後
に、スライドピン21a,bを抜去すると共に、金型5
1から前述の樹脂材料を離型する工程と、を備えてなる
ので、成形を行う金型51においては、幾何公差、寸法
交差に係る誤差、あるいは加工誤差等が生じにくい構造
となっている。
【0116】従って、ブラシ44a,bの中心を結ぶ直
線上にコンミテータ45の回転軸中心を位置させること
ができ、且つコンミテータ45の回転軸中心からブラシ
44a,bまでの距離を均等にすることができる。
【0117】また、モータ1の正逆いずれの方向への回
転においても、ブラシ44a,bとコンミテータ45間
における電気的あるいは機械的回転特性を変化させるこ
となく同様にすることができる。
【0118】また、給電コネクタ11のコネクタ孔12
をアーマチャ46の回転軸方向の反ギヤハウジング42
側に向けることができるので、図示しない車両側電源供
給装置のコネクタと容易に接合することができる。
【0119】(5)スライドピン21a,bを留置する
と共に、金型51内の空間56,57に図示しない樹脂
材料を充填する工程では、さらにスライドピン21aを
金型51内の給電コネクタ11を成形する空間57にも
留置するので、給電コネクタ11には、挿通孔13が形
成される。
【0120】従って、金型51内に図示しない樹脂材料
を充填し、硬化した樹脂材料を金型から離型させる際
に、スライドピン21aを、給電コネクタ11に干渉さ
せることなく金型51から抜去することができる。
【0121】(6)スライドピン122a,bを留置す
ると共に、金型151内の空間に樹脂材料を充填する工
程において、金型151内に留置したスライドピン12
2aを支持部材129により支持し、且つ支持部材12
9を金型151内の給電コネクタ111を成形する空間
を迂回させて金型151内に留置した場合は、給電コネ
クタ111に支持部材129及びスライドピン122a
を干渉させることなく樹脂成形を行うことができる。
【0122】
【発明の効果】以上、本発明によれば、モータの正逆い
ずれの方向への回転においても、ブラシとコンミテータ
間における電気的あるいは機械的回転特性を同様にする
ことができる。また、車両側電源供給装置のコネクタと
接合が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモータを示す全体図である。
【図2】本発明に係る第一実施形態のブラシホルダ装置
を示す図である。
【図3】図2におけるA−A断面図である。
【図4】(a)は、本発明に係るターミナルの左側面図
であり、(b)は、本発明に係るターミナルの正面図で
ある。
【図5】本発明に係る第一実施形態の金型を示す図であ
る。
【図6】本発明に係る第二実施形態のブラシホルダ装置
の製造方法を示す図である。
【図7】本発明に係る第三実施形態のブラシホルダ装置
の製造方法を示す図である。
【図8】従来例におけるブラシホルダ装置の製造方法を
示す図である。
【図9】図8におけるB−B矢視図である。
【図10】従来例におけるブラシホルダ装置の製造方法
を示す図である。
【図11】図10におけるC−C矢視図である。
【符号の説明】
1 モータ、2,102,202,302 中央孔、3
a,b,103a,b,203a,b,303a,b
ブラシボックス、4a,b,104a,b,204a,
b,304a,b ブラシ孔、5,105,205,3
05a ブラシ実装面、6,106,206,306
ブラシホルダ、6a,106a,206a,306a
平面部、6b,106b,206b,306b 曲面
部、7,107,207 中心、11,111,21
1,311 給電コネクタ、12,112,212,3
12 コネクタ孔、13 挿通孔、21a,b,122
a,b,123a,b,125,221a,b,321
a,b スライドピン、31 ターミナル、32 切欠
き、33a,b,c,d 接続端、42 ギヤハウジン
グ、43 ヨークハウジング、44a,b ブラシ、4
5 コンミテータ、46アーマチャ、47 巻線、48
磁石、51,151,251,351 金型、52,
152,252,352 コア、53,153,25
3,353 キャビティ、54a,b,55a,b 挿
通孔、56,57 空間、124 カム、126 スプ
リング、127,128 斜辺部、130 スライドコ
ア、305b反ブラシ実装面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 15/02 H02K 23/00 A 5H623 23/00 B60J 1/17 A Fターム(参考) 3D127 CB05 DF04 5H605 BB05 CC02 CC03 CC06 CC08 EA16 EA27 EC05 EC07 GG18 GG20 5H607 AA12 BB01 CC09 DD09 DD10 DD19 EE36 JJ01 JJ05 5H613 AA02 GA14 GA17 KK03 PP03 5H615 AA01 BB01 BB04 PP26 SS44 TT26 5H623 AA10 JJ06 LL10 LL14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給電コネクタと、該給電コネクタと一体
    に形成されたブラシホルダと、ギヤハウジングが接合さ
    れるヨークハウジングと、を有するモータであって、 一対の平面部を有する前記ブラシホルダの反ギヤハウジ
    ング側の面には、前記平面部と略平行で、且つブラシを
    摺動可能に保持するブラシボックスが配設され、 前記給電コネクタは、前記ブラシの摺動方向で、且つ前
    記ブラシホルダの反ギヤハウジング側の方向に延出し、
    その延出端には、電源供給側コネクタが接続される接続
    部が設けられたことを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 前記給電コネクタには、前記ブラシの摺
    動方向の延長上に挿通孔が形成されたことを特徴とする
    請求項1に記載のモータ。
  3. 【請求項3】 前記ブラシボックスの前記給電コネクタ
    側端面から前記給電コネクタの前記ブラシボックス側端
    面までの長さは、前記ブラシボックスに形成された挿通
    孔の長さよりも長く構成されたことを特徴とする請求項
    1に記載のモータ。
  4. 【請求項4】 ブラシボックスが配設されたブラシホル
    ダと、該ブラシホルダと一体に成形された給電コネクタ
    を有するモータの製造方法であって、 前記ブラシホルダおよび前記給電コネクタを一体に成形
    する空間を有する金型をセットする工程と、 前記金型内に前記ブラシボックス内に孔部を形成するた
    めのスライドピンを挿入する工程と、 前記スライドピンを留置すると共に、前記金型内の前記
    空間に樹脂材料を充填する工程と、 前記樹脂材料を硬化させる工程と、 該樹脂材料を硬化させる工程の後に、前記スライドピン
    を抜去すると共に、前記金型から前記樹脂材料を離型す
    る工程と、を備えてなることを特徴とするモータの製造
    方法。
  5. 【請求項5】 前記スライドピンを留置すると共に、前
    記金型内の前記空間に樹脂材料を充填する工程では、さ
    らに前記スライドピンを前記金型内の前記給電コネクタ
    を成形する空間にも留置することを特徴とする請求項4
    に記載のモータの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記スライドピンを留置すると共に、前
    記金型内の前記空間に樹脂材料を充填する工程では、前
    記金型内に留置した前記スライドピンを支持部材により
    支持し、且つ前記支持部材を前記金型内の前記給電コネ
    クタを成形する空間を迂回させて前記金型内に留置する
    ことを特徴とする請求項4に記載のモータの製造方法。
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