JP2771283B2 - 画像形成装置における画像読取位置の表示装置 - Google Patents

画像形成装置における画像読取位置の表示装置

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JP2771283B2
JP2771283B2 JP1303978A JP30397889A JP2771283B2 JP 2771283 B2 JP2771283 B2 JP 2771283B2 JP 1303978 A JP1303978 A JP 1303978A JP 30397889 A JP30397889 A JP 30397889A JP 2771283 B2 JP2771283 B2 JP 2771283B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、デジタル複写機等の画像形成装置に係り、
特に走査方向の画像信号の読取位置のずれを表示するこ
とのできる画像形成装置における画像読取位置の表示装
置に関する。
〔従来の技術〕
例えばデジタル複写機等の画像形成装置においては、
原稿載置台の左端部に原稿サイズに応じて所定範囲内に
原稿が載置されるように原稿セット位置を表示した基準
板が設けられている。この基準板は、光学系の走査方向
(以下、副走査方向という)における原稿の画像信号の
読取開始の基準位置を設定するとともに、光学系の走査
方向に対する垂直方向(以下、主走査方向という)にお
ける原稿の載置位置を指定する機能を有している。ま
た、第1及び第2光学系からなる光学系を駆動部材の所
定の位置に配設するとともに、光学系の移動範囲内の所
定位置に、例えばフォトインターラプタ等のセンサを配
設し、該所定位置に移動した第1光学系を検知して副走
査方向の画像信号の読み取りを開始するようにしてい
る。そして、原稿載置台の前記基準位置から正確に原稿
の画像信号が読み取られるために、製品製造時やフィー
ルドでのメンテナンスにおけるCCD基板、フォトインタ
ーラプタ、基準板等の交換時には該基準位置の画像がCC
Dに入射されるタイミングで第1光学系が前記センサに
より検出されるように基準板、フォトインターラプタ等
のセンサ及び第1光学系の各取付位置が調整されてい
る。また、基準板の指定位置に載置された原稿の画像が
正確にCCDの画像読取範囲に結像し、その画像信号がCCD
で読み取られるために基準板で設定される主走査方向に
おける原稿中心とCCDの画像読取範囲の中心とが一致す
るように基準板及びCCDの各取付位置が調整されてい
る。
従来、上記主走査方向及び副走査方向における画像信
号の読取位置の調整は、テスト原稿を読み取った画像信
号から主走査方向又は副走査方向1ライン分の画像信号
を抽出し、その画像信号の各走査方向における波形を高
速オシロスコープ、ロジックアナライザ又はD/A変換器
等の測定機器に表示させ、画像信号の読取位置のずれを
モニタしながら上記基準板、センサ、第1光学系及びCC
Dの各取付位置を調節して行われている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記高速オシロスコープ、ロジックアナラ
イザ等の測定機器は高価であるため、製造部門ではそれ
らに代わる廉価で簡易な測定機器を用いて主走査及び副
走査方向における画像信号の読取位置の調整を行なえる
ことが望まれている。また、サービス部門では、メンテ
ナンスを要するフィールドの広域化、前記測定機器の保
有台数の制限等により前記測定機器のフィールドへの搬
出が容易でなく、前記機定機器を使用することなく主走
査及び副走査方向における画像信号の読取位置の調整を
行うことが多い。このため原稿セット用の基準板及びCC
D基板等の交換はできてもそれらの正確な取付位置の調
整は行なえず、十分なメンテナンスが困難となってい
る。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、走
査方向における原稿の画像信号の読取位置のずれを表示
することのできる画像形成装置における画像読取位置の
表示装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、本発明は、撮像手段によ
り読み取られた原稿の画像信号から潜像形成用の画像デ
ータを生成し、該画像データを感光体に出力して画像形
成する画像形成装置において、上記撮像手段により走査
方向の所定範囲を読み取られた、該走査方向に2色に色
分けされたテスト原稿の各画像信号を2値化する2値化
手段と、2値化された画像信号の第1の値のデータ数と
第2の値のデータ数とをそれぞれ積算する積算手段と、
積算結果に基づき得られるデータを表示する表示手段と
を備えたものである。
〔作用〕
上記のように構成された画像形成装置における画像読
取位置の表示装置においては、走査方向に2色に色分け
されたテスト原稿が撮像手段により当該走査方向の所定
範囲だけ読み取られ、その画像信号が0又は1の値に2
値化された後、各値のデータ数がそれぞれ積算される。
そして、この積算結果に基づいて得られる表示用のデー
タが表示手段に表示される。
〔実施例〕
本発明に係る画像形成装置における画像読取位置の表
示装置について第1図〜第8図を用いて説明する。
第2図は、本発明に係る画像読取開始位置の表示装置
を有するデジタル複写機(画像形成装置)の全体構成を
示す図である。同図において、複写機本体1の上面には
コタクトガラス2により原稿載置台が形成され、その左
端部には原稿載置位置の基準板4が設けられている。な
お、基準板4の下部、コンタクトガラス2の複写機本体
1側の2a部分は白色になっている。また、前記コンタク
トガラス2に対向して載置された原稿Gを押さえるため
の原稿押え3が設けられている。前記基準板4は、第3
図(デジタル複写機の上部斜視図)に示すように原稿サ
イズに対応した原稿載置位置の指示線4aが形成され、ネ
ジ41により複写機本体1に主走査方向Bに位置調整可能
に取付られている。また、基準板4により形成される副
走査方向Aの基準線R0はCCD12による原稿Gの画像信号
の読取開始位置となっている。第2図に戻り、複写機本
体1内の上部には、第1光学系L1、第2光学系L2、レン
ズ部11及びCCD12(画像データ読取装置)より構成され
た画像データ読取部が配設されている。前記第1光学系
L1は、主に反射傘5、ハロゲンランプ6(光源)及び反
射鏡7等からなり、前記第2光学系L2は、主に反射鏡9,
10から構成され、第1及び第2光学系L1,L2は不図示の
駆動機構により原稿面に沿って副走査方向Aに往復動す
るようになされている。上記画像データ読取部では、ハ
ロゲンランプ6により原稿Gに光が照射され、その反射
光が反射鏡7,9,10を介してレンズ部11に導かれ、該レン
ズ部11により結像された原稿Gの画像信号がCCD12によ
り読み取られ、不図示の記憶装置に記憶される。この画
像信号の読取開始タイミングは、複写機本体1の所定位
置に配設されたフォトインターラプタ13による第1光学
系L1の検出信号により行なわれる。すなわち、フォトイ
ンターラプタ13は、前記基準線R0における原稿Gの画像
がCCD12に入射されるタイミングで第1光学系L1の検出
信号が出力されるような位置に配設されている。また、
第1光学系L1の適所には仕切板8が取り付けられてお
り、該仕切板8で前記フォトインターラプタ13の光路が
遮断されることによりホームポジションから往動してき
た第1光学系L1が検出され、該検出信号によりCCD12の
画像信号の読取が開始される。従って、第1光学系L1
びフォトインターラプタ13のそれぞれの取付位置が好適
であれば、フォトインターラプタ13の検出信号により基
準線R0から画像信号の読み取りが開始されることにな
る。14は原稿走査の上流側(図中、左側)における第1
光学系L1の停止位置、すなわち、ホームポジションに配
設されているフォトインターラプタである。フォトイン
ターラプタ14により復動してきた第1光学系L1が検出さ
れると、該検出信号により光学系の駆動が停止され、第
1及び第2光学系L1,L2は所定のホームポジションに停
止される。
複写機本体1内の下部適所には、レーザダイオード15
(画像データ出力装置)、ポリゴンミラー16及び反射鏡
17から構成される画像データ出力部が配設されている。
画像データ出力部では、後述する画像処理回路で生成さ
れた画像データがレーザダイオード15によりレーザ光に
変調されてポリゴンミラー16に出力され、該ポリゴンミ
ラー16の回転によりライン走査され、反射鏡17を経て感
光体ドラム18側へ導かれる。
複写機本体1内の下部適所には、転写機構と給紙機構
及び排紙機構とから構成される像形成手段が配設されて
いる。前記転写機構は、感光体ドラム18、帯電装置19、
現像装置20、転写装置21、分離装置22及びクリーニング
装置23等から構成されている。帯電装置19により帯電さ
れた感光体ドラム18は、上記画像データ出力部から出力
された画像データの静電潜像が形成された後、上記現像
装置20により該画像データの静電潜像が顕像化され、上
記転写装置21により顕像化された画像データが給紙機構
により送給された要旨に転写される。そして、分離装置
22により感光体ドラム18から転写用紙が分離された後、
転写用紙は排紙機構を経て排紙トレイ31に排出され、感
光体ドラム18は上記クリーニング装置23によりドラム表
面に残留したトナーが除去される。給紙機構は、複写機
本体1の底部に設けられた給紙カセット24、給紙ローラ
25,給紙ガイド26及び搬送ローラ対27から構成され、上
記給紙ローラ25により給紙カセット24から送り出された
用紙は、給紙ガイド26、搬送ローラ対27により感光体ド
ラム18に給送される。また、排紙機構は、搬送ベルト2
8、定着部29及び排紙ローラ対30により構成され、上記
分離装置22により感光体ドラム18から分離された転写用
紙は、搬送ベルト28により定着部29に搬送され、該定着
部29で定着された後、排紙ローラ対30により排紙トレイ
31に排出される。
第1図は、上記デジタル複写機における本発明に係る
画像読取位置の表示装置に関するシステム構成図を示し
たものである。同図において、第2図に示す部材と同一
部材には同一番号を付している。32はハロゲンランプ6
の発光量を制御するAVRユニットである。AVRユニット32
は不図示のボリュームにより設定された光量となるよう
にハロゲンランプ6の発光量を制御する。33はCCD12に
より読み取られた画像信号を補正する補正回路であり、
例えばCCD12を構成している各画素の受光感度のばらつ
きによる画像信号のばらつきやレンズ部11の明るさの偏
差による画像信号の偏差等を補正し、受光量の誤差を補
正する。34は前記画像信号の取込先を選択するための入
力セレクタであり、マイクロコンピュータ36(以下、CP
Uという)からの指令信号により前記画像信号を後段の
画像処理回路35又はCPU36内の画像メモリ37aに選択的に
出力する。35はCCD12から入力される画像信号から感光
体ドラム18において静電潜像を形成するための画像デー
タを生成する画像処理回路である。36は複写機のコピー
動作を集中制御するCPUであり、前記CCD12から入力され
る画像信号を記憶する画像メモリ37a、画像信号を
「0」また「1」の2値化データに変換する2値化回路
37bおよび2値化された「0」また「1」の画像データ
数をそれぞれ積算する積算器37cを内蔵している。CUP36
はコピー動作に際して第1及び第2光学系L1,L2をプリ
スキャンさせ、原稿Gの画像信号を読み取り、該画像信
号から画像処理条件を演算して、前記画像処理回路35に
出力する。画像処理回路35は前記画像処理条件に基づい
てCCD12から入力される画像信号(正規のスキャンによ
る画像信号)から静電潜像を形成するための画像データ
に生成し、その画像データをレーザダイオード15に出力
する。また、CPU36は画像信号の読取位置調整モードに
なると(このモードは作業者からの指示により設定され
る)、後述する走査方向における画像信号の読取位置表
示用の画像データを生成し、該画像データを表示装置40
に出力する。38及び39はそれぞれROMとRAMであり、ROM3
8にはCPU36の処理プログラムが記憶され、RAM39は処理
プログラムやCPU36で演算されたデータが記憶される。4
0は複写機本体1の操作パネル(第3図参照)上に設け
られたLCD又はLEDからなる表示装置である。
次に、本発明に係るデジタル複写機の主走査方向にお
ける画像信号の読取位置の表示動作について説明する。
主走査方向における画像信号の読取位置を表示させる
場合は、まず、CPU36のプログラムモードを画像信号の
読取位置調整モードに設定し、例えば第4図に示すよう
な2色に色分けされたテスト原稿GTを、第5図に示すよ
うにテスト原稿GTの原稿端Qを原稿載置台の基準線R
0(第3図参照)に合せるとともに、テスト原稿GTの色
分けされた境界線LMを基準板4のセンタ表示Mに合せて
原稿載置台に載置し、読取走査を行なう。第4図に示す
テスト原稿GTは、主走査方向に同一長lの白領域42と黒
領域43とを設けたものである。色分け領域は同図と逆で
もよく、2色の色分けも明瞭な明度差があるものであれ
ば、有彩色であってもよい。また、テスト原稿GTの副走
査方向の長さは、主走査方向に画像信号が読み取られる
位置P1(第5図参照)を十分にカバーする適宜の長さに
なっている。
読取走査を行うと、第1及び第2光学系L1,L2は予め
設定された距離を移動して停止し、副走査方向の所定位
置P1における、例えば読取範囲a−a′において主走査
方向1ライン分の画像信号がCCD12により読み取られ
る。なお、前記読取範囲a−a′はテスト原稿GTの主走
査方向の長さ2lより短く設定されている。
CCD12を構成している各センサで読み取られた画像信
号は上述した補正回路33で所定の補正を施された後、入
力セレクタ34を介してCPU36に取り込まれ、2値化回路3
7bにより、例えば白色の画像信号は「1」、黒色の画像
信号は「0」の2値化データに変換される。そして、各
色の2値化データ数が積算器37cによりそれぞれ積算さ
れ、その積算結果が表示装置40に表示される。なお、前
記積算された白色及び黒色の2値化データ数は、それぞ
れCCD12を構成している画素数の内、白色を受光した画
素数と黒色を受光した画素数と等しくなっている。
第6図は、第5図に示す読取範囲a−a′で読み取ら
れた画像信号から算出された白色と黒色の各2値化デー
タ数を表示した一例である。第5図において、読取範囲
a−a′は、CCD12が主走査方向においてCCD12の画素列
中心と原稿載置位置の中心Mとが一致するように設定さ
れている場合の読取範囲である。また、本実施例では、
CCD12を構成している画素の総数が5000ドットの場合を
示している。従って、主走査方向に同一長の白色領域と
黒色領域との画像信号がCCD12で読み取られるため、表
示装置40の表示領域44に表示される白色及び黒色の各ド
ット数は同数の2500ドットとなっている。CCD12の取付
位置が基準板4に指定される原稿載置位置に対して複写
機前側にずれていると、画像信号の読取範囲は、例えば
第5図の読取範囲b−b′となり、CCD12で読み取られ
る画像信号は白色領域より黒色領域が長くなる。この結
果、表示装置40に表示される白色及び黒色の各ドット数
は黒色ドット数が白色ドット数より大きくなる。これに
より主走査方向における画像信号の読取位置のずれ状態
を確認することができる。なお、第5図において、テス
ト原稿GTは白黒領域を逆にして載置してもよい。この場
合、前記読取範囲b−b′における表示内容は、当然の
ことながら白色ドット数が黒色ドット数より大きくな
る。
第7図は、黒色ドット数と白色ドット数との差を表示
領域44に棒グラフ45でベクトル的に表示した表示例であ
る。同図において、「F」及び「R」の表示は、それぞ
れ複写機の前側と後側とを示し、表示された棒グラフ45
の長さは黒色ドット数と白色ドット数の差N(=黒色ド
ット数−白色ドット数)の絶対値を示している。また、
N>0であれば、棒グラフ45はF側に表示され、N<0
であれば、棒グラフ45はR側に表示される。同図におい
ては、F側に棒グラフ45が表示されているので、黒色ド
ット数が白色ドット数より多いことを示し、第5図に示
すテスト原稿GTの載置例では、CCD12の取付位置が基準
板4で指定される原稿載置位置に対して複写機前側にず
れていることを示している。なお、第7図の表示例で
は、テスト原稿GTの白黒領域を逆にして載置すると、棒
グラフ45の表示方向が逆になるので、テスト原稿GTの載
置位置は棒グラフ45の表示方向に合せる必要がある。こ
の表示例は主走査方向における画像信号の読取位置のず
れ量とずれ方向とが一目で分るので、画像信号の読取位
置の調整を容易に行なうことができる。
さて、上記実施例では、主走査方向における画像信号
の読取位置のずれを表示させていたが、副走査方向につ
いても同様の表示を行わせることができる。この場合、
第8図に示すようにテスト原稿GTの白色部分を基準板4
側に載置して読取走査を行ない、副走査方向の所定範囲
c−c′について画像信号を読み取る。この所定範囲c
−c′はテスト原稿GTの副走査方向における白色部分の
長さlの2倍の範囲に設定されている。なお、テスト原
稿GTは第4図に示すようなテスト原稿GTに限定されるも
のではなく、副走査方向に2色に色分されているもので
あればよい。
読取走査を行なうと、ホームポジションから移動して
きた第1光学系L1がフォトインターラプタ13により検出
され、この検出タイミングで画像信号の読み取りが開始
される。そして、前記所定範囲c−c′(距離2l)の画
像信号が読み取られ、画像メモリ37aに記憶される。続
いてCCD36により画像メモリ37aに記憶された画像信号の
中から、例えば第8図に示す主走査方向の位置P1′ライ
ン上の画像信号が抽出され、各画像信号が2値化回路37
bにより上述した白色と黒色の2値化データに変換され
た後、白色と黒色の2値化データ数が積算器37cにより
それぞれ積算される。そして、その積算結果が上記第6
図に示したような表示形式で表示装置40に表示される。
なお、上記P1′ライン上の画像信号は、画像信号の読取
時にCCD12のセンサアレイ上の対応する画素信号を選択
的に取込むようにしてもよい。この場合は、画像信号を
一旦、画像メモリ37aに記憶しないので、上記演算処理
を迅速に行うことができる。
第8図では、画像信号の読取開始タイミングが基準線
R0に一致している場合なので、所定範囲c−c′のc端
及びc′端はそれぞれ基準線R0とテスト原稿GTの終端部
に一致し、テスト原稿GT全体の画像信号が読み取られる
ことになる。従って、所定範囲c−c′で良い取られる
白色領域と黒色領域は同一となるので、表示装置40に表
示される白色と黒色のドット数は同一になる。しかし、
画像信号の読取タイミングが基準線R0より早いと、上述
したようにコンタクトガラス2の2a部分(第2図参
照)、すなわち、基準板4の下部は白色になっているの
で、読取範囲c−c′内では白色領域が黒色領域より長
くなり、表示装置40の表示は白色ドット数が黒色ドット
数より大きくなる。一方、逆に画像信号の読取タイミン
グが基準線R0より遅いと、読取範囲c−c′内では黒色
領域が白色領域より長くなり、表示装置40の表示は黒色
ドット数が白色ドット数より大きくなる。
また、表示形式は第7図のようにしてもよい。この場
合は、表示「F」は、画像信号の読取タイミングが基準
線R0より遅い場合を示し、フォトインターラプタ13の設
置位置が副走査方向にずれていることを示すことにな
る。また、表示「R」は、画像信号の読取タイミングが
基準線R0より早い場合を示し、フォトインターラプタ13
の設置位置がホームポジション側にずれていることを示
すことになる。
ところで、上記実施例では、第4図に示すような主走
査方向の中央で黒白2色に色分されたテスト原稿GTを原
稿載置台への載置方向を変えて主走査方向と副走査方向
のそれぞれについて画像信号を読み取っていたが、第9
図に示すテスト原稿GT′を用いることもできる。第9図
のテスト原稿GT′は、原稿を主走査方向の中央と副走査
方向の中央とで4つの領域に分割し、1つの領域と他の
3つの領域とで2色に色分したものである。同図では、
斜線部は黒領域、他は白領域を示している。このテスト
原稿GT′の原稿端Q′を原稿載置台の基準線R0(第3図
参照)に合せるとともに、テスト原稿GT′の色分けされ
た境界線LM′を基準板4のセンタ表示Mに合せて原稿載
置台に載置し、主走査方向の画像信号の読取位置を表示
させる場合は、例えばP2ライン上の画像信号を読み取
り、副走査方向の画像信号の読取位置を表示させる場合
は、例えばP2′ライン上の画像信号を読み取るようにす
れば、テスト原稿を交換することなく主走査方向と副走
査方向のそれぞれについて画像信号を読み取ることがで
き、便利である。
以上説明したように表示装置40に表示される白色及び
黒色の各ドット数の相違により各走査方向における画像
信号の読取位置のずれ状態が確認できるので、白色及び
黒色の各ドット数が同一となるように基準板4、第1光
学系、フォトインターラプタ13又はCCD12の各取付位置
を調整すれば、各走査方向における画像信号の読取位置
のずれの調整を行うことができる。
副走査方向における画像信号の読取位置のずれは、副
走査方向における基準板4の取付位置、フォトインター
ラプタ13の配設位置等を調整して行われる。また、主走
査方向における画像信号の読取位置のずれは、主走査方
向における基準板4の取付位置とCCD12の取付位置との
相対的な位置を調整して行われる。
基準板4の位置調整は、第3図に示したようにネジ41
による主走査方向の基準板4の固定位置を調整すること
により行われる。なお、基準板4の位置調整は副走査方
向についても微調整が可能である。また、CCD12は、第1
0図に示す偏心コロ55を操作することによりその主走査
方向(図中、D方向)の位置が調整される。
第10図は、ユニット化されたレンズ部11及びCCD12の
斜視図である。同図において、レンズ部11は、レンズ11
aが収納されたレンズカバー11bがベース板48に固着され
ている。また、CCD12は、CCD取付板49の所定位置に固着
され(図では見えていない)、該CCD取付板49は高さ調
整板50の所定位置に取り付けられている。高さ調整板50
は、不図示のネジ部材により位置調整部材51に対して高
さ調整可能に取り付けられ、更にこの位置調整部材51
は、ネジ53により前記ベース板48に主走査方向に位置調
整可能に取り付けられている。そして、レンズ部11とCC
D12が取付けられた前記ベース板48は、ネジ54,54′及び
不図示のネジにより支持台47に副走査方向(図中、E方
向)に位置調整可能に取り付けられている。副走査方向
の位置調整は、支持台47の適所に設けられた孔を貫通し
てベース板48の適所に突設されたナット部48aに螺合さ
れたネジ56により行われる。すなわち、ネジ56を回転す
ることにより、ベース板48が支持台47に対して副走査方
向に移動し、ベース板48に載置されたレンズ部11及びCC
D12全体の副走査方向の位置調整が行われる。
前記高さ調整板50の高さ調整は、高さ調整板50の上部
両端に設けられたネジ52,52′及びスプリング52a,52a′
からなる高さ調整機構により行なわれる。すなわち、ネ
ジ52又はネジ52′を回転させることにより、高さ調整板
50の両端部の高さがそれぞれ調整される。また、前記位
置調整部材51の主走査方向に位置調整は偏心コロ55によ
り行なわれる。偏心コロ55を回転させることにより位置
調整部材51がD方向、すなわち、主走査方向に移動し、
CCD12の主走査方向の位置が調整される。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、2色に色分け
されたテスト原稿の画像信号を走査方向に所定範囲だけ
読み取り、該画像信号から各色を受光したCCDの画素数
をそれぞれ積算し、その積算結果に基くデータを複写機
に設けられ表示装置に表示するようにしたので、その走
査方向における画像信号の読取位置のずれ状態が確認で
き、該表示内容を確認しながら原稿載置位置を指定する
基準板の取付位置、CCDの取付位置、フォトインタラプ
タ配設位置等の調整を行うことにより主走査方向及び副
走査方向における画像信号の読取位置の調整を簡単かつ
正確に行なうことができる。また、特別な測定機器を必
要としないので、フィールドにおける前記部材の交換、
修理等の後に画像信号の読取位置の調整を簡単かつ短時
間に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る画像形成装置における画像読取位
置の表示装置のシステム構成図、第2図は本発明に係る
画像読取位置の表示装置を有する画像形成装置の全体構
成を示す図、第3図は本発明に係る画像形成装置の上部
斜視図、第4図はテスト原稿を示す図、第5図は主走査
方向の画像信号を読み取る場合の原稿載置台に載置され
たテスト原稿を示す図、第6図は表示装置に表示される
第1の表示例を示す図、第7図は表示装置に表示される
第2の表示例を示す図、第8図は副走査方向の画像信号
を読み取る場合の原稿載置台に載置されたテスト原稿を
示す図、第9図は他のテスト原稿例を示す図、第10図は
レンズ部及びCCDが取り付けられたユニットを示す斜視
図である。 1……複写機本体、4……基準板、5……反射傘、6…
…ハロゲンランプ(光源)、7,9,10……反射鏡、8……
仕切板、11……レンズ部、12……CCD(画像データ読取
装置)、13,14……フォトインターラプタ、15……レー
ザダイオード(画像データ出力装置)、33……補正回
路、34……入力セレクタ、36……CPU(マイクロコンピ
ュータ)、37a……画像メモリ、37b……2値化回路、37
c……積算器、38……ROM、39……RAM、40……表示装
置、41……ネジ、44……表示領域、45……棒グラフ、47
……支持台、48……ベース板、49……CCD取付板、50…
…高さ調整板、51……位置調整部材、55……偏心コロ、
GT,GT′……テスト原稿。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上平 和也 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (72)発明者 藤原 義幸 大阪府大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−2032(JP,A) 特開 昭59−12428(JP,A) 特開 昭60−239721(JP,A) 実開 昭59−192141(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 27/58 - 27/64

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像手段により読み取られた原稿の画像信
    号から潜像形成用の画像データを生成し、該画像データ
    を感光体に出力して画像形成する画像形成装置におい
    て、上記撮像手段により走査方向の所定範囲を読み取ら
    れた、該走査方向に2色に色分けされたテスト原稿の各
    画像信号を2値化する2値化手段と、2値化された画像
    信号の第1の値のデータ数と第2の値のデータ数とをそ
    れぞれ積算する積算手段と、積算結果に基づき得られる
    データを表示する表示手段とを備えたことを特徴とする
    画像形成装置における画像読取位置の表示装置。
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