JP2768707B2 - 新規の11−アリールステロイド化合物 - Google Patents
新規の11−アリールステロイド化合物Info
- Publication number
- JP2768707B2 JP2768707B2 JP63313643A JP31364388A JP2768707B2 JP 2768707 B2 JP2768707 B2 JP 2768707B2 JP 63313643 A JP63313643 A JP 63313643A JP 31364388 A JP31364388 A JP 31364388A JP 2768707 B2 JP2768707 B2 JP 2768707B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- hydroxyl
- compound
- acyloxy
- carbon atoms
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07J—STEROIDS
- C07J41/00—Normal steroids containing one or more nitrogen atoms not belonging to a hetero ring
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07J—STEROIDS
- C07J41/00—Normal steroids containing one or more nitrogen atoms not belonging to a hetero ring
- C07J41/0033—Normal steroids containing one or more nitrogen atoms not belonging to a hetero ring not covered by C07J41/0005
- C07J41/0077—Normal steroids containing one or more nitrogen atoms not belonging to a hetero ring not covered by C07J41/0005 substituted in position 11-beta by a carbon atom, further substituted by a group comprising at least one further carbon atom
- C07J41/0083—Normal steroids containing one or more nitrogen atoms not belonging to a hetero ring not covered by C07J41/0005 substituted in position 11-beta by a carbon atom, further substituted by a group comprising at least one further carbon atom substituted in position 11-beta by an optionally substituted phenyl group not further condensed with other rings
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/56—Compounds containing cyclopenta[a]hydrophenanthrene ring systems; Derivatives thereof, e.g. steroids
- A61K31/565—Compounds containing cyclopenta[a]hydrophenanthrene ring systems; Derivatives thereof, e.g. steroids not substituted in position 17 beta by a carbon atom, e.g. estrane, estradiol
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は新規の11−アリールステロイド化合物と、上
記化合物の調製方法と、活性成分としてこれらの誘導体
を包含する医薬調製剤とに関する。
記化合物の調製方法と、活性成分としてこれらの誘導体
を包含する医薬調製剤とに関する。
抗プロゲスチンは、中でもプロゲステロン受容体に対
する親和力を示す物質を包含するものであり、このよう
な物質はプロゲステロンの作用を発揮させないか、もし
くは相当に低減された程度で発揮させる。プロゲステロ
ンは、中でも子宮内膜への受精卵の着床に関与する。子
宮細胞の受容体部位を抗プロゲスチンで防ぐことにより
着床を阻止することができると考えられるが、その結果
として妊娠は極く初期に終了され得る。抗プロゲスチン
はさらに、プロゲステロン合成阻害剤を包含する。抗プ
ロゲスチンは、U.K.出願第GB2175905号およびPCT出願第
WO87/05908に記載されている。
する親和力を示す物質を包含するものであり、このよう
な物質はプロゲステロンの作用を発揮させないか、もし
くは相当に低減された程度で発揮させる。プロゲステロ
ンは、中でも子宮内膜への受精卵の着床に関与する。子
宮細胞の受容体部位を抗プロゲスチンで防ぐことにより
着床を阻止することができると考えられるが、その結果
として妊娠は極く初期に終了され得る。抗プロゲスチン
はさらに、プロゲステロン合成阻害剤を包含する。抗プ
ロゲスチンは、U.K.出願第GB2175905号およびPCT出願第
WO87/05908に記載されている。
しかしながら、望ましい抗プロゲスチン活性に加え
て、このような抗プロゲスチンはまた、これらの物質が
妊娠終了剤として、子宮内膜症に対する薬剤として、ま
たは乳癌、子宮内膜癌および膣癌といったようなステロ
イドホルモン依存性癌に対する薬剤として用いられる場
合は、望ましくない抗グルココルチコイド活性を示すと
いうことが明らかにされている。
て、このような抗プロゲスチンはまた、これらの物質が
妊娠終了剤として、子宮内膜症に対する薬剤として、ま
たは乳癌、子宮内膜癌および膣癌といったようなステロ
イドホルモン依存性癌に対する薬剤として用いられる場
合は、望ましくない抗グルココルチコイド活性を示すと
いうことが明らかにされている。
新群化合物は、目下、強い抗プロゲスチン活性を有
し、また弱い抗グルココルチコイド活性を有するかもし
くは該活性を示さない、ということが分かっている。
し、また弱い抗グルココルチコイド活性を有するかもし
くは該活性を示さない、ということが分かっている。
したがって、本発明は、次の一般式 (式中、R1は置換基として を有するアリール基(式中、XおよびYのそれぞれは独
立に水素原子または(1−4C)ヒドロカルビル基又は共
に窒素元素とともに3−7員環を形成する(2−6C)ヒ
ドロカルビル基を示す)を示し、R2は水素、ヒドロキシ
ル,アシルオキシもしくはアルコキシ基、または1−8
個の炭素原子を含有する飽和もしくは不飽和ヒドロカル
ビル基を示すが、該ヒドロカルビル基は少なくとも1個
のヒドロキシル,オキソ,アジド,シアノおよび/また
はハロゲン基を有し、R3はヒドロキシル,アシルオキシ
もしくはアルコキシ基、または任意にヒドロキシル,ア
ルコキシ,アシルオキシもしくはハロゲン基により置換
されていてもよいアシル基を示し、又は、R2とR3はとも
に環系を形成し(ただし、R3がヒドロキシル基の場合、
R2は水素もしくはヒドロキシル基でない)、R4はメチル
基もしくはエチル基を示し、またダッシュ(…)および
楔型()線はそれぞれαおよびβ結合を示す) にて表わされることを特徴とする上記ステロイドに関す
る。
立に水素原子または(1−4C)ヒドロカルビル基又は共
に窒素元素とともに3−7員環を形成する(2−6C)ヒ
ドロカルビル基を示す)を示し、R2は水素、ヒドロキシ
ル,アシルオキシもしくはアルコキシ基、または1−8
個の炭素原子を含有する飽和もしくは不飽和ヒドロカル
ビル基を示すが、該ヒドロカルビル基は少なくとも1個
のヒドロキシル,オキソ,アジド,シアノおよび/また
はハロゲン基を有し、R3はヒドロキシル,アシルオキシ
もしくはアルコキシ基、または任意にヒドロキシル,ア
ルコキシ,アシルオキシもしくはハロゲン基により置換
されていてもよいアシル基を示し、又は、R2とR3はとも
に環系を形成し(ただし、R3がヒドロキシル基の場合、
R2は水素もしくはヒドロキシル基でない)、R4はメチル
基もしくはエチル基を示し、またダッシュ(…)および
楔型()線はそれぞれαおよびβ結合を示す) にて表わされることを特徴とする上記ステロイドに関す
る。
R1のアリール基は、例えばベンゼン,ビフェニル,ナ
フタレン,アントラセンもしくはフェナントレンから誘
導される可能性がある。フェニル基が最も好ましい。フ
ェニル基の場合、その置換基はメタまたはパラ部位であ
るのが好ましい。
フタレン,アントラセンもしくはフェナントレンから誘
導される可能性がある。フェニル基が最も好ましい。フ
ェニル基の場合、その置換基はメタまたはパラ部位であ
るのが好ましい。
アリール基における置換は、次の一般式 (式中、(1−4C)ヒドロカルビル基であるXおよびY
は、中でもメチル,エチル,ビニル,エチニル,プロピ
ル,2−プロペニル,アレニル,1−プロピニル,ブチルお
よびそれらの有枝類似体である。XとYがともに(2−
6)ヒドロカルビル基を形成する場合、そのヒドロカル
ビル基は飽和もしくは不飽和である可能性があり、その
ヒドロカルビル基は4または5個の炭素原子を包含する
のが好ましい。XおよびYは1−3個の炭素原子を包含
する飽和アルキル基であるのが好ましく、メチル基であ
ればさらに好ましい。
は、中でもメチル,エチル,ビニル,エチニル,プロピ
ル,2−プロペニル,アレニル,1−プロピニル,ブチルお
よびそれらの有枝類似体である。XとYがともに(2−
6)ヒドロカルビル基を形成する場合、そのヒドロカル
ビル基は飽和もしくは不飽和である可能性があり、その
ヒドロカルビル基は4または5個の炭素原子を包含する
のが好ましい。XおよびYは1−3個の炭素原子を包含
する飽和アルキル基であるのが好ましく、メチル基であ
ればさらに好ましい。
少なくとも1個のヒドロキシル,オキソ,アジド,シ
アノおよび/またはハロゲン基を有する(1−8C)ヒド
ロカルビル基R2は、中でも、3−ヒドロキシ−1−プロ
ピニル,3−ヒドロキシ−1−プロペニル,クロロエチニ
ル,プロモエチニル,3−ヒドロキシプロピルおよびメチ
ルオキシメチルである可能性がある。アシルオキシ基R2
およびR3は、酢酸,プロピオン酸,酪酸,トリメチル酢
酸,フェニル酢酸,シクロペンチルプロピオン酸,フェ
ニルプロピオン酸,吉草酸,カプロン酸,ペラルゴン
酸,ラウリン酸,パルミチン酸,安息香酸およびコハク
酸といったような、1−18個の炭素原子を包含する有機
カルボン酸から誘導されるのが好ましい。
アノおよび/またはハロゲン基を有する(1−8C)ヒド
ロカルビル基R2は、中でも、3−ヒドロキシ−1−プロ
ピニル,3−ヒドロキシ−1−プロペニル,クロロエチニ
ル,プロモエチニル,3−ヒドロキシプロピルおよびメチ
ルオキシメチルである可能性がある。アシルオキシ基R2
およびR3は、酢酸,プロピオン酸,酪酸,トリメチル酢
酸,フェニル酢酸,シクロペンチルプロピオン酸,フェ
ニルプロピオン酸,吉草酸,カプロン酸,ペラルゴン
酸,ラウリン酸,パルミチン酸,安息香酸およびコハク
酸といったような、1−18個の炭素原子を包含する有機
カルボン酸から誘導されるのが好ましい。
用語に関しては、R2およびR3の定義の際のアルコキシ
基は、例えばメトキシ,エトキシ,シクロペンチルオキ
シ、ベンジオキシおよびテトラヒドロピラニルオキシと
いったような、1−12個の炭素原子を包含する不置換ま
たは置換アルコキシ基を意味することが好ましい。
基は、例えばメトキシ,エトキシ,シクロペンチルオキ
シ、ベンジオキシおよびテトラヒドロピラニルオキシと
いったような、1−12個の炭素原子を包含する不置換ま
たは置換アルコキシ基を意味することが好ましい。
ヒドロキシ,アルコキシ,アシルオキシもしくはハロ
ゲン基により任意に置換される該アシル基R3は、上記の
ような、1−18個の炭素原子を包含する有機カルボン酸
から誘導されるのが好ましい。好適置換アシル基の例と
しては、ヒドロキシアセチル,フルオロアセチル,クロ
ロアセチルおよびプロピオニルオキシアセチル等が挙げ
られる。
ゲン基により任意に置換される該アシル基R3は、上記の
ような、1−18個の炭素原子を包含する有機カルボン酸
から誘導されるのが好ましい。好適置換アシル基の例と
しては、ヒドロキシアセチル,フルオロアセチル,クロ
ロアセチルおよびプロピオニルオキシアセチル等が挙げ
られる。
R2とR3がともに環系を表わす場合、ヘテロ環式5−ま
たは6−環系であるのが好ましく、その環は、環の一部
を形成する酸素原子によりステロイドの骨格の17位置と
結合する。
たは6−環系であるのが好ましく、その環は、環の一部
を形成する酸素原子によりステロイドの骨格の17位置と
結合する。
次のヘテロ環式環系 (式中、*印の炭素原子は、ステロイド骨格の17位置で
の炭素原子を示している)であるのが最も好ましい。
の炭素原子を示している)であるのが最も好ましい。
R2とR3がともに環系を形成しない場合、R2に関して
は、少なくとも1個のヒドロキシルもしくはオキソ基に
より置換され、1−4個の炭素原子を包含する飽和また
は不飽和アルキル基であることが最も好ましく、R3に関
しては、ヒドロキシル基、(1−6C)アシルオキシまた
は(1−6C)アルコキシ基であるのが最も好ましい。そ
の際、R2は1−4個の炭素原子を包含する不飽和アルキ
ル基であり、1または2個のヒドロキシル基を有するの
がさらに好ましい。
は、少なくとも1個のヒドロキシルもしくはオキソ基に
より置換され、1−4個の炭素原子を包含する飽和また
は不飽和アルキル基であることが最も好ましく、R3に関
しては、ヒドロキシル基、(1−6C)アシルオキシまた
は(1−6C)アルコキシ基であるのが最も好ましい。そ
の際、R2は1−4個の炭素原子を包含する不飽和アルキ
ル基であり、1または2個のヒドロキシル基を有するの
がさらに好ましい。
本発明または、活性成分として本発明に記載の化合物
を1つ以上包含する医薬物調製剤に関する。該新規化合
物は、錠剤,丸剤,糖衣剤の形で、もしくは他の正常な
投薬型式で薬剤補助物質を併用して、通常の方法で経口
的、経膣的もしくは非経口的に投与される可能性があ
る。該投薬型式は、公知のガレン法で調製することがで
きる。
を1つ以上包含する医薬物調製剤に関する。該新規化合
物は、錠剤,丸剤,糖衣剤の形で、もしくは他の正常な
投薬型式で薬剤補助物質を併用して、通常の方法で経口
的、経膣的もしくは非経口的に投与される可能性があ
る。該投薬型式は、公知のガレン法で調製することがで
きる。
本発明記載の化合物は、7β−メチル−3,17−ジオキ
ソアンドロスト−4−エン−19−アール、もしくは等価
の7β−R4化合物から出発して調製することができる。
ソアンドロスト−4−エン−19−アール、もしくは等価
の7β−R4化合物から出発して調製することができる。
上記化合物は、対応する7α−メチル化合物を、Rece
uil des Traveaux Chimiques des Pays−Bas105(198
6),111−115記載の通り17β−ヒドロキシ−7α−メチ
ル−19−ノル−17α−プレグン−5(10)−エン−20−
イン−3−オンに転換する方法にならって、17β−ヒド
ロキシ−7β−メチル−17α−R2−エステル−5(10)
−エン−3−オンもしくは等価の7β−R4化合物に転換
される。例えば対応する▲4,▲9−ジエンに対してフェ
ニルトリメチルアンモニウムトリブロイおよびピリジン
を用いて臭素処理および脱水素臭素処理後、上記化合物
は、▲5(10),▲9(11)−3−ケタールにケタール
化される。ケタール基は次の一般式で表わされる。
uil des Traveaux Chimiques des Pays−Bas105(198
6),111−115記載の通り17β−ヒドロキシ−7α−メチ
ル−19−ノル−17α−プレグン−5(10)−エン−20−
イン−3−オンに転換する方法にならって、17β−ヒド
ロキシ−7β−メチル−17α−R2−エステル−5(10)
−エン−3−オンもしくは等価の7β−R4化合物に転換
される。例えば対応する▲4,▲9−ジエンに対してフェ
ニルトリメチルアンモニウムトリブロイおよびピリジン
を用いて臭素処理および脱水素臭素処理後、上記化合物
は、▲5(10),▲9(11)−3−ケタールにケタール
化される。ケタール基は次の一般式で表わされる。
(式中、R5およびR6は1−4個の炭素原子を包含するア
ルキル基を現わしており、もしくはR5およびR6はともに
2−5個の炭素原子を包含するアルキレン基を形成し、
また*はステロイド骨格の3位置の炭素原子を特記す
る。ケタール化は触媒としての酸の存在下でR5OHアルコ
ールにおいて実施されるが、この場合、R6はR5と同一で
ある。その反応がジォールの存在下で実施される場合、
ケタールは、R5およびR6がともにアルキレン基を形成す
るものが得られる。
ルキル基を現わしており、もしくはR5およびR6はともに
2−5個の炭素原子を包含するアルキレン基を形成し、
また*はステロイド骨格の3位置の炭素原子を特記す
る。ケタール化は触媒としての酸の存在下でR5OHアルコ
ールにおいて実施されるが、この場合、R6はR5と同一で
ある。その反応がジォールの存在下で実施される場合、
ケタールは、R5およびR6がともにアルキレン基を形成す
るものが得られる。
上記3−ケタール化合物から出発して、11位置の基
は、次いで、ステロイド骨格に付加的に導入され得る。
は、次いで、ステロイド骨格に付加的に導入され得る。
したがって、例えばCH2Cl2およびNaHCO3中でm−クロ
ロ過安息香酸を用いた▲5(10)二重結合のエポキシ化
後、R1基は、例えばテトラヒドロフラン中CuClの存在下
で、R1MgBrのようなR1を包含するR1−金属−X化合物
(ここでXはハロゲン原子)との、もしくはR1Li化合物
との反応により、5位置のOH基の形成及び9(11)から
9(10)に二重結合を再整列と同時に導入させることが
可能である。R1の導入後、脱水および加水分解は直ちに
行われる可能性があり(例えば75℃で80%酢酸中、もし
くはアセトン溶解2NHCl中で)、その場合、17α−R2お
よび17β−OHを包含する化合物が得られる。
ロ過安息香酸を用いた▲5(10)二重結合のエポキシ化
後、R1基は、例えばテトラヒドロフラン中CuClの存在下
で、R1MgBrのようなR1を包含するR1−金属−X化合物
(ここでXはハロゲン原子)との、もしくはR1Li化合物
との反応により、5位置のOH基の形成及び9(11)から
9(10)に二重結合を再整列と同時に導入させることが
可能である。R1の導入後、脱水および加水分解は直ちに
行われる可能性があり(例えば75℃で80%酢酸中、もし
くはアセトン溶解2NHCl中で)、その場合、17α−R2お
よび17β−OHを包含する化合物が得られる。
R2またはR3がOH基を示す場合は、上記基は、R2基導入
前または後に、もしくは脱水および加水分解後に、それ
自体公知の方法によりエステル化またはエーテル化され
てもよい。
前または後に、もしくは脱水および加水分解後に、それ
自体公知の方法によりエステル化またはエーテル化され
てもよい。
R2およびR3がともに環系を形成する化合物の調製に関
しては、R2が酸素包含基でありその酸素原子が加水分解
可能基により保護されることを除き、その調製方法は既
述の方法に類似して進行する。17αに関するこの変形に
従って用いられる基は、アルキル,アルケニルもしくは
アルキニルエーテルが好ましい。末端にテトラヒドロピ
ラニル基を有する基が最も好ましい。R1基導入後、17α
で導入された基に任意に認められる不飽和結合が還元さ
れてもよい。続いて、脱水および加水分解が行われ、同
時に17α置換基の保護基が開裂して17β−OH,17α−R2
を化合物を形成する。17αに導入される基の一部が開裂
される段階で、好ましくはエーテル基が、さらに好まし
くはテトラヒドロピラニル基が開裂して、末端ヒドロキ
シル基を有するアルキル,アルケニルもしくはアルキニ
ル基を形成する。この基は、それ自体公知の工程により
17β−OH基により最終的に環化される。一般式による化
合物の調製に関しては、出発点は3−メトキシ−7β−
R5−18−(1−3C)−アルキルエストラ−1,3,5−トリ
エン−17β−オールである可能性がある。Birch還元
(▲2・▲5(10)を生じる)、Oppenauer酸化(17−
ケトを生じる)および弱酸との反応(3−ケト,▲
5(10)を生じる)後、7α−CH3が7β−R4に置換さ
れ、13−CH3が13−(2−4C)アルキルに置換された、
上記Receuilの論文の化合物11に開示して示された通り
の一般式で表わされる化合物が得られる。
しては、R2が酸素包含基でありその酸素原子が加水分解
可能基により保護されることを除き、その調製方法は既
述の方法に類似して進行する。17αに関するこの変形に
従って用いられる基は、アルキル,アルケニルもしくは
アルキニルエーテルが好ましい。末端にテトラヒドロピ
ラニル基を有する基が最も好ましい。R1基導入後、17α
で導入された基に任意に認められる不飽和結合が還元さ
れてもよい。続いて、脱水および加水分解が行われ、同
時に17α置換基の保護基が開裂して17β−OH,17α−R2
を化合物を形成する。17αに導入される基の一部が開裂
される段階で、好ましくはエーテル基が、さらに好まし
くはテトラヒドロピラニル基が開裂して、末端ヒドロキ
シル基を有するアルキル,アルケニルもしくはアルキニ
ル基を形成する。この基は、それ自体公知の工程により
17β−OH基により最終的に環化される。一般式による化
合物の調製に関しては、出発点は3−メトキシ−7β−
R5−18−(1−3C)−アルキルエストラ−1,3,5−トリ
エン−17β−オールである可能性がある。Birch還元
(▲2・▲5(10)を生じる)、Oppenauer酸化(17−
ケトを生じる)および弱酸との反応(3−ケト,▲
5(10)を生じる)後、7α−CH3が7β−R4に置換さ
れ、13−CH3が13−(2−4C)アルキルに置換された、
上記Receuilの論文の化合物11に開示して示された通り
の一般式で表わされる化合物が得られる。
本発明記載の化合物の調製に関するいま一つの方法
は、R1基が11位置に先ず導入され、続いて機能基が17に
組み込まれる、という方法である。上記の通り3−ケタ
ールにケタール化後、7α−CH3が7β−R4に置換され
ていることを条件に、Receuilの論文の一般式11で表わ
される化合物から出発して、17−ケト基が、例えば水素
化ホウ素ナトリウムによる還元により、ヒドロキシル基
に対して保護される。脱ケタノール化、臭素処理、脱水
臭素処理、3−ケト基のケタール化およびエポキシ化
後、R1基は11位置に導入される。続いて、17−ケト基は
酸化により再形成され、その後、それ自体公知の方法式
で、上記の通り、望ましい基が17αおよび17βに導入さ
れる。最後に、脱水および加水分解を行う必要がある。
は、R1基が11位置に先ず導入され、続いて機能基が17に
組み込まれる、という方法である。上記の通り3−ケタ
ールにケタール化後、7α−CH3が7β−R4に置換され
ていることを条件に、Receuilの論文の一般式11で表わ
される化合物から出発して、17−ケト基が、例えば水素
化ホウ素ナトリウムによる還元により、ヒドロキシル基
に対して保護される。脱ケタノール化、臭素処理、脱水
臭素処理、3−ケト基のケタール化およびエポキシ化
後、R1基は11位置に導入される。続いて、17−ケト基は
酸化により再形成され、その後、それ自体公知の方法式
で、上記の通り、望ましい基が17αおよび17βに導入さ
れる。最後に、脱水および加水分解を行う必要がある。
本発明による化合物は、次の一般式 (式中、R1,R2,R3,R4,R5およびR6は既述のものと同じ意
味を有するが、但し、R2及び/またはR3が酸素含有基を
表わす場合、R2および/またはR3はまた酸素原子が加水
分解可能基により保護された酸素含有基であることがで
きる)にて表わされる化合物が、加水分解され脱水され
て、本発明による化合物を形成する、という場合に得ら
れる。脱水および加水分解は一段階で行われるのが好ま
しい。上記段階が行なわれる温度は一般に10−90℃であ
り、反応時間は通常15分から4時間である。脱水/加水
分解段階は、公知の方式で、例えば酢酸や、アセトンに
溶解したHClといったような公知の作用薬を用いて行な
われる。
味を有するが、但し、R2及び/またはR3が酸素含有基を
表わす場合、R2および/またはR3はまた酸素原子が加水
分解可能基により保護された酸素含有基であることがで
きる)にて表わされる化合物が、加水分解され脱水され
て、本発明による化合物を形成する、という場合に得ら
れる。脱水および加水分解は一段階で行われるのが好ま
しい。上記段階が行なわれる温度は一般に10−90℃であ
り、反応時間は通常15分から4時間である。脱水/加水
分解段階は、公知の方式で、例えば酢酸や、アセトンに
溶解したHClといったような公知の作用薬を用いて行な
われる。
次に実施例により本発明をさらに詳しく述べる。
実施例1 a. 水素化ホウ素ナトリウム13.7gをメタノール130mlと
1M水酸化ナトリウム18.5mlの混合液中に含有する溶液
を、室温でテトラヒドロフラン150ml中に7β−メチル
エステル−5(10)−エン−3,17−ジオン−3,3−ジメ
チルアセタールを含有する溶液とメタノール70ml+1M水
酸化ナトリウム溶液20mlの混合液に滴下添加した。該反
応混合液を室温で3時間撹拌後、0℃に冷却し、<+30
℃の温度でアセトン75mlを注意深く滴下添加した。次い
でその反応混合液を水800mlに注いだ。二塩化メチレン
で抽出した有機層を水洗して中性とし、硫酸ナトリウム
で乾燥して濾過し、蒸発、真空乾燥した。産物:60gの粗
製17β−ヒドロキシ−7β−メチルエステル−5(10)
−エン−3−オン−3,3−ジメチルアセタール。
1M水酸化ナトリウム18.5mlの混合液中に含有する溶液
を、室温でテトラヒドロフラン150ml中に7β−メチル
エステル−5(10)−エン−3,17−ジオン−3,3−ジメ
チルアセタールを含有する溶液とメタノール70ml+1M水
酸化ナトリウム溶液20mlの混合液に滴下添加した。該反
応混合液を室温で3時間撹拌後、0℃に冷却し、<+30
℃の温度でアセトン75mlを注意深く滴下添加した。次い
でその反応混合液を水800mlに注いだ。二塩化メチレン
で抽出した有機層を水洗して中性とし、硫酸ナトリウム
で乾燥して濾過し、蒸発、真空乾燥した。産物:60gの粗
製17β−ヒドロキシ−7β−メチルエステル−5(10)
−エン−3−オン−3,3−ジメチルアセタール。
b. 段階1aの産物30gをテトラヒドロフラン150mlとメタ
ノール100mlの混合液に溶解した。水50ml+メタノール5
0ml中に二水和シュウ酸10gを溶解した溶液を添加後、室
温で1 1/2時間撹拌した。次いでその反応混合液を水6
中に炭酸水素ナトリウム20gを溶解した溶液中に注い
だ。二塩化メチレンで抽出した有機層を水洗し、硫酸ナ
トリウムで乾燥して蒸発、真空乾燥した。シリカゲル上
でのクロマトグラフィで精製後、実質上精製された17β
−ヒドロキシ−7β−メチル−エステル−5(10)−エ
ン−3−オン20gを得た。エタノールで晶化して精製物
質を得た。
ノール100mlの混合液に溶解した。水50ml+メタノール5
0ml中に二水和シュウ酸10gを溶解した溶液を添加後、室
温で1 1/2時間撹拌した。次いでその反応混合液を水6
中に炭酸水素ナトリウム20gを溶解した溶液中に注い
だ。二塩化メチレンで抽出した有機層を水洗し、硫酸ナ
トリウムで乾燥して蒸発、真空乾燥した。シリカゲル上
でのクロマトグラフィで精製後、実質上精製された17β
−ヒドロキシ−7β−メチル−エステル−5(10)−エ
ン−3−オン20gを得た。エタノールで晶化して精製物
質を得た。
c. この産物24.2gを乾燥ピリジン250mlに溶解した。次
いでフェニルトリメチルアンモニウムトリブロマイド32
gを室温で匙で添加した。室温で2時間撹拌後、その反
応混合液を冷水1.1中に注ぎ入れ、これに濃硫酸50ml
を添加した。その沈澱物を濾過し、水洗して中性とし、
真空乾燥した。産物:17β−ヒドロキシ−7β−メチル
−エステル−4,9−ジエン−3−オン21g。ジエチル エ
ステルでの晶化により精製化合物18gを得た。
いでフェニルトリメチルアンモニウムトリブロマイド32
gを室温で匙で添加した。室温で2時間撹拌後、その反
応混合液を冷水1.1中に注ぎ入れ、これに濃硫酸50ml
を添加した。その沈澱物を濾過し、水洗して中性とし、
真空乾燥した。産物:17β−ヒドロキシ−7β−メチル
−エステル−4,9−ジエン−3−オン21g。ジエチル エ
ステルでの晶化により精製化合物18gを得た。
d. 段階1Cの産物40gと、エチレングリコール150ml中に
溶解したp−トルエンスルホン酸0.4gおよびトリエチル
オルトホルマート60mlの懸濁液を室温で2時間撹拌し
た。トリエチルアミンでその反応混合液を中性化し、二
酸化メチレンで抽出して、シリカゲルでのクロマトグラ
フィによる精製後、実質的精製された17β−ヒドロキシ
−7β−メチルエステル−5(10),9(11)−ジエン−
3−オン−3−エチレンアセタール34.4gを得た。
溶解したp−トルエンスルホン酸0.4gおよびトリエチル
オルトホルマート60mlの懸濁液を室温で2時間撹拌し
た。トリエチルアミンでその反応混合液を中性化し、二
酸化メチレンで抽出して、シリカゲルでのクロマトグラ
フィによる精製後、実質的精製された17β−ヒドロキシ
−7β−メチルエステル−5(10),9(11)−ジエン−
3−オン−3−エチレンアセタール34.4gを得た。
e. 二酸化メチレン350ml中に17β−ヒドロキシ−7β
−メチルエステル−5(10),9(11)−ジエン−3−オ
ン−3−エチレンアセタール22gを溶解した冷却溶液
に、炭酸水素ナトリウム11.6gとm−クロロ過安息香酸1
5.8gを−35℃で連続的に匙で添加した。−35℃で1時間
撹拌後、その反応混合液を飽和炭酸水素ナトリウム液で
希釈し、次いで二酸化メチレンで抽出した。その結果得
た有機層を0.2M亜硫酸液で洗浄し、水洗して中性とし
て、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、蒸発して真空乾燥
した。シリカゲルを用いたクロマトグラフィにより精製
後、5α,10α−エポキシ−17β−ヒドロキシ−7β−
メチルエステル−9(11)−エン−3−オン−エチレン
アセタール8.8gを得た。
−メチルエステル−5(10),9(11)−ジエン−3−オ
ン−3−エチレンアセタール22gを溶解した冷却溶液
に、炭酸水素ナトリウム11.6gとm−クロロ過安息香酸1
5.8gを−35℃で連続的に匙で添加した。−35℃で1時間
撹拌後、その反応混合液を飽和炭酸水素ナトリウム液で
希釈し、次いで二酸化メチレンで抽出した。その結果得
た有機層を0.2M亜硫酸液で洗浄し、水洗して中性とし
て、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、蒸発して真空乾燥
した。シリカゲルを用いたクロマトグラフィにより精製
後、5α,10α−エポキシ−17β−ヒドロキシ−7β−
メチルエステル−9(11)−エン−3−オン−エチレン
アセタール8.8gを得た。
f. 塩化銅(I)1.27gを窒素雰囲気中にて−10℃で撹
拌しながら、マグネシウム転換物3.1g、無水テトラヒド
ロフラン135mlおよびp−ブロモジメチルアニリン25.7g
より調整した無水テトラヒドロフラン中に臭化p−ジメ
チルアミノフェニルマグネシウムを溶解した溶液に添加
した。−10℃で30分間撹拌後、無水テトラヒドロフラン
150ml中に5α,10α−エポキシ−17β−ヒドロキシ−7
β−メチルエステル−9(11)−エン−3−オン−3−
エチレンアセタール11.8gを溶解した溶液を添加した。
その反応混合液を室温で2 1/2時間撹拌し、次いで0℃
に冷却して、飽和塩化アンモニウム溶液で注意深く分解
した。塩化メチレンで抽出して得た有機層を水洗して中
性にし、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、蒸発し、真空
乾燥した。シリカゲル上でクロマトグラフィにかけて精
製し、11β(4−ジメチル−アミノフェニル)−5α−
17β−ジヒドロキシ−7β−メチルエステル−9−エン
−3−オン−3−エチレンアセタールを得た。
拌しながら、マグネシウム転換物3.1g、無水テトラヒド
ロフラン135mlおよびp−ブロモジメチルアニリン25.7g
より調整した無水テトラヒドロフラン中に臭化p−ジメ
チルアミノフェニルマグネシウムを溶解した溶液に添加
した。−10℃で30分間撹拌後、無水テトラヒドロフラン
150ml中に5α,10α−エポキシ−17β−ヒドロキシ−7
β−メチルエステル−9(11)−エン−3−オン−3−
エチレンアセタール11.8gを溶解した溶液を添加した。
その反応混合液を室温で2 1/2時間撹拌し、次いで0℃
に冷却して、飽和塩化アンモニウム溶液で注意深く分解
した。塩化メチレンで抽出して得た有機層を水洗して中
性にし、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過、蒸発し、真空
乾燥した。シリカゲル上でクロマトグラフィにかけて精
製し、11β(4−ジメチル−アミノフェニル)−5α−
17β−ジヒドロキシ−7β−メチルエステル−9−エン
−3−オン−3−エチレンアセタールを得た。
g. アルミニウム イソプロピレート5gを窒素雰囲気中
で撹拌しながら、無水シクロヘキサノン50mlおよび無水
トルエン335ml中に11β−(4−ジメチルアミノフェニ
ル)−5α−17β−ジヒドロキシ−7β−メチルエステ
ル−9−エン−3−オン−3−エチレンアセタール8.8g
を溶解した溶液に添加した。
で撹拌しながら、無水シクロヘキサノン50mlおよび無水
トルエン335ml中に11β−(4−ジメチルアミノフェニ
ル)−5α−17β−ジヒドロキシ−7β−メチルエステ
ル−9−エン−3−オン−3−エチレンアセタール8.8g
を溶解した溶液に添加した。
還流温度で2時間撹拌後、その反応混合液を室温に冷
却し、水300mlにセニェット塩30gを溶解した溶液を添加
した。次いで、その混合液を蒸溜後、二塩化メチレンで
抽出した。その結果得た有機層を水洗して中性とし、硫
酸ナトリウムで乾燥して、濾過、蒸発し、真空乾燥し
た。シリカゲル上でクロマトグラフィにかけて精製し、
実質的精製された11β−(4−ジメチルアミノフェニ
ル)−5α−ヒドロキシ−7β−メチルエステル−9−
エン−3,17−ジオン−3−エチレンアセタールを得た。
却し、水300mlにセニェット塩30gを溶解した溶液を添加
した。次いで、その混合液を蒸溜後、二塩化メチレンで
抽出した。その結果得た有機層を水洗して中性とし、硫
酸ナトリウムで乾燥して、濾過、蒸発し、真空乾燥し
た。シリカゲル上でクロマトグラフィにかけて精製し、
実質的精製された11β−(4−ジメチルアミノフェニ
ル)−5α−ヒドロキシ−7β−メチルエステル−9−
エン−3,17−ジオン−3−エチレンアセタールを得た。
h. 無水テトラヒドロフラン120ml中にプロパルギルア
ルコール エトラヒドロピラニル エーテル21.0gを溶
解した溶液をマグネシウム転換物3.0gと、無水テトラヒ
ドロフラン110ml中に臭化エチル10.2mlを溶解した液と
から調整した臭化エチル−マグネシウムの溶液に、15分
内で滴下添加した。
ルコール エトラヒドロピラニル エーテル21.0gを溶
解した溶液をマグネシウム転換物3.0gと、無水テトラヒ
ドロフラン110ml中に臭化エチル10.2mlを溶解した液と
から調整した臭化エチル−マグネシウムの溶液に、15分
内で滴下添加した。
30分間撹拌後、無水テトラヒドロフラン90ml中に11β
−(4−ジメチルアミノフェニル)−5α−ヒドロキシ
−7β−メチルエステル−9−エン−3,17−ジオン−3
−エチレンアセタール13.9gを溶解した溶液を滴下添加
した。
−(4−ジメチルアミノフェニル)−5α−ヒドロキシ
−7β−メチルエステル−9−エン−3,17−ジオン−3
−エチレンアセタール13.9gを溶解した溶液を滴下添加
した。
室温で3時間撹拌後、その反応混合液を10%NH4Cl液5
00mlに注ぎ入れ、二塩化メチレンで抽出した。その結果
得た有機層を水洗して中性とし、硫酸ナトリウムで乾燥
して、濾過、蒸発し、真空乾燥した。シリカゲル上でそ
の残渣をクロマトグラフィ処理して、11β−(4−ジメ
チルアミノフェニル)−5α−17β−ジヒドロキシ−7
β−メチル−17α−(3−テトラヒドロピラニルオキシ
−1−プロピニル)エストラ−9−エン−3−オン−3
−エチレンアセタール13.4gを得た。
00mlに注ぎ入れ、二塩化メチレンで抽出した。その結果
得た有機層を水洗して中性とし、硫酸ナトリウムで乾燥
して、濾過、蒸発し、真空乾燥した。シリカゲル上でそ
の残渣をクロマトグラフィ処理して、11β−(4−ジメ
チルアミノフェニル)−5α−17β−ジヒドロキシ−7
β−メチル−17α−(3−テトラヒドロピラニルオキシ
−1−プロピニル)エストラ−9−エン−3−オン−3
−エチレンアセタール13.4gを得た。
i. 段階1hの産物13.4gを70%酢酸液200mlに溶解して、
50℃で2 1/2時間加熱した。炭酸水素ナトリウムで中和
後、二塩化メチレンで抽出した。抽出で得た有機層を水
洗して中性とし、硫酸ナトリウムで乾燥して、濾過、蒸
発し、真空乾燥した。産物:粗製11β−(4−ジメチル
アミノフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(3−ヒ
ドロキシ−1−プロピニル)−7β−メチルエストラ−
4,9−ジエン−3−オン10.1g。
50℃で2 1/2時間加熱した。炭酸水素ナトリウムで中和
後、二塩化メチレンで抽出した。抽出で得た有機層を水
洗して中性とし、硫酸ナトリウムで乾燥して、濾過、蒸
発し、真空乾燥した。産物:粗製11β−(4−ジメチル
アミノフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(3−ヒ
ドロキシ−1−プロピニル)−7β−メチルエストラ−
4,9−ジエン−3−オン10.1g。
▲[α]20 D▼=+352゜(c=1,ジオキサン)。
実施例2 11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−ヒド
ロキシ−17α−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−
7β−メチルエストラ−4,9−ジエン−3−オン3.5gを
無水エタノール250mlに溶解し、Lindlar触媒2.8gの存在
下で水素添加して、1当量の水素を吸収した(1.5時
間)。その触媒を濾し取り、濾液を蒸発して真空乾燥し
た。シリカゲル上でクロマトグラフィ処理して、11β−
(4−ジメチル−アミノフェニル)−17β−ヒドロキシ
−17α−(3−ヒドロキシ−1−(Z)−プロペニル)
−7β−メチルエストラ−4,9−ジエン−3−オンを得
た。
ロキシ−17α−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル)−
7β−メチルエストラ−4,9−ジエン−3−オン3.5gを
無水エタノール250mlに溶解し、Lindlar触媒2.8gの存在
下で水素添加して、1当量の水素を吸収した(1.5時
間)。その触媒を濾し取り、濾液を蒸発して真空乾燥し
た。シリカゲル上でクロマトグラフィ処理して、11β−
(4−ジメチル−アミノフェニル)−17β−ヒドロキシ
−17α−(3−ヒドロキシ−1−(Z)−プロペニル)
−7β−メチルエストラ−4,9−ジエン−3−オンを得
た。
▲[α]20 D▼=+426゜(c=1,ジオキサン)。
実施例3 トルエタンとエタノールの1/1混合液200ml中に11β−
(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−ヒドロキシ−
17α−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル−7β−メチ
ルエストラ−4,9−ジエン−3−オン2gを溶解した溶液
を200mlの5%Pd−BaSO4存在下で水素添加して、2当量
の水素を吸収した。その触媒を濾過し、濾液を蒸発して
真空乾燥した。シリカゲル上でクロマトグラフ処理して
11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−ヒドロ
キシ−17α−(3−ヒドロキシ−1−プロピル)−7β
−メチルエストラ−4,9−ジエン−3−オンを得た。
(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−ヒドロキシ−
17α−(3−ヒドロキシ−1−プロピニル−7β−メチ
ルエストラ−4,9−ジエン−3−オン2gを溶解した溶液
を200mlの5%Pd−BaSO4存在下で水素添加して、2当量
の水素を吸収した。その触媒を濾過し、濾液を蒸発して
真空乾燥した。シリカゲル上でクロマトグラフ処理して
11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−ヒドロ
キシ−17α−(3−ヒドロキシ−1−プロピル)−7β
−メチルエストラ−4,9−ジエン−3−オンを得た。
▲[α]20 D▼=+404゜(c=1,ジオキサン)。
実施例4 二塩化メチレン200ml中に11β−(4−ジメチルアミ
ノフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(3−ヒドロ
キシ−1−プロピル)−7β−メチルエストラ−4,9−
ジエン−3−オン10gを溶解した溶液を、二塩化メチレ
ン200ml中にクロロクロム酸ピリジニウム15gを懸濁した
撹拌液に添加した。その結果得た混合液を20℃で30分撹
拌し、エーテル400mlで希釈して、hyfloを通して濾過し
た。その濾液を濃縮し、シリカゲル上でクロマトグラフ
処理した。この方法により、大部分環状ヘミアセタール
の形で、11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β
−ヒドロキシ−7β−メチル−17α−(3−オキソプロ
ピル)エストラ−4,9−ジエン−3−オン4.5gを得た。
この産物をトルエン400mlに溶解し、炭酸銀/Celite(Fe
tizon試薬)45gを添加後、還流下で5時間煮沸した。次
いで、炭酸銀/Celite22.5gを再添加し、2時間煮沸を継
続した。その反応混合液を冷却し、濾過して、蒸発、乾
燥した。その残渣をシリカゲル上でクロマトグラフ処理
し、11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−ヒ
ドロキシ−7β−メチル−3−オキソ−19−ノル−17α
−プレグナ−4,9−ジエン−21−カルボン酸ガンマラク
トンを得た。
ノフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(3−ヒドロ
キシ−1−プロピル)−7β−メチルエストラ−4,9−
ジエン−3−オン10gを溶解した溶液を、二塩化メチレ
ン200ml中にクロロクロム酸ピリジニウム15gを懸濁した
撹拌液に添加した。その結果得た混合液を20℃で30分撹
拌し、エーテル400mlで希釈して、hyfloを通して濾過し
た。その濾液を濃縮し、シリカゲル上でクロマトグラフ
処理した。この方法により、大部分環状ヘミアセタール
の形で、11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β
−ヒドロキシ−7β−メチル−17α−(3−オキソプロ
ピル)エストラ−4,9−ジエン−3−オン4.5gを得た。
この産物をトルエン400mlに溶解し、炭酸銀/Celite(Fe
tizon試薬)45gを添加後、還流下で5時間煮沸した。次
いで、炭酸銀/Celite22.5gを再添加し、2時間煮沸を継
続した。その反応混合液を冷却し、濾過して、蒸発、乾
燥した。その残渣をシリカゲル上でクロマトグラフ処理
し、11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−ヒ
ドロキシ−7β−メチル−3−オキソ−19−ノル−17α
−プレグナ−4,9−ジエン−21−カルボン酸ガンマラク
トンを得た。
▲[α]20 D▼=+394゜ (c=1,ジオキサン);融点145℃。
実施例5 塩化p−トルエンスルホニル0.6gを、ピリジン15ml中
に11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−ヒド
ロキシ−17α−(3−ヒドロキシ−1−プロピル)−7
β−メチル−▲4,9−エストラ−ジエン−3−オン1.2g
を溶解した溶液を添加した。6時間撹拌後、水100mlを
添加し、その結果得た混合液をエーテルで抽出した。そ
の抽出物を5回水洗し、無水Na2SO4で乾燥し、蒸発乾燥
した。1/1のトルエン/酢酸エチルを用いて、その残渣
をシリカゲル上でクロマトグラフ処理した。その結果、
精製11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−7β−メ
チル−4′,5′−ジヒドロスピロ[エストラ−4,9−ジ
エン−17,2′(3′H)−フラン]−3−オン0.7gを得
た。
に11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−ヒド
ロキシ−17α−(3−ヒドロキシ−1−プロピル)−7
β−メチル−▲4,9−エストラ−ジエン−3−オン1.2g
を溶解した溶液を添加した。6時間撹拌後、水100mlを
添加し、その結果得た混合液をエーテルで抽出した。そ
の抽出物を5回水洗し、無水Na2SO4で乾燥し、蒸発乾燥
した。1/1のトルエン/酢酸エチルを用いて、その残渣
をシリカゲル上でクロマトグラフ処理した。その結果、
精製11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−7β−メ
チル−4′,5′−ジヒドロスピロ[エストラ−4,9−ジ
エン−17,2′(3′H)−フラン]−3−オン0.7gを得
た。
▲[α]20 D▼=+426゜ (c=1,ジオキサン);融点154℃。
実施例6 実施例1h,1iおよび3に類似の化合物を調製した:す
なわち、11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−5α
−ヒドロキシ−7β−メチルエステル−9−エン−3,17
−ジオン−2−エチレンアセタールと4−テトラヒドロ
ピラニルオキシ−1−ブチニルマグネシウムブロマイド
とを反応させ、その後水素添加と酸処理を施して、11β
−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−ヒドロキシ
−17α−(4−ヒドロキシ−1−ブチル)−7β−メチ
ルエストラ−4,9−ジエン−3−オンを非晶質粉末とし
て得た。
なわち、11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−5α
−ヒドロキシ−7β−メチルエステル−9−エン−3,17
−ジオン−2−エチレンアセタールと4−テトラヒドロ
ピラニルオキシ−1−ブチニルマグネシウムブロマイド
とを反応させ、その後水素添加と酸処理を施して、11β
−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−ヒドロキシ
−17α−(4−ヒドロキシ−1−ブチル)−7β−メチ
ルエストラ−4,9−ジエン−3−オンを非晶質粉末とし
て得た。
▲[α]20 D▼=+376゜ (c=0.5,ジオキサン)。
実施例7 11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17β−ヒド
ロキシ−17α−(4−ヒドロキシ−1−ブチル)−7β
−メチルエストラ−4,9−ジエン−3−オンから実施例
6の類似体である11β−(4−ジメチルアミノフェニ
ル)−7β−メチル−3′,4′,5′,6′−テトラヒドロ
スピロ[エステル4,9−ジエン−17,2′(2′H)−ピ
ラン]−3−オンを調製した。
ロキシ−17α−(4−ヒドロキシ−1−ブチル)−7β
−メチルエストラ−4,9−ジエン−3−オンから実施例
6の類似体である11β−(4−ジメチルアミノフェニ
ル)−7β−メチル−3′,4′,5′,6′−テトラヒドロ
スピロ[エステル4,9−ジエン−17,2′(2′H)−ピ
ラン]−3−オンを調製した。
▲[α]20 D▼=+408゜ (c=0.5,ジオキサン)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07J 41/00,43/00 A61K 31/56 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (8)
- 【請求項1】次の一般式 (式中、R1は置換基として を有するアリール基(式中、XおよびYのそれぞれは独
立に水素原子もしくは(1−4C)ヒドロカルビル基を示
すか又はXとYは一緒になって窒素原子とともに3−7
員環を形成する(2−6C)ヒドロカルビル基を示す)を
示し、R2は水素、ヒドロキシル,アシルオキシ、もしく
はアルコキシ基、または1−8個の炭素原子を含有する
飽和もしくは不飽和ヒドロカルビル基を示すが、該ヒド
ロカルビル基は少なくとも1個のヒドロキシル,オキ
ソ,アジド,シアノおよび/またはハロゲン基を有し、
R3はヒドロキシル,アシルオキシもしくはアルコキシ
基、または任意にヒドロキシル,アルコキシ,アシルオ
キシもしくはハロゲン基により置換されていてもよいア
シル基を示し、又は、R2とR3は一緒になって環系を形成
し(ただし、R3がヒドロキシル基の場合、R2は水素もし
くはヒドロキシル基でない)、R4はメチル基もしくはエ
チル基を示し、またダッシュ(…)および楔型()線
はそれぞれαおよびβ結合を示す) にて表わされる構造を有することを特徴とする11−アリ
ールステロイド。 - 【請求項2】R1が次の構造 (式中、XおよびYはそれぞれ独立に、1−3個の炭素
原子を含有する飽和アルキル基を示す) を有するアミノフェニル基であることを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の化合物。 - 【請求項3】R2が、少なくとも1つのヒドロキシルもし
くはオキソ基により置換される1−4個の炭素原子を含
有する飽和または不飽和アルキル基を示すことを特徴と
する特許請求の範囲第1項もしくは第2項記載の化合
物。 - 【請求項4】R2およびR3が5−または6−環系を形成す
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項
記載の化合物。 - 【請求項5】R3がヒドロキシル基、(1−6C)アシルオ
キシ基もしくは(1−6C)アルコキシ基を示すことを特
徴とする特許請求の範囲第1項〜3項のいずれか一項記
載の化合物。 - 【請求項6】R4がメチル基を示すことを特徴とする特許
請求の範囲第1項〜5項のいずれか一項記載の化合物。 - 【請求項7】次の一般式 (式中、R1,R2,R3およびR4は特許請求の範囲第1項記載
と同様の意味を有するが、但しR2および/またはR3が酸
素含有基を表わす場合は、R2および/またはR3はまた酸
素原子が加水分解可能基により保護された酸素含有基で
あることができ、R5およびR6は1−4個の炭素原子を包
含するアルキル基を表わすか、もしくはR5及びR6は一緒
になって2−5個の炭素原子を包含するアルキレン基を
表わす)にて表わされる化合物が加水分解され、脱水さ
れて特許請求の範囲第1項記載の化合物を形成すること
を特徴とし、そして、得られた化合物の17αまたは17β
の位置に任意に存在するヒドロキシル基はエステル化さ
れているか、もしくは得られた化合物の17β位置に任意
に存在するヒドロキシル基は17αの位置に任意に存在す
る酸素含有基で環化されてもよいことを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の化合物を調製する方法。 - 【請求項8】活性成分が、医薬的に許容し得るキャリア
と予混合された特許請求の範囲第1項記載の物質1つ以
上より成ることを特徴とする、強い抗プロゲスチン活性
を有し、また弱い抗グルココルチコイド活性を有するか
もしくは該活性を示さない医薬調製剤。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
NL8703008 | 1987-12-12 | ||
NL8703008 | 1987-12-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01211597A JPH01211597A (ja) | 1989-08-24 |
JP2768707B2 true JP2768707B2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=19851082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63313643A Expired - Lifetime JP2768707B2 (ja) | 1987-12-12 | 1988-12-12 | 新規の11−アリールステロイド化合物 |
Country Status (16)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4921845A (ja) |
EP (1) | EP0321010B1 (ja) |
JP (1) | JP2768707B2 (ja) |
KR (1) | KR970009592B1 (ja) |
CN (1) | CN1019807B (ja) |
AT (1) | ATE85342T1 (ja) |
AU (1) | AU613433B2 (ja) |
CA (1) | CA1301162C (ja) |
DE (1) | DE3878198T2 (ja) |
DK (1) | DK168444B1 (ja) |
ES (1) | ES2053714T3 (ja) |
FI (1) | FI89056C (ja) |
IE (1) | IE61848B1 (ja) |
NZ (1) | NZ227269A (ja) |
PT (1) | PT89185B (ja) |
ZA (1) | ZA888996B (ja) |
Families Citing this family (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3202224B2 (ja) * | 1989-08-04 | 2001-08-27 | シエーリング アクチエンゲゼルシヤフト | 11β―アリール―ゴナ―4,9―ジエン―3―オン、その製造方法及びそれを含有する調剤学的調製剤 |
FR2650748B1 (fr) * | 1989-08-08 | 1991-11-08 | Roussel Uclaf | Nouveaux esters d'acides organiques avec des alcools derives de 19-nor steroides et leurs sels, leur procede de preparation et les intermediaires de ce procede, leur application a titre de medicaments et les compositions les renfermant |
DE4018168A1 (de) * | 1990-06-01 | 1991-12-05 | Schering Ag | Ausgangsverbindungen fuer die herstellung von 10ss-h-steroiden und ein verfahren zur herstellung dieser ausgangsverbindungen |
US5407928A (en) * | 1990-08-15 | 1995-04-18 | Schering Aktiengesellschaft | 11β-aryl-gona-4,9-dien-3-ones |
ZA929315B (en) * | 1991-12-20 | 1993-05-24 | Akzo Nv | 17-spirofuran-3'-ylidene steroids. |
CA2100514C (en) * | 1992-07-29 | 2005-03-29 | Johannes A. M. Hamersma | 17-spiromethylene steroids |
ATE156836T1 (de) * | 1994-05-19 | 1997-08-15 | Akzo Nobel Nv | 11,21-bisphenyl-19-nor-pregnan derivate |
DE4434488A1 (de) | 1994-09-14 | 1996-03-21 | Schering Ag | Steroidester und -amide, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre pharmazeutische Verwendung |
IL115659A (en) * | 1994-10-27 | 2000-06-01 | Akzo Nobel Nv | Steroids with a 17-spiromethylene lactone or lactol group process for their preparation and pharmaceutical compositions containing them |
ZA9510926B (en) | 1994-12-23 | 1996-07-03 | Schering Ag | Compounds with progesterone-antagonistic and antiestrogenic action to be used together for female contraception |
US6900193B1 (en) * | 1996-05-01 | 2005-05-31 | The United States Of America As Represented By The Department Of Health And Human Services | Structural modification of 19-norprogesterone I: 17-α-substituted-11-β-substituted-4-aryl and 21-substituted 19-norpregnadienedione as new antiprogestational agents |
PT900234E (pt) | 1996-05-01 | 2000-12-29 | Us Gov Health & Human Serv | Derivados de progesterona substituidos em 21 que podem ser utilizados como novos agentes antiprogestativos |
US6020328A (en) * | 1998-03-06 | 2000-02-01 | Research Triangle Institute | 20-keto-11β-arylsteroids and their derivatives having agonist or antagonist hormonal properties |
US6262042B1 (en) | 1998-05-29 | 2001-07-17 | Research Triangle Institute | 17β-amino and hydroxylamino-11β-arylsteroids and their derivatives having agonist or antagonist hormonal properties |
US5962444A (en) * | 1998-05-29 | 1999-10-05 | Research Triangle Institute | 17β-nitro-11β-arylsteroids and their derivatives having agonist or antagonist hormonal properties |
FR2789393B1 (fr) * | 1999-02-05 | 2001-10-12 | Centre Nat Rech Scient | Lactol steroidique |
EP1272196B1 (en) * | 2000-03-31 | 2006-08-02 | THE GOVERNMENT OF THE UNITED STATES OF AMERICA, as represented by THE SECRETARY, DEPARTMENT OF HEALTH AND HUMAN SERVICES | Methods of making the 4-n-butylcyclohexanoic and the undecanoic acid esters of (7 alpha,11 beta)-dimethyl-17 beta-hydroxy-4-estren-3-one and their medical use |
JP2006519255A (ja) * | 2003-02-28 | 2006-08-24 | アメリカ合衆国 | 17α−アセトキシ−11β−(4−N,N−ジメチルアミノフェニル)−19−ノルプレグナ−4,9−ジエン−3,20−ジオンの製造方法、その中間体及びそのような中間体の製造方法 |
LT2078032T (lt) | 2006-10-24 | 2017-11-10 | Repros Therapeutics Inc. | Kompozicijos ir būdai, skirti gimdos gleivinės proliferacijos slopinimui |
TWI539953B (zh) | 2008-04-28 | 2016-07-01 | 瑞波若斯治療學公司 | 用於治療乳癌之組成物和方法 |
KR20130009990A (ko) | 2010-03-22 | 2013-01-24 | 레프로스 쎄라피우틱스 아이엔씨. | 항프로게스틴의 비독성 전달을 위한 조성물들과 그 방법들 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ZA8231B (en) * | 1981-01-09 | 1982-11-24 | Roussel Uclaf | New 11 -substituted steroid derivatives, their preparation, their use as medicaments, the compositions containing them and the new intermediates thus obtained |
US4780461A (en) * | 1983-06-15 | 1988-10-25 | Schering Aktiengesellschaft | 13α-alkyl-gonanes, their production, and pharmaceutical preparations containing same |
DE3347126A1 (de) * | 1983-12-22 | 1985-07-11 | Schering AG, 1000 Berlin und 4709 Bergkamen | 11ss-aryl-estradiene, deren herstellung und diese enthaltende pharmazeutische praeparate |
NZ214998A (en) * | 1985-02-07 | 1989-06-28 | Schering Ag | 13-(methyl or ethyl)-11-beta-phenyl-gonane derivatives; preparatory processes and pharmaceutical compositions |
GB8513723D0 (en) * | 1985-05-31 | 1985-07-03 | Erba Farmitalia | 11-beta substituted steroids |
-
1988
- 1988-11-25 DE DE8888202678T patent/DE3878198T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1988-11-25 EP EP88202678A patent/EP0321010B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-11-25 ES ES88202678T patent/ES2053714T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1988-11-25 AT AT88202678T patent/ATE85342T1/de not_active IP Right Cessation
- 1988-11-29 IE IE356588A patent/IE61848B1/en not_active IP Right Cessation
- 1988-11-30 ZA ZA888996A patent/ZA888996B/xx unknown
- 1988-12-01 AU AU26469/88A patent/AU613433B2/en not_active Ceased
- 1988-12-07 PT PT89185A patent/PT89185B/pt not_active IP Right Cessation
- 1988-12-08 CA CA000585297A patent/CA1301162C/en not_active Expired - Fee Related
- 1988-12-08 US US07/281,582 patent/US4921845A/en not_active Expired - Fee Related
- 1988-12-09 FI FI885717A patent/FI89056C/fi not_active IP Right Cessation
- 1988-12-09 NZ NZ227269A patent/NZ227269A/xx unknown
- 1988-12-09 DK DK688088A patent/DK168444B1/da not_active IP Right Cessation
- 1988-12-10 KR KR88016480A patent/KR970009592B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1988-12-12 CN CN88108484A patent/CN1019807B/zh not_active Expired
- 1988-12-12 JP JP63313643A patent/JP2768707B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ZA888996B (en) | 1989-08-30 |
EP0321010A1 (en) | 1989-06-21 |
DE3878198D1 (de) | 1993-03-18 |
KR970009592B1 (en) | 1997-06-14 |
FI89056C (fi) | 1993-08-10 |
DK688088D0 (da) | 1988-12-09 |
CN1019807B (zh) | 1992-12-30 |
FI89056B (fi) | 1993-04-30 |
ATE85342T1 (de) | 1993-02-15 |
FI885717A (fi) | 1989-06-13 |
PT89185A (pt) | 1989-12-29 |
IE61848B1 (en) | 1994-11-30 |
ES2053714T3 (es) | 1994-08-01 |
DE3878198T2 (de) | 1993-06-24 |
CN1034731A (zh) | 1989-08-16 |
AU2646988A (en) | 1989-06-15 |
AU613433B2 (en) | 1991-08-01 |
CA1301162C (en) | 1992-05-19 |
NZ227269A (en) | 1990-06-26 |
FI885717A0 (fi) | 1988-12-09 |
IE883565L (en) | 1989-06-12 |
JPH01211597A (ja) | 1989-08-24 |
PT89185B (pt) | 1993-06-30 |
KR890009968A (ko) | 1989-08-05 |
DK688088A (da) | 1989-06-13 |
US4921845A (en) | 1990-05-01 |
DK168444B1 (da) | 1994-03-28 |
EP0321010B1 (en) | 1993-02-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2768707B2 (ja) | 新規の11−アリールステロイド化合物 | |
JP2664390B2 (ja) | 新規な11−アリールステロイド誘導体 | |
RU2135514C1 (ru) | Производное 11-(фенилзамещенный)эстра-4,9-диена, способ его получения, фармацевтическая композиция | |
US5272140A (en) | 11-aryl steroid derivatives | |
US4081537A (en) | Δ15 -Steroids and pharmaceutical compositions thereof | |
JP2655676B2 (ja) | 新規な11−アリールエストラン及び11−アリールプレグナン誘導体 | |
JPH07316187A (ja) | 11,21−ビスフェニル−19−ノルプレグナン誘導体 | |
US3159543A (en) | 3-cyclopentyl and cyclopentenyl ethers of estrone and derivatives thereof | |
JPH08225590A (ja) | 17−スピロメチレンラクトン又はラクトール基を有するステロイド | |
JPS6335595A (ja) | 新規な18−フエニルエストラン誘導体 | |
CS203912B2 (en) | Process for preparing derivatives of estradiene | |
US3461118A (en) | 3beta-tetrahydrofuranyloxy - and 3beta-tetrahydropyranyloxyestra - 4,9(10) - dienes and -4,9(10),11-trienes,their preparation and intermediates thereof | |
JP2002541153A (ja) | 経口活性アンドロゲン | |
Hazra et al. | Mifepristone (RU-486), the recently developed antiprogesterone drug and its analogues | |
US3709878A (en) | 8 alpha-methyl-substituted-steroids | |
JPS6321680B2 (ja) | ||
US4390530A (en) | 3-Deoxy-Δ15 -steroids | |
JP2002539135A (ja) | アンドロゲンとしての14β,17α−ヒドロキシメチルアンドロスタン誘導体 | |
US3661940A (en) | Derivatives of 21-methyl-19-norpregnanes | |
US3840568A (en) | Estratriene derivatives | |
US3994937A (en) | 15α,16α-Methylene-4-estren-17β-ols | |
US3565918A (en) | 7alpha-difluoromethyl-a-nor-b-homo steroids and their preparation | |
US3437657A (en) | 6-fluoromethyl-3-oxo-4,6-dienic steroids and process for preparing same | |
JPS629600B2 (ja) | ||
US3389135A (en) | Process for prrparation of estra-4, 9-diene-3, 17-dione and intermediates in said process |