JP2768490B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents
レンズ鏡筒Info
- Publication number
- JP2768490B2 JP2768490B2 JP1075933A JP7593389A JP2768490B2 JP 2768490 B2 JP2768490 B2 JP 2768490B2 JP 1075933 A JP1075933 A JP 1075933A JP 7593389 A JP7593389 A JP 7593389A JP 2768490 B2 JP2768490 B2 JP 2768490B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- lens barrel
- rolling elements
- wave motor
- vibration wave
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Lens Barrels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は環状の振動波モータを内蔵したレンズ鏡筒
に関するものである。
に関するものである。
[従来の技術] 振動波モータを内蔵したレンズ鏡筒に関しては、従
来、本出願人から多くの提案がなされており、それらの
提案のうち本出願人によって既に商品化されたものもあ
る。
来、本出願人から多くの提案がなされており、それらの
提案のうち本出願人によって既に商品化されたものもあ
る。
[発明が解決しようとする課題] 従来のレンズ鏡筒は、手動操作環により合焦を行ない
たい時には、切換えスイッチによりモータを用いる自動
合焦機構の動作を不能にして手動操作環による手動合焦
機構に切換える必要があり、操作が面倒であった。
たい時には、切換えスイッチによりモータを用いる自動
合焦機構の動作を不能にして手動操作環による手動合焦
機構に切換える必要があり、操作が面倒であった。
そこで、本発明の目的は、モータを用いる機構が動作
可能な状態で手動操作が行なえるレンズ鏡筒を提供する
ことにある。
可能な状態で手動操作が行なえるレンズ鏡筒を提供する
ことにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明によるレンズ鏡筒
は、特許請求の範囲の各請求項に記載されたところを特
徴とする。特に独立項である請求項1に係る発明による
レンズ鏡筒は、手動操作環と、環状の振動波モータと、
前記手動操作環の操作により回転する入力環と、前記振
動波モータのロータ部と前記入力環との間に位置して夫
々の端面に接触する少なくとも3個の転動体を設けた回
転環の回転によってレンズを移動させる機構と、を有
し、前記ロータ部が回転すると前記入力環に対して前記
少なくとも3個の転動体が転動して前記回転環が回転
し、前記入力環が回転すると前記ロータ部に対して前記
少なくとも3個の転動体が転動して前記回転環が回転す
るように、前記ロータ部及び前記入力環の前記少なくと
も3個の転動体に対する接触圧を設定したことを特徴と
するものである。
は、特許請求の範囲の各請求項に記載されたところを特
徴とする。特に独立項である請求項1に係る発明による
レンズ鏡筒は、手動操作環と、環状の振動波モータと、
前記手動操作環の操作により回転する入力環と、前記振
動波モータのロータ部と前記入力環との間に位置して夫
々の端面に接触する少なくとも3個の転動体を設けた回
転環の回転によってレンズを移動させる機構と、を有
し、前記ロータ部が回転すると前記入力環に対して前記
少なくとも3個の転動体が転動して前記回転環が回転
し、前記入力環が回転すると前記ロータ部に対して前記
少なくとも3個の転動体が転動して前記回転環が回転す
るように、前記ロータ部及び前記入力環の前記少なくと
も3個の転動体に対する接触圧を設定したことを特徴と
するものである。
[実施例] 以下に図面を参照して本発明によるレンズ鏡筒の一実
施例を説明する。
施例を説明する。
第1図は本発明によるレンズ鏡筒の要部縦断面図であ
り、第2図は第1図のレンズ鏡筒内に着脱自在に組込ま
れている駆動力発生ユニットの縦断面図である。
り、第2図は第1図のレンズ鏡筒内に着脱自在に組込ま
れている駆動力発生ユニットの縦断面図である。
第1図及び第2図において、1はレンズ鏡筒の外筒、
3は外筒1の前方に配置される外筒部分3aと外筒1の内
側に配置される内筒部分3bと外筒部分3aの内側に配置さ
れるヘリコイド形成部3cとを有した固定筒、5は固定筒
3のヘリコイド形成部3cの内周面に形成されたヘリコイ
ド3dに螺合しているレンズホルダー、Lは該レンズホル
ダー5に固定されたレンズ、4は固定筒3の外筒部分3a
の外周面に形成された周方向溝と外筒1の外周面に形成
された周方向溝とに嵌装されてレンズLの中心軸線Z
(すなわち光軸)を中心として回転可能なマニュアル操
作環である。レンズホルダー5には光軸Zに対して放射
方向に延在する溝5aが貫設され、該溝5a内には光軸Zと
平行な部分を有した後述のレンズホルダー駆動腕22がレ
ンズLの周方向にのみ相対摺動可能に挿入されている。
3は外筒1の前方に配置される外筒部分3aと外筒1の内
側に配置される内筒部分3bと外筒部分3aの内側に配置さ
れるヘリコイド形成部3cとを有した固定筒、5は固定筒
3のヘリコイド形成部3cの内周面に形成されたヘリコイ
ド3dに螺合しているレンズホルダー、Lは該レンズホル
ダー5に固定されたレンズ、4は固定筒3の外筒部分3a
の外周面に形成された周方向溝と外筒1の外周面に形成
された周方向溝とに嵌装されてレンズLの中心軸線Z
(すなわち光軸)を中心として回転可能なマニュアル操
作環である。レンズホルダー5には光軸Zに対して放射
方向に延在する溝5aが貫設され、該溝5a内には光軸Zと
平行な部分を有した後述のレンズホルダー駆動腕22がレ
ンズLの周方向にのみ相対摺動可能に挿入されている。
外筒1と固定筒3の内筒部分3bとの間の環状の空間に
は第2図に示す筒型の駆動力発生ユニット25が挿入され
ており、該駆動力発生ユニット25のフレームもしくは地
板となっている筒状体2がその一端のフランジ部2aにお
いてビス23で固定筒3のフランジ部3eに着脱自在に締結
されている。
は第2図に示す筒型の駆動力発生ユニット25が挿入され
ており、該駆動力発生ユニット25のフレームもしくは地
板となっている筒状体2がその一端のフランジ部2aにお
いてビス23で固定筒3のフランジ部3eに着脱自在に締結
されている。
筒状体2の外周面上には第2図に示したように振動波
モータ26の全構成部品と、該振動波モータ26のロータ部
分に接触する軸受27と、前記マニュアル操作環4の回転
トルクを入力させるためのマニュアル操作力入力リング
17とが搭載されている。
モータ26の全構成部品と、該振動波モータ26のロータ部
分に接触する軸受27と、前記マニュアル操作環4の回転
トルクを入力させるためのマニュアル操作力入力リング
17とが搭載されている。
以下には振動波モータ26の構成部材や軸受27の構造等
について説明する。
について説明する。
振動波モータ26は、横断面形状が台形を成した環状の
振動部材6、該振動部材6の一端面に物理的に接合され
た電歪素子7、該電歪素子7の表面に圧接されたフェル
ト等から成る環状の振動吸収体10、該振動吸収体10の一
方の端面に接して配置された環状のスペーサ9、該スペ
ーサ9を環状振動部材の方へ押す環状の皿ばね8、筒状
体2の外周面に形成されたねじ部2bに螺合された環状の
ナット12、該ナット12と皿ばね8との間に介装された環
状のワッシャ11、該振動波モータ26のロータの一部とな
る回転筒13、該回転筒13に軸方向振動を伝達させぬため
のゴム環14、環状の周方向移動部材15、筒状体2に嵌着
されるとともに外周縁の突起16aが該振動部材6の溝6a
内に挿入されている振動部材回転止め部材16、等の諸部
材によって構成されている。
振動部材6、該振動部材6の一端面に物理的に接合され
た電歪素子7、該電歪素子7の表面に圧接されたフェル
ト等から成る環状の振動吸収体10、該振動吸収体10の一
方の端面に接して配置された環状のスペーサ9、該スペ
ーサ9を環状振動部材の方へ押す環状の皿ばね8、筒状
体2の外周面に形成されたねじ部2bに螺合された環状の
ナット12、該ナット12と皿ばね8との間に介装された環
状のワッシャ11、該振動波モータ26のロータの一部とな
る回転筒13、該回転筒13に軸方向振動を伝達させぬため
のゴム環14、環状の周方向移動部材15、筒状体2に嵌着
されるとともに外周縁の突起16aが該振動部材6の溝6a
内に挿入されている振動部材回転止め部材16、等の諸部
材によって構成されている。
回転筒13とゴム環14と周方向移動部材15とは一体とな
って該モータ26のロータを構成しており、振動部材6に
発生する周方向進行波振動によって回転筒13及びゴム環
14並びに周方向移動部材15から成るロータが光軸Zを中
心として回転する。
って該モータ26のロータを構成しており、振動部材6に
発生する周方向進行波振動によって回転筒13及びゴム環
14並びに周方向移動部材15から成るロータが光軸Zを中
心として回転する。
ナット12は皿ばね8の弾発力を調整することによって
振動部材6と周方向移動部材15との接触圧を調整するた
めの部材であり、また、後述のローラー18とマニュアル
操作力入力リング17と回転筒13との接触圧を調整するた
めの手段にもなっている。
振動部材6と周方向移動部材15との接触圧を調整するた
めの部材であり、また、後述のローラー18とマニュアル
操作力入力リング17と回転筒13との接触圧を調整するた
めの手段にもなっている。
振動波モータ26の回転筒13(すなわちロータ)の端面
に隣接して配置された軸受27は、第2図及び第3図に示
されるように、筒状体2の外周面に回転のみ可能に嵌装
されたリング20と、該リング20の軸線Z(振動波モータ
の軸線)に直交する放射方向軸線上に該リング20の周上
の少なくとも3ケ所において該リング20の外周面から突
出するように固定されたローラー支持軸19と、該ローラ
ー支持軸19に回転可能に嵌装された中空のローラー18
と、によって構成されている。
に隣接して配置された軸受27は、第2図及び第3図に示
されるように、筒状体2の外周面に回転のみ可能に嵌装
されたリング20と、該リング20の軸線Z(振動波モータ
の軸線)に直交する放射方向軸線上に該リング20の周上
の少なくとも3ケ所において該リング20の外周面から突
出するように固定されたローラー支持軸19と、該ローラ
ー支持軸19に回転可能に嵌装された中空のローラー18
と、によって構成されている。
該リング20は駆動力発生ユニット25の出力部材をも兼
ねており、レンズホルダー5を回転駆動させるためのL
形の駆動腕22がビス24によって該リング20の端面に締結
されるようになっている。
ねており、レンズホルダー5を回転駆動させるためのL
形の駆動腕22がビス24によって該リング20の端面に締結
されるようになっている。
ローラー18は、回転筒13の外周面と前記リング17の外
周面とに係合する頭部フランジ18aとを有している。該
ローラー18は該頭部フランジ18aによって回転筒13及び
前記リング17の回転時のラジアル方向のガタつきを防止
しており、また、頭部の外周面において回転筒13の端面
と前記リング17の端面とに接触している。ローラー18と
回転筒13の端面との相互接触圧は振動波モータ26の一構
成部材である前記の環状皿ばね8及び環状のナット12に
よって決定される。
周面とに係合する頭部フランジ18aとを有している。該
ローラー18は該頭部フランジ18aによって回転筒13及び
前記リング17の回転時のラジアル方向のガタつきを防止
しており、また、頭部の外周面において回転筒13の端面
と前記リング17の端面とに接触している。ローラー18と
回転筒13の端面との相互接触圧は振動波モータ26の一構
成部材である前記の環状皿ばね8及び環状のナット12に
よって決定される。
マニュアル操作力入力リング17は筒状体2に回転可能
に嵌装されており、該リング17は一端面(第1図及び第
2図において右側の端面)においてローラー18の外周面
に接触し、他方の端面においてフリクションワッシャ21
に接触している。また、該リング17の外周縁部は、マニ
ュアル操作環4の内周面の凹部に係合しており、該リン
グ17は該マニュアル操作環4によって回転されるように
なっている。該リング17はフリクションワッシャ21と該
リング17との間の摩擦抵抗よりも大きな駆動トルクがマ
ニュアル操作環4から伝達された時のみ回転することが
でき、それ以外の時は回転しない。従って、レンズ鏡筒
の使用者が該リング17とフリクションワッシャ21との間
の摩擦抵抗に打ち勝つ回転トルクでマニュアル操作環4
を回動操作しないかぎり、該リング17は回転しない。
に嵌装されており、該リング17は一端面(第1図及び第
2図において右側の端面)においてローラー18の外周面
に接触し、他方の端面においてフリクションワッシャ21
に接触している。また、該リング17の外周縁部は、マニ
ュアル操作環4の内周面の凹部に係合しており、該リン
グ17は該マニュアル操作環4によって回転されるように
なっている。該リング17はフリクションワッシャ21と該
リング17との間の摩擦抵抗よりも大きな駆動トルクがマ
ニュアル操作環4から伝達された時のみ回転することが
でき、それ以外の時は回転しない。従って、レンズ鏡筒
の使用者が該リング17とフリクションワッシャ21との間
の摩擦抵抗に打ち勝つ回転トルクでマニュアル操作環4
を回動操作しないかぎり、該リング17は回転しない。
22はビス24によって前記リング20に固定されたレンズ
ホルダー駆動腕であり、該駆動腕22は筒状体2の周面に
貫設された穴と固定筒3の内筒部分3bに貫設された穴と
を通って内筒部分3b内に入り込むとともにレンズホルダ
ー5の溝5a内に挿入されている。なお、筒状体2の周面
に貫設された穴及び固定筒3の内筒部分3bに貫設された
穴は周方向に沿って延在する溝形の穴である。
ホルダー駆動腕であり、該駆動腕22は筒状体2の周面に
貫設された穴と固定筒3の内筒部分3bに貫設された穴と
を通って内筒部分3b内に入り込むとともにレンズホルダ
ー5の溝5a内に挿入されている。なお、筒状体2の周面
に貫設された穴及び固定筒3の内筒部分3bに貫設された
穴は周方向に沿って延在する溝形の穴である。
次に、前記の如き構造を有する本実施例のレンズ鏡筒
の動作を説明する。
の動作を説明する。
レンズ鏡筒の使用者がレンズホルダー5を振動波モー
タ26の力で駆動させようとする時には不図示のフォーカ
シングスイッチを操作すると、不図示の制御回路の動作
によって電歪素子7に電圧が印加され、その結果、円周
方向に進行する振動が振動部材6に生じ、該振動部材6
の振動によって回転筒13及びゴム環14並びに周方向移動
部材15から成るロータが光軸Zを中心として回転され
る。このロータの回転によって軸受27の中空ローラ18は
回転筒13から回転トルクを受けるが、この時にはマニュ
アル操作環4が回動操作されていないので前記リング17
も回転していないため、ローラー18はローラー支持軸19
のまわりを回転しつつ前記リング17の端面に沿って転動
し、ローラー支持軸19を介して前記リング20が光軸Zを
中心として回転される。このため、レンズホルダー駆動
腕22も前記リング20とともに光軸Zを中心として回動さ
れるので、レンズホルダー5は光軸Zを中心として回転
されるとともに軸方向移動してオートフォーカシングが
行なわれる。
タ26の力で駆動させようとする時には不図示のフォーカ
シングスイッチを操作すると、不図示の制御回路の動作
によって電歪素子7に電圧が印加され、その結果、円周
方向に進行する振動が振動部材6に生じ、該振動部材6
の振動によって回転筒13及びゴム環14並びに周方向移動
部材15から成るロータが光軸Zを中心として回転され
る。このロータの回転によって軸受27の中空ローラ18は
回転筒13から回転トルクを受けるが、この時にはマニュ
アル操作環4が回動操作されていないので前記リング17
も回転していないため、ローラー18はローラー支持軸19
のまわりを回転しつつ前記リング17の端面に沿って転動
し、ローラー支持軸19を介して前記リング20が光軸Zを
中心として回転される。このため、レンズホルダー駆動
腕22も前記リング20とともに光軸Zを中心として回動さ
れるので、レンズホルダー5は光軸Zを中心として回転
されるとともに軸方向移動してオートフォーカシングが
行なわれる。
一方、レンズ鏡筒使用者がレンズホルダー5を振動波
モータ26の力で駆動せずに手指の力で駆動させようとす
る時には、前記フォーカシングスイッチを操作せずにマ
ニュアル操作環4を光軸Zを中心として指で回動操作す
る。すると、前記リング17がフリクションワッシャ21と
の摩擦抵抗に打ち勝って光軸Zを中心として回転される
が、この時には振動波モータ26が駆動されていないので
該モータのロータである回転筒13は静止しており、従っ
てローラー18は前記リング17によって回転されつつ回転
筒13の端面に沿って転動する。その結果、ローラー支持
軸19を介して前記リング20は光軸Zを中心として回転さ
れ、レンズホルダー5は駆動腕22によって回転されつつ
軸方向移動してマニュアルフォーカシングが行なわれ
る。又、前記実施例ではローラー軸受が使用されている
が、球体式の軸受を使用しても良い。
モータ26の力で駆動せずに手指の力で駆動させようとす
る時には、前記フォーカシングスイッチを操作せずにマ
ニュアル操作環4を光軸Zを中心として指で回動操作す
る。すると、前記リング17がフリクションワッシャ21と
の摩擦抵抗に打ち勝って光軸Zを中心として回転される
が、この時には振動波モータ26が駆動されていないので
該モータのロータである回転筒13は静止しており、従っ
てローラー18は前記リング17によって回転されつつ回転
筒13の端面に沿って転動する。その結果、ローラー支持
軸19を介して前記リング20は光軸Zを中心として回転さ
れ、レンズホルダー5は駆動腕22によって回転されつつ
軸方向移動してマニュアルフォーカシングが行なわれ
る。又、前記実施例ではローラー軸受が使用されている
が、球体式の軸受を使用しても良い。
[発明の効果] 以上、本発明によれば、振動波モータのロータ部の端
面と入力環の端面とに接触する少なくとも3個の転動体
を設けた回転環を備え、ロータ部と入力環の夫々の回転
により少なくとも3個の転動体が転動して回転環が回転
することによりレンズを移動させるよう構成してあるの
で、振動波モータを用いた機構が動作可能な状態で手動
操作環を用いた機構が作動し、簡単に手動操作に移行で
きる。
面と入力環の端面とに接触する少なくとも3個の転動体
を設けた回転環を備え、ロータ部と入力環の夫々の回転
により少なくとも3個の転動体が転動して回転環が回転
することによりレンズを移動させるよう構成してあるの
で、振動波モータを用いた機構が動作可能な状態で手動
操作環を用いた機構が作動し、簡単に手動操作に移行で
きる。
第1図は本発明によるレンズ鏡筒の一実施例を示した縦
断面図、第2図はパワーユニットの縦断面図、第3図は
軸受27の正面図である。 1…外筒、2…筒状体 3…固定筒、4…マニュアル操作環 5…レンズホルダー、6…振動部材 7…電歪素子、8…皿ばね 9…スペーサ、10…振動吸収体 11…ワッシャ、12…ナット 13…回転筒、14…ゴム環 15…周方向移動部材 16…振動部材回転止め部材 17…マニュアル操作力入力リング 18…ローラー、19…ローラー支持軸 20…(軸受の)リング 21…フリクションワッシャ 22…レンズホルダー駆動腕 23及び24…ビス 25…駆動力発生ユニット 26…振動波モータ、27…軸受。
断面図、第2図はパワーユニットの縦断面図、第3図は
軸受27の正面図である。 1…外筒、2…筒状体 3…固定筒、4…マニュアル操作環 5…レンズホルダー、6…振動部材 7…電歪素子、8…皿ばね 9…スペーサ、10…振動吸収体 11…ワッシャ、12…ナット 13…回転筒、14…ゴム環 15…周方向移動部材 16…振動部材回転止め部材 17…マニュアル操作力入力リング 18…ローラー、19…ローラー支持軸 20…(軸受の)リング 21…フリクションワッシャ 22…レンズホルダー駆動腕 23及び24…ビス 25…駆動力発生ユニット 26…振動波モータ、27…軸受。
フロントページの続き (72)発明者 河合 徹 神奈川県川崎市高津区下野毛770番地 キヤノン株式会社玉川事業所内 (56)参考文献 特開 昭61−208018(JP,A) 特開 平2−23071(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 7/04
Claims (4)
- 【請求項1】手動操作環と、 環状の振動波モータと、 前記手動操作環の操作により回転する入力環と、 前記振動波モータのロータ部と前記入力環との間に位置
して夫々の端面に接触する少なくとも3個の転動体を設
けた回転環の回転によってレンズを移動させる機構と、
を有し、 前記ロータ部が回転すると前記入力環に対して前記少な
くとも3個の転動体が転動して前記回転環が回転し、前
記入力環が回転すると前記ロータ部に対して前記少なく
とも3個の転動体が転動して前記回転環が回転するよう
に、前記ロータ部及び前記入力環の前記少なくとも3個
の転動体に対する接触圧を設定したことを特徴とするレ
ンズ鏡筒。 - 【請求項2】前記転動体は、ローラー又は球体であるこ
とを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。 - 【請求項3】前記少なくとも3個の転動体は、夫々前記
ロータ部の軸線に直交する軸線を中心として回転するこ
とを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。 - 【請求項4】前記振動波モータと前記回転環と前記入力
環とがユニット化され、レンズ鏡筒の外筒内に一体的に
着脱可能になっていることを特徴とする請求項1記載の
レンズ鏡筒。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1075933A JP2768490B2 (ja) | 1989-03-28 | 1989-03-28 | レンズ鏡筒 |
US08/028,605 US5335115A (en) | 1989-02-23 | 1993-03-08 | Lens barrel |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1075933A JP2768490B2 (ja) | 1989-03-28 | 1989-03-28 | レンズ鏡筒 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33563096A Division JP3045969B2 (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | レンズ鏡筒 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02253215A JPH02253215A (ja) | 1990-10-12 |
JP2768490B2 true JP2768490B2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=13590556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1075933A Expired - Lifetime JP2768490B2 (ja) | 1989-02-23 | 1989-03-28 | レンズ鏡筒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2768490B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07112355B2 (ja) * | 1985-03-11 | 1995-11-29 | 株式会社ニコン | 超音波モータ |
JPH0710190B2 (ja) * | 1988-07-11 | 1995-02-01 | オリンパス光学工業株式会社 | 超音波モータ |
-
1989
- 1989-03-28 JP JP1075933A patent/JP2768490B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02253215A (ja) | 1990-10-12 |
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