JP3045969B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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JP3045969B2
JP3045969B2 JP33563096A JP33563096A JP3045969B2 JP 3045969 B2 JP3045969 B2 JP 3045969B2 JP 33563096 A JP33563096 A JP 33563096A JP 33563096 A JP33563096 A JP 33563096A JP 3045969 B2 JP3045969 B2 JP 3045969B2
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晴比古 山内
田村昌久
河合  徹
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は環状の振動波モー
を内蔵したレンズ鏡筒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】振動波モータを内蔵したレンズ鏡筒に関
しては、従来、本出願人から多くの提案がなされてお
り、それらの提案のうち本出願人によって既に商品化さ
れたものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のレンズ鏡筒は、
手動操作環により合焦を行ないたい時には、切換えスイ
ッチによりモータを用いる自動合焦機構の動作を不能に
して手動操作環による手動合焦機構に切換える必要があ
り、操作が面倒であった。
【0004】そこで、本発明の目的は、操作が簡単な
ンズ鏡筒を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、手動操作環と振動波モータのそれぞれを用いてレン
ズを移動させるレンズ鏡筒であって、前記振動波モータ
を用いる機構が動作しても前記手動操作環が回転せず且
つ該振動波モータを用いる機構が動作可能な状態で前記
手動操作環を操作できるようにローラ軸受又は球体式軸
受を用いて前記振動波モータを用いる機構と前記手動操
作環を用いる機構とを構成したことを特徴とするもので
ある。
【0006】同じく、請求項2に記載の本発明によるレ
ンズ鏡筒は、手動操作環と、環状の振動波モータと、ロ
ーラー軸受又は球体式推力軸受又は滑りクラッチ又はロ
ーラクラッチとを有し、前記手動操作環と前記振動波モ
ータのそれぞれにより前記ローラ軸受又は球体式推力軸
受又は滑りクラッチ又はローラクラッチを作動させるこ
とでレンズを移動させるレンズ鏡筒であって、前記振動
波モータの振動部材とロータ間の接触圧と前記ローラ軸
受又は球体式推力軸受又は滑りクラッチ又はローラクラ
ッチにおける接触圧は、共通の押圧手段によって設定さ
れていることを特徴とするものである
【0007】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明によ
るレンズ鏡筒の一実施例を説明する。
【0008】図1は本発明によるレンズ鏡筒の要部縦断
面図であり、図2は図1のレンズ鏡筒内に着脱自在に組
込まれている駆動力発生ユニットの縦断面図である。
【0009】図1及び図2において、1はレンズ鏡筒の
外筒、3は外筒1の前方に配置される外筒部分3aと外
筒1の内側に配置される内筒部分3bと外筒部分3aの
内側に配置されるヘリコイド形成部3cとを有した固定
筒、5は固定筒3のヘリコイド形成部3cの内周面に形
成されたヘリコイド3dに螺合しているレンズホルダ
ー、Lは該レンズホルダー5に固定されたレンズ、4は
固定筒3の外筒部分3aの外周面に形成された周方向溝
と外筒1の外周面に形成された周方向溝とに嵌装されて
レンズLの中心軸線Z(すなわち光軸)を中心として回
転可能なマニュアル操作環である。レンズホルダー5に
は光軸Zに対して放射方向に延在する溝5aが貫設さ
れ、該溝5a内には光軸Zと平行な部分を有した後述の
レンズホルダー駆動腕22がレンズLの周方向にのみ相
対摺動可能に挿入されている。
【0010】外筒1と固定筒3の内筒部分3bとの間の
環状の空間には図2に示す筒型の駆動力発生ユニット2
5が挿入されており、該駆動力発生ユニット25のフレ
ームもしくは地板となっている筒状体2がその一端のフ
ランジ部2aにおいてビス23で固定筒3のフランジ部
3eに着脱自在に締結されている。
【0011】筒状体2の外周面上には図2に示したよう
に振動波モータ26の全構成部品と、該振動波モータ2
6のロータ部分に接触する軸受27と、前記マニュアル
操作環4の回転トルクを入力させるためのマニュアル操
作力入力リング17とが搭載されている。
【0012】以下には振動波モータ26の構成部材や軸
受27の構造等について説明する。振動波モータ26
は、横断面形状が台形を成した環状の振動部材6、該振
動部材6の一端面に物理的に接合された電歪素子7、該
電歪素子7の表面に圧接されたフェルト等から成る環状
の振動吸収体10、該振動吸収体10の一方の端面に接
して配置された環状のスペーサ9、該スペーサ9を環状
振動部材の方へ押す環状の皿ばね8、筒状体2の外周面
に形成されたねじ部2bに螺合された環状のナット1
2、該ナット12と皿ばね8との間に介装された環状の
ワッシャ11、該振動波モータ26のロータの一部とな
る回転筒13、該回転筒13に軸方向振動を伝達させぬ
ためのゴム環14、環状の周方向移動部材15、筒状体
2に嵌着されるとともに外周縁の突起16a が該振動部材
6の溝6a内に挿入されている振動部材回転止め部材1
6、等の諸部材によって構成されている。
【0013】回転筒13とゴム環14と周方向移動部材
15とは一体となって該モータ26のロータを構成して
おり、振動部材6に発生する周方向進行波振動によって
回転筒13及びゴム環14並びに周方向移動部材15か
ら成るロータが光軸Zを中心として回転する。
【0014】ナット12は皿ばね8の弾発力を調整する
ことによって振動部材6と周方向移動部材15との接触
圧を調整するための部材であり、また、後述のローラ1
8とマニュアル操作力入力リング17と回転筒13との
接触圧を調整するための手段にもなっている。
【0015】振動波モータ26の回転筒13(すなわち
ロータ)の端面に隣接して配置された軸受27は、図2
及び図3に示されるように、筒状体2の外周面に回転の
み可能に嵌装されたリング20と、該リング20の軸線
Z(振動波モータの軸線)に直交する放射方向軸線上に
該リング20の周上の少なくとも3ケ所において該リン
グ20の外周面から突出するように固定されたローラ支
持軸19と、該ローラ支持軸19に回転可能に嵌装され
た中空のローラ18と、によって構成されている。
【0016】該リング20は駆動力発生ユニット25の
出力部材をも兼ねており、レンズホルダー5を回転駆動
させるためのL形の駆動腕22がビス24によつて該リ
ング20の端面に締結されるようになっている。
【0017】ローラ18は、回転筒13の外周面と前記
リング17の外周面とに係合する頭部フランジ18aと
を有している。該ローラ18は該頭部フランジ18aに
よって回転筒13及び前記リング17の回転時のラジア
ル方向のガタつきを防止しており、また、頭部の外周面
において回転筒13の端面と前記リング17の端面とに
接触している。ローラ18と回転筒13の端面との相互
接触圧は振動波モータ26の一構成部材である前記の環
状皿ばね8及び環状のナット12によって決定される。
【0018】マニュアル操作力入力リング17は筒状体
2に回転可能に嵌装されており、該リング17は一端面
(図1及び図2において右側の端面)においてローラ1
8の外周面に接触し、他方の端面においてフリクション
ワッシャ21に接触している。また、該リング17の外
周縁部は、マニュアル操作環4の内周面の凹部に係合し
ており、該リング17は該マニュアル操作環4によって
回転されるようになっている。該リング17はフリクシ
ョンワッシャ21と該リング17との間の摩擦抵抗より
も大きな駆動トルクがマニュアル操作環4から伝達され
た時のみ回転することができ、それ以外の時は回転しな
い。従って、レンズ鏡筒の使用者が該リング17とフリ
クションワッシャ21との間の摩擦抵抗に打ち勝つ回転
トルクでマニュアル操作環4を回動操作しないかぎり、
該リング17は回転しない。
【0019】22はビス24によって前記リング20に
固定されたレンズホルダー駆動腕であり、該駆動腕22
は筒状体2の周面に貫設された穴と固定筒3の内筒部分
3bに貫設された穴とを通って内筒部分3b内に入り込
むとともにレンズホルダー5の溝5a内に挿入されてい
る。なお、筒状体2の周面に貫設された穴及び固定筒3
の内筒部分3bに貫設された穴は周方向に沿って延在す
る溝形の穴である。
【0020】次に、前記の如き構造を有する本実施例の
レンズ鏡筒の動作を説明する。
【0021】レンズ鏡筒の使用者がレンズホルダー5を
振動波モータ26の力で駆動させようとする時には不図
示のフォーカシングスイッチを操作すると、不図示の制
御回路の動作によって電歪素子7に電圧が印加され、そ
の結果、円周方向に進行する振動が振動部材6に生じ、
該振動部材6の振動によって回転筒13及びゴム環14
並びに周方向移動部材15から成るロータが光軸Zを中
心として回転される。このロータの回転によって軸受2
7の中空ローラ18は回転筒13から回転トルクを受け
るが、この時にはマニュアル操作環4が回動操作されて
いないので前記リング17も回転していないため、ロー
ラ18はローラ支持軸19のまわりを回転しつつ前記リ
ング17の端面に沿って転動し、ローラ支持軸19を介
して前記リング20が光軸Zを中心として回転される。
このため、レンズホルダー駆動腕22も前記リング20
とともに光軸Zを中心として回動されるので、レンズホ
ルダー5は光軸Zを中心として回転されるとともに軸方
向移動してオートフォーカシングが行なわれる。
【0022】一方、レンズ鏡筒使用者がレンズホルダー
5を振動波モータ26の力で駆動せずに手指の力で駆動
させようとする時には、前記フォーカシングスイッチを
操作せずにマニュアル操作環4を光軸Zを中心として指
で回動操作する。すると、前記リング17がフリクショ
ンワッシャ21との摩擦抵抗に打ち勝って光軸Zを中心
として回転されるが、この時には振動波モータ26が駆
動されていないので該モータのロータである回転筒13
は静止しており、従ってローラ18は前記リング17に
よって回転されつつ回転筒13の端面に沿って転動す
る。その結果、ローラ支持軸19を介して前記リング2
0は光軸Zを中心として回転され、レンズホルダー5は
駆動腕22によって回転されつつ軸方向移動してマニュ
アルフォーカシングが行なわれる。また、前記実施例で
はローラ軸受が使用されているが、球体式の軸受を使用
しても良い。
【0023】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、
発明によるレンズ鏡筒は操作が簡単である
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレンズ鏡筒の一実施例を示した縦
断面図、
【図2】パワーユニットの縦断面図、
【図3】軸受27の正面図である。
【符号の説明】
1…外筒 2…筒状体 3…固定筒 4…マニュアル操作環 5…レンズホルダー 6…振動部材 7…電歪素子 8…皿ばね 9…スペーサ 10…振動吸収体 11…ワッシャ 12…ナット 13…回転筒 14…ゴム環 15…周方向移動部材 16…振動部材回転止め部材 17…マニュアル操作力入力リング 18…ローラ 19…ローラ支持軸 20…(軸受の)リング 21…フリクションワッシャ 22…レンズホルダー駆動腕 23及び24…ビス 25…駆動力発生ユニット 26…振動波モータ 27…軸受。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河合 徹 神奈川県川崎市高津区下野毛770番地 キヤノン株式会社玉川事業所内 (56)参考文献 特開 昭63−194212(JP,A) 特開 昭63−194211(JP,A) 特開 昭62−118780(JP,A) 特開 平2−253215(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/04 - 7/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手動操作環と振動波モータのそれぞれを
    用いてレンズを移動させるレンズ鏡筒であって、前記振
    動波モータを用いる機構が動作しても前記手動操作環が
    回転せず且つ該振動波モータを用いる機構が動作可能な
    状態で前記手動操作環を操作できるようにローラ軸受又
    は球体式軸受を用いて前記振動波モータを用いる機構と
    前記手動操作環を用いる機構とを構成したことを特徴と
    するレンズ鏡筒。
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