JP2767859B2 - 車両用防曇装置 - Google Patents

車両用防曇装置

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JP2767859B2
JP2767859B2 JP1030874A JP3087489A JP2767859B2 JP 2767859 B2 JP2767859 B2 JP 2767859B2 JP 1030874 A JP1030874 A JP 1030874A JP 3087489 A JP3087489 A JP 3087489A JP 2767859 B2 JP2767859 B2 JP 2767859B2
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vehicle
planar heater
battery
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window glass
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鉱一 坂
由喜雄 柴田
孝昌 河合
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Denso Corp
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Denso Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、車両用窓ガラスの結露による曇りを防ぐた
めの制御装置に関する。
【従来技術】
従来、車両用窓ガラスの防曇方法として、除湿して絶
対温度を下げる、或いは、窓ガラスを暖めて露点温度以
上に保つという2つの方法がある。
【発明が解決しようとする課題】
上記方法で、前者は、空調装置(A/C)を作動させて
除湿する方法が一般的であるが、外気温度が低い(例え
ば、0℃以下)時には作動せず、その使用範囲が限られ
ている。 又、後者は、実開昭63−7053号及び実開昭63−7054号
公報で開示されているように、面状ヒータを使用して窓
ガラスを加熱する方法があるが、面状ヒータは加熱する
際の消費電力が大きく、バッテリの充放電収支を悪化さ
せ、バッテリ上がりの原因となっていた。 本発明は、上記の課題を解決するために成されたもの
であり、その目的とするところは、車両用窓ガラスに取
付けられた面状ヒータと車載された空調装置とを適宜制
御して、バッテリ上がりを防止しつつ、車両用窓ガラス
の結露による曇りを防止するようにした車両用防曇装置
を提供することである。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための発明の構成は、車両用窓ガ
ラスの内側に送風して防曇できる空調装置と車両用窓ガ
ラスに取付けられた面状ヒータとを有する車両用防曇装
置において、車載バッテリの充放電の収支を検出するバ
ッテリ検出器と、前記面状ヒータへの供給電力量を変化
できる電力制御回路と、前記面状ヒータへの通電時期を
制御し、前記バッテリ検出器の出力により前記車載バッ
テリが所定以上の放電状態にあると検出されたときに
は、前記電力制御回路を制御して前記面状ヒータへの通
電量を低下させる通電制御手段と、前記通電制御手段に
より前記面状ヒータへの通電量が低下された場合には、
前記空調装置を外気を導入する外気モードとして作動さ
せ、前記面状ヒータの配設されている車両用窓ガラスの
内側に送風して防曇を行う防曇制御手段とを備えたこと
を特徴とする。
【作用】
車両用窓ガラスが結露状態にあると、マニュアル操作
を受けて、又は結露センサの出力に応じて通電制御手段
は電力制御回路を介して車載バッテリから面状ヒータへ
の通電時期を制御する。そして、バッテリ検出器により
車載バッテリが所定以上の放電状態であると検出される
と、通電制御手段は電力制御回路を制御して面状ヒータ
への通電量を低下させる。この場合には、防曇制御手段
により空調装置を併用して、その面状ヒータの配設され
ている車両用窓ガラスの内側に送風して防曇を行う。こ
の送風は外気導入モードで行なわれるので、湿度の低い
外気が窓ガラスに送風される。 このように、車載バッテリが上がりぎみになると面状
ヒータへの電力供給を抑えて車載バッテリへの充電量を
増加し、車両に搭載された空調装置を外気導入モードに
して、外気をその窓ガラスに吹き付ける。 従って、車載バッテリの充放電の収支が改善されると
共に車両用窓ガラスの結露による曇りが速やかに取り除
かれ且つ防止される。
【実施例】
以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。 第1図は本発明に係る車両用防曇装置の搭載された車
両における構成を示した説明図である。 2は面状ヒータであり、面状ヒータ2は車両用窓ガラ
スであるフロントガラス1の合わせガラスの間に取付け
られている。3はフロントガラス1の内側に配設された
結露センサであり、結露センサ3はフロントガラス1の
内面側における結露状態を検出する。5はオルタネータ
であり面状ヒータ2への電力供給と車載バッテリ6への
充電を行う。そして、7は車載バッテリ6の充放電の収
支であるバッテリ電圧を検出するバッテリ検出器として
のバッテリ電圧検出器である。 10はマイコン等のCPUで、結露センサ3の出力信号と
バッテリ電圧を検出するバッテリ電圧検出器7の出力信
号を入力して、面状ヒータ1への通電量を制御する電力
制御回路8、吹出口制御回路11及び内外気制御回路18へ
制御信号を出力する。 空調装置のブロワファン12はダクト13内の空気をその
ダクト13の先に適宜設けられた各吹出口14,15,16の方向
に送風する。各吹出口14,15,16はそれぞれDEF,VENT,HEA
Tと称し、吹出口制御回路11からの制御信号によりそれ
ぞれ開閉される切替ダンパ141,151,161を有し、ブロワ
ファン12から送風される空気を切替ダンパが開である方
向に導く。又、内外気制御回路18からの制御信号により
内外気切替ダンパ19を開閉して、上記ダクト13内の空気
を車室内循環から外気導入状態となるように切り替え
る。 次に、本実施例装置で使用されているCPUの処理手順
を第2図のフローチャートに基づいて説明する。 先ず、ステップ100において、面状ヒータ2が取付け
られたフロントガラス1内面側が結露しているか否かが
結露センサ3からの出力信号により判定される。ステッ
プ100で結露センサ3により結露が検出されなければス
テップ100に戻り、ステップ100の結露センサ3による結
露検出を繰り返す。 そして、ステップ100で、結露センサ3により結露が
検出されると判定はYESとなり、通電制御手段を達成す
るステップ102に移行し、オルタネータ5から電力制御
回路8を介して面状ヒータ2への通電制御が開始され、
フロントガラス1内面側の防曇制御が実施される。 次にステップ104に移行して、バッテリ電圧検出器7
により車載バッテリ6の電圧VBが予め設定された限界電
圧VLimitより低下しているか否かが判定される。つま
り、VB≦VLimitとなっているか否かが判定され、上記不
等式が成立しない場合には、車載バッテリ6の電圧VB
限界電圧VLimitより大きいので判定はNOとなり、ステッ
プ100に移行し、ステップ100で結露センサ3により結露
が検出されなくなるまで、ステップ102の面状ヒータ2
の通電制御によりフロントガラス1内面側の防曇制御が
引続き行われる。 そして、ステップ104でVB≦VLimitとなると、車載バ
ッテリ6の電圧VBが限界電圧VLimitより低下しているの
で判定はYESとなり、通電制御手段を達成するステップ1
06に移行する。ステップ106では車載バッテリ6のバッ
テリ上がりを防止するためトランス切替或いはスイッチ
ングレギュレータ調整等を行う電力制御回路8によりオ
ルタネータ5から面状ヒータ2への通電量をダウンさせ
ることにより、結果的にオルタネータ5から車載バッテ
リ6への充電量を増加させる。 そして、ステップ108に移行し、面状ヒータ1への通
電量をダウンしたことによる防曇能力の低下を補うため
に空調装置の制御を開始する。尚、防曇制御手段はこの
ステップ108以降を処理することにより達成される。 次にステップ110に移行して、空調装置の送風におい
て車室内循環利用の内気モードになっているか否かが判
定される。ステップ110で内気モードである場合には、
ステップ110の判定はYESであり、ステップ112に移行
し、内外気制御回路18により内外気切替ダンパ19を内気
モードから外気モードに切り換える。つまり、内外気切
替ダンパ19を開として、外気をダクト13内に導入する。 次にステップ114に移行して、空調装置の吹出口が、
運転者の足元を暖めるためのダンパ161を開とするHEAT
モードとなっているか否かが判定される。ステップ114
でHEATモードとなっていると判定はYESであり、ステッ
プ116に移行し、吹出口制御回路11により、運転者の足
元及びフロントガラス1内面側を暖めるためのダンパ16
1及び141を開とするHAET−DEFモードに切り換えた後、
ステップ100に戻り、上述と同様の処理が続けられる。 一方、ステップ114で空調装置の吹出口がHEATモード
でないと判定はNOであり、ステップ118に移行し、HAET
−DEFモードとなっているか否かが判定される。ステッ
プ118でHAET−DEFモードとなっていると判定はYESであ
り、ステップ120に移行し、吹出口制御回路11に制御信
号を出力し、フロントガラス1内面側を暖めるためのダ
ンパ141のみを開とするDEFモードに切り換えた後、ステ
ップ100に戻り、上述と同様の処理が続けられる。 更に、ステップ118で空調装置の吹出口がHAET−DEFモ
ードでないと判定はNOであり、ステップ122に移行し、
この場合における空調装置の吹出口は、上述した以外の
モード、つまり、運転者の身体方向への空調を行うVENT
モードとなっているので、吹出口制御回路11に制御信号
を出力し、上記HEATモードに切り換えた後、ステップス
テップ100に戻り、上述と同様の処理が続けられる。 尚、ステップ110で内気モードでない、つまり、その
時点で外気モードとなっている場合には判定はNOとな
り、ステップ114に移行し、以下、上述と同様に処理さ
れる。 このようにして、フロントガラス1内面側の防曇及び
防曇補助制御が行われる。 上述の実施例においては、車両用窓ガラスの結露状態
を検出する結露センサ3を用いて自動的に面状ヒータ2
の通電時期を制御しているが、マニュアルスィッチ等に
て運転者の判断にて面状ヒータ2に通電を行うようにし
ても良い。 又、上述の実施例においては、車載バッテリ6の充放
電の収支の状態を検出するためのバッテリ検出器とし
て、バッテリ電圧検出器7を利用しているが、車載バッ
テリ6からの電流値を検出しても良い。 更に、上述の実施例においては、内外気制御回路18の
制御モードとして、内気モードと外気モードとの2つと
しているが、それら2つの制御モード以外である1/2内
気、1/4内気等の中間的な制御モード、或いは、内気か
ら外気まで連続的に変化させる制御モードにより制御し
ても良い。 又、上述の実施例においては、防曇制御手段として内
外気制御回路18により内外気切替、吹出口制御回路11に
より上述のように吹出口切替により防曇を行っている
が、吹出し温度を上昇等させる制御を行うことにより防
曇効果をより高めることができる。 尚、本発明の車両用防曇装置における面状ヒータの取
付け場所は車両用窓ガラスのフロント部であるフロント
ガラスに限定されるものではなく、リヤ或いはサイド部
のガラス間等にも取付け、それらを単独或いは併用制御
することにより、より適切な防曇効果を得ることが可能
となる。又、ダクトの先に設けられた吹出口の数におい
ても、上述の実施例の3ヵ所に限定されるものではな
い。
【発明の効果】
本発明は、通電制御手段により電力制御回路を介して
面状ヒータへの通電時期を制御し、バッテリ検出器によ
り車載バッテリが所定以上の放電状態にあると検出され
ると面状ヒータへの通電量を低下させた後、防曇制御手
段により空調装置を外気を導入する外気モードとして作
動させ、面状ヒータが配設されている車両用窓ガラスの
内側に外気を送風して防曇を行うようにしている。した
がって、車両用窓ガラスが結露により曇った場合におい
て、車載バッテリの充放電の収支が悪化していると、面
状ヒータへの電力供給を抑えて空調装置が併用作動され
ることになり、車載バッテリの充放電の収支は改善され
バッテリ上がりが防止される。また、面状ヒータへの通
電の抑制の結果、面状ヒータによる防曇機能は低下する
が、空調装置により乾いた外気が面状ヒータの配設され
ている窓ガラスに送風されるので、防曇効果を損なうこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の具体的な一実施例に係る車両用防曇装
置の機械的及び電気的構成を示した説明図。第2図は同
実施例装置で使用されているCPUの処理手順を示したフ
ローチャートである。 1……フロントガラス、2……面状ヒータ 3……結露センサ、6……車載バッテリ 12……ブロワファン、14,15,16……吹出口 19……内外気切替ダンパ 141,151,161……切替ダンパ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−285155(JP,A) 実開 昭63−57114(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60S 1/00 - 1/60

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用窓ガラスの内側に送風して防曇でき
    る空調装置と車両用窓ガラスに取付けられた面状ヒータ
    とを有する車両用防曇装置において、 車載バッテリの充放電の収支を検出するバッテリ検出器
    と、 前記面状ヒータへの供給電力量を変化できる電力制御回
    路と、 前記面状ヒータへの通電時期を制御し、前記バッテリ検
    出器の出力により前記車載バッテリが所定以上の放電状
    態にあると検出されたときには、前記電力制御回路を制
    御して前記面状ヒータへの通電量を低下させる通電制御
    手段と、 前記通電制御手段により前記面状ヒータへの通電量が低
    下された場合には、前記空調装置を外気を導入する外気
    モードとして作動させ、前記面状ヒータの配設されてい
    る車両用窓ガラスの内側に送風して防曇を行う防曇制御
    手段と を備えたことを特徴とする車両用防曇装置。
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