JP2767813B2 - 設計支援装置とプリント基板自動配置装置 - Google Patents

設計支援装置とプリント基板自動配置装置

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JP2767813B2
JP2767813B2 JP63145148A JP14514888A JP2767813B2 JP 2767813 B2 JP2767813 B2 JP 2767813B2 JP 63145148 A JP63145148 A JP 63145148A JP 14514888 A JP14514888 A JP 14514888A JP 2767813 B2 JP2767813 B2 JP 2767813B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、部品の配置や回路図の設計及び機構に関す
る設計などを支援する設計支援装置と、これに基づきプ
リント基板上の電子部品等の自動配置を行うプリント基
板自動配置装置に関するものである。
従来の技術 従来の設計支援装置およびプリント基板自動配置装置
の例として、プリント基板自動配置装置を説明する。
従来のプリント基板自動配置装置は、利用者が逐次部
品の配置指示を行う対話型配置機能のみを有するもの
と、対話型配置機能に加えて、自動配置機能を合わせ持
つものとがある。
この種のプリント基板自動配置装置としては、従来例
えば第2図に示される構成がよく使われている。第2図
において、2は利用者がプリント基板に必要な情報を入
力する入力部、3は配置結果を表示出力する出力部、4
は入力されたコマンドを解析するコマンド解析機能を有
する制御部、5は配置に関する諸データを格納するデー
タ・ベース格納部、6は対話的に入力されたコマンドの
解析処理部、7はアルゴリズムの検索・実行を行う自動
処理部、8は自動処理部7により選択され実行されるア
ルゴリズム格納部、201から211は制御信号、コマンド、
データ等を示す信号線であって、以下の動作によってプ
リント基板の部品配置を行っている。
プリント基板の部品配置を行うに際して、対話型配置
機能は次のように、実行される。
まず、部品の選択や配置を指示する対話型コマンド20
1が入力部2より入力され、制御部4に渡される。制御
部4は制御信号202により対話処理部6を働かして、コ
マンドを実行する。ここでは、対話型コマンド201に対
する具体的な処理が手続きで記述され、データ・ベース
格納部5にあらかじめ用意されているデータ・ベースを
データ204ならびに205で対話的に参照、変更しながら、
対話コマンドを実行し、部品の配置を繰り返し行ってい
く。この一連の配置過程に関する状態を示す情報は、デ
ータ210として出力部3に送られ、表示出力される。こ
の表示出力を見ながら、設計者はどの部品を優先的に配
置するとか、選択した部品をどこに置くとかいった指示
を行い一連の部品配置作業を行うことになる。
また、自動配置機能を用いた場合、自動配置コマンド
201は、制御部4に送られて、コマンド解析され、デー
タ203として自動処理部7に渡される。そこで、自動処
理部7は、その中に予め記述されている手続きに従い、
データ208、209としてアルゴリズム格納部8から必要な
アルゴリズムの検索を行い、検索されたアルゴリズムの
実行に必要なプリント基板配置に関する情報をデータ20
6、207としてデータ・ベース格納部5から読みだし、当
該アルゴリズムを実行し、その実行結果を出力部3にデ
ータ211として送り、データ・ベース格納部5への参
照、更新、出力部3を用いての表示出力を自動的に行う
ものである。
第4図は、従来のプリント基板配置装置の動作を示す
流れ図である。
入力部からコマンドが入力されると(401)、制御部
は、そのコマンドが対話コマンドか自動コマンドかを解
析する(402)。
例えば、 <部品1を選択してください> <部品1を(x,y)に配置してください> <配置格子の大きさを変更してください> <部品1を(x,y)に移動してください> などの対話コマンドが入力されると、制御部は対話処
理部に起動をかけ、対話コマンドを実行する(403)。
また、 <アルゴリズム1でこの部品集合を自動配置してくださ
い。> <すべての部品を自動配置してください。> などの自動コマンドが入力されると、制御部は自動処
理部に起動をかけ、用意されたアルゴリズムにより自動
配置を実行する(404)。対話・自動処理の実行中に、
データ・ベース参照・更新や、グラフィック出力が行わ
れる。
前述したように、対話型配置機能のみを用いてプリン
ト基板の配置を行う場合、プリント基板設計者は、プリ
ント基板配置支援装置に用意された対話コマンドを利用
して、1つ1つ部品選択を行い、最適配置場所を決定し
部品を配置するので、部品数が多くなるといくらプリン
ト基板支援装置を使用しても多大な時間を費してしまう
欠点がある。
そこで、最近では、プリント基板配置支援装置に自動
配置機能を有するものも開発されてきている。
従来の技術における自動配置機能は、予め定められた
アルゴリズムに従い、自動的に、部品を選択し配置する
ことが行われてきている。その配置アルゴリズムとして
代表的なものに、クラスター成長法があり、既に配置済
みのすべての部品と最も多く接続している部品を選択し
配置した時の配線長が最も短くなる位置である重心に配
置する方法で、ほとんどのプリント基板の自動配置機能
は、このアルゴリズムにより記述されている。また、複
数のアルゴリズムでプリント基板を配置しようとする方
式も提案されている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら前記のような構成では、プリント基板の
配置の場合を例にあげても分かるように、アルゴリズム
のきり分けや、1つのアルゴリズムによりまとめて配置
する部品集合の決めかたが、プリント基板ごとに異なる
し、配置状況によっても変化していくので、手続き処理
的なアプローチでは記述できないため、現状では良好な
結果が得られていない。
また、対話処理機能を用いてプリント基板配置を行う
場合、プリント基板設計者は、部品の機能や配線パター
ンを考慮して部品配置を行うため、熟練者とそうでない
ものとでは、プリント基板の配置の品質に差が生じてし
まう。今後、益々増加する傾向にある、プリント基板設
計ニーズをこなすためには、これに見合うプリント基板
熟練設計者の育成が、ボトルネックとなることが予想さ
れる。しかしこれを解決するための手段として考えられ
た、自動配置機能は、前述したように、一律的なアルゴ
リズムによりプリント基板の配置を行うので、配置結果
が設定基準に合わない場合や設計者の意図に合わない場
合が多く、自動機能実行後、設計者が配置修正を行う
か、使用目的を制限して、優先度の高くないプリント基
板の設計に限定して使用するかであり、いずれの場合
も、現状のままで、設計者の手を煩わせず、満足のいく
プリント基板配置を自動的に行うことはできない。従っ
て、プリント基板設計やその他の設計においても同様で
あるが、新しい手法として、設計支援装置に、専門家の
知識を導入して、いわゆる専門家システムを適用するこ
とが増えてきている。しかしながら、専門家システムの
現状は、医療診断や部品の故障診断のように、知識プロ
セス部だけから構成される場合が多く、ほとんどの場合
プロトタイプの域をでない。そこで、最近では、複雑な
アルゴリズムや、データ・ベース、既存システムと結合
させて、実用レベルのシステム化が図られているが、知
識と手続き処理の切り分けに関する方法論は、いまのと
ころ確立していない。
また、知識と手続き処理の分散処理に関する方法論が
確立しなければ、複雑なアルゴリズム、データ・ベー
ス、既存システムとの結合をともなうシステムの構築方
法が明確にならず、いつまでも現状のように、専門家シ
ステムはプロトタイプの域をでないという問題点を有し
ていた。
本発明はかかる点に鑑み、熟練設計者のノウハウ・知
識が反映された設計 を実現すると共に、簡単に既存システムに組み込み可能
で、アルゴリズムの計算やデータ・ベースの参照・更新
を頻繁に伴うような処理系に対しても知識プロセス部は
推論以外に負荷がかかる仕事をしない設計支援装置及び
プリント基板自動配置装置を提供することを目的とす
る。
課題を解決するための手段 本発明は、設計に必要な情報を入力する入力部と、設
計結果を出力 する出力部と、入力されたコマンドを解析するコマンド
解析機能を有する制御部と、設計に関する情報を格納し
て成るデータ・ベース格納部と、アルゴリズムの検索・
実行を行う自動処理部と、設計に関するアルゴリズムを
格納して成るアルゴリズム格納部と、設計に関する専門
知識・ノウハウからなる知識ベースを格納して成る知識
ベース格納部と、前記知識ベースを駆動する推論制御部
から構成され、前記入力部から入力されたコマンドは、
前記制御部に送られて、コマンド解析され、前記自動処
理部はその解析結果に基づき前記推論制御部に対して設
計に関する情報提供依頼を行い、前記推論制御部は、前
記知識ベース格納部に予め格納してある専門家の知識・
ノウハウを参照しながら推論を働かせて、設計に関する
情報を前記自動処理部に対して提供し、前記自動処理部
は、提供された情報に基づき、前記アルゴリズム格納部
から必要なアルゴリズムの検索を行い、検索されたアル
ゴリズムの実行に必要な設計に関する情報を前記データ
・ベース格納部から読みだし、当該アルゴリズムを実行
し、その実行結果を出力部に出力する設計支援装置であ
る。
また他の発明は、プリント基板配置に必要な情報を入
力する入力部と、配置結果を出力する出力部と、入力さ
れたコマンドを解析するコマンド解析機能を有する制御
部と、プリント基板配置に関する情報を格納して成るデ
ータ・ベース格納部と、アルゴリズムの検索・実行を行
う自動処理部と、プリント基板配置に関するアルゴリズ
ムを格納して成るアルゴリズム格納部と、プリント基板
配置に関する専門知識・ノウハウからなる知識ベースを
格納して成る知識ベース格納部と、前記知識ベースを駆
動する推論制御部から構成され、前記入力部から入力さ
れたコマンドは、前記制御部に送られて、コマンド解析
され、前記自動処理部はその解析結果に基づき前記推論
制御部に対してプリント基板配置に関する情報提供依頼
を行い、前記推論制御部は、前記知識ベース格納部に予
め格納してある専門家の知識・ノウハウを参照しながら
推論を働かせて、プリント基板配置に関する情報を前記
自動処理部に対して提供し、前記自動処理部は、提供さ
れた情報に基づき、前記アルゴリズム格納部から必要な
アルゴリズムの検索を行い、検索されたアルゴリズムの
実行に必要なプリント基板配置に関する情報を前記デー
タ・ベース格納部から読みだし、当該アルゴリズムを実
行し、その実行結果を出力部に出力するプリント基板自
動配置装置である。
また他の発明は、設計に必要な情報を入力する入力部
と、入力されたコマンドを解析するコマンド解析機能を
有する制御部と、設計に関する情報を格納して成るデー
タ・ベース格納部と、データ・ベースを設計の機能単位
に分割するブロック分割部と、さらに分割されたブロッ
ク内のデータ・ベースを一度に設計する単位に分割する
クラス分割部と、分割されたブロックやクラスの設計す
る順番を制御する順番制御部と、アルゴリズムの検索・
実行を行う自動処理部から構成され、前記入力部から入
力されたコマンドは、前記制御部に送られて、コマンド
解析され、前記ブロック分割部は前記データ・ベース格
納部に格納してあるデータ・ベースを参照・更新しなが
ら機能単位に分割し、分割されたデータ・ベースを前記
クラス分割部はさらに一度に設計する単位に分割し、順
番制御部は分割されたブロックやクラスの設計する順番
を定義した後、自動処理部はその解析結果に基づき処理
を行う機能を有する前述の設計支援装置である。
さらに他の発明は、プリント基板配置に必要な情報を
入力する入力部と、入力されたコマンドを解析するコマ
ンド解析機能を有する制御部と、プリント基板配置に関
する情報を格納して成るデータ・ベース格納部と、デー
タ・ベースを設計の機能単位に分割するブロック分割部
と、さらに分割されたブロック内のデータ・ベースを一
度に配置する単位に分割するクラス分割部と、分割され
たブロックやクラスの配置する順番を制御する順番制御
部と、アルゴリズムの検索・実行を行う自動処理部から
構成され、前記入力部から入力されたコマンドは、前記
制御部に送られて、コマンド解析され、前記ブロック分
割部は前記データ・ベース格納部に格納してあるデータ
・ベースを参照・更新しながら機能単位に分割し、分割
されたデータ・ベースを前記クラス分割部はさらに一度
に配置する単位に分割し、順番制御部は分割されたブロ
ックやクラスの配置する順番を定義した後、自動処理部
はその解析結果に基づき処理を行う機能を有する請求項
2記載のプリント基板自動配置装置である。
作用 本発明は前記した構成により、専門家より収集して整
理した設計に必要な専門知識やノウハウを、知識ベース
格納部に格納し、推論制御部はその情報に対する具体的
処理は行わず、その知識内容に対する具体的処理・アル
ゴリズムは自動処理部で行うように、自動処理部と推論
制御部の役割分担を行っているので、専門家のノウハウ
・知識を生かした設計支援及びプリント基板自動配置を
実現できるとともに、自動処理部と推論処理部は粗結合
により共同的動作を行うので、簡単に既存システムに組
み込み、知識処理を使用する長所である熟練設計者の知
識・ノウハウの追加・修正が既存システムに関係なくで
き、さらに、推論制御部は推論以外に負荷がかかる仕事
をしないので、推論専門装置としての機能にしぼって処
理できる。
実 施 例 以下本発明の設計支援装置及びプリント基板自動配置
装置の一実施例をプリント基板自動配置装置を例にあげ
て図面を参照しながら説明する。まず、第1図におい
て、1はプリント基板自動配置装置のサブプロセスで知
識処理以外を受け持つメインプロセス部、2は利用者が
プリント基板に必要な情報を入力する入力部、3は配置
結果を表示出力する出力部、4は入力されたコマンドを
解析するコマンド解析機能を有する制御部、5は配置に
関する情報を格納するデータ・ベース格納部、6は対話
的に入力されたコマンドの解析処理部、7はアルゴリズ
ムの検索・実行を行う自動処理部、8は自動処理部7に
より選択され実行されるアルゴリズム格納部、9はプリ
ント基板配置支援装置のサブシステムである知識プロセ
ス部、10は前記知識ベースを駆動する推論制御部、11は
前記知識ベース格納部、101から115は制御信号、コマン
ド、データ等を示す信号線であって、以下の動作によっ
てプリント基板の部品配置を行っている。
プリント基板の部品配置を行うに際して、対話型配置
機能は次のように、実行される。
まず、部品の選択や配置を指示する対話型コマンド10
1が入力部2より入力され、制御部4に渡される。制御
部4は制御信号102により対話処理部6を働かして、コ
マンドを実行する。ここでは、対話型コマンド101に対
する具体的な処理が手続きで記述され、データ・ベース
格納部5にあらかじめ用意されているデータ・ベースを
データ104ならびに105で対話的に参照、変更しながら、
対話コマンドを実行し、部品の配置を繰り返し行ってい
く。この一連の配置過程に関する状態を示す情報は、デ
ータ110として出力部3に送られ、表示出力される。こ
の表示出力を見ながら、設計者はどの部品を優先的に配
置するとか、選択した部品をどこに置くとかいった指示
を行い一連の部品配置作業を行うことになる。
また、自動配置機能を用いた場合、自動配置コマンド
101は、制御部4に送られて、コマンド解析され、デー
タ103として自動処理部7に渡される、そこで、自動配
置部7は、データ112として知識プロセス部9の推論制
御部10に情報提供依頼を行い、推論制御部10は、知識ベ
ース格納部11にあらかじめ格納してある専門家の知識を
データ114ならびに115で参照しながら推論を働かせて、
部品選択・配置方法に関する情報をデータ113として、
プリント基板配置メインプロセス部1に対して提供す
る。そこで、自動処理部7は、提供された情報が指し示
す部品選択・配置方法に関する情報に基づき、データ10
8、109としてアルゴリズム格納部8から必要なアルゴリ
ズムの検索を行い、検索されたアルゴリズムの実行に必
要なプリント基板配置に関する情報をデータ106、107と
してデータ・ベース格納部5から読みだし、当該アルゴ
リズムを実行し、その実行結果を出力部3にデータ111
として送り、、データ・ベース格納部5への参照、更
新、出力部3を用いての表示出力を自動的に行うもので
ある。
第3図はこの実施例の動作を示す流れ図である。入力
部2からコマンドが入力されると(301)、制御部4
は、そのコマンドが対話コマンドか自動コマンドかを解
析する(302)。
例えば、 <部品1を選択してください> <部品1を(x,y)に配置してください> <配置格子の大きさを変更してください> <部品1を(x,y)に移動してください> などの対話コマンドが入力されると、制御部4は従来
のプリント基板配置支援装置と同様に、対話処理部に起
動をかけ、対話コマンドを実行する(303)。
また、 <アルゴリズム1でこの部品集合を自動配置してくださ
い。> <すべての部品を自動配置してください。> などの自動コマンドが入力されると、制御部4は自動
処理部7に起動をかける。自動処理部7は、まず、知識
プロセス部9にプリント基板配置に関する情報提供依頼
を出す(304)。その後知識プロセス部9からの質問・
実行依頼が、送られてくるまで待つ(307)。
情報提供依頼をうけた、知識プロセス部9は、知識ベ
ース格納部11にある自動配置知識に起動をかける。(30
5)たとえば、その知識ベースに <メモリーが存在するならば、同じ大きさのメモリーを
あつめて格子上に並べて置きなさい> と記述されていたならば、知識プロセス部9は、メイ
ンプロセス部1に対して <未配置部品の中にメモリーは存在しますか?> と質問する。(306)。メインプロセス部1に知識プ
ロセス部9からの、 質問・実行依頼が送られてきたので、その情報を解釈し
て、データ・ベース格納部5の中にある未配置部品を捜
し、メモリーが存在するかどうかをしらべる(308)。
その答えを知識プロセス部9に送る(309)。知識プロ
セス部9は、質問の答えに従い、もし、 <はい> ならば <同じ大きさのメモリーをあつめて格子上に並べて置き
なさい> を実行するように、再びメインプロセス部に実行依頼
命令を送る(306)。
メインプロセス部は、その命令に応じた具体的な処理
をおこなう(308)。もし、 <いいえ> ならば、知識ベース格納部11にある次の知識ベースを
調べていく。
部品がすべて配置されるまで、この処理を繰り返す。
なお、メインプロセス部と知識プロセス部の、このよ
うなメッセージ交換による分散処理方式は、プリント基
板配置に必要な情報を入力する入力部を設計に必要な入
力部に、配置結果を出力する出力部を設計結果を出力す
る出力部に、配置に関する情報を格納して成るデータ・
ベース格納部を設計に関する情報を格納して成るデータ
・ベース格納部に、部品配置に関する自動処理を行う自
動処理部を設計に関する自動処理を行う自動処理部に、
部品配置に関するアルゴリズムを格納して成るアルゴリ
ズム格納部を設計に関するアルゴリズムを格納して成る
アルゴリズム格納部に、プリント基板配置に関する専門
知識・ノウハウからなる知識ベースを格納して成る知識
ベース部を設計に関する専門知識・ノウハウからなる知
識ベースを格納して成る知識ベース部に入れ換えること
で、プリント基板自動配置装置に限らず、設計支援装置
に対しても使えることはいうまでもない。
また、第5図(a)は第1図で示される入力部2、制
御部4、自動処理部7、データ・ベース格納部5である
が、この部分についての他の発明を第5図(b)を用い
て説明する。
第5図(b)において、2、4、5、7は第1図と同
じであり、501から511は制御信号、コマンド、データ等
を示す信号線であって、以下の動作によってプリント基
板の部品配置を行っている。入力部2から入力されたコ
マンド501は、制御部4に送られて、コマンド解析さ
れ、制御部4は制御信号502によりブロック分割部13を
働かせてデータ・ベース格納部5に予め格納されている
データ・ベースをデータ506、507で参照・更新しながら
機能単位に分割する。ブロック分割部13は、制御信号50
3によりクラク分割部14を働かせてデータ・ベース格納
部5に予め格納されているデータ・ベースをデータ50
8、509で参照・更新しながら配置単位に分割し、さらに
クラス分割部14は制御信号504として順番制御部15を働
かせてブロックやクラスの配置する順番を定義した後、
データ505として自動処理部7に送り、自動処理部7は
その解析結果に基づき処理を行う。
なお、前述したブロックとはプリント基板の部品集合
の機能単位のことで、例えば、CPUに関係のあるクロッ
ク部品やバッファ部品や抵抗などを集めてCPUブロック
としたり、メモリ関係を集めてメモリーブロックとする
など自由にブロックを定義できる。
さらに、1つのブロック内をクラスと呼ばれる部品集
合の配置単位に分割できる。例えば、CPUブロック内で
も、IC関係の部品と抵抗関係の部品とは当然大きさも異
なるし、配置格子も異なるので、ブロックよりさらに細
かい単位を設け、クラスごとに配置格子をきめれると共
に、ブロックを優先させて1つのブロックのすべてのク
ラスが配置された後、次のブロックを配置してゆく縦型
配置と、クラスを優先させて、すべてのブロック内の1
つのクラスば配置された後、次のクラスを配置してゆく
横型配置の2つの配置戦略がとれる。
なお、この実施例においては対話コマンドを処理する
対話処理部6を設けたが、知識ベース格納部11に格納し
てある知識ベースが充分な場合は、上述した自動処理部
7、アルゴリズム格納部8、推論制御部10、知識ベース
部11を用いた自動処理によりすべての設計を行うことが
できるので、必ずしも対話処理部6は必要ではない。
発明の効果 本発明は、専門家より収集して整理したプリント基板
配置に必要な専門知識、ノウハウ及びデータをプリント
基板配置装置の中に組みこむことで、従来ならば、熟練
したプリント基板設計者でなければ、配置できなかった
プリント基板の配置を、専門家にかわって配置する装置
であり、今後益々多様化するプリント基板設計に対し
て、ボトルネックとなる熟練設計者の問題を解決する装
置である。また、専門家のノウハウ・知識ベースは知識
プロセス部の知識ベース格納部に格納し、その知識内容
に対する具体的処理・アルゴリズムをプリント基板自動
配置メインプロセス部の手続き処理部に格納すること
で、手続き処理と知識処理の粗結合による共同的動作を
可能にしているので、専門家のノウハウ・知識を生かし
た自動配置を実現するとともに、簡単に既存システムに
組み込み、より知的に設計諸活動を支援することがで
き、知識処理を使用する長所である設計者の知識・ノウ
ハウの追加・修正が既存システムに関係なくできるこ
と、さらに、知識処理は推論以外に負荷がかかる仕事を
しないので、推論専用装置としての機能にしぼって処理
できることなどの利点があり、プロトタイプの領域をで
ない専門家システム、とくに既存の支援環境や、複雑な
アルゴリズムや手続き処理と有機的に結合しなければ実
用化は難しいシステムに対しての実行手段としてその効
果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるプリント基板自動配
置装置のブロック図、第2図は従来のプリント基板自動
配置装置のブロック図、第3図は前記実施例におけるプ
リント基板自動配置装置の動作を示す流れ図、第4図は
従来のプリント基板自動配置装置の動作を示す流れ図、
第5図は他の発明の一実施例におけるプリント基板自動
配置装置のブロック図である。 1……メインプロセス部、2……入力部、 3……出力部、4……制御部、 5……データ・ベース格納部、6……対話処理部、 7……自動処理部、8……アルゴリズム格納部、 9……知識プロセス部、10……推論制御部、 11……知識ベース格納部、 13……ブロック分割部、14……クラス分割部、 15……順番制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉村 宏之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 植村 博一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 青江 秀雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 後藤、“CADシステム”オートメー ション、日刊工業新聞社、Vol.30, No.5,PP.76−78 森、“LSI設計”、システムと制 御、日本自動制御協会、Vol.30,N o.6,PP.336−342 飯島外、“経験的知識を用いた印刷配 線板の自動配置手法”、情報処理学会論 文誌、情報処理学会、Vol.27,N o.9,PP.900−908 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/50 JICSTファイル(JOIS)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】設計に必要な情報とコマンドを入力する入
    力部と、設計結果を出力する出力部と、入力されたコマ
    ンドを解析するコマンド解析機能を有する制御部と、コ
    マンドによる対話処理や自動処理により更新される設計
    に関する情報を格納して成るデータ・ベース格納部と、
    アルゴリズムの検索・実行を行う自動処理部と、設計に
    関するアルゴリズムを格納して成るアルゴリズム格納部
    と、全体設計および個々の設計に関する専門知識・ノウ
    ハウからなる知識ベースを格納して成る知識ベース格納
    部と、前記知識ベースを駆動する推論制御部から構成さ
    れ、前記入力部から入力されたコマンドは前記制御部に
    送られてコマンド解析され、前記自動処理部はその解析
    結果に基づいて前記推論制御部を起動し、前記推論制御
    部は前記知識ベース格納部に予め格納してある設計に関
    する専門知識・ノウハウを参照しながら推論を働かせ、
    この推論処理中に前記データ・ベース格納部に格納され
    ている設計情報が必要な場合、前記自動処理部に対して
    前記設計情報を問い合わせ、前記自動処理部は前記デー
    タ・ベース格納部からこの設計情報を読み出して前記推
    論制御部に通知し、前記推論制御部は得られた前記設計
    情報に基づいて推論処理を続行し、求めた実行ルールを
    前記自動処理部に対して通知し、前記自動処理部はこの
    実行ルールに適合したアルゴリズムを前記アルゴリズム
    格納部から検索し、このアルゴリズムを実行することに
    よりデータ・ベース格納部を更新し、その結果を前記出
    力部に出力することを特徴とする設計支援装置。
  2. 【請求項2】プリント基板配置に必要な情報とコマンド
    を入力する入力部と、設計結果を出力する出力部と、入
    力されたコマンドを解析するコマンド解析機能を有する
    制御部と、コマンドによる対話処理や自動処理により更
    新される設計に関する情報を格納して成るデータ・ベー
    ス格納部と、アルゴリズムの検索・実行を行う自動処理
    部と、設計に関するアルゴリズムを格納して成るアルゴ
    リズム格納部と、全体設計および個々の設計に関する専
    門知識・ノウハウからなる知識ベースを格納して成る知
    識ベース格納部と、前記知識ベースを駆動する推論制御
    部から構成され、前記入力部から入力されたコマンドは
    前記制御部に送られてコマンド解析され、前記自動処理
    部はその解析結果に基づいて前記推論制御部を起動し、
    前記推論制御部は前記知識ベース格納部に予め格納して
    ある配置設定に関する設計に関する専門知識・ノウハウ
    を参照しながら推論を働かせ、この推論処理中に前記デ
    ータ・ベース格納部に格納されている設計情報が必要な
    場合、前記自動処理部に対して前記設計情報を問い合わ
    せ、前記自動処理部は前記データ・ベース格納部からこ
    の設計情報を読み出して前記推論制御部に通知し、前記
    推論制御部は得られた前記設計情報に基づいて推論処理
    を続行し、求めた実行ルールを前記自動処理部に対して
    通知し、前記自動処理部はこの実行ルールに適合したア
    ルゴリズムを前記アルゴリズム格納部から検索し、この
    アルゴリズムを実行することによりデータ・ベース格納
    部を更新し、その結果を前記出力部に出力することを特
    徴とするプリント基板自動配置装置。
  3. 【請求項3】データ・ベースを設計の機能単位に分割す
    るブロック分割部と、さらに分割されたブロック内のデ
    ータ・ベースを設計する単位に分割するクラス分割部
    と、分割されたブロックやクラスの設計する順番を制御
    する順番制御部とを有し、前記ブロック分割部はデータ
    ・ベース格納部に格納してあるデータ・ベースを参照・
    更新しながら機能単位に分割し、分割されたデータ・ベ
    ースを前記クラス分割部はさらに設計する単位に分割
    し、前記順番制御部は分割されたブロックやクラスの設
    計する順番を定義した後、自動処理部はその解析結果に
    基づき処理を行う機能を有する請求項1記載の設計支援
    装置。
  4. 【請求項4】データ・ベースを設計の機能単位に分割す
    るブロック分割部と、さらに分割されたブロック内のデ
    ータ・ベースを一度に配置する単位に分割するクラス分
    割部と、分割されたブロックやクラスの配置する順番を
    制御する順番制御部とを有し、前記ブロック分割部はデ
    ータ・ベース格納部に格納してあるデータ・ベースを参
    照・更新しながら機能単位に分割し、分割されたデータ
    ・ベースを前記クラス分割部はさらに一度に分割する単
    位に分割し、前記順番制御部は分割されたブロックやク
    ラスの設計する順番を定義した後、自動処理部はその解
    析結果に基づき処理を行なう機能を有する請求項2記載
    のプリント基板自動配置装置。
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Title
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森、"LSI設計"、システムと制御、日本自動制御協会、Vol.30,No.6,PP.336−342
飯島外、"経験的知識を用いた印刷配線板の自動配置手法"、情報処理学会論文誌、情報処理学会、Vol.27,No.9,PP.900−908

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