JP2767626B2 - シートベルトの有効拘束限界警報装置 - Google Patents
シートベルトの有効拘束限界警報装置Info
- Publication number
- JP2767626B2 JP2767626B2 JP1273233A JP27323389A JP2767626B2 JP 2767626 B2 JP2767626 B2 JP 2767626B2 JP 1273233 A JP1273233 A JP 1273233A JP 27323389 A JP27323389 A JP 27323389A JP 2767626 B2 JP2767626 B2 JP 2767626B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- seat belt
- occupant
- effective restraint
- effective
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H17/00—Switches having flexible operating part adapted only for pulling, e.g. cord, chain
- H01H17/02—Details
- H01H17/06—Movable parts
- H01H17/08—Operating part, e.g. cord
- H01H17/12—Operating part, e.g. cord adapted for actuation at a limit or other predetermined position in the path of a body, the relative movement of switch and body being primarily for a purpose other than the actuation of the switch, e.g. door switch, limit switch, floor-levelling switch of a lift
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/48—Control systems, alarms, or interlock systems, for the correct application of the belt or harness
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/48—Control systems, alarms, or interlock systems, for the correct application of the belt or harness
- B60R2022/4808—Sensing means arrangements therefor
- B60R2022/485—Sensing means arrangements therefor for sensing belt anchor position, belt orientation, or the like
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、車両用シートベルト装置に関し、より詳し
くは、シートベルトの有効拘束限界を検出し、その限界
をこえたとき乗員に警報を与えるシートベルトの有効拘
束限界警報装置に関する。
くは、シートベルトの有効拘束限界を検出し、その限界
をこえたとき乗員に警報を与えるシートベルトの有効拘
束限界警報装置に関する。
(従来の技術) 一般の自動車等には、衝突等の緊急時に乗員をシート
に拘束することで、車内における二次衝突を防止しその
乗員の保護を図るシートベルト装置が設けられている。
に拘束することで、車内における二次衝突を防止しその
乗員の保護を図るシートベルト装置が設けられている。
第5図(a)乃至(c)はシート16の調整状態と、こ
れに着座する乗員を拘束するシートベルト15の装着状態
を示す説明図である。
れに着座する乗員を拘束するシートベルト15の装着状態
を示す説明図である。
このようなシートベルト15によって乗員の身体を拘束
する場合には、衝突等の際瞬間的に乗員に加わる体重の
数十倍の荷重に耐えるために、拘束部位は強度的に高い
部分である必要がある。このため、通常ラップベルト15
bは第5図(a)に示すように確実に腰骨にかかり、シ
ョルダーベルト15aは肩の関節と首の中間(以下「肩
部」ということがある)に触れる状態となっていること
が好ましい。
する場合には、衝突等の際瞬間的に乗員に加わる体重の
数十倍の荷重に耐えるために、拘束部位は強度的に高い
部分である必要がある。このため、通常ラップベルト15
bは第5図(a)に示すように確実に腰骨にかかり、シ
ョルダーベルト15aは肩の関節と首の中間(以下「肩
部」ということがある)に触れる状態となっていること
が好ましい。
ところで、このような自動車等のシート16は、乗員の
体格等に応じて前後のスライド調整が可能であると共に
シートバック16bもその傾斜角度を任意に設定できるリ
クライニング角度調整可能となっている。
体格等に応じて前後のスライド調整が可能であると共に
シートバック16bもその傾斜角度を任意に設定できるリ
クライニング角度調整可能となっている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、第5図(b)に示すように一定範囲を超え
てシート16のスライド調整(16′で示す)をした場合に
は、ショルダーベルト15aが乗員の肩部から離脱してし
まう。
てシート16のスライド調整(16′で示す)をした場合に
は、ショルダーベルト15aが乗員の肩部から離脱してし
まう。
また、同図(c)に示すようにシートバック16bを所
定角度θ(図示せず)を超えて大きくリクライニングし
た場合には、ショルダーベルト15aが乗員の肩部から離
れ、上述した最適な拘束状態が得られないばかりか、つ
いには拘束すること自体が不可能になる。
定角度θ(図示せず)を超えて大きくリクライニングし
た場合には、ショルダーベルト15aが乗員の肩部から離
れ、上述した最適な拘束状態が得られないばかりか、つ
いには拘束すること自体が不可能になる。
ところで、前述の角度θは常に一定なわけではなく、
シート16のスライド位置によって異なる。
シート16のスライド位置によって異なる。
すなわち、シート16が前方位置にスライド調整されて
いるときは、シートバック16bをかなり深くリクライニ
ングさせてもシートベルトの有効拘束限界を超えること
がないが、一方シート16を後方位置にスライド調整した
場合にはシートバック16bをわずかにリクライニングさ
せただけでもシートベルトの有効拘束限界を超えてしま
う。
いるときは、シートバック16bをかなり深くリクライニ
ングさせてもシートベルトの有効拘束限界を超えること
がないが、一方シート16を後方位置にスライド調整した
場合にはシートバック16bをわずかにリクライニングさ
せただけでもシートベルトの有効拘束限界を超えてしま
う。
これはショルダーベルト15aの上部係止位置15cがシー
ト16のスライドと連動せず、常にほぼ一定の位置(一般
にはBピラ近傍)にあることによるものである。
ト16のスライドと連動せず、常にほぼ一定の位置(一般
にはBピラ近傍)にあることによるものである。
従って、上述した第5図(b),(c)に各々示すよ
うに乗員の非拘束状態が乗員に認識されないまま当該車
体が衝突等の緊急事態に遭遇した場合には、シートベル
ト15による乗員の拘束効果は発揮されず、この結果、乗
員の保護を十分に図ることができないという問題があ
る。
うに乗員の非拘束状態が乗員に認識されないまま当該車
体が衝突等の緊急事態に遭遇した場合には、シートベル
ト15による乗員の拘束効果は発揮されず、この結果、乗
員の保護を十分に図ることができないという問題があ
る。
そこで本発明は、シートの調整を行う際、シートベル
トの有効拘束限界を乗員が認識でき、これにより安全性
の向上に寄与し得るシートベルトの有効拘束限界警報装
置を提供することを目的とするものである。
トの有効拘束限界を乗員が認識でき、これにより安全性
の向上に寄与し得るシートベルトの有効拘束限界警報装
置を提供することを目的とするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上述の目的を達成するため本発明のシートベルトの有
効拘束限界警報装置は、前後スライド調整及びリクライ
ニング角度調整可能なシートと、このシートに着座する
乗員を拘束するシートベルトと、このシートベルトの有
効拘束限界を検出する検出手段と、この検出手段の検出
結果を乗員に通知する通知手段とを備えたシートベルト
の有効拘束限界警報装置において、前記検出手段が検出
するシートベルトの有効拘束限界は、前記シートのスラ
イド調整位置に対応したリクライニング角度であること
を特徴としている。
効拘束限界警報装置は、前後スライド調整及びリクライ
ニング角度調整可能なシートと、このシートに着座する
乗員を拘束するシートベルトと、このシートベルトの有
効拘束限界を検出する検出手段と、この検出手段の検出
結果を乗員に通知する通知手段とを備えたシートベルト
の有効拘束限界警報装置において、前記検出手段が検出
するシートベルトの有効拘束限界は、前記シートのスラ
イド調整位置に対応したリクライニング角度であること
を特徴としている。
(作用) 以下に上記構成の本発明の作用を説明する。
本発明の検出手段が、前記シートのスライド調整位置
に対応したリクライニング角度であるところの有効拘束
限度を検出し、次いで通知手段が、これらの調整位置が
シートベルトによる有効拘束限界を超えたことを乗員に
通知し、警報を発する。
に対応したリクライニング角度であるところの有効拘束
限度を検出し、次いで通知手段が、これらの調整位置が
シートベルトによる有効拘束限界を超えたことを乗員に
通知し、警報を発する。
(実施例) 以下に本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図(a),(b)に示すシートベルトの有効拘束
限界警報装置は、車体内に前後スライド調整及びリクラ
イニング角度調整可能なシート1を備えたもので、この
シート1の側面には当該シート1の調整が拘束手段とし
てのシートベルト15による有効拘束限界を越えたことを
検出する検出手段2と、この検出結果により乗員にその
旨を通知して警告する通知手段3とを備えたものであ
る。
限界警報装置は、車体内に前後スライド調整及びリクラ
イニング角度調整可能なシート1を備えたもので、この
シート1の側面には当該シート1の調整が拘束手段とし
てのシートベルト15による有効拘束限界を越えたことを
検出する検出手段2と、この検出結果により乗員にその
旨を通知して警告する通知手段3とを備えたものであ
る。
同図(b)に示す回路は、詳細を後述する検出手段2
を構成するスイッチ10及びこのスイッチ10が導通状態と
なった際には接点6aを動作させるリレー6と、このリレ
ー6の作動によって点灯される通知手段としてのランプ
3と、シート1に設けられたバックルにシートベルト15
の中間に遊挿されているトング(いづれも図示しない)
が装着された際に導通状態となるスイッチ4と、当該車
両に搭載されているバッテリ等の電源5とを有するもの
である。
を構成するスイッチ10及びこのスイッチ10が導通状態と
なった際には接点6aを動作させるリレー6と、このリレ
ー6の作動によって点灯される通知手段としてのランプ
3と、シート1に設けられたバックルにシートベルト15
の中間に遊挿されているトング(いづれも図示しない)
が装着された際に導通状態となるスイッチ4と、当該車
両に搭載されているバッテリ等の電源5とを有するもの
である。
前記通知手段3は乗員にシートベルト15による適正な
拘束範囲外となったことを通知する機能を備えたもので
あればよく、例えば前記ランプ3に限らず、ブザ,音声
合成ICとスピーカの組み合わせであってもよい。
拘束範囲外となったことを通知する機能を備えたもので
あればよく、例えば前記ランプ3に限らず、ブザ,音声
合成ICとスピーカの組み合わせであってもよい。
前記シート1は、乗員が着座するシートクッション1a
と、このシートクッション1aの一端部1a′を回動中心と
して矢印B1,C1方向でリクライニング角度調整可能なシ
ートバック1bとを有して構成されたものである。また、
前記シート1は、車両の床面13上に載置されたレール8
上で矢印A1,A2方向にスライド調整可能となっている。
と、このシートクッション1aの一端部1a′を回動中心と
して矢印B1,C1方向でリクライニング角度調整可能なシ
ートバック1bとを有して構成されたものである。また、
前記シート1は、車両の床面13上に載置されたレール8
上で矢印A1,A2方向にスライド調整可能となっている。
前記検出手段2は、シート1のシートバック1bの回動
中心と同軸とし、かつ、シートバック1bの回動とは別個
に矢印B2,C2方向で回動動作を行えるように取り付けら
れた回動部材2bと、この回動部材2bから互いに平行に突
出して固定された導電性からなる2つの弾性部材10a,10
bからなるスイッチ10と、前記レール8の一端部に設け
られた係止点11と、シート1が矢印A1,A2方向にスライ
ド調整された際には、このシート1のスライド距離及び
方向に比例して前記回動部材2bをB2又はC2方向にそれぞ
れ所定角度回転させるように、一端が回動部材2bの外周
面に、巻付けて取り付けられ、他端が係止点11に固定さ
れたワイヤ9と、このワイヤ9が常時引張状態となる方
向(C2方向)に回動部材2bを付勢する付勢部材12(第1
図(c)参照)と、回動部材2bに設けられた弾性部材10
a,10bの近傍においてシートバック1bの側面に突出して
設けられた突出ピン7とを備えて構成されている。
中心と同軸とし、かつ、シートバック1bの回動とは別個
に矢印B2,C2方向で回動動作を行えるように取り付けら
れた回動部材2bと、この回動部材2bから互いに平行に突
出して固定された導電性からなる2つの弾性部材10a,10
bからなるスイッチ10と、前記レール8の一端部に設け
られた係止点11と、シート1が矢印A1,A2方向にスライ
ド調整された際には、このシート1のスライド距離及び
方向に比例して前記回動部材2bをB2又はC2方向にそれぞ
れ所定角度回転させるように、一端が回動部材2bの外周
面に、巻付けて取り付けられ、他端が係止点11に固定さ
れたワイヤ9と、このワイヤ9が常時引張状態となる方
向(C2方向)に回動部材2bを付勢する付勢部材12(第1
図(c)参照)と、回動部材2bに設けられた弾性部材10
a,10bの近傍においてシートバック1bの側面に突出して
設けられた突出ピン7とを備えて構成されている。
また、回動部材2bは、2つの弾性部材10a,10bからな
るスイッチ10が取り付けられた本体部2b1と、ワイヤ9
が巻付けられたリール部2b2とから構成されている。本
体部2b1とリール部2b2とは、所定の減速比1/nを有す
る公知の減速機構(図示せず)を介して連絡されてい
る。従って、リール部2b2が1回転すると、本体部2b1
は1/n回転することになる。
るスイッチ10が取り付けられた本体部2b1と、ワイヤ9
が巻付けられたリール部2b2とから構成されている。本
体部2b1とリール部2b2とは、所定の減速比1/nを有す
る公知の減速機構(図示せず)を介して連絡されてい
る。従って、リール部2b2が1回転すると、本体部2b1
は1/n回転することになる。
ところで、シートベルト15による乗員の有効拘束限界
は、ショルダーベルト15aの上部係止位置15cに対するシ
ート1のスライド許容距離及びシートバック1bのリクラ
イニング許容角度等を予め勘案し、ワイヤ9の長さ、回
動部材2bの減速比1/n等を設定しておく。
は、ショルダーベルト15aの上部係止位置15cに対するシ
ート1のスライド許容距離及びシートバック1bのリクラ
イニング許容角度等を予め勘案し、ワイヤ9の長さ、回
動部材2bの減速比1/n等を設定しておく。
以上の構成を備えたシートベルトの有効拘束限界警報
装置の作用について、第2図乃至第4図をも参照して説
明する。
装置の作用について、第2図乃至第4図をも参照して説
明する。
第2図(a),(b)は、シートバック1bを矢印C1方
向にリクライニングさせた状態を示す説明図、同図
(b)はその部分拡大詳細図である。
向にリクライニングさせた状態を示す説明図、同図
(b)はその部分拡大詳細図である。
まず、乗員がバックルにトング(図示しない)を挿入
すると前述した第1図(b)に示すスイッチ4が導通状
態となる。
すると前述した第1図(b)に示すスイッチ4が導通状
態となる。
そして、シートバック1bだけを初期位置Pで示す状態
(シートバック1bをできるだけ立てた状態)から矢印C1
方向に徐々にリクライニングさせ、このリクライニング
角度が所定の角度θ1以上となると、当該シートバック
1bの側面に設けられた突出ピン7が回転部材2bに突出形
成された弾性部材10aに当接する。
(シートバック1bをできるだけ立てた状態)から矢印C1
方向に徐々にリクライニングさせ、このリクライニング
角度が所定の角度θ1以上となると、当該シートバック
1bの側面に設けられた突出ピン7が回転部材2bに突出形
成された弾性部材10aに当接する。
前記角度θ1までが、シートバック1bだけをリクライ
ニングさせた際のシートベルト15による有効拘束限界で
あり、角度θ1を超えると、これ以降は両弾性部材10a,
10bが接触状態を継続し、スイッチ10はオン状態を維持
する。この結果、リレー6は通電状態となり、接点6aが
閉じて、ランプ3が点灯し続ける。これにより、乗員は
自ら調整したシートバック1bのリクライニング角度がシ
ートベルト15の有効拘束限界を超えたことを認識でき、
直ちにシートバック1bを角度θ1より少ない角度まで戻
し、シートベルト15の有効拘束範囲内の姿勢を取ること
が可能となる。
ニングさせた際のシートベルト15による有効拘束限界で
あり、角度θ1を超えると、これ以降は両弾性部材10a,
10bが接触状態を継続し、スイッチ10はオン状態を維持
する。この結果、リレー6は通電状態となり、接点6aが
閉じて、ランプ3が点灯し続ける。これにより、乗員は
自ら調整したシートバック1bのリクライニング角度がシ
ートベルト15の有効拘束限界を超えたことを認識でき、
直ちにシートバック1bを角度θ1より少ない角度まで戻
し、シートベルト15の有効拘束範囲内の姿勢を取ること
が可能となる。
尚、シートバック1bの戻し動作により、ランプ3が消
灯することはいうまでもない。
灯することはいうまでもない。
次に、シート1のスライド調整の場合の動作を説明す
る。
る。
第3図に示すようにシート1をレール8上でA1方向に
スライドさせると、回動部材2bはワイヤ9により矢印B2
方向にそのスライド距離及び減速比1/nに対応して所定
角度回動される。
スライドさせると、回動部材2bはワイヤ9により矢印B2
方向にそのスライド距離及び減速比1/nに対応して所定
角度回動される。
そして、スライド距離L1がシートベルト15による拘束
限界以上になると、即ち、シート1が位置P2に至ると、
前述と同様にシートバック1bの側面に設けられた突出ピ
ン7が回動部材2bに突出形成された弾性部材10aに当接
し、この結果、弾性部材10aと弾性部材10bとは接触して
導通状態となる。これによりリレー6は通電状態となっ
て接点6aを作動させ、ランプ3を点灯させることにな
る。
限界以上になると、即ち、シート1が位置P2に至ると、
前述と同様にシートバック1bの側面に設けられた突出ピ
ン7が回動部材2bに突出形成された弾性部材10aに当接
し、この結果、弾性部材10aと弾性部材10bとは接触して
導通状態となる。これによりリレー6は通電状態となっ
て接点6aを作動させ、ランプ3を点灯させることにな
る。
これにより、乗員は自らのシート1のスライド調整量
がシートベルト15の有効拘束限界を超えたことを認識で
き、直ちにシート1を第3図において位置P2より左方へ
戻し、シートベルト15の拘束範囲内の姿勢を取ることが
可能となる。
がシートベルト15の有効拘束限界を超えたことを認識で
き、直ちにシート1を第3図において位置P2より左方へ
戻し、シートベルト15の拘束範囲内の姿勢を取ることが
可能となる。
次に、シート1のスライド調整及びシートバック1bの
リクライニング角度双方の調整を行う場合について説明
する。
リクライニング角度双方の調整を行う場合について説明
する。
第4図(a)に示すように、シート1を初期位置P
1(シート1を最前方にスライドした位置)からA1方向
に前記スライド距離L1よりも少ないスライド距離L2だけ
移動させ、シート1を位置P3にする。
1(シート1を最前方にスライドした位置)からA1方向
に前記スライド距離L1よりも少ないスライド距離L2だけ
移動させ、シート1を位置P3にする。
このとき、前述した場合と同様、回動部材2bはB2方向
に回動し、両弾性部材10a,10bのうち一方の弾性部材10a
が突出ピン7に近接するが、この状態では両弾性部材10
a,10bは接触しない。
に回動し、両弾性部材10a,10bのうち一方の弾性部材10a
が突出ピン7に近接するが、この状態では両弾性部材10
a,10bは接触しない。
従って、この状態では、ランプ3は点灯せず、シート
ベルト15は乗員の有効拘束範囲内となっている。
ベルト15は乗員の有効拘束範囲内となっている。
次に、乗員が第4図(b)に示すようにシートバック
1bをC1方向にリクライニング角度θ2以上リクライニン
グさせると、当接ピン7が弾性部材10aを押して弾性部
材10bに接触させる。
1bをC1方向にリクライニング角度θ2以上リクライニン
グさせると、当接ピン7が弾性部材10aを押して弾性部
材10bに接触させる。
尚、このときのリクライニング角度θ2は弾性部材10
aが突出ピン7に近接していることから第2図に示すリ
クライニング角度θ1よりも小さな値となる。
aが突出ピン7に近接していることから第2図に示すリ
クライニング角度θ1よりも小さな値となる。
すると、スイッチ10がオンとなり、リレー6が作動し
て接点6aを閉じランプ3を点灯させる。
て接点6aを閉じランプ3を点灯させる。
これにより、乗員は自らのリクライニング調整におい
てシートバック1bのリクライニング角度θ2が既述した
シートベルト15の有効拘束限界を超えたことを認識で
き、直ちにシートバック1bを戻してシートベルト15の拘
束範囲内の姿勢を取ることが可能となる。
てシートバック1bのリクライニング角度θ2が既述した
シートベルト15の有効拘束限界を超えたことを認識で
き、直ちにシートバック1bを戻してシートベルト15の拘
束範囲内の姿勢を取ることが可能となる。
従って、初期位置PからのA1方向へのスライド距離L
が小さいときは、リクライニング角度θを大きくとるこ
とができ、スライド距離Lが大きくなるにしたがって、
許容されるリクライニング角度θは小さくなる。
が小さいときは、リクライニング角度θを大きくとるこ
とができ、スライド距離Lが大きくなるにしたがって、
許容されるリクライニング角度θは小さくなる。
また、前記シート1がいわゆるパワーシートの場合、
座席駆動部に前記検出手段を連動させることで自動的に
シートベルトの有効拘束限界内でのみ調整を行う装置を
実現可能である。
座席駆動部に前記検出手段を連動させることで自動的に
シートベルトの有効拘束限界内でのみ調整を行う装置を
実現可能である。
[発明の効果] 以上詳述した本発明によれば、下記の効果を奏する。
本発明によれば、任意に調整されたシートのスライド
位置においても、常に適正なシートベルトの有効拘束限
界を乗員に認識させることができ、これにより安全な状
態への対処が可能なシートベルトの有効拘束限界警報装
置を提供することができる。
位置においても、常に適正なシートベルトの有効拘束限
界を乗員に認識させることができ、これにより安全な状
態への対処が可能なシートベルトの有効拘束限界警報装
置を提供することができる。
第1図(a)は本発明の実施例装置のシートへの取付状
態の側面図、第1図(b)は同装置の検出手段及び通知
手段の回路図、第1図(c)は回動部材の概略図、第2
図(a)はシートバックのリクライニングを示す概略側
面図、第2図(b)は同上の部分拡大図、第3図はシー
トのスライド調整を示す側面図、第4図(a)はシート
のスライド調整を示す側面図、第4図(b)は第4図
(a)の状態から更にシートバックをリクライニングさ
せた状態の側面図、第5図(a)乃至(c)はシートの
調整状態とその状態におけるシートベルトの装着状態を
示す説明図である。 1……シート、1a……シートクッション、1b……シート
バック、2……検出手段、3……通知手段としてのラン
プ、15……シートベルト。
態の側面図、第1図(b)は同装置の検出手段及び通知
手段の回路図、第1図(c)は回動部材の概略図、第2
図(a)はシートバックのリクライニングを示す概略側
面図、第2図(b)は同上の部分拡大図、第3図はシー
トのスライド調整を示す側面図、第4図(a)はシート
のスライド調整を示す側面図、第4図(b)は第4図
(a)の状態から更にシートバックをリクライニングさ
せた状態の側面図、第5図(a)乃至(c)はシートの
調整状態とその状態におけるシートベルトの装着状態を
示す説明図である。 1……シート、1a……シートクッション、1b……シート
バック、2……検出手段、3……通知手段としてのラン
プ、15……シートベルト。
Claims (1)
- 【請求項1】前後スライド調整及びリクライニング角度
調整可能なシートと、このシートに着座する乗員を拘束
するシートベルトと、このシートベルトの有効拘束限界
を検出する検出手段と、この検出手段の検出結果を乗員
に通知する通知手段とを備えたシートベルトの有効拘束
限界警報装置において、前記検出手段が検出するシート
ベルトの有効拘束限界は、前記シートのスライド調整位
置に対応したリクライニング角度であることを特徴とす
るシートベルトの有効拘束限界警報装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1273233A JP2767626B2 (ja) | 1989-10-20 | 1989-10-20 | シートベルトの有効拘束限界警報装置 |
CA002026796A CA2026796A1 (en) | 1989-10-20 | 1990-10-03 | System for warning an effective restraint limit of seat belt |
US07/593,735 US5055824A (en) | 1989-10-20 | 1990-10-05 | System for warning an effective restraint limit of a seat belt |
GB9021839A GB2236940B (en) | 1989-10-20 | 1990-10-08 | System for warning of an effective adjustment limit of a seat belt |
FR909012673A FR2653398B1 (fr) | 1989-10-20 | 1990-10-15 | Dispositif d'avertissement d'une limite efficace de retenue d'une ceinture de securite. |
DE4033345A DE4033345A1 (de) | 1989-10-20 | 1990-10-19 | System zur warnung vor einer wirksamen angurtungsgrenze eines sitzgurts |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1273233A JP2767626B2 (ja) | 1989-10-20 | 1989-10-20 | シートベルトの有効拘束限界警報装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03135860A JPH03135860A (ja) | 1991-06-10 |
JP2767626B2 true JP2767626B2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=17524977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1273233A Expired - Lifetime JP2767626B2 (ja) | 1989-10-20 | 1989-10-20 | シートベルトの有効拘束限界警報装置 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5055824A (ja) |
JP (1) | JP2767626B2 (ja) |
CA (1) | CA2026796A1 (ja) |
DE (1) | DE4033345A1 (ja) |
FR (1) | FR2653398B1 (ja) |
GB (1) | GB2236940B (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5260684A (en) * | 1991-05-14 | 1993-11-09 | Northpoint Manufacturing & Marketing, Inc. | Warning system for a child's restraining seat for use in a passenger vehicle |
US5813715A (en) * | 1995-11-27 | 1998-09-29 | Lear Corporation | Rear seat and package tray sub assembly |
WO2007089567A1 (en) | 2006-01-27 | 2007-08-09 | Borgwarner Inc. | Re-introduction unit for lp-egr condensate at/before the compressor |
DE102016218795B4 (de) * | 2016-09-29 | 2020-06-18 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Sitzanlage für einen Kraftwagen |
US10696197B2 (en) * | 2018-07-03 | 2020-06-30 | Waymo Llc | Submarining avoidance system |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1360978A (en) * | 1970-10-23 | 1974-07-24 | Triumph Motor Co Ltd | Compulsory seat belts |
CA1024236A (en) * | 1971-07-01 | 1978-01-10 | Allied Chemical Corporation | Vehicle seat belt warning system |
US3906410A (en) * | 1974-07-26 | 1975-09-16 | Gte Sylvania Inc | Surface wave device and method of making |
US3980988A (en) * | 1974-11-27 | 1976-09-14 | Spizzo Anthony M | Alarm system for vehicle shoulder harness |
DE3146918A1 (de) * | 1981-11-26 | 1983-06-01 | Autoflug Gmbh, 2084 Rellingen | Vorrichtung zur einstellung der hoehe des befestigungs- oder umlenkbeschlages fuer den schultergurt eines sicherheitsgurtsystems |
DE3608818A1 (de) * | 1985-03-18 | 1986-09-18 | Ikeda Bussan Co | Vorrichtung zur regelung der sitzstellung bei fahrzeugen |
US4659108A (en) * | 1985-09-11 | 1987-04-21 | American Safety Equipment Corp. | Automatic seat belt adjusting system |
JPH0761782B2 (ja) * | 1986-12-04 | 1995-07-05 | アイシン精機株式会社 | 車上シ−トの姿勢制御装置 |
IT1211370B (it) * | 1987-08-07 | 1989-10-18 | Roltra Spa | Sistema di comando e controllo per un sedile motorizzato per veicoli |
JPH0184206U (ja) * | 1987-11-26 | 1989-06-05 | ||
DE3741831A1 (de) * | 1987-12-10 | 1989-06-29 | Daimler Benz Ag | Sicherheitsgurtanordnung an einem fahrzeugsitz |
JPH0226961U (ja) * | 1988-04-25 | 1990-02-21 | ||
DE69005574T2 (de) * | 1989-09-26 | 1994-04-28 | Iveco Fiat | Vorrichtung, die es verhindert, dass in einem Nutzfahrzeug der Sicherheitsgurt nicht angelegt wird. |
-
1989
- 1989-10-20 JP JP1273233A patent/JP2767626B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-10-03 CA CA002026796A patent/CA2026796A1/en not_active Abandoned
- 1990-10-05 US US07/593,735 patent/US5055824A/en not_active Expired - Fee Related
- 1990-10-08 GB GB9021839A patent/GB2236940B/en not_active Expired - Fee Related
- 1990-10-15 FR FR909012673A patent/FR2653398B1/fr not_active Expired - Fee Related
- 1990-10-19 DE DE4033345A patent/DE4033345A1/de not_active Ceased
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5055824A (en) | 1991-10-08 |
GB2236940B (en) | 1993-11-17 |
GB2236940A (en) | 1991-04-24 |
DE4033345A1 (de) | 1991-04-25 |
FR2653398A1 (fr) | 1991-04-26 |
CA2026796A1 (en) | 1991-04-21 |
FR2653398B1 (fr) | 1993-08-13 |
GB9021839D0 (en) | 1990-11-21 |
JPH03135860A (ja) | 1991-06-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6786510B2 (en) | Single loop, four-point shoulder and lap belt system | |
US8783782B2 (en) | Safety belt for a vehicle | |
RU2765506C2 (ru) | Детское кресло безопасности с приводным натяжителем ремня безопасности | |
US7874590B1 (en) | Safety belt | |
US20020089164A1 (en) | Seat belt restraint system with movable lap belt guides | |
JP2547860B2 (ja) | 自動車用乗員保護装置 | |
WO1997019835A1 (en) | tNTEGRATED SWITCH FOR AIR BAG DEACTIVATION | |
KR100602555B1 (ko) | 유아용 안전벨트 및 이를 이용한 안전벨트시스템 | |
JP2767626B2 (ja) | シートベルトの有効拘束限界警報装置 | |
EP0868329A2 (en) | Arrangement for safety-belt | |
CN116234729A (zh) | 车辆用座椅装置 | |
JP4917510B2 (ja) | シートベルト装置 | |
KR960004164B1 (ko) | 자동 3지점 안전구속장치용 도어장착형 구동기구 | |
JP3891057B2 (ja) | シートベルト装置 | |
JPH09132112A (ja) | 自動車の後部中央座席の三点式シートベルト装置 | |
US4191399A (en) | Vehicle occupant restraint system | |
GB2046972A (en) | Safety alarm system for an automatic seat belt | |
CN114516313B (zh) | 儿童安全系统扣件使用情况和扣件张力感测逻辑 | |
KR0160252B1 (ko) | 차량의 시트벨트 웨빙 구속장치 | |
US20240034268A1 (en) | Direction changeable seat with movable seatbelt fixing position for vehicle | |
JPH0277345A (ja) | 自動車のシートベルト装置 | |
KR0178660B1 (ko) | 차량의 시트벨트 웨빙 구속장치 | |
JP2008094113A (ja) | 車両のシートベルト装置 | |
US20030226703A1 (en) | Seatbelt safety device for vehicles | |
JPH0141533B2 (ja) |